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RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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僕が選ぶ2018年アルバムTop10[Rap部門]
前回に続いて、今回は僕が選ぶ2018年アルバムTop10[Rap部門]を紹介。
もはや世界で最も売れている音楽ジャンルとなったRap、どんどん勢力も拡大中。
それに伴ってSNSベースなどでも阿呆なラッパーがあちらこちらで出現。
多様性はあっても良いと思うけれど、聴く前から興味を削がれるMCもちらほら。
でも、ここまでジャンル内で爆発的に進化しているジャンルは他に無し。
そういう意味では、毎年とても楽しませてくれているこのTop10選考です。



第十位 Migos『Culture II』
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やはりここ最近のMigosの破竹の勢いは凄まじく無視できない、史上最高のグループとまでは言わないが、Rapの歴史を振り返った時には必ず名前が挙がるであろうシーンへの影響力。あの三連符フロウが誰のオリジナルかは不明だけれど、それをこの兄弟トリオが美しくフォーメーションを替えて繰り出すというのが味噌。やはりMigosならではの中毒性が光るし、それをこの脂の乗っている時に二枚組で出す辺りも策略的。あとはこの三人がそれぞれソロとして成功するのかどうか、やはりMigosは単体でなくトリオでないと威力半減な気がするのも払拭して頂きたい。

第九位 Stefflon Don『Secure』
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英国はバーミンガムから突如として出現したなんともパワフルな女性MC、Lil' Kim『The Notorious K.I.M.』をモチーフにしたであろうジャケットからして僕のハートをズドンと射止めた。なかなか骨太なラップとフロウながらも言葉の切っ先は鋭利で、其処彼処で聴かせるレゲエテイストな歌い回しなんかも彼女ならではの技でグッド。ルックス的にもなかなかの美形な気がするし、並み居る女性MCの中でも目立つ存在になれる事請け合い。Cardi Bが同時期に出現し売れたのが少し残念だけれど、サウンドもフロウもキャラ立ちしているので問題無し。

第八位 Flatbush ZOMBiES『Vacation In Hell』
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トリオとして同世代にMigosが出現したことが災いしている気がするFlatbush ZOMBiESだけれど、この2ndではその奇怪で独特な三者三様のマイクリレーで僕の鼓膜を毒々しく侵食。Migosが同じ様な三連符フロウを重ねつつ合いの手でシンクロ率を高めるのに反し、Flatbush ZOMBiESはゴツゴツ凸凹なマイクリレーで全員が個性たっぷり。沈殿気味のトラックも丁度良い塩梅の重たさで心地良く、それでいてトラックの毛色は様々で聴いていて飽きない仕上がり。全員がソロ作を期待できるMCだと思うけれど、急先鋒はやはりMeechy Darkoで決まりか。

第七位 J. Cole『KOD』
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デビュー時から僕のお気に入りのMCの一人なので、この順位はいささか低過ぎる気もしなくはない。ただJ. Coleはその作風がだんだん難解になるにつれて、少し疾走感が落ちている気がしたりしてそこが僕的には減点要素。ただ、そうは言っても作品の完成度はやはりズバ抜けて高くて高尚、どの部分を切り取って聴いてもエネルギーに満ちて圧倒的な言葉の重み。客演も無し(kiLL edwardはJ. Cole自身であるし)で、ひたすらと言葉をビート上に紡いでゆく様は先達のNasをガッチリと追っていて頼もしい限り。

第六位 Black Eyed Peas『Master Of The Sun, Vol. 1』
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Black Eyed Peasのずっとの強み(それはつまりwill.i.amの強み)はやはり、シンプルでいてポップさとコアさの絶妙な匙加減。大ネタ使いをしたとしてもけっして下品にならずに、どこかクラシカルに滑らかに輝かせる。それでいてどこか洗練されていてクール、それはwill.i.amのビートメイカーとしてのセンスと、メンバーそれぞれの(意外にも)熟練した骨太でシックなラップの調和でこそ成せる技。本作ではBEPの立役者とも言えるFergie不在ではあるけれど、だからこそ三人で原点回帰しシンプルにやりたい音を見つめ直す良い機会になった筈で。それが功を奏している。

第五位 Nipsey Hussle『Victory Lap』
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ようやくのメジャーデビューアルバムとなったNipsey Hussleだけれど、これほどまでインディな作風からガッツリとメジャー臭プンプン(その客演の豪華さもそう)な作風へと切り替えながらも、全く以ってしてこれまでのコアなファンを離さずより多くのファンまで獲得できたMCはいない気がする。それだけNipsey Hussleの燻し銀でいて軽やかなラップが際立っていて、そのラップにサウンドも客演も引っ張られているという証拠。惜しくも凶弾に倒れてしまったけれど素晴らしいMCである事はもう証明済みであったし、だからこそ今後の活躍がもう聴けないのは残念でならない。

第四位 Jim Jones『Wasted Talent』
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やはり三十路の僕としては(いやもはや四十路も近い)、Dipsetに対する愛着というのは凄まじいものである。しかしそんなDipsetの中でも、僕にとってJim Jonesは三番手ぐらいに好きなMC(一番はやはりCam'ronで、二番にJuelz Santana)。しかしDipsetの中でも一番アルバムを量産しているし、そのせいか聴く回数も多くなり結構好きなMCに成長。久々の本作でも現行シーン寄りのトラップっぽい曲もやりながら、やはり鼓膜を奪うのは Dipset仕込みな大ネタ使いっぽく大きく振り回したソウルフルなトラック。Cam'ronやJuelz Santanaを招集している点も熱いし、新人との絡みも全てグッド。

第三位 The Carters『Everything Is Love』
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Carter夫妻による初のタッグアルバムは、どちらかというとBeyonceのラップスキルが光っていたという点でRap部門で選出。思った以上にJay-Zは一歩下がった出演という感じで、世の夫婦としての絶妙なバランスも提示していて面白い。この二人が揃った時点でクレジットは恐ろしく豪華になるのは当然、それぞれがこの王族夫婦の為にあれやこれやとサウンドの忠誠を尽くしまくり。若者の中で流行る三連符なフロウもトラップっぽい掛け声やノリも、この貫禄ある二人がやると途端に貴族の優雅な戯れと化す狡さと巧さ。

第二位 YFN Lucci『Ray Ray From Summerhill』
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ATL出身のこの若手を僕は完全にノーマークにしていて、なんとなく購入して聴いたらかなりお気に入りとなった驚異の追い上げ盤。ATL出身らしいゆったりとして伸びやかなフロウは、放物線を描いて消える飛行機雲のような柔らかさがあり、メロウな中にもYFN Lucciならではのバウンシーさが光っている。最近の若手とは一線を画すメロディアスさとキーの高さで、トラックもソウルフルなものなんかもあって三十路の僕でも異様に聴き易い。中堅から若手まで客演も豪華に参加しているけれど、YFN Lucciがきちんと主役として際立っており将来有望株。

第一位 Travis Scott『Astroworld』
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果たしてサウンドとその独特で闇に光る星のようなフロウだけで、ここまで完璧に異空間なアミューズメントパークを開園できるラッパーが何人いるだろうか。そういう意味ではこのTravis Scottは、かのKid Cudiに比肩するほどの幻想世界の創造者になったと思う。ゆっくりと暗澹にも絢爛にめくるめく音世界、宵の明星のように闇夜にぼそりぼそりと呟くように煌めくTravis Scottのラップは、じわりじわりと聴き手の平衡感覚を奪って堕落させて昇天もさせる。そういう意味でもアートワークは当初に発表された、真夜中の遊園地のようなジャケットの方が採用されるべきだった。



.........僕が選んだ10枚は、2018年の年末当時はこういう並びでした。
しかしRap部門に関しては、年を越してからあれこれと買い足したアルバムも多数。
その中でもTop10漏れをさせて、後悔しているアルバムもあったりします。
ここに挙げているアルバムに関しては、早くこのブログで感想を書きたいな。
コメント嬉しいです、ありがとうございます。

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僕が選ぶ2018年アルバムTop10[R&B部門]
とにかく本当に久々のブログ更新。
遡れば2005年頃からずっと更新していたこの“RocBox 2”ブログ。
それこそ当初は毎日更新していたものですが、結婚し子供が出来てからは数日に何度か。
しかし、子供が二人になってからはだんだんと音楽を聴く時間も無くなって。
そんなこんなで、この“RocBox 2”を放置したままでした。
確認したら最後の更新は2018年の11月18日。
もう半年も更新出来ていませんでした、もちろんこれは最長です。
で、ちょっとブログのことを思い出したので、書いてみようと。

年末年始にブログを書いていなかったので、恒例記事を書けていなかったです。
そう、年間Top10で御座います。
実は僕のやっているTwitter上では、年間Top10は発表していたんです。
それをこのブログに書き起こせていなかったので、肩慣らしに最適かなと。
遅ればせながら昨年度、2018年のTop10[R&B部門]をここできちんと発表致します。
例年よりもやはり購入枚数も減っていますが、かえって本当に聴きたいアルバムのみ買うことに。
まあザックリした感想も添えて、ランキングを発表致します。



第十位 Toni Braxton『Sex & Cigarettes』
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やはり最初に出会った頃からToni Braxtonは好きな女性シンガーの一人なので、こうやって新譜が出ると素直に嬉しくなるんです。本作は全8曲となかなかコンパクトながらも、Toni Bratonらしい芳醇ビターがしなやかに煙るように味わえてる、Toni Braxtonでないと演出できないであろう大人の色香が漂う全く飽きがこない一枚。完全に淑やかなミッドで構築した無駄の無い設計も秀逸で、真夜中か夜明け前に毛布に包まって穏やかな体温を交えて聴きたい素敵なアルバム。

第九位 Ne-Yo『Good Man』
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どうしても優等生な印象を拭えないNe-Yoだけれど、実は毎作と様々なサウンドを準備して挑戦しているアグレッシブなシンガーだというのが僕の印象。そのキラキラと爽やかなヴォーカルを武器に軽やかに駆け抜けるのはNe-Yo節だけれど、そんな中にも変態ヘドロな「Breathe」や、R. Kelly的な濃密な粘液ハーモニーを繰り出す「Apology」など変化球も多数。だけれどBebe RexhaとStefflon Donを迎えて、レゲトンなアッパー「Push Back」なんかも据えてきっちり自身の旨味も出している辺りは憎き優等生かな。

第八位 Leon Bridges『Good Things』
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Leon Bridgesのデビューアルバムに関して言えば、あまりの懐古主義に四十手前の僕は少し尻込みしてしまい買わないまま(と言っても気になっていて、金銭的な理由からずるずると買えないままと言った方が正しい)。本作は噂ではそのデビューアルバムよりもよりR&Bチックになっていたとの事ですが、僕的にはやはりヴィンテージなソウル感触の強いアルバム。ただLeon Bridges自体はそこまで重厚過ぎず柔らかくしとやかなヴォーカルなので、素直に仕事も言えよう“ソウルフル”にゆったり浸かりながら聴き入る事が出来、入浴時間で再生回数を増やしました。

第七位 Mariah Carey『Caution』
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いい意味でこれまでのMariah Careyの作品(特に00年代)の焼き直し、しかもイマドキな新しい製作陣を敷きながらのこのサウンドなので、あえて策を弄さずのかなりな直球勝負でそこがグッド。というか製作陣も“Mariah Careyってこういう感じじゃん?”と言わんばかりで制作した気がして、そこにポツポツとTy Dolla $ignやGunna、Blood Orangeを配置して刷新感はちょっとだけ演出(だけれどSlick Rickに鼓膜を持っていかれるのが僕)。そんな単純な罠に喜んで捕まってしまったリスナーはきっと多いし、こうやってシンプルに聴かせ続けるMariah Careyのキュートさが嬉しい。

第六位 Victory『The Broken Instrument』
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Jay-Z率いるRoc Nationからのデビュー、というだけで前情報なしにただただ購入してしまったVictory。ほんのりと暈けた優しい歌声はなかなか独特で魅力があり、黒真珠のような音色がキラキラと輝くUKっぽい空気感を含んだ一枚かと。ジャズとフォークを融合させたシンガーと呼ばれているらしく、R&Bという感じではないけれどそのスモーキーなヴォーカルはソウルフルそのもの。昼下がりの陽だまりのような温もりが心地良く、気付いてたら再生回数が伸びていたのが本作。

第五位 Me'Shell Ndegeocello『Ventriloquism』
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Me'Shell Ndegeocelloを聴くといつも、どこか人知れない神秘的な秘境へと迷い込んでゆく感覚に陥る。彼女のヴォーカルが、音楽性が、とにかう深淵かつ神々しくて、この様々なシンガーの曲をカバーする事で、余計に異質な彼女の才能が引き立っている。PrinceにSade、TLC、Janet Jacksonなど僕にとって耳馴染みの深い楽曲ですら、すぐとカバーと気付けない程にMe'Shell Ndegeocelloの独創的なエッセンスで味変させられているのがグッド。普段ならばこういうカバーアルバムはTop10からは外すのですが、これはもはやオリジナルアルバムだと言い切れる程に、Me'Shell Ndegeocello独自のトリップ感が味わえる至高の一枚。

第四位 Jacquees『4275』
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Birdman率いるCash Money Recordsが久々に送り出したR&BシンガーがこのJacquees、数あるMixTapeの中でも『Mood』が素晴らしかったJacqueesがようやくリリースに漕ぎ着けることが出来たのがこのデビューアルバム。その多くが既発曲で聴いたことのあるものなのですが、どれもが高水準なのでそれでも全く構わない。ボソボソと平坦にラップっぽく歌い上げる若手シンガーが多い中、Jacqueesはそのルックスとは裏腹にじっくりと抑揚を武器に歌い上げる、まさに90年代的なシンガーでそこが高得点。歌声もけして透き通り綺麗とかではなく、どこかミルキーな感触の甘さが独特で素晴らしい注目株。

第三位 Blood Orange『Negro Swan』
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ずっと素晴らしいアルバムを創り続けていたBlood Orange、ようやく僕の鼓膜が彼に追いついたというのが正直な感想。そのデジタルとアナログが溶け合った不思議とノルタルジー漂うサウンドの秀逸さは当然として、そんな幻想的なサウンドの中でただただ泳いだり、時にはゴスペルチックにファルセットを張り上げるなど、錬金術のようにヴォーカルを駆使するBlood Orangeに鳥肌が止まらなかった。これまでは自分の中でサウンドが先行していたけれど、そのヴォーカルの素晴らしさにも気付かせてくれた一枚。

第二位 Lloyd『Tru』
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元々ナヨ声の男性シンガーがそれほどまで好きという訳でもない自分だけれど、やはりLloydのナヨ声は存在感抜群でとても滑らかで美しく鼓膜を優しくとろけさせる。久々の新作というのも手伝って聴いている時の高揚感は抜群だったし、逞しい裸体に瑞々しい森林という、あまりにも透明感溢れるナチュラルさが弾けていて痺れた。サウンドも僕世代が愛した90年代テイストなR&B曲を、その甘酸っぱくて潤んだヴォーカルで浸透させるというLloydならではの離れ業で聴かせてくれた珠玉の一枚に昇天。

第一位 Tinashe『Joyride』
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かなり早い段階からリリースを発表しながらなかなかリリースされず、もはやお蔵入りも覚悟していた中でようやくのリリースで発狂したのを覚えている。内容的にはTinasheがMixTapeなどで繰り出していたものよりも、多少ポップで聴き易く(悪く言えば大人しく)なった感は否めず、端々でRihannaの二番煎じギリギリな感触もあったり。しかしTinasheはRihannaよりももっとスウィートで可憐な聴き易いヴォーカルと、業界屈指なほどにバキバキに踊れるスキルがあるので、ヴィジュアル的なアプローチがもっと戦略化されたら、更に強力なアルバムになる可能性大かなと。二番煎じとか大人しいとか勝手な事を言ったが、製作陣や客演も旬でこだわった人選が光っているし、充分にこの世代では鋭いエッヂを最も輝かせていたR&Bライクな一枚だったと思う(賞賛)。“Joyride”と称しつつもそこはさほど無謀でもなく、やはり計算され尽くした感のあるところがメジャー作品たる所以。



.........僕が選んだ10枚は、2018年の年末当時はこういう並びでした。
とか言いつつも、まあ今見返してもこの順番でいいかなと思います。
これからもっと買う金銭的余裕も、聴く時間的余裕も少なくなってくると思います。
それでもたまーーーーに、ごくたまーーーーに、ブログを更新したいです。
そろそろ新譜に拘らずに、昔の作品を紹介したいなとも思うのですが。
まあ、兎にも角にも、皆様の昨年度の年間Top10が何だったのか気になります。

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僕が選ぶ2017年アルバムTop10[R&B部門]
全く音楽を聴く時間が無かった、そうとまで言えるぐらいに自分の時間は無し。
いや、多分作れる方は家族がいようが作れるのでしょうが、僕にはなかなか難しい。
だったらCDなんかは買わない方がいい、そう思う時期もありました。
しかしこれが、十代の頃からずっとの趣味だから今更止められない。
今年もR&Bも豊作、の筈なんですがそれほど聴き込む時間は無かったです。
だからこそ、今年は年間ベストも発表を中止しようかと悩んだぐらい。
そんな中でもパッと浮かんだ10枚を、ここで性懲りもなく書き連ねます。
今年の選出は2016/12/11から2017/12/10までの発売盤が選考対象です。



第十位 112『Q Mike Slim Daron』
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三十路で90年代にR&Bに嵌った僕としてはやはり、Bad Boy Recordsには特別な思い入れがあるし、それは112に対しても(そしてヴォーカルグループに対しても)格別なのです。一時期は不仲とされ再結成も不可能とされていた112、各自がソロアルバムを出したりしていたのでそれで我慢していたんです。それがきちんとオリジナルの四人で電撃再結成を果たし、時代に変に迎合しない純粋なR&Bを、その紳士で淑やかなハーモニーで紡いでくれたことにただただ感謝。もう少し聴く時間があったらば、もっと上位に食い込んだかもしれない往年ファン涙の一枚。

第九位 Sampha『Process』
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R&Bなのかどうか難しいところもありますが、ピアノを弾きながらの繊細で儚げな歌声はとてつもなく美しく、胸に凛と一年間響き続けた一枚。James Blakeで感じたあのセピア色した情景をよりクリーミーに表現し、モフモフとした独特の感触でかえってエッヂーに聴かせた意欲作。その容貌からは見当付かない優しくミリ単位で調整されたウールみたいなヴォーカルも希有ですし、ソングライターとしての次回作や提供曲を楽しみにさせてくれる逸材。R&Bというジャンルに囚われず、あちこちの音楽サイトでも高評価を得ていたのも頷ける一枚でした。

第八位 SZA『Ctrl』
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巷ではもうKendrick Lamarと共に最強を誇っており、どの音楽サイトでも軒並み別ベスト3には確実ランクインしている感のあるSZA。勿論かく言う僕もSZAのこのアルバムはErykah Badu以来の感触を感じていて好きですが、Top3までには入りませんでした。その唇と同様に厚ぼったいヴォーカルがなんとも特徴的で、そこからなんとも熟れた果実が甘い果汁を滴らせるようにゆっくりと響くSZAのヴォーカルが艶っぽいこと(溜息)。だけどほどよく可愛くもある、二作目にはもっと好きになっていそうな予感がビンビンしています。

第七位 Demetria McKinney『Officially Yours』
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ハッキリ言って穴馬といいますか、僕はDemetria McKinneyのことは全く知らずにジャケットのみで購入を決意。女優もしているという美貌と違わず(というよりもそれ以上にきちんと)、実力溢れるヴォーカルで王道なR&Bサウンドを聴かせてくれて嬉しい驚き。トラックの振り幅もシンセをシンコペイトを使ったエッヂーなものからクラシカルなソウルナンバー、透き通るような純真バラードまで取り揃え、それらをバッチリと取り零し無く丁寧に歌い上げるDemetria McKinneyがナイスでした。飛び道具は無いんですがR&Bアルバムとしては、初期のBeyonceを思わせる作りで好みでした。

第六位 Kelela『Take Me Apart』
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世間様ではその洗練されたサウンドとの融合具合が高評価されている様ですが、僕はただただ単純にこのKelelaのヴォーカルに魅せられたんです。これまで何度も使われた“ネクストAaliyah”の称号ですが、本作でKelelaはその称号を確実にモノにしたのではないかと思います(しかもそれはTimbalandと合体した時のAaliyahを指している)。めくるめく煌びやかな電子サウンドの宇宙の中でも、Kelelaのしっとりとした女性的に生温かく官能的なヴォーカルが湿って響くことで、余計に深遠でミステリアスな音世界へと漂流させられるのが心地良いのです。

第五位 Brian McKnight『Genesis』
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僕の本当に大大大好きなR&Bシンガーが何を隠そうこのBrian McKnight、これまで何度と彼の音楽に涙し癒されてきたことか。こう書くとこれまでもランキングの常連だった様に思われるかもしれませんが、ここ近年では年間Top10には入っておらずかなり久々のランクイン。本作はやはりBrian McKnightのR&Bへの帰還を銘打てる内容で、それを支えたのはこれまたR&Bの名手であるTim Kellyで、このタッグが揃ったのだからもう美しい流線形のR&B曲のオンパレードになっているに決まっています。やっぱりBrian McKnightはこうでないと、そういう意味ではあまり息子達とガッツリ組んでやらない方が得策かな。

第四位 Ty Dolla $ign『Beach House 3』
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ハッキリ言ってリリース時期がもう少し早ければ、確実にTop3入りしていた気がするのがTy Dolla $ignの本作、本当に最後まで迷ったんです。曲数も多いのですがどれもTy Dolla $ignの味付けが濃くて、それでいて先鋭的で今を時めくサウンドというのをガッチリと呈示。これだけの幅広いキャラの立った客演陣を配置しつつも、やはりTy Dolla $ignのオリーブオイルのようなヴォーカルが数滴垂らされたらもう味付けはそれで決定、誰にも覆せないのです。話題だったし高評価だった前作よりも、分かり易くR&Bなアルバムだったこともこの高順位に影響しました。

第三位 LeToya Luckett『Back 2 Life』
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いや、確かに内容ではこれより素晴らしいアルバムが沢山あったでしょう、しかし僕はLeToya Luckettの本作がとても好きでした。まず何よりいまだに美人なLeToya Luckettが好きだし応援したい、このジャケットも最高でしたし、そんなに冒険していないけれど純粋にR&Bなアルバムは愛着が湧き易いのです。こう書くと内容が平凡だったのかと突っ込まれそうですが、そんな訳もなくLeToya Luckettのキリリと清廉で麗しいヴォーカルが堪能出来る、なかなか透明感抜群でクールな一枚で聴き応えありました。

第二位 Trey Songz『Tremaine The Album』
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本作がこれまでのTrey Songzのキャリアハイかと問われたら、きっと違うのでしょうがそれでも本作は今年ただ単純によく聴きました。現存の若いR&Bシンガーの中でここまで露骨にセクシーなのはTrey Songzしかいない、そう断言できると思いますし、それだけでも彼は国宝級ではないかと思います。しかしただセクシーだけに頼るのではなく色々な楽曲に挑戦しているのもTrey Songzの凄いところで、本作にも王道エロチューンから熱帯気候なダンスチューン、EDMっぽくもあるポップチューンまで取り揃え、聴き手を飽きさせることなく楽しませてくれています。

第一位 Elijah Blake『Audiology』
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前作『Shadows & Diamonds』もすこぶる快作で、その年の年間第四位に僕は選出していたほど。そのElijah Blakeも順調に二作目をリリースしてくれて、本作はその一作目よりもバランスの均れた(その点は彼のソングライターとしての成長なんだと思う)アルバムを完成させました。サウンドもなかなか秀逸かつ独特で、他のシンガーのトレンドの押さえ方とは全く違っておりその点も異色でグッドでした。それでも実験的という意味では僕は前作の方が優れていたと思いますが、それを加味しても今年の年間第一位に君臨させて然るべき一枚でした。



.........とこんな感じで10枚決まりましたが、どうでしたでしょうか。
うーん、なんかこうまだ釈然とした僕もいて、もっと違ったランキングでも良かったかななんて。
やはりそれぞれに聴く時間が限られていて、好きなアルバムが来ると他が後回しになっていたのも事実ですし。
世間様的にはやはりSZAと並んでKhalid『American Teen』が高評価ですが、僕はそこまで嵌らず。
この十枚以外で悩んだアルバムを挙げるとすれば、Mary J. Blige『Strength Of A Woman』Chante Moore『The Rise Of The Pheonix』Cody ChesnuTT『My Love Divine Degree』Bryson Tiller『True To Self』あたりがそうです。
特にBryson Tillerに関しては前作で全く嵌らなかったので、二作目となる本作を結構聴いたから最後まで迷ったんですが外れてしまいました(難)。
こちらもRap部門同様、まだブログに書けていないアルバムが6枚も入るという非常事態。
今年また書けたらなとは思っています、約束は出来ませんが。

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僕が選ぶ2017年アルバムTop10[Rap部門]
あっという間に2017年もあと僅か、皆様どんな一年でしたでしょうか。
僕はやはり第二子誕生、しかも娘が生まれたのが大きな出来事。
男三兄弟で育った僕なので、女の子をどう育てたらいいのか全く未知。
息子でもこんなにも可愛いのに、娘となるともう発狂するのでは......。
という訳で、嬉しいことと引き換えに、音楽を聴く時間はよりいっそうと激減。
奥様のお心遣いでお小遣いは貰えているので、買っている量はそれほど減っていないんですが、
やはり時間が限られると、好きなアルバムにばかり時間を割いてしまい、ムラが生じます。
そんな中でも気に入った十枚、ランキング形式で今年も発表します。
今年の選出は2016/12/11から2017/12/10までの発売盤が選考対象です。



第十位 Machine Gun Kelly『Bloom』
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あんまりにも話題になっておらず驚いたのが、MGKことMachin Gun Kellyの本作。ポップやロックにも目配せしたサウンドはMGKの文字通りマシンガンみたく乾いて撃ち抜くラップにバッチリとお似合いで、時にはMGK自身が歌う様にフロウしたりするのも抜群に格好良かった。話題のQuavoやTy Dolla $ignに、あのCamila Cabelloもいち早く起用したりとゲスト陣の選択もなかなかのもの。まったりゆったりとした三連符ラップやマンブルラップが流行る中、こういう白人らしいラッパーが活躍するのも嬉しい限り。

第九位 Joey Bada$$『All-Amerikkkan Bada$$』
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前作も軒並み高評価を得ていたJoey Bada$$ですが、本作はどうも聞くところによると聴き手の間では好き嫌いが分かれたとか耳にしました。確かにデビュー作である前作に比べると幾分かサウンドのトーンも明るくなり、Joey Bada$$もなかなかエアリーなラップを聴かせていた気がします。でもだからこそ僕的にはとても聴き易く、彼らしいソウルフルでしなやかながら骨太なトラックも燻し銀で、バランスは数段上だったように思います。Joey Bada$$曰く、このアルバムがJay-Z『4:44』に影響しているなんて断言(喧伝)しているのもちょっぴり頷かせる力作。

第八位 Lil Yachty『Teenage Emotions』
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ハッキリ言ってノーマーク、こんな若造に三十路半ばに差しかかる俺が嵌る筈もない、そう思っていたのが過ちでした。しかしこのLil Yachtyの恐ろしい程に気の抜けた、フニャフニャとしたラップと音世界で気付けば、笑気ガスを喰らったようにヘラヘラして浸る僕が居ました(苦笑)。マッチョなイメージの強いRapとはかけ離れた(そういう部分が好きな要因の筈なのに)Lil Yachty運営の真夜中の遊園地サウンドが極上、トラックもポップにレゲエにトラップにアンビエントにと何でもあり、ラップしているのか歌っているのか、はたまた欠伸の延長線上なのかと思わせるヴォーカルも面白い。

第七位 Lil Uzi Vert『Luv Is Rage 2』
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ハッキリ言ってノーマーク(二度目)、このアルバムジャケットがあまりにも素晴らしくクールだったので、一応買っておこうかで買ったというぐらいに期待ゼロでした。しかし蓋を開けてみて(聴いてみて)ビックリ、多種多様なサウンドとLil Uzi Vertのカメレオンばりに変色し繰り出すフロウが凄まじいびっくり箱みたいな一枚で強烈。極彩色の電子音との融合、というより音と一緒にはしゃいで踊るようなLil Uzi Vertのバウンスが最高に気持ち良い病み付き度抜群の一枚でした。曲数も結構多いのですが全く飽きさせない、案外長生きするのかもなんて思わせる(音楽に拘らず他分野でもいいだろう)Lil Uzi Vertに大いに期待。

第六位 Vic Mensa『The Autobiography』
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Jay-Z率いるRoc Nationからのデビューというだけでも、僕の中では高評価は約束されている訳ですが、このVic Mensaに関してはそのデビュー前からずっと気になっていて、だからこそRoc Nationと契約してくれた時は嬉しかった。そこからようやく放たれたこのデビューアルバムは、やはりVic Mensaらしい地味と見せかけて仕掛けの多いサイレント
キラーな一枚でグッド。なんとも豪華なゲスト陣も素敵な色を添えつつ、ラップも歌もこなし舞っては砕ける劇場型のVic Mensaがバッチリと主演を務めています。にしてもここまでド派手にあれこれと暴れ回るとは予想外で、僕の心配していたJ. Coleとの棲み分けはきちんとされていました。

第五位 Wu-Tang Clan『The Saga Continues』
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統帥であるRZAがそのサウンド構築をMathematicsに委譲したことで少し心配もしたのですが(本当に少し心配しただけ、MathematicsはこれまでもWu-Tangサウンドに関与していたから)、Mathematicsはそんな心配を見事豪快に吹き飛ばしてWu-Tang Clanを再び召還させることに成功。Wu-Tang Clanの面々も全く錆びていない功夫ラップで型のごとく華麗にマイクを繋げ、僕ら門下生の鼓膜をバキバキと鍛錬ししばくのもたまりませn。あとはWu-Tang Clanに縁の深いRedmanがあちこちに参加していたのも、僕の中で高得点を叩き出した要因です。

第四位 Lupe Fiasco『Drogas Light』
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僕が“好きなMCは誰?”と他人から問われた時に、すぐには名前が浮かばないであろう一人がLupe Fiasco。ですがこの毎年の選考の際には必ず名前が挙がり、ランクインも果たしているのもLupe Fiasco、という事で僕の好きなMCの一人なのです。本作はジャケットが不味かったのかあまり話題になっていないのですが、なんともLupe Fiascoらしい光に満ちあふれた一枚で、聖戦を連想させるLupe Fiascoの光の騎士っぷりがなんだか凛々しく美しかった。これだけ暗いサウンド(つまりトラップ)が流行し蔓延する中では、Lupe Fiascoの本作は宵の明星のようでした。

第三位 Big K.R.I.T.『4eva Is A Mighty Long Time』
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若手の中でも特に好きなのがBig K.R.I.T.でして、トラックメイクからラップまでこなす自作自演型のソウルフルな野郎でかなりイカします。なので前作もバッチリと年間の第二位にランクインしておりました。自分の音楽に割ける時間の少なさと、本作は二枚組のボリュームだったのも重なり、正直に言ってもう少しリリース時期が早ければ、もっと上位に食い込んだであろうポテンシャルはビリビリといまだに感じています。あまり多くは語りませんが(今後ブログに感想記事をきちんと書きます)、Andre 3000の不在の穴をガッチリ埋めてくれる才人がこの分厚くて豪快なBig K.R.I.T.だと思います(予感)。

第二位 Kid Cudi『Passion, Pain & Demon Slayin'』
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“現世こそ夢、夜の夢こそまこと”、これは僕の愛する推理作家の江戸川乱歩の言葉。彼の言う意味とは少し違うのかもしれませんが、Kid Cudiの本作にはこの言葉を添えたいなとふと感じたのです。薄暗い月明かりの中で青白く醒めたKid Cudiのラップが蠢き踊るのは、どこか狂気じみているの寸前にある美しさを感じるのです。前作『Speedin' Bullet 2』がゴリゴリのロックアルバムだったのもありますが、サウンドも以前の月世界を旅していた男の御伽噺をアップデートしたようなもので、“これぞKid Cudiであり、だからこそKid Cudiは唯一無二なのである”と実感させてくれる圧倒的芸術に満ちた二枚組アルバムで御座いました。

第一位  Jay-Z『4:44』
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ソングライターとして歴史に名を刻んだ2017年、その年に発表したJay-Zの本作は人種問題や同性愛、家族愛や家族の裏切りなど、これ以上に社会問題や私生活に踏み込んだ、ソングライターとして人間の深みに富んだ一枚となりました。しかし、Jay-Zのソングライターとしての巧さは(上手さではなく、巧さなのだ)その表現だけでなく、題材を扱うタイミングと切り出し方だと再認識。リアル(現実)を語るという上ではこれまでのビジネス指南や金融策、女性の扱い方などもリアルだった訳で、それを少しスライドさせただけ。リアルなのだけれどフィクションの物語というスレスレの塩梅(今回の懺悔がどこまで本気なのだろうか)が、Jay-Zが常に最先端で最前線に君臨している所以だと思います。



.........という訳で、2017年の年間ベストを10枚並べてみました。
世間様の年間ベストでいけば、当然とKendrick Lamar『DAMN.』とMigos『Culture』はランクインしている訳で、
僕もこの二枚は聴いているし格好良かったと思うし、年間ベストも少し考えました。
ただ、僕はそこまでKendrick Lamar信者ではないし、MigosよりもLil Uzi VertやLil Yachtyの方が俄然聴いていた感覚があったので、こういうランキングに落ち着きました。
今回のランキングからは漏れたけれど最後まで悩んだ作品を挙げるならば、Vince Staples『Big Fish』Big Sean『I Decided.』、そして一番悩まされたのがDreezy『No Hard Feelings』でした。Vince StaplesとBig Seanは最近の僕のお気に入りのMCなんで当然として、Dreezyはメキメキと綺麗になっているし歌もラップも織り交ぜ、Nicki Minajを超えることも可能なポテンシャルを感じました。
しかし、選んだ10枚のうちブログに感想を書けているのは、半分の5枚のみ。
今年からまたちょこちょこ書きたいなとは思っていますが、なかなか難しそう。



※番外編 Mac Miller『The Divine Feminine』
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昨年のリリース作品でTop10漏れした盤から選ぶ番外編、結局は僕の好きなMCでもあるMac Millerは選ぶべきだったと。大抵この番外編では“去年はあまり聴かなかったけれど、あとあとから聴くとじわじわ好きになった”な一枚を選ぼうと思うんですが、Mac Millerの本作は単純にやはり好きだった。Mac Millerの持つソウルフルさと華麗さ、その華麗さに潜む毒々しさがたまらなく、客演陣も豪華絢爛で相性もピッタリ。Mac Millerにしか創出できない世界観がそこにはいつもあって、次回作もまた期待をしてしまう芸術家なMCで御座います。

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まさかのT-Wayne 始動か?
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T-PainとLil Wayne、名前的にも似ていて相性の良い二人。
この二人がタッグを組み、“T-Wayne”あるデュオを結成。
このニュース、最初の一報が流れたのは08年頃でした(忘却)。
当時のT-PainとLil Wayneは本当にキャリア全盛期で、特にT-Painが駆使したオートチューン技法が氾濫し、皆がこぞって使っていました。そんな中でT-Pain直々にお墨付きを得ていたのが、このLil WayneとKanye Westだった気がします(曖昧)。
そんなT-Wayne結成の一報から10年近く経とうとした今、突如としてT-WayneのMixTape『T-Wayne』が発表されました!
どうして今更?もう遅いよ?
とは思いました正直、でもいいんです。
今こうして聴いても相性は良いし、このサウンドは病みつき。
がっつりと組んで、正式なアルバムを一枚作ってくれたらな。

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