RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

07 2018
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Keyshia Cole「11:11 Reset」
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その圧倒的な実力からデビューより第一線で活躍を続ける歌姫、Keyshia Coleの通算七作目となる『11:11 Reset』を御紹介。そのダイナマイトで迫力あるヴォーカルと胸でファンを魅了し続けるKeyshia Cole、やはり安定して秀逸だった前作『Point Of No Return』よりおおよそ2年ぶりでの本作という事で、リリーススパンも安定しております。彼女が主演のリアリティショウ“Keyshia & Daniel: Family First”も好評だったようですし、かなり人気のあるシンガーなんでしょうね(推測)。彼女のキャリアも12歳の時にMC Hammerのレコーディングに参加した事があり、Messy MarvやDwayne Wigginsの作品に参加するなどしているらしいです。 Epic移籍第一弾となる本作は、彼女のエンジェルナンバー“1111”にあやかって付けられたそう。
そんなこんなで早速感想を書いてしまいますと・・・・・・まずはイマイチ僕には彼の職業がわからないDJ Khaledが客演参加した「Cole World (Intro)」で幕開け、これはもうほぼほぼインスト扱いかな。美曲を書かせたらピカイチなEric Hudson(そしてパワフルな女性ヴォーカルとの相性も抜群)が制作した「Unbothered」は、まるで水面を弾いたように飛沫にも似た音色が弾ける流麗曲で、そこにKeyshia Coleの艶やかでしなやかなヴォーカルが泳ぐのがもうたまらなく美しい。「You」はHarmony "H-Money" Samuelsが制作し、客演にはFrench MontanaとRemy Maが揃って参加。MC二人を迎えただけあって美曲ではあるもビートはなかなか硬質でHip Hopなアプローチが光る一曲。溜めて吐き出す打ビートはKeyshia Coleの歌声がやはり骨太さがセクシーなのでバッチリ成立するし、French MontanaはともかくRemy Maのドスの効いた啖呵切るラップが鮮やかで素晴らしい。クラシカルなメロディマナーで鼓膜をしっとり揺らす「Incapable」はまさかのDanjaが制作を担当、じんわりと陽光に暖められるように眩いトラックは優しくて、Keyshia Coleの鮮やかな歌声に彩られより一層と輝かしい(溜息)。「Best Friend」はAntwan "Amadeus" Thompsonが制作を担当した青黒い夜風を思わせるようなメタリックなミッドで、やはりこういうトラックに光沢を持たせるKeyshia Coleのエッヂーでいて艶かしい歌声にウットリしてしまう。Bongoが制作を担当した「Vault」は僕の本作で随一ともいえるお気に入りで、確認したらソングライトとBack VocalであのJeremihが参加していたので妙に納得。トロトロと光沢を溶かしたようなトラックはなんとも美味で芳醇そのもの、そこにどっぷり浸かって熟成させるように響くKeyshia Coleの柔らかく発酵し墜ちてゆくヴォーカルが素晴らしい(溜息)。Kevin Randolphが制作を担当した「Act Right」では、客演させたら妙に光ってしまうYoung Thugが参加。Keyshia Coleのじんわりと発する体温を蒸気に変えて空気を湿らせ、そこにYoung Thugのいい意味で腑抜けたヘロヘロとしたラップがポタポタと滴るように流れるのも酔狂。BigHeadDezとYonniが共同制作し、ソングライトにはElijah Blakeが参加している星の瞬くような煌めきチューン「Right Time」。指スナップにキラキラとキメ細かく宝石みたいな音色が施されたラグジュアリーなミッドで、Keyshia Coleだからこそ成立するドラマチック展開。Damon ThomasにOrlando Williamson、Eric Dawkinsが共同制作した「Emotional」も古き良きR&Bマナーを踏襲した実直な一曲で、ただただ真っ直ぐ力一杯に歌うKeyshia Coleに涙零すだけ。この力強さの中にもどこかたおやかさが滲むのがKeyshia Coleの素敵なところで、胸を打った後には必ず雨上がりのような空気感を残してくれるんです(感涙)。「Ride」はChristopher "Drumma Boy" Gholsonが制作を担当し、客演にはKamaiyahが参加。サンプリングには2Pac「Hail Mary」を使用しまるで夜空を滑落するような冷感ミッドでやはりクール、すっきりクリアなトラックでTupacのフレーズを流星のように刹那に輝かせる演出も最高。最後はあのToo $hortを客演に迎えた「Cole World (Outro)」で幕切れ、この使い方はかなり贅沢過ぎて思わず勿体無いと嘆いてしまう。

流石はKeyshia Coleといった感じで抜群の安定感と重量感、トラック数がやや少なめだったのは気になりますが十分に満足できるのも、彼女の歌力によるもの。目新しさは無かったけれどカッコイイ、最後のToo $hortの使い方があまりに贅沢過ぎて、せっかくならラップを聴きたかったというのが不満かな(無念)。




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Tamar Braxton「Bluebird Of Happiness」
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もはや姉超えを果たしそうな勢いの、Tamar Braxtonの通算四作目となる『Bluebird Of Happiness』を御紹介。これほどデビューから長い期間を経てから、バシバシと作品をドロップ出来るシンガーも稀なのではないでしょうか。あのToni Braxtonと姉妹な訳ですから歌声は抜群な訳で、その姉が不在の期間を埋めるようにしてTamar Braxtonがガンガン活躍してくれています。銀と青が混じったようにして輝く青い鳥Tamar Braxtonのジャケットも素晴らしいですね、もっと顔が見えても良かった気がしますが。
それではちょっくら感想を書いてみたいなと思いますね・・・・・・まずはJavon HillとStanly Blackが制作した「My Forever」で幕開け、もうこれでもかというぐらいに光の粒を撒き散らしたトラックがラグジュアリーで高貴で、そこになんとも優雅でフローラルなTamar Braxtonの歌声が芳しく響くのにもうウットリ(酔)。Yonni制作の「Wanna Love You Boy」ではRobin Thicke「Wanna Love You Girl」をネタ使い、光を幾重にもスライスして舞わせたように展開するトラックはシャンパンゴールドで御洒落ソウルフル、Tamar Braxtonの艶やかに照り輝くヴォーカルにマッチング。レゲエネタとしてはもう鉄板になりつつあるSister Nancy「Bam Bam」をサンプリングした「Run Run」はTroy TaylorとBridgetownが共同制作、灼熱感をだいぶ和らげた木陰ほどの温度感も心地良いし、そんな柔らかなバウンスに乗せて揺れて弾むフックも面白い。Donald "HAZEL" Salesが制作した「Hol' Up」ではYo Gottiが客演参加、まるで角切りフルーツを盛ったようなトロピカルなサウンドが甘酸っぱく美味ですし、そこになんともジューシーなTamar Braxtonの歌声が滴るのも、皮ごとぎゅっと絞ったように少し苦味も混じったYo Gottiのラップもナイスアクセント(最近のこういう明度の高いトラックでのYo Gottiの乗り方はツボ)。「The Makings Of You」はなんとRodney "Darkchild" JerkinsとReezyTunezが共同制作し、サンプリングにはCurtis Mayfield「The Makings of You」を美しく使用。原曲の持つあの芳醇で気品溢れる醸造酒のような色合いがまろやかに輝くし、Tamar Braxtonのじっくりこっくりと深みのある艶美なヴォーカルが溶けてきめ細やかに泡立つのもたまりません(酩酊)。同じくRodney "Darkchild" Jerkinsが制作を担当したピアノバラード「Heart In My Hands」は、真夜中の空に舞い降る綿雪を見上げた時のあの、黒に混じって純白が体を包んでゆくような、そんな疾走にも似た切なさがこみ上げる美曲。「Blind」もRodney Jerkinsが制作を担当しており、これは最近の彼の十八番であるゴルペル趣味を眩く鋭く閃光させた一曲。「My Man」はBob Robinsonが制作を担当、またこの陽が静かに落ちて夜が更けてゆく様な、ゆっくりと進行してゆくトラックは最高の一言で、そんな夜のしとやかさにシンクロして上品に濡れるTamar Braxtonのヴォーカルが最高に官能的です(痺)。Evelyn "Champagne" King「Love Come Down」をサンプリングした「Pick Me Up」はTroy Taylorと$Kが共同制作、このトラックも原曲の持つフルーティでジューシーな味わいを抜群に際立たせてフレッシュ、こうなるとTamar Braxtonのディープな歌声も甘酸っぱくなって鼓膜もゴクゴク飲み干せてしまう(潤)。「How I Feel」はこれまた鉄人のDamon Thomasが制作を担当した純白のピアノバラード、Tamar Braxtonの歌声もまるでガラス工芸品のように青白く繊細に輝きます。最後を飾るのもピアノ演奏のみでじっくり聴かせるVincent Berry II制作の「Empty Boxes」、ただただ深々と降る鍵盤音は雨上がりのよう、ここで遂にTamar Braxtonは美しき青い鳥となって羽ばたいて青空へ飛び立ちます(幻想的)。

さすがの安定感で悪く言えば可も無く不可も無く、ですがそれこそが美徳でもある気がします(矛盾)。僕みたいな三十路のリスナーからするとRodney Jerkins制作曲が数曲あるだけでも聴く価値アリかもしれません、全盛期には劣るのかもしれませんが。とは言えやはりTamar Braxtonの、パツパツに張って肉厚で、高低差が姉以上にありそうなその歌声もやはりナイス。という訳でこれも結局は必携盤、Toni Braxtonの新作と共に次回作も期待しています。




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Mary J. Blige「Strength Of A Woman」
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誰がなんと言おうと不動で無敵の女王様、Mary J. Bligeの通算十二作目となる『Strength Of A Woman』を御紹介。デビューからずっと第一線で活躍し続け、ずっとR&Bファンを虜にしているMary J. Blige(以降はMJBと省略表記)。毎作と挑戦をし続けるMJBですが、英国ロンドンで制作された前作『The London Sessions』もすこぶる快作で、その年の年間ランキングでも堂々第五位にランクインさせた程。その前作からおよそ三年ぶりとなる本作、相変わらず金髪ボブのMJBですがこれが最高に綺麗、ブクブクと太らずにスタイルキープしているのも嬉しい限りです。
それではもう鉄板過ぎる内容を恥ずかしげもなく紹介・・・・・・まず「Love Yourself」はDarhyl Camper Jr.(Darhyl "Hey DJ" Camper, Jr.)が制作で、もはや大ネタのThe SCLC Operation Breadbasket Orchestra and Choir「Nobody Knows」をサンプリングした強靭なアッパー。MJBのドラマチックなヴォーカルが降りしきる雨のように、激しく冷たく鼓膜を打ち濡らすのがド渋くソウルフル。そこに客演のKanye Westのパワフルで神格化されたラップが稲光りのように轟くのがまた格好良く、Kanye WestのMCとしてのカリスマをビリビリと感じてしまう一曲。「Thick Of It」はDarhyl Camper Jr.が制作を担当(ソングライトにJazmine Sullivan関与)、Bay City Rollers「Give A Little Love」をサンプリング使用。ゆっくりとなだらかに流れるメロディはまるで、ゆっくりと綻ぶ蕾のようで、MJBの陽射しのよう眩いヴォーカルで導かれ、徐々に開いて満開の花園のように鮮やかになります。MJBの濃厚に香る強烈フローラルなヴォーカルが、なんともエレガントでたまりません(眩暈)。ピアノ鍵盤やホーンがしっとりと絡み合う艶やかなシャンパンゴールドなミッド「Set Me Free」、制作はDarhyl Camper Jr.が担当(ソングライトにJazmine Sullivan関与)。シャンパンゴールドなトラックに合わせて、これまたMJBが甘く囁くようなファルセット混じりにそっと歌い上げ黄金色の蜜味なヴォーカルが上品で美味です。大きな雫が冷たい静寂の空間にポタポタと滴るようなビートがこだまする「It's Me」は、Brandon "B.A.M." Hodgeが制作を担当。Trey Songz「Bad Decisions」を引用したモイストトラックは、滴る音色をぐんぐん溜めてMJBのヴォーカルが共振して泳ぎ鮮やかに溢れさせるナイスミッド(濡)。またまたDarhyl Camper Jr.が制作(ソングライトとBack VocalにJazmine Sullivanが関与)した「Glow Up」には、客演にQuavoとMissy Elliott、そして何の意味があるのかDJ Khaledが参加。ゆらゆらと水面のように揺れ波紋のように広がるMJBの潤んだヴォーカルに、Missy Elliottの変態チックなラップとQuavoの浸透圧の高いラップが響くのもグッド。Brandon "B.A.M." Hodgeが制作した「U + Me (Love Session)」はフワフワと舞い上がるシフォンのように甘美なMJBのヴォーカルに、陽に照らされて薄紅色に染まる雲海の上を遊泳するような天上トリップを体感できます。とにかくMJBの歌声と柔らかなトラックのシンクロがたまらなく素晴らしく、浮き上がってるのに溺れてしまうんです(錯覚)。同じくBrandon "B.A.M." Hodgeが制作の「Indestructible」は霜降りる朝の澄み切った空気を震わせるように響くメロディに、MJBののヴォーカルのじんわりした温熱効果で、じわじわと心が溶けてフォンデュされるような感触が素晴らしい。じっくり寝かせて発酵させたアルコールのように鼓膜から身体を回る熟成メロウ「Thank You」、制作はDarhyl Camper Jr.が制作しており、その中で蒸留されるMJBのヴォーカルはコクと渋味があって正に芳醇な旨味でグッド。Brandon "B.A.M." Hodgeが制作した「Survivor」は硬質なビートとキリキリと鼓膜を軋ませるメロディがまるで、真夜中に深々と降り続ける真白な雪のように冷たく淡い。@THEREALLAMBOと@DAREALBIGGDが共同制作した「Find The Love」は、MJBが自身の名曲「Just Fine」直系の爽やかにして晴れやかな煌めくアッパーで、MJBのパワフルでミントグリーンなヴォーカルの疾走感もあり爽快感抜群です。Theron "Neff-U" Feemster制作の「Smile」では、客演にPrince Charlez(ソングライトにもCharles Hinshaw名義で参加)が参加した純真バラード。ピアノ鍵盤のほろほろと零れる音色がとても繊細で儚く、MJBの熱をはらんで散るようなドラマチックなヴォーカルと、Prince Charlezの少し嗄れたヴォーカルがひりひりと胸を締め付ける荘厳な一曲で泣ける(震)。KAYTRANADAが客演参加した「Telling The Truth」は、そのKAYTRANADAとBADBADNOTGOODが共同制作を担当。あちこちに硬く輝く金属的な音色がひしめき明滅するのがなんとも妖艶な金鉱ミッドで、そんな金属的なトラックをも柔らかく美しく曲線を描き造形してしまうMJBの錬金術ヴォーカルが本当に素晴らしい。表題曲となる「Strength Of A Woman」はBrandon "B.A.M." Hodgeが制作(Add制作にはなんとTeddy Rileyが関与)を担当しており、どこかアフリカンなビート行進に揺られてグングン明度を上げてゆく大地の夜明けみたいなトラックが壮大でグッド。最後を飾るのは僕の大好きなHit-Boyが制作を担当した「Hello Father」で、これがもう黄金期のMJBを蘇らせたオールドスクールな一曲で、Hip Hopアプローチなビート使いにさらさらと舞い上がる絢爛な音色、タフにグングンと疾走して輝くMJBの濃厚で濃密な極上ヴォーカルとすべてがマッチング(痺)。

本当にMary J. Bligeの攻めの姿勢は素晴らしく、それこそBeyonceやRihannaに負けないぐらいに変化を続けています(前者の二人は革新を起こしトレンドを新たに作り、Mary J. Bligeはそういったトレンドをいち早く吸収するという違いはあるけれど)。だけれどそれがただ先鋭的でソウルやR&Bの枠組みを外れるということはなく(R&Bという枠に僕はあくまで拘りたい)、あくまで新たなR&Bの一面を魅せるに昇華している辺り、いつの時代にあってもMary J. Bligeは“Queen Of Hip Hop Soul”なのだなと痛感致しました。








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LeToya Luckett「Back 2 Life」
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元々はDestiny's Childのメンバーとして活躍した、LeToya Luckettの通算三作目となる『Back 2 Life』を御紹介。Destiny's Childでは2nd『The Writing's On The Wall』まで参加、その後は脱退しソロに転向しております。当然僕なんかはDestiny's Child世代なので(と言っても僕なんかは歴が浅いから三人編成の印象の方が強いが)、これまでのLeToya作品(それこそこれまではLeToya名義だった筈)も全て持って聴いているんですが、なかなかタイミングが合わずにこれがLeToya初レヴューとなります。最近ではその美貌も手伝って女優業も忙しいらしいLeToya Luckett(以降はLeToyaと表記)、今年の8月には企業家のTommicus Walkerとの婚約も発表し、まさにノリに乗っている年でのリリースで御座います。金髪のショートヘアとばっくり開いた胸元のジャケットがいたく素晴らしく、こういう素晴らしいジャケットの為にCD蒐集しているのです(眼福)。
それでは肝心の中身がどんな風かを早速書き出してみると・・・・・・霧氷のように澄んで白んだメロディにブリザードのようなビートが煌めくクールミッド「I'm Ready」でスタート、制作はD'Mileが担当。LeToyaのヴォーカルは女性らしい艶かしさもありつつ、でもどこかひんやりと脆く尖ったような繊細さがあってまるで硝子細工のよう。キラキラと青白く輝く氷点下のようなLeToyaのクールで美しいヴォーカルが、妖しくも艶麗に響く結露系のひんやりミッド「B2L」はJoseph "Jo Blaq" MacklinとYBZが共同で制作を担当。サンプリングにSoul II Soul「Back To Life (However Do You Want Me)」を使用したトラックは、透明感のあるLeToyaのヴォーカルは凍てつく程の零下で、それがトラックにキメ細かな霜のような輝きを施していてたまらない(痺)。ファンクなベース弦のグルーヴ振動に合わせて水飛沫をあげるようなクリアブルーなアッパー「Show Me」、制作はAnthony SaundersとJoseph "Jo Blaq" Macklinが共同で担当。バチバチにライトアップされたように鮮烈で眩いシンセが交錯する明度抜群なアップチューンは、LeToyaの潤んで瑞々しいピチピチのヴォーカルが気持ち良く泳ぎ戯れて、終いには溢れて聴き手を飲み込んでしまうのが痛快。だんだんと白んでゆく夜空のようなゆっくりとスローモーションで移ろうメロディがまろやかに美しい「Used To」、制作はJoseph "Jo Blaq" MacklinとJ Whiteが共同。夜更けからだんだんと陽が漏れて夜明けを迎えるように温度が移ろい、ビートを二段切り替えで敷きフックでは朝焼けトロピカルな雰囲気に包まれる逆光メロウで素晴らしく、LeToyaのヴィヴィッドでクールな歌声にもばっちりフィット。Rihannaみたいな妖しげダークな黒塗りソリッドな鉄甲チューン「Middle」はFirst BornとOh Goshが共同制作、鉄甲のように硬い輝きを鈍く放つトラックの中で、ひらひら舞うクロアゲハのようなLeToyaのヴォーカルが毒々しく体を巡るのもまた粋狂でグッド。個人的に速攻でヤラレタのがJoseph "Jo Blaq" MacklinとAndre Harris(!)が共同制作した「Grey」、その理由はAndre Harris関与なのとLudacrisが客演参加しているから(明白)。夜空の漆黒に銀色に輝く星を溶かして造ったような甘いグレーはとてもシルキーで滑らか、だからこそ声そのものがドレッシーで艶っぽいLeToyaの絢爛なヴォーカルがキラキラと映えるし、Ludacrisの相変わらず骨太ながらもビターでセクシーな味わいで昇天確実です(骨抜)。湧き水のようにきりりと清冽な岩清水ミッド「In The Name」、制作はなんとWarryn Campbellが担当。マイナスイオンが放出されている波紋トラックが聴き手の鼓膜を浄化してくれるし、水面に揺れてキラキラと輝くようなLeToyaのヴォーカルもなんとも透明感と潤いがあって清らかに美しい(溜息)。ちょっぴりベチャっとした癖のあるビートが跳ねるホイップクリームのようなキュートなミッド「My Love」、制作は同じくWarryn Campbellということで興奮。少し抜け感のある電子音のほんわかした連なりは黄金期のThe Neptunesサウンドを思い出させるけれど、LeToyaの歌声がやはり硝子細工みたく透明で煌びやかなのでばっちりシンクロ。Joseph "Jo Blaq" MacklinとAndre Harrisが共同制作した「Worlds Apart」はブルージーさが滲むダークモカな一曲ながら、LeToyaのヴォーカルが凛として甘美なためにいい塩梅でビタースウィートに仕上がっているのが聴き易い。ポタポタ滴る雫のような音色にダークに染み入り蠢く曲線ビート、時折と光瞬く鉱石シンセが混じった地下水脈ミッド「Weekend」、制作はJoseph "Jo Blaq" MacklinとBrandon BlackとGNBが担当。空気の薄いほどの高山の頂にいるような感覚の音色が漂う雲海ミッド「Higher」、制作はJoseph "Jo Blaq" Macklinが担当しており、白く霞んでじわりじわりと広がるLetoyaのミストヴォーカルにうっとりするばかり(昇天)。First BornとOh Goshが共同制作した「Loving You」は、ジャブジャブと水の中を転げて泳ぐようなトラックが潤いたっぷりなドリーミー曲で、水中のモーションに似たはらはらと揺らめくLeToyaの人魚ヴォーカルも幻想的で素晴らしい。最後を飾るのはLeToyaのステンドグラスのようなヴォーカルを透かせて光り輝くピアノバラード「Disconnected」、制作はJoseph "Jo Blaq" Macklinが担当。細く紡いだ光をそっときゅっと結んだようなメロディとヴォーカルがたまらない、印象派の絵画みたいな優しい光の溢れる一曲です(感涙)。

混じりっ気の無い純粋なR&Bアルバムといった趣で、やっぱり自然と再生回数が伸びているのが本作です。LeToyaのヴォーカルは昨今のR&B業界の中でも珍重な、とても輪郭のくっきりした光を纏った硝子細工のような性質でなかなか異彩を放っております。Executive Producerとして全編に渡って関与したJoseph "Jo Blaq" Macklinのサウンド指揮も素晴らしく、様々なタイプのR&Bを取り揃えながらも統一感バッチリでなかなかの死角無しアルバムだったと思います。






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Kehlani「SweetSexySavage [Deluxe Edition]」

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鳴り物入りでデビューを待たれていた女性SSW、Kehlaniの記念すべきデビューアルバム『SweetSexySavage』を御紹介。アフリカ系アメリカ人、白人、ネイティヴ・アメリカン、スペイン人、フィリピン系ネイティヴ・アメリカンと多くの混血であるKehlani、全身タトゥーだらけのルックスもですがやはり独特な雰囲気を醸し出しているのはその影響もあるのでしょう。Kehlaniはその昔、14歳の頃にあのTony! Toni! Tone!のDwayne WigginsがプロデュースするPoplyfeなるグループにフロントマンとして所属していた経歴があるのだとか。その後二作のMixTapeを出してその名を馳せたKehlaniですが、特に二作目となる『You Should Be Here』は第58回グラミー賞で“最優秀アーバンコンテンポラリー・アルバム”にノミネートされるなどし大活躍し、このメジャーデビューはR&B愛好家にとっては皆が待ち望んだ作品と言えますね。
それではサクサクと感想をここに書いてゆくとしますか・・・・・・まずはPop & Oakのコンビが制作した「Keep On」はゴクゴクとミネラルウォーターを飲み干すように鳴るディープなビートと、軽妙にパチンパチンと弾ける音色がまるで微炭酸テイストなミッド。とても色味の少ない透明に近いトラックながら、Kehlaniの甘みのある歌声と後半のトークボックス使いがジューシーで程よい鮮やかさを演出。同じくPop & Oakの制作となる「Distraction」はどことなくオリエンタルな音色が漂う滑らかミッドに、Kehlaniのヴォーカルが華麗に棚引く桃源郷的な桃色ミッドで、やはりKehlaniのフレッシュでジューシーな歌声が糖度を持っていて鼓膜が美味さを感じます。まるでオアシスで沐浴をするように音色が優しく飛沫を上げる「Piece Of Mind」もPop & Oakが制作を担当し、もはやマーメイドのように滑らかに泳ぎ回るKehlaniのヴォーカルが優雅で幻想的。Charlie Heatが制作を担当した「Undercover」なんかはまるで90年代後半のMariah Careyを彷彿とさせるピチピチ感があるミッドで、色とりどりなフルーツゼリーのようにプルンプルンとした弾力のあるトラックにぴったりマッチ。「Crzy」はBrittany Chi Coneyが制作を担当、うっすらとした茜空のように眩いトラックの中で、鳥が飛び回るようにしゃくりあげて独特な歌い回しをするフックが印象的。Jahaan Sweetが制作した「Personal」は、Aaliyah「Come Over」をサンプリングに使用。ちょっぴり冷たくて暗い水の中を思わせるウォータリーメロウなトラックが潤んで時折溢れるのが美しく、そんなちょっぴり冷たく感じるウォータリーなトラックの中で、ヒラリヒラリと泳ぐKehlaniのヴォーカルはまるで鮮やかな色味の熱帯魚みたく綺麗。Rhian Sheehan「Waiting」をサンプリングした「Not Used To It」は、Some Randomsが制作を担当で、これこそなんだかAaliyahみたいなトラックとヴォーカルのシンクロの感触が懐かしい。ゆらゆら浮かんでは沈みを繰り返すローションみたく粘液チックなトラックに、柔らかな曲線を描くKehlaniの歌声がダイブし、その溝に緩やかに艶っぽく音色を落としてゆくのが鼓膜を伝う感覚。「Everything Is Yours」は"Downtown" Trevor BrownとZaire Koaloが共同制作しており、静寂に小さな穴を開けるようにポツンポツンと滴る音色とビートが、Kehlaniのヴォーカルに伝染して次第に線を描いてトラックを細く紡いでゆくのが幻想的。波紋のように広がってゆくメロディが潤んでいる「Advice」はPop & Oakが制作で、Kehlaniのスーッと澄み切って冷たいミネラルウォーターみたいな歌声がたまらなく渇きを癒す壮麗なミッド。現行のトラップをもっとシロップ足して糖度を上げたような甘美スロウ「Do U Ddirty」、制作はThe Featherstonesが担当しており、こうなるとKehlaniのプルンプルンとした果肉のような歌声が良いアクセントになっていてグッド。乾いたアコースティックギターの音色が涙を拭う風のように淡く爽やかな「Escape」は、Pop & OakとAutoro "Toro" Whitfieldが担当。一時期のNe-Yo(もしくはBryan Michael Cox)を彷彿とさせるギターと鍵盤音とビートスナップの三種の神器的なポップバラードで、Kehlaniの真っ直ぐで水彩絵具のようなヴォーカルがすーっと綺麗に広がるのがなんとも美しい。Picard Brothersが制作の「Too Much」はビートの鳴らし方や歌声の多重エフェクト、その歌声に乗せられた重さと沈殿加減なんかが、昔のAaliyahとTimbalandコンビのような質感でたまらなく興奮する。と思って聴いていたらそれもそのはず、Aaliyah「More Than A Woman」が使用されているのですね。なんだか水浴びをしてるように潤んだ音色が跳ねるSven Thomas制作の「Get Like」も、Kehlaniのヴォーカルが可愛くて、艶やかでいてヴィヴィットな感触が映えてグッド。搾りたてのフルーツジュースのように甘酸っぱくて色鮮やかでフレッシュなミッド「In My Feelings」はPop & OakとAutoro "Toro" Whitfieldが制作を担当、ちょっぴりEDMっぽいテイストもあって尖り過ぎずの種っぽいツブツブ感ビートがグッド。夏の日の水辺みたいにきめ細かな眩さをキラキラと反射させるよう天然水仕込みのさらさらしたミッド「Hold Me By The Heart」、制作はPop & OakとAutoro "Toro" Whitfieldが共同で担当。Kehlaniの清水のように冷たくキリリと澄み切ったヴォーカルも美しく溶け合い、鼓膜を伝って体中に駆け巡るのが心地いい(浸透)。「Thank You」はPop & Oakが共同制作したこれまた瑞々しいポップ風味の清涼ミッドで、Kehlaniの清流のように自由に透明に流れを変えるヴォーカルが壮麗でまるで湧き水のよう。とここまでが本編の内容で、ここからは豪華盤のみの収録曲が二曲収録。P-Loが制作を担当しSasha「Dat Sexy Body」をネタ使いしたトロピカルテイストの「I Wanna Be」なんかも、キュートでいてピチピチと弾けるKehlaniの歌声がなんとも美味でグッド。最後はJMIKEとDjembaが共同制作した「Gangsta」で、漏電するようにビリビリダラダラと鳴るシンセの中で、妖しく揺らめく毒の華のような歌声がじわじわと聴き手を麻痺させます。

最近はダウナーが流行しているせいか、囁くようにとか静かになだらかに歌うR&Bシンガーが多い中、Kehlaniは跳ねるようにキュートでピチピチとしたヴォーカルで全編を彩っていて色鮮やか。アルバムの大半の楽曲をPop & Oakが担当しているのも手伝って、全19曲とこれだけのボリュームながら統一感はあって、なおかつ90年代のR&Bを彷彿とさせるサウンドの連続でがっちり三十路のハートを掴んでくれました。








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