RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

06 2018
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Fergie「Double Dutchess」
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Black Eyed Peasの人気の火付け役となったキーマン、Fergieのソロ通算二作目となる『Double Dutchess』を御紹介。それまで三人で活動していたBlack Eyed Peas、それまではコアでド渋いサウンドでどちらかといえばコンシャスなグループでしたが(そんな中にもやはりキャッチーさはあった)、Fergieを新たに加入させた3rd『Elephunk』で一気に人気が爆発しました。だから最初、コアなファンからは邪魔者扱いされていた感もあるFergieですが、やはり彼女が参加してからのBEPの方がずっと馴染みがあるといった感じ。そのBEPは現在Fergie抜きで活動を再会した様ですが、Fergieの脱退については否定しております。私生活でも俳優のJosh Duhamelとの間に男児をもうけ、より強くなったFergieが放つのが本作で御座います。
それでは粗末ではありますが感想を書かせて頂きますと・・・・・・まずはYonniとJP Did Thisが共同制作した「Hungry」でスタート、客演にはRick Rossが参加。寂れた教会に響き渡るような鋭く尖ったサウンドが冷たく、Fergieの舐め上げる様な挑発的なヴォーカルとRick Rossの重厚なラップが澱を作り沈殿するのも乙。「Like It Ain't Nuttin'」は盟友であるwill.i.amとDJ Ammoが共同制作、Audio Two「Top Billin」を下敷きにして、デジタルノイジーなビートと音色を立方体で積んでいき、そこにFergieのゴチゴチに硬く尖ったヴォーカルが冷たくクラッシュ。ここら辺のヴォーカルの遊ばせ方はどこか、クネクネ動きながらもバウンスするMissy Elliottを彷彿とさせる面白さ。同じくwill.i.amが制作を担当した「You Already Know」も、James Brown「Think (About It)」をネタ使いした、骨組みはかなりシンプルで素朴ながらも肉付けがカラフルメタリックなアッパー。Fergieがファルセットを駆使しながらヒラヒラと舞ったりラップをかましたりと変幻自在なのも良いし(トラック自体もやはり入り組んでいてカメレオン擬態状態)、そこに客演のNicki Minajがキュートでクレイジーなラップではしゃぐのもナイス援護射撃。Leon "Roccstar" YoungbloodとMr. Franksが共同制作した「Just Like You」は、雨煙る中の冷気漂うようなトラックに露を滴らせたように響くFergieの濡れたヴォーカルがなんともヒリヒリ切ない。「A Little Work」はCirkutが制作を担当した美しい純白ミッドで、大空へと羽ばたくように壮麗なトラックとFergieの神々しく輝くヴォーカルに心を洗われます。「Life Goes On」はToby GadとKeith Harrisが共同制作した清々し過ぎるミッドで、これがまたFergieにお似合いの程よくスパイシーな味付けもされていて(Toby Gadのギターテイストがそうさせる)、ゆったりと髪を絡ませて吹き抜ける爽やかな風のようなFergieのエアリーな歌声もイイ(安楽)。本作からの先行シングルとして放たれたのが攻めまくりなエロママ讃歌「M.I.L.F.$」、制作は最近名前を見かけていなかった気のするPolow Da Donが担当。せわしなく暴発しては収縮を繰り返すベチャベチャと鼓膜にこびり付くサウンドに、そのトラックを乱打しながらシャウトしトラック建設するFergie専門職な暴れアッパー。Fergieの大ヒット曲「Big Girls Don't Cry」系統のアコースティックメロウ「Save It Til Morning」はToby Gadが制作を担当、優しくもどこか曇ったFergieのヴォーカルが心を湿らせるし、爪弾くギターの音色はまるで遠くで鳴る雷鳴のよう。「Enchante (Carine)」はFixynが制作を担当しており、これは最近のヴィヴィッドなボタニカルEDMに目配せをした一曲で軽やかで聴き易い。Alessoが制作を担当した「Tension」は、鉛を溶かしたような液体にズブズブと浸けたようなサウンドがなんともギラギラとクールで、Rick James的な濡れファンクで艶かしく反るFergieの歌声もセクシーでグッド。「L.A. Love」はDijon "DJ Mustard" McFarlaneが制作し、客演にはYGを迎えるという鉄壁な布陣で、DJ Mustardらしい毒気もあるドロッと重たい油脂チューンに、YGの嗄れて圧力たっぷりなラップがジリジリと焦げてカッコイイ(渋)。Philip "DJ Hardwerk" Constableが制作した「Love Is Blind」の抜け感も息抜きとしては良く、常夏青空を思わせるレゲエチューンにまったり。最後を飾るのはまたもやToby Gadが制作を担当したアコースティックバラード「Love Is Pain」で、なんだかオレンジ色に濡れる夕立を思わせるしんみりとしてきゅっと胸を締め付けるトラックはFergieの泣き叫ぶようなシャウトを輝かせる、Princeへの憧憬をも感じる一曲で〆としては最高です。

なんというか、Fergieは歌唱力もあるしいろんな楽曲をやれるんだけれど、そのせいかコレという決め手に欠けるというか。本作も色んな楽曲が混じっていて楽しいけれど、どれも印象には残らなかったというのが本音。早めにBlack Eyed Peasの面々と合流した方が良いと思うけれど、Kendrick Lamarなどで隆盛している最近のコンシャスな流れに沿うであろうwill.i.amが、どういう采配を下すかが気になるところ。年齢も重ねてきているしここからが勝負、もちろん応援していますけれどね。








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Dua Lipa「Dua Lipa」
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英国はLondon出身の美しきSSW、Dua Lipaの記念すべきデビューアルバム『Dua Lipa』を御紹介。コソボ出身の両親を持つDua Lipa(Dua Lipaとは、そのコソボの母国語のアルバニア語で“I Love You”を意味するそう)は、ミュージシャンだった父親の影響もあり幼い頃から音楽が好きだったのだとか。一時は母国であるコソボに戻ったそうですが、両親を説得しロンドンの演劇学校The Sylvia Young Theatre Schoolに入学し、その頃にソングライトの腕を磨いたのだそう。そんなDua Lipaは2015年に若干19歳でWarner Music UKと契約し、イギリスBBCが選ぶ“THE BBC SOUND POLL 2016”にも選ばれた逸材。その美しい容貌も評判となり、Alexander Wang)やN°21のファッションモデルとしても活躍しているのだとか。とまあ、聞いた話をここに並べ立てました。
それではザックリとになりますが感想を書き書き・・・・・・まずはAxidentが制作を担当したなんともボタニカルで瑞々しい「Genesis」で幕開け、陽光を浴びながら葉緑素のような音色を活性化させたトラックも良いし、Dua Lipaの艶かしくも奔放で軽やかなヴォーカルがまた最高。MiguelとStephen "KOZ" Kozmeniukが共同制作した「Lost In Your Light」は、そのMiguelが客演でも参加。幾筋もの光線が放射されて突き抜けるようなトラックはプリズム色彩で眩く、Dua Lipaの少しどろっとしたヴォーカルは果肉入り果汁みたいで、そこにMiguelのサワーテイストな炭酸ヴォーカルが混じるのが爽快でグッド。Stephen "KOZ" Kozmeniukが制作を担当した「Hotter Than Hell」は熱された砂浜みたくジリジリと焦がすトラックが最高にスパイシーで、その中で躍動するグラマラスなDua Lipaのヴォーカルに鼓膜も汗ばむアッパー(痺)。「Be The One」はDigital Farm Animalsが制作を担当しており、熱波に水を浴びせるようなトラックがなんだか幻想的で、火照りを鎮めるミストのように涼しげに霧散するDua Lipaのヴォーカルもシンプルに気持ち良い。Stephen "KOZ" Kozmeniukが制作(Co制作にはLarzz Principato、ソングライトにはあのMNEK)した「IDGAF」は小気味良く鳴らす弦音に弾かれて、波飛沫のような音色が弾けるのがクールで、そんな飛沫のみをくっきりと瞬かせてあくまでずっしりと肉弾的なヴォーカルで戯れるDua Lipaにそそられます(欲情)。Jon Levineが制作を担当した「Blow Your Mind (Mwah)」がもう最高でして、とにかく波打ち際を駆けるような疾走感とビートの上を跳ねて、ダークで角張ってエッヂーなヴォーカルを滑らせ、終いには“んむわッ!”と投げキスの音をも研磨しビートにしてはめ込むという巧さ(卒倒)。Greg WellsとStephen "KOZ" Kozmeniukが共同制作した「Garden」はまるで、冷たい雨が降るように悲しくてドラマチックなトラックが胸をチクチクと刺し、雨の中で泣くように濡れたDua Lipaのヒリヒリとしたヴォーカルが胸に響きます。「No Goodbyes」もStephen "KOZ" Kozmeniukが制作(Co制作にGRADES)を担当、寒空を凍える太陽がゆっくりと溶かす様なトラックと、虚空に響くようにDua Lipaのヴォーカルが細く彼方へ消えてゆくのが幻想的。Stephen "KOZ" Kozmeniukが制作したアコースティックギターで弾き語る凛として美しいミッド「Thinking 'Bout You」は、生音トラックがとても素朴でシンプルなだけに耳触りもよく、Dua Lipaの濃密に香るヴォーカルと、息遣いがほのかに残るのも響いてこちらも溜息が漏れる(溺)。熱帯夜なトラックにアルコール度数高めのビートが踊る刺激的な「New Rules」はKirkpatrickが制作を担当、これはもうエキゾチックなDua Lipaだからこそのスパイシーさが香るアッパーでただただ痛快で、蒸し蒸しした真夜中に聴きながらただただ鼓動に任せてダンスしたくなる一曲(発狂)。James Flanniganが制作を担当した「Begging」もやはりどこかエキゾチックで、反り立つ様な荒地を踏んで舞うような土着メロディが素直にカッコイイ。最後を締め括るのはBill Rahko制作の繊細過ぎるピアノバラード「Homesick」で、ここではソングライトとBack VocalにあのChris Martin(Coldplay)が参加しています(驚)。ひらひらと静かに降ってきては消える粉雪のように、淡くて繊細で儚げなDua Lipaのヴォーカルは、やがて心を真白にしてぽつんと置き去りにして消えるのです(涙)。

去年は本当に音楽を聴く時間も、その感想をブログに書く時間も無かったんですが、そんな中でもDua Lipaの本作は実はよーく聴いていたんです(惚)。僕はあまりポップアルバムは買わないし聴かないので、この分野に手を出すこと自体稀なのですが、Dua Lipaのこのアルバムは彼女もろとも本当に美しくて素晴らしい。RihannaやAdele、Lana Del Reyなんかが醸し出すあのダークさも仄かに備えたヴォーカルも刺激的で素晴らしく、とにかく歌声のセクシーさが際立っております。次回作も絶対に買うであろう逸材、美人目的で購入しましたがシンガーとして大好きになりました。








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Fifth Harmony「Fifth Harmony」
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歌唱の才能のある女の子五人を集め結成された人気グループ、Fifth Harmonyの通算三作目となる『Fifth Harmony』を御紹介。Ally Brooke、Normani Kordei、Dinah Jane、Lauren Jauregui、Camila Cabelloの五人で結成されていたのですが、グループのフロントマン的な立ち位置でもあったCamila Cabelloが突然の脱退。平和的脱退だったかどうかは微妙で、先日開催されたMTV Video Music Awards 2017のステージでは、五人で登場した後に一人がステージから消えていなくなるという演出までしていて話題に。1st『Reflection』2nd『7/27』のヒットを経て、新たに四人で迎えた新作の名は『Fifth Harmony』、彼女達の“Camila抜きの私たちでようやく本当のFifth Harmony(以降はFHと省略)よ“という宣言が聞こえてきます(迫力)。
という訳で前置きはこれで終わらせて感想を書いちゃうよ・・・・・・まずはいかにもFHな伝統芸トラックで地盤を固めるフック連呼系のアップ「Down」、制作はAmmoとDallasKが共同で担当。どことなくトロピカルなテイストを滲ませる果汁のようなシンセとビートが弾けるトラックに、FHの麗しく果肉のようにプルプルとしたハーモニーもナイスですし、ダウナーなノイズビートに転調する部分ではGucci Maneを起用しキッチリと重心も取るバランス感覚が憎い。同じくAmmoとDallasKが共同制作(Co制作にはEster Dean)の「He Like That」でもトロピカルな路線は健在で、FHのドロっとして滴るようやココナツミルクみたいなハーモニーに飲まれてゆったりと波に揺れるように踊るだけ。一時期のYGとDJ Mustard的なノリで、怪しげな電光がピコポコと転がりバウンスする「Sauced Up」は、製作をHarmony "H-Money" Samuels(Vocal Prod.にRyan Tobyも関与)が担当。重ためのビートの糖度がなかなか高めで、それもこれも果肉をたっぷり含んでジューシーなFHのハーモニーが甘酸っぱいからでグッド。プルプルとした角切りゼリーみたいなカラフルな音色が跳ねるのが美味なゼラチンミッド「Make You Mad」、製作はDreamlabとRuffianが共同で担当。トロピカルなトラックは夕暮れの海辺を思わせる色合いで、これはFHの艶やかで弾力ある肉感的なハーモニーが活きた組み合わせで弾むような疾走感もあってナイス。高低差のある鍵盤音の連なりが不思議な煌めきを生む、Mariah Careyが好きそうなトラック「Deliver」はThe Stereotypesが制作を担当。まるでパールの首飾りのように丸みを帯びた煌めきが玉なりに連なるトラックも御洒落ですし、FHのカラフルでいてシックで大人の色香漂うドレッシーなハーモニーが素敵。The MonstersとStrangerz、Jason Eviganが共同制作した「Lonely Night」はFHの挑発的ながらもしとやかなハーモニーが刺激的なラテン風ミッドで、素晴らしいのは紫色に染まった夜の闇にパッと瞬く閃光のようなフックが官能的でクール(痺)。Ian KirkpatrickとThe Electrickが共同制作の「Don't Say You Love Me」もパトワ使いなビートがしなやかに踊るトロピカルなミッドで、でもやっぱり温度は夕暮れみたく涼しげで、水平線に沈む夕陽と波を蹴って走るような清涼感がナイス。「Angel」はPoo Bearが制作を担当したエレクトロに少しトラップのエッセンスを垂らしたようなアッパーで、ダークなトラック内で四色のネオンがとろーりと絡み合いながら妖しく輝くのが幻想的で美しい。再びDreamlabとRuffianが共同制作した「Messy」は、彼女達らしい澱みのないスッキリと純白の眩しい爽快ミッドで、FHの綺麗な歌声が光線のように伸びる抗菌作用。最後を締め括るのがThomas Brownが制作した「Bridges」で、これもいい意味でリラックスした軽やかエアリーなポップチューンで、風を受けてグングン上昇するようなFHハーモニーにただただ身を任せて昇天するのみ。

Camilaはグループの中でもダントツに、そして唯一キュートなヴォーカルの持ち主だったので、今回のFifth Harmonyはこれまでよりトーンが落ち着いてしっとりと聴こえる気がします。僕は個人的にCamilaが好きだったので弱体化は否めないかなと思っていましたが、この四人でもなんとかやっていけそうですね。あとはこの中から誰が抜きん出るか、すごく個性的なグループかと言われたら、そうでもない気もしますし。








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Britney Spears「Glory [Deluxe Edition]」
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さまざまな苦難を乗り越えて今なお現役で活躍するポップアイコン、Britney Spearsの通算九作目となる『Glory』を御紹介。昔ほどの人気はないかもしれないけれど(昔が凄過ぎる)、それでもずっとアルバムを作りBritney Spears後期の名曲となった「Work B**ch」を収録の前作『Britney Jean』から約三年ぶりに新作『Glory』をドロップ。現在はLas VegasのPlanet Hollywood Resort & Casinoにて、長期公演となるコンサート“Piece Of Me”を開催中で、そちらもとても人気があるのだとか。という訳でタイミング的には、Britney Spearsもまた脂が乗っている時期になると思うのでグッドなのかもしれません。
という訳で聴いた感想をのらりくらりと書きますと・・・・・・まずはスタートを切るNick Monsonが制作を担当した「Invitation」は、まるで光の屈折や乱反射のように煌めきを瞬かせるBritney Spearsのブリブリなヴォーカルがキュート(眩)。ボワンボワンと膨張して震えるごわついたビートと、ザクザクとエッヂの効いた弦音のカッティングが面白く噛み合う「Do You Wanna Come Over?」はMattman & Robinが制作で、Britney Spearsの少しヒリヒリと辛味のあるスパイシーな歌声が刺激的。本作からの先行シングルとなったのがBurnsが制作した「Make Me...」で、客演には注目のG-Eazyが参加。光を受けて輝く水面のようにキメ細かな煌めきシンセと、寄せては返す波のさざめきのようにウェーブな曲線を魅せるBritney Spearsの透けたヴォーカル、G-Eazyの伊達男な落ち着いたラップがナイスな融合。Tramaine "Young Fyre" Winfreyが制作した「Private Show」はどこかTimblanad趣味、ゲコゲコと空気を含んで破裂するようなソウルフルなトラックに、Britney Spearsのブリブリした声がカクカクと絡む面白さ。「Man On The Moon」はJason Eviganが制作を担当しており、薄いピンク色のBritney Spearsの淡くもブリブリなヴォーカルがひらひらと舞います。Cashmere CatとRobocopが共同制作した「Just Luv Me」は、ミストのように霧散するナノ粒子なシンセがしっとりと鼓膜に潤いを与え、それにシンクロしてひんやりとクールで透けたBritney Spearsのヴォーカルが繊細キュート。バチバチなハンドクラップに感電シンセが跳ねるエレクトロファンクな「Clumsy」は、Oak FelderとAlex Niceが共同制作で、フック部分でのザーザーと吹き荒れる砂嵐シンセが気持ち良い。再びMattman & Robinが共同制作した「Slumber Party」は、チクタクと秒針のようなビートにレゲエ調の焙煎メロウが絡まる一曲で、マッタリと緩やかなヴォーカルもレイドバックしていて心地良い。再びNick Monsonが制作した「Just Like Me」なんかも、メランコリックに爪弾くギターと光の玉のようなシンセが融合した面白い一曲で、どこか擦れて哀愁のあるBritney Spearsのヴォーカルもグッド。「Love Me Down」はAndrew "Goldstein" Goldsteinが制作を担当、これもちょっぴりレゲエ風味を効かせた熱帯チューンで、こういう汗ばむようなホットウェットなトラックもBritney Spearsは十八番。Oscer Gorresが制作の「Hard To Forget Ya」はなんだか懐かしいポップ風味のアッパーで、キュートなBritney Spearsの甘いヴォーカルが強炭酸で弾けるのがスッキリ後味。Tramaine "Young Fyre" Winfreyが再び制作した激渋ド派手ファンキーな「What You Need」なんかはBritney Spearsがする必要性を感じないけれど、最近ヴェガスで連日ショーをこなしている関係かなとか邪推してみたり。とここまでが本編の内容で、ここからは豪華盤のみの追加ボーナス曲で5曲も収録されています。まずはBloodpopが制作した「Better」はトロピカルな甘美さが熱っぽく熟れて香るダンスチューンで、その熱に浮かれて良い具合にゆらめくメロディもBritney Spearsの濡れたヴォーカルもナイス。Mattman & Robinが制作したスパニッシュギターが鋭くエッヂーに鳴る「Change Your Mind (No Seas Cortes)」も、フックでほんのりと隠し味程度にシンセが振りかけてあって、そのフラッシュがまた違った放熱を担っていてなかなかクール。「Liar」はJason Eviganが制作で、キリキリと鮮烈に切り込むストリングスが刺激的な一曲。ブビブビとあちこちで電子音が漏れて爆発するガチャガチャアッパー「If I'M Dancimg」はKirkpatrickが制作、真空シンセが波打ち明滅する神秘的なミッド「Coupure Electrique」はLance Eric Shippが制作を担当。

もともとズバ抜けた歌唱力でというよりは、その可愛いルックス&ブリブリ声とキュートなダンスでファンを魅了してきたBritney Spears。その点では歳をとっていくのは絶対だからBritney Spearsには不利になるばかり、これで痩せててキレキレでまだ踊れているなら(そういうMVやライブ映像が出たら)、本作の評価ももっと上がるかも。あとは今の時流を考えたら仕方ないけれど、R&Bに接近していた頃の作風の方が断然好きかな。それでもやっぱり30歳オーバーの僕はBritney Spearsには散々お世話になっているし、相変わらずブリブリヴォーカルが可愛いから良しとしますが(笑)。




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Clams Casino「32 Levels」
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New Jerseyを拠点に活躍する白人Producer、Clams Casinoのデビューアルバム『32 Levels』を御紹介。Clams Casino、気づけば最近よくその名前をクレジットで見るんだけれど、どんなアーティストに関与していたか。このRocBox 2で彼の名前を検索かけたんですが、A$AP RockyA$AP FergMac MillerVince StaplesJhene Aikoとここ最近の秀作に結構絡んでいるのがClams Casino。そんな敏腕ProducerであるClams Casinoがトラックメイクをし、ゲストを招聘して創られたのが本作で御座います。
という訳で早速ですが中身に話を移しますと・・・・・・制作は勿論全てをClams Casinoが担当しており、Clams Casinoの世界観を知るには充分な一枚となっております。まずはインスト曲の「Level 1」はDaniel May「Borabora Nui (Grand Bora Bora)」をサンプリング、パリパリと霜が降りそうなほどに凍ったサウンドがチクチクと刺さる氷結トラックで、ゆっくりと転回しながら幻想的な世界を生み出します。「Be Somebody」ではA$AP RockyとLil Bが揃って参加、夜霧が立ち込める冷たい空気の中を霊魂が彷徨うようなホラー趣味な一曲で、A$AP RockyとLil Bの血の気の無い冷徹なラップがじんわりと滲んでいくのがクール。小鳥のさえずりのような音が遠くで聴こえるのをアクセントに、薄い鉄板をグニャグニャと歪ませたような波打つ音が打ち寄せる「All Nite」ではVince Staplesが参加。このアメーバ状に動き回る波長に対し、きっちりシンクロして軽妙に暴れるVince Staplesのラップもキレキレ。真っ暗闇な洞窟の中でピチャピチャと水滴がポタつくような音色が続く「Witness」はLil Bが参加、この引き裂く様なビート使いはだんだんと中毒を起こさせます。生贄を必要とする悪魔教のようなおぞましさがあるインスト「Skull」、聴いているだけでおぞましさが抜群で背筋が凍るサウンド。表題曲となる「32 Levels」はLil BとNewmanが参加(Co制作にLil B関与)、ぎゅっと締め上げたようにじんわりと零れ落ちる冷たいサウンドに、Lil Bの毒が血脈をゆっくりと巡るようなラップがたまりません(瀕死)。本作中で最も好きなのが「Thanks To You」で、Roc Nation所属のシンガーSam Dewが参加。光の途切れそうな深く冷たい水の中をゆらゆらと沈んでゆくような幽玄トラックと、電気信号で象ったようなSam Dewの光ファイバーな青白いヴォーカルがはためくのがなんとも美しい(溜息)。「Back To You」ではKelly Zutrauが参加し、本作では最も温度の高い(とは言っても人肌程度)微糖EDMトラックで踊ります。Mikky Ekkoが参加した「Into The Fire」もとても秀逸で、オレンジ色に発色するような温かみのある熱が迸るメロウソウルで、それこそMikky Ekkoの柑橘系のジューシーでソウルフルなヴォーカルが澄んでフレッシュに弾けるのが美しいんです(溺愛)。新進気鋭の女性シンガーKelelaのどこまでも透き通ったヒアルロン酸のようなヴォーカルが鼓膜に浸潤する「A Breath Away」、Kelelaの歌声だけならば優しい軟水のような感触で済むところを、Clams Casinoが創る氷点下技術でどこか刺々しくも繊細で脆い、薄氷のようなサウンドが乱反射して毒々しさも生み出していたり(賛辞)。Samuel T. Herringがおどろおどろしい語りで参加した「Ghost In A Kiss」も、やはり冷たくかじかむ零度スロウで空恐ろしい。最後は虚空から鋭利で危険なものが一筋堕ちてきそうな、終焉を思わせる怪物インスト「Blast」で幕切れ。

考えるとProducerが単独でサウンドを作ってCDにして売る、なんてこんな形式は久々じゃないでしょうか。MixTapeが氾濫する中(Clams Casinoも元々はインストのMixTapeで登場し脚光を浴びたそう)でこうしてCDをプレスして売り出す、それだけ自信があるのだろうし、それも頷ける先進的なサウンドで格好良いの一言に尽きます。








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