RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

09 2017
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Britney Spears「Glory [Deluxe Edition]」
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さまざまな苦難を乗り越えて今なお現役で活躍するポップアイコン、Britney Spearsの通算九作目となる『Glory』を御紹介。昔ほどの人気はないかもしれないけれど(昔が凄過ぎる)、それでもずっとアルバムを作りBritney Spears後期の名曲となった「Work B**ch」を収録の前作『Britney Jean』から約三年ぶりに新作『Glory』をドロップ。現在はLas VegasのPlanet Hollywood Resort & Casinoにて、長期公演となるコンサート“Piece Of Me”を開催中で、そちらもとても人気があるのだとか。という訳でタイミング的には、Britney Spearsもまた脂が乗っている時期になると思うのでグッドなのかもしれません。
という訳で聴いた感想をのらりくらりと書きますと・・・・・・まずはスタートを切るNick Monsonが制作を担当した「Invitation」は、まるで光の屈折や乱反射のように煌めきを瞬かせるBritney Spearsのブリブリなヴォーカルがキュート(眩)。ボワンボワンと膨張して震えるごわついたビートと、ザクザクとエッヂの効いた弦音のカッティングが面白く噛み合う「Do You Wanna Come Over?」はMattman & Robinが制作で、Britney Spearsの少しヒリヒリと辛味のあるスパイシーな歌声が刺激的。本作からの先行シングルとなったのがBurnsが制作した「Make Me...」で、客演には注目のG-Eazyが参加。光を受けて輝く水面のようにキメ細かな煌めきシンセと、寄せては返す波のさざめきのようにウェーブな曲線を魅せるBritney Spearsの透けたヴォーカル、G-Eazyの伊達男な落ち着いたラップがナイスな融合。Tramaine "Young Fyre" Winfreyが制作した「Private Show」はどこかTimblanad趣味、ゲコゲコと空気を含んで破裂するようなソウルフルなトラックに、Britney Spearsのブリブリした声がカクカクと絡む面白さ。「Man On The Moon」はJason Eviganが制作を担当しており、薄いピンク色のBritney Spearsの淡くもブリブリなヴォーカルがひらひらと舞います。Cashmere CatとRobocopが共同制作した「Just Luv Me」は、ミストのように霧散するナノ粒子なシンセがしっとりと鼓膜に潤いを与え、それにシンクロしてひんやりとクールで透けたBritney Spearsのヴォーカルが繊細キュート。バチバチなハンドクラップに感電シンセが跳ねるエレクトロファンクな「Clumsy」は、Oak FelderとAlex Niceが共同制作で、フック部分でのザーザーと吹き荒れる砂嵐シンセが気持ち良い。再びMattman & Robinが共同制作した「Slumber Party」は、チクタクと秒針のようなビートにレゲエ調の焙煎メロウが絡まる一曲で、マッタリと緩やかなヴォーカルもレイドバックしていて心地良い。再びNick Monsonが制作した「Just Like Me」なんかも、メランコリックに爪弾くギターと光の玉のようなシンセが融合した面白い一曲で、どこか擦れて哀愁のあるBritney Spearsのヴォーカルもグッド。「Love Me Down」はAndrew "Goldstein" Goldsteinが制作を担当、これもちょっぴりレゲエ風味を効かせた熱帯チューンで、こういう汗ばむようなホットウェットなトラックもBritney Spearsは十八番。Oscer Gorresが制作の「Hard To Forget Ya」はなんだか懐かしいポップ風味のアッパーで、キュートなBritney Spearsの甘いヴォーカルが強炭酸で弾けるのがスッキリ後味。Tramaine "Young Fyre" Winfreyが再び制作した激渋ド派手ファンキーな「What You Need」なんかはBritney Spearsがする必要性を感じないけれど、最近ヴェガスで連日ショーをこなしている関係かなとか邪推してみたり。とここまでが本編の内容で、ここからは豪華盤のみの追加ボーナス曲で5曲も収録されています。まずはBloodpopが制作した「Better」はトロピカルな甘美さが熱っぽく熟れて香るダンスチューンで、その熱に浮かれて良い具合にゆらめくメロディもBritney Spearsの濡れたヴォーカルもナイス。Mattman & Robinが制作したスパニッシュギターが鋭くエッヂーに鳴る「Change Your Mind (No Seas Cortes)」も、フックでほんのりと隠し味程度にシンセが振りかけてあって、そのフラッシュがまた違った放熱を担っていてなかなかクール。「Liar」はJason Eviganが制作で、キリキリと鮮烈に切り込むストリングスが刺激的な一曲。ブビブビとあちこちで電子音が漏れて爆発するガチャガチャアッパー「If I'M Dancimg」はKirkpatrickが制作、真空シンセが波打ち明滅する神秘的なミッド「Coupure Electrique」はLance Eric Shippが制作を担当。

もともとズバ抜けた歌唱力でというよりは、その可愛いルックス&ブリブリ声とキュートなダンスでファンを魅了してきたBritney Spears。その点では歳をとっていくのは絶対だからBritney Spearsには不利になるばかり、これで痩せててキレキレでまだ踊れているなら(そういうMVやライブ映像が出たら)、本作の評価ももっと上がるかも。あとは今の時流を考えたら仕方ないけれど、R&Bに接近していた頃の作風の方が断然好きかな。それでもやっぱり30歳オーバーの僕はBritney Spearsには散々お世話になっているし、相変わらずブリブリヴォーカルが可愛いから良しとしますが(笑)。




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Clams Casino「32 Levels」
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New Jerseyを拠点に活躍する白人Producer、Clams Casinoのデビューアルバム『32 Levels』を御紹介。Clams Casino、気づけば最近よくその名前をクレジットで見るんだけれど、どんなアーティストに関与していたか。このRocBox 2で彼の名前を検索かけたんですが、A$AP RockyA$AP FergMac MillerVince StaplesJhene Aikoとここ最近の秀作に結構絡んでいるのがClams Casino。そんな敏腕ProducerであるClams Casinoがトラックメイクをし、ゲストを招聘して創られたのが本作で御座います。
という訳で早速ですが中身に話を移しますと・・・・・・制作は勿論全てをClams Casinoが担当しており、Clams Casinoの世界観を知るには充分な一枚となっております。まずはインスト曲の「Level 1」はDaniel May「Borabora Nui (Grand Bora Bora)」をサンプリング、パリパリと霜が降りそうなほどに凍ったサウンドがチクチクと刺さる氷結トラックで、ゆっくりと転回しながら幻想的な世界を生み出します。「Be Somebody」ではA$AP RockyとLil Bが揃って参加、夜霧が立ち込める冷たい空気の中を霊魂が彷徨うようなホラー趣味な一曲で、A$AP RockyとLil Bの血の気の無い冷徹なラップがじんわりと滲んでいくのがクール。小鳥のさえずりのような音が遠くで聴こえるのをアクセントに、薄い鉄板をグニャグニャと歪ませたような波打つ音が打ち寄せる「All Nite」ではVince Staplesが参加。このアメーバ状に動き回る波長に対し、きっちりシンクロして軽妙に暴れるVince Staplesのラップもキレキレ。真っ暗闇な洞窟の中でピチャピチャと水滴がポタつくような音色が続く「Witness」はLil Bが参加、この引き裂く様なビート使いはだんだんと中毒を起こさせます。生贄を必要とする悪魔教のようなおぞましさがあるインスト「Skull」、聴いているだけでおぞましさが抜群で背筋が凍るサウンド。表題曲となる「32 Levels」はLil BとNewmanが参加(Co制作にLil B関与)、ぎゅっと締め上げたようにじんわりと零れ落ちる冷たいサウンドに、Lil Bの毒が血脈をゆっくりと巡るようなラップがたまりません(瀕死)。本作中で最も好きなのが「Thanks To You」で、Roc Nation所属のシンガーSam Dewが参加。光の途切れそうな深く冷たい水の中をゆらゆらと沈んでゆくような幽玄トラックと、電気信号で象ったようなSam Dewの光ファイバーな青白いヴォーカルがはためくのがなんとも美しい(溜息)。「Back To You」ではKelly Zutrauが参加し、本作では最も温度の高い(とは言っても人肌程度)微糖EDMトラックで踊ります。Mikky Ekkoが参加した「Into The Fire」もとても秀逸で、オレンジ色に発色するような温かみのある熱が迸るメロウソウルで、それこそMikky Ekkoの柑橘系のジューシーでソウルフルなヴォーカルが澄んでフレッシュに弾けるのが美しいんです(溺愛)。新進気鋭の女性シンガーKelelaのどこまでも透き通ったヒアルロン酸のようなヴォーカルが鼓膜に浸潤する「A Breath Away」、Kelelaの歌声だけならば優しい軟水のような感触で済むところを、Clams Casinoが創る氷点下技術でどこか刺々しくも繊細で脆い、薄氷のようなサウンドが乱反射して毒々しさも生み出していたり(賛辞)。Samuel T. Herringがおどろおどろしい語りで参加した「Ghost In A Kiss」も、やはり冷たくかじかむ零度スロウで空恐ろしい。最後は虚空から鋭利で危険なものが一筋堕ちてきそうな、終焉を思わせる怪物インスト「Blast」で幕切れ。

考えるとProducerが単独でサウンドを作ってCDにして売る、なんてこんな形式は久々じゃないでしょうか。MixTapeが氾濫する中(Clams Casinoも元々はインストのMixTapeで登場し脚光を浴びたそう)でこうしてCDをプレスして売り出す、それだけ自信があるのだろうし、それも頷ける先進的なサウンドで格好良いの一言に尽きます。








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Fifth Harmony「7/27 [Deluxe Edition]」
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Dinah、Lauren、Normani、Ally、Camilaの五人で構成される、Fifth Harmonyの通算二作目となる『7/27』を御紹介。もうここ日本でも大人気なFifth Harmonyですから、説明は抜きでいいですね(手抜)。一応、このブログでも前作でありデビューアルバムである『Reflection』は紹介済みでして、そこでFifth Harmony(以降はFHと省略表記)の結成の経緯は分かるかと思います。本作は全米Billboardチャートでも堂々の第4位を獲得していますね、売れているのも嬉しいことだけど、こういうガールズグループがリリースを重ねてくれるってだけで素直に嬉しいです。
それではザックリと適度な感想を書きたいなと思います・・・・・・まずはAmmo & Dallas Kが共同制作したブリブリ肉弾的な強烈アッパー「That's My Girl」、最近流行り(?)のファンキーホーンをべったりと放ちグングンと段階的に速度を増すのが痛快ですし、FHの艶っぽくもアグレッシヴなハーモニーが突き抜けるのも快感に近い。続いてはシングルとして大ヒットしている「Work From Home」、制作はこちらもAmmo & Dallas Kが担当。カラフル鮮やかに跳ねる電子音の瞬きがキュートでセクシー、献身的でありながらもちょっぴり挑発的なFHの面々の艶やかなヴォーカルも素晴らしい。女性の体のようにしなやかでプニプニとしてカクカクしたメロディに、やっぱりフックでの”ウォク♪ウォク♪ウォク♪ウォク♪”の連呼フックも耳に残るから思わず口ずさんでしまいます(中毒)。しかも客演にはTy Dolla $ignが参加しているので、この少し音数少なめの飄々としたトラックには抜群の相性で、オリーブオイル的な植物性の優しいオイリーさを加味していてグッド。「The Life」はLulouなる人物が制作を担当、閃光を放ちながらバキバキと屈折するようなシンセメロディが鮮烈で、機械的に点滅して消えるようなFHのヴォーカルも耳にバチバチと接触していい感じで気持ち良い。サラサラと爪弾く弦音が清涼感抜群に響き渡るウォータリー感覚の「Write On Me」はStarGateが制作を担当、透明感のあるメロディに泡沫のように跳ねる電子音が軽やかですし、FHのそれぞれのヴォーカルが水彩画のような淡く美しいグラデーションを描くのが良い。The MonstersとStrangerzが共同制作した「I Lied」は電子音を織り交ぜつつも、どこかボタニカルで民族音楽的なトラックでやはりクール。熱帯的な乾いたメロディ&ビートにFHのオアシスのように潤んだハーモニーが炸裂していて、暑い青空の下で水浴びをしているような感覚を味わえます。StarGateとBrian "Peoples" Galciaの共同制作となる「All In My Head (Flex)」ではFetty Wapが客演参加、ちょっぴりレゲエテイストなメロディにビターな焙煎を施したトラックも情熱的でグッド、そこにFHの艶やかで開放的なヴォーカルが流れ、Fetty Wapのあの強烈なハイトーンで捻り出すガスっぽいヴォーカルが乗るのが巧い(癖)。「Squeeze」はまたもやStarGateが制作を担当しており、いかにもStarGateらしい透明感のある微炭酸なメロディがスッキリした味わいで、FHの凛として美しいハーモニーも天然水のように美味で鼓膜がゴクゴク飲み干してしまいます(潤)。引き続きStarGateが制作の「Gonna Get Better」も彼得意のギター弦を用いた清涼チューンで、トロピカルなメロディながらも少し影があってマイナー気味、FHのまるで花びらがはらはらと散ってゆくように変わってゆくヴォーカルがまた切なくて沁みる。「Scared Of Happy」はまたまたStarGateが制作を担当、これまたStarGateらしい清涼感とスパイシーさが香るダンスチューンに仕上がっていて病みつき度高し、エスニックなトラックは人種混合なFHの魅力に直結していて最高に美味。まるでPrinceばりのベチャベチャしたファンクを炸裂させるカラフルな「Not That Kinda Girl」はAaron Pearceが制作を担当、四方八方に飛び散るシンセ飛沫が彩るメロディが眩くて、そんな音の洪水にダイブして暴れて余計に飛沫を上げる客演のMissy Elliottのラップも相俟ってエッヂーな出来。Jack Antonoffが制作を担当した「Dope」は、どこかアジアンテイストなメロディ展開も幽玄としていて綺麗なミッドナンバー。最後はTommy "TBHits" Brownが制作したHip Hopチックなビートが敷かれたセピア風の「No Way」、ちょっぴりラテン風味も感じさせるメランコリックで刺々しいメロディに、ほんのりとチクチクとするFHのハスキーなヴォーカルが吹き荒ぶのが影があってクール。

うん凄く良い、この夏に聴くには本当にもってこいな一枚ではないでしょうか。こうして聴くと前作も結構良かったんだろうなと思うし、こういう女性グループが頑張っているのは嬉しい限り(涙)。あと個人的にはStarGateが多く関与していたのは嬉しかったです、なんだかんだでStarGateの作るクリアなメロディが鼓膜に浸透しやすくて心地いいので。Fifth Harmonyの面々がまた一段と綺麗になっているのも嬉しい点、出来れば解散せずにこのまま活動して頂きたい。まあでも、ソロ作が出たら出たできっと買って聴くだろうけれど(笑)。






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Ariana Grande「Dangerous Woman」
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Next Mariah(いや、Young Mariahだったか?)などとも称され世界の10代から20代に熱狂的に支持されている歌姫、Ariana Grandeの通算三作目となる『Dangerous Woman』を御紹介。とにかく“圧倒的な歌唱力”といった売り出し文句で絶賛売り出しされたAriana Grande、白も黒も混ぜたトラックメイクで僕みたいな黒音楽聴きまでターゲットに出来ているんですが、どうも子供っぽくてそこまで上手さは感じない印象で(辛辣)。とは言え、一応黒っぽい面子も参加しているのでデビュー作『Yours Truly』も2nd『My Everything』も買って聴いていますし、本作に関してはこのジャケットがどうしても良くてIntデラックス盤を購入してしまいました(下心)。
とまあくだらない話はここまでに感想へ流れ込むと・・・・・・まずはAriana Grandeのキュートさが心地良く揺れるムード歌謡のような、Tommy "TBhits" Brownが制作の「Moonlight」で幕開け。そして早速と表題曲であり先行曲でもあった「Dangerous Woman」の登場、制作はMax MartinとJohan Carlssonが共同で担当。ジリジリと照りつけて焦がす日射のようなメロディの上を、まるで汗ばんだように滑り落ちる挑発的なAriana Grandeのヴォーカルが艶かしくてたまりません(興奮)。こういう後ろに乗っかるような焦がしビートはRihannaの専売特許な気もしますが、Ariana Grandeもネットリと熱波を醸し出していてナイス(褒)。Twice As NiceとTommy Brownが共同制作した「Be Alright」もRihanna得意のトロピカル風味で、マリンバみたいにカラカラとしたカラフルな音色が瞬く中で、パチパチときめ細かな泡を弾けさせる炭酸系のAriana Grandeのヴォーカルが後味サッパリで清涼感抜群。Max MartinとIlyaが共同制作した「Into You」のシンセで仕立てた漆黒ダークで滑らかなレザータッチのトラックに、ズブズブと引っ張られ加速しながら溶け込む感触は最高に気持ち良いし、そんなビートに呼応し煌めきを散らして駆け抜けるAriana Grandeのヴォーカルも心地良い。Tommy BrownとSteven "Mr. Franks" Franksが共同制作した「Side To Side」は、客演でNicki Minajが参加。これもレゲエな風味を聴かせたピリピリとスパイシーな熱帯ミッドで、Ariana Grandeのネットリ蜜として絡むヴォーカルに、Nicki Minajの斜に構えたトロピカルでデビルなラップがカッコイイです(痺)。またまたTommy BrownとSteven "Mr. Franks" Franksが共同制作した「Let Me Love You」ではLil Wayneが客演参加、すーっと漂う冷気に似たトラックに、シフォンのように透け透けなAriana Grandeのヴォーカルをバツバツとカットしエッヂーを強調、そこに粘度の高いLil Wayneのラップで鼓膜への粘着感を高めます。Max MartinとIlyaが共同制作した「Greedy」はゴーゴーな感触のレトロなアッパーで、Ariana Grandeのイイ感じで喉に力の入ったヴォーカルがスウィングするのが痛快。Thomas Parker LumpkinsにTommy Brown、Steven Franksが共同制作した「Leave Me Lonely」では、まさかのMacy Grayが客演参加という異色のコンボ。寂れたメロウが吹き荒ぶド渋いソウルフルなトラックは、やはりMacy Grayが客演に登場する事でグッと締まるけれど、こうなるとAriana Grandeの存在意義が無くなる気もして(苦笑)。Ilyaが単独制作した「Everyday」ではFutureが客演参加、ブルブルと振動を唸らせながらのたうつダートなシンセの連綿に、Ariana Grandeのシースルーな歌声と、Futureの深海魚がバクッと口を開くように発しリフレインさせるラップがやはり抜群に効いています(衝撃)。アコースティックギターの爪弾く音色が涼しげで軽やかな「Sometimes」はMax MartinとIlyaが共同制作、スッキリと曇りのない青空を映す蒼い海原のような、そんな清涼感とクリアさが胸を透く爽やかな一曲。フェザータッチの音色に乗せて綿毛のように甘く柔らかなAriana Grandeの歌声が浮かぶ「I Don't Care」は、どことなく昔のMariah Careyを思わせるテイストだったりしてニヤリ。「Bad Decisions」はMax MartinとIlyaが共同制作で、軽妙に跳ねて砕ける音色とキュートでいてハードなAriana Grandeの歌声がマッチしていて気持ち良い。Max MartinとAli Payamiが共同制作した「Touch It」のダークでソリッドな電子音が空を裂く感触と、Ariana Grandeの程よくキャラメル色した光沢&ハリのあるヴォーカルがやはり綺麗にシンクロ。ちょっぴり宇宙空間に入り込んだ感のある明滅スペイシーな「Knew Better」と、そこから軽やかなシンセがコロコロと転がり跳ねる飛翔感抜群の「Forever Boy」はひと繋がりで、制作はTommy BrownとSteven Franksが担当。最後を飾る「Thinking Bout You」はPeter Svenssonが制作を担当した果糖EDMといったミッドで、あくまでホロホロと崩れ砕ける角砂糖のような電子ビートに、トロトロと蜂蜜のようなAriana Grandeのヴォーカルが溶け込むのをマッタリ味わう仕組みです。

正直に言ってほぼ期待はしていなかったんですが、Ariana Grandeもだんだんと良くなっていて、本作は結構リピートして聴いている自分がいます(驚)。たぶん、Ariana Grande特有のあの無理に張り上げる高音が少なくて、どちらかというとちょっぴりセクシーに囁くようなヴォーカルが多用されていたのが吉と出たのかと(個人的見解)。このウィスパー具合でいえば確かにMariah Carey的な感触で、良い塩梅にキュートもありつつクールセクシーな仕上がりで満足です。








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Gwen Stefani「This Is What The Truth Feels Like [Deluxe Edition]」
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人気ロックバンドNo Doubtの紅一点、フロントマンとして活躍したGwen Stefaniのソロ通算三作目となる『This Is What The Truth Feels Like』を御紹介。そうです、僕のブログにはおよそ似つかわしくない作品、普段はR&BやRapの作品しか書かないのに。しかし、黒音楽好きならば分かるはず、Gwen Stefaniは昔からそっち方面との親交が深いのです。過去ニ作品でいえば、The NeptunesやDr. Dre、Andre 3000、Jam & Lewis、Dallas Austin、Akon、Swizz Beatzなんかと絡んでおります。そして“Harajuku Girl”を標榜して活動していた程の、大の親日家(?)でもありまして、そういう要素も相俟ってなんだか聴いている次第。前作から数えたらおよそ10年ぶりのカムバックとなる本作、いまだに変わらず御綺麗なのが嬉しい限り(結局)。
という訳でGwen Stefaniに関する情報も無いので本題に・・・・・・まずはMattman & Robinが共同制作した「Misery」でスタート、ベキベキと鳴らす弦音を乾いたビートに変えて疾走する雄大な一曲で、Gwen Stefaniのキラキラと眩く可愛いヴォーカルが風を受けて膨らむようで心地が良い(壮麗)。ピチョンピチョンと滴る水音に捻れるように絡むダークサイバーな電子音がクールな「You're My Favorite」はGreg Kurstinが制作、まるで地下水脈のように暗くも澄んだメロディに絡むGwen Stefaniの細く尖ったヴォーカルもクール。続く「Where Would I Be?」もGreg Kurstinが制作を担当、これがボサノヴァチックな灼熱感のあるメロディを燻したAlicia Keys的なトラックで情熱的、こういうトラックに敢えてGwen Stefaniの白糖のような滑らかな甘味のあるヴォーカルを足すのが癖になる。「Make Me Like You」は再びMattman & Robinが制作を担当したシャイニー過ぎて眩しいアッパーで、やっぱりGwen Stefaniの蛍光色のようなパチパチした明るさのあるヴォーカルが映えます。またまたMattman & Robinが制作の「Truth」は透明な水の中で自由に戯れる小魚のようなメロディがとっても潤いたっぷりで、聴いているだけで泳いでいるような感覚に陥ります。そんな水中からブクブクと浮き上がって息を思い切り吸い込むようなエアリーさが気持ち良い「Used To Love You」、制作はJonathan "J.R." Rotemが担当。甘酸っぱくて汗ばんだトロピカルテイストの心地良いミッド「Send Me A Picture」はGreg Kurstinが制作を担当、ゆったりネットリと蜜のようにちょっと糸を引くようなGwen Stefaniの歌声が程よい糖度を加えますね。漏電のようなビリビリしたメロディを垂れ流すJonathan "J.R." Rotem制作の「Red Flag」では、Gwen Stefaniがラップのような癖の強い歌を披露しています。そして黒音楽好きとして要注目だったのが、あのFetty Wapを客演(本作唯一)に招いた「Asking 4 It」の存在。制作もヒット請負人であるStarGateという事で安定、ボンボンと低く唸るビートの振動にひらりひらりと散る鍵盤音、わざと隙間を空けてところどころ隙間から光を零す仕掛けがクール。そしてGwen Stefaniの静かでヒンヤリとした青白いヴォーカルも似合っているし、Fetty Wapのゲコゲコした歌うようなフロウもやはり中毒性高い(笑)。「Naughty」はJonathan "J.R." Rotemが制作したビートを尖らせてイガイガにした一曲で、Gwen Stefaniの舐め上げるようなヴォーカルがクール。続く「Me Without」もJonathan "J.R." Rotemが制作で、冷たくてかじかむ様な電子音と硬いビートがハートを震わすトラックで、Gwen Stefaniのアイシーな歌声もヒリヒリとさせてくれてドラマチック。最後の「Rare」はGreg Kurstinが制作のギターをかき鳴らし颯爽と吹き抜けるトラックで、風に舞って自由にはためくようなGwen Stefaniのシフォンのように柔らかなヴォーカルも魅力的。とここまでが本編の内容で、ここからは豪華盤のみ追加曲が5曲もあり、しかもその5曲すべてがJonathan "J.R." Rotemの制作となっています。ビヤビヤとアメーバ状に膨らんでは縮むシンセの鳴りがダートで面白い「Rocket City」、エキゾチックなメロディをゴテゴテの電子音で縫ったボタニカルEDMな「Getting Warmer」、電撃のようなビートにコネクトしたGwen Stefaniのヴォーカルが鋭く響くエレクトロな「Obsessed」、電子音の水の中にダイブし飛沫をあげるような「Splash」、艶麗なメロディがめくるめく「Loveable」なんかもオリエンテッドでなかなか味わい深い。

うん、黒くはないです、しかしGwen Stefaniらしいキュートでポップな魅力が弾けた一枚で楽しい。Gwen Stefaniのヴォーカル自体もすごく癖が強いので好き嫌いが分かれそう、しかし最近の若者ってGwen Stefaniとか知らないんでしょうね。個人的にはもっと黒い方々と組んでもらいたいし、もっと言えばもう一回ぐらいThe Neptunesと組んで欲しいかな。黒音楽好きならば、まあFetty Wapとの共演曲狙いで購入してみてもいいかも。






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