RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

06 2007
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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2Pac「Pac's Life」
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亡き偉人である2Pacの作品で『Pac's Life』を御紹介。死してなおまだこうやって新作がリリースされる事自体が異様というか偉業なのに、出したら絶対に売れるんだから本当にTupacの圧倒的な支持率には頭が下がりますよねぇ(そしてTupacを愛し続けるHip Hopファンにも)。僕は当初は購入する気は無かったんですが、そのジャケットがあまりにシンプルで格好良かったのと気になる曲が何曲かあったので購入しました。
それでは気になる内容に触れてゆきたいと思うんですが……アルバムの幕開けを飾る「Untouchable(Swizz Beatz Remix)」からして、僕の狙い目で御座いました。Swizz Beatzが御得意の銃声と奇声を散りばめたアゲアゲなトラックで対応、そこにBone Thugs-N-Harmonyの流れる様なメロディアス早口ラップが組み込まれた熱~い一曲……なんですが、同じSwizz Beatz&Bone Thugs-N-Harmonyならば、The Notorious B.I.G.「Spit Your Game」の方が数段カッコよかったと思われます(個人的意見)。続く「Pac's Life」は本作からのシングル曲、制作をLT Huttonが担当した超ポップで可愛さ満点なメロディアス曲。2Pac「This Life I Lead」を下敷きにしたカラフルな彩りの中で、Ashantiの可愛すぎる歌声フックと、もはや向かうところ敵無し状態のT.I.様がダラリとラップをかます素敵な一曲。Carl ThomasのRaggaeな歌い回しが良いアクセントな「Dumpin'」はSha Money XLが製作を担当した不穏曲、Hussein FatalとPapooseがゲスト参加しているんですが、僕は俄然Papooseに耳を奪われました。そして僕が本作を購入するキッカケとなったのがこの曲、「Playa Cardz Right(Female)」で御座います(拍手)。なんとゲストには次世代の女王の呼び声高いKeyshia Coleが参加、それだけではなく制作はなんとあのIvan "Orthodox" BariasとCarvin "Runsumの二人が手掛けているんですから筋金入り。僕は美しくもどこか儚く悲しげなこの曲、かなり好きなんですよねぇ~、雨の日に家の中で掛けたりするとしっとりしていてバッチリかと思います。Keyshia Coleの歌声の素晴らしさはもう言うまでもないですが、やはりTupacも聴かせるラップで脱帽です(ただ主役はKeyshia Cole的な曲です)。「Sleep」では50 Cent率いるG-UnitよりYoung Buck、あとメロディアスなフロウで若者を虜にするChamillionaireが援護射撃参加、製作はこれまたG-Unitお抱えのProducerであるSha Money XLが担当。結構ライトな味わいのトラックにYoung Buckの男臭いラップと、Chamillionaireのすましたラップが好対照で面白い一曲。Edidonなる人物が製作を担当した「Don't Sleep」ではLil' Scrappyが参加、するもそんな目立ってはなかったかなぁという印象。甘くメロウなトラックに思わずウットリな「Playa Cardz Right(Male)」はSha Money XLが製作を担当、いやぁ本作でのSha Manoey XLの仕事っぷりは目を見張るものがありますね(感心)。Keon Bryceなる男性シンガーの甘酸っぱい歌フックも素敵ですし(要注目)、もう一人のゲストであるLudacrisの余裕綽々なラップもばっちりキマッてて最高に御洒落です。「Pac's Life(Remix)」ではAshantiのヴァースをChris Starrが代わって担当、そして新たにTupacの旧友Snoop Doggがユルユルなラップでこの可愛いトラックに華を添えます。しかしこのRemix版でもそのパートを削られないT.I.が本当に凄い、それだけ彼は人気があるって事ですよねぇ。

これが果たして2Pacの作品なのかと言われれば否なのかもしれませんが、気楽に楽しめる一枚である事は確かです。これだけクオリティが高いから死後もずっとアルバムがリリースされるんでしょうねぇ、彼の母親はあと何曲彼の未公開曲を持っているんでしょうか、これからも続きそうですねぇ。

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Bow Wow「The Price Of Fame」
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女の子を虜にするアイドルMCであるBow Wowの通算五作目『The Price Of Fame』を御紹介。もうすっかり大人な男性にも関わらず、どことなく少年を見る様な気分になるのが不思議なBow Wow君、女の子からの人気はいまだ絶大ですね。そんなBow Wowがなんとなく地味にリリースしたのが本作、通算五作目という事でもうすっかり古株ですねぇ。
気になる内容はと言いますと……今回はかなりサウスを意識したサウンドになっていまして、策士Jermaine Dupriのマーケティング魂が垣間見れる意欲作となっています。まずはそのおどろおどろしさにYoung Jeezyが突然現れそうな節回しの「Price Of Fame」はLil' Ronnieによる製作、やっぱりちょっとYoung Jeezyを意識しているんじゃないかな。なんて思っているとそんなYoung Jeezyの十八番掛け声“えぇぇ~い♪”みたいな声がのっけから聴こえる「4 Corners」が登場、製作はJermaine Dupriで総製作指揮にあのNo.IDが参加しています。Jay-Z「Big Pimpin'」を下敷きにしためちゃダークでシンプルループなサウストラックに、Pimp C、Short Dawg、Lil' Scrappy、そしてLil' Wayneと人気MCが勢揃いした豪華曲、最後を締め括るLil' Wayneがやはり一番格好良い。「Outta My System」はBow Wowの真骨頂である歌モノ曲、製作はJermaine Dupri(とNo.ID)でゲストにはなんとT-PainとJohnta Austinという強力援護(贅沢)。Rick James「Hollywood」を下敷きにしたメロウなトラックに、T-Painの専売特許であるボコーダー使いの切な~い歌フックがたまらなく胸を締めつける反則曲。「How You Move」もJermaine Dupriによる製作曲、サンプリングに50 Cent「Disco Inferno」を使用しています。前回大当たりした同世代コラボ、Bow Wow×Omarion「Let Me Hold You」は今回Bow Wow×Chris Brown(加えてJohnta Austin)で「Shortie Like Mine」として収録されています。製作はJermaine Dupriなんですが彼の右腕で屈指のバラードマンであるBryan-Michael Coxが製作総指揮で携わっているので、流麗なピアノ音が散りばめられた美曲に仕上がっていますよ(好)。スクリュー使いで完全にサウス流儀に則った「Dont Know Bout That」はNittiによる製作曲、Young CaponeとCocaine Jがゲスト参加しています。所属事務所So So Defの大先輩である姉御Da Bratをゲストに迎えた「Damn Thing」はJermaine Dupri製作、Da Bratは余裕綽々ですな。その後はもう本当にサウスをかなり意識した曲がズラリ、ボコボコとした機軸にシンセの跳ねる音とスクリューを絡ませたJaermaine Dupri製作の「Bet That」、どことな~くMannie Freshが製作しそうな少し音に余裕のあるサウンドが面白い「On Fiya」はFree Agentz製作、女性のセクスィ~な歌声が良いアクセントになっている50 Centっぽさのある不穏な「Give It To You」などなど。最後には何故この曲を隠しトラックにしたのかさっぱり意図が掴めない「I'm A Flirt」を収録、この判断はゲスト参加しているR.Kellyも気に入らなかったらしく、皆様も御存知T-PainとT.I.をゲストに迎えたRemix「I’m A Flirt Remix」が誕生しました(最強)。このRemixには完全に負けているけれど、Bow Wow版の原曲も結構イケてますよ。

相変わらず聴きやす~い一枚で、女の子と一緒にドライブする時とか掛けると良いかもですね。前作『Wanted』では“あまりに歌モノ的なトラックで逆に聴きづらい”みたいな事を書いた気がするんですが(未確認)、今回は逆にこんなサウスぶんぶんにしなくても良かったかなぁと(笑)。それなら前作のメロディアス路線の方がBow Wowらしかったかな。まぁでもゲスト陣が豪華だし、聴いてきっと損は無いです。

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L.L. Cool J「Mama Said Knock You Out」
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老舗Def Jamが誇る超ベテランL.L. Cool Jの通算四作目となる『Mama Said Knock You Out』を御紹介。このなんとも硬派なジャケットからして熱気ムンムンで最高に熱いッ、これぞ“肉体”といった感じ。最近ついにL.L. Cool JがDef Jamに対する不満を爆発させましたね(最悪)、いやぁ近いうちにそうなるとは思っていましたが、まさか曲まで発表するとはね。残念です、Jay-Zが言う通りやはりミスターDef JamはL.L. Cool Jですし、これからもDef Jamの顔として残留して頂きたいですね。
まぁそんな心配は後回しにしまして……まず先述しておきたいのが、全ての楽曲をMarley Marlが製作しているという点、だから一枚が丸々きちんと纏まっていてかなり聴き易いです。Marley Marlが誘うHip Hop黄金期の音にどっぷり浸かれます、ラジカセ方に担いで下さい。まずはロウなビートで単調ながらも硬く攻める「Boomin' System」で幕開け、L.L. Cool Jの硬派な印象と相俟って良いです。シングとしても人気だったL.L.御得意のメロウ曲「Around the Way Girl」はメッチャ切なくて思わずフックを口ずさんでしまいます、バックボーカルを務めるThe Flexなるグループが良い味出しています。これまたクールで荒削りなビートに乗せてL.L.が自身の自慢の肉体をアピールする×××賛歌「Mr. Goodbar」はもう反則技、こういう曲で世の女性達はメロメロに溶かされるんでしょうねぇ。息切れしそうな程に激走する「Mudergram」は完全なるオールドスクール曲調、Ice Cubeを思い出しました。スクラッチの効いた小気味の良いビートに合わせて、自身の周りに群がる金の虫どもとそれに騙された自身を嗜める「Cheesy Rat Blues」、一聴するととても女性との情事を歌っているとは思えないドラムの音に急かされる疾走系の「Milky Cereal」、軽快なビートと女性声のフックとL.L.の歯切れの良いラップにぶちかまされる「Jingling Baby(Remixed But Still Jingling)」、ホーンの鳴りが否が応にも僕のテンションを上げるソウル寄りな「To Da Break Of Dawn」等々。まぁそんなこんなな楽曲が収録されていますが、やはり本作でのハイライトは「Mama Said Knock You Out」で決まりでしょう。その荒々しく骨太な吐き出すライムがL.L.の筋骨隆々さそのもの、もうバッタバッタと敵を薙ぎ倒すその破壊力は凄まじい、いまだその力は衰えていないんだからなお凄い(驚)。

さすがはL.L. Cool J、魅せつけてくれます(拍手)。とは言ってもやはりミドルスクールど真ん中な音なのでちょっとついていけない分もあります、この頃の空気をそのまま感じ取るほどの感性が僕には無いというか(残念)。これからも第一線で頑張ってもらいたい(俳優も)、またRick Rubinと一緒に何か作ったら面白いのになぁ。

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Lenny Kravitz「Baptism」
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現代のRock StarことLenny Kravitzの通算七作目『Baptism』を御紹介。この僕がRockなんて聴くのはなかなか無いんですが、まぁLenny Kravitzに関してはまず黒人ですし、R&BやHip Hop関連の楽曲にも多数参加していますんで、そりゃ僕なりに興味を持って購入した訳ですよ。
まぁ当然では御座いますが……全曲の製作をLenny Kravitz自身が行っていまして、楽器も殆どすべてを自身で操っているってんだから凄いです。まずは幕開けには恐ろしくもってこいな「Minister of Rock'n Roll」で登場、ジリジリと迫り来るドラムスとギターがもう僕の鼓膜を完全に虜にします。“俺はスターにはなりたくないのさ♪”と断言しながらも、そのスターぶりが余裕あるトラックに滲み出ている「I Don't Want To Be A Star」、Rockですなぁ。少しカワイイ感じのギターループに若干浮遊気味のLenny Kravitzの歌声が気持ちをハイにさせてくれる「Lady」、これでもかって程に気持ち良く眼前を疾走する爽やかめトラック「California」、そのユル~いビートがかなり黒くてソウルフルに感じる「Sistamamalover」、これはD'Angeloなんかが歌っても面白いかもなんて思いました。これぞLenny流Rockだぜって感じでノリッノリな骨太な「Where Are We Runnin'?」、最初の始まりでMJ「Billy Jean」をすぐに思い浮かべたホーン鳴り捲りのこれまた男ロックな「Flash」も素敵で御座います。しか~し、これらかなりストレートでガンガンなRock曲よりも、僕個人はスロウなバラードのトラック群の方が断然心を奪われました。そのキラキラと美しく儚いメロディ(とLenny Kravitzの優しい歌い回し)が抜群な「Calling All Angels」は良い、個人的にはJustin Timberlakeの名曲「(Another Song)All Over Again」を彷彿とさせました。そんな空気感をそのまま漂わせている「Baptized」も格好良いのでかなり好き、Lenny Kravitzの熱い歌声はそのままに曲は泣いていて(涙)。バックボーカルに女性シンガー、Tawatha Ageeを使っていてそれがまたグッド。ひたすらに自問自答を繰り返す人生歌「What Did I Do With My Life?」なんかは渋いの一言、自分もLenny Kravitzと一緒になって考えに耽ってしまいますね(深)。アコースティックギターをキュイキュイ言わせながらLenny Kravitzがファルセットで静かに歌声を響かせる「Destiny」なんか最高、ガンガン突端な楽曲の中でこういう楽曲があるとさらに映えるんですよねぇ(染入)。でもそんなこんなな楽曲群よりも、僕が本作を購入したキッカケでもあり一番に興奮したのはやはり、あのJay-Zを招いた「Storm」でしょう(宣言)。ちょっぴりHip Hopライクなドラムス(キック?スネア?)に、Lenny Kravitzの影のある吐息混じりのソウルフルな歌声、そして間髪入れずに流れ込むJay-ZのKing Of N.Y.な神業ラップ(鳥肌)。この二人の相性は本当に抜群ですね、この曲はマジでカッコイイ、Jay-Zのライン“足でしっかり地面を踏み、背中で風を遮っている、肩には天使、頭は雲の中♪”ってのが、なんとも詩的でカッチョエエです(惚)。この曲の為だけにこの一枚を買っても、けして損はしないでしょう。

普段あまりRockを聴かない僕でも十二分に楽しめた一枚だったです(昇天)、Jay-Zが参加しているだけで僕はもう満足なんですがね(笑)。ただ厄介なのが国内盤だとCCCDになっているという点(面倒)、僕はi-tunesでipodに入れ込む事が出来たんで良かったんですが、やっぱりコピーコントロールは必要ない気がします。Lenny復活、是非聴いてみて下さい。

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Cherish「Unappreciated」
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Felisha、Farrah、Fallon、Neoshaの四姉妹(FelishaとFallonは双子)で構成されるCherishのデビューアルバム『Unappreciated』を御紹介。もう皆様御存知かと思いますがJazze Pha率いるSho'nuff Recordsからデビューしたんですよ。あのDestiny's Childが解散してガールズグループの玉座は久……ッ々に空いている訳で、このCherishも其処を狙って出てきた事でしょう(推測)。
それでは気になる内容はと言いますと……いま勢いづいているAtlantaの出身という事もあって、そういったサウスの雰囲気をばっちり取り込んだ一枚となっています。まずは彼らの育ての親であるJazze Phaが製作を担当した「That Boi」の登場、もう完全に“ぴゅー♪ぴゅー♪”いってるJazze Pha趣味が爆発している一曲。Cherishのクールな歌声もバッチリ、Jazze Phaの煽りもナイス(笑)。ATLの人気デュオであるYoungbloodzよりSean Paulを招いた「Do It To It」はDon Vitoによる製作曲、これも南部っぽい隙間のあるバウンス曲。「Chevy」はこれまた名前は聞いた事のあるJasperが製作を担当したミッドナンバー、都会の夜の様に色っぽくて浮遊感のあるトラックがCherishにめっちゃ似合っている。ピアノの旋律とスナップ(指鳴らし)が光る切なさ込み上げる「Unappreciated」、製作はJazze Phaという事で彼の引き出しの多さにも頭が下がります(流石)。ちょっぴり民族音楽を加味した電子トラックにハンドクラップを配した「Taken」はDon Vitoによる製作曲、これなんかはもうガールズグループの定石トラックって感じですねぇ。しつこい男の電話攻撃(ストーキング)に困り果てる「Stop Calling Me」もJazze Phaが製作を担当したミッドなナンバー、一見ナヨッとした音質なんですが中身はかなりバチンと撥ね付ける感じでめちゃ強気。Adonisなる人物が製作を担当したこれまた空間をかなり意識した感のある「Oooh」も、四人のコーラスワークでかなり奥行きがあって吸い込まれる感じ。バンバンと跳ね叩く様なビートでかなりクールにキメる「Chick Like Me」はDon Vitoが製作を担当、ゲストにRasheedaなる女性MCが参加しています。Jasper製作の人の吐息をアクセントにした聴かせる「Whenever」、Adonisが製作を担当した小気味良いシンセに艶かしく男に迫る色魔な(笑)「Show And Tell」も高水準。その始まりと音質、その陰りが否が応にもAlicia Keysを彷彿とさせる「Fool 4 You」はDon Vito製作、Boyz Ⅱ Menっぽくアカペラでその実力を如何なく発揮したキラキラな「Moment In Time」はJasper製作、最後にCherishのコーラスワークを妙技を示したなかなかな一曲、これはなかなか素敵で好きです。

うん、普通に実力もあるし見た目も皆なかなか綺麗だし、これはかなり今後が来たい出来そうな四人組ですね。あのDestiny's Childを超える事が出来るんでしょうか、まぁDCみたくメンバー離脱なんて事は姉妹だから無さそうですしね。これからも是非頑張って、ガールズグループの流行をまた作って頂きたいです。

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Common「Electric Circus」
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Commonの通算五作目となる『Electric Circus』を御紹介。その地味~でひたむきなスタイルが多くのHip Hopファンに愛されている超ベテランのCommon様、最近はKanye Westとのタッグでまた若い世代のファン(つまり僕)も多く作ったから凄い。そんなCommonの衝撃作がコレ、その奇抜なジャケットも賛否両論だったのではないでしょうか。
そんな奇抜な外見と同様に……内容の方も今までのCommon作品とは違うかなりぶっ飛んだ楽曲が目白押しとなっていおりまして。「Soul Power」が盟友であり名ProducerであるJ Dillaが製作を担当した一曲、まぁいつものCommon作品に近い様でありながら、でもやっぱり一捻りある楽曲。しかしこの一曲はかなり格好良い、これは往年のCommonファンでも確実に興奮するであろう一曲。「Aquarius」はThe Rootsの頭脳であるAhmir "?uestlove" Thompson×James Poyserが製作を担当した“ぽわわん♪”な感じと彼のドラムスがまた素晴らしく映えた一曲。ここではあのBilalがゲスト参加しているんですが、そのBilalが思いの外活きていないのが残念、もっとBilalの歌声を前面に出して欲しかったかな。「Electric Wire Hustler Flower」はもう完全にいつものCommonでは絶対にやらないであろう一曲、感じ的にはMos Def辺りがやりそうなかなりロキッシュ風味を取り入れた一曲。ゲストにSunny(P.O.D.)が参加していますが彼が誰か分かりません、ぶち切れたCommonのラップもかなりイカシてます。OmarとDart Chilizがゲスト参加した「The Hustle」はKarriem Rigginsが製作を担当、これはかなりエレクトリックでシンセチックです(驚)。「Come Close」はなんと……あの……The Neptunesが製作を担当、このCommon×The Neptunesの組み合わせが世間をあっと驚かせたんです(当然)。がしか~し、そこはThe Neptunesもバッチリ分かってます、彼らというとどうしてもすぐに“ピコピコピュンピュン♪”な音を想像しますが、彼らの真髄はそのメロウ側面にあると僕は確信しています。そのメロウが十二分に堪能できるこの一曲、ゲスト参加の女王Mary J. Bligeの控えめな歌声がこれまたどこまでもエモーショナルで素敵過ぎます(惚)。「Star *69(Ps With Love)」は再びAhmir "?uestlove" Thompson×James Poyserに加えJames Poyserによる製作、Bilalゲスト参加の摩訶不思議な浮遊曲。ここでは先曲よりもBilalの歌声を聴く事が出来ます、しかもBilalの特性をかなり熟知した使い方で結構満足で御座います。しかもこの曲ではキーボードとギターをあのPrinceが担当しているんだから驚き。「I Got A Right Ta」はThe Neptunes製作でPharrell Williamsがゲスト参加した一曲。ブルージーさをキープしながらもロキッシュでシンセ音も入り混じったThe Neptunesらしい奇天烈トラック、Pharrellのハイトーンボイスもやっぱり良い味だしています(負)。「Between Me, You & Liberation」は静寂の中で?uestloveのドラムスがセンシティブに鳴る神秘的な一曲(勿論、製作はAhmir "?uestlove" Thompson×James Poyser)。ここではCee-Loがゲスト参加していて、それがまたこの曲に不思議な付加価値を生み出しています。「I Am Music」もAhmir "?uestlove" Thompson×James Poyserによる製作曲、思わず踊り出したくなる様なオシャレなダンス風味曲にゲストのJill Scottの雰囲気バッチリの囁き歌声が華を添えます(似合)。Ahmir "?uestlove" Thompson×James Poyser製作の「Jimi Was A Rock Star」では元恋人のErykah Baduがゲスト参加、タイトル通りJimi Hendrixについて歌った曲で、これは流石に奇を衒い過ぎたのではとちょっと感じました(個人的感想)。最後を締め括る「Heaven Somewhere」もAhmir "?uestlove" Thompson×James Poyserによる製作、OmarにBilalにCee-LoにJill ScottにMary J. BligeにErykah BaduにLonnie Lynnと多くのゲストが参加しているんですが、これがまたかなり不可思議な一曲でどろどろと溶けてしまう様な黒く濃~~~い一癖も二癖も一曲に仕上がっています。

これをサーカスと言わずしてなんと言うか、そんな意気込みがビシビシと感じられる意欲作となっています。Commonがこういう一枚を創る必要があったのかといえば確かに疑問は残りますが、それでもなかなか面白い一枚には仕上がっています。Erykah BaduをOutkastのAndre 3000に奪われ、そんなAndre 3000(Outkast)に対抗して彼らの様なちょっとサイケな一枚となった……てのがこの本作誕生の定説ですが、実際はどうなんでしょうか。Commonの次の最新作『Finding Forever』もかなり豪華な製作陣が構えています、かなり期待しちゃってます。

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Erykah Badu「Worldwide Underground」
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Erykah Baduの通算三作目となる『Worldwide Underground』を御紹介。Erykah Badu、彼女の音楽はそんな好んで聴くタイプのものではけしてないんですが(僕がまだ幼稚な為、その魅力をすべて理解できない)、それでもやはり彼女のアルバムをたま~に部屋で掛けてゆったりしたい時があります。そんなErykah Baduの通算3作目となるのが本作で御座います。
それでは早速内容について軽~く触れてゆきましょう……本当に説明(感想)が難しいので簡単にしますね(失格)。まずは催眠術にかけられる様な感覚に陥る「Bump It」はErykah Baduの真骨頂、製作を担当しているのはFreakquencyなる製作チームで御座います。このFreakquencyなるチームはErykah Baduを筆頭に、玄人James Poyser、Rashad "Ringo" Smith、R.C. Williamsなる人物達で構成されている様でして、本作では全曲をこのチームで製作しています。続いては「Back in the Day(Puff)」はErykah Baduが珍しく(?)声を張り上げる、これまたどこまでも昇天させられる極上グルーヴで素敵。続く「I Want You」はどこまでも不思議、単純な音の連続の中でErykah Baduが“あいうぉんちゅー♪”をひたすら連呼している、まるで呪文の様な一曲で僕的には結構理解しがたい(しかも尺が10分以上と長い)。まぁそれでも途中から曲として(歌として)目鼻立ちが出来るんで、そこからは自然に鼓膜が心地良いと感じているんだから不思議。「Woo」はかなりスクラッチの効いたHip Hopライクなエッジ曲、とにかくErykah Baduが聴衆を煽るのみの一曲。Project(低所得者用住宅)で生きていく事の厳しさを力強く歌い上げる「The Grind」はFreakquencyとDead Prezによる共同制作曲。ここではErykah Baduは後ろに引っ込み、Stic ManとMlなる人物のラップがメイン。「Danger」は僕の本作一番のお気に入り曲かな、ホーンが鳴り響く迫力たっぷりのトラックにErykah Baduの男顔負けな度胸据わりまくりな歌(歌詞)がばっちりキマッている一曲。「Think Twice」の美しさと儚さもかなり僕のツボでしたねぇ、“愛について(愛する相手について)もう一度考え直しなさい”と迫るErykah Badu、思わず考えてしまうけど、やっぱり音楽が気持ち良い事が優先。「Love of My Life Worldwide」ではQueen LatifaにAngie StoneにBahamadiaとかなり豪華で通なゲスト陣が参加、この曲はもう普通にカッコイイ。これだけの面子で鳥肌立たない訳がない、皆の相性は抜群そのものです。あとこの後に国内盤ではボーナストラックが収録されていまして、それが「Love Of My Life(An Ode To Hip Hop)」「Hollywood」の二曲。前者「Love Of My Life(An Ode To Hip Hop)」ではErykah Baduの元恋人であるCommonがラップで参加、大ネタな味付けのトラックにCommonの渋過ぎるラップ、この二人の音楽面での相性は本……ッ当に抜群なんですけどねぇ(惜)。後者「Hollywood」もこれまたErykah Baduの高音領域がかなり活きている爽快曲、どこまでも昇天させてくれて素晴らしいですよ。

いやはや相変わらずErykah Baduには置いてきぼりを喰らわされます、僕もまだまだ子供だという事でしょうねぇ(青)。それでもなんとなくで心地良いと感じたのは本作も同様、一枚通して夜中聴いてたらかなり熟睡できるのは確かです(笑)。もう一度Commonと一緒に曲を作ってくれないかなぁ、良い曲がきっと出来るだろうに。

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The Roots「Game Theory」
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The RootsのDef Jam移籍第一弾で通算六作目となる『Game Theory』を御紹介。まさかあのThe Rootsが大手レーベルのDef Jamに移籍するだなんて!とかなり驚いたのを今でも覚えています。それもこれもやはり新たにDef JamのCEO(最高経営責任者)に就任したJay-Zの力でしょう、Jay-ZはThe Rootsに絶大なる信頼を寄せていますからね(MTV Unpluggedを参照)。しかしThe RootsはThe Roots、やはりタイトでストレートなHip Hopを今回も提供してくれています。そんなThe Rootsの構成員はというと、?uestlove、Black Thought、Hub、Kamal、Capt Kirk、Knucklesという形にこの時点ではなっている様です。
そんなこんなで本作の内容に……がしかしThe Rootsの作品は紹介がかなり難しくて苦手、すんごいカッコイイんだけど上手く伝えられないんですよ(失格)。まずは「Dilltastic Vol Won(derful)」で幕開け、今は亡きJ.Dilla追悼の念を込めて作られているみたいなんですが(Overseen By J.Dillaって記載されている)、歌詞対訳とか無くてよく分からないです(残念)。そんで続く「False Media」ではAhmir "?uestlove" Thompsonの叩くドラムがただただ鳴り続く硬質な一曲、もうここでじわりじわりと興奮してきます。そして表題曲「Game Theory」で一気にThe Roots世界が大爆発、Black Thoughtのラップが切れ味抜群で最高。製作はThe RootsとKhari MateenでサンプリングにSly and The Family Stone「Life Of Fortune & Fame」を使用、ゲストにはMalik B.が参加しています。「Don't Feel Right」はThe RootsとTahir Jamalによる製作曲、サンプリングネタにはKool & The Gang「Jungle Boogie」とThe Ohio Players「Ecstacy」という定番中の定番をあしらって魅惑の黒い一曲に仕上げています。ここで良い仕事しているのはMaimounia Youssefなる女性シンガーの歌フック、力強く巻き込む様な歌声がたまりません。Malik B.とPornをゲストに迎えたバシバシと弾かせる様なこもった音が不思議な「In The Music」、製作はThe Rootsに加えてRichard Nichols、Pedro Martinez、Owen Biddle、Kevin Hansenと大勢です。口パーカッションの天才Rahzelがその本領を如何なく発揮した「Take It There」ではDice Rawがバックボーカルを担当。どこかJazzyな雰囲気がバッチリ決まっているのが「Baby」、製作はThe RootsとJohn McGlinchey、バックボーカルにNouveau RicheのDice RawとJohn-Johnno二人が参加。The RootsっぽくなくてThe Rootsな味わいな「Here I Come」が僕は個人的には好き、疾走感溢れるギャングスタな一曲(失神)。ゲストにDice RawとMalik B.が参加、勿論悪くないけれどここでNas辺りが絡むと(もしくはMos Def)最高に痺れ上がったかも。そして僕的に最も驚かされた一曲が「Long Time」、ゲストになんとあのPeedi Peediが参加しているんです。Peedi Peediって誰?と思った貴方、Ne-Yo「Stay」でラップしていたRoc-A-Fella所属の彼です。僕はRoc-A-FellaファンだからPeedi PeediはPeedi Crakk時代から知っていますし、なかなかそのラップは好きです。ここでも負けじと良い味を出しているんですが……まさかこの後The Rootsに正式加入するとは(驚愕)。Peedi Peediも頑張っています、皆で応援しましょう。「Clock With No Hands」は本作随一のメロウで美しい一曲、JazzyfatnasteesのMercedes Martinezなる女性シンガーが妖艶な囁きボイスで僕らを高みに連れてゆきます。続く「Atonement」もそんな空気感を大事に引き継いだスムージーな一曲(Radiohead「You And Whose Army」サンプリング)、ここでもJack Daveyなる女性シンガーが雰囲気バッチリな歌声で華を添えています。そしてアルバムの最後を締め括るのはあまりにも美しすぎて涙が零れてしまう「Can't Stop This」、製作はあのJ Dilla、それをThe Rootsがミックスしています(追悼)。Jackson 5「All I Do Is Think Of You」をサンプリングしたメロディアスでソウルフルな感傷的なトラックに、ただひたすら真摯にラップするBlack Thoughtに目頭熱くなる事必至です。

本当に渋さがたまらない大人味の一曲、普通のHip Hopとは一線を画すというか、“これが本物のHip Hopだ”と真のHip Hop好きは熱弁するんでしょうねぇ(当然)。The Rootsの魅力全てを理解しているとは言いません、それでも充分にその格好良さは伝わってきます、彼らの音楽が好きだと言えます。Peedi Peediを加えた新生The Rootsの今後の活躍に期待です(あと、本作にはあのLarry GoldがStringsのアレンジで全曲に参加しています)。

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Macy Gray「The Trouble With Being Myself」
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Macy Grayのこの通算三作目となる『The Trouble With Being Myself』を御紹介。そのドギツイ顔のせいか、なかなか手を出さなかったのがこのMacy Gray。曲はヒットしていたから歌声なんかも知っていたし、どっちかというとロックテイストなのも知っていました。そんな中でちょっ勇気を出して購入した感のある通算3枚目となる本作、つい最近発表された新作『Big』がすこぶる良かったので、その後に何度か聴き直した一枚でもあります。
さてさて気になる内容はと言いますと……これがなかなかロキッシュでファンキーでMacy Grayの印象そのままな力強い一枚となっています。まずはここ日本でもヒットした「When I See You」はなんとあのDallas Austinによる製作、かなり陽気で痛快なポップロックな一曲でDallas Austin製作とはすぐに分からないMacy Gray仕様の一曲。そう、今思い返せばこのDallas Austinの参加を知ってこの一枚を購入したんでしたよ。続く「It Ain't The Money」こそDallas Austin製作かと思いきやそうではなく、D.J. Kiiluなる人物による製作曲。ファンキー過ぎるトラックに合わせて、これまた通なMCのPharoahe Monchが渋~いラップで援護射撃、あとギターとバックボーカルであのBeckが参加しているってのも熱いですよね。かなりオールディーな雰囲気を醸しだすソウルフルな「She Ain't Right For You」はDallas Austinによる製作、これがまたMacy Grayのしゃがれた歌声にあまりにマッチし過ぎで痺れあがります。叩くドラムスにオルガンの音がブルージーな「Things That made me Change」は、ゆったりとした生音感たっぷりの情緒ある一曲。これはあのAndre HarrisとVidal Davisが製作を担当しているんだから驚き、流石のコンビネーションで創り上げております。「Come Together」もDallas Austinが製作のオールディー調の生音トラック、こんなにDallas Austinが手掛けてて嬉しいなぁ……ってよく見たらExective ProducerがDallas Austinになってるし(笑)。てな訳でその後に控えるDallas Austin製作曲、それだけを紹介しておくと。Macy Grayの焼けた声がジワジワと気持ちを高ぶらせる「Jesus For A Day」、一曲だけ趣味が違うこれは……何調っていうんだろう、日本で昭和チックな(笑)「My Fondest Childhood Memories」(ポルカっぽいのかな)、弾き叩く様な音が痛快な疾走系の「Every Now And Then」など、比較的こないだの『Big』に通じる様なノスタルジックな音が多いです(素敵)。とDallas Austinが手掛けまくりです、Macy Grayの特徴を恐ろしいぐらいにDallas Austinが把握しているからこそ出来る楽曲群。あとはDarryl Swanが製作を担当した「She Don't Write Songs」「Happiness」も良い仕上がりで御座います。これらに加えて国内盤には日本のCMで使用されていた「We Will Rock You」(Queenの同名曲が下敷き)を収録、やっぱ原曲の印象がめちゃ強いですよねぇ。

そんなこんなで今聴き返すとなかなか聴き易い一枚ですね、R&B寄りの僕としてはもうちょっとTLCみたいなDallas Austin作品も挑戦してほしかったですけどねぇ(高望)。でもMacy Grayはこういうファンキーな感じが売りなんだからいいのか、しっかしDallas Austinは復活できないのかなぁ~~~(熱望)。

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Donell Jones「Journey Of A Gemini」
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Donell Jonesの通算四作目となる『Journey Of A Gemini』を御紹介。シンガーとしてだけではなく、その楽曲製作の能力もかなり高いDonell Jones。そんな彼だけにその作品は絶対に外さないだろうし、なによりDonell Jonesの歌声そのもののファンでもある僕は本作を楽しみにしていました。がしかし、その時はお金が無くて輸入盤を購入したんですよ(涙)、今思えばやはり国内盤を購入すべきでしたよ(後悔)。
そんな後悔をしてしまうほどの充実した内容となった本作……R&B好きな方はこれを購入しないのは絶対に損ですよ(断言)。まずはDonell Jones自身が自慢を腕を振るった「Special Girl」がお目見え、ゆったりとsたスムージーなトラックにDonell Jonesの色気たっぷりな歌声が響きます。「Better Start Talking」では打って変わってHip Hop味なちょっとアップなトラックを起用、Jermaine Dupriがゲスト参加しているんで彼の制作かと思いきやRyan Leslieが製作を担当しています。Ryan Leslie御得意のちょっとカラフルな音使いのメロウトラックに、Jermaine Dupriのあの鼻声へなへなラップが絶妙にマッチしたイマドキ曲。「I'm Gonna Be」はもう美メロの代名詞といっても過言ではないTim & Bobの名タッグが製作を担当。最近はTim & Bobのトラックもそれと分かる様になってきました(遅)、あのバックで流れるパーカッションみたいな音使いが好きですね彼らは。Donell Jonesが製作した「My Apology」はギターの音も絶妙な哀愁漂う一曲、この曲のしんみりキラキラって感じがまたたまらないんですよねぇ(痺)。「Spend The Night」はこれまたベテランのMike Cityが製作を担当したミッドチューン、ハンドクラップを散りばめたフックがエッジ効いている一曲。タイトル通り僕の涙腺を緩ませる雰囲気ながらもどこか力強さを感じる「Cry」はDonell Jones製作曲、このタイトルとトラックの対比はなんなんだろう、こういう時は本当に歌詞が気になる(後悔)。「Ooh Na Na」はちょっぴりボコーダー使いな感じといいどこかシンセで多重チックな一曲、これがあのThe Underdogs製作とは俄かに信じ難い(驚)。再びTim & Bobが製作を担当した「Feelin' You」は彼らにしては珍しくサンプリング物、Dadelus「Experience」を下敷きにしたオルガン風味とハンドクラップを混ぜた一曲。「Lust Or Love」はまたまた嬉しい事にMike Cityによる製作曲、StarGate顔負けの超爽やかミント曲でベテランの実力発揮、こういう爽快メロディがまたDonell Jonesの甘く高めの歌声に完璧に調和していて凄まじい(最高)。サンプリングに使用されているのはMinnie Riperton「Inside My Love」、素敵です。「If You Want」はRyan Leslieが御得意の跳ねるポップな電子音は散りばめたキュート過ぎる一曲、しかもここでラップで援護射撃を放つのはあのUGKのBun Bだから驚き、こういうメロウトラックでも充分に存在感のある仕事っぷり(一流)。奏でられるギターが僕の感情を揺さぶる「Cuttin' Me Off」はThe Underdogsの間違いない製作曲(鉄壁)、相変わらずの刹那系に心臓は完全に撃ち抜かれました、本当に切なくギュッと胸を締めつけられる一曲(最高)。少し暗めの後引く音をシンプルにループさせた「Another Life」はDonell Jones製作曲、Donell Jonesの歌声が凛と響きます。「I'm Gonna Be」はRemixとまではいかない先述同名曲の別バージョン、最近めっきり実力派の称号を勝ち取ったClipseが新たにゲスト参加しています。

完敗です、Donell Jonesの歌声に骨抜きにされました(卒倒)。いつもに比べると自身での製作曲が少なめ、その代わりにいずれも実力ある製作陣を迎えた事でかなり幅の広い一枚に仕上がりました。それでもきちんとDonell Jonesなんだから流石、そこはベテランらしい仕事っぷりです。最近のBobby Valentino作品とか好きな方は絶対に好きになる一枚、音質も声質も良い感じに似てるから(でも魅力は別物です)。

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Angie Stone「Mahogany Soul」
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その大きな体と眼と唇、そしてあのD'Angeloの元恋人ってのも大きな印象になっているAngie Stoneの通算二作目となる『Mahogany Soul』を御紹介。僕はこのAngie Stoneって名前からして雰囲気があって好きなんですよね(彼女にピッタリ)、しかも本当に歌がお上手なんですよねぇ。
そんなこんなで気になる内容に簡単に触れていきます……本作も決して聴き逃す事の出来ない良盤に仕上がっていますよ(流石)。Angie StoneとEran Tabibによる共同制作「Soul Insurance」からもう既にテンションは最高潮ですよ、生音感が心地良くてたまらない一曲。「Brotha」は超重要曲、あのRaphael Saadiq師が製作を担当しているんですから。重過ぎず軽過ぎないソウルの詰まった濃厚なメロウトラック、其処にAngie Stoneのふくよかで深みのある歌声が気持ちよ~く乗るんです(溺)。流石の一曲でRaphael Saadiq師に感謝感謝、これでRaphael Saadiq自身も歌参加してくれてたらなぁ(惜)。「Pissed Off」は再びAngie StoneとEran Tabibによる共同制作、これがまた凛とした響きを持っただだっ広さを感じる大きな一曲。Calvinなるかなりの実力者(技巧派)の男性シンガーとのデュエット曲「More Than A Woman」、製作はEddie FとDarren Lightyの共同制作。しっとりバラードなんですがその黒さといったら只者ではありません、このCalvin Richardsonなるシンガーは驚異です。その始まりから最後までがそのまま雪のひらひら降る感じを思わせる「Snowflakes」、製作はAngie Stone(製作総指揮はRufas Blaq)が担当。しかし“Snowflake”は調べてみるとヒガンバナ科の白い花を咲かせる多年草なんだとか、いやはや上手い名前を付けるもんだ。楽器の鳴りからなにからが古~いソウルミュージックを彷彿とさせる「Wish I Didn't Miss You」はIvan MatiasとAndrea Martinが担当。彼らは分かるんです、彼ららしい古き良き音楽の再現って感じで(しかもAngie Stoneもバッチリ嵌っている)。しかし驚きなのが製作総指揮、Angie Stoneと一緒にあのSwizz Beatzが名を連ねていますから。「Easier Said Than Done」はお待ちかね、あのWarryn "Baby Dubb" Campbellが製作を担当したキラキラな一曲。良いですよねぇWarryn Campbell、こういう楽曲を昼下がりに聴きながら昼寝するのが最近の幸せ。「The Ingredient」ではあのMusiq Soulchildがゲスト参加、かなり濃厚なデュエットが繰り広げられます(熱闘)。名コンビであるIvan "Orthdox" BariasとCalvin "Runsum" Hagginsによる大人なトラックも相変わらず秀逸、この二人の相性も当然抜群で御座います。「What U Dyin' For」はあのAli Shaheed Muhammad(ATCQ)が製作を担当しためっちゃグルーヴィーな一曲、Hip Hopトラック的でAngie Stoneの歌唱法もちと違う気も。その静けさと優しさに心を真っ白に洗われる「Mad Issues」はAngie StoneとEran Tabibによる共同製作、本当に良い曲も書けるシンガーなんですねぇ。この曲では加えて、裏方ではよく名前を見かけるRufas Blaqがバックボーカルを務めています。「20 Dollars」はGerald "Da Clean Up Man" Isaacが製作を担当、Al Green「Simply Beautiful」を下敷きにした古き良きソウルマナーを踏襲した深みある一曲。ぽわわんとしたトラックに和まされAngie Stoneの伸びやかな歌声に思わず笑みがこぼれる「Life Goes On」は清涼感たっぷり、製作はAngie StoneとEran Tabibの名コンビで御座います。

いやぁグッドミュージック、Angie Stone万歳で御座いますよ(拍手)。本当にこういう雰囲気を持つ女性アーティストも絶対に必要ですよね、これからのR&B界には(ってそんな事を憂わずともぞういうアーティストは次々と誕生するんでしょうが)。Erykah BaduとCommonかAndre 3000もそうだけど、Angie StoneとD'Angeloってのも何故別れてしまったんでしょうかねぇ(残念)。前者も後者もデュエットで一枚作ったら、ずっと永く聴き惚れる作品になるだろうになぁ。

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Guru「Jazzmatazz/Streetsoul」
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Hip Hop界の重要デュオであるGang StarrのMCであるGuruのソロプロジェクト“Jazzmatazz”シリーズ第三弾『Jazzmatazz/Streetsoul』を御紹介。“Jazzmatazz”シリーズなんですが、Jazz色ってのはちょっと薄めかなぁと。がしか~し、そこはGuru様ですから高水準な楽曲群をずらりと並べてくれましたよ。
そんな訳で早速内容にほんのちょっと触れて……かなり豪華なゲスト陣が参加しているんで覚悟して頂きたいです(期待)。まずは「Keep Your Worries」なんですがここではAngie Stoneがゲスト参加、そのソウルフル過ぎる熱い歌声をばっちり聴かせてくれています。製作はDJ Scratchが担当、ちょっとレコードの埃っぽさを感じさせる情緒あるトラックに、ひたすらにラップするGuruと深みのあるAngie Stoneの歌声で完全昇天、これでD'Angeloとか参加してたら失神モノだったんですが(高望)。「Hustlin' Daze」は盟友DJ Premierが製作を担当、しかもゲストにはあのDonell Jonesが参加しているんですら超強力。Primoの作るトラックとのGuruの相性の良さは勿論抜群ですし(ここではThe Blue Notes「Here I Am」とAmerican Cream feat. RaekwonとRZA「It's Not A Game」をサンプリング)、ここでスーッと入るDonell Jonesの甘く青い歌声が清涼感たっぷりでメチャ素敵。スネア(ドラム)の音で始まる硬質で尖ったビートがGuruにピッタリな「All I Said」はThe Neptunesが製作を担当、ゲストにはあのMacy Grayが参加しています。もう文句無しにThe Neptunes印のシンプルなトラックに、Macy Grayのしゃがれた味わい深い歌声が響く事によって相当な化学反応を起こしています。「Certified」はもうイントロからして激しい、ゲスト参加しているBilalの裏声シャウトで幕を開けるんですから(興奮)。製作を担当しているのは今は亡きJay Dee、Klaus Wunderlich「Suger Me」をサンプリングしたシンプルループの面白い一曲。Bilalの歌声もめっちゃファンキーだしソウルフルだしでもうとにかく痺れる(失禁)、Guruは相変わらず冷静にラップかまします(対比)。「Plenty」はそれこそJazz風味で大人な味わい深い夜会曲、製作はあのErykah Badu嬢でゲスト参加してその独特な歌声も存分に披露してくれています。この雰囲気はErykah Badu無しでは絶対に出せなかったですよ、Erykah Baduを引っ張り出したGuruに軍配です。「Lift Your Fist」はこれまた通にはたまらないThe Rootsの面々が参加した強力チューン(拍手)、製作はAhmir Thompson(?uestlove)とJames Poyserという間違いない組み合わせ。いや~~~マジでこの曲はカッコイイっす(Black Thought最高)、コレ聴いて痺れない方は絶対にHip Hopを愛していないと断言できますよ。「Guidance」はGuru自身がEW&F「Keep Your Head To The Sky」を下敷きにメロウ曲を用意、ここにAmel Larrieuxの透き通る様な潤いたっぷりな歌声が響きます(癒)。このAmel Larrieuxは本当に素晴らしい歌声で好き、顔と名前こそ知っているんですがまだ作品は所持していないんです、かなり気になりますよねぇ。「Supa Love」は再びThe Neptunesが製作を担当したこれまた隙間だらけの際どい一曲、トラックだけでも際どいのに其処にKelis嬢の生意気クールな歌声が絡むんだから中毒性高し(危険)。「No More」では英国出身のソウルシンガーCraig Davidが麗しい歌声を披露(製作はGuru)、このCraig Davidもヒット曲沢山だから知っているんですが、英出身ってのでまだ購入していません(しかしここでの仕事は凄まじく良い)。「Where's My Ladies?」はDJ Premierが再び製作を担当、ゲストにBig Shugが参加しています。「Night Vision」はこれまた豪華、Victor Flowersが製作したIsaac Hays「Walk From Regios」使いの不穏トラックに、そのままIsaac Hays御本人を迎えた重さ抜群の一曲。Les Nubiansなる女性デュオをゲストに配した「Who's There?」の完成度の高さも目を見張ります(製作はGuru)、哀愁漂う早回しっぽいトラックに乗っかるLes Nubiansが激しく良いですね~(感心)。「Mashin' Up Da World」では最近よく名前を見かけるJunior Reidがゲスト参加、その灰汁の強い歌声で盛り上げます。最後もGuru自身が製作を担当した「Timeless」なんかも素晴らしく軽やかでメロディアス、あのHerbie Hancockがキーボードで参加しているんだから当然ですよね。

あ~~~~素晴らしいです、最高ですよ~Guru殿は(絶賛)。これだけのゲスト陣を迎えて駄作な訳はないんですが、それでもここまでの水準に仕上げているGuruには頭が下がります(完敗)。普段はDJ Premierの影に隠れがちですが、やはりGuruあってこそのGang Starrなんだなと痛感しました。

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Gang Starr「The Ownerz」
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超本格的グループであるGang Starrの通算六作目となる『The Ownerz』を御紹介。もう皆様御存知かと思いますが、まぁやはりここは形式的なものでもう一度面子を確認。Gang Starrは伝説のDJ兼ProducerであるDJ PremierとGuruによる最強コンビ、はいこれだけで充分に痺れる事が出来ると思います。そんな訳で本作はGang Starrの後期、かなり熟した時期のGangstarrの作品な訳です。
それでは気になる内容はどうなっているかと言いますと……これがもう正真正銘のHip Hopってヤツで、相も変わらず格好良いとしか言えない楽曲ばかりが並んでいます。まずはそんな詳しくもない僕でもすぐにPrimoのそれと分かるシンプルループの「Put Up Or Shut Up」(Krumbsnatcha客演)で幕開け、このスモーキーな感じがたまらんですばい。続いてはBrown Suger「Bump Me」をサンプリングした不穏な空気が充満する「Sabotage」(Smiley客演)、Primoの神スクラッチとGuruのクールなラップが見事に噛み合っていますよねぇ(抜群)。「Rite Where U Stand」ではそのGuruに負けじと燻し銀なラップをかましてくれる、僕も大好きなJadakissが援護射撃で興奮。The Temptation「Gonna Keep Tryin' Til I Win Your Love」をサンプリングしたピアノ音がアクセントのこの曲、GuruとJadakissってのは一粒で二度美味しいですばい(最高)。「Skills*」はGuruのみで途中の“すき~るず♪”を一緒に口ずさむ事間違い無しです、地味なんですがキッチリ耳を掴むんですよねぇ。「Nice Girl, Wrong Place」ではBoy Bigなるゲストが参加、このBoy Bigの歌フックがなかなかのものでかなり良い味出しています。ここで下敷きにされているのはCurtis Mayfield「Kung Fu」、エッジの効いた音がたまらなくソウルフルでカッコイイっす。僕が本作で最も楽しみにしていた楽曲がこの「Who Got Gunz」、ゲストにあのFat JoeとM.O.P.が参加しているんだから興奮して当然ではありませんか(鼻血)。Fat Joeの野太い笑い声とラップで始まり、その後はLil' FameとBilly Danzenieの御両人が縦横無尽に暴れ回る、はい最高です。もう誰も彼もがつば吐いて好き勝手し放題、なんですがそれがきちんとまとまっているから不思議、このゲスト陣自体がかなり相性良いんですよね(溜息)。「Capture(Militia Pt.3)」ではBig ShugとFreddie Foxxxがゲスト参加、曇った不穏なトラックに三人のドス黒いラップが乗ります。始終Primoの神スクラッチで感情を揺さぶられる「Same Team, No Games」ではNYG'zとH.Staxがゲスト参加、このお二方は存じ上げませんがね。DJ Premierではあまり聴かない気がするメロウ面がほんのちょっぴり顔を出した「In This Life...」ではSnoop DoggとUncle Reoがゲスト参加、弦を奏でるような流麗なトラックにはSnoop Doggの緩やかなラップが板につく。しっかし流石は客演王Snoop Dogg、Primoトラックでもシックにキマッてます(一流)。これまたメロウで優しい流麗トラックに思わずうっとりしてしまう「Zonin'」は白眉ですなぁ、Guruのラップって本当にカッキぃぃ~なぁ(“格好良いなぁ”の意)と惚れ惚れしてしまう一曲です。この曲、途中でDMXの声がスクラッチされて……ませんかね、僕はドの付く素人なので断言は出来ませんが(苦笑)。最後に亡くなった仲間達の名前が羅列されている辺り、追悼曲かと思われる(輸入盤所持のため歌詞対訳無し)「Eulogy」も素敵、DJ Premierっぽさを感じない神秘的な音が響き渡る癒し曲。

本当にこれぞHip Hopってヤツなんでしょうねぇ、僕もDJとか齧ってたらもっとDJ Premierの神様具合を思い知って平伏せただろうになぁ(残念)。なお本作には特典としてGang Starrのコンサート映像も収録されています(PCでのみ再生可能)。Guruのアカペラなんか最高にカッコイイです、これは観なきゃ損、英語さっぱり分からないけれど。

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Robin Thicke「Beautiful World」
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色々と調べていると様々なシンガー(しかも黒人の)に楽曲を提供しているRobin Thickeのデビューアルバム『Beautiful World』を御紹介。僕がこのRobin Thickeを知ったのは恥ずかしながら『The Evolution Of Robin Thicke』からで、これがなかなか本当によ~く作られた一枚で、最近のアルバムの中でもそうそうない雰囲気を醸し出していた珠玉の一枚で御座いました。それで時折クレジットを見返していると、あちこちで彼の名前が出てくるんで驚き。この頃の彼はRobin ThickeをThickeと省略しておりまして、気になって購入しちゃいました(即)。
そんなこんなで内容に触れてゆきますと……かなり簡単に言ってしまうと、これは『The Evolution Of Robin Thicke』の様なシックさはなく、結構カラフルでポップな一枚となっています。ちなみに製作はすべてをRobin Thicke当人が担当しており、それだけで充分にその才能の片鱗を見る事が出来ますね。まず幕開けを飾る「Oh Shooter」はもう御馴染み、あのLil' Wayneが「Shooter」でガッツリ下敷きにしてRobin Thicke自身の歌声もバッツリ入ってたあの曲の元ネタです。この曲からしてもう、彼の音楽がどういう範疇に入るモノなのかが分からない(困惑)。あぁなんなんですかね、ゴチャ混ぜ感たっぷりですもんね。でもこの曲で聴かせてくれるあの気だる~い空気感はかなり危険な匂いがしてそこがカッコイイ、“ホワイトギャングスタ”とでも言いましょうか(大袈裟)。美しい世界と題しつつもその混沌とした世界を斜に構えて歌う「A Beautiful World」はメッセージソングなのかな、終始その御得意のファルセットで昇天しかかる様は、まさにRobin Thicke独自の世界観って感じでちょっと戸惑いながらも浮いちゃいます。「Suga Mama」では生ドラムスの叩く音で軽快なノリで単純にノれる一曲を、「Flowers In Bloom」ではColdplay辺りがやりそうな(?)センシティブなロックテイストを交えた颯爽トラックとファルセットを披露。「When I Get You Alone」では誰もが知っているあのベートーヴェンの「運命」を遠慮なくサンプリングし、其処にまた遠慮無しにロックを捻じ込んだ奇天烈な一曲。ピアノ一本で歌って聴かせる「The Stupid Things」は本領発揮、これがRobin Thicke味って気がする。絶えず得意のファルセットで浮遊する「I'm a Be Alright」もジャンルレス、色んな要素が詰まっててちょっと混乱するケド、どこかPrince殿下がやりそうなファンクも混じってて聴いているうちに嵌ってしまう。「Brand New Jones」は本作中で最も黒い一曲かな、こういう楽曲は大好き、Robin Thickeも上手~く歌っています(当然)。ライトなR&Bという感じのトラックに素直な歌声で乗っかるRobin Thickeが気持ち良さそう、颯爽と体の中を駆け巡るエッジの効いた一曲で最高にカッコイイ。しかし一転して「Flex」は完全なロック趣向、しかもちょっと昔のロックを思い出させる感じ。それに輪をかけて尚更昔にタイムトリップさせられるのが「Make A Baby」、この曲の持つ雰囲気は正にThe Beatlesへのオマージュ、そう絶対にThe Beatlesみたいな感じっていったら伝わるかな(断言)。バシバシと叩き鳴るスネアに抑揚のない歌声で悪っぽく歌い上げる「She's Gangsta」も面白いし、“てゅってゅる♪てゅってゅってゅる♪”の掛け声と曲が可愛くて跳ねてる「Lazy Bones」も、これも一種のソウルなのかとも感じられる「Cherry Blue Skies」とどれも聴いているうちに中毒になる。しかしやはり国内盤のみ最後に収録されたボーナストラック「When I Get You Alone(Dirty Edit)」が一番カッコイイ、トラックも全く違ってシンセたっぷり、Robin Thickeも始終ファルセットで歌い上げ、しかもあのJadakissが惜しげもなくラップで援護射撃をかます痛快な一曲で御座います。これからRobin Thickeがこういう楽曲を兼ね備えた一枚を創り上げたら、Justin Timberlakeとの一騎打ちになる事でしょう(勿論、音楽性は全く異なりますが)。

う~~~ん、このアルバムはそんな好きでもないかぁ、ちょっとポップにカラフル過ぎたかな……とか考えながら聴いていると、そのうちちょっと癖になってたりもするんですよ(依存性)。ただもう少しソウルっぽい楽曲をやって欲しかったかな、やっぱり僕は黒い音が好きなんでしょうね、だから灰色は許せてもあまり白いと萎えちゃうんですよ(我侭)。やはりRobin Thickeに関しては、僕の中で『The Evolution Of Robin Thicke』は基準になります、傑作だったですもんね、あれは聴く価値ありですよ。このアルバムはロック好きにも良いかもしれませんね、Robin Thickeに興味がある方は是非どうぞ。