RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

05 2017
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Jacob Latimore「Connection」
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役者、シンガー、ダンサーとしても活躍する期待の若手、Jacob Latimoreの記念すべきデビューアルバム『Connection』を御紹介。Jacob Latimoreは96年生まれの弱冠21歳ながら、シンガーとしてデビューしたのは9歳の時というなかなかのベテラン。父親はゴスペルグループJersey Aveの一員として活躍し、あのKenny Lattimoreは彼の親戚なんだとか(LattimoreとLatimoreで違うけれど)。そんな言わば血統書付きなJacob Latimoreが満を待してのデビュー、この横顔ジャケットもなかなか渋くていい感じ。本作はきっと自身の自主レーベルであろう、“Jacobs Ink”なるレーベルからの配給のようです。
という訳で早速どんな感じの一枚かというと・・・・・・出来れば制作陣に関しての情報を書きたいのですが、CDアルバムにはブックレット等も無く記載もなし、ネット上もうろうろと探し回りましたが結局見つからず(困)。トロトロと垂れ落ちるダークな重油サウンドが聴き手の鼓膜を歪ませる「Say Less」、そんな重油トラックとは対照的にJacob Latimoreの清冽なヴォーカルが澄み切り、そんなトラックの一音一音をプツプツと浮かすのが幻想的(水と油理論)。ゆっくりと水中の奥底へと沈んでゆくような感触の碧きダイビングメロウ「Advertise It」も秀逸で、こういうリキッドタイプのスロウには流線型でウォータリーなJacob Latimoreの甘いヴォーカルがぴったり。最近流行りのダンスホールっぽいリディムトラックをボムボムと弾ませる「The Real」客演にはIshDARRが参加。甘酸っぱくジューシーなJacob Latimoreのヴォーカルが果汁ならば、鼓膜に流し込んだ時に感じる粒々で硬めの食感ビートは種といった感じ、IshDARRのラップもクールでナイスアクセント。やはりどこか溶け切れない砂糖が沈殿気味のディープなメロウ「Mutual」も極めて現代的、意識の奥深くに糸を垂らすようなJacob Latimoreの優しく艶やかなヴォーカルが素晴らしく、夜の湿り気を帯びた空気を震わせるようなウェットな感触のサウンドもまたグッド(痺)。アルバム表題曲となる「Connection」はふわふわと柔らかに電飾シンセが明滅する蛍光ミッドで、まるでプランクトンが光り漂う真夜中の海のように冷たくも幻想的で、Jacob Latimoreの線の細くスタイリッシュなヴォーカルが鋭利に輝きます。澄んだ雫のような音色が玉なりに鳴る「Just Tell 'Em」は、弓なりに伸びるリフレインフックが心地良い壮麗ミッド。透明の水の中をゆったりと遊泳するような浮遊感が心地良い「Longway」も、Jacob Latimoreのすーっと滑らかなヴォーカルがなんの抵抗も受けず響き渡る好ミッドで、聴いているだけで鼓膜も心も潤ってしまうモイストチューン。光線のように直線的なヴォーカルが交錯するような「Risky」、あえて直線的に歌うメロディが冷たく角張った感触を覚えさせるソリッドな一曲でクール(刺)。ひんやりと氷結したメロディがすーっと滑走するアッパー「Remember Me」はNe-Yo以降なサウンドで、青白く氷結したメロディに軽妙なビートが交わり、そこにJacob Latimoreのミントのように爽快なヴォーカルが並走するのが気持ちいい。少し懐かしいポップ風味がほんのり香るエレクトロチューン「Love Drug」は、ネオンのように妖しく輝くシンセがとても艶かしく、そこに絡みつくようなJacob Latimoreのスウィートでいてエッヂーなヴォーカルが最高にカッコイイ一曲。最後を締め括るのは、ゆらゆらと水底から浮かび上がるような無重力感が美しく心地良い「Climb」で、Jacob Latimoreの繊細にしなやかに波打つ昇天寸前のヴォーカルがなんともセクシーでたまりません(骨抜)。

パッと聴きだと90年代R&Bって感じかなと思いきや、そこはトレンドサウンドを端々に潜ませた粒揃いの楽曲でなかなか乙でした(褒)。Jacob Latimoreもスマートでけして甘過ぎない繊細スウィートヴォイスでグッド、程よくセクシーなので咽せることなく素直に聴くことが出来ます、そういう点ではTrey Songz系統かなと。ダンスも上手みたいですしもっとアップテンポももっと期待できますし、今後も楽しみな若手で御座います。








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Bruno Mars「24K Magic」
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一躍時代の寵児となった感のあるSSW、Bruno Marsの通算三作目となる『24K Magic』を御紹介。Philip LawrenceとAri Levineとのプロデュースチーム“The Smeezingtons”で楽曲を提供しつつ、その天性の歌唱力とリズム感(というかグルーヴ)でメキメキ頭角を表したBruno Mars。一作目の『Doo-Wops & Hooligans』や二作目『Unorthodox Jukebox』とヒットを飛ばし、黒過ぎないポップを心地よく繰り出すことで、ポップ畑からもR&Bやファンクの畑からも広く支持を得たのが勝因。かく言う僕はけっこうガチガチにR&Bなのが好きな古いタイプの人間なので、そこまで大好きという訳でもないBruno Mars(その証拠に二作目は買って聴いているのに、ブログ記事にしていないことに今気付く)。でも世間様の人気は凄まじいし、その人気ぶりの意味はよーくわかるほど痛快なのは確か。関係ないけれど、本作のCDのデザインが昔風でそれが一番よかった(笑)。
という訳でもう今更ながらちょっと書いてみます・・・・・・まずは制作陣に関しては全曲をShampoo Press & Curlなるチームが担っているのですが、クレジットを見る限りBruno MarsとPhilip Lawrence、Brody Brownの三人で構成されているのかなといった感じ。まずは先行シングルとして大ヒットとなった「24K Magic」(Add Prod.にThe Stereotypes)でド派手に幕開け、冒頭のトークボックスでぽわわんと熱気を込み上げさせ、そのまま爆発させるキンキラ輝く紙吹雪のようなメロディと、どれもがいい意味で下世話なほどにファンキーでゴージャスなアッパー。Bruno Marsの18金なファンクヴォーカルがバキバキに跳ねるのも痛快で、まあこれを聴いて身体が疼かないと言えば嘘になる(笑)。続く「Chunky」(ソングライトにJames Fauntleroyが関与)も、ゼラチン質な電子鍵盤音がプルンプルンと弾むキュートなR&Bリバイバルで狡いし、こういう甘酸っぱい系統もバッチリと果汁を絞るように聴かせるBruno Marsの上手さ。脂でテカテカに輝くファンクをバチバチに炸裂させるJames Brown憑依のアッパー「Perm」は一言痛快、これでもかと鞭打つように鳴るドラムスとBruno Marsのヴォーカルが跳ね回って、もう鼓膜がミミズ腫れを起こします。鮮やかなフラッシュが瞬くパーティーみたいなオシャレ感がキュートな「That's What I Like」は、一時期のサウス隆盛期を思わせるR. Kellyマナーな角張ったメロディ&ビートがまるで、鮮やかなフラッシュが強烈に瞬くパーティみたいにお洒落なシャンパンゴールドなミッド。完璧なほどのMichael Jackson憑依な爽やか過ぎる壮麗ミッド「Versace On The Floor」も、やはり焼き直し感はあるけれどもそれが嬉しいのも事実。雲上をスーッと飛び抜けるようなエアリーなトラックも素敵だし、細くしなやかながらも強靭なBruno Marsのヴォーカルもまたスッキリミント味で美味。制作にEmile Haynieが参加しているのも面白い「Straight Up & Down」も耳馴染みのあるようなメロディが心地良く、Bruno Marsの伸びやかでいて熱のあるヴォーカルもナイス。「Calling All My Lovelies」ではEmile HaynieとJeff Bhaskerも制作に関与、なんというかAORっぽいサウンドなのかフルーティで果肉感のある電子音が独特なスウィートさで、ジューシーに広がるBruno Marsの歌声が艶っぽくて、 仰け反るようにビリビリと痺れるBruno Marsのヴォーカルも相まって甘酸っぱい熱帯夜のような色気。「Finesse」なんかはもう完全にBBD「Poison」なNJS調のアッパーで、バチバチに踊れるBruno Marsだから説得力もあるし、やはり三十路オーバーの僕なんかは自然と身体が反応してしまいます(笑)。最後はあのBabyfaceもソングライトに関与したバラード「Too Good To Say Goodbye」で、ただたた真っ直ぐと射す光の筋のようなBruno Marsのヴォーカルが燦々と輝く、夜を超えた朝陽のように強く眩い極彩色メロウ。

これまでのBruno Mars作品に比べるとグーンとR&B増量(当社比)といった感じで、やっぱりこういうバランス感覚に長けているなーと感心するばかり。だけれどもR&B向きのヴォーカルかというと僕的にはちょっと疑問で、少しだけ熱量が大き過ぎる気もしたり。Bruno MarsがMark Ronsonと共に「Uptown Funk」でこの大きな流行のファンク流れを決定づけた訳で、次の一手が何になるかがとても興味あります。






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Eric Benet「Eric Benet」
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R&B界きっての伊達男、Eric Benetの通算七作目となる『Eric Benet』を御紹介。ネオソウルムーブメントの立役者としても知られ、あの美人女優Halle Berryと結婚したことでも知られる(羨)伊達男の中の伊達男。その歌声もとても甘くセクシーで、前作となる『The One』からはおよそ四年ぶりとなる本作。七作目にして初の自身に名を冠した『Eric Benet』、やはり自分の名前をアルバムタイトルにするというのは、とても思い入れや自信のある証拠だと思うので期待したくなりますね。
という訳でもはや前置きで書くことも無くなったので本題に・・・・・・まず本作の製作陣に関してですが、これはもう安定でEric Benet作品ではお馴染み、旧知の仲のDeMonte Poseyとの共同制作がほとんど。なのでまずはこの黄金タッグでの楽曲から触れていきます、幕開けを飾る「I Can't Tell You Enough」からそう。飴細工のように甘く滑らかに輝く金色ホーンが素敵で、その中でまるで星の光のように瞬くエレガントなEric Benetのスムースにしてソウルフルなヴォーカルがたまりません(胸踊)。陽光に温められたそよ風のように軽やかに奏でるギター弦の音が心地良い「Sunshine」も、ポカポカした昼下がりのように長閑なEric Benetのファルセットがふわふわして、流れる雲のように柔らかくも無垢。Eric Benetの真骨頂ともいえる静けさに艶っぽい熱を溶かしたスロウジャム「Insane」は、そっと忍び寄るように射し込む月光のように妖しく揺れる闇と光のコントラストと、スベスベしたEric Benetの官能的でいて上品なヴォーカルがネットリ喘いで絡む、正にPrince流なバラードでもうたまりません(悶絶)。低音のヴォーカルを並走させて粋なグルーヴで疾走する「Cold Trigger」もホーンの迸り飛び散る感覚が刺激的で、そんなフラッシュの中でEric Benetのシルキーなヴォーカルが颯爽と滑るのがまたナイス。Eric Benetならではの淀みのないクリアヴォーカルが清らかな水流のように響く「Home」、澄み切ったメロディとヴォーカルが遠く懐かしい故郷の香りや景色を空に映すフォーキーなバラード。「Holdin On」ではザクザクとエッヂーに鳴るダイアモンドカットみたいに複雑に輝くエレキな音色に、メタリックな鋭い輝きを施したEric Benetのヴォーカルと、客演参加のMC Lyteの相変わらずのバチンとキレとパワーのあるラップが発破するのが気持ち良い。流星群のようなストリングスや夜風のようなメロディが美しい「Fun And Games」も素晴らしく、こういう真夜中の静かな艶を纏わせたらEric Benetほどに着こなすシンガーはいない、夜景を仕立ててドレスアップしてしまう特殊能力。そんな夜をそのまま熱帯夜に変えて、べったりと汗ばんだ金色ホーンと絡んで踊る刺激的なカリビアンチューン「Run To Me」も、客演のArturo Sandovalとの情熱的でいて切なげな疾走感がグッド。星降る夜に夜霧の中でしとやかに濡れた光を眺めるような、ウェットでクールなスロウジャム「Floating Through Time」ももう悶絶モノで、Eric Benetのファルセットが夜露のように滴り落ちる感触がまた幻想的。アルバムのラストを飾る「Never Be The Same (Luna's Lullaby)」は優しく囁くような珠玉のバラードで、ただただ真っ直ぐに胸に浸透するEric Benetの凛としたヴォーカルが素敵。Jonathan Richmondが制作を担当した「Broke, Beat & Busted」は、絹の糸がほつれるようにポツポツと溜めを効かせて進行するメロディがなんとも官能的で、その上をまるでゆっくりじっくりと愛撫するようにファルセットで悶えるEric Benetが神懸かり(痺)。賛美歌のように爽やかで慈しみ深いバラード「That Day」はDavy Nathanが制作、もうただ眩くて神々しい一曲で心が洗われるのです。

流石はEric Benetという味わいでもう伝統芸、やっぱりこういうスマートでエレガントなR&Bも僕は好きだなー(垂涎)。期待を裏切らない作りで、やはり真夜中にちょっとまったりとくつろぎながら女性と聴きたい、品行方正なエロさがナイスで御座います(賛辞)。






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Sebastian Kole「Soup」
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老舗名門レーベルMotown Recordsが送り出すSSW、Sebastian Koleの記念すべきデビューアルバム『Soup』を御紹介。僕は例の如くSebastian Koleのことはよく知らなかったのですが、ソングライターとして様々なアーティストの楽曲に関わっているらしく、代表的なのはAlessia Caraと共作者として名を連ねたヒット曲「Here」。他にもJennifer LopezとFlo Ridaの共演曲「Goin' In」や、Maroon 5にBrandyにDemi Lovatoなどにもソングライトで関与しているんだとか(凄)。そんなSebastian Koleが満を持して、自身名義のアルバムをドロップしていたので早速購入しておりました。
という訳でそろそろ感想をどうだったか書いてしまいますと・・・・・・まずはSebastian Koleが制作の「Home」で幕開け、家路を歩いていると風が吹いて胸に街角に音が響くような、そんな風に優しく重なるSebastian Koleの深くて渋い自力ハーモニーがとても淡くて切なくて綺麗。ドムドムと深く低く響くバスドラムのビートに、弦音と共にキリキリと鋭さを光らせてスリリングに鳴る「Love Doctor」はClick N PressとSebastian Koleの共同制作。張り裂けそうな胸の鼓動のようにバリバリと鳴るビートと、悶えるように熱くうだるSebastian Koleのヴォーカルがブルージーな一曲。Click N Pressが制作の「Forgive Me For Trying」は、眩しく烈しくも神々しく透明な夏の陽光のような鍵盤音トラックに、躍動感のあるSebastian Koleの力強く鮮やかな芳醇ヴォーカルとビートとの呼応が心地いい爽快バラード。「Carry On」は再びClick N PressとSebastian Koleの共同制作のアコースティックなミッドで、カリカリと爪弾くギター弦にクラップ音とSebastian Koleのヴォーカルが踊る淡色エキゾチックな一曲で、カフェオレ色ぐらいのトーンで焦がしてくれる温度感が絶妙でたまりません。あのB.A.M.が制作を担当した「Priceless」もやはり白光がキラキラと降り注ぐような純白メロウで、こういうタッチの清涼メロディでも、Sebastian Koleの濃厚ビターなヴォーカルが溶けてほどよくほろ苦い美味しさになるのが凄い。Sebastian Kole制作の思わず咽び泣いてしまいそうな痛切ピアノバラード「Choose You Again」は儚く美しい、Sebastian Koleのボタボタと大粒の雨が降ってきて町並みを黒く濡らしてゆくような、そんなドラマチックな冷たさが鼓膜に伝うのが切ない。カラッと乾いて灼熱の南国テイストなメロディが暴れ舞う「Purple Heart Blvd」はClick N PressとSebastian Koleの共同制作、Sebastian Koleの深々と降る綿雪のようなヴォーカルと雪明かりのような鍵盤メロディがしみじみとする「Pour Me」はSebastian Koleが制作。Click N PressとSebastian Koleの共同制作の「Love's On The Way」も、Ne-Yoの清涼感とJohn Legendのコクをブレンドしたようなピアノソングで、真っ青な空を飛び回るような壮麗さがとてもドラマチックで鼓膜を抜けていきます。レトロなアッパー「Giants」もClick N PressとSebastian Koleの共同制作、このリフレインの感覚も颯爽と吹き抜ける風を思わせてすごく心地いい。またまたClick N PressとSebastian Koleの共同制作の「Stay」は純朴なピアノバラードで、Sebastian Koleの深く淀みのない優しいヴォーカルがそっと鼓膜を包み込むのが温かく、光の粒子がひらひらと舞うのが見えてしまう(感涙)。最後を締め括るのはAlessia Caraとの共演となる「Remember Home」はSebastian KoleとNBDIの共同制作、まるで昼下がりの陽光と熱が微睡み溶け合って輝くように、Sebastian KoleとAlessia Caraのヴォーカルが光り瞬くのがあまりにも繊細で美しいバラード(溜息)。

なんというかMotownという触れ込みやこの白黒ジャケット、Sebastian Koleの出で立ちからもっと古風なサウンドをイメージしていたのですが、思ったよりポップなテイスト満載でライトに聴けちゃいます。Sebastian Koleの声質的には渋くも優しい味わいで、John LegendとかAhmirのアルバムとか好きな方は結構好きかもしれません。いい意味で清涼ポップを折衷させたソウルアルバムという感触で、Sebastian Kole独自のブレンドですごく素敵でした。




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Gallant「Ology」
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LAを拠点に活動するSSWのChirstopher Gallantこと、Gallantの記念すべきデビューアルバム『Ology』を御紹介。例に漏れず僕は新星であるGallantのことをよく知らないのですが、どうやら米国の名門大学であるニューヨーク大学(NYU)卒の秀才で、中学生時代からコンピュータを使って作曲をしていたんだとか。そんな彼の作曲能力を、KrwellaとZHUのマネージャーであるJake Udellが見抜いたのだとか。彼の初作となる『ZEBRA EP』が各方面から高評価を得て、LAに拠点を移し制作されたのがこの『Ology』なのだそう。これ、デジタル配信の方が早くて、だいぶ後になってフィジカルでも発売になりまして、僕もずっと待っておりました(首長)。
というわけで今更な気もしますが感想を・・・・・・まずは Stintが制作を担当した「Talking To Myself」で幕開け、サンプリングにFlorida Mass Choir「Be Ye Steadfast」を使用。蝶が舞う時に魅せるあの独特なひらひらとした感触のキラキラした鱗粉メロディに、Gallantの砂金をはらはらと零すような金脈ヴォーカルが輝きます。「Shotgun」もStintが制作を担当しており、パチンと弾いて鳴るスナップに氷点下なメロディがするするとメロディを氷柱のように垂らす感じが、Gallantの金箔コーティングのヴォーカルを冴えて映えさせます。「Bourbon」はJosh AbrahamとOligeeが共同制作しており、それこそバーボンのように蒸留されて澄んだ金色の輝きを湛えるトラックとGallantのヴォーカルは言わずもがなの相性の良さで、少し懐かしさのあるレトロポップなトラック運びも心にゆっくりと程よい酔いを回らせる一曲(千鳥足)。「Bone + Tissue」もStintが制作を担当した錬金術的なアンビエントメロウで、華美な細工が施された宝飾品のような音色の散りばめられたトラックに、Gallantの貴金属的な輝きを煌々と放つヴォーカルがやはりすべてを絢爛に彩ります。昨年に発表され彼を一躍有名にした、オールドソウルとアンビンエンとを溶かし合い板金したような「Weight In Gold」もStintが制作を担当。Gallantのファルセットが硬くパリンとした光となって射すのが印象的で、ダイアモンドカットされたような直角的な輝きが交錯するミッド。ベース弦のリフが颯爽としたグルーヴを生む「Episode」はBordeauxが制作を担当しており、Gallantの光を水に溶いたようなヴォーカルがサラサラと流れる一曲。宮崎駿をタイトルに持ってきているという「Miyazaki」はEbrahim Lakhaniが制作を担当しており、Groove Theory「Tell Me」をサンプリングに使用するという反則技。ちょっぴりHip Hop的なビートアプローチを敷きつつ、蛍雪のようなぼんやりした明かりを思わせるGallantのヴォーカルが優しい。これまでの金属的な光とは対照的に、どこか森林浴のような瑞々しい輝きを放つボタニカルなミッド「Counting」はStintが制作を担当。樹木のような青さのあるビートがそう感じさせるのか、Gallantも自身のヴォーカルの光源を利用して光合成して酸素を吐き出すような、そんなヒーリング効果のあるシンクロをしていてグッド。Duralcha「Ghet-to Funk」をサンプリング使用した「Percogesic」もStintが制作を担当で、Sadeのようなメランコリックさをコンピュータ基盤で奏で周波数を出すようなトラックに、Gallantの月明かりのように静かで冷たいヴォーカルが漂います。「Jupiter」はMaths Time Joyが制作を担当しており、輪郭も影も消し去るほどの強烈な光を放つも、優しい眩さはまるで印象派の絵画の使う光の技法のようなGallantのヴォーカルが素晴らしい(溜息)。またもやStintが制作を担当した「Open Up」は、暗闇の中でポツポツと光を点滅させて繋いでゆくようなトラックが幻想的で、Gallantのエモーショナルな通電ヴォーカルで波打ち瞬く電飾のような音階が心地良い。「Skipping Stones」はあのAdrian YoungeとStintが共同制作しており、客演にはJhene Aikoが参加するという念の入れよう。Adrian Youngeが加味したからか結構ソウルフルで渋味があり、GallantとJhene Aikoのトロトロで甘いミルクのようなヴォーカルの掛け合いも絶妙ながら、時折魅せるGallantのソウルフルなヴォーカルもなかなか乙。闇を切り裂く月光のような鋭利で青白い輝きを放つ「Chandra」はPatrizio Moiが制作を担当、Gallantのヴォーカルも思わず白い息と化しそうな夜明け前の白む空のような温度と明度で、とても美しくて透明で繊細で壊れそうな光を演出。最後はその光をノイズで弾くような「Last」で幕切れ。

もう皆様ご承知の通り、Gallantの本作『Ology』は、来たる2017 Grammy AwardsにおいてBeyonceやRihannaらと並び“Best Urban Contemporary Album”にノミネートされていますね(快挙)。きっとR&Bというカテゴリーに興味ない方でも(もうこんなカテゴライズする事自体、無意味で愚かなのか)、単純に美しいと嘆息漏らすことの出来る素晴らしい一枚です(拍手喝采)。ヴォーカルだけでなくトラックもとても丁寧で美しく、金を使った繊細な細工の芸術品のような神々しさ。次回作にも凄く期待してしまいますね、これからも新たな感触を僕らに味わせてくれそうです(興奮)。






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