RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Jay-Z「American Gangster」
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記念すべき通算十作目となるJay-Zの新作『American Gangster』の御紹介。本当に首を長くして待っていたJay-Zの最新作、毎作を僕の誕生日付近にリリースしてくれるので、これはきっとJay-Zから僕への誕生日プレゼントだろうと思います。もうこのジャケットからして完璧、気合入ってますし、Jay-Zのギラギラしたオーラが滲み出ているではありませんか(畏敬)。もうこの一枚は傑作に違いない、そんな匂いがプンプン、聴く前から手応えアリアリで御座います。
とまぁ前置きはこのぐらいに……まずはJay-Zは登場せずに、Idris Elvaによるギャングスタの定義を語り上げる「Intro」で幕開け。もうここで僕は鳥肌立ちっぱなしでした、遂に始まるんだって感じの荘厳さ、製作はChris Flameなる人物が担当。そこから静かに滑り込む静寂の「Pray」は、Sean "Puffy" CombsことDiddyとLV & Sean Cが担当、Diddyとのタッグはかなり御無沙汰、このタッグが本作の大半を締めるんだから驚きました。Hank Marvin「New Earth」下敷きの張り詰めた空気が流れる不穏なトラック、その上で語られるJay-Zの細かな記憶、そして途中で挟む女性の声はBeyonceで御座います。ピリピリした緊張感が張り詰めるシリアスなトラック、Jay-Zの感情抑えたラップがクール。続く「American Dreamin'」もDiddyとLV & Sean C(Co製作にはMario "Yellow Man" Winans)による製作曲、ここではMarvin Gaye「Soon I'll Been Loving You Again」をサンプリング。これがまた絶妙な味付けでメロウで泣きなソウルフル曲、最高に渋いです。Bigg Dが製作を担当した“はぁぁろぉぉぉぉぉぶるっっっっり~~~ん!”の叫び声が一筋縄でいかない「Hello Brooklyn 2.0」はぶっ飛んでます(狂気)、単調なドカドカチチチチで進み続けるトラック自体もブチ切れてますが、そこにLil Wayneが絡んでいるんで一層濃い仕上がりになっています。Lil Wayneのねっちょりした粘着質なへナ歌フックも最高だし、Brooklynを恋人のように扱ったHovaの詩もキマってますね(痺)。しかし、Lil WayneとJay-ZってBeef関係にあったんではなかったんでしょうか(Lil WayneがJay-ZをDissしていた気が)、でもニュースによるとLil Wayneが“Jay-ZはKingだから引き受けた”ってコメントしてたらしいから、Beef解消かな。タイトル通りにフックの無い、ゆっくりとジリジリ迫り来るようなラップが渋い「No Hook」はDiddyとLV & Sean C製作。Barry White「Love Serenade」をサンプリングに使用、影のあるトラックは地味で、だからこそJay-Zの堂々のラップを堪能できます。シングルカットされたRoc-A-Fella賛歌「Roc Boys(And The Winner Is)...」もDiddyとLV & Sean Cによる製作曲、ここではThe Menahan Street Band「Make The Road By Walking」を下敷きに。ホーンが鳴り響くJay-Zらしいバンド物トラックも士気が上がって格好良いし、Addtional VocalにBeyonce、Cassie、Kanye Westも参加しています(DrumsはMario Winans)。力強く鳴るホーンに硬質なドラムスが絡み、Jay-Zの跳ね回すラップが威風堂々の渋派手曲。Rudy Love & The Love Family「Does Your Mama Know」を下敷きにしたパーカッションにソウルフルなメロディがスタイリッシュに煌めく「Sweet」、製作はDiddyとSean C & LVが担当(Additional VocalsにCassieが参加)。この曲もクールな疾走感があってそこに痺れる、ここでは“Sweet”をJay-Zが独特の発音で言っているのも興味深い。キラキラなシンセが交錯し一気に空気を変える「I Know」は盟友The Neptunesが製作を担当。毎回言いますが僕の大好きなThe Neptunesのメロウ曲でこれもお気に入り、しかもフックでPharrellが歌ってるんで尚更です(好物)。詩の内容も女性を歌ったもので素敵、Jay-Zの詩も読んでると楽しいんすよ。輝くシンセが流麗なメロディとなりJay-Zのラップも華やぐ、黄金色のシャンパン曲にウットリ。「Party Life」はDiddyとSean CとLVが共同制作、Little Beaver「Get Into The Party Life」を下敷きにしたまったりレイドバックしたソウル曲に、Jay-Zのゆっくり歩くようなラップが新しいスタイルのスロー曲。「Ignorant Shit」は、Jay-Z作品にはもはや欠かせない盟友Just Blazeが製作を担当。The Isley Brothers「Between The Sheets」をサンプリングしたしとりとしなやかな夜の風吹く煌びやかさ、援護射撃にBeanie Sigelを迎えていますがこれがまた絶妙な登場と退場で粋な使い方。これまた流麗で美しいTom Brock「The Love We Share Is The Greatest Of Them All」をべったりと下敷きにした「Say Hello」は、最近やたらと仕事の多いDJ Toompが製作を担当。こういうメロウトラックもさらっと作るんだからDJ Toompって引き出しが多い、レコードを回してるかの様な滑らかで懐かしいソウルフル曲で味わい深い。「Success」はあのNo I.D.が製作(Co製はJermaine Dupri)を担当した(Larry Ellis & The Black Hammer「Funky Thing Pt.1」サンプリング)ギラギラと光る熱いトラック、かつての宿敵で今や盟友のNasを援護射撃、ガチャガチャと滑る電子ピアノ鍵盤のうねったメロディ上をクールに駆け抜ける二人、もはや圧巻という言葉意外には思いつきません(失神寸前)。この二人は相性良いと思います、このトラックの出来も素晴らしい、流石は玄人No I.D.。「Fallin'」はひっくり返ってJermaine Dupri製作(Co製作をNo I.D.)が担当、このJay-ZとJermaine Dupriのタッグもかなり御無沙汰で、昔からのファンの僕もかなり興奮します。ここでのJermaine Dupriはいつもの空気を完全に消し、このアルバムの雰囲気をばっちり飲み込んだThe Dramatics「Feel For You」を下敷きにした美しくソウルフルな一曲をプレゼント(最高)。罪の深みに堕ちてゆく様をラップするJay-Zも影があって格好良いんですが、ここで流れる歌声、クレジット見るとBilalになてるから驚きです(鳥肌)。どこか退廃的でドロっとした真っ黒曲に、途中で入るBilalの哀愁たっぷりの歌声、Jay-Zのラップもスマートでカッコイイです。そしてここでやっと先行カットされたシングル「Blue Magic」の登場、製作は御存知The Neptunesが担当しています。The Neptunes十八番の音数を抜いてゆく手法で生まれた硬質なドラムと奇天烈なシンセの絡みのみというこのシンプルさ、僕はThe Neptunesのこういうアプローチも好きなんでグッときました(壺)。途中で挟まるPharrellのハイな歌声も素敵なエッセンス、彼の声が入ってきっとNep曲は完成すると思う。Jay-Zもこのスカスカ曲に器用に合わせた、のっそりとだらけた低めのフロウで構えます。そして最後を飾る「American Gangster」はJust Blazeによる製作曲、Curtis Mayfield「Shrot Eyes」をサンプリングした最近のJust Blazeに多い躍動感溢れる激走トラックは痺れあがる事請け合い、ここでのJay-Zの暴れ回る様は圧倒的に格好良い、これがJay-ZのKingとしての貫禄です(溜息)。

最高、渋い、このアルバムの持つ素晴らしさはやはりJay-Zこの人でないと、きっと実現し得なかったと断言できます。Jay-Zが映画『American Gangster』を観て一気にビジョンが浮かび、すぐにレコーディングに取り掛かったそうですが、このアルバムを聴いているコッチまでそのヴィジョンを共有でき、没頭する事が出来るんだから凄まじい。これこそサウンドトラックには持って来いだろうと強く思うのですが、そこはまぁ色々と困難があったのでしょう(残念)。前作『Kingdom Come』の鬱憤を晴らすかのように原点に立ち戻った本作、正直『Blueprint』越えは出来なかったですが、古き良きJay-Zを堪能できる貴重な一枚ではないかと思います(激薦)。

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112「Hot & Wet」
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ベテラン男性ボーカルグループ112の通算四作目となる『Hot & Wet』を御紹介。Sean "Puffy" Combs率いるBad Boy Recordsより華々しく登場したのが、QにSlimにMikeにDaron Jonesの四人で構成された112で御座います。Biggie作品やP.Diddy作品で御馴染みだし、Daron Jonesは今でもたまにプロデュースなんかで曲提供していたりします。本作はDef JamのDef Soulに移籍しての第一弾アルバム。僕は個人的にはSlimが好きです、参考までに(笑)。
それでは早速内容の御紹介に参りましょう……まずは同郷で今や大スターとなった感のあるT.I.をゲストに招いた「It's Goin' Down 2Nite」でドロ~リと幕開け、製作はメンバーのDaron Jonesが担当。T.I.のラップも今こうやって聴くとやはりカッコイイし、彼の存在感がこの曲の売りである事も明らか。ダークでどろっとしたトラックにT.I.が完璧に映える一曲、出だしとしてはなかなか。「Hot & Wet」では晴れてレーベルメイトとなったLudacrisの男臭いラップをガツンとピックアップ、製作はBad Boyのお抱えチームThe HitmenよりStevie J.が担当。ここでもLudacrisの勢いと貫禄のあるラップが弾けててテンション上がらずにはいられない、夏の灼熱の海辺で聴いたら間違いないでしょう。Daron Jonesが製作を担当した低音シンセで妖しく光る「Unbelievable」もカッコイイ、Daron Jonesって上手い。Saint Densonなる人物が製作を担当した「Everyday」は、The Isley Brothers「For The Love Of You」を早回し回転させた可愛めのトラックで良い感じ。「Right Here For U」では総帥であるSean "P.Diddy" CombsとStevie J.が共同で製作を担当、Jodeci「Feenin」を下敷きにした甘美でメロウなトラックに112の繊細なハーモニーが乗る清涼バラード、これぞ112といったところ(賞賛)。どこまでも夢見心地で穏やかな「All My Love」、静かにしっとり四人の完璧なコーラスワークを聴かせる「You Said」はどちらもDaron Jonesが製作を担当。キャッチーなメロディラインのフックが実にらしいStevie J.製作の「Knock U Down」、なかなかです。「Hot & Wet(Remix)」はBad Boy御得意の戦術、ここでは原曲のLudacrisに加えて(これだけでも充分最強だったのに)Chingyまでもが参戦、Taana Gardner「Heartbeat」を下敷きにちょっぴりトラックも変え、Chingyの甲高い訛りラップが混じってもう最高です(痺)。「Na Na Na Na」もDaron Jones製作でここではRaggae風味を取り入れたイマドキなR&Bを絶妙に演出、ベテランSuper Catの援護射撃もキマって高水準。「Give It To Me」はDentが製作を担当、これはう~ん……もう一歩かなぁ。僕の心臓ど真ん中を撃ち抜く泣きの美曲「Slip Away」はDaron Jones製作、112の実力&魅力を存分に詰め込んだ最高のバラードです(涙)。「Say Yes」はあのAndre HarrisとVidal Davisのコンビが製作を担当、やはり普通のR&B曲とは違う空気感を持ったミッドは流石で、112も気持ち良さそうに流れに身を任せています。最後を飾る「Man's World」は当然Daron Jonesによる製作曲、聴かせる以外のなにものでもないピアノ基調のバラードで御馳走様で御座います(染入)。

流石は112といった歌声で勿論満足しました、がしかしあまりにアップテンポ(Hip Hop寄り)なトラックが多かったかなぁという気も(苦言)。T.I.、Ludacris、Chingyを参加させた曲だけアップでも良かったかな、あとは全て王道にバラードで良かった気がします(傲慢)。でも良い一枚なのは確か、夏のドライブに最適なんではないでしょうか。

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Jagged Edge「Jagged Edge」
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ベテラン男性ボーカルグループJagged Edgeの通算五作目となる『Jagged Edge』を御紹介。Brandon Casey、Brian Casey、Wingo、Kyle Normanの四人で結成されたJagged Edge、もはや知らない人は絶対にいませんね(確信)。一時期は前全盛を誇ったボーカルグループも最近はめっきり元気が無くなって、ここ最近では前線にいるのはこのJagged Edgeと112ぐらいではないでしょうか(涙)。そんなJagged Edgeのこのアルバム、当時お金無くて輸入盤買ったんで、歌詞が分からないです(阿呆)。
早速内容に触れてゆきたいと思います……まずはタイトル通りにぽろろんなギターがアクセントになった「Ghetto Guitar」で幕開け、製作はメンバーのBrabdon Caseyが担当しています。Jagged Edgeは自分らで作れるんですよね、というよりこういうボーカルグループは皆作れるか、ほどよく隙間の空いたこの感じが好きです。「So High」はJagged Edgeの育ての親であるJermaine Dupriが製作を担当、サンプリングにNas「Affirmative Action」をベッタリと使用しています。Nas曲特有のあの殺伐としたトラックは哀愁たっぷりで、Jagged Edgeの憂いを帯びたコーラスが身に染みます(木枯)。メンバーで双子のBrabdon CaseyとBrian Caseyが共同で製作を担当した「Watch You」は、程よくキラキラでぽわわんとした夢見心地なナンバーで個人的にお気に入り。「Hopefully」も同じくBrabdon CaseyとBrian Caseyが共同で製作を担当した一曲、抜群のコーラスワークで一気にJE世界に引き込むセンシティブなバラード、これも好き。「Get A Lil' Bit Of This」もBrabdon CaseyとBrian Caseyが共同で製作、これはもう従来のJEアッパーって感じでもう聴いた事あるような気分。この後もBrabdon CaseyとBrian Caseyの兄弟製作ばかりなので、そっちから御紹介してゆきます。Bad Girlなる女性シンガーをゲストに招いた「Crying Out」はゲスト起用が功を奏してない気が。それとは打って変わってゲスト起用がばっちり嵌っているのが「Season's Change」、あのJohn Legendがピアノで参加した、あまりに繊細で美しく儚いバラード(涙)。僕の本作での一番のお気に入りはこの曲です、これでJohn Legendが歌っていないのがまた粋ではないですか(男前)。「Baby Feel Me」では彼らに加えて、Co製作であのTha Corna Boyzが参加。現行のお手本となるハンドクラップをあしらったトラックもバッチリだし、フックでの跳ねる様なJEの歌唱もかなり好き。続く「Who You Wit?」もTha Corna BoyzがCo製作を担当、ここでの切なさ込み上げる哀愁系のトラックも好きだなぁ、こういうJagged Edgeも嫌いじゃないです、Tha Corna Boyzの作る音楽って好き。「Ass Hypnotic」は再びBrabdon CaseyとBrian Caseyの二人、途中でLil Jonのような掛け声を挟み、JEもラップを披露しています。彼ら以外の曲はもう本当に数曲、それらを駆け足で御紹介。ピアノのフレーズが印象的な「Good Luck Charm」はChad "Dr.Ceuss" Elliottが製作を担当、この曲もフックでのJEのコーラスが最高に素晴らしくて、もう昇天モノで御座います。VoltioなるMCをゲストに招いた「So Amazing」はJermaine Dupri製作、JDはバラード作れるんだからもっとバラードを提供してやれま良かったのに(残念)。完ッ全なサウスビートにJEが乗っかる「Sexy American Girls」はDonvitoとCheeseが共同で製作、Boyz N Da HoodからBig Dukeが援護射撃、このBig Dukeが良い味出しててよろしいです(親指)。

うん、勿論Jagged Edgeの歌声は絶品で文句無しの満点で御座います(太鼓判)。がしかし、コレ!といった楽曲があまりに少なく、アルバム一枚を通してみても単調で、個性が無かったって点は否めないかなぁと(辛口)。もっとJermaine Dupriと絡んで、王道をガツンと突き進むJagged Edgeを聴きたいんです、僕はッ(熱望)!とはいっても充分聴くには値します、Jagged Edge万歳です。

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Boyz Ⅱ Men「Full Circle」
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超ベテランの男性ボーカルグループBoyz Ⅱ Menの通算五作目『Full Circle』を御紹介。彼らのArista Records移籍第一弾アルバムが本作、そんな取り立てて話題にはならなかったけれど、やはり安心して聴けるんですーっと購入しました。
それでは簡単に内容を御紹介……まずはあのFaith Evansをゲストに迎えているというだけでテンションの上がる「Relax Your Mind」で幕開け、製作はCarlos "Pryceless" McKinneyとHennesseyなるコンビが担当。DeBarge「All This Love」を下敷きにした程よくミッドなトラックに絡む四人のハーモニーは最高、最後に元曲の有名フレーズを拝借したFaith Evansの歌声も素敵、欲を言えばもっと聴きたかったけれど。「The Color Of Love」はもう鉄板過ぎるタッグ、あのBabyfaceが製作を担当した美曲(拍手)。あの「End Of The Road」を彷彿とさせる四人のコーラスワークと曲展開、美しく愛に満ち溢れた詞、もう……涙が止まらないです(感涙)。往年のBoyz Ⅱ Menにはたまらない名バラードで御座います。「Ain't A Thang Wrong」ではRob JacksonなるMCをゲストに迎えています、製作はKen "K-Fam" FambroとSpencerなるコンビ。イマドキなアップビートを乗りこなすBoyz Ⅱ Menは勿論カッコイイんですが、まぁ僕的にはそんな欲しい感じの曲ではなかったり(我侭)。ピアノの旋律で始まる優しい「Oh Well」はJimmy JamとTerry Lewisの黄金コンビによる製作曲(流石)、これまた綺麗なんですよ(目潤)。別れを後悔し懇願する男の切なくも熱い想いを歌ったこの曲は素敵、天に召されてしまいそうな昇天コーラスフックで胸のど真ん中を撃ち抜かれます。「Whatcha Need」は再びKen "K-Fam" FambroとSpencerの製作、R&B曲御馴染みのテーマ“キミにはヤツじゃなくボクが必要さ♪”はやっぱり好き、それぐらい強気に口説いてみたいもの(笑)。「On The Road Again」はメンバーのNathan Morrisが製作を担当、爪弾くからっと乾いたギターの音が哀愁を深める一曲、好きですこういう曲も。「Roll Wit Me」では意表を突いてあのScott Storchが製作を担当、エッヂの効いた今風のトラックでまぁ可もなく不可もなく(辛口)。“ぽわわん”的な音でブルージーにしっとりと歌い上げるバーボン曲「Right On Time」、製作はAndreo "Fanatic" HeardとメンバーのWanya Morrisの共同。ハーモニカの音に“べぇぃす♪”のフレーズが異様に耳に残る「Howz About It」、製作はEdmund "Eddie Hustle" Clementが担当。「That's Why I Love You」では嬉しい事に再びJimmi Jam & Terry Lewisが出陣、もう美しいって言葉しか浮かばないですゴメンなさい、語彙力無くて(悲)。純粋に王道な愛を歌っているんですが、たとえ月並みで下手したら地味でも、コレが良いんです、これでこそBoyz Ⅱ Menだと僕は思うんです(叫)。失恋した男友達に忠告するという珍しいテーマ(?)の「I'm OK, You're OK」はKen "K-Fam" FambroとSpencer製作曲。セクシーな大人の夜を描いた歌なんですが、雪空の街中を歩きながら恋人と聴いたら絶対に間違いない「Luv N U」も大好き(綺麗)、製作はThe GooniesとメンバーのWanya Morrisが担当。「I'll Show You」はどこかで名前を聞いた事のあるPajamが製作を担当、これまたコーラスグループの王道を行く様なキラキラバラードで美味、これぞ真骨頂という感じ。で最後に国内盤にはボーナストラックとして「Woman Don't Cry」を収録、Babyfaceが製作を担当した“泣かないで、ボクがいる♪”曲はやっぱり王道ですが落ち着きます(安堵)。

彼らの息の長さを物語る鉄板な仕上がり、超必殺バラードってのは確かに無かったけれど、それでも粒揃いのバラードが詰まっていたんではないかと思います。残念ながらMichael McCaryが病気療養中で、現在はNathan Morris、Shawn Stockman、Wanya Morrisの三人での活動となっています(泣)。一刻も早く病気が治って復帰して、また四人での歌声が聴けたらなと願っています(祈)。

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Chris Brown「Exclusive」
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“Next Michael Jackson”の呼び声も高いChris Brownの通算二作目となる『Exclusive』を御紹介。デビューアルバムとなる前作『Chris Brown』は特大ヒット、それもそのはず当代きっての敏腕プロデューサーが集結した超豪華な一枚で、ほんんのちょっとの隙も無かったですからね。がしかしそれも、Chris Brownが歌もダンスも超絶的に上手く、スター性が充分にあるからですよねぇ。
そんなこんなで本作もきっと豪華な面子が集結しているんだろうなぁと思っていたら……いや揃い過ぎですしね(笑)、どれだけのお金がかかって製作されたんでしょうか、相当な枚数を売らないと利益が出ないんじゃないかなぁって心配になります(余計)。それでは簡単に内容い触れてゆきます、かなりのボリュームですが。まずは幕開けを飾る「Throwed」はState Of EmergencyとBryan-Michael Coxが共同で製作を担当。最初のシンセの鳴りとか聴くとThe Neptunes製作かなとも思ったんですが違ってました、しかしBryan-Michael Coxっぽさもそんな無いかなと。「Kiss Kiss」は予想通りのNo.1ヒット曲となったシングル、製作&ゲストにT-Painが出陣したんだから当然の結果なんですかね。がしかし僕はこの曲、あまりはまりません、そんな目新しくも感じなくて、T-Painの味もちょっと消えている気が(個人的見解)。「Take You Down」はThe Underdogsが製作を担当、じっとりと濡れているエレキギター演奏が艶かしさを倍増させる一曲、流石はThe Underdogsで御座います(脱帽)。「With You」は売れっ子StarGateが製作を担当した爽快甘酸っぱい一曲で、雰囲気的にはモロにBeyonce「Irreplaceable」な作り、ですが好きにならずにいられない。しかもソングライティングはJohnta Austinが担当しているから最強、フックでの“うぃずゆー♪うぃずゆー♪うぃずゆー♪”の繰り返しは絶対に口ずさみます。「Picture Perfect」は本作でもかなり好きな一曲、製作はwill.i.amが担当。ドカドカなバスにビュイーンと鳴るシンセ、途中で降臨するコーラスハーモニーに疾走感を煽るカメラのシャッター音、絶妙に構成されていてかなり興奮したカッコ良過ぎる一曲(絶賛)。will.i.amのラップ部分での転調も流石、何故will.i.amは自身のソロでこのトラックを使わなかったのか(不思議)。「Hold Up」ではOutkastのBig Boiがラップで援護射撃、製作はAndre HarrisとVidal Davisが担当。「You」はL.O.S. Da Maestro製作でソングライティングをTerius "Dream" Nashが担当、そうです、J.Holiday「Bed」を手掛けたコンビです。The Dreamが“Chris Brownが“「Bed」は俺が歌わないとNo.1は獲れない”と言ったけど、J.Holidayに歌って欲しかった、もうChris Brownとは仕事はしない”と発言してましたので、The Dream関与の曲は収録されないかと思ってました(加えてちょぴりChris Brownが嫌いになった)。がしかしこうやって無事に収録されていまして、しかもこれがかなり秀逸で素晴らしい仕上がり(悔)。The Dreram印となったあのリフレイン(繰り返し)がもたらす心地良く癖になる感じはたまらない、Chris Brownの甘酸っぱい“ゆー♪ゆー♪ゆー♪ゆー♪ゆー♪”がもうたまらなくツボで、青筋立てて僕も一緒に歌ってます。本当に切なくて清涼感溢れる素敵曲。続く「Damage」はThe Runnersによる製作曲、これまた壮大なバラードでフックでのChris Brownが声を絞り出すところなんかは感情を揺さぶられる事必至で、T-Painよろしくボコーダー使ってる辺りも策士で強欲で御座います。「Wall To Wall」は御存知、本作からの先行シングルでSean "The Pen" Garrettが製作を担当。スリリングな音でクラブ向けながら、そこまでの中毒性は無い気もする一曲。夏色なカラフルシンセで彩られた「Help Me」は意外にもThe UnderdogsとRob Knoxが製作を担当した一曲。じわじわと熱を持って盛り上がってゆく様が面白くて、青空の下で聴いたらバチっと嵌る事間違いなし。哀愁漂うピアノの音色で確実にBryan-Michael Coxの仕事だと思った「I Wanna Be」は、予想を裏切りAntonio DixonとEric Dawkinsによる共同制作(驚)。これがもう文句なしの刹那系の美曲で僕の大好物、曲の切なさを倍増させる“なりたいんだ、キミの……”歌詞も素晴らしく切ない、Chris Brownのまだちょっと青い高音響きが上手く活きているバラード。「Gimme Whatcha Got」はJazze Phaが製作を担当したキラキラ系の一曲、ゲストにはもはや客演王となりつつある人気者Lil Wayneが参加(ソングライティングはTerius "Dream" Nash担当)。Jazze Pha手掛けるこの透き通る様な夢見心地なトラックも可愛くて好きだし、Lil Wayneのネッチョリラップもカッチリ嵌ってて良い感じ。「I'll Call Ya」はSwizz Beatzが製作を担当したちょっぴり疾走系トラック、Swizz Beatzの声は入ってませんが、彼十八番の煽り声がバックに入ってます。単にシンセを使うんでなく流麗なピアノフレーズも取り入れているから、一元的でない魅力が詰まった“流石はSwizz”と感嘆させられる一曲。「Lottery」はThe UnderdogsとRob Knoxのコンビによる製作曲、ギュイギュイとうねるトラックが聴き手を異次元に引っ張り込む癖の強い一曲。Timbalandの軽快版って感じ、あそこまでくどくない感じ(笑)。サウスの様なダルいノリのリピートが完全Hip Hop風味の「Get At Ya」も、製作はThe UnderdogsとRob Knox。R&Bモノでは御約束なお母さん賛歌「Mama」はErick Hudson製作曲、こんな風に母親への感謝や愛を歌えたら、ちょっとした親孝行になるんでしょうけどねぇ(羨)。「Nice」は最近名前を聞かないScott Storchが製作を担当、ゲストにウェッサイの最終兵器The Gameが参加。久々にScott Storchが良い仕事をした気がするジャキジャキ感が程よく鋭いキラーチューン、The Gameのあのヤクザな感じが上手く滲んだ一曲。「Down」はゲストにKanye Westが参加、なので製作も多分……Kanye West……なのかな?最後に収録されたこれまたギュイギュイと歪んだシンセと流麗ピアノを絡ませた「Fallen Angel」(国内盤のみ収録)は誰の製作なんだろう、これも凄く面白い仕上がりで気になるばかり。

はぁ~疲れたぁ(溜息)、よくもまぁこれだけ最前線な陣営で臨めたよねぇ、お金が幾らあっても足りないんじゃないかなぁ(貧乏人)。これだけの一流が作っている訳ですから、抜かりなんて当然有りません、皆が自分の個性を上手く発揮しています。今売れているR&B曲で自分お好みの一曲を探したいなら、このアルバム(カタログ)で探せば良いです、お好みのProducerが見つかるでしょう……そう言いたくなる一枚、でもやっぱりChris Brownは歌上手いです、ただのアイドルではけしてありません。

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J.Holiday「Back Of My Lac」
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期待の若手R&BシンガーJ.Holidayのデビュー作『Back Of My Lac』の御紹介。僕はMimsのアルバムを聴いてなかったので、本当にこのJ.Holidayに関しては、突然と彗星の如く現れたって感じでした。輸入盤がだいぶ前に出ていましたが、どうしても歌詞対訳が欲しくて、かなり待たされて国内盤をやっと購入しました。がしかし国内盤のジャケットはあまり好きじゃない、どう考えても輸入盤ジャケットの方がカッコイイと思う。
まぁ外見の話はいいとして早速と内容に……まずは「Back Of My Lac」で静かにムードたっぷりに幕開け、製作を担当しているのはQuincy Loweなる人物。Smokey Robinson(?)「Cruisin」とWilliam DeVaughn「Be Thankful For What You've Got」をサンプリングした哀愁たっぷりのトラックで、J.Holidayの歌声が深々と聴こえる一曲。歌詞の内容はかなりストリート向けで驚き、もっと愛のなんたるやを歌っているかと思っていたのに。そんな訳で続く曲もタイトルそのままに「Ghetto」という事でプロジェクト(低所得者用住宅)なんかが描かれた殺伐とした一曲、製作を担当したのはDonnie Scantzなる人物で御座います。「Thug Commandments」でようやくちょっぴり明るく温かい曲調にはなりますが、タイトルには“Thug”なんて付いてます。Thugの生き方をこんな明るく説いて良いものかとも思いますが、アリなんでしょう、製作はThe Co-Starsが担当しています。そしてやっとお目当ての大ヒット曲「Bed」が登場、製作はL.O.S. Da Maestro、ソングライティングはもう皆様御存知のTerius "Dream" Nashで御座います。すみません、僕はまだ素人なのでソングライティングまでは目が回らず、The DreamがRihanna「Umbrella」を手掛けていたなんてのは知りませんでした、当時も結構取り沙汰されていましたが、ノーマークでした(笑)。そのRihanna「Umbrella」同様、歌詞をリフレインさせる手法がまたもや当たり大ヒット、どちらも本当に耳から離れませんもんね(中毒)。しかし曲とかそういう手法よりも、やはりJ.Holidayの歌声に魅力があって、あの甘ったるい歌声で虜になったんですよねぇ。歌詞も単純なんですがこれが素敵、これでベッドに横たわらない女性はロマンスが分からないと思う(阿呆)。Usher辺りが歌いそうなイマドキな音使いにちょっとためらう「Betcha Never Had」はSean "The Pen" Garrettが製作を担当、パーカッシヴな音と高音シンセが絡むトラックはかなり色っぽくて、J.Holidayのあの流し目で歌われたら女性陣はもうメロメロでしょう(溶)。「Laa Laa」はThe Platinum Brothersが製作を担当したスロウダウンした感じが心地良い一曲、歌詞もハッパを吸うのがテーマで、吸った事は無いけど(煙草さえ)コッチまでハイになってしまう。続く「Come Here」も引き続きThe Platinum Brothersが製作を担当、ちょっぴりStarGateなんかがやりそうなポップでキュートなシンセ使いがたまらなく胸を撃ち抜く好楽曲。歌詞の内容も負けじとセクシーで悩ましい、昇天間違いなしの一曲で大好きです(折紙)。「Be With Me」はRodney "Darkchild" Jerkinsが製作を担当したシングル曲、美メロにスクラッチ音をベタ付けした(加えて途中でCrunkっぽいギュイギュイな電子音)トラックがなんとも素晴らしい出来映え、歌詞の内容も率直で共感できるラヴソング、こういう分かり易い歌に弱い僕です(飢)。続く「Suffocate」も秀逸、製作は相変わらず素晴らしい曲を提供してくれるC. "Tricy" Stewartで御座います。これまた熱っぽいラヴソングで悩ましく狂おしい歌詞が素敵で……もう溜息を吐くばかり(刹那)。Korran PaulとGil Smithが共同で製作を担当したキラキラと神秘的な「Fatal」も素敵、失った恋人への未練を切々と歌い上げるJ.Holidayは、もう正に神憑りで後光が射してます(拝)。「Without You」はRodney Jerkinsが再び製作を担当したメロウ曲、Isaac Hayes「(They Long To Be)Close To You」をサンプリングした甘美なトラックにとくと酔い痴れて下さい(誘)。Jasper Cameron製作の寂しげな「Pimp In Me」も、Adonis Shropshier製作の漂流感が艶っぽい「Thank You」も及第点を軽く超えてます。エレキギターが泣くブルージーな装いの「Fallin'」はThe J.U.S.T.I.C.E. Leagueが製作を担当、最後を湿っぽく飾ります。そして国内盤にはこれらに加えて、ボーナストラックを二曲収録しています。どちらも製作はThe J.U.S.T.I.C.E. Leagueが担当、「City Boy」では8 Ball & MJGが参加ともう無視できない一曲、「Good For Each Other」もThe S.O.S. Band「What's Wrong With Our Love Affair」を早回しした面白い一曲。

良かったです、素晴らしい、文句なしに歌も上手く表現力豊かです。もう「Bed」目当てだけでも十分に楽しめますし、それ以外の曲もどれもしっかりしていて、それでいてJ.Holidayの持ち味が上手く引き出されている感じがして、派手さはないけれど芯が通った一枚に仕上がっていました。あの流し目は反則ですが、この美声も反則です。

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Keyshia Cole「Just Like You」
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Keyshia Coleの通算二作目となるアルバム『Just Like You』の御紹介。デビュー作となる前作『The Way It Is』があまりに良く出来ていて、当然の様に絶賛されっ放しだったKeyshia Cole、もっと早く2ndが飛び込むかと思ってましたが、結構時間を空けてのリリースとなった気がします。一時期はG-Unit加入の噂なんてのも流れていましたが、結局は無かったみたいで……良かったです。とにかく僕はかなり期待していた二作目ですし、世間様もきっとそうだったハズ。
そんな本作の内容をまたざっくり……まずは先行シングルとなった「Let It Go」で幕開け、製作を担当したのはもう御存知、才女Missy "Misdemeanor" Elliottで御座います。The Notorious B.I.G.「Juicy」で御馴染みのあのネタ、Mtume「Juicy Fruit」をベッタリと使ったみずみずしくてキュートなトラックに、Keyshia Coleの力強くちょっぴりハスキーな極上歌声が乗っかる上出来な一曲。Missy ElliottはBiggieへの追悼の意も込めたらしく、自分のフックではBiggieのラインも使ってますし、もう一人のゲストがLil' Kimなのもそれが狙いなんだとか。Lil' Kimも当然女王なラップでバッチリ援護しています。「Didn't I Tell You」はThe Runnersが製作を担当したサウスっぽさ香るHip Hopテイストも濃い一曲、しかしゲストには西のベテランToo Shortが参加してまして。別にToo Shortが嫌いな訳ではないですが、これがLil' Wayneだったらもっと格好良かったかなぁと(我侭)。心の琴線に触れる美し過ぎるバラード「Fallin' Out」は、久々に名前を聞く気がするベテランコンビ、SoulshockとKarlinが製作を担当(StringsとVocalのアレンジをRon Fairが担当)。離れゆく恋人と終わりそうな恋を歌った歌詞があまりに切なく、Keyshia Coleの憂いを帯びた女性的な歌声が感情を思いっきり揺さぶる極上バラード。Keyshia Coleは流石、一流のシンガー、製作したSoulshock & Karlinも流石は一流の仕事っぷり。「Give Me More」は最近めっきり名前を聞かなくなった感のあるScott Storchが製作を担当、しかしここでの彼の仕事っぷりは素晴らしく、どこかレトロな雰囲気を持ったピアノ旋律活かしたトラックがKeyshia Coleの歌声にバチンとはまってます。爪弾くギターが夢見心地な失恋ソング「I Remember」はGregory G. Curtis製作曲、本当にこういう聴かせる曲を歌わせたら、Keyshia Coleの右に出る女性シンガーは居ないと断言できます。「Shoulda Let You Go」はRodney "Darkchild" Jerkinsが製作を担当したアッパー曲、切れ味はなかなかながら、もう一捻り欲しかった気もする一曲、ゲストにAminaなる女性MCが参加しています。「Heaven Sent」はJason Farmerが製作を担当した美曲、これまた歌詞が美しいんです、Keyshia Coleのソングライティング能力も本当に素晴らしいですね(絶賛)。「Got To Get My Heart Back」はRon Fairが製作を担当、The O'Jays「She's Only A Woman」を下敷きにした味わい深い大人なトラックながら、これほどまでに堂々と歌い切るKeyshia Coleに脱帽です。「Was It Worth It?」はBryan-Michael Coxが製作を担当、“そこまでして、価値はあったのか”と詰め寄る歌詞とリンクしたヒンヤリした空気感も見事にリンクしたトラックは流石、毎度ながらの哀愁ピアノに絡ませた歪む電子音が絶妙のバランス。「Just Like You」はShawn Carroll製作の一曲、これもやはりKeyshia Coleの歌声にどっぷりと浸かってしまう。「Losing You」は僕個人としてはかなり楽しみにしていた一曲、なぜならあのAnthony Hamiltonとのデュエットだから(拍手)。ToxicとDonald AlfordのコンビがNatalie Cole「Sorry」をサンプリングした甘いバラードに、Anthony Hamiltonのあの独特のほろ苦さが混じった歌声が……たまらなく良いんですわぁ(溜息)。J Wellsが製作を担当した「Work It Out」、もうKeyshia Coleの伸びやかで魂のこもった昇天歌声で、鳥肌立ちっ放し、もう涙で前が見えません。最後は「Let It Go(Remix)」を収録、ここではLil' Kimに代わってT.I.とYoung Droが参戦しています。これがまた違った格好良さが光る好Remix、やっぱT.I.って格好良いんですよねぇ(痺)。とこのような曲の並びなのが輸入盤、しかし僕は国内盤を購入しているんですが、ボーナストラックの配置がなんとも不味いのが難点でして(苦笑)。既出の曲を途中々々で挟んでいて気が散る、許せるのはSean Paulと組んだ話題曲「(When You Gonna)Give It Up To Me」ぐらいかな、この曲は評判通りに素晴らしい仕上がり、最後に収録すれば良かったのに。

とまぁざっと説明しましたが、とにかく素晴らしい仕上がりで、誰もがKeyshia Coleの熱っぽい歌声にうっとり惚れ込む事は間違いないです(宣言)。1stも良かったけれど本作も良かった、Kanye West製作曲なんかが入っていると(あとRaphael Saadiq製作曲)もっと面白かったけれど、それは高望みし過ぎか(笑)。とにかく予想を上回る出来映えに感動、購入してない方は急いでCDショップへ!

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Trey Songz「Trey Day」
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Trey Songzの通算二作目となる『Trey Day』を御紹介。デビューした時は、まだ弱冠二十歳だったんですよねぇ。二十歳はもう立派な大人だと思うけど、それでもあの頃はまだ歌声が青かった記憶があるんです。それでもきちっと仕上がったアルバムだったんで、個人的にはこの2ndは楽しみだったんですよ、客演でもTrey Songzはあちこち参加していましたしねぇ。
そんなTrey Songzはさらなる成長を遂げたのか……まずは「Intro」で幕開けなんですがこれが豪華、スクリューかかったトラックであのBun BがTrey Songzの紹介をラップしています、普通に一曲作っても良さそうなもんに(贅沢)。続く「Long Gone Missin」はHip Hop色が強くTrey SOんgz自身がラップで口火を切る一曲、製作はBei Meajorと、前作から引き続き参加のベテランTroy Taylorが共同で担当。続く「Wonder Woman」は始まった途端にそれと分かる、Timbalandの右腕とも言うべき(完全に独立してるけれど)Danjaが製作を担当。Danjaらしい(Timbaland一味らしい)冷ややかなシンセの歪みがとても妖しく、一時期のGinuwineを彷彿とした方もきっと少ないハズでは(笑)。「No Clothes On」はヒットメイカーのThe Runnersが製作を担当、低い音を活かしながらも高音での繋ぎ方が器用に光る辺りは流石の出来、煽る声も良い感じにハマッてます。タイトルからして艶やかで濡れ場な匂いプンプンの「Sex For Yo Stereo」はこれでもかってぐらいに色っぽくしっとり、製作は待望のTroy Taylorが一人で担当(拍手)。前作ではR.Kellyっぽさがかなり強くて、この曲聴いたらその印象がまた蘇りました。妄想の世界でSexしてしまう辺りはなかなかR.Kelly趣味(笑)、でも曲もTrey Songzの歌声も文句なしの甘さでかなり好きな一曲。「Last Time」はあのBryan-Michael Coxが製作を担当した当然ピアノ旋律が光る刹那曲、ジゴロな男を描いた歌詞も刺激的で共感もしてしまうし(笑)、最後に音を絞っての“聞いてくれ、これが最後だ”ってのも耳に残る(上手)。「Can't Help But Wait」はもう最近のR&Bモノでは欠かせないStarGateが製作を担当、負けじと彼らも刹那曲でバシーッとキメてくれます(流石)。清涼感と甘酸っぱさが混じった高音シンセを交錯させるナイーブなトラックも素敵だし、Trey Songzの歌う“どうしても待ってしまうんだ”なる歌詞も痛いほど共感できて……これはかなり秀逸、悔しいけどやっぱりStarGateの音に毎回惨敗している自分がいます。「Grub On」ではTrey Songzが喜んだであろうR.Kellyによる製作曲が飛び出す(驚)、完全なるR.Kelly節で(歌詞も勿論)Trey Songzの歌いまわしもかなりR.Kelly風味です。「Fly Together」ではEric Hudsonが製作を担当、ゲストにJim Jonesが参加している話題曲。しかしながらトラックも地味な感じだし、僕個人としてはJim JonesよりもJuelz Santanaで聴きたかったかななんて(我侭)。その始まりからして美しく煌びやかな「Store Run」は、僕の好きなAndre HarrisとVidal Davisのコンビが担当。がしかし内容はというと、急な展開で急いでゴムを買いに行くという内容……これを素敵ととるかどうかは、個人の問題でしょう、ただトラックは優しく温かいんです。T-Painがやりそうな宇宙人声でガッチリ心を掴む「Missin You」はStarGateが再び製作を担当、フックでのこの宇宙人声が卑怯なくらい乗らされてしまう(中毒)、車で聴きながら一緒にファルセットで歌っちゃう事は間違いないです(阿呆)。これまた異空間に響くような叩音が面白い「Role Play」は、Troy Taylorが製作を担当。そして最後を飾る心温まるバラード「We Should Be」はJimmy JamとTerry Lewisの大御所コンビが製作を担当、Michael Jacksonがめちゃ歌ってそうなトラックで聴きやすく、しかしそれでいながら品があって美しい、流石はJam & Lewisと唸らされる一曲で御座います。国内盤にはこれらに加えてボーナストラックとしてTroy Taylor製作の「Fades Away」と、日本よりAIが参加した「Are You A Performa」が収録されています……AIってのはどうだろう。

全体的のは最近のR&Bアルバムってのを完全に踏襲した作りで、安心して聴ける一枚に仕上がっている事は確かです。バラエティにも富んでいて、最後まで飽きさせない並びである事も確か。がしかし何故でしょう、前作『I Gotta Make It』があまりにクラシックな作りだっただけに、これだけ流行りの音になったのはちょっと寂しい気も。売れるアルバムではあるけれど、深みでいけば前作の方が勝っていたかも……。でも期待は裏切らない良い一枚、買って損は絶対にありません。