RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Whitney Houston「My Love Is Your Love」
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Whitney Houstonの通算四作目(サントラを除いて)となるオリジナルアルバム『My Love Is Your Love』を御紹介。ベテランながらもプライベートでのゴタゴタの印象が強すぎて、その栄光に泥を自身で塗っている感が否めないWhitney Houston女史。そんな彼女ですが流石は歌姫といった豪華な布陣で周りが固められていて、見逃す事が出来ない一枚になっております。
それでは本作の曲目をさらさらと触れると……本当に豪華極まりない布陣で名前挙げるだけで魅力は伝わるんじゃないでしょうか(笑)。幕開けを飾る「It's Not Right But It's Okay」はRodney Jerkinsによるアッパーな一曲、木琴みたな音が鳴り渡る程よい疾走感が心地良い。SoulshockとKarlinの黄金コンビが製作を担当した「Heartbreak Hotel」、ここにはなんとFaith EvansとKelly Priceの二人の歌姫も参加しています(興奮)。アコースティックギターにちょっぴり宇宙なシンセサイザーが絡んだのが小気味良い一曲で好きです。タイトル曲となる「My Love Is Your Love」はWyclef JeanとJerry "Wonder" Duplessisのコンビが製作を担当、想像通りのまったり南国風味のトラックは異国情緒たっぷりで良いアクセント。ディズニー映画『The Prince Of Egypt』の挿入歌でBabyfaceが製作を担当した天使舞う「When You Believe」はMariah Careyとの極上デュエット、Whitney Houstonの程よい低音とMariah Careyの高音が美しい重なりで思わず涙が溢れてしまう好バラード。「If I Told You That」では再びRodney Jerkinsが製作を担当、グランドピアノの旋律を活かしたこれまた技有りなミッドナンバーでナイス。「In My Business」ではMissy "Misdemeanor" Elliottが製作(Lloyd "Spec" Turnerも共同で製作)&ゲスト参加、ここではTimbaland直伝のキワドイ音使いは隠してクールでエッジの効いたHip Hopテイストのトラックを用意。「I Learned From The Best」はあのDavid Fosterが製作(ソングライティングはDiane Warrenが担当)、力強いトラックと力強いWhitney Houstonの歌声にただただ聴き入ってしまいます(落)。そして「Oh Yes」は再びMissy ElliottとKelvin "K.B." Bradshawによる製作曲、ここでも哀愁ギターをWhitney Houstonの歌声に染み入らせた聴かせるバラードを提供(美)。「Get It Back」ではRodney Jerkinsがシンプルなビートが鳴り続ける、クールなアッパーをキメてます。そして美曲の伝道師ことBabyfaceがカラフルながらシンプルに彩った「Until You Come Back」、この手の優しさ+温かさ=美曲な作りはBabyfaceならでは。そんなBabyfaceがここから立て続けで、「I Bow Out」はRodney Jerkinsとの共同制作、BabyfaceのアコースティックギターにRodney Jerkinsのクール主義が混じった秀逸曲。「You'll Never Stand Alone」はソングライティングをDiane Warrenが担当、ここでも王道過ぎる程に王道なのが心地良いバラードで僕を魅了、歌詞対訳が無いのが残念。そして最後にはボーナストラックとしてあのLauryn Hillが製作を担当したHip Hopテイストな「I Was Made to Love Him」を収録(嬉)、これがまたLauryn Hillらしい土臭いソウル溢れる一曲で凄く異彩を放ってます、これは確かにボーナストラック(しかも隠し扱い)がピッタリなプレゼント曲ですね。

新作を準備中との噂も聞いてますWhitney Houston、薬物使用なんてのもあったからどれぐらいリハビリが進んでいるのか分かりませんが、きっとまた凄い面子がバックアップしているんでしょうねぇ。歌は上手いし、元モデルというのもあって容姿端麗、カムバックは有難いですね。まだまだこの歌声が健在だったらいいんだけどなぁ~(熱望)。

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「Waiting To Exhale : Original Soundtrack Album」
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あのWhitney Houstonが主演した映画のサウンドトラック『Waiting To Exhale : Original Soundtrack Album』を御紹介。まずこのサントラの魅力といえばやはり、全ての楽曲をBabyfaceが書いて手掛けているという一枚。意外とサントラって侮れないんですよね、サントラでしか実現し得ない共演なんかもありますからね。本作も全てをBabyface制作ってだけでも涎ダラダラなのに、そのうえメチャ豪華な女性アーティスト陣が参加しているから驚き。
それでは豪華な共演をさらりと紹介すると……まずはそのWhitney Houstonが歌うきらきらと美しく優しい「Exhale(Shoop, Shoop)」で幕開け、Babyface自身もMTV Unpluggedの中で演っていたぐらいだから、とってもお気に入りなんでしょうねぇ。続いてもWhitney Houstonが心を込めて歌う「Why Does It Hurt So Bad」(バックボーカルにはBabyfaceにKevon EdmondsにMarc Nelsonが参加)、時に優しく時に力強いWhitney Houstonの歌声に痺れ癒されます。爪弾くギターもBabyface節の柔らかさの「Let It Flow」はToni Braxtonが登場、あの低いテナー声がたまらないです。「It Hurts Like Hell」では女王Aretha Franklinが貫禄ある歌声でソウルの息吹、今なお彼女が“ソウルの女王”として君臨し愛される意味が分かりますね(感動)。とここまでの天使舞う神光臨なトラックから一変、シンセがクールにエッジを利かせている「Sittin' up in My Room」はBrandyが登場、まだこの頃のBrandyは歌声が可愛いです。そしてそのクールさをそのまま継続させるTLCの「This Is How It Works」、僕はT-Bozのこのひんやり冷たい歌声が大好きなんです、彼女のソロが出たら絶対に購入します。今となってはもう聴けない、亡きLisa "Left Eye" Lopesのラップが聴けるのもとっても嬉しいですね(冥福)。「Not Gon' Cry」ではMary J. Bligeが登場、彼女に関してはもう言うまでもなく素晴らしいですね、最近はBabyfaceと絡んだりしてないから是非一緒に一曲作って欲しい。もうどうしても泣きそうになった時、MJBのこの曲を聴いて空を見上げたいですねぇ。「My Funny Valentine」ではChaka Khanが登場、Aretha FranklinといいChaka Khanといい、こういった大御所を呼べるBabyfaceが本当に凄い。それだけBabyfaceの作る曲には、古き良きソウルマナーが宿っているという事なんでしょうねぇ(そしてこの二人がいまだに現役なのも素晴らしい)。柔らかながらもどこか爽快な風が吹き抜ける「And I Gave My Love To You」はSonja Marieなる女性MCが登場(PianoはPatrice Rushenが担当)、朝のような新鮮さをまとう楽曲に囁くような彼女のラップ(語り)がピッタリ合う。「All Night Long」ではSWVが登場、Cockoも今はソロで活躍しているから息が長いですよねぇ。「Wey U」では色気たっぷりのChante Mooreが登場、容姿も色っぽいけれどその歌声も滑らかで艶やか、こういう女性シンガーも今はいないんじゃないでしょうか(逸材)。「My Love, Sweet Love」ではPatti Labelleがゴスペルよろしく熱唱、彼女も超が付くベテランですもんね。「Kissing You」はFaith Evansが登場、僕はFaith Evansも好きなんでこれは嬉しい、見た目によらず意外と正統派な所がツボなんですよねぇ(失礼)。「Love Will Be Waiting At Home」はFor Realによる一曲、僕は彼女達を知らないんですがやはり歌が上手いんです(当然)。続いても勉強不足の僕は知らないShannaなる女性が歌う「How Could You Call Her Baby」、最後はWhitney HoustonとCe Ce Winansという豪華組み合わせな「Count On Me」で幕を閉じます。またこの曲が涙せずに聴けない美し過ぎて眩しい一曲(後光)、ふんわり包まれてそのまま天まで昇ってしまう事必至の極上バラードで御座います。

なんて豪華な顔ぶれなんでしょうか、夜にぶっ通しで流して下さい、即眠れます(笑)。Babyfaceのいい意味で一本調子な美メロが堪能できるから嬉しい、しかも歌い手は皆が超一流ですからね。Babyface好きにもとってもお薦めですし、女性R&B好きにもとってもお薦め、とにかくR&B好きなら絶対に損はしない一枚になっています。

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Babyface「MTV Unplugged NYC 1997」
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言わずと知れたMTVの名物企画のBabyface主役版『MTV Unplugged NYC 1997』を御紹介。つい最近はAlicia Keysたっての願いで復活しましたが、それ以降はまた息を潜めていますねぇ。誰でもいいからこういう生音でガッツリ演って頂きたい、こういうのを聴いていると“本当に音楽って素晴らしい”って感じる事が出来るから。でBabyfaceは個人的に大好きなんで(あとこのアルバムのジャケットが素晴らしかったから)購入しちゃいました、Liveアルバムってのはなかなか手を出さないんですけどね。
それでは肝心の内容を御紹介……本作ではBabyfaceが手掛けた名曲達が惜しげもなく披露されています。まずはあまりにも有名な(僕の母親も大好きでよく聴いていた)Eric Clapton提供曲の「Change The World」で幕開け。このカントリー調の名曲がBabyface製作のものだとはそんな知られてないのではないでしょうか、この盤では残念ながらEric Claptonの声は消されてますが(権利上の問題)、それでもEric Claptonのギターが泣いています。続く「Talk To Me」にもEric Claptonはギターで参加、原曲でも息のぴったり合っていた二人ですが、これまたライブではBabyfaceが伸びのある歌声で引っ張ります。そしてホーンの悩ましい音色とキーボードの綺麗な音色が場を和ます「Whip Appeal」、途中での指鳴らしも粋だし(痺)、Babyfaceの甘ったるい歌声が染み入ります。続く「Breathe Again」はToni Braxtonへの提供曲、それをなんとToni BraxtonではなくShaniceが一緒にデュエットしているんだから(興奮)。こうやって聴いているとやはりShaniceって歌が上手だなぁと感動(当然)、ここではBabyfaceは歌っていません。「Exhale(Shoop, Shoop)」はあのWhitney Houtonへの提供曲、ピアノ鳴らしながらJazzっぽく聴かせるBabyfaceに手を貸すのはBerverly Crowder。そしてここからはズル過ぎるBoyz Ⅱ Menの二曲メドレー、あ~あもう駄目だぁ(失神)。まずは熱く迸る想いを捧げる「I'll Make Love To You」、最後にBabyfaceが登場すると“あぁコレも良いなぁ”と思わず溜息。ここで述べておくと、途中にBabyfaceと一緒に絡んでいる男性シンガーは元B2MのメンバーでAz YetのメンバーでもあるMark Nelsonなんだそうです(驚)。そのMark Nelsonの力強い歌声も十分に堪能できる名曲中の名曲「End Of The Road」、この曲はもう中学生時代に幾度となく聴いては口ずさんでましたねぇ。本当に美しくて泣ける時代を超えて愛される名バラードですよねぇ(感涙)。「I Care About You」ではBabyfaceの実兄であるMelvin EdmondsとKevon Edmonds、それにこれまたK-CiとJojoの兄弟混戦バラードで痺れ上がります(失神)、このボーカル攻撃は層が厚過ぎ(熱過ぎ)ますよねぇ、個人的にはK-Ci & Jojoのファンだったりするんで、二人の濃く燃え滾る歌声に圧倒されっ放しです。「Day(That You Gave Me A Son)」、もうこれは完全にBabfaceの美メロ世界にどっぷり浸かりましょう、父親になる喜びをただの一曲でこんなにも表現できるだなんて(圧巻)。そして続いてはMichael Jacksonへの提供曲である「Gone Too Soon」、出だしの歌い口がちょっとMJっぽく感じるのも愛嬌(Michael Jacksonがこの手のバラードを歌う時の歌声はまた違った魅力なんです)、途中からあのStevie Wonderがするりとハーモニカと共に登場……切ない、切な過ぎるよStevie Wonder。そうして最後はStevie Wonderと共に哀愁漂う「How Come, How Long」、シリアスながらも二人の歌声に包まれて思わずうっとり夢見心地になってしまうんです。

いや~~~Babyface最高、MTVの“Unplugged”企画最高といた感じでスタンディングオベーションで御座います(拍手喝采)。Babyfaceがこれだけ沢山の名曲(美曲)を、惜しげもなく他アーティストに提供し続けている事が凄い事だと思います、そして何よりこうやって聴いているとBabyfaceは歌えるProducerなんだと改めて実感する事も出来ます。夜、恋人とワイン片手にBGMが欲しいのなら、絶対にこのアルバムはお薦めですね(太鼓判)。

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Boo & Gotti「Perfect Timing」
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R.Kellyが可愛がっていたChicagoのラップデュオBoo & Gottiのデビューアルバム『Perfect Timing』を御紹介。なぜか突然のCash Moneyからのデビューという事で驚きましたが、勢いあるCash Moneyの威力を存分に注がれた、なかなか侮れない一枚となっておりまして。
それでは早速内容に触れてゆきたいと思います……本作もCash Money作品ということで例に漏れずMannie Freshが数曲を製作しています。そんなMannie Fresh製作の楽曲から、ずらりと列挙していきますと、Mannie Freshの粋な歌フックが楽しい(Tateezeも客演で参加)メロディアスな「Chi-Town」でまずは幕開け。BooとGottiの二人は南部の癖の強さはあまりなく、あくまでクールに流麗なラップで攻撃します(紳士)。音の鳴り方がなんとな~くThe Neptunesっぽくもあるんですが、それでもどこかやはりMannie Fresh印なのでグッドです「1 Adam 12」ではどちらかといえばシリアスめのトラックを用意、これがサウスの人間達で作られているとは思えません(まるでMobb Deepの様な陰気さ)。「Baby Girl」では男性シンガーのT.Q.が参加、彼のファルセット使いの歌声が昇天炸裂、カラリと奏でるギターに程よい潤いを与えていて痺れます。「Chicago」ではMannie Freshの新たな引き出しを目の当たり、Just Blaze顔負けのサンプリング技、The Moments「What's Your Name」を下敷きにしたメロソウルで落とされます(惚)。「Think...」ではJazze Phaを迎えてこれまた45回転の早回しを披露、The Delfonics「Think It Over」を下敷きにした可愛くもソウル溢れるトラックに、Jazze Phaの喉が唸る快作です。最後を飾る甘く“ぽわわん♪”なメロディ重視トラックに酔い痴れる「Out Here」も最高、BooとGottiの二人がこれまた綺麗にバシッと踊ってくれてて、思わずステップ踏みたくなります。とここまでがMannie Fresh製作曲、これ以外に外部のProducerも手を貸していまして。「Dear Ghetto」では製作とゲストであのR.Kellyが参戦、トラックはまたR.Kelly風味で美味なんですが、ここではR.Kellyは歌わずにラップ(のような歌)を披露……うーんやっぱり歌ってほしかったかなぁ(残念)。「Gangsta」ではなんとあのKanye Westが製作を担当(驚)、それが聴いて驚き、まったくもってKanye Westらしさが皆無なんです。これ聴いてKanye West曲だ分かる人いるのかな、トラック自体もそんな面白みは無い気も(辛口)。そのKanye Westは「600」でも製作を担当、ここでも電子音をボカボカと鳴らしたトラックを提供し懐古主義は皆無。Kanye Westは参加せずMurder Inc.よりBlackchildが参加、Mannie Fresh作品とはやはり味が違うから良いアクセントにはなってます。爪弾くギターにドカドカとバスを鳴らす「Girls Be Trippin」(Gilly客演)はLeslie Brathwaite製作曲、ここでもBooとGottiの二人はメロディアスに舞っていてめちゃ聴き易いです。同じくLeslie Brathwaite製作の「Ain't It Man」では、もはや敵無しなLil Wayneが援護射撃。トラックはシンプルで派手さはないんですが、Lil Wayneの爬虫類ラップがねっちょり絡み付くのが病みつき。「Ride Tonight」はJazze Pha製作でゲスト参加、加えてCash Moneyの首領Babyも参加した可愛い系のシャカシャカ曲。そのJazze Phaは「Hot S**t」も製作、MikkeyにBabyにLacにStoneとだる~くマイクリレーを披露しています。

そんな期待していなかったせいか(失礼)、結構聴いてて楽しめた一枚だったのが意外でした。BooもGottiも歌心を分かったラップで、Mannie Freshの操るメロディアストラックにきちんと嵌っておりました。超重量級のサウスど真ん中に疲れた方には、サウス作品の魅力のもうひとつの側面として触れて頂きたいです。

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Big Tymers「Hood Rich」
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BirdmanことBabyとMannie Freshで結成された強面デュオ、Big Tymers「Hood Rich」で御紹介。Cash Moneyは今でこそLil Wayne(かつてはJuvenileも在籍)で有名ですが、一昔前からこの二人が切り盛りして今の成功にまで導いたのです。今では袂を分かってしまったMannie Fresh、ですからこのBig Tymers名義の作品は貴重といえば貴重なのかななんて思ったりも。
それでは前置きはそのくらいにして……まず述べておきますがほぼ全曲をMannie Freshが製作しています(当然)、まずはそのMannie Fresh製作の曲群から。可愛いながらもやはり重たさも感じる「Oh Yeah!」、ゲストにTateezeとBoo & Gottiが参加。これぞMannie Fresh楽曲といった感じの王道「Still Fly」、今にもMannie Freshの“えぱえぱふれっしゅ♪”が出そうで出ない。女性とのフォントークをあしらった悩ましい「Preppy Pimp」から流れ込む「Hello」、なかなかな歌声の女性シンガーとめちゃ下手なBig Tymersの歌声が絡む一曲、途中の転調といいトラックは最高の仕上がりなんですが(惜)。The Notorious B.I.G.にやらせてたらきっと傑作になっていました(妄想)。そんな鬱憤を一気に晴らす完全サウスな「#1」、チキチキピュンピュンな変則ビートに合わせてBabyがラップ、ここで初めてBabyの存在を認識できたかも(失礼)。そして「Gimme Some」では実力派シンガーのT.Q.とBarewolfが参戦、夕日の沈む海辺を車転がしながら聴けば最高に気分が高まるであろうメロウ曲、T.Q.の甘酸っぱい歌声も素敵だしBig Tymersの二人も負けじと気持ちの良いラップを披露。こういう曲もさらりと作れてしまうMannie Fresh、顔に似合わず恐るべしで御座います(感服)。これまた軽快なR&B曲に合わせてパーカッションが鳴るどこまでも爽快で心地良い「Get High」、ここではJazze Phaがその癖のある下手ウマな歌声で唸ります。Jazze Phaの歌声もなんだかんだで好きですが、よければSleepy Brownの方が好みだったかなぁと(妄想)。ホーンとトランペットが鳴りバウンスする「Pimpin'」も一筋縄ではいきません、女性の歌声合いの手が良いスパイスです。The Neptunes辺りがやりそうなゲーム音のようなシンセが飛ぶ「Put That S**t Up」、これもまた一味違ってて好きですね。「Da Man」ではTrick Daddyが客演で参加、こういうメロディ物にTrick Daddyはよく似合う、南部のこういう土臭いメロディセンスが僕は大好きです。これまたドカドカと鳴らして響くトラックがBig Tymersのラップに似合う「Lil Mama」も、メロディアスにしかしサイケ要素も取り入れた「My People」ももう上出来過ぎる仕上がり、Mannie Freshがこれほどまで優れたProducerだったとはと痛感しました(謝)。とまぁほぼ全曲がMannie Fresh製作で、「Sunny Day」「I'm Comin'」の二曲がJazze Phaによる製作、個人的には後者のベッタベタな騒ぎモノ曲が好きです。

Mannie Fresh恐るべしといった感じで、あまりBabyについて書かなかったですね(笑)。おかしな話でこれがもしBirdmanでなくLil Wayneとのタッグで作られていたら……あと50点は上乗せ出来たかもしれませんね(失礼)。そう言いつつもBabyが取り掛かっている自身のソロプロジェクトは気になっていたりします、サウス好きなら要注目ではないでしょうか。

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Rick Ross「Trilla」
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Def Jamの愛称BossことRick Rossの待望の通算二作目『Trilla』を御紹介。Def Jamが激プッシュしたRick Ross、僕はサウス物が苦手なんですがこのRick Rossはデビュー盤『Port Of Miami』からお気に入りなんです。そんなRick Ross好きの僕ですが、ここ最近ネットする時間が激減していたせいか、この2ndが出ていた事をたまたま寄ったタワレコで知りました(驚)。勿論その場で即購入しました(貧乏)、今回もDef Jamはきちんとプロモーションを行っていたんでしょうか。
それでは早速と内容について触れます……まずは雷鳴轟くおどろおどろしい重量級のトラックに、これまたボスな破壊力のラップが乗っかる「Trilla Intro」で幕開け、製作は本作で最多の4曲を手掛けるJ.U.S.T.I.C.E. Leagueが担当。サウスの重鎮Mannie Freshが銃声ぶっ放すEminem風味のシリアストラックをこしらえた「All I have In This World」、Mannie Freshの癖の強い歌フックも良いエッセンス。超人気者(もはや鉄板)のT-Painを客演に迎え妖艶に揺らめく「The Boss」はJ.R. Rotemが製作を担当、途中でのT-Painのボコッた“ぼぉ~す・ぼすぼす・ぼぉす♪”のリフレインは個人的に技あり(天晴)、途中からRick RossにThe Notorious B.I.G.が憑依している気が。続いては本作からの先行シングルとなった「Speedin'」、製作はThe Runnersが担当で客演にはR.Kellyが参戦(豪華)。このトライアングルは相性抜群で驚き。重みも維持しつつバウンスしてるし、スピード感もある、そのうえR.Kellyの歌声でより曲に艶が生まれて素敵。サウスど真ん中なトラックだけでなくソウルフルな味わいのトラックもそつなくこなす事を証明(こういう魅力に惚れている)した「We Shinin'」、製作は嬉しい事に僕の大好きなB!nkが担当。Tower Of Power「Love Bug」をサンプリングした熱く渋い一曲、相変わらず素敵な仕事っぷりです(賞賛)。女性シンガーのEbonyloveを客演に迎えて、完全サウスなトラックでハスリンする「Money Make Me Come」、製作はDrumma Boyが担当。民族打楽器っぽいペコポコ音を基調としたトラックがTimbalnadっぽい「This Is The Life」、製作はElvis "Blac Elvis" Williamsが担当。ゲストには最近芸風を変えての客演を多数こなすTrey Songzが参戦、ここでもまたちょっと聴いた事のない歌声を披露して僕の興味を惹きます。「This Me」は最近売れっ子なDJ Toompが製作を担当、どこか悲哀を込めながらも芯が通っているカッコイイ一曲(サンプリングにKanye West「Big Brother」使用)、DJ Toompも引き出しが多くて侮れません。ピアノイントロで始まり一気に疾走する「Here I Am」は再びDrumma Boy製作曲、客演にNellyと彼の右腕シンガーのAvery Stormが援護射撃。大きな体でしなやかに走るRick Rossも、いつもの軽快さでメロディアスに走るNellyも互角に素敵、しかしながらここでは甘美な歌声で華を添えるAvery Stormに注目頂きたい。そして本作の最重要曲、前作に引き続き大ボスJay-Zが参加したJ.U.S.T.I.C.E. League製作の「Maybach Music」、都会の夜のようにハイセンスで滑らか、シルクの様な聴き心地のトラックは素晴らしい仕上がり。Rick Rossも紳士に振舞ってますし、Jay-Zはもはや言う事無しに格好良過ぎます(後光)、Jay-Zの新たな傑作『American Gangster』に通ずる世界観にどっぷり。続いてもJ.U.S.T.I.C.E. Leagueが製作を担当した「Billionaire」、タイトルの割りにはさらっと軽めのシンセとバスでするりとすり抜ける一曲。Lil WayneにYoung JeezyにTrick Daddyと南部の第一線を勢揃いさせた「Luxury Tax」、こちらもJ.U.S.T.I.C.E. League製作で下敷きにDavid Oliver「I Wana Write You A Love Song」を使用。ソウルフルで涙腺を刺激するトラックに、この四人が相性抜群、Young JeezyもTrick Daddyも好きなMCだから有難い。Lil Wayneに関してはもう抜きん出ているから書く必要も無し、ここではフック担当なんですがこれがまた癖強くて最高です。Jean "J Rock" Borgesが製作した電子音を跳ね回す「Reppin My City」、ゲストにTriple CとBriscoの二人が参加。最後のRodneyなる男性シンガーをゲストに招いた「I'm Only Human」はDJ NastyとLVMが共同製作、これはもう完全な歌モノなんですがきちんと成立しています、このRodneyなるシンガーがかなり気になってしまうスパイスです(探)。

前作に負けない、いや前作を上回る仕上がりだったと言えるんではないでしょうか。Rick Rossは本当にバランスのとれたアルバム構成で好き、あまり胃に重たいサウスなトラックばかりでなく、歌モノやソウル流儀なトラックもそつなく混ぜ込んでいて嵌ってしまいます。本作ではJ.U.S.T.I.C.E. Leagueが縦横無尽に活躍、これはとても素敵な事でしたが、僕個人としてはCool & Dreにも数曲参加して頂きたかったというのが本音です(我侭)。

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Chingy「Hate It Or Love It」
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Chingyの通算四作目となる『Hate It Or Love It』を御紹介。鮮烈なデビューを飾ったChingyももう四作目のリリースという事で、貫禄も増しましたねぇ。そのChingyが再びLudacris率いるDisturbing Tha Peace Records(通称DTP)と手をガッチリ組み、老舗のDef Jamから新作を発売しました。これはもう期待せずにはいられないですよねぇ、僕個人的には前作『Hood Star』も好きで、たまに聴いてますもんね。
そんな本作をまたまた僕の拙い文章で……まずはアルバムタイトルでもある「Hate It Or Love It」でChingyの登場、The Co-Stars製作のズシンと重量級の野太いビートでChingyのラップスタイルも前作よりも数段男らしくなっている気がします。そのシリアスさをそのまま流し込んで斬り込む「Check My Swag」はMichael Davis製作曲、シリアスでダークながらもフックでの“ちぇっくまいすわぁ~ぐ♪ちぇっちぇっくまいすわ~~ぐ♪”のユル~いリフレインは、Chingyならではという気も。「Fly Like Me」は本作からの先行シングルでありChingy十八番のR&B絡みの一曲、今回のお相手はAmerie嬢という事でナイス選択。L.T. Moe製作の程よくキラキラしたメロウトラックは自然とChingyのラップをもライトにしてます、Amerieの透き通る様でありながらも眩しく鮮やかな歌声もバッチリと嵌ってます。Jared Gosselinなる人物が製作を担当した「Kick Drum」では、これまたズンズンと叩きつけるシンプルな音基調の構成で骨太な一面を覗かせます。「Gimme Dat」では古巣DTPより再び仲間となったLudacrisとBobby Valentinoの二人が援護射撃。Full Scaleなる人物が製作したキラキラフワフワの瞬きトラックがめっちゃ気持ち良い、Ludacrisもこういうトラックを難なく乗りこなすし、主役のChingyもこういうトラックでの跳ねるようなラップの方が似合ってる。そしてここで褒めるべきはBobby Valentino、繊細で美しい重ね歌声でバッチリ誘います、現段階ではこの曲が一番好きかも。ドンドコチャカチャカと疾走する「All Aboard(Ride It)」はClavo Da Gr8が製作を担当、ゲストに歌声(ラップ)を披露するSteph Jonesが光ってます。こういう軽やかに駆け抜けるトラックは前作に収録っぽいノリで落ち着いて聴けますし、途中のChingyの“ぶんぶん♪ぶんっ♪ぶんっ♪ぶんっ♪”は思わず一緒に口ずさみます。Bei Maejor製作の「Spend Some $」ではTrey Songzが歌声を披露、本作ではChingyが低めの声でゆったりラップしているのが激変の点ですが、このTrey Songzの歌声(センス)の豹変ぶりも凄い、デビューアルバムとは良い意味でイメージを覆す仕事っぷり。L.T. Moe製作の「2 Kool 2 Dance」はキンキンと不可思議な金属音で耳を奪われるし、T.I.一派のKevin "Khao" Cates製作の「Lovely Ladies」は子供っぽい声の歌フックがスパイス。そして「How We Feel」ではなんとあのAnthony Hamiltonを引っ張り出してます(驚愕)、製作はL.T. MoeでJon B「They Don't Know」を下敷きにしたメロメロな一曲(溶)。Anthony Hamiltonの渋過ぎる緑茶声も素晴らしくて聴き応え十二分だし、Additional VocalsにBobby ValentinoとIce Cubeが名を連ねているのも楽しみ所。「Roll On 'Em」では最近本当に名前を聞かなくて寂しいCool & Dreが製作を担当、そして客演にはクルドレ楽曲に定番化してきているRick Rossが参加。Chingyの(良い意味での)細さとRick Rossの肉厚さが良い対比で面白い一曲。国内盤にはこれらにボーナストラックとして、怪しくホーンが鳴り響く「Ain't No Way」(Hardley Davidson製作)と、Bobby Valentinoがその潤いたっぷりの歌声で切なく歌い上げる「Remember When」(Wyshmaster製作)の二曲を収録しています。

うん、水準の出来は流石に誇っています。いや出来栄えとしては最高だという声もあるのかもしれません、ですが僕的には前作の方が好きだったかと思われます。本作ではChingyの男らしい重心低く構えたラップが魅力となっている思うんです、ですが僕としてはTrack Starzと組んでいた頃のライトで身軽なChingyの方が好みだったんですよね。ああいうラップが出来るので本当に、NellyとChingyぐらいなもんなんだから、伝統芸能並みに継承して頂きたいです。

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Houston「It's Already Written」
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若き男性シンガーHoustonのデビューアルバム『It's Already Written』を御紹介。MTV観てたらこのHoustonのデビュー曲のPVが毎日の様に流れてて、それこそ本当に彗星の如く現れた気がしたのがこの伊達男。最初はMCなのかなと思っていたんですが、蓋を開ければシンガーなんで御座います。ヒットしていた頃にはあえて購入せず(天邪鬼)、かなり時間が経ってから購入したアルバムで御座います。
そんな訳で所持している方も多いんではないかとも思いますが……まずはなんといってもやはりこの曲、ヒットしたデビューシングル「I Like That」で御座います。Chingy仕事(初期)で御馴染みのThe Track Starzが製作を担当したシンセが飛び交う鋭敏トラック、そのうえゲストにNate Dogg、Chingy、I-20が参加しているんだから強力布陣で御座います。僕はThe Trak Starzの電子使いがたまらなく好きですし、やはりこの音と絡んでいるChingyは水を得た魚です(最高)。あと僕的に好きなのがDTPの番人ことI-20、彼のゴツゴツした豪気なラップも格好良くて好きです。そしてNate Doggの使い方が凄い、Houstonがシンガーなのにも関わらず、肝心のサビでNate Dogg使いしてます(驚)。しかし全ての要素が完全に融合してキラリと輝いています、今聴いても格好良いですからねぇ。そんな「I Like That」の余韻を引きずっていたら大変な目に遭うのがこの後、だからもう忘れて下さい。「Twizala」はRoy "Royalty" Hamiltonが製作を担当、爪弾くギターにからりと薄味のHoustonの歌声が心地よく絡みます。「Ain't Nothing Wrong」は名人The Underdogsが製作を担当した好バラード、だけど歌詞の内容は“僕らがどれだけエッチしまくっても間違った事じゃないのさ♪”という内容、これをエロととるか愛ととるかは聴き手次第(僕は勿論後者)。この曲聴いて思ったのが、Houstonの歌声が良い意味で薄味だっていう事。めちゃウマではないのかもしれませんが、優しくて聴いてて落ち着くメーメー声(羊)でグッドです。続く「My Promise」ではRoy "Royalty" HamiltonがLou Band「To The Establishment」を下敷き(45回転の早回し声も素敵)にした哀愁メロウ、客演には元Destiny's ChildのLetoyaが参加、この曲も好きです。Soulshock & Karlinが製作を担当した「Keep It On The Low」はスパニッシュとカリビアンの合い挽曲で技あり、客演にDon Yuteが参加。ちょっぴり曇ったオルゴールの様な音色が甘い「What You Say」はMichael Angeloが製作を担当、こういう夢見心地のスローにHoustonの歌声は顔に似合わず合います。「Love You Down」では嬉しい事に再びThe Underdogsが製作を担当、どこまでも甘美でしとやかで深みのあるトラックは流石の一言に尽きるし、これを上手くHoustonが乗りこなしているから嵌ります。「Allright」ではあのJazze Phaが製作を担当、冒頭でいつもの決め台詞もかましてくれますし、トラックも十八番の爪弾きギターがど真ん中突いてます(どこかしらR.Kelly風だったり)。Ralph B. Stacyが製作を担当した失恋ソング「Bye Bye Love」、トラックもさることながらHoustonのラップするような歌唱法も嵌ってます(これまたR.Kelly風かも)。引き続きRalph B. Stacyが製作を担当した「Didn't Give A Damn」も、今が流行りのボコった歌声がガチ~ンとキマッている一曲。最後を締め括る「She Is」ではまた完全に違った世界観を披露、どことなく土臭さを感じさせるフィリーっぽいノリが身体にぐんぐん浸透して、たまらなくて痺れます(誉)。

Houston、先行シングルの「I Like That」狙いで購入した大半の方が、肩透かしを喰らった気分かもしれません。アッパーなのはその曲とあと二曲ぐらいで、それ以外はバラード、そのぐらいスムージーな楽曲を詰め込んだ一枚でした。Houstonの歌声も押し付けがましくなく、弱々しいの一歩手前な繊細さで、僕的には結構好きな歌声でした。悲しい事に左目を自身で傷付けるという事故がありましたが、またいつの日か元気な歌声を聴かせてくれる事を、僕は願っています。

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Justin Timberlake「FutureSex/LoveShow : Live At Madison Square Garden」
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Justin TimberlakeのライブDVD第二弾『FutureSex/LoveShow : Live At Madison Square Garden』を御紹介。特大ロングランヒットとなったJustin Timberlakeのソロ二作目『FutureSex/LoveSounds』、奇才Timbalandの作り上げる一味違ったトラック世界と、Justin Timbelakeの描く繊細な歌詞世界が見事に融合していて、時代を一歩の二歩も先行っていた感がありましたねぇ。僕はJustin Timberlakeファンなので彼の実力は誰よりも理解していますし(のつもり)、このアルバムも売れるに決まっていると決め付けていましたが、まさかこんなに売れるとは思いませんでした(驚)。
ではどんな内容で楽しめるかというと……そんな『FutureSex/LoveSounds』の楽曲も、前作『Justified』の楽曲も楽しめるライブとなっています本作、僕なりに内容に触れてゆきたいと思います。まずはHBOによるインタビュー形式で撮られた「Opening Conversation」、今回のツアーに参加しているダンサー、バックシンガー、はたまたバンドメンバーまでが答えます。今回のライブが本当の意味で全員で一丸となって彩られているんだと感じられ、そういう目線でこの後のライブを楽しむ事が出来ます。そして遂にライブが始まりステージ下からJustin Timberlake(以下JT)がせり上がってくる「Futuresex/Lovesounds」、真っ赤なライティングが怪しさを殊更に強調していて格好良く、マイクスタンドに色っぽく絡みながら歌い踊るJTに女性は熱狂。ライトが暗転しギターの鋭いカットでライトが切り込む「Like I Love You」、JTは前半を真っ白なギター抱えた状態で弾き歌い、後半では惜しげもなくダンスを披露、やっぱりThe Neptunesの作る楽曲はカッチョええと実感。そのThe Neptunesらしい「Like I Love You」のラストのピコポコ電子音を鳴らしながら流れ込む「My Love」、ここで感じるのはステージの面白さ、360度ぐるりを観客席に囲まれていて、またその事を踏まえた上での振り付けになています。また「My Love」自体にも捻りがあって、1st Verseはしっとりバラード調。この「My Love」がとっても素晴らしくて歌詞の世界観をより浸透させる作り、このバラードバージョンで正規にRemixを出して欲しいです(熱望)。また2nd Verseではサビを観客全員が歌う中での全員のダンス、そしてブリッジはJTのソロダンス、これが相変わらずキレがあって見惚れるのは必至で御座います(失神)。そしてステージをバーに擬え酒を一杯飲んでから観客を沸かせる「Senorita」、バンドの良さを最大限に活かしてJT自身もキーボードを終始演奏。女性ダンサーとの絡みが軽くエロい「Sexy Ladies」、最後のキーボード演奏パートはなんかPrinceを彷彿とさせられます(僕だけ?)。そしてこのライブによって最も素晴らしい美しさを誇った「Until The End Of Time」、この曲が本来持つ愛の温かさや繊細さが滲み出ていて……JTのファルセット混じりのサビで思わず涙しそうにさえなります。そしてそのまま流れ込む「What Goes Around...」、悲劇的で悲哀に満ちたこの曲はJTにしか打ち出せない世界観そのもの、この曲とセットの「...Comes Around」もやはり素晴らしいですね。「Chop Me Up」では盟友Timbalandが登場、Three 6 Mafiaは登場しませんがそれでも十分盛り上がる、最後にはJTとTimbalandによるビートボックスも飛び出します。その流れでJTとTimbalandがお互いについて語る「Intermission - Jt & Timbaland」、とても信頼しあっている事が分かるし、このアルバムは誕生すべくして誕生したんだなと痛感します。そして個人的に大好きなThe Neptunes製作のヒット曲「Rock Your Body」、無条件に楽しいしクールでカッコイイ。そして次は'NSYNC時代のヒット曲「Gone」、これはオリジナルでもJTのソロっぽかったので違和感無し、アコギ一本で歌い上げる悲しい失恋ソングなんです。そして女性ダンサーとのエロエロな絡みで思わず興奮してしまう「Damn Girl」、兎に角ダンサー達の体つきがセクシーとうよりエロい、とにかくこの曲ではJTよりも女性ダンサーに釘付けです(涎垂)。「Summer Love」では女性ダンサーのお尻に自分の腰をガチ当て、コーラス部隊と練り歩く。時計のボーンと針のチクタク音でドロリと始まる異色曲「Losing My Way」、観客全員が合唱して本当にオリジナルそのままの仕上がり。そしてJustin Timberlake×Timbalandの最高傑作であろう「Cry Me A River」、ここでは昔と違う振り付けを披露。振り付けが付いてその魅力を一層増したのが「Lovestoned」、セットになっている「I Think She Knows」もこれで一曲としても成立する儚さと美しさ、最後にキーボード演奏しているのを聴いているとColdplayなんかを思い出すなぁなんて思ったり。そのキーボードの演奏を次第にダークに変色させ加速する「Sexyback」は完全にロック、ここではまたTimbaland出現で再び一気に観客のボルテージは最高潮に。JTとTimbalandのカッチリ合ったパフォーマンスも見ものだし、途中でずっと観客が歌っているところでは僕も一緒に大声で歌います。そして最後には涙を浮かべながらファンに感謝の言葉を述べ、たった一人ピアノを演奏しながら“僕はただの男だよ♪”とぬくもりのある歌声で会場を包み込む名バラード「(Another Song) All Over Again」で幕を引くのです。。。

最高に素敵なライブです、今まではダンス主体でしたが今回はクルー全員で創り上げられていて、細部にまでこだわったアーティスティックなライブで御座いました(満腹)。Justin Timberlakeという一人のシンガーにスポットを当て、彼の持つ世界観を共有する為のドアがこのDVDで御座います。『FutureSex/LoveSounds』を持っている方には、是非とも一度御覧頂きたいですね(激薦)。

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Dru Hill「Enter The Dru」
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Dru Hillの通算二作目となるアルバム『Enter The Dru』を御紹介。Sisqo、Nokio、Woody、Jazzの四人で構成された言わずと知れたボーカルグループであるDru Hill。実力は勿論折り紙つきですし、本当に上手くて、特に僕はSisqoの男臭くも熱い歌声が好きでした。なのでDru Hill(そして中でもSisqo)がスーっと居なくなってしまったのが、いまだに残念でなりません。
まぁそんな愚痴はさておいて……まずはSisqoが製作を担当した「Real Freak」、これまた実力者である女性シンガーChinky Brown Eyesを援護射撃に、ジリジリと熱い歌声で聴き手を灼きつけます。トラックの雰囲気がどことなくTimbalandっぽく感じるのは……僕だけですかね。続く「How Deep Is Your Love」はDutch、Nokio、加えてWarryn "Smiley" Campbellが製作を担当、この曲にさしかかって想うのは、Dru Hillはサビ部分が強いという事、サビでの聴き手誘引力が凄まじいです。NokioとDutchによる製作のHip Hopテイスト全開の「This Is What We Do」ではMethod Manが援護射撃、ここではMethod Manが燻し銀なラップを惜しみなく披露、彼が出た途端に切れ味がグーンと増すから凄い。「Holding You」はDutch製作(Co製作をJazzが担当)、哀愁たっぷりにBoyz Ⅱ Men顔負けのアダルトな雰囲気醸し出します。「I'm Wondering」はWarryn "Smiley" CampbellとNokioが製作を担当したしっとり濡れる艶やかな一曲、爪弾くギターが最大限に活かされた(色気倍増)、歌声を楽しませてくれる計らい。もうタイトルからして僕的にはグ~っとくる“おまえがすべてだ”な直球ラブソング「You Are Everything」、Sisqo製作のこのトラック自体は極めて普通の出来なんですが、それをSisqoの歌声が最高品質に引き上げています。「I'll Be The One」はBabyfaceと共に素晴らしい楽曲を沢山生み出しているDaryl Simmonsが製作を担当、ここでもキャッチーな“あいびーざわぁ~ん(俺がおまえの大切な男になってやるよ)♪”を武器に、清涼感溢れつつも甘いバラードを提供。そのまま流れ込む美しく柔らかな「One Good Reason」、製作はRalph B. SatcyとNokioが担当、この曲ではDru Hillが情熱的な極上のハーモニーで切ない失恋を歌います(刹那)。「Angel」はWarryn "Smiley" CampbellとWoodyによる共同制作、ありきたりなテーマながらもやはり一番落ち着くのが王道の良いところ、トラックもこれぞWarryn "Smiley" Campbellと感じる天使降臨な優しさ。これまたあまりに美しくて涙がこぼれる「What Do I Do With The Love」はあのDavid Fosterが製作を担当(ソングライティングはDiane Warren)、ここでのDru Hillの癒しの力(白魔法)は凄い、見た目とのギャップも手伝って神々しくも見えます(仰)。“美しさこそ彼女の名前♪”と歌うファルセット駆使も美しいピアノバラード「Beauty」、製作はGuy RocheとNokioが共同で担当。大先輩であるBoyz Ⅱ Menに肩を並べる真っ直ぐバラード「These Are The Times」、製作はBabyfaceということでもう鉄板な彼らしい透き通るような美曲でうっとり(堕)。Daryl Simmonsが製作を担当した「Love We Had(Stays on My Mind)」は、黒さは薄まっていますが、ポップでキャッチーで包み込むような優しさを感じる一曲。一番最後には「How Deep Is Your Love」のRedman参加バージョンも収録、これならこれでせっかくだから楽曲も少し弄ったら面白かったかも……でもRedmanが参加しただけでまた味わいが違ってたまらんです。

兎にも角にも素晴らしいアルバムです、こういう男性ボーカルグループは今のR&Bシーンにも絶対に欠かせない宝物だと思うんですがねっ(豪語)!素晴らしいソングライターがそのままシンガーに変身するのも大いに結構ですが、こういう実力あるシンガー軍団のハーモニーをまた響かせて頂きたいですよ(熱望)。

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N2U「Issues」
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N2Uのデビューアルバム『Issues』を御紹介。Boyz Ⅱ MenにJagged Edgeに112と超実力者達が揃うものの、なかなかその氷河期時代を脱出する事が出来ない男性ボーカルグループ。僕みたいなボーカルグループ好きには本当に切実な悩みであります、そんな中にあのVirgin Recordsから誕生したのがN2Uで御座います。メンバーはAsa、Don Lee、Chris Buck、Mark Richardの四人編成、ルックスもそんな悪くないしジャケットも素敵、しかも彼らはChris Stokes率いるTug Entertainment所属(Marques HoustonやOmarionが所属)なんです、てな訳で購入しました。
それでは肝心の中身はどうなっているのか……このN2UはリードボーカルをAsaが執っていまして、このAsaがちょいしゃがれた男っぽいボーカルで、こういう男性ボーカルグループにはそうない感じ。あ、雰囲気でいえばDru HillのSisqoって感じですかね。そんなちょっと荒い声質のAsaがリードするN2U、まずはしっとり静かにこれぞコーラスグループといった雰囲気で流れ込む「Intro(Because of You)」で幕開け、製作はTravon Pottsが担当。続いては、枯れたギターの哀愁具合が、Asaのしゃがれ気味の声にマッチしているMelvin "Saint Nick" Coleman製作の「Freakin You(Set the Mood)」。次にあのJermaine Dupriが製作で、冒頭でも鼻声ラップを聴かせる「Baby Mama Love」の登場、ギターとピアノをぽろろん鳴らし切なく仕上げたバラード、せっかくならJD手製のアップナンバーでも良かったかも(Jagged Edge「Where The Party At」みたいな)。タイトルからエロそうな「Pillow Talk」はJuanita "Smooth" StokesとQura "Da Chameleon" Rankinの共同製作、まったりと熱っぽいASAの歌声が炸裂しています。「Breakin The Law」ではより一層熱っぽく艶っぽく色気たっぷりにASAがリード、この曲はなんとあのThe Underdogsのコンビが製作を担当しています。シンプルなピアノ演奏にスナップでじっくり聴かせる「Coming From The Heart」、製作はKenny Bermuda Whiteheadが担当。これまでのしっとり色気ムンムンな流れを払拭する爽快ギター曲、Shondre製作(ソングライティングをHarold Lillyが担当)の「No...Say No」は素敵の一言。ここで初めてN2Uのコーラスグループっぽい所が垣間見れます、Asaオンリーな印象がやや強いので。女性との電話会話から始まる「Aint That Bad」(Travon Potts製作)も歌詞は分からないながらも、優しく柔らかで、これまでのトラックとはまた違った味わい(ASAの歌唱法も全く違う)で堕ちてゆくのは間違い無し。これまたカラリとしたギター爪弾くミッドナンバー「Don't Take Your Love Away」の製作はKenny "The Wizard" Washingtonで、Co製作はChris StokesとMarques Houston(Marques Houstonはソングライティングも担当)。アルバムタイトル曲でしんみり染み入る大人なバラード「Issues」はKenny Bermuda Whiteheadが再び製作担当、ここではフックに四人の歌声をがっちり重ねているのがビンビン伝わってきて興奮します。「Beauty」はRufas BlaqとPrince Charlesによる共同制作、ここでもAsaがK-Ci & JoJo顔負けの熱いボーカルでジリジリと引っ張ります。キラキラ時々ポワワンな「Don't Leave」はArrington PrinceとChristopher Perkinsの共同制作、うん良いです。最後を締め括る「I Promise You」はCory BoldにChris StokesにMarques Houstonと一家総出の製作、これも熱っぽい中にもどこかクールさも同居したコーラス妙技な一曲で素晴らしいです。

いや~素晴らしいですね、良いですよこのグループも、さすがはTug Entertainmentで御座います。ただちょっとボーカルグループとすると、ちょっとAsaの歌声が濃すぎるのかなぁという気も。もうちょっと他のメンバーの歌声も聴きたかったですとうのも本音、でもDru HillやJodeci辺り(濃厚吼え系)が好きな方はたまらない実力派グループで御座います。

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Piles「The Real Testament」
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Pilesのデビューアルバム『The Real Testament』を御紹介。TrinaやTrick Daddyやらが在籍するあの老舗Slip-N-Sideからの新人、なんですがそっち系の人脈はあまり感じられないですねぇ。ジャケットからしてモロにサウスな香りプンプンでちょっと敬遠してたんですが、安く見つけたのでふわっと購入したんですよね。
そんなこんなであまり聴き込めてない感じ爆発ではありますが……まずはMidnight Black製作の「100 Years」、トラック自体もそんな派手でも捻りがあるわけでもなく、Pliesのラップの魅力をそんな惹き出しもしていない気がするんで、幕開けとしてはちょっと物足らないかな。パトカーのサイレン音を敷き詰めた「I Kno U Workin」に関しても、同じ曲展開でそんなには盛り上がらないかなぁ、やっぱりサウスには向かないのかなと再認識しだします(苦笑)。Goldrush製作の「On My Dick」は僕的には好きなトラック、キラキラしたシンセ音の流れにハンドクラップをあしらったシンプルな作りではありますが、充分に聴き応えはあります。「1 Mo Time」もちょっと前のR&Bを思い出させるメロディアスで艶っぽい音が嬉しい一曲、製作はJonathan "J.R." Rotemが担当という事で納得の仕上がり。僕はやっぱりこういう歌モノ系のラップ曲に弱いんですよね、元々R&B好きなんですから当然の結果ですが。続く「I Am The Club」もそのJonathan "J.R." Rotemが製作を担当、しかし今度は打って変わってちょっとCrankっぽいエッジの効いたシンセの応酬で一気にサウスの重たさ満開。Black Musicには欠かせないママ賛歌(?)の「Runnin My Momma Crazy」もメロディ重視で好き、DVS製作のピアノ主調で聴かせるドラマチックなトラックが心の琴線に触れます。そして皆様お待ちかねの先行シングル「Shawty」の登場、今や向かうところ敵無しのT-Painが援護射撃のメロウトラック。Drumma BoyがEarth Wind & Fireの不朽のクラシック曲「Fantasy」をサンプリング、そこに絡むT-Painの夢見心地のボコった歌声に思わずうっとりまどろんでしまいます(惚)。T-Pain単体でよりもこういう客演の方が、T-Painの味が絶妙隠し味になっていて好きかもしれません。「Friday」は再びJonathan "J.R." Rotemが製作を担当、一聴するとMannie Freshっぽい作りなんですが、やはりどこかしらメロディ重視(歌モノっぽい)な感じはJ.R.風味なのかなと。Midnight Black製作の超スローモーション曲「Goons Lurkin」、The Beat Eaters製作のシリアス静寂な「Kept It Too Real」を挟んで、曲は「You」へ、この曲はNelly周辺で御馴染みのあのJason "Jay E" Epersonが製作を担当、そしてゲストにあの男性シンガーTankを配置したたまらない一曲。曲自体は一音一音を紡いだシンプルな仕上がりながらも、そこにTankのファルセット気味の歌声が妖艶に絡んで、曲の繊細さを殊更に強調しています。そして「Hypnotized」ではあのAkonが製作&客演で登場、この曲が哀愁ギターでぽろろんとしんみり登場しながらも、その後は軽やかに走り抜けるビートがもう病みつき、Akonの歌声もどこか悲しげで憂いを帯びててグッと惹き込まれること必至で御座います。

う~ん、T-PianとTankとAkonの客演三人衆を目当てで聴いてしまう一枚かなぁと思います、Pliesに対してはそんなに魅力を感じなかったというのが本音かもしれません(辛口)。それでもT-PainとAkonの客演での威力発揮度は半端じゃないです、やはり二人に客演の依頼が殺到するのも頷けますよね、かといって皆が皆でT-Painを起用というのはいかがなものかとも思いますが(苦笑)。

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Murphy Lee「Murphy's Law」
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Nellyの懐刀ことMurphy Leeの記念すべきソロデビューアルバムで『Murphy's Law』の御紹介。Nelly率いるSt.Lunaticsの二番手と言ってもけして過言ではないであろう、Nellyの右腕ことMurphy Leeのデビューアルバム。P.DiddyとNellyとの特大ヒット曲「Shake Your Tailfeather」で彼を知った方が殆どではないでしょうか、僕も実はその一人で御座います(浅)。そんな感じでNellyのついでに購入した感は強いのですが……。
それでは早速内容の紹介に……これがなかなか侮れない一枚に仕上がっているんですよ(期待)。まずはCity Spudなる人物が製作&客演した「Don't Blow It」で登場、Nellyよりももうちょい甲高くライトなラップが初っ端から僕の鼓膜を鷲掴み、途中で挟まるNellyの“おっお♪”や“お~お~♪”なんかがまた綺麗に嵌ってて、一気にMurphy Leeの世界(St.Lunaticsの世界)に惹き込まれる事は必至。続く「Hold Up」ではその親玉Nellyも惜しみなく援護射撃、製作はあのMannie Freshが担当だから強力。Mannie Fresh的にはかなり薄味な味付けながらもきちんとボコボコピュンピュンしてて中毒性は高い、しかも歌フックでNellyが余裕のスタンドプレイで思わず体が動いてしまう魔法曲。「Grandpa Gametight」はNelly作品ではもう御馴染みのJason "Jay E" Eppersonが製作を担当、このJason "Jay E" Eppersonも完成度の高い楽曲をいつも提供しているんだから、もうちょっと重宝されても良さそうなんですが……そう思うのは僕だけなんでしょうか。「Luv Me Baby」はJazze Phaが製作を担当、爪弾くギターにJazze Phaの例の下手上手な歌が絡むんですが、ここではSleepy Brownだけで攻めても充分効果はあったんではないかと、いや逆にSleepy Brownだけで攻めて欲しかったなと(残念)。「Cool Wit It」ではSt.Lunatic全員が援護射撃で参加、制作も Jason "Jay E" Eppersonという事で気心知れた共演で聴き手も安心。Jason "Jay E" Eppersonが手掛けたこの空間を活かしたクールな電子音が鳴り響くトラックがめっちゃカッコイイ、Nellyが皆と同じ配分で登場する辺りも心憎いです。あとこうやって聴いて思うのはSt.Lunatics自体がとても聴き易い、個々のMCが互いに邪魔してなくてかなり好きです。そのJason "Jay E" Eppersonが続いても製作を担当するロック色の強い「This Goes Out」も面白い、客演にはNellyとRoscoeとLil JonとLil Wayneが参加(豪華)。Nellyがあのラインを歌い上げるのも耳に残るし、Lil Jonが登場する時の転調も良いし、最後にねっとり絡んでくるLil Wayneも濃いです(満腹)。「What da Hook Gon Be」ではあのJermaine Dupriが製作を担当(Co製作をLrocが担当)、シンプルながらもかなりトリッキーな電子トラックがMurphy Leeの高音ラップにしっくり来る、負けじと甲高いJDのラップも素敵です。「I Better Go」はWallyなる人物が製作を担当、ここで歌声を聴かせてくれるのはAvery Storm。彼もNelly作品では欠かせないシンガーで歌も上手いしかなり気になるシンガーですね、ここでも哀愁漂う歌声で曲をワンランク上のモノに昇華しています。Sevenなる女性シンガーをfeat.した「Regular Guy」も僕の好きな歌モノ系でヒット、製作はJason "Jay E" Eppersonが担当しています。そんな僕がヤラレタのが「Murphy Lee」、Jermaine DupriがMarvin Gaye「Mercy Mercy Me(The Ecology)」を下敷きにした反則曲。そのうえZeeなる女性シンガーに替え歌で“ま~ふぃ~ま~ふぃ~り~♪”なんて歌わせるから汚い(壺)、もうこの曲は何も考えずに心地良く乗るしかないです(降参)。

このアルバム良いですよ、Murphy LeeはNellyにそう負けていませんよ(賛辞)。彼のラップは無条件に僕の心をハイにしてくれます、参加している面子も凄く良かったです。ていうか僕はなんだかんだでJason "Jay E" Eppersonが手掛ける音が好きみたいです、NellyやらChingyが好きな方なら絶対に嵌れる一枚になっていると思います。

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Rich Boy「Rich Boy」
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Rich Boyのデビューアルバム『Rich Boy』を御紹介。ヒットメイカーの仲間入りを果たしているPolow Da Donが自身のレーベルZONE4から送り出した第一弾アーティスト、それがこのRich Boyで御座います。Polow Da Donも本当に沢山のヒット曲を生み出しているんで、そのPolow Da Donが認めたこのRich Boyもかなり期待の新人扱いでしたね。僕はなんだかんだで流行りのサウス新人にはかなりアンチテーゼな姿勢なんで、これもなんとな~くで購入した一枚でありました。
気乗りしない感じでの内容紹介になりそうですが……まずは本作中の殆どの楽曲を制作している(当然)Polow Da Donの楽曲から触れたいと思います。まずは歪んだ電子音にドコドコ音と掛け声が絡む熱い「Role Models」で登場、ゲストにDavid BannerとTimbaland一派のAttitudeを迎えた強力楽曲。ここでの歌うようにラップするRich Boyに耳を奪われるし、David Bannerの相変わらずな暑苦しいフックもバッチリとキマってて出だしは好調といえます。どんどんと軋む音を鳴らすシンプルな音作りがTimbaland趣味にも感じる「Boy Looka Here」も、Rich Boyのラップが上手く引き出されてなかなか癖になる格好よさを演出。続いてはシングルとしてヒットしていた「Throw Some D's」(Polow Da Don客演)が登場、この曲は僕も聴いた事があったしかなり好きな一曲。Polpw Da Donが製作したSwitch「I Call Your Name」使いのメロウなトラックもたまらなく胸キュンだし、フックでの男臭い合いの手も思わず一緒に口ずさんでしまいます。続いてもPolow Da Donが製作&客演した「Good Things」、ここではTimbaland一派のKeri Hilson(とAttitudeも)が参加した歌モノの一曲。兎にも角にも僕はこういうメロディ重視のラップ曲には弱いんだなと痛感、Keri Hilsonの歌声にウットリしながらもなかなか聴かせてくれるRich Boyのラップも素晴らしい。冒頭にSnoop Doggの様な囁き声が入る「Touch That Ass」、Rich Boyのナヨったフラフラのラップも面白くて癖になるし、The NeptunesとTimbalandの趣味をごった煮にした様なPolow Da Donの楽曲にも虜になってしまう中毒曲。爪弾くギターとピアノの鍵盤音、それにフックでのMel JohnsonとL2の歌声もガッチリと僕の心臓を鷲掴み、Rich Boyのラップも変に暑苦しくなくトラックに合わせて涼やかに進行する辺り、かなり好感が持てますよ(褒)。あのJohn Legendが客演参加した「Ghetto Rich」は不思議な仕上がり、John Legendが登場した途端にセピア調に変色する辺りは流石だし、一聴するとJohn Legendなんか登場しそうにないながらも、でもどこかJohn Legendの持つ哀愁が漂い続けるトラックは、一流Polow Da Donだからこそ成せる業ではないかと。とにかくここではJohn Legendの歌声が最大限に惹き出されてます、John Legendに酔い痴れるしかない一曲。最後に収録されている「Throw Some D's(Remix)」が超豪華、製作をJonathan "Lil Jon" Smithが担当し、Andre 3000にJim JonesにNellyにMurphy LeeにThe Gameがマイクリレーするという有り得ない事が実現しているRemix、これもPolow Da Donだから成せる集結ではないでしょうか(驚)。もうこれは言う事無し、それぞれキャラの立ったMC達のヴァースを楽しんじゃえば良いんです(御馳走)。とここまでがPolow Da Donが製作した楽曲群、あとは違うProducerを起用していて、そのJonathan "Lil Jon" Smithは「What It Do」を提供しています。がしかしこれはあまり頂けない、インパクトも無ければ面白みもない、お祭り感ゼロの凡作。Timbalandがやりそうな歪んだ音と民族音楽っぽいノリの「Hustla Balla Gangsta Mack」はBrian Kiddによる製作曲でこれは素敵、彼は他にも「Get To Poppin」も製作しているんですが、これもまた完全に民族音楽っぽいノリで中毒性高いです。Big BoiとPastor Troyというこれまた濃~い面子を迎えた「And I Love You」はMr. DJによる製作曲、やっぱり最後に登場するBig Boiに鼓膜を刺激されるのは仕方ない事だと思います。Akon風味のトラックな「Lost Girls」はAquaが製作を担当(Co製作をPolow Da Don)、Mudie's All Stars「Laran's Dance」を下敷きにした哀愁南国ソングで本作の良いスパイスになっているのは明らか。

思った以上に聴き応えがあって僕は驚きました、殆どをPolow Da Donが製作しているんで面白みに欠けるといった感想もよく聞きますが、僕個人としてはPolow Da Donの腕が超一流だという事を確信した一枚になりました。そういう意味ではRich BoyというよりPolow Da Donを楽しんだのかもしれません。でもRich Boyも灰汁が無くてメロディに上手く乗せたラップを聴かせてくれて、僕的に聴き易いMCで有難かったです。聴いて損はない一枚です、Rich BoyもPolow Da Donも好きになりました。