2009-11-25

Mario「D.N.A.」

mario-dna.jpg

次世代を担う若きR&Bシンガーの代表格、Marioの通算四作目となる『D.N.A.』を御紹介。歌唱力もあるしダンスの腕前もかなりなものなんですが、最近はどうも楽曲&リリースタイミングに恵まれていない気がするMario。本作がまず無事にリリースされたから良かった、お蔵入りとかになったらかなり悲しいから(安堵)。しかし毎回Marioは素敵なジャケットだからそこは高評価、やはりCD蒐集家としてはジャケットはかあんり重要なポイントだったりしますので。
それでは気になる内容について簡単に触れますと……まずは先行シングルとなったSean "The Pen" GarrettとShondare "Mr. Bangladesh" Crawfordが共同制作した「Break Up」で幕開け、客演には大人気の新進気鋭Gucci ManeとSean Garrettが揃って参加。グルグル回ってグラグラ酩酊しそうになる不思議なドロドロ電子チューンが、どうも好きにはなれない一曲で、この曲で本作への不安が募りました(苦笑)。どうもこの呪文系の曲はR&B向けじゃない気がする、メロディラインが平坦過ぎて聴き辛くて。「Thinkin' About You」はThe Runners製作(Co製作をRico Love)の煌びやかな眩しい系の爽やかチューン、Marioの澄んだ歌声が輝かしくだんだんハイになってくる“あの娘にゾッコン”曲。Jim JonsinとRico Love共同製作のドカドカ踏み鳴らすビートにビュイビュイ振動するシンセがクールで尖っている「Get Out」はダーク、Timbaland辺りが好みそうな微振動メロディでこれはカッコイイかなぁと。“これは傷ついた僕の心を歌ったサウンドトラックなんだ♪”と歌う気障な詩がなんとも僕好みな「Soundtrack To My Broken Heart」、製作はかなりの腕前を誇るLos Da MystroとRico Love共同制作。切ないピアノ旋律にNe-Yoっぽい甘酸っぱい爽やかシンセが絡むトラックが透明感あって綺麗だし、時折ファルセットをかますMarioの歌声も甘くて素敵。冒頭からエフェクト加工しまくりのヴォーカルで聴き手の気持ちをガッチリ掴む閃光ディスコ系の「Starlight」は、御馴染みC. "Tricky" Stewart×Terius "The-Dream" Nashが共同制作。これは途中のエレピメロディ(とかベースの弦音)がMaichael Jackson「Thriller」に似てると思うのは僕だけ?この煌びやかなダンスステップ踏むトラックも、どこかMichael Jackonの名盤『Off The Wall』辺りを思い出す感覚でグッド(痺)。再びSean "The Pen" GarrettとEric Hudsonが共同制作の「Stranded」は白い吐息の様なMarioの息遣いに近いヴォーカルがキラキラ綺麗、こういう透き通った朝靄のようなトラックがMarioにはお似合い。タイトル連呼のリフレイン曲「Ooh Baby」はJoel AugustinとAlan BiambyのJackpotコンビと、Rico Loveによる共同制作。「Bootleggin」なる曲をあしらった完璧Hip Hopなブレイクビートと一緒にMarioが疾走するガチャガチャ曲「Before She Said Hi」はAndre Harris×Vidal Davisの御馴染みタッグ、客演にはLil Wayneっぽいへナ声をかますDef Jam所属のBig Seanが参加。乾いたギター弦に清涼感溢れる電子音が優しく響き渡る「I Choose You」はStargate製作曲(ソングライト&ギターでKenneth "Babyface" Edmonds参加)、ここでは裏声でひらりと舞い上がるように歌い上げる“僕は君を選んだんだから♪”フックが印象的で、いつまでも胸奥で真っ直ぐ深々と響いてきます(刹那)。ポカポカ打楽器音に静かな警報みたいなシンセが遠くで鳴り続ける「Don't Walk Away」は“別れないでほしい♪”と哀願する男の様を歌った女々しい失恋曲、切なくて嫌いじゃないですが(笑)。Marley & KP製作(Babyfaceも再び関与)の「I Miss My Friend」も未練タラタラな失恋曲で好き(笑)、現行R&Bらしい流線形のビコビコ電子曲でMarioにもバッチリお似合いの一曲。最後を締め括るのはElvis "Blac Elvis" WilliamsとHarold Lillyが共同制作したゴスペル風味のキラキラ優しい天使曲「The Hardest Moment」、お互いの道を歩こうと決心し涙する男の心情を歌った、恋人との別離曲をMarioが情感たっぷりに深く慈愛に満ちた声で歌い上げます(感動)。国内盤にはこれらに加えボーナス曲の「Do For Love」を収録していて、Andre Harris×Vidal Davis製作(ソングライトにJohnta Austin)のどこか影のあるドラマチックなメロディに、Marioの哀愁漂う歌声がまったりと妖しく絡むアダルトな一曲。

先行シングル「Break Up」はやはりどうだろうと首を傾げてしまいますが(辛口)、中身は結構しっとりした曲やらもきっちりこなしていて、流石はMarioは抜かりが無いなと感心しました(上目線)。必殺バラードっていうのはなかったけれど(そういう意味ではBabyfaceにガッツリ一曲作ってもらったら良かったのに……)、どれもなかなか一定水準をキープしていました。「Braek Up」があまり好みでなかった方、きっと多いと思いますが、本作『D.N.A.』は結構良いですよ。
2009-11-19

Montell Jordan「More...」

montell-more.jpg

Def Jam Soulを代表するシンガーにして、他アーティストへの楽曲提供もこなすMontell Jordanの通算二作目となる『More...』を御紹介。最近は名前を聞かない気もしますが、それでもコンスタントに作品をドロップしていた印象があります。このジャケットの感じが時代を感じますねぇ、見てみると本作は96年作という事でもう10年以上前の作品なんですねぇ(感嘆)。
それでは気になる内容を御紹介致しますと……まずはHip HopっぽいドロッとしたビートにMontell Jordanの甘い歌声が艶っぽく響く「Superlover Man」、製作はJames Earl Jonesが担当でJohny "Guiter" Watson「Supeerman Lover」をサンプリング。続いてもJames Earl Jones製作の「All I Need」はLynn Collins「Think(About It)」を下敷きにしたあまりにキャッチーな骨太Hip Hopビート(途中James Brownの吠えが聴こえる)に、Montell Jordanの甘めの歌声がシルキーに絡むクール過ぎる一曲。Tony "Capone" DoFat製作の「Tricks On My Mind」は爽やかなピアノループに硬質で弾けたビートがぶつかるなんとも颯爽とした一曲、こういうHip Hopエッセンスを取り入れたR&BがやっぱりMontell Jordanは得意な様子。サンプルにはSlick Rickのクラシック「Mon Lisa」を使用するいう粋な技、このビートを聴いて思わず体が揺れない訳がないですよねぇ(痛快)。と思いきやJames Earl Jones製作の「Falling」では一気に溶けちゃう甘く切なくしっとりとしなやかなラヴソングを披露、恋に堕ちる様を描いたこの曲、Montell Jordanの語りかけるような優しく渋く深い歌声にウットリ聴き惚れて下さい。ポロポロと鳴るピアノ鍵盤に合わせて綺麗な電子音が散りばめられてゆく、スムージーでねっとりスローな「What's On Tonight」はなんとあのDeVanteが製作を担当(驚)。キラキラと輝く美しい音色に時折ファルセットを重ねるMontell Jordanが憎らしい程にセクシーで甘ったるい、ドリーミーながらもどこか官能的なこの美曲がゆっくりとベッドへ誘いますから(愛合)。「I Like」はJames Earl Jones製作でKC & The Sunshine Band「I Get Lifted」を使用したナンバー、ここではなんと先述のベテランSlick Rickが登場します(驚)。Slick Rickは冒頭から登場しあのゆるく抜けたたるんだラップを披露(褒)、あの脱力具合がたまらなくカッコイイ。そこにサンプリングの妙技のベース弦のベンベン音ループが黒いグルーヴを生み出し、キャッチーで大人な雰囲気を醸し出しています(自然)。“君が駆け寄って来る、たった一人の男になりたい♪”と直球で歌う「Let Me The One(Come Runnin')」はSchappel Crawford(現Shep Crawford)が製作を担当、思わずときめいちゃいそうな電子音を散りばめた(これがちょっとレトロで可愛い)ミッドチューンで、Montell Jordanの伸びやかな歌声に痺れてしまう一曲。続いてもSchappel Crawford製作のエフェクト加工気味のハイトーンヴォイスフックが癖になる「Never Alone」がまた悩ましい、終始ゆらゆら揺れながら色めくこのスローチューンは聴き手を腰砕けにしてくれます(溺)、幾重にも織られたMontell Jordanの裏歌声が素敵。「Everything Is Gonna Be Alright」もまたSchappel Crawfordが製作(感謝)、ここでもゆったりと撫でるようなMontell Jordanの優しい歌声にマッタリさせられっ放しです(溺)。最後はドカドカ鳴らしながらオシャレに跳ねてキメる「Bounce 2 This」、ここまで分かりやすくパーティーチューンしてくれたら楽しむしかないです(踊)、製作はこれまたSchappel Crawfordで御座います。

いやはや、なんともMontell JordanらしいHip Hopのエッセンスを混ぜ込んだ、でもアダルトなムードもプンプンと漂った素敵な一枚に仕上がっています。最近ではこういうオールドソウルマナーな作品って聴けない(何処も彼処もエレクトロテクノハウス)から、久々にこういう王道なネタ物R&Bも良いですねぇ。
2009-11-11

702「Star」

702-star.jpg

Irish、Misha、Meelahの三人から構成される702の通算二作目となる『Star』を御紹介。真ん中に映っているIrishが一番好みですが、皆がなかなか綺麗でそこも高得点の702。本作のジャケットはちょっぴりチープな感じがしてあまり好きになれませんが、702という事でそこはこらえて購入しました。
それでは気になるのは内容なんで御座いますが……これがなかなか物凄い製作陣が勢揃いしていまして、絶対に侮れない一枚になっているのです(警告)。まず幕開けを飾るのはKevin "She'kspere" Briggsが製作の「Let Your Hair Down」、変則的なチカチカ打楽器が響くトラックに、ミステリアスな702のコーラスがユラユラ揺れてそこが面白い一曲。「Star」はThe Neptunesが製作を担当し、彼らの伝家の宝刀ともいえるClipseが客演参加。The Neptunesらしいクールさ漂うシンセが光った(良い意味で)薄っぺらい一曲で、702のセクシーな歌声が静かに響き冴え渡る&Clipseのねっちりギャングなラップ射撃がナイスな一曲。恋人がいる女の子が他の男性に走ろうとする葛藤を歌った「Trouble」はMario "Yellow Man" Winansが製作、サンプリングにKool & The Gang「Jungle Boogie」を使ったちょっぴり物悲しいメロディが素敵。爪弾くアコギがポロポロ鳴り独特なループを築き、そこに702の囁くような艶っぽい歌声が官能的でたまらない。「Feelings」は再びShe'kspereが製作、柔らかく静かなシンセ使いでとてもセンシティブで深遠な世界観が広がってゆく感じが素晴らしい(巧)。702の囁くようなハイトーンハーモニーが鮮やかに光る、溶けるようなラヴソング。引き続きShe'kspereはDeBarge「I Like It」を下敷きに「Come & Knock On My Door」を製作、漂うようにふんわり軽いシンセが気持ち良く浮かぶメロディが心地良くて、そこに絡むチリリリリなる電子音がナイススパイス。The Neptunes製作でPharrellがフックでVocal参加もしている「I Still Love You」は完璧彼ら流儀、ドカドカ叩く大太鼓音&爪弾く弦&チンチンチン金属音のみ構成されたスッカスカトラック。しかしこれが極めてスペイシーで極上のグルーヴを生み出すから凄い、The Neptunesの底力を感じる一曲。Mario Winansが再び製作の「Reality」はTalib Kweli & DJ Hi Tek「Too Late」使い、これがまた民族趣味なメロディにタイトなビートが乗っかるクールな出来映え。「Certified」はKollective製作のぽわわんミディアム曲、男性に浮気されている女性に警鐘を鳴らし諭すウーマンストロングな一曲。続いてもKollectiveが製作の静寂の中に美しい音色が息づく「Places」も素敵、702の囁き声がくすぐったく甘い。美曲の名手Mike Cityが珍しくガッチガチな硬質アッパーで攻めた「Striging Me Along」がカッコイイ、自分を裏切った男性に“もう二度とあなたを許す事なんて出来ない♪”と三行半を突きつける詩もカッコイイしね。ちょっぴり南国風味なギター弦がスパイシーな「No Way」はShe'kspere製作、やっぱりShe'kspereは良い曲作ってるなぁと感心します(惜)。ベラベラクチャクチャ喋るという意味の「Blah Blah Blah Blah」はDwight "Lil Skapp" Reynolds製作、痛烈な男バッシング曲って向こうじゃウケるんですね(苦笑)。「Betcha She」はTeddy Bishop製作(ソングライトにJohnta Austin)、デジタルなノイズっぽいメロディが702のクールで薄いボーカルにぴったりフィット。「Better Day(Ghetto Girl)」は驚きBuckwildが製作を担当、The Waters「Could It Be Magic」使いの崩れたレコードメロディっぽいトラックがなんとも彼らしい燻し銀な一曲。「Jealousy」は再びMike City製作、ピアノ鍵盤を無愛想に両手で弾いたような影のあるトラックがディープでダーク。The Charactersの片割れであるCharles Fannarが製作の「I'm Wit It」がラスト、キラキラと輝くメロディにガチャっとしたリズムがなんとも美しい、“あなたがリッチだとかはどうでもいいの♪あなたに惹かれているのはそれが理由じゃないの♪”と歌う詩がとっても可愛くて理想的(笑)。

物凄く良く出来た一枚、これだけのProducer陣が揃い踏みなんだからそりゃ間違いないです(鉄板)。702の囁くようなコーラスも、力強く歌うDestiny's Childや、どこか無機質でメカチックなTLCとはまたちょっと違って、なかなか良いですよ(惚)。やっぱりガールズグループって良いなぁと再認識しちゃう一枚、見つけたら即購入して下さい。
2009-11-09

Michael Jackson「Live In Bucharest: The Dangerous Tour」

mj-liveinbuchare-cov.jpg

Michael Jacksonが1992年にルーマニアはブカレストで行われたライヴ模様を収録した、Michael Jackson唯一のライヴDVD『Live In Bucharest: The Dangerous Tour』を御紹介。Michael Jacksonのアルバムは殆ど彼が生きている間に購入し、ガンガン聴いていたんですが、このDVDは彼が亡くなった数日後に購入しました(涙)。ずっと気にはなっていたのですが金銭的な問題もあり、見送り続けた本作なんです。しかしMichael Jackson(以降はMJと省略表記)が亡くなった今、彼の踊る姿を観られるのはこういった作品のみなんだから悲しいです(涙)。
それでは映像内容を簡単にですが御紹介します……まずは観客のボルテージが初っ端から凄い(笑)、僕もMJは大好きですがあそこまでは絶叫できない(焦)。そしてギラギラ光るステージにMJが床から火花散らしてドカンと登場、それまで以上に観客はMichaelコールで熱狂します。そしてゆっくりとMJがサングラスを外すと「Jam」がスタート、もうこの時点であまりの興奮での失神者が続出しスタッフに運び出されています。しかしこの「Jam」での一気にアクセル全開猛スピードで駆け出す様は激しくカッコイイ、“集中だ♪”と歌いながら華麗なステップでステージを動き回るMJは神憑り。「Wanna Be Startin' Somethin'」では原曲よりもピッチが早く激しいんですが、それをMJは歌いながらより細かくリズミカルな足裁きでビートを刻みます。そしてここで一息ついてミステリアススロー「Human Nature」を披露、こんなスローだからじっとして歌うかと思いきや、MJはやはり独特でクネクネカクカクしながらリズムをとり舞います(これがMJだとカッコイイと感じるんだから凄い)。やっぱりこの曲だと“ほわい♪ほわい♪”の部分が気持ち良い、澄み切ったMJのファルセットに思わず溜息が漏れます、途中の余韻の取らせ方なんかも素敵。そして後ろのスクリーンにMJのシルエットが大きく映し出されて始まる「Smooth Criminal」、真っ白なスーツ(袖には勿論腕章)に真っ白なハットの装いの紳士的ギャングなMJがま〜〜〜ぁカッコイイ(痺)、MJはダンスでジャケットやハットを使うのが巧くかなり効果抜群、ああいうセンスも彼ならではの才覚ですね(惚)。ここではあのMJが考案の驚異技“Anti-Gravity Lean(ゼロ・グラヴィティ)”も生で披露、バックダンサーとの息の合ったダンスシーンも魅力です。「I Just Can't Stop Loving You」ではSiedah Garrettとの濃厚なデュエットを披露。彼女は全編を通してバックコーラスも務めています。捻りはないかもしれないけれど、本当に綺麗で純粋なメロディ&詩で僕は好き、Siedah Garrettとの息もピッタリで素晴らしいデュエットにウットリ……させられていると突然Siedah Garrettのスポットライトが消え、MJがステージに一人ぼっちに、そのまま「She's out of My Life」(邦題「あの娘が消えた」)へと流れ込むというたまらない演出(泣)。ここでMJは客席に向かって“そばに来てくれる?”と問いかけると、女性をひとりステージに上げるというサプライズ。抱き締めてキスまでするというサービス(驚愕)、その後なかなか女性が離れなくてスタッフが無理矢理引き離す(引っ張り剥がす)なんて場面も(笑)。歌の最後にはやはりMJがガックリひざまずき、泣いてしまうという演出もバッチリ。ここからはJackson 5時代の名曲をメドレーで披露、「I Want You Back」「The Love You Save」を昔そのままの振り付けで踊るMJが可愛いです。そして「I'll Be There」はバックに当時の映像を流しながら会場皆で大合唱、この曲も本当に綺麗で伸びやかで素晴らしいですねぇ。ここでもMJは泣き崩れ、立ち上がると兄弟一人一人の名前を囁いて“愛してるよ”と告げて〆ます。そして誰もが知っている名曲「Thriller」が登場、例の赤いジャケットではなく黄色のジャケットなのがすごく残念です(悔)。あとB級遊園地のお化け屋敷みたいなセットがチープで面白い、あとMJが途中で狼男(?)にも変身しますのでお楽しみに(笑)。そして本作のハイライトだと僕は思う「Billie Jean」が遂に流れます(興奮)、キラキラ光るスパンコール一杯の黒ジャケットに白ラインの入った黒パンツという、御馴染みの格好で歌い踊るMJに僕は叫び&歌いっ放しです(恥)。しかもここではMJが生歌で歌ってるからなお興奮する、あれだけ激しく踊っていてよくあれだけ歌えるものです(感動)。あのムーンウォークも数段パワーアップしていて、ステージ中央から端までをスーッと無重力状態で歩くんだから凄まじい(しかも三度も披露)、そして〆にターンしてあの爪先立ち、あーーッもうカッコ良過ぎて鳥肌立ちます(失神寸前)。そして最後にはドラムビートの中でピンスポを浴びてソロダンス、ひたすら華麗に舞い、無重力になり、機械仕掛けのマリオネットの様にカクカク動くMJ、完璧に進化を続けているのが分かります(圧巻)。そして次の曲に行く前にショートフィルムみたいなのが流れるんですがこれがまた凄い、無音の街角でMJがひたすら踊るというシンプルさが素晴らしい、MJの踊る衣擦れの音と靴音しか聴こえずそれがビート、途中でMJが咆哮するのもカッコイイ。そして僕の個人的なお気に入り曲「Workin' Day and Night」、これだけアップテンポの曲をMJは歌いながら踊ってるんだから凄い運動量ですよねぇ。そのまま強風に煽られながらMJが“あーーーーーーッ!”と雄叫びをあげる「Beat It」へ、ド派手な女性ギタリストの意味はよく分かりませんが(笑)、勿論あの決闘ダンスもきちんとありますから御安心を。そして民族衣装みたいなのを着た人達が現れ、皆で大合唱する神々しい「Will You Be There」でのMJの笑顔が優しい。そして明るく眩しく弾けるあのロックカラーのメッセージ曲「Black Or White」、真っ白なシャツに黒いパンツで長い髪を振り乱し歌うMJに僕も熱狂、床から吹き荒れる突風に包まれるMJが凄まじくカッコイイから気をつけて。最後の“白と黒を乗り越えるのは難しい♪”という部分が僕は好き、メッセージ性も強く出てるし、あの時の噛み付くような歌声も好き。女性が転がした地球儀のボールをMJが優しく両手で拾い上げて始まる「Heal The World」、この曲を聴くと本当にMJが心優しいひとりの人間だったんだと痛感して、そんな彼がずっとあんな批判の嵐に晒された事を思うと胸が締め付けられて痛い一曲(涙)。最後には様々な人種の子供達が壇上に現れ、会場も皆で大合唱。こんな風に人類が皆で一体となれたなら、きっと地球を治療する事が出来るハズ(夢)。そして最後を飾るのは“世界をより良くしたいなら、自分自身から変えてゆこう♪”と歌う「Man In The Mirror」、最後にMJがクルっと回って膝から落ちて歌い上げる様は格好良過ぎます。そして最後にはMJが人間ロケットで飛んで退場するという、あの有名な場面も収録されています。

凄まじいステージ、あれだけ歌って踊れるアーティストはそういないですよね(途中口パクも有りますが)。よく最近の番組とかでMichael Jacksonの特集とかしていますが、大体このDVDの映像がよく流れていますね。現在、絶賛公開中の映画『This Is It』を観てMJに興味を持った方、良かったらこのライヴDVDを観てみてください(薦)。
2009-11-08

Dru Hill「Dru Hill」

Druhill-1996.jpg

Nokio、Sisqo、Woody、Jazzで四人で結成された実力派ヴォーカルグループ、Dru Hillの記念すべきデビューアルバム『Dru Hill』を御紹介。最近では再結成なんて噂も流れていたDru Hill、Sisqoも好きだしDru Hillも勿論好きなんで大歓迎です。この赤を基調としたシックなジャケットに、Dru Hillもシンボルである龍のマーク、ナイスで御座います。
それではどんな楽曲が収録されているか言いますと……幕開けを飾る「Nothing To Prove」はTim DawgとTrence Daddleyが共同制作、しっとりとしながらもどこかタフなHip Hopっぽいグルーヴも混ざった、Sisqoの声質に合ったハードボイルドな一曲。と思えば一気に清らかでクリアな艶っぽい美スロー「Tell Me」でとろけてしまう、製作はStanley BrownでどことなくR.Kellyっぽいゴスペル趣味も加わったセクシーなラヴソング。ここではガッチリSisqoがそのほとばしる歌声で熱っぽくも美しく歌い上げてくれています。Tim DawgとTrence Daddleyが再び共同制作の「Do U Believe?」は、Craig Mack「Making Moves With Puff」使いのかなり好きなメロディライン(惚)。プアーっと流れて上がる不思議音に、流麗で煌びやかな電子音と電子鍵盤が軽やかにタッチする、爽やかスマートなキラメキ愛の告白曲。「Whatever U Want」はStanley Brown製作(Rapで女性MCのTripが参加)、ベンベンと鳴るベースラインに硬質なドラムビートが絡み電子鍵盤のポロポロと鳴る音色が、ちょっぴりJazzyな雰囲気を醸し出すHip Hop風味のソウル曲。「Satisfied」はHitmenとNokioが共同制作、妖しげな雰囲気でネットリとぽわわん音が絡むベッドイン曲で、Sisqoの灼熱ヴォイスで吐息と共に体も溶けて交じってしまう官能的な一曲。「April Showers」はA. Haqq IslamとNokioの共同制作、“4月は君の愛を僕に降り注ぐ♪”と歌うBoyz II Menっぽい落ち着いたメロディがアダルトで紳士的なミッド曲。ヒラヒラと奏でられるピアノ鍵盤にキュンと胸がうずいてしまう「All Alone」は引き続きはA. Haqq IslamとNokioの共同制作、恋人と別れたあと孤独なままでいる男の気持ちを歌った切ない失恋曲(涙)。ここではSisqoが極上のファルセットで一気に聴き手の気持ちを奪っています(憎)、力強くも時に微弱いSisqoの歌声でもう涙腺は緩みっ放しです。「Never Make A Promise」は本作中で僕が最も好きな一曲、製作はあのDaryl Simmonsが担当しています(拍手)。いかにもDaryl Simmonsらしいしっとりと穏やかで温かい純粋スローに、“守れないような約束はしない、そんな僕じゃない♪”と真摯に愛を捧げる、なんとも真っ直ぐでクサくてそれがまた心地良い汚れ無き王道のラヴバラード(感動)。そのDaryl SimmonsがA. Haqq IslamとNokioと製作した「So Special」も、まったりとしたメロディの中でキラキラと音雪が降ってきて、そこに“すぺしゃる♪すぺしゃる♪”がリフレインするフックがなんともドリーミーでキュートな一曲でグッド。“誰かが僕のベッドで寝ている♪”と彼女の浮気を責め、部屋を出てゆく哀愁たっぷりのスロー「In My Bed」はDaryl Simmons製作曲。このどっぷりとディープな滑らかメロディと、Sisqoのぐっとこらえて徐々に声を張り上げるフックがたまらなく感情移入してしまう悲しく切ない一曲。「Love's Train」はあのKeith Sweatが製作、このスウィングする様なトロトロスローは極めてKeith Sweatっぽい感じでグッド。続いてもKeith Sweatが製作したピアノ基調の綺麗なバラード「Shere My World」、“気味は僕のためにいる♪僕は君のためにいる♪”と歌う不器用ともいえるほど真っ直ぐなラヴソング。Stanley Brown製作の「5 Steps」は夜のスターダストなゴスペル風味の一曲で、フックでの神々しく濃厚で美しいDru Hillのハーモニーに一瞬で失神させられてしまいます(昇天)。とここまでが本編、国内盤にはこれらに加えてボーナス曲を二曲追加収録してまして。Tim DawgとTrence Daddleyが硬質なビートとスクラッチをかましてタイトなHip Hop風味に仕上げ直したRemixモノの「Tell Me(Bounce Version)」(Big Dex客演)、その名の通りなハッピー溢れるクリスマス曲「This Christmas」の二曲。

Sisqoの相変わらずの濃厚灼熱バーボン声にウットリさせられっ放し、しかしきちんとしっとりR&Bを聴かせてくれるんだから憎い(惚)。Dru Hillもやはり超が付く実力派で、活動休止状態にあるのはあまりに勿体無い(そういう男性ヴォーカルグループばかりだけど)。言うまでもなく素敵な一枚、是非聴いてみて下さい。
プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

最近の記事
ブログ内検索
月別アーカイブ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

訪問者数
現在の閲覧者数
Push Video
Michael Jackson「This It It Clip」 JLS「Beat Again」 Alicia Keys「Doesn't Mean Anything」 R. Kelly f/Keri Hilson 「Number One」 Chris Brown f/Lil Wayne, Swizz Beatz 「I Can Transform Ya」
DEF JAY Radio
R&Bを聴きたいなら
QRコード
暇潰しに携帯でどうぞ
QR