RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

05 2017
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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「Hidden Figures: The Album」
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Taraji P. Henson、Octavia Spencer、Janelle Monaeが主演した同名映画のサントラ盤、『Hidden Figures: The Album』を御紹介。映画『Hidden Figures』は人類初の月面着陸を成功させた1969年のアポロ11号計画をはじめとし、米ソの宇宙開発競争に沸く当時のNASAで、数学者として貢献した3人のアフリカン・アメリカン女性の史実を基に描いた映画だそう。この映画の制作にはあのPharrell Williamsが関与したことと、SSWのJanelle Monaeが主演していることでも、音楽好きの間では話題になっていましたね。しかし本作は映画の内容も彼女達の演技も素晴らしく、映画通をも唸らせる一本としてかなりの高評価をあちこちで得ているみたいです。
その映画は観ていないのですがサントラ聴いた感想でも・・・・・・まず本作はずっと無敵売れっ子状態のPhatrrell Williamsが全曲のProduceを担当しているという事で、Pharrell Williamsのこの映画に賭ける意気込みが伝わってきます。まずはそのPharrell Williamsが歌う「Runnin'」(Vocal ArrangementにKirk Franklin関与)で幕開け、チッタチッタと叩くドラムスとハンドクラップ、反り返る様に鳴る鍵盤音が芳醇なソウルチューンの中で、Pharrell Williamsの影が踊る様な線の細いヴォーカルが幾重にも弧を描きながら落ちてゆく感触がナイス(螺旋)。ベリベリと剥がすように唸る弦音が振動を増幅させながら疾走し、そこに金属ホーンの音色がザクザクとブッ刺さる「Crave」は、こういうザクザクに棘立ったトラックだからこそ、Pharrell Williamsのアルミニウムのように柔らかくも金属的に輝くファルセットが活きます。「Surrender」はLalah HathawayとPharrell Williamsの共演曲で、タツタツタツと叩く炭酸みたいに弾けるドラムスが爽快感を演出し、その中でフルーティだけど重たい甘味をキレコクたっぷりに味わせてくれるLalah Hathawayと、柑橘系の果汁の役割を果たすPharrell Williamsの相性が抜群に美味しい。ドゥーワップとは言わないかもだけれど、ゴクゴクと飲み下すようなビートがジューシーさを感じさせる瑞々しいファンクチューン「Mirage」はMary J. Bligeが登場、骨太でタフながらもエレガントなヴォーカルで艶やかにバキ折るMJBが最高です(痺)。いかにもPharrellらしいサウンドの骨組みだけで継ぎ接ぎし、その隙間から覗く火花のようなPharrellのファルセットヴォーカルを愉しむ展開ファンク「Able」。Alicia KeysとPharrellの共演となる「Apple」は、ゴム玉のように硬く歪み跳ねるビートと指スナップで進行しつつ、Alicia Keysと共にフローラルな鍵盤音が舞い散るのが美しい。映画にも出演しているJanelle Monaeが登場し夢見心地な甘美なヴォーカルを漂わせる「Isn't This The World」は、いかにもJanelle Monaeらしいパステルで描いた絵本のように淡く優しい音色の展開で、ふわふわと宙に舞い上がってしまいそうな綿飴ソウル曲でグッド。本作のPharrellソロ曲の中で僕が最も好きなのは、クリスタル製のメリーゴーランドみたいな煌びやかな音色がクルクルとドリーミーに廻る「Crystal Clear」で、Pharrellのガラス細工のように繊細なファルセットにもお似合い。バチンバチンと引き千切り裂けるようにホーンやドラムスが四方八方へ飛び散る「Jalapeno」は最高にクレイジーでカッコイイ、Janelle MonaeとPharrellの共演曲でこういうシンプルにホットスパイシーなトラックは刺激的で痛快でグッド。最後を締め括るのはレジェンドKim BurrellとPharrellが共演した、Pharrell解釈の乾いて極彩色なゴスペルチューン「I See A Victory」で、聴いていて心がウキウキ踊り明け透けに多幸感を味わえるのは「Happy」と同じ方程式かなと。

こういう王道なソウルやゴスペルっぽい曲を線細く創り上げられるのは、確かにPharrell Williamsの凄いところ。なんだけどやはり物足らなさが半端じゃない、彼にはやはりChad Hugoが必要不可欠だと思うのは僕だけですか(疑問)。それこそこういう系統でも、Beyonceの「Work It Out」とかはグリグリに捻れていてエッヂーだったし、ああいうのこそPharrell、というかThe Neptunesにしかやれないファンクソウルだと思うんだけれどなー(惜)。しかし参加面子はやはり豪華ですし、映画同様に要チェックなのかなとは思いました。







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『Southpaw: Music From And Inspired By The Motion Picture』
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映画『トレーニングデイ』などで知られるAntoine Fuquaが監督、Jake Gyllenhaalが主演を務める同名映画のサントラ盤『Southpaw: Music From And Inspired By The Motion Picture』を御紹介。この映画のサントラ盤はExecutive ProducerをあのEminemが務めているのも話題なのですが、何よりこの主役のボクサー役は当初Eminemが演じるという事だったのですが、結局は役は降りたようですね(その代わり?に50 Centが出演している模様)。Eminemが演じるボクサーというのも観たかったんですが、こうしてサントラ盤を統括してくれるという事で、音楽好きにはなんとも有り難い棚ボタとなりました(笑)。映画自体もすごく面白そうですし(『トレーニングデイ』もなんだかんだでインパクトが強く、凄く記憶に残っている)、いつか観たいものです。
それでは映画の話はいつかするとしてサントラ盤に関して・・・・・・まずは、Gwen Stefaniの舐め上げるようで挑発的で艶やかな歌フックを得て、これ以上にないクールで刺激的な白いコンボ曲となった「Kings Never Die」で華々しくスタート。DJ Khalilが制作したこのロキッシュで尖ったトラックでならEminemは水を得た魚状態(無敵)、Eminemのかまいたちのように真空を切り裂くラップが旋風を起こすザクザク刺さる一曲。咆哮際立つハードなメタルロックなトラック、Rob Bailey & The Hustle Standardの「Beats (Remix)」では、新たにBusta RhymesとTech 9ine、Kxng Crookedと、秒速でのラップを必殺技とする面々が集結した、ロッキーばりの無限マシンガンチューンが実現。とにかくこの面々が揃い踏みの時点で剣林弾雨は必至、聴き手の鼓膜を容赦なく蜂の巣にして撃ち抜いてくれるのがもう痛快。「This Corner」はEminemが制作(Add制作にLuis RestoとMr. Porterが関与)、ラップとヴォーカルの両刀使いのDenaunなる人物が登場。このDenaunがバターみたいに濃厚マイルドなヴォーカルとラップ唱法を駆使する不思議なキャラで面白い、Eminem制作のシリアスで硝子チックなトラックにも不思議とマッチングしています(要注意)。シンプルでベタなドラムパターンと鍵盤音でドカドカ邁進する無骨チューン「What About The Rest Of Us」、Curtis Mayfield「Hard Times」をサンプリングしたこのトラックはRico LoveとKasanovaが共同制作。このトラックで登場するのがパワー系のAction Bronson、技巧派のJoey Bada$$、そしてマッタリ系のRico Loveの三つ巴というのがなんとも痺れる(適材適所)。トラック自体が無地の生地なだけに、キャラの立った三人のマイクリレーが余計に面白く感じられる一曲でグッド(興奮)。Bad Meets Evilが久々にタッグを組んだ「Raw」は、Raymond "Sarom" Diazが制作。グニャグニャと変形するアメーバ状のトラックに、ラップ巧者が交錯するのはやはり気持ち良いんです。AraabmuzikとJust Blazeが共同制作した「R.N.S.」はEminemお抱えのラップ殺戮集団Slaughterhouseが登場、Ice Cube「One Upon A Time In The Projects」をネタ使いしたトラックは、いかにもJust Blazeらしいネタ使いのレゲエ風のメロディーを、光吸収サウンドが貫く香ばしいラフチューン。Doc McKinneyとIllangeloが共同制作の「Wicked Games」は、御存知The Weekndが登場。どことなくオリエンタルで蒸せ返るような亜熱帯ミッドに、The Weekndのそのトロットロなヒアルロン酸ヴォーカルで鼓膜を潤わせる独特な世界観の一曲。再びBad Meets Evilが登場する「All I Think About」、制作はEminemが担当(Add制作にLuis Resto)。ファミコンばりにチープな(褒言葉)端子ビートがバツバツと連なる、いかにもEminemらしい狂気じみたトラックメイクは流石の一言に尽きます(鳥肌)。そんな常軌を逸した(でも計算され尽くした)トラックに、ラップの奇術師であるこの二人の斬れ味が存分に発揮される、本作で最も強力な一曲ですね(一撃必殺)。いかにも鉄工場みたいな熱気と焦げるような匂いが立ち込めるハードコアな硬質チューン「Drama Never Ends」は50 Centが登場、制作はFrank Dukesが担当。これもどこまでも鉄筋コンクリートな厳ついメロディ&ビートは殺風景ながらも、50 Centのぼやけたフックとハードパンチャーなラップがキレキレで凄い。侘び寂びを熟知しているDJ Premireのトラックメイクが冴える「Mode」は、PrhymeがLogicを伴っての登場。ここでもPrimoはAdrian Youngeの「Mourning Melodies In Rhapsody」をネタ使いするという寵愛ぶり、後半を任されたLogicもトラックに乗せてノンブレスなラップを繋いでいてクール。最後を締め括るのはやはりEminemの「Phenomenal」、制作は勿論Eminem本人であります。こういうメタリックでメロディアスでシリアスでクレイジー、というアメコミ的なアッパーはEminemにしかラップできない唯一の世界観でやはりカッコ良い。本作で唯一、昔の曲で収録されているのが、The Notorious B.I.G.とBone Thugs-N-Harmonyが共演した「Notorious Thugs」、こうして聴いても全く色褪せない格好良さと斬新さにもうただ脱帽で御座います(感涙)。

僕はそれほどEminem大好きという訳でもないので、このぐらいでEminemが登場するのが丁度良いですね(笑)。すべて新曲ですし演者も豪華で玄人ウケする手練ばかり、ハッキリ言って買わない手はないと思います。Eminemのトラックメイクの奇抜さも堪能出来ますし、単にBad Meets Evil「All I Think About」の一曲狙いで購入するのもアリですよ。






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「Furious 7: Original Motion Picture Soundtrack」
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大人気映画『ワイルドシリーズ』の最新作のサントラ盤、『Furious 7: Original Motion Picture Soundtrack』を御紹介。それこそ初期の作品なんかは観てるんですが、『Tokyo Drift』からはもう全く観ていないというのもあって、サントラ盤も結局それ以降は買っていない状態でした。主演しているPaul Walkerが不慮の事故により急逝したことで、撮影中だった最新作『Furious 7』も一旦は撮影が休止になっていました。しかし、ほぼ半分撮り終えていたPaul Walkerの演技を無駄にしないよう、脚本も変えて撮影再開、現在は劇場公開もされております。そんなPaul Walkerへの哀悼の意も込めて、このサントラ盤は購入する事に決めました。映画の方も劇場へ足を運んで鑑賞したいのですが、小さな息子と妻を置いて自分だけでは気が引けるの断念(笑)。
それではサクサクとくだらない感想を書かせて頂いて・・・・・・まずはKid Ink、Tyga、Wale、YG、Rich Homie Quanと現代の人気若手MCが集結した「Ride Out」で幕開け、制作はSermstyleなる人物が制作。ギターリフがひらひらと鳴るトラックは灼けたアスファルトの様な、沸々とした熱気を漂わす硬直チューンで、だからこそ塊となって繰り出すそれぞれのラインが映える一曲で、全員のキャラが立っていて飽きはしない(こうなるとKid Inkさえ立っているのだ)。Lil' C & 6 Mileが制作した「Off-Set」ではT.I.とSlim Thugが共演、ザクザクと切り立ったごつめアッパーにはT.I.だけで充分だった気もしますが。Frank EとAndrew Cedarが共同制作したBang La Decks「Utopia」をサンプリング使用の、エキゾチックな熱波アッパー「How Bad Do You Want It (Oh Yeah)」では、Chris Brownの秘蔵っ子(?)のSevyn Streeterが登場。バチンバチンとはち切れる様な電子音が炸裂するEDMながら、ネタのトラディショナルな熱帯アレンジが効いていて面白く、Svyn Streeterの鮮やかな歌声も一緒にスプラッシュします(共鳴)。The Fatherstonesが制作した「Go Hard Go Home」では、Wiz KhalifaとIggy Azaleaという面白い共演。ガス漏れのようなブピブピ鳴らす点滅トラックはなかなか中毒性が高く、二人のメロディを巧く利用したラップもなかなか。Frank EとAndrew Cedar、A-Deeが共同制作(Vocal Prod.にはEdwin "Lil Eddie" Serrano)の「My Angel」ではPrince Royceが登場、メランコリックなギターがポロポロと零れるラテン風味な刹那ミッドに、Prince Royceの甘酸っぱくオリエンタルなトロトロヴォーカルが淡く乗っかる一曲。そして本作からの特大ヒットとなっているのが、Wiz KhalifaとCharlie Puthが共演した、しんみりと切ないバラード「See You Again」。Frank EとCharlie Puth、Andrew Cederが共同制作のピアノ鍵盤と部族的ビートの効いた、乾いてひび割れた大地からじわじわと水が湧き出てくるような、そんな壮大で勇壮な一曲。ほっこりと温かく柔らかなWiz Khalifaのラップと、Charlie Puthの儚げなファルセットの混じり合いも見事。Juicy JにKevin Gates、Future、Sage The Geminiという男臭く無骨な面々が揃った「Payback」は、僕的に本作の最重要曲で決まり。The Futuristics制作の今にも焦げそうな程に熱されたざらついたハードなロックチューンも最高にクールですし、今にも火を吹きそうな不安定な銃火器のような鋭く殺傷力の高いマイクリレーは鳥肌モノの格好良さ(震)。David GuettaとKaz Jamesが共演した「Blast Off」は、エレキギターのバリバリと電撃の走るメロディが脳天を直撃する所謂EDMアッパー。J. Balvinに加えてFrench Montana、Nicky Jamが参加したレゲエジャム「Ay Vamos」や、Flo RidaにSage The Gemini、Lookasが参加した「GDFR (Noodles Remix)」と灼熱系の連なりは続きます。もともと単独でロングヒットしていたDJ SnakeとLil Jonが共演した、目がしばしばする程にスパイシーなアラビアンEDM「Turn Down For What」は、こういう形で聴けるのは美味しいオマケかなと。最後を締めるのはJ.R. Rotemが制作したピアノバラード「I Will Return」、Skylar Greyがいつものごとく氷雨の降りそうな曇天ヴォーカルで冷たく歌い上げます(寂寞)。最後にはボーナス曲としてFamous To Mostなるグループの「Whip」も収録、The Real Hasani制作のビヨビヨと多変形する破裂アメーバチューンも面白いし、ぶっ飛んだクレイジーなマイクリレーもなかなか美味。

うーん、物足りないかな。やはり初期の二作には勝てない、僕が歳を喰ったせいかな。映画にせっかくLudacrisとTyreseが出ているのだから、二人の共演曲とかがあったら面白かったのに(高望)。サントラとしては平均以下の仕上がりな気もしますが、映画の方はきっと面白いだろうから観たいなー。




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「Osmosis Jones Music From The Motion Picture」
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BrandyやChris Rock、Laurence Fishburneなどブラック系の俳優が声優を務めたアニメ映画、その同名サントラ盤『Osmosis Jones Music From The Motion Picture』を御紹介。例の漏れずこの映画は知らないし、観たことも勿論ありません(笑)。ただこういうブラック系の映画のサントラ盤は、何度も言いますが要チェック、下手なコンピレーション盤買うよりもナイスな選曲になっておりますから。本作の発売元はAtlantic Records、という訳でその人脈を活かしたアーティスト陣がこぞって楽曲提供しております。
それではそのナイスな選曲を御紹介・・・・・・まずはNelly率いる田舎集団、St. Lunaticsの「Summer In The City」で華やかにスタート。制作は御馴染みのJason "Jay E" Eppersonで、彼らしいピョンと陽気に且つエッヂーに跳ねる電子音ビートが爽快で、そんな強炭酸なトラック上でSt. Lunaticsの面々の爽やかなラップが弾けまくるアッパー。続いてはDramaなる男性MCの「Big Ball」で、制作はJazze Phaということで間違い無し。Mystikal系なガナリ立てるフロウスタイルに、それを鎮めるようにビコビコと明滅しながら流れ落ちるウォーターフォールな電子トラックがクール。Solangeのデビュー曲となった「Solo Star」も収録、Talib Kareemが制作した弦のザクザクした波が迫り来るアッパーはやはり渋くてグルーヴ感も強く、Solangeの力強く肝の据わったヴォーカルもガツンと鼓膜に来ます。Mike Cityが制作し、Brandyが歌うという最強な組み合わせの「Open」もやはり素晴らしい。Mike Cityならではのスムースでシルキーな口溶けの流麗な滑らかトラックに、Brandyの透明感溢れる深層水のごときヴォーカルが幾重にもなって鼓膜に浸透してくるウォータリーな好ミッド(溺愛)。2ステップの貴公子と賞されたCraig Davidが、それこそ十八番の2ステップ調で挑む「Fill Me In (Part 2)」はMark Hill制作。Craig Davidの澄んだ歌声がサラサラと滑ってゆくのはやはり壮麗で魅力的、こういう糖度の高いフルーティでスピード感もあるR&Bチューンも最近はめっきり少なくなったからグッド。続いてはR. Kellyのゴスペル趣味が遺憾なく発揮された清涼スロウジャム「I Believe」、90年代のR. Kellyはこういうゴスペルチックな白潤スロウの傑作を量産していて引き出しの多さを痛感するし、やっぱりこういうサウンドも良いからもう一度自身でやって欲しいなとも思うんですが(夢)。「Turn It Out」ではベテランのDe La Soulが登場、いかにもDe La Soulらしいファニーでキャラメルチックな甘さがテカテカと輝く一曲でキュート。と思ったら途端にTrick DaddyとSlip N' Slide Expressの面々が登場してゴツゴツとした感触が鼓膜を刺激する「Take It To Da House」に流れ込む、Righteous制作でJames Brown「The Boss」とKC and The Sunshine Band「Boogie Shoes」をダブルネタ使いしたファンキーでユニークなトラックが陽気でナイス、程よいホーンの鳴りと耳に残るフックでちょうどいいスピード感なパワーチューン。Mr. Leslie Brathwaite(Darkchild一派)による「Just In Case」はNivea嬢が登場、相変わらずコケティッシュとエロティックを掛け合わせた艶っぽいヴォーカルで可憐、ジャキジャキに磨き上げ研がれたメタリックなトラックも鋭利でクール。Keith Thomasが制作でDebelah Morganが登場したメラコリックなミッド「Why Did You Have To Be」はToni Braxtonに引けを取らない情感の深さで、Debelah Morganのアルト寸前な落ち着いた芳醇ヴォーカルが香り立っていて素晴らしい(震)。再びMike Cityが制作した「Don't Be Mad」では、まさかのSunshine Andersonが登場。バツンバツンと蹴り込むビートがタフで格好良いHip Hopソウルなトラックに、ド渋くてビターなSunshine Andersonのヴォーカルが舞うエレガントな一曲(鳥肌)。「Here We Go Again」はオーガニックグループNappy Rootsが登場、James "Groove" Chambers制作のダートで泥臭いボコバコ凹凸ビートに、Nappy Roots面々のこれまたぬかるむ様に絡み合うマイクリレーが濃厚でグッド。派手な女性MCのMs. Toiがキレキレで華麗に斬りかかる「Love Me Or Leave Me」はDon "One Eyes" Saundersが制作を担当、スーッと朝霜のように冷たく滑らかなトラックが透明感あって美しい。Ezekiel Lewis(彼はあのソングライトチーム、The Clutchの一員なのだ)が登場する「Rider Like Me」はFuryが制作を担当、ヴァイオリンのスルスルと奏でる音色が艶麗で、その中でスムーズ且つセクシーに響くEzekiel Lewisのヴォーカルが最高に心地良くて昇天寸前になります。最後はMike Bradford制作でUncle Krackerが登場する「Break Out」で幕切れ、まあこれはそんなにいいかな(笑)。

ハッキリ言って既出が多いのは難点ではありますが、それでもこれだけのメンバーの楽曲が一気に聴けちゃうのはやはり旨味以外なにも無いですね(得)。終盤に登場するEzekiel Lewisなる男性シンガーは凄く良い、彼がアルバム出しているならば是非とも聴きたいと思いました。


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「Glory Road Original Soundtrack」
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数々の映画やドラマを手掛けヒットさせている敏腕ジェリー・ブラッカイマーが手掛けたスポーツ映画のサントラ盤、『Glory Road Original Soundtrack』を御紹介。毎度の事で僕はこれを観ておりませんが(阿呆)、ここ日本でもDVD化はされているみたいなので、どこかで中古を見かけたら買いたいなと思っております。映画は実話を基に、1960年代のバスケット業界を描いた感動モノ。当時は黒人プレイヤーは出場機会がほとんど無かったらしいのですが、そんな中で街中でバスケットに興じる黒人の若者をチームに入れて、周囲の批判を浴びながらも上昇してゆく熱血コーチとチームを描いているみたいです(興味津々)。
それではこれはザックリした紹介になりますので書きますと・・・・・・まず本映画のスコアを手掛けたのがTrevor Rabinという人物で、彼はYesなるバンドにも在籍するSSWでありギタリストなんだとか。彼の事は知りませんし、じゃあ何で本作を購入したかというと、Alicia Keysの新曲が2曲も収録されているからです(断言)。いや、もっと言えば3曲なんですがその説明は後ほど行いますね(前置)。まずはAlicia Keysと相棒Kerry "KRUCIAL" Brothersが制作した、Curtis Mayfieldのカバー「People Get Ready」で御座います、Alicia KeysがCurtis Mayfieldをカバーしているってだけでもう買いで御座います(当然)。しかもデュエットの相手にはあのLyfe Jenningsというなんとも渋い顔合わせ、R&B好き(いや、それよりはソウル好きか)ならば絶対に興奮を禁じ得ないですよね。その期待を裏切らない仕上がりで、まず原曲の持つ柔らかさ(Curtis Mayfieldの持つクリーミーさ)をそのままに、より深みがあって艶麗なトラックメイクがしてあって、現代に生きる僕らにも程よくレトロな感触で入ってくる。そんなメロウなトラック上でAlicia Keysのたおやかで艶やかなヴォーカルと、Lyfe Jenningsのハスキーで憂いと哀愁を帯びたブランデー色のヴォーカルの溶け合いがもう絶妙で御座います(酔)。続いてはAlicia KeysとTrevor Rabinが共同制作した「I Will Make The Darkness Light」もAlicia Keys単独の新曲、歌うでもなくサラサラと夕潮のような滑らかで鮮やかな、静かな揺れで流れるメロディとヴォーカルが極上モノ。どちらかというとR&Bやソウルといった枠組みに嵌められたくないであろうAlicia Keysの、上手くJazzyさも基盤に組み込んだしっとりした壮麗バラード。結局はAlicia Keysが歌えばディープなソウル曲になっているんですが、とにかく真夜中に灯るキャンドルのようにまったりとムーディで繊細な一曲に陶酔です。あとは本作の〆を飾る「Glory Road」がTRevor RabinとAlicia Keysでクレジットされているんですが、これはTrevor RabinのインストにAlicia Keysがハミングのみで参加したもの。ただこれがとっても良くて、ストリングスのみでゆっくりじっくりと進行する前半部分と、アフリカ音楽の様に躍動的で壮大な中盤部分、キラキラとした音色がスローモーションで煌びやか且つ勇壮に幕を閉じる終盤部分ととっても素晴らしい。そんな中にハミングのみながら、とっても深くて奔放に翻るAlicia Keysのナチュラルな歌声がぴったりマッチしています(不可欠)。とまあAlicia Keysのこの3曲だけ目当てに購入しても充分なのですが、他にも既出ではありますが往年の素晴らしい楽曲も収録されています。Marvin Gayeのセクシーだけれど張りがあってしなやかなヴォーカルでスウィングしてしまう「Ain't That Peculiar」、ド派手なホーンとパーカッションで鮮烈に弾けるStevie Wonderの「Uptight (Everything's Alright)」、Martha & the Vandellasの名曲でやはりダンシングしてしまう「Dancing In The Street」、ここ日本でもCMで使われていたりあちこちでカバーもされているThe Isley Brothersの「Shake It Up Baby (Twist And Shout)」、とってもブルージーで思わずしんみり滲みて泣けてしまうOtis Redding「I've Been Loving You Too Long (To Stop Now)」など、盛り沢山で御座います。

絶対にマストだ、なんて言いませんがAlicia Keys好きならば押さえておいて損は無い一枚。こういう曲がオリジナルアルバムに収録されていないのは残念だけれど、その分こういうサントラ盤って価値がぐーんと上がるから、それはそれでコレクター的には嬉しい限り。新品で買うまではないけれど、中古屋で見つけたら即購入しましょう。


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