RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Carl Thomas「So Much Better」
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Bad Boyが誇ったベテランシンガーCarl Thomasの通算三作目『So Much Better』を御紹介。超実力派のベテランCarl ThomasがBad Boy Entertainmentを離れ、新たなレーベルUmbrella Recording(Mike Cityがオーナー)から新作をリリース致しました。果たしてこの選択は吉と出るか凶と出るか、僕的にはかなり気になる一枚となっていたのであります。
でも蓋を開ければほぼ……全曲にあのMike Cityが携わっていて、Carl Thomasとの相性の良さをまたもや証明した結果となっています、つまりは良盤だって事です(流石)。まずはそのMike Cityが製作を担当した楽曲群から御紹介していきましょう、冒頭の「Another You(Steppers Mix)」がまずそう。これはCarl Thomasの故郷Chicagoの名産“Steppers”を取り入れた一曲、同じくChicago出身のR.KellyがやったSteppersとは違いダンスチューン度はちょっと薄め。悲しげなピアノで始まりホーンが鳴り回すちょっぴり妖しい「「Somethin' Bout You」」ではBrandyが参加、Brandyの歌声もどこかミステリアスな印象があるので曲にピッタリと合っていて素敵です。あとはぽわわんな音と叩きつける様なキックが好対照の「2 Pieces」、曲の展開がちょっぴりHip Hopテイストなエッジの効いた「If That Ain't Love」、なんとも美しくて都会の夜にぴったりだとここ田舎で思い耽ってしまう「Late Night Rendezvous」、ライトな仕上がりではあるんだけれど王道R&BなNe-Yoみたいなフックが印象的な「So Much Better」、エレキギターと民族打楽器の様な音が絡むDave Hollisterゲスト参加の「Can't Get Over」と、燻し銀なトラックを惜しげもなく披露してくれています。その他の製作者でいうとA. Jermaine MobleyとHakim Youngが共同で製作した曲が三曲、Lalah Hathawayをゲストに迎えてまったりと贈る「Thought You Should Know」、Baby Chamを迎えてちょっぴりカリブな香りを醸しだす島歌「Oh No(You Can't Be Serious)」、それと「Say I Do」がそれらに当たります。あとはあのBryan-Michael Coxが「If You Ever」を製作していまして、いつもの刹那系の美メロではないんですが、それでもやはり美しさは色褪せない好バラードとなっております。あと最後に収録されている「Home」は黄金コンビであるJimmy JamとTerry Lewisが製作を担当、風呂場で洗面器を落としたみたいな音が効果的な(笑)流麗なバラードで、さすがはJam & Lewisと唸らされます。

う~ん、良かった、確かに良かったがどこか物足りない気もしました。Bad Boyにキャッチーな大ネタ使い曲はいまだ賛否両論なんでしょうが、僕はアルバムの構成要素としてそういった曲も何曲か必要だったのではないかと(正直)。純粋R&Bアルバムとして良質なのは確か、だけれど前作『Let's Talk About It』の方がバランス良かった気がします。でも軽く及第点は超えています。

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Kirk Franklin「Hero」
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Gospel界の重鎮であるKirk Franklinの通算七作目『Hero』を御紹介。素人の僕でもその名前ぐらいは知っているBlack Music界の(というよりアメリカ音楽)の超ビッグネームであるKirk Franklin様、本作は彼の通算6作目となる……ハズです。まずこのジャケットがなんとも素晴らしい、これは芸術作品、がしかしやはり馴染みの浅いGospelという言葉に躊躇し購入してなかったんです。そんな折に弟がこの一枚を購入していまして、聴かせてもらうとこれがも~~~~~う本当~~~~~に素晴らしいんですよ、おっとそれは内容紹介か。
てな訳で早速と内容紹介に参ります……僕の語彙&筆力ではまったくもって本作の素晴らしさは伝わらないかもしれませんが(涙)。まず書いておきたいのが、本作では別にKirk Franklinは歌っていません(笑)。彼って歌わないんですね、全曲を製作し歌い手のChoir(クワイヤ)と呼ばれる聖歌隊を指揮している様です。まぁKirk Franklinが歌っていないとかそんな事はどうでもいいんです、とにかくKirk Franklinの創り上げる楽曲群がとても素晴らしくて、この一枚には本当に愛と希望が満ち溢れているんです(眩)。まずはPatrice Rushen「Haven's You Heard」をサンプリングした爽快駆け抜けソング「Lookin' For You」でヤラレます、これ聴いてテンション上がらない奴は絶対にいないです(断言)、自分も黒人になった気分で熱唱(阿呆)。続いてはDorinda Clark-Coleなる人物をゲストに迎えた完全なるGospel曲「Hero」が早くも登場、静かに入る女性コーラスから移る静かな男性コーラス、そしてだんだんと高揚するかと思いきやまたトーンダウン、もう完全に僕の心はKirk Franklinの手中で御座います(酔痴)。途中で挟まるKirk Franklinのしゃがれや掛け声も素敵、ほんのちょっとですがこれは本当に重要な要素ですね。Fred Hammondの深みのある歌声「Interlude」から流れ込む「Let It Go」はギターが泣くロック味な一曲。綺麗な音楽のみで僕らを惹き込む「The Process」からそのまま入る「Imagine Me」、僕はもうここでなぜか涙が出そうになりますよ(感動)。もうこれは美しすぎます、神々し過ぎて圧倒されます、でも優しく包み込まれます(温)。落ち込んだ時(現在)、なにかに挫けそうな時(現在)、困難に立ち向かっている時(現在)、そんな時に聴いて勇気を分け与えてくれる一曲(現在)。「Could've Been」ではJ MossとTye Tribbettなる二人をゲストに迎えています、これも普通にR&Bって感じで伸びやかで心地良い、普通にMary J. Bligeなんかが歌ったら最高だろうなぁと感じました(好)。「Better」ではTimbalandを思いっきり薄くした様なエッジの効いたHip Hop味の一曲が飛び出して驚き、しかもこの曲にはあのAndre HarrisとVidal Davisが製作に携わっています。「Afterwhile」もすっごく素敵、切ないピアノを伴奏にあのYolanda Adamsしっとりと歌い上げる極上バラード(溶)。そんな素敵曲「Afterwhile」を切らずに流れる「Brokenhearted」も温かい、Marvin L. Winansがゲスト参加しています。Kirk Franklinの語りラップで始まる「Without You」は、Babyface風のギターを主軸にした哀愁ナンバー。続いてはEW&F「Head To The Sky」をサンプリングした「Keep Your Head」、これもEW&Fの風味を絶妙なバランスで残しながらも完全なKirk節Gospelに仕上げた秀逸曲で御座います(最高)。そして本作の目玉曲であろうこの曲「Why」の登場、あのStevie Wonderがゲスト参加している強力爽快ナンバーに仕上がっているんです。どこまでも高みへと僕を導く力強く清涼感のあるコーラスに、Stevie Wonderの愛に満ちた歌声とハーモニカが絡む間違いない一曲で御座います。女性コーラスの歌声にストリングスが絡むキラキラな「First Love」、Kirk Franklinのピアノをバックに男性と女性のデュエットで贈られる切ないバラード「The Appeal」、Randy Crawford「You Bring The Sun Out」とJennifer Holiday「Say You Love Me」の大ネタ二曲をサンプリングした可愛くキラリと輝きを放つ清涼感たっぷりの「Sunshine」と最後の最後までまったくもって抜かり無し、Kirk Franklinの音楽世界のだだっ広さにただただ圧倒されるばかりです(完敗)。

Gospelって音楽がどういうものを指すのかまだよくは分かっていない僕ですが、これだけはハッキリ言えます、Kirk Franklinの創り上げるGospelは本当に大好きです(絶賛)。R&B好きな方ならなんの抵抗もなく聴けます、それぐらいにR&Bライクな聴き易い一枚に仕上がっています。全体がしっかりとまとまりがあって、最初から最後まで飛ばすことなく聴いて欲しい傑作、是非お薦めです。

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Bone Thugs-N-Harmony「Strength & Loyalty」
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Bone Thugs-N-Harmonyの通算六作目となるメジャー復帰作『Strength & Loyalty』を御紹介。故Eazy-Eに見出されデビューを飾った早口フロウの先駆者Bone Thugs-N-Harmony、彼らは一時メジャーから離れていたんですが、この度Swizz BeatzのレーベルFull Surfaceから新作をリリース、これは本当に嬉しいニュースでした。ただ残念なのはやはりBizzy BoneとFresh Boneが抜けて、Krayzie BoneにLayzie BoneにWish Boneの三人での作品になってしまった事でしょうか(寂)。
そんなかなりの戦力落ちが見られる本作ですが……内容は三人がより力を合わせているためにかなり素敵な仕上がりになっていて、とりあえずはホッとしました(安堵)。まずはここ日本でもCMで使われているJigsaw Courtesy「Sky High」をベッタリと使った「Flow Motion」で幕開け(The Individuals製作)、これ聴いてテンション上がらない奴はまずいない、Bonethug(ボンサグ)の復活を肌で感じる一曲。同じくThe Individualsが製作を担当した「Bump In The Trunk」は冒頭の“ぼんぼんぼんぼんぼんぼんぼん♪”がたまらなく痺れる、しかもゲストには彼らの新たな親分となったSwizz Beatzがフックで静かに参加しています。Fleetwood Mac「The Chain」をネタ使いした完全なメロディ物な仕上がりの「Wind Blow」はPretty BoyとBradd Youngによる共同製作、ここでの彼らの早口&ハモリはあの頃と全く一緒です(感動)。「I Tried」は本作からの先行シングル、あのAkonが製作を担当し勿論ゲスト参加もしている超強力な一曲。最初にこの曲聴いた時に僕はもう“これは買うっきゃない”と確信しましたね、本……ッ当に素晴らしい曲、Akon客演曲の中でも最強ではないでしょうか。Akon作の哀愁漂うトラックも彼のナヨっとしたフックもかなり効果的で、ストリートの過酷さを謳った内容もバシっと響く力強い一曲です。「Lil Love」はJermaine Dupriが製作を担当したキラキラ系の一曲、ゲストにMariah CareyとBow Wowを迎えている事でかなりメタリックでライトな仕上がりになっています。いつものJDらしいトラックで捻りはないけれど僕は単純に好き、Mariah Careyの歌フックも良いと思います。「C-Town」ではかつて犬猿の仲だった早口得意のTwsitaが援護射撃、ここでのTwsitaの溶け込み具合は半端じゃない、もう新たなBonethugメンバーって感じ。Lenny Williams「Trust In Me」をサンプリングしたNeo Da Matrix製作の静寂を帯びた優しいこのトラックも良い、惹き込まれる感じで素敵。またまたPretty BoyとBradd Youngが製作を担当した「Order My Steps(Dear Lord)」ではYolanda Adamsをゲストにfeat.し、かなり荘厳なトラックに挑戦。神への想いを捧げた完全なGospel曲なんですがこれがパチンと嵌っている、Yolanda Adamsの力強い歌声がまた鳥肌モノでたまらんです。昔懐かしが漂い捲くりのソウル曲「Streets」はwill.i.amがBobby Womack「Across 110th Street」をサンプリングしたカッチョイイ一曲、will.i.amは勿論ですがThe Gameもゲスト参加しています。この組み合わせもとても相性が良い、The Gameの相変わらずギャングな擦れ声ラップも貫禄あります。ピンと緊迫感ある音使いがなんともBonethugっぽい「9mm」(Street Radio製作)も、銃声轟くギャングスタな「Gun Blast」(Ty Fyffe製作)も高水準でグッド。「Candy Paint」でやっとのSwizz Beatz製作曲の登場、もっと全面的にSwizz Beatzが関与している事を期待していた僕としては残念でした(涙)。Swizz Beatz得意の煽りトラックとまではいきませんが、ほどよく煽って女性の色気たっぷりなフックも効果的で、やはり中毒性は高い一曲に仕上がっています。Brenda Russell「So Good So Right」をサンプリングした晴れやかで美しい歌モノ「So Good So Right」はこれまた最高、Feleciaなる女性シンガーと透き通る様な歌フックにあわせてBojnethugのラップも踊る爽快な一曲。「Sound The Same」はToompが製作を担当した静かな一曲、聴かせる一曲で御座います。「Never Forget Me」は再びAkonが製作&ゲストで参加、前曲「I Tried」に比べるとパッとしないし印象薄いけれど、それでもやはりAkon味の独特な一曲ですよねぇ。

いやはや良かった、Bone Thugs-N-Harmonyの魅力は全く衰えていませんでしたよ(一流)。ただやはりBizzy BoneとFresh Boneの不参加は思った以上の痛手だったかなぁと思います、あとはSwizz Beatz製作曲がもっと収録されていたら良かったのになぁ(惜)。まぁとは言いましても、僕は高音Bizzy Boneよりも低音Krayzie Boneのファンなので、Krayzie Boneが抜けない限りはBone Thugs-N-Harmonyは大好きです。

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Chrisette Michele「I Am」
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Def Jamが送り出す新たな女性ソウルシンガー、Chrisette Micheleのデビューアルバム『I Am』を御紹介。Jay-Z「Lost Ones」やNas「Can't Forget About You」で客演しその歌声で我々を魅了してくれていたChrisette Michele嬢、やはりDef Jamは彼女に大いなる期待を寄せていたんですね、すぐにこのデビューアルバムが仕上がりました。まぁでもかなり気になっていたシンガーだったんで素直に嬉しいですね、ジャケットもかなり古めかしくて雰囲気抜群で合格、これがポスターになったら普通に買いますもんね(褒)。
それでは外見ではなく気になる内容は……まずはドリーミーな「Like A Dream」で幕を開ける本作、製作はMo Jazなる人物が担当しています。色々な客演曲での短いVerseを聴きながらもChrisette Micheleはかなりコクのある歌い手だと思ってたんですがこの曲ですぐにそうだと実感、ちょっとJazzっぽい歌唱法と夢見心地なトラックがあったくて好き。続く「Work It Out」もMo Jazによる製作曲、これもまたピアノを主旋律としたJazz風味の強い歌声の力強いナンバーで気持ち良い。「If I Have My Way」はDavid StewartとKevin Randlphによるちょっぴりぽわわん感漂う可愛らしい一曲、このDavid StewartとKevin RandlphはUnderdog Entertainmentになっているけれど、これってあのThe Underdogsのレーベルか何かでしょうか。奏でられるギターが耳に心地良い「Best Of Me」はBabyfaceが製作を担当、という訳で勿論ギターもBabyfaceが担当しています。ギターはかなりBabyfaceな感じなんですが、曲調自体はちょっぴり趣向が違う(気がする)、JazzっぽくもないしBabyface流バラードって感じでもないし。そういう点では続く「Your Joy」の方がBabyfaceっぽさは勝っているかも(勿論Babyface製作)、美しくもちょっぴり切ないこれまたギター奏でるトラックは爽快で、Chrisette Micheleの慈愛に満ちた歌声を充分に堪能できる一曲に仕上がっています。これでBabyfaceがコーラスでもやっていれば……なんて悔しかったのは僕だけではないと思います。とここまでのメロウな流れを一気に変えるのが「Good Girl」、製作はNas作品で御馴染みのSalaam Remiが担当しています。もうこれはそのままHip Hopトラックに使ってもエッジの効いたトラックメイク、これならJay-ZかNasをゲストに迎えても良かった気も(惜)。影のあるピアノループが紡ぎ出す黒~いソウルトラックは秀逸、流石はSalaam Remi殿で御座います(天晴)。その流れを汲んでそのままファンキーに攻める「Be Ok」はBEPの頭脳will.i.amが製作を担当、最近の黒音楽で彼の名前が記載されてない事はないですよね(多忙)。ベース音からけたたましく鳴り響くホーン使いといい本当にツボを突いている、そんでもってwill.i.amの抑えめラップがなんともカッコイイっす。「Mr. Radio」は再びMo Jazによる製作曲、これが一番好きな曲と言っても過言でないぐらいキラキラ眩しい好バラードで、僕の心臓にバスンと突き抜けましたよ(惚)。「Golden」は最近のど真ん中R&Bって感じの哀愁バラード、本作収録曲はどれもちょぴり昔を感じさせる懐かしい佇まいの曲ばかりなので、この曲の持つエッセンスはかなり本作では重要で御座います。「Let's Rock」は再びwill.i.amが製作を担当、これまたHip Hopライクなトラックですがほどよく美メロでもありChrisette Micheleのソウルも上手く惹き出された一曲。そして本作の最大のハイライトとなるのはやはり「Love Is You」ではないでしょうか、あのJohn Legendが製作を担当しピアノ伴奏までしています。Chrisette MicheleとJohn Legendの持つ雰囲気がかなり似ているのか、これがもう最高に相性が良いんですよねぇ、もうピタ~~って感じで完成された一曲です。John Legendとのデュエットにしても面白かったと思うんですが、Chrisette Micheleだけで充分に聴かせてくれます(当然)、感動させてくれます。喋るかのように何気なく歌うChrisette Micheleの素朴さが素敵なんですよねぇ、心落ち着くスロウ曲(最高)。「In This For You」は再びSalaam Remiによる製作曲、ここではドラマチックな展開のこれまた空気の違う一曲でこの一枚に大きな変化を持たせていて流石です。「Is This The Way Love Feels」はKelvin Wootenが製作を担当したキラキラ系の希望に満ち溢れた一曲、Chrisette Micheleの優しく伸びやかな歌声が気持ちを僕の重たい気持ちを晴れやかにしてくれます(陽射)。そして最後にクレジットには載っていないんですが「I Am One」が収録されていまして、この曲がまた素晴らしい仕上がりで超感動モノなんですよ(涙)。ほとんどピアノ弾き語りって感じなんですが実に神々しい、Chrisette Micheleの真髄此処に在りです、どっぷり浸かってもらいたい美しすぎる一曲です(賞賛)。

うん、深みのある一枚でしたね、かなり本格派って感じで往年のR&Bファンも納得のアルバムではないでしょうか。Chrisette Micheleの歌い回しってのもかなり独特で心地が良い、晴れた昼下がりに流れる雲をぼーっと眺めながら聴きたいですなぁ(夢)。まるで古いレコードを引っ張り出して針を落として聴いている、そんな感覚になります。優しさと力強さを併せ持った本格派Chrisette Michele、是非聴いてみて下さい。

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Joss Stone「Introducing Joss Stone」
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英国発の白人女性ソウルシンガーJoss Stoneの2ndアルバム『Introducing Joss Stone』を御紹介。毎度毎度と書いていますが、僕はなかなか黒人以外のシンガーのアルバムには手を出せません。なのになぜこのJoss Stoneは購入したのかと疑問は沸きますよね(しかも英国、米国好きの僕なのに)、それは単にJoss Stoneは歌が上手くなかなか筋金入りの魂(ソウル)も持ち主だからと感じたからです。彼女のデビューアルバム『Mind, Body & Soul』は衝撃的でしたよね、これが本当に17歳の白人の女の子が歌っているのかと(唖然)。そして発売された本作、勿論これも僕は購入しましたよ。
そうです彼女の歌声は本当に素晴らしい……それだけでも十分に購入の理由に値するんですが本作はそれだけではない特典が沢山ついているんですよ(溶)。まず第一の特典は(これは僕の中で最もデカイ)本作の全曲をあのRaphael Saadiqが製作しいるという事(歌詞はすべてJoss Stoneが担当)、僕は泣いて喜びました(歓喜)。そして第二の特典はゲスト二人、これは曲紹介しながら触れてゆきましょうね。まず「Girl They Won't Believe It」、賑やかにそして晴れやかに鳴るビートとJoss Stoneの喜びに満ち溢れた歌声が本作の充実ぶりを語っていますよねぇ。これまた懐かしい昔のソウルを思わせるトラックが心地良い「Headturner」、昔のHip Hop(ATCQっぽい)トラックがなんともノスタルジックでもかなりソウルフルなレコードっぽいトラック「Tell Me 'Bout It」、サンプリングにOrtis Redding「Respect」を使用しています。「Tell Me What We're Gonna Do Now」ではゲストにあの真面目男Commonをチョイス、温かみのあるちょっぴりブルージーなトラックにJoss Stoneの深く愛のこもった歌声と、Commonの男前で紳士なラップが冴える超お気に入りの一曲、この組み合わせはとっても相性が良くてまた聴きたい。ドラムスの音がどんどんと胸に響く「Put Your Hands On Me」なんかは、どことな~くwill.iamが作りそうな一曲、こういう昔のソウル回帰的な曲が今の流行りなんでしょうねぇ。これまたドラムスと哀愁ギターの組み合わせなHip Hopライクな「Music」は超目玉、あのLauryn Hillがゲスト参加しているんですから(驚愕)。どこかThe Fugeesみたいな影のあるシリアスなトラック(Lauryn Hill「The Mask」をサンプリング)に合わせて歌うJoss Stoneの歌声は一気に聴いている者を引き込むし、中盤にいきなり曲を転調させ始まるLauryn Hillのラップに鳥肌立たずにはいられません(震)。この共演はJoss Stoneの熱望によってやっとの思いで誕生したというから凄い、Joss StoneとLauryn Hillは相性も良くてすごく良い感じに仕上がっている、惜しむらくはLauryn Hillのラップが別録りっぽ過ぎる点かなぁ。「Bad Habit」はちょっぴりアッパーに仕上げて、Joss Stoneの力んだ歌声が熱くてたまらない一曲。「Proper Nice」なんかも古き良きソウルミュージックを体現した流石はRaphael Saadiqと唸らされるめちゃめちゃカッコイイ一曲で、Joss Stoneの魂を上手く引き出している流麗曲。「Bruised But Not Broken」は優しいメロディに乗せてJoss Stoneの希望に満ち溢れた歌詞が胸に染み入るキラキラ綺麗な一曲、トラックが良い意味で控えめでJoss Stoneの歌声に心底聴き入る事のできるスロウナンバーに仕上がっています(素敵)。Jennifer Hudsonも真っ青な直球ソウルな歌い出しに一撃喰らう「What Were We Thinking」も素晴らしく良い、そして最後の「Music Outro」も締めを飾るに相応しいJoss Stoneが楽しそうにステップ踏む(想像)一曲。これらに加えて国内盤には「Big Ol' Game」「My God」の二曲が収録されているんですが、これがまたどちらも素晴らしく良い出来なんですよ、聴き逃しはかなり厳禁かと思われます。

なんというか月並みな言葉ばかりが並びますが本当に素敵なんです、とても白人とは思えない魂こもった一枚に終始感動しっぱなしです(涙)。全体を包む古めかしい雰囲気は心を和ませてくれるし、Joss Stoneの好きな音楽がこの一枚には溢れんばかりに詰まっているのを感じ取れます(輝)。ここまで素晴らしい一枚に仕上がったのはやはりRaphael Saadiq氏の手腕があってこそ、Joss Stoneのヴィジョンをきちっと理解してあげてここまで昇華したRaphael Saadiqに拍手喝采で御座います。しかし中身ジャケットの裸にペインティングして抱き合っているJoss StoneとRaphael Saadiqには驚いた、この二人は付き合っているんだろうか……?

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Timbaland Works Best 12
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今回はちょっと趣向を変えまして、数あるTimbaland製作曲の中から僕の知っている数少ないTimbaland製作のお気に入り曲を御紹介したいなと思います。

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第十二位 Nas「You Won't See Me Tonight f/Aaliyah」
Nasの3rd『I Am...』収録、今は亡き歌姫Aaliyahがフックを担当したちょっぴりミステリアスにも感じる一曲。Timbaland曲でいえばどちらかというと灰汁が無い方の楽曲であっさり風味、ですがやはりTimbalandならではなエッセンスは効いているし(所々でTimbalandの声も入っている)、何よりもAaliyahの透き通る様な艶やかな歌声がたまらなく響くんです(突抜)。Nasはこういう楽曲でもシリアスさを残しつつ十分に映えるし、良い感じで化学反応起こしている一曲だと思います。

第十一位 Ludacris「The Potion」
Ludacrisの4th『The Red Light District』収録、この曲のインパクトもかなり凄まじいんです。まずはやはりTimbalandの中毒性高過ぎるジャングルチックなドンドコトラックからして激しく癖になる、その上あのLudacrisがガッツリとラップしているんだから脅威なのは明らかです。ちょっぴり歪んだビートとこのバウンス、そしてそんなトラックに全く引けを取らない男の中の男Ludacrisに圧倒されるばかり。

第十位 Missy Elliott「Work It(Remix) f/50 Cent」
Missy Elliottの傑作4th『Under Construction』に収録、もはやTimbaland×Missy Elliottでは向かう所敵無しなのは明らかでしょう(断言)。このタッグではお気に入りは多数あるけれど、このトラック(原曲)にも完全ノックアウトされたのを今でも覚えています。あの小気味よくうねるビート、面白く鳴るパーカッション、途中ではさまる象の鳴き声、Missy Elliott蜂が群がるPV(笑)、そのどれもが上手く機能していました。そんな強力チューンにあの50 Centが絡んだこのRemix版も僕はお気に入り、このちょっとふざけたトラックにギャングスタな50 Centのあのボケたラップがかなりはまっててグッド。

第九位 Jay-Z「The Bounce」
この組み合わせももはや間違いないヒットメイク、King Of N.Y.ことJay-ZとTimbalandの化学反応も恐ろしいですな(冷汗)。ていうよりJay-Zはどんなトラックにも器用に合わせられるからですね、魅せ方が上手いってのもそこなんでしょうねぇ。この曲はもうタイトル通りにバウンス物、これ聴いてテンション上がらない奴はまずいません。実はこの曲ではまだMCとしては無名のKanye Westがラップしているんです(青)。これでTimbalandが声で絡んでたらもっと凄い事になってたと思うんです、残念ですねぇ、でも大好きな一曲です。

第八位 Aaliyah「Try Again」
Timbalandを一躍有名にしたのはAaliyahだと思うし、Aaliyahをもっと大物に育てたのはTimbalandだと思う、それぐらいの良いコンビだったと思います。Aaliyah×Timbalandでも好きな曲は多い(かなり相性が良くて、聴いていて純粋にカッコイイ)んですが、やっぱなんだかんだでこの曲が一番好きです僕は。エッジの効いた歪んだビートとTimbalandの口音、Aaliyahの透き通りながらもどこか妖しさ光る艶やかな歌声。本当に惜しいシンガーをR&B界は失ったんですね、僕もたまにAaliyahの作品を一枚通して聴いてます。

第七位 Timbaland & Magoo「Drop f/Fat Man Scoop」
もうこれは無条件に踊り出したくなる昂揚トラック、仕事行きながら愛車CUBEで爆音で掛けながら行けば、その日一日はなんとか働けます(笑)。Timbaland十八番のチキチキ味なトラックは当然に抜群の爆発力だしTimbalandのラップも好き、それに加えて素晴らしいのは相棒MagooとゲストFat Man Scoopで御座いましょう。Magooのあのねっちょりした鼻声ラップは耳にこびりつくし、Fat Man Scoopの血管浮き出るあの煽り方は天下一品、これから闘う貴方にうってつけの一曲です。

第六位 Jay-Z「Big Pimpin' f/UGK」
Jay-Zの4th『Vol.3 ... Life And Times Of S.Carter』収録の大ヒット曲、これもTimbaland趣味が大爆発した実験っぽい一曲ですね。南国風の常夏トラックにピーヒャラ鳴る笛の音、そして極めつけの隠しスパイスに赤ん坊の泣き声をあしらったなんとも変り種のトラック。これをクールに乗りこなす我らがJiggaも超一流ですし、今やサウスの客演王なBun Bと晴れて出所したPimp CのコンビUGKが参加しているのも強み。この夏、海に行く時に聴いて頂きたい一曲。

第五位 Bobby Valentino「Anonymous f/Timbaland」
Bobby Valentinoの2nd『Special Occasion』に収録、これもうつい最近のヒット曲だから記憶に新しいところですよねぇ。Bobby Valentinoイイ歌声してますよねぇ、本当にたまらないですあの上手さ、好きな男性シンガーの上位にランクイン確実です。ここではTimbalandはいつものちょっと重めのビートではなく、どちらかというと軽めでキラキラとした可愛いトラックを提供しています(一流)。突き抜ける様なBobby Valentinoのフック、合いの手を入れる女性の歌声も効果的、歌詞もユニークで引き込まれるしTimbalandのラップも味があって素敵です。ここ最近はTimbaland製作曲が多くてよく耳にしていたけれど、“やっぱりTimbalandって凄いなぁとつくづくスゲエなぁ”と感嘆したのは、この曲だったかもしれません。

第四位 Omarion「Ice Box」
Omarionの2nd『21』に収録、この曲もつい最近だから皆もまだ確実に耳に残っているんではないかと思います。ここではもうTimbalandの重みのあるビートにひんやりと冷たいシンセが混ざり、思わず吐息も白くなりそうな世界観が僕の心をギュッと掴んで離しませんでした。“IceBox(ジュエリーボックス)”というタイトルも、そのIceBox発信の引きずる恋心の残酷さを歌った歌詞もトラックとベストマッチで完成度が非常に高かったです。そして僕はOmarionの歌声がなにより好きなんです、あの独特の歌声は無二だし、あのダンス技術も並大抵の奴では勝てっこないですからねぇ(感心)。ここでもTimbalandが声でちょっぴり参加しているんですが、これがまた素晴らしいエッセンスでこの曲には絶対に欠かせない1ピース、僕は携帯の着信音がこの曲です。

第三位 Justin Timberlake「My Love f/T.I.」
Justin Timberlakeの2nd『FutuerSex/LoveSounds』に収録、もうこれは問答無用の超ヒット曲で聴かない日は無いってぐらいの一曲でしたね。ここでのTimbaland製作のサイケな電子音トラックと、Justinの終始ファルセットなヴァースがもう最高の格好良さで聴いてすぐに痺れ上がりました(眩暈)。それだけでも十分に破壊力抜群だったのにそのうえあのT.I.が参加して男前なラップを聴かせてくれるんだから豪華過ぎ、まさかT.I.が参加するとは夢にも思わなかったんで。しっかしこの曲でのJustinの踊りもかなり見所満載、ああいうダンスってなかなか他の方はしないんじゃないかなぁ、PVも滅茶苦茶カッコよくて芸術的、JustinとT.I.の絡みも素敵です。

第二位 Jay-Z「Dirt Off Your Shoulder」
Jay-Zの8th『The Black Album』に収録、こうこれはTimbalandの媚薬がギッシリ詰まった超必殺な一曲、Jay-Zのこの曲が好きって方も多いんではないでしょうか。かく言う僕も最初この『The Black Album』を購入した時はこの曲ばっかりをリピートで聴き続けていました(惚)、細部の細部まで丁寧に練られていて本当に逸品中の逸品で御座います(輝)。Jay-ZがTimbalandのスタジオを訪れて“何かビートをくれ”と言い、Timbalandは何曲かを聴かせる(その中にはLudacris「The Potion」トラックも入ってました)、Jay-Zは“どれもイマイチだな”とニヤけた顔で文句をつける、そこでTimbalandがすかさず“これはぶっ飛ぶぞ”とこの「Dirt Off Your Shoulder」のビートを流し始める、途端にJay-Zが立ち上がりラップし始める……といった模様がDVD『Fade To Black』で観る事が出来ます(興奮)。エッジが効いてて歪んだ音が耳にバチッと張りついて離れない、こういうトラックはやはりTimbalandでしか創れないし、Jay-Z×Timbalandの最高傑作かもしれませんね(賛辞)。

第一位 Justin Timberlake「Cry Me A River」
Justin Timberlakeの初のソロアルバム『Justified』収録、これもかなりヒットした一曲でJustin Timberlake×Timbalandの最高傑作はこれだと僕は思います。最初このアルバムは先行シングルの「Like I Love You」(The Neptunes製作)を聴いて購入したんで、どこか気分的にThe Neptunesで臨んでいたんです。そんな最中で聴いたこの「Cry Me A River」はかなり癖があって(有り過ぎて)、最初は本当にあまり良いとは感じませんでした。がしかしそれから数日後、気付いたらこの曲ばかりをずっ……と何度も電車の中でウォークマンで聴いている自分がいました(嵌)。どこか悲劇的で悲壮感に満ち溢れている独特の重たさ、そんな曲調でJustinの裏声混じりのこれまた女々しい失恋歌詞がたまらなくフィット、完全に中毒起こすに決まってます(卒倒)。Justin Timberlakeが2ndをTimbalandとガッツリ作ろうと決心したのも。この曲の完成度の高さと独特の世界観に惚れ込んでなんだそうです(流石)。この曲はPVも面白いし本当にお薦めの一曲、今のJustinファンには断じて聴き逃す事の出来ない一曲がこの「Cry Me A River」です。
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てな感じでなんとな~く順位つけてしまいました、まだまだTimbaland曲は多いし好きなのも多いので、この格付けもかなりあやふやなところが多々有りますが(苦笑)。でもド素人の僕が好きな曲群なんだから、大抵の方々は知っている曲ばかりだし、知っていなきゃ不味い曲ばかりです。是非聴いてもらいたいですね、これからの奇才Timbalandの活躍にも本……ッ当に目が離せませんね。

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Nelly Furtado「Loose」
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Nelly Furtadoの通算3作目となる『Loose』を御紹介。僕は本当に黒人専門で聴いている感じなんで、このNelly Furtadoもきっと購入する事はないかなと思っていました。がしか~し、そんなNelly FurtadoがあのTimbaland様と組むと聴いて俄然気になりまして(笑)。まぁNelly FurtadoはHip Hop畑でもときたま見かけていましたし、そういった点ではあまり抵抗無く聴けたんですよねぇ。
そんなこんなでウダウダと言いながら購入した本作……気になる内容はと言いますとほんのちょっと一聴した親友バッジォがすぐに虜になった強力作となっております。もう殆どすべての楽曲を奇才Timbaland様が手掛けております、そんなTimbaland製作曲から触れますと。ちょっぴりダークなロック風味を身に纏った「Afraid」は幕開けには相応しい、凛と響く音世界をNelly Furtadoの歌声が疾走する様は爽快でなりません。どことなくTimbalandと声が似ているAttitudeがゲスト参加、なかなか癖のあるラップを披露しています。鳴り響くドラムス、ビュイビュイ鳴る電子音、Timbalandの奇声、そしてNelly Furtadoの独特な歌唱法が冴える「Maneater」。Timbalandがゲスト参加しあの低くずっしり響くラップをクールにキメる「Promiscuous」は最高にぶっ跳んでます、歌詞も面白くてNelly Furtadoの不思議面をばっちり取り上げています。民族打楽器の様な音にティンバ趣味の曲がったシンセがねっとり絡みつく「No Hay Igual」は殆どラップ曲、Nelly Furtadoの癖のある歌声が一段と際立つ一曲。「Say It Right」なんかは完全にNelly Furtadoの歌声に導かれて深みにはまる彷徨い曲、この曲の完成度はかなり高い、なんか病みつきになるんですよ、Nelly Furtado×Timbalandの中毒性の高さを実証している一曲。続く「Do It」では打って変わってライトなシンセナンバーであっという間のキラキラ転身、と思ったら最近のTimbaland作品で聴いていなかったティンバのアジアン趣味が覗く「Wait for You」とまた転身。続く最後の「All Good Things(Come to an End)」ではあのColdplayのChris Martinが作詞で参加、治癒力抜群な息吹曲でNelly Furtadoの囁く歌声が澄んでいます(夢想)。さすがTimbalandは引き出しが多いです、この曲なんかとてもチキチキのTimbalandが製作したとは思えない(でもどこか彼らしい癖のある)一曲。というTimbaland節炸裂の耳にこびりつく変てこビートのパレードでした、ここからはTimbaland以外の製作曲を御紹介しておきます。叩きつける音の連続の中どこか不思議な静寂が聴く者を包み込む「Showtime」はTimbalandの相棒のDanjaによる製作曲、フックでのNelly Furtadoの夜のメリーゴーランドみたいな歌い方がバチンとはまって心地良い。枯れたギター音のイントロがStingのあの名曲を思い出させる「Te Busque」はLester Mendezによる製作曲、ここでは男性シンガーのJuanes(ファネスと読む)をゲストに迎えちょっぴりラテンな一曲を披露。Nelly Furtadoも水を得た魚の様にはまっていますが、ここではJuanesの歌声もかなり二枚目でかなり痺れる感じ。Lester Mendezは「What I Wanted」も製作、ここでは青空の様な爽快さを含んだギター主導のポップなナンバーを提供。Nelly Furtadoの歌声が前面に出た好バラード「In God's Hands」はRick Nowlelsによる製作曲、詩的な歌詞もとっても素敵だしNelly Furtadoのサビでの透き通った歌声も切ない、すごく良い歌です。Rick Nowlelsはもう一曲「Somebody To Love」を製作、ここでは小気味良いラテン曲を提供しています。

Timbalandがさすがの料理の仕方で恐れ入りました(恐縮)、しかしTimbalandの癖あるビートを乗りこなしたNelly Furtadoも流石、彼女の歌声もかなり癖があってこういうトアックにお似合いですな(褒)。またこういうHip Hopライクなアルバムになったら聴くかもだけど、でもなかなか手は出さないかもなぁ(笑)。最近のTimbaland作風が好きな方は無条件に楽しめます、初期のTimbalandが好きな方は受け付けないかも……まぁ聴いてから判断して下さい。

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Timbaland「Timbaland Presents Shock Value」
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今また何度目かの黄金期を迎えているTimbalandの通算二作目『Timbaland Presents Shock Value』を御紹介。しっかし今のTimbalandは向かうところ敵無しの状態、同じぐらいの頃に黄金期を創り上げた(そしてその後ちょっぴり失速していた)Swizz BeatzとTimbalandが、今またこうやって熱い音を届けてくれているのは本当に嬉しい事ですよね。Timbalandの音がこれだけ流行っているんだから、もしかしてソロ作なんかも……そう思った矢先に届けられた絶妙タイミングの一枚でした(笑)。
それではふんわりと中身に触れて……当然ですが全曲の製作をTimbaland(Co製作はDanja)が担当しています、念のためにね(笑)。まずは手拍子とピアノ旋律で始まりすぐにTimbaland十八番のチキチキに移行する「Oh Timbaland」で開戦、Nina Simone「Sinnerman」をサンプリングしたティンバ趣味の摩訶不思議曲、ティンバの駆け足低音ラップもイケますなぁ。「Give It To Me」は本作からの先行シングル、Timbalandの音でその地位をまたワンランクアップさせる事に成功したNelly FurtadとJustin Timberlakeが恩返し客演。マーチングバンドの様な太鼓音がドンドコ鳴るトラックに、Nelly Furtadoの高く妖しい歌フックとTimbalandのずっしり重い機械的なラップ、そしてJustin Timberlakeの相変わらずなハイセンス囁き歌声に失神します。ここでは流石Timbalandな二人の使い方、ツボを押さえた起用で御座います。そのままJustin Timberlakeをゲストに迎えた「Release」は生粋のダンスチューン、思わず首振り足を床に打ちつけてしまうこのリズムがたまらない。「Way I Are」はTimbaland趣味なねじれた音の連続に、Keri HilsonとD.O.E.のTimbalandファミリーが参加した一曲。ここで言える事はKeri Hilsonの存在感、彼女の歌声もまたちょっと違った魅力があってグッド、デビューしたら聴きたいシンガーですねぇ。「Bounce」はもうTimbaland得意の口音をあしらった、完全なるTimbaland十八番の侵食トラックで脳みそをやられます(笑)。ゲストにはDr.Dre(!)にMissy Elliott、そしてJustin Timberlakeが参加と超強力、特にMissy Elliottは恐ろしいぐらいのはまり具合です(流石)。「Come And Get Me」ではG-Unitより50 CentとTony Yayoがゲスト参加、オペラチックでダークなトラックに50 Centのぼけたラップは最高に映えるんですよねぇ、Tony Yayoはともかくとして(失礼)50 Cent×Timbalandはかなり間違いない化学反応で御座います。「Kill Yourself」はTimbaland作品では御馴染みのSebastianとAttitudeが援護射撃、Danjaが鳴らすピアノ音を配置したちょっぴり綺麗めの音に高くなるハイハット(?)が癖になる一曲。「Boardmeeting」ではもうコンビを解消したかと思っていた相棒Magooがゲスト参加してまたあのねちっこい高音ラップを披露、TimbalandとMagooの相性は本当に抜群、個人的にはMagooのラップ好きなんでこれからも二人でやって欲しいです(希望)。「Scream」では先述のKeri Hilsonに加えてPSDのリードボーカルであるNicole Scherzingerがゲスト参加、Nicole Scherzingerはソロ作も準備中との事。僕はNicole Scherzingerの低く艶っぽい歌声が格好良くて好きなので、出来ればそっち方面の声を聴かせてほしかったかなぁと(惜)。「Miscommunication」ではThe NeptunesがSnoop Dogg「Drop Like It's Hot」で考案した舌打ちビートをTimblandも使用、Keri Hilsonの清涼感ある歌声がここでもかなり活きていてグッドです。「Throw It On Me」ではロックバンドのThe Hivesをゲストに迎えTimbaland流のロックを提示、この曲はかなりロキッシュでHip Hopではないけれど面白くて好きです。そんなTimblandのロック趣味が活きているのは「One And Only」も同様、ここではFallout Boyがゲスト参加しています。このアルバムを角鳥を乗せている時に聴いたんですが(角鳥はロック好きでThe HivesもFallout Boyも知っていた)、この曲はFallout Boyのものと一緒だとか言ってました。「2 Man Show」ではあのElton Johnが製作&ゲストで参加した異色作、ピアノは勿論Elton Johnが演奏しています。これは歌というより曲って感じ、どことなく流して聴いてしまう(でもインパクトはある)一曲。最後はAttitudeとKeri Hilsonをゲストに迎えた「Hello」、この曲の流麗さを浮遊感も癖になるしやっぱりKeri Hilsonが良い味出しているんですよねぇ~、写真見た限りかなり綺麗だし今後に期待がかかります。

純粋にTimbalandのビートを楽しむといったアルバム、Timbalandのラップは一曲通してだとちょっとパンチが弱いかもしれません。それでも僕はTimbalandのラップ(声)は雰囲気バッチリで大好き、だから彼が作った曲なら彼の声が入っていた方が好きです。Aaliyahや初期Missy Elliottの頃の様な奇天烈な深みはないけれど(ちょっぴりポップかなと)、それでも第一線な音が満載なのは確かです。

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Akon「Konvicted」
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Akonの通算二作目となる『Konvicted』を御紹介。前作もじわりわりとロングヒットを記録したAkon、その後もいくつもの客演をこなしてその地位を築き上げてきました。そんな中での2ndアルバム『Konvicted』は予想通り(いや予想以上)の特大ヒット、街中でAkonを聴かない日はないってぐらいでしたよ。そんなAkonのアルバム、あまり皆が絶賛するから天邪鬼の僕としては購入したくありませんでした(笑)。でも結局気になる一枚はいつまでも気になるもので結局は購入、ここで御紹介します。
それでは気になる内容にふわっと触れておきます……もう皆さん聴き飽きたってぐらいに聴いた後でしょうが(笑)。まずはAkonの“おお~お~♪”で一気にテンションが上がるGiorgio Tuinfort製作の「Shake Down」で幕開け、意外とギャングスタな歌詞で銃声鳴り回す一曲。「Blown Away」では前作から引き続きStayles Pがゲスト参加、ピアノを人差し指でコツコツ叩く様なシンプルなピアノ音のループがなんともシリアスでStyles Pを迎えるに相応しいトラック(Giorgio Tuinfort製作)。そして本作からの先行シングルとなった「Smack That」の登場、Akonの新曲ってだけで充分に話題性○だったのに、加えてあのEminemがゲスト参加しているんだから凄い。ハッキリ言って思った以上の化学反応は起こしていないかなと思ったけれど(Eminemの毒気は少ない)、それでも休業状態にあったEminemを引っ張り出してあのラップを披露させただけでも十分凄い。Eminem製作のちょっぴりSlim ShadyでちょっぴりAkonなエッセンスも含んだトラックもグッドだし、AkonとEminemの相性もなかなかかと。続いての曲もシングルカットされた(そして特大ヒットとなった)「I Wanna Love You」、製作はAliaune "Akon" ThiamでゲストにSnoop Doggが参加した強力チューン。甘いながらもSnoop Doggのユルユルラップも交えてかなり過激な歌詞もAkonの愛嬌(笑)、これだけ過激なエロ歌詞もスウィートに感じさせるAkonの歌声は魔法です。Akonらしいマッタリ歌唱を最大限にまで活かしたトラックも素敵、僕はこの曲狙いで購入しました。Akonの悲壮感漂う「Rain」は暗すぎ、Akonもなんだかんだで大変なんだなぁとただそう感じる一曲。その雨音を引っ張りながらストレートなバラードに転調する「Never Took the Time」、この曲は歌詞も未練たらしうて僕が思わず溺れてしまう失恋ソング(苦笑)。シンセの音が面白くてそれこそアフリカ民族音楽の様な広い温かさを感じる「Mama Africa」は暑い、海沿い走りながら聴いたら最高に爽快な一曲でしょう。Jazz(Blues?)みたいな始まり方がなんとも特殊な「I Can't Wait」、スカスカなシンセと重低音効いたビートがなんともHip Hopテイストな「Gangsta Bop」、昔の悪さしてた頃を回想する静寂の「Tired Of Runnin'」、忘れていた頃に飛び出すAkonのもう一つの得意技、3 Dog Night「I'd Be So Happy」を早回しした「Once In A While」とAkon節が立て続けです。最後に飛び出すのはAkonのルーツであるカリブな香り漂う南国トラック「Don't Matter」、ゆったりとしたリズムで思いっきりAkonの世界に引き込まれる好楽曲、夏の夜に花火しながら聴いたら最高に甘いかもしれません。これらに加えて国内盤にはボーナストラックとして「Struggle Everyday」とSnoop Doggに加えTego Calderonをゲストに迎えた「I Wanna Love You(Remix)」が収録されています。

なんだかんだでやはりAkonの歌声に始終やられた一枚となりました、Akonも本当に他のシンガーとは全く違った持ち味で、これからもずっと需要がありそうな感じですね。AkonとT-Painの快進撃はまだまだ続きそう、これからも誰かしらのラップ曲で“こんびくと♪”での幕開けを聴きそうですな。

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T-Pain「Epiphany」
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最近は客演に引っ張りだこなT-Painの待望の通算二作目『Epiphany』を御紹介。まさかまさかの大躍進と言いますか、前作もかなりロングヒットしていましたしそりゃヒットするとは思っていましたが、まさかここまでとは(驚愕)。今じゃ親分Akonをも脅かすほどの大活躍、なかなかの客演数でしょう。前作もなかなか好きだったので本作『Epiphany』も勢いで購入、シンプルなこのジャケも結構好きです。
それではなんとなくで中身の方にも触れたいと思います……まだそんな聴き込めてない感もありますが。まず本作を語る上で鍵となるのが、T-Painが使い分ける三人のキャラクターの存在、最初は皆無名の新人かと思ったらすべてT-Pianでした(笑)。その三人とはTeddy Pain、Teddy Verseti、Teddy Penderazdounの三人で御座います(覚)。まずはTeddy Versetiが客演(?)の「Church」、ドンチャカズカチャカ突き進むこのトラック(とT-Pianの早口ラップ)はどこかCee-Loを彷彿とさせます。「Tipsy」は早速T-Painの専売特許と化したゆらめくボコーダー使いの一曲、シンプルで抑え目なビートなのでT-Painの歌声がより際立っています。「Show U How」はTeddy PainとTeddy Penderazdounが参加、ここでもまるでCee-Loの様な早口メロウラップで畳み掛けます。「Suicide」はこれまたどこか浮いた一曲、ちょっと民族音楽っぽい(ラテンっぽい)ノリの一曲でT-Painも新しい歌唱法で聴かせます。「Bartender」は本作でも僕は一番好きなT-Pianらしい一曲、客演に親分Akonを招いてメロウでとろける極上セクシーを提供。僕は素直にT-Painにはこういう楽曲を望んでいるんです、Akonの味も充分に活かされていて素敵、これぞT-Painといったところではないでしょうか(最高)。「Backseat Action」なんかも素敵、ちょっぴりTimbland趣味な歪んだ音にボコーダーで曲げられた歌声が妖しく絡みます。ここで初めて外部からのゲストでShawnnaが参加、この二人の接点が見えませんが上手く絡んでます。「Put It Down」ではTeddy PenderazdounとTeddy Versetiに加えてRayなる人物がゲスト参加、T-PainのTwsitaみたいなラップは……味があるのかな。「Time Machine」は穏やかでしっとりしたギターメロディが心地良いあったかい一曲、フック部分での転調も功を奏して軽くステップ踏みたくなる一曲。 Tay Dizmなる人物をゲストに迎えた「Yo Stomach」も綺麗なメロディで僕の好物。「Buy U A Drank(Shawty Snappin')」は本作からの先行シングル、Bad Boy SouthのYung Jocがゲスト参加したちょっぴり南部の香り漂う一曲。僕は正直この曲にはそんな惹かれませんでした、Yung Jocもそんな好きというまでいかなくて現状購入していないまんまなんで。それでも隙間ありなトラックとスナップ音、それとYung Jocの低音で這うラップがカッチリ嵌った好楽曲。「Shottas」はKardinal OffishallとChamをゲストに迎えた完全なRaggae曲、だから僕はちょっと避け気味で御座います(笑)。ぽろぽろ鳴るギターが僕の胸を締め付ける哀愁帯びた「Right Hand」なんか好きだなぁ、T-Painのボコった歌声もキュィ~ンと切なくてど真ん中。「Sounds Bad」ではピアノ旋律を主にした弾き語りっぽい一曲、R&B曲のお決まりと化したハンドクラップを散りばめ爽快に歌い上げる青空曲。

う~ん……良かったのは良かったけれど、ちょっと冒険し過ぎたんではないかなぁと。僕はもうちょっとストレートにR&Bライクな曲を多くやって欲しかった、Teddy Pain、Teddy Verseti、Teddy Penderazdounを使い分ける必要(面白さ)があったのかが疑問となるところ。僕は輸入盤所持なので歌詞対訳読んだらまた違った見え方するんでしょうが、正直ピンと来なかったかも。それでも全曲をT-Pain自身が製作しているっていうのは凄い才能ですし、これからも新しい事に挑戦すべきアーティストなのかもしれませんね(期待)。

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Rihanna「Good Girl Gone Bad」
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Def Jamの姫君ことRihannaの通算三作目『Good Girl Gone Bad』を御紹介。しっかしDef Jamの(社長Jay-Zの)Rihannaへの力の入れ様は凄まじいですねぇ(口開)、デビューしてそんな間もないってのにもう三枚目のアルバムをドロップしている訳ですから。しかしそんな世間とは裏腹に個人的にはそんな大好きって訳でもないRihanna姫、なので本作もしれ~っとスルーするかなぁと個人的に踏んでいました(笑)。がしかし、我らがJay-Zが参加ってのも手伝って気付けば購入、バッサリと髪を切ってまた一段と大人っぽくなったRihannaジャケに惹かれたってのも購入理由の一つ。では外見だけでなく音楽面でもまた一段と成長したのでしょうか。
まず結論から言ってしまいますと……完全にまたレベルアップしています(驚)。まずは先行シングルとなったヒット曲「Umbrella」で幕開け、王様Jay-Zも参加した超強力な一撃曲。製作を担当したのはあのC. "Tricky" Stewart(ソングライティングをThe-Dream)、シンセを駆使したどこかクールで潤いをふくんだこのトラックがなんともRihannaっぽくて壮絶な素晴らしさ(絶賛)。またJay-ZがめっちゃカッコイイRain Manラップを余裕たっぷりに披露、最近のJiggaは冒頭ラップが多いんですがこれもまた妙技ですね。「Push Up On Me」はJonathan "J.R." Rotemが製作を担当、これもまたピュンピュン電子音が交錯する疾走系のトラック。ここでのRihannaの乗りこなしもなかなかのもの、上手いですね。「Don't Stop The Music」はもう完全なクラブっぽいノリのダンスチューン、製作は以外にもあのStarGateが担当で驚き。Michael Jackson「Wanna Be Startin' Somethin」を下敷きにした楽曲は彼らの引き出しの多さを実証、同時にこのアルバムの守備幅を広げている一曲。「Breakin' Dishes」もC. "Tricky" Stewartが製作を担当、どこかロキッシュな悪っぽい歌い回しが面白い一曲。と思ったら完全にロックしちゃっている「Shut Up And Drive」が登場、製作はRihanna作品に欠かせないEvan RogersとCarl Sturkenが担当。これは……どうなんですか、面白いと取るべきなのかな、僕は結構スキップしてしまう一曲かも(現時点)。続く「Hate That I Love You」は本作で間違いなく鍵となる一曲、レーベルメイトであるNe-Yoとのデュエット曲。勿論製作をStarGateが担当し作詞をNe-Yoが手掛けています、ギター奏でる甘酸っぱく切ない清涼曲に、RihannaとNe-Yoの息の合った歌声がたまらない好楽曲(最高)。また歌詞が素晴らしく良いんですよ(いーよNe-Yo)、全てを楽しめる素敵バラードです。どこか遊園地の様な夢見心地なトラック⑦「Say It」はNeo Da Matrixが製作を担当、可愛いの一言に尽きる一曲。「Sell Me Candy」は奇才Timbalandが製作を担当したやはり中毒性の高~い一曲、その痛快ぶりは健在だし裏で鳴るヒューマンビートボックスも合いの手も全てが計算し尽されています(天才)。続く「Lemme Get That」もTimblandが製作を担当、ここでは打って変わってRihannaの為かRaggaeテイストな一曲を提供。Timbalandっぽさは勿論ですが、どことな~くDallas Austinっぽさを感じたのは僕だけかな。そして僕が本作で最もお薦めする最高の一曲が「Rehab」、Timbaland製作×Justin Timberlake作詞の間違いない一曲なんです。Justin Timberlake「What Goes Around...」の女性版って感じのこの空気感がたまらない、どことなくRihannaの歌い方もJustin Timberlakeっぽく思える(てかバックボーカルでJustin Timberlake自身も参加)。歌詞もJustin Timberlakeらしくちょっと神経質っぽい失恋ソングでグッド、Justin Timberlakeがそのまま歌っても面白いなぁ(熱望)。「Question Existing」はNe-Yo主宰のレーベルCompound EntertainmentのProducerであるShea Taylorが製作を担当(作詞はNe-Yo)、僕はこのCompound系のトラックの魅力がまだよく掴みきれていません。「Good Girl Gone Bad」はまたまたギターの音とハンドクラップを散りばめたStarGate製作(作詞はNe-Yo)の一曲、どこか哀愁漂うトラックにかなり刺激が強い歌詞、かなりパンチ効いてます(目眩)。この後国内盤には二曲のボーナストラックが収録されていまして、こちらもなかなかの出来です。「Cry」はStarGate製作のどストレートな失恋ソング、涙誘うピアノ戦慄のメロディにドンドコ鳴るスネアの対比が、歌詞の女の子の強がりと寂しさを表しているみたいで切ない。「Haunted」はEvan RogersとCarl Sturkenが製作を担当したこれまた悲愛ソング、最後の最後までこんな暗く悲しい歌が続くと寂しさが込み上げますよねぇ(涙)、でもRihannaの歌声に自然に堕ちてゆける締めくくりで良いかと思います。

ハッキリ言ってJay-Z参加の「Umbrella」狙い撃ちだったんでそんな期待してはいなかったんですが、これはかなりヤラレましたね(撃沈)。ゲスト参加であまり良い仕事っぷりが無い(気がする)Ne-Yoもかなり上手く機能していたし、Timbaland×Justin Timberlakeの世界観はもうドップリ溺れてしまって抜け出せない状態です(浸)。Rihanna、またまた急成長でかなりの注目株になっちゃいました、今後の活躍から目が離せないシンガーで御座います。

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Funkmaster Flex & Big Kap「The Tunnel」
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Funkmaster Flex & Big Kapで『The Tunnel』を御紹介。Funkmaster FlexはN.Y.の言わずと知れた人気ラジオ局Hot 97でホストを務める人気DJ、知らない方はまずいないかと思います(ド素人の僕でも知っていますんで)。ただBig Kapを僕は存じ上げません(笑)、Funkmaster Flexと同様にDJみたいです。そんな有名人Funkmaster Flexがホストを務めるアルバム、かなり豪華な顔触れとなっております(興奮)。
それでは内容に……まずは前回のFabolous「Brooklyn」でサンプリングされていた興奮モノ「Biggie/Tupac Live Freestyle」で幕開け(絶叫)。シンプルにドラムパターンのみのビート上で、BiggieとTupacが吠えに吠え捲くる失禁必至の爆風曲、BiggieもTupacもその圧倒的な突破力は凄まじい。「We In Here」はFunkmaster Flex手製のAl Wilson「My Song」下敷きのトラックにEve、Jadakiss、Styles P、Sheek Louch、Drag-On、DMX、そしてフックをSwizz Beatzが担当とRuff Ryders総出演のマイクリレー。「If I Get Locked Up」はRockwilderが製作を担当、そこにEminemの粘着質でへばり付く様な悪童ラップとDr.Dreの貫禄あるお助けフックが絡むEminem仕様な一曲。「Real G's」ではSnoop Doggがユルユルで耳に残るラップを余裕たっぷりに披露、ここではFunkmaster FlexがBiggieの名曲「Juicey」「Who Shot Ya」「One More Chance」等を回すズル~イ一曲を用意。「True」ではMethod Manが主役、Rockwilderが疾走感溢れるトラック(途中で格闘音有り)を用意、Method Manが痛快にハッスルするキモチイイ一曲。「Q.B.G.」はDJ Twinz製作の不穏トラックにばっちりハマるProdigy(Mobb Deep)とKool G Rapが参加、何故にHavoc製作でないのかが不思議。「K.I.M.(Interlude)」はその名の通りLil' Kimを使ったInterludeモノ、たった30秒にLil' Kimを使うってのも贅沢だし、その30秒間で存在感ギラギラなLil' Kimにも感服。「Confrontation」では女王Mary J. Bligeが参加、Funkmaster Flex製作のAl Scratch「Where My Homiez」ネタ使いのゆったりグルーヴに、MJBの熱っぽい極上の歌声が乗っかる素敵過ぎる一曲。「Okay」ではErick Sermon製作の凸凹ビートに、Erick Sermon本人と元気一杯のRedmanの仲良しコンビが参加した面白い一曲。「Dem Want War」ではFunkmaster Flex手製の早回し系のトラックにRaekwonがバツンと参加、さすが存在感バッチリです。「For My Thugs」は僕も所属する(想像上(笑))Jay-Z率いるRoc-A-Fella軍団、Memphis Bleek、Beanie Sigel、Amilが参加。Rockwilder製作の(ちょっとSwizz Beatzっぽい)電子音トラックとR.O.C.の相性は抜群、この曲聴くと耳が落ち着きます。「Wow」はFunkmaster Flexと同じく人気ラジオホストDJであるAngie Martinezが参加、頑張っています。「Respect」は凄まじい、Lil' Wayne、Juvenile、B.G.のCash Money Millionairesによる濃すぎるマイクリレー、エッジの効いたトラックは勿論Mannie Freshの手によるもの、だから相性抜群です。DJ ScratchがDavid Porter「I'm Afraid The Masquerade」をサンプリングしたスクラッチ入り捲くりのソウル曲、ここではベテランLL Cool Jが屈強で二枚目なラップを惜しげもなく披露。「Def Jam 2000」は雄叫び番長、ガツンと煽り上げるFat Man Scoopが主役、Def Jam往年の人気曲をガンガン回しながらFat Man Scoopが始終吼え回す熱~い一曲。「Thuun」ではNoreagaとCaponeのコンビが登場、ちょっとエスニックなトラックはFunkmaster Flex製作。「Live At The Tunnel」はJa Rule率いるThe Murderersが参戦、トラックはIrv Gottiによる製作。「Millennium Thug」はBig Kap製作曲、ここではNasが相変わらず燻し銀なラップで魅せます。最後「Dead Man Walking」ではBeanie Sigelが再度登場、Darrell "Digga" Branch製作の不穏ビート上でギャングスタに攻めます。

こういう作品は一気に沢山のスターアーティストの楽曲が聴けるから楽しいですよね、本作の顔触れも申し分のない揃い方で御座います。掛けっ放しにしたら普通に面白い一枚、一粒で二度も三度も美味しいをご賞味あれ。

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Fabolous「From Nothin' To Somethin'」
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FabolousのDef Jam移籍第一弾にして通算四作目となる『From Nothin' To Somethin'』を御紹介。なかなか雰囲気ある二枚目だし、その鼻にかかった甘めのラップスタイルも好きだし、N.Y.はBrooklyn出身という事も鉄だって僕はかなり推しているFabolous、なんとDef Jamに移籍しました。嬉しい様な気もしましたがちょっと複雑でもありました、本当に売れ線狙いの作品になったらそれはそれで悲しい、ちょっとストリート寄りを意識して頑張ってもらいたいから。
それでは気になる内容に……まずは幕開けを飾る①「From Nothin' To Somethin' Intro」はReefaなる人物による製作、これから始まるFabolousショーに期待を持たせるには持って来いな期待感煽る一曲でまぁ良し。まるでMannie Freshが作ってそうな“ぶんっくらっ♪ぶんくらっ♪”を口ずさんでしまう野太い「Yep, I'm Back」、製作を担当したのはFreebassなる人物。「Change Up」では今や絶好調、あのAkonが製作&ゲスト参加した超話題となること必至の一曲。出来上がりとしてはYoung Jeezy「Soul Survivor」の灰汁を抜いた静寂版って感じで二番煎じな感もありますが、それでもやはり一定水準を超えている一曲は流石。続く「Make Me Better」では同じDef JamのレーベルメイトとなったNe-Yoがゲスト参加、異国情緒漂うノスタルジックなトラックは奇才Timblandの手によるもの。毎回思うんですがDef JamはHip Hop曲とNe-Yoの絡ませ方がマズイ気がします(個人的見解)、これならTimblandに歌フックをやらせた方がバシッとキマッた気が。「Baby Don't Go」ではこれまた客演仕事がすこぶる快調(勿論自身の新作も)なT-Painがゲスト参加、制作は声があちこちで聴こえるんで分かるかと思いますがJermaine Dupriです。甲高いティリティリ音が散りばめられたトラックはそんな目を見張るものではなく、ここはT-Painに助けられている感じもします。「Return Of The Hustle」では煽り隊長Swizz Beatzがゲスト参加、ですが製作はSwizz BeatzではなくJust Blazeが担当しています。Wu-Tang Clan「C.R.E.A.M.」を下敷きにしたガツンガツン系のビートがめっちゃカッコイイし、それに合わせて煽り捲るSwizz Beatzのあの声がたまらない、Fabolousも余裕綽綽にかまします(興奮)。「Gangsta Don't Play」では最近こういう仕事が多いJunior Reidがガッツリ歌声を披露、製作は再びReefaが担当。⑧「Real Playa Like」はFabolous十八番のメロウチューン、ゲストにはあの青臭い声がたまらないLloydが参加しています。Plow Da Donが製作した胸キュンな可愛いトラックも良いし、Lloydもハマッてるし、Fabolousは水を得た魚って感じで良いトリオですよ。Big Tankが製作を担当したエッジが効いていながらもどこかメロディも重要になっている「First Time」はRihannaがゲスト参加、ここでもRihannaの真っ直ぐな歌い回しが僕は好きです。ギラギラ輝く硬質な「Diamonds」は本作からの先行シングル、Steve MoralesとSoramが共同制作しあのYoung Jeezyを援護射撃に迎えています。完全サウスなブインブイン音にFaboulousの二枚目なラップとYoung Jeezyの荒れたラップが見事に調和、この二人の相性の良さは前作で実証済み、しっかしこの曲の破壊力は凄まじいですねぇ(鳥肌)。「Brooklyn」はその直球なタイトルも好きだし、あのJay-Zが(あとUncle Murda)参加しているって時点で目頭熱くなります(涙目)。Veratileがあの「Biggie Tupac Freestyle」からBiggieの声をずっとループさせているのがまずズルイ(策)、そのうえJay-Zがバチーッとキメますからね、最高の一言に尽きます。またまたReefaが製作を担当したクラブ騒音系の「I'm The Man」では同郷のRed Cafeがゲスト参加、最近Akon主宰ののレーベルであるKonvictと契約したのでこれから活躍する可能性大ですね。「Jokes On You」ではClipseの片割れであり実力派と名高いPusha Tがゲスト参加、Don Cannon製作のトラックはかなり地味ですがこの二人は相性良いかなと(共に高音で鼻にかかる感じ)。「What Should I Do」でやっとFabolous作品に欠かす事の出来ない歌姫Lil' Moが登場、製作はAntwan "Amadeus" Thompsonが担当しています。う~んもうちょっとLil' Moの歌声を活かしたキラキラなトラックが良かったなぁ、でもLil' Moの歌声聴けて良かった。Nova製作の「This Is Family」ではRansom、Freck Billionaire、Red Cafe、Joe Budden、最後にFabolousの弟Paul Caiと大所帯でマイクを唾吐きリレーする男臭い一曲。僕的にはJoe Buddenとだけ一緒にやってたら充分だったんだけどなぁ、皆頑張っているしカッコイイですけどね。これらに加えて国内盤には「I Shine, You Shine」「Chrip Back」の二曲がボーナストラックとして収録されています。

う~んどうなんだろう、素晴らしいとまでは言えなかったかなぁ(惜)。好きで応援しているMCなだけに評価も厳しくはなるけれど、それでもやはり破壊力はまぁまぁって感じだったかなぁ。多彩なゲストを迎えたけれど、どれもがそんな相乗効果をあらわしていなかったかなと。特にFabolous十八番の歌モノがイマイチがっちり心を掴まなかったのが痛い、AkonにT-PainにNe-Yoとかなりの兵ばかりだったから、もっとどデカイのが欲しかった(し出来たハズ)なぁ。あと僕個人としてはFabolous作品の鍵である男性シンガーMike Shoreyの不参加が残念でならなかったです、やっぱ彼の歌声とFabolousの調和が聴きたかった(あとThe Neptunesの不参加も残念)。それでもエンターテインメント性はかなり高く、Fabolousは相変わらず当然格好良かったです、次回はもっとコアでシックにキメテもらいたいです。なんか酷評したっぽくなってますが良い作品ですよ、聴いて損は無いと断言します(遅)。

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Field Mob「From Tha Roota To Tha Toota」
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南部の意外なベテランデュオField Mob『From Tha Roota To Tha Toota』の御紹介。Field Mobをちょっと紹介、Georgia州はAlbany出身のSmokeとShawn Jayによるデュオで御座います。ハッキリ言って僕はこのField Mobを知りませんでした、Ludacris率いるDTPに加入するまでは全く。彼らの新作がヒットしたのも知っていましたが、そうそう簡単にサウス物に手を出さないんで購入していません(笑)。そんな中でふと見つけて購入したのがこの可愛いジャケットの『From Tha Roota To Tha Toota』、あんまり期待はしていませんでした。
なんですが……これがなかなかの聴き応えある内容で驚き、サウスなんですがあの重た~い感じではなく、OutkastやGoodie Mobみたいなメロディアスな雰囲気のアルバムでして。まずは幕開け「K.A.N.(Kuntry Ass Niggahs)」、製作はD.LakesとMarques Darlingのお二方。これはもうユルくまとめたサウスな一曲、Field Mobのとぼけた声にばっちりマッチ。「Nothing 2 Lose」はET3が製作を担当、ゲストにSlimm CalhounとSleepy Brownが参加しています。この曲で僕は完全に卒倒しましたよ、Sleepy Brownの歌フックが超最高、ミステリアスで優しいメロディに合致。そのSleepy Brownの歌声に負けじとField Mobの二人も超メロディアスラップ、素敵な共演です。Ole-Eなる人物が手掛けた「Don't Want No Problems」は一言で言うとコスモチック、程よく隙間の空いたシンセトラックとField Mobのユルユルなフックが印象的。「Sick Of Being Lonely」はJazze Phaが製作を担当した彼らしい歌モノトラック、ここで歌フックを担当している女性シンガーToricaが素晴らしい声の持ち主、彼女の歌フックが無かったら平凡に感じたかも(絶賛)。ET3が再び手掛けた電子音満載ながらもメロウで優しさある「Where R U Going?」も好きだなぁ、此処も歌フックを女性に任せていてそのJoiが素晴らしいです。サウスというかどことなくNellyが出てきそうな勢いの「Haters」はMoezartとGorilla Tekが共同製作、男臭さ全開のTrick Daddyの援護ラップが絶妙のスパイスで御座います。そのGorilla TekとTrakが製作を担当した「Betty Rocker」はバチバチと跳ねるビートが痛快、Field Mobのノリの良さに圧倒されます。その独特のトラックメイキング(シンセの疾走感というかメロディ持たせた打ち込み)がOutkastっぽさを感じてやまない「Cut Loose」もとってもカッコイイ、Ole-Eは本作で本当に素晴らしい仕事ぶりを披露、ツボ突いてます。ロキッシュな音も混ぜながらどこかブルージーな匂いがして一気に惹き込まれる「All I Know」はGreg Streetが製作を担当、このメロウに援護射撃でCee-LoとJazze Phaが参戦しているんだからもう間違いなしでしょう(最高)。ここでのCee-LoとJazze Phaの喉震わせる熱~い歌声は痺れあがる、こういう曲マジで大好きですよ。原曲のままで充分好きな「Sick Of Being Lonely」のRemix版「Sick of Being Lonely(Dirty South mix)」はMiamiの女王ことTrinaが登場、さすがの貫禄まったく負けていません(感服)、Lil' Wayneとは別れたんでしょうかねぇ。

とまぁ最後にちょっと関係ない話も入りましたが、これはなかなか侮れない良~い作品になっていますよ(薦)。やはりLudacrisがDTPに引き込むだけのデュオですね、まさかベテランだとは思いませんでしたが。本当に良い作品なんで、今彼らのヒットアルバム『Light Poles and Pine Trees』を購入しようかと迷っています。

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Disturbing Tha Peace「Ludacris Presents...Disturbing Tha Peace」
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Ludacris率いる軍団Disturbing Tha Peaceのアルバム『Ludacris Presents...Disturbing Tha Peace』を御紹介。もはや南部といわず全国区の大物であるLudacris、彼率いる大所帯がこのDisturbing Tha Peace、略してDTPで御座います。所属するアーティストは大勢いまして、此処では紹介しません、どうせ今から紹介する中で殆ど出てきますんで。
それでは内容に触れてゆきますよ……知らないアーティストも沢山登場します。まずはシングルにもなった「Georgia」、LucdacrisにField Mob、それからJamie Foxxがゲスト参加しています。Vuduが製作を担当したこの曲はRay Charlesの名曲「Georgia On My Mind」を下敷きにした一曲、つまりJamie FoxxがRay Charlesの歌フックを担当しているんです。僕的にはもっと原曲活かしてメロウに仕上げて良かったんじゃないかなと感じました、無理にサウスっぽい回しがちょっと違和感感じました。Needlzが製作を担当したピリピリ緊張感走る「Put Ya Hands Up」はNorfclkが主役、50 Centが今にも出そうなトラックはなかなかキマッテます。XcelがToo Short「Blowjob Betty」をべったりサンプリングした「Gettin' Some」はDTPの女番長Shawnnaが主役、シンプルなビートながらもShawnnaが荒く乗り回します(流石)。ちょっぴり異国風なエッセンスも漂う「Come See Me」はField Mobの片割れSmoke(彼だけでの客演も多い)が主役、ゲストにStat Quoが参加しています。売れっ子Pollow だDonが製作を担当した「Break A Ni**a Off」はLudacris作品では御馴染みのLil' Fateが主役、ゲストにRich BoyとGangsta Booが参加。最近ではRich Boyが人気ですがLil' Fateのラップもなかなかのもの、トラックも結構良いですし。「I'll Be Around」はDTPの歌姫Shareefaが登場、製作をあのSalaam Remiが担当しているのも味噌です。「Send My Lover Back」なる曲をサンプリングしたソウルフルな一曲、流石はShareefaとSalaam Remiで御座います。「Sweet Revenge」でやっと首領Ludacrisのソロ曲が登場、製作はThe Trak Starzが担当。電子音をあしらったシリアスめの飛行系トラック、最近のLudacris作品では聴かない感じで逆に新鮮でした。「DTP For Life」はDTPの古株であるI-20とLil' Fateによるタッグ曲、Staybent Krunk-A-Delicなる人物とSalaam Remiによる不穏なだるだるサウストラックに、I-20の低音とLil' Fateの高音が上手く絡み合った好曲。「Two Miles an Hour(Remix)」はLudacrisとPlayaz Circle、T.I.作品で御馴染みのDJ ToompがCurtis Mayfield「Little Child Runnin'」を下敷きにしたスペーシーメロウな一曲。「Table Dance」はDTPの稼ぎ頭シンガーBobby Valentinoが主役、援護射撃にSmoke(Field Mob)とLil' Fateが参戦しています。L.T. Moeなる人物が手掛けるセクシーでキュートな艶曲がBobby Valentinoの歌声に恐ろしいぐらいにマッチ、援軍の二人もめちゃ良いスパイスになっています(最高)。「You Ain't Got Enough」はPlayaz CircleとI-20による一曲、製作を担当するのはなんとあのBuckwildだから驚き。最後を飾る「Family Affair」はもうDTPお祭り、LudacrisにShareefaにLil' FateにPlayaz CircleにI-20にNorfclkにField Mobが参加、製作は最近話題のDJ Khaledが担当しています。静かな中にも熱っぽさを感じる燻し銀トラックで、DTPの底力をまざまざと魅せつけます。

Ludacris好き(もしくはサウス好き)は購入して損は無いと思います、ただ突出した曲は無かったかなぁと感じました。僕個人の感想としてはLil' Fateの作品を聴いてみたいなと思いました、彼のラップ結構好きです。あのChingyが再加入するという事で、これからのDTPにも目が離せませんねぇ。

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R.Kelly「Double Up」
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R&Bの帝王にしてエロソングの帝王であるR.Kellyデビュー15周年にして通算13作目となる『Double Up』を御紹介。誰もが絶対に一枚は持っているであろうR.Kelly作品、毎回毎回絶対に外せない作品を提供してくれるKellの本作も勿論購入しましたよ、これは買わないではいられないでしょう。彼のデビュー15周年を祝福するかの様に大物がこぞって参加、はたして僕のこの大きな期待を上回る事が出来たのでしょうか。
それでは気になる内容に触れてゆきましょう……まず一応断っておきますが当然全曲の製作をR.Kelly自身が行っています、当たり前ですよねぇ(笑)。まずは本作の幕開けを飾る「The Champ」、緊張感走るこの極ではR.Kellyが自身の無敵ぶりをミュージカル風に宣言。ここではSwizz Beatzが得意の煽りで応援、まさかSwizz Beatzをこれだけの為に起用するとは(驚)。絶妙な隙間感がかなりたまらない妖しい雰囲気の「Double Up」ではSnoop Doggがゲスト参加。Tweet「Iceberg」を下敷きにしたトラック上でちょっぴりぐにゃったR.Kellyの歌声と、Snoop Doggのゆるっと力抜けていながらもけして油断は出来ない鋭いラップがかなりカッコイイっす。「Tryin' To Get A Number」ではNellyをゲストに起用、だからかとってもNelly風な楽曲でNellyっぽいノリをR.Kellyも披露しています。ただどちらかというとHip Hop寄りのトラックなので、ここは歌えるNellyなんだからどストレートにR&Bトラックでやって欲しかったかも。サウス特有のダークで重いビートが不穏な「Get Dirty」では人気者Chamillionaireがゲスト参加、ここでもChamillionaireの歌う様なフロウは健在でもう完全にキャラが立ってますよね。そして僕の大好きな「Leave Your Name」が登場、T-Painの専売特許化しているボコーダー(エフェクト)使いでユラユラとしたセクシーさを増した一曲(痺)。さすがはジゴロ(古)の帝王R.Kellyといった歌詞も最高、そんなエロさを吹き飛ばす甘~い歌声も流石、やはりR.Kellyの真骨頂はこういうバラードにこそ現れる。「The Zoo」はR.Kellyの初期作品から通ずるゴシックな仕上がり、ちょっと違うのは曲タイトルに合わせてちょっぴりTimbaland趣味な最後の動物の鳴き声かな。「I'm A Flirt(Remix)」はこれが目当てで購入したなんていう方も多いんではないでしょうか、超人気者であるT.I.とT-Painをゲストに迎えた最強Remixで御座います。T.I.の貫禄ある早口ラップも、T-Painの揺らめく甘美な歌声も文句無く素晴らしくハマッてる、ただそんな中でも決して主役の座は明け渡していないR.Kellyが本……ッ当に凄い(脱帽)。「Same Girl」もかなり驚かされましたねぇ、ベテランR.Kellyと若手人気実力No.1(ってかもうベテランか)のUsherによる豪華すぎて笑いが出るデュエット曲(驚愕)。二人が関係を持った女の子が同じ女の子だったという驚きの歌詞内容も面白いし、それを二人がR.KellyとUsherのそのまま設定でやってるのも面白い。深くは作り込まれていないシンプルながらも美しいメロディ上で、Usher吠えればR.Kellyも吠える応酬……どちらも素敵です。ライトでポップで跳ねる様なトラックが可愛らしい「Hook It Up」ではSt.Louis出身の若手MC、Hueyを起用しています。「Rock Star」ではタイトルそのままKid Rockを起用しロキッシュなトラックを使用、Ludacrisも招いていてカッコイイんですが僕はあまり得意ではないかな。「Best Friend」ではこれまた若手女性シンガーでは一番の実力派と囁かれているKeyshia Coleがゲスト参加、加えて人気ProdcrerであるPlow Da Donがラップで参加しているから驚き(ストリングスアレンジはあのLarry Goldが担当)。R.Kelly十八番のドラマ仕立てな歌詞展開も面白いし(内容もありそうな泥沼劇で彼らしい)、Keyshia Coleも健闘しています。水の滴る音も配した超甘々な「Sweet Tooth」なんかもう最高、やっぱR.Kelly作品で聴きたい曲はこういう曲だと再認識。“ガール、俺は甘党なんだよ♪”と迫るそのエロさ、格好良いと感じる僕はオカシイのでしょうか(笑)。愛する女性の子供との間に子供が出来る喜びを歌った微笑まし過ぎるハッピーソング「Havin' A Baby」も美しいんですよ~、Sheri Haukなる女性シンガーの消え入る様な優しい歌声も絶妙で素晴らしい。最後の“ぷっしゅ♪”は一緒に口ずさむ事間違いなし、僕も妻が出産の時は隣でひたすらそう言おう(嘘)。シンプルに“ぽわわん”音を連ねた囁き歌「Sex Planet」なんかはもうR.Kellyのエロ妄想が成せる業、ここまで出来たら大したモンです。ヴァージニアで起きた銃乱射事件の被害者とそれらを取り囲む人達への応援歌「Rise Up」、歌詞の内容はシンプルで力強く“元気を出すんだ♪”とひたすら繰り返しているんですが、R.Kellyが息吹く希望に満ち溢れていてキラキラと綺麗、これもR.Kellyならではのトラックメイクですよねぇ(流石)。これらに加えて国内盤にはボーナストラックとして「I Like Love」を収録、AkonやらWyclef Jean辺りがやりそうなカリブな香りプンプンな心地良い一曲に仕上がっています。

これっだけの豪華な客演陣を勢揃いさせておきながら、けして負けないR.Kellyの圧倒的な存在感にただただ感服するばかりです(天晴)。全てのゲストが上手く機能していたかと言われると少し微妙な所もありますが、やはりバラード群は優れているし、突出したアーティストだなと痛感、あともう15年は軽く活躍するシンガーですね。