RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

05 2008
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Sammie「Sammie」
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弱冠13歳でデビューを飾ったSammieの6年振りに発表した通算二作目となる『Sammie』を御紹介。6年振りといってもまだ19歳だってんだから驚き、てかまたこうやって聴ける事自体が驚きですよねぇ。本作もDallas Austin主宰のRowdy Recordsからのリリースという事で、変わらない期待をこの一枚に募らせてしまいますよねぇ(動悸)。
それでは気になる内容に触れましょうか……まずはJazze Phaが製作を担当した「Feelin' It」で幕開け、最初のブンブンブンッな音とピーヒャラ音は相変わらずなJazze Phaバウンスなんですが、この曲はフックが一気に駆け抜けていてその颯爽とした使い方(Sammieのハイトーンな歌声にもマッチ)が巧い(中毒)。Chicago「Hard Habit To Break」を存分にネタ使いしたHip Hop寄りのアプローチの「I Can't」も力強くて素敵、この曲があのBryan-Michael Coxによる製作だというのが少し意外、しかし良い仕事っぷりは相変わらず。YoungBloodzよりSean Paulを客演に招いた「You Shoud Be My Girl」はJazze Pha製作、完全にサウス流儀なスカスカバウンス曲なのにフックは完全なメロウR&Bという変化球に完敗させられる変則技。ドカドカと鳴らしながら蹴散らし突き進む「What About Your Friend」はAndre HarrisとVidal Davisの強力タッグが製作、イントロなんかは彼らっぽくない気もしますが途中からキラキラと差し込む光具合なんかは正に彼らの趣味かと思います。112のDaron Jones製作のピアノ伴奏曲「Choose Me(Prelude)」で一気に切なく儚く惹き込みながら流れ込む「Choose Me」はJasper Cameronが製作。最近のStarGate辺りがやりそうな、蒼く透き通った繊細メロディがSammieの甘くほろ苦い歌声にガッチリ合致(涙)。滑らかなメロディラインにしっとりと撫でるように歌声を乗せるSammieが神憑りな「Mission Impossible」もJasper Cameron製作曲、ただただ美しいとしか形容のしようがない刹那フックがギュッと音を立てる程に胸を締めつける(苦悶)。Bryan-Michael Coxが彼らしく鍵盤を優しく叩くスロー「Come Wit Me」も素晴らしい、こういう真っ直ぐな(捻りなんか無くていいんです)バラードこそR&Bには必要不可欠なんです(定義)。R&B作品で名前をよく見かけるMelvin "St.Nick" Coleman製作(Co製作はADNISが担当)の「Back 2 Love」は朗らかな青空系ミッド、こういう爽快系統のトラックもSammieの歌声には合うんだなぁ(好)。ADONIS製作の「Another Last Chance」もゆったりと心地良く流れるトラックに、Sammieの高過ぎず細過ぎずに高く細い歌声がサラリと艶っぽく乗る一曲。Jasper Cameron製作の「Heavenly」もキラキラ輝きながら流麗に流れるトラックが素敵、Sammieも青臭い高音をフルに使うんでなく巧く出したり引っ込めたり。Novel製作の「Slow」では反対に、フック以外では昇天しそうな程のファルセットを駆使してヒラヒラと漂います。「Let It Ride」でやっとこさDallas Austinの製作曲が登場、昔聴かせてくれたスピード感たっぷりのアッパーかと思いきや、Dallas Austinもまた美スローを提供。はっきり言って当たり障りのない仕上がりでインパクトには欠けるかなぁ(悔)、たった一曲しか提供していないのも身を引いた証拠なのかなぁ(心配)。「My Own Way」はまたまたBryan-Michael Cox製作曲、最後まで良い仕事しています、ピアノ無しでもきっちりバラードを創造出来ますから(当然)。最後を飾るのは再び112のDaron Jones製作の「For All You've Done(Outro)」、ピアノ主体にSammieのハーモニーが織り交ぜられた1分少々のトラックなんですが存在感は抜群、何故に丸々一曲をDaron Jonesにお願いしなかったのかと尋ねたいです(残念)。

無理に現行のHip Hop寄りなアッパーをふんだんに取り入れず、Sammieの甘く青い歌声を活かせるバラード(ミッド)を中心にした事が功を奏しています。やっぱりこういう歌えるシンガーの曲は思いっきり歌声を堪能したいですね、また高めの歌声好きの僕にはSammieの歌声はたまらんですから(惚)。なんだかんだで間違いない製作陣が配されていて鉄壁で御座います、これで国内盤だったら良かったんだけどなぁ~(残念)。

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Sammie「From The Bottom To The Top」
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弱冠13歳の完全な子供シンガーSammieのデビューアルバム『From The Bottom To The Top』を御紹介。まずこのジャケットから手を出そうなんて方は今時まずいないんじゃないでしょうか(笑)、もう単なる坊やですもんね。しかしアルバムの裏面を御覧下さい、Exective ProducerとしてあのDallas Austinの名前がクレジットされているではありませんか(驚)。はい、もう購入決定で御座います。
そんなこんなでかなり冒険した気分で購入した本作ですが……皆様は子供っぽい声(青臭い声)のシンガーは嫌いですか?もし嫌いだという貴方は購入は断念した方が良いでしょう、がしかしそうでもないという貴方、聴いてみて損はありませんよ。まずはDallas Austinが製作した楽曲から紹介してゆきましょう、どれもクオリティ高いです。まずは幕開けを飾るHip Hopテイスト溢れるアッパー「The Bottom」で幕開け、このフック使いだとか途中の“ふーふーっ♪”なんていう合いの手なんかはモロに当時のTLC技法、まぁDallas Austinだから仕方ないですが。でも好きです、JT Moneyのラップ聴くといきなり大人世界に戻れてホッとします(笑)。「I Like It」では冒頭スローからフックで切なげ疾走チューンに変調する技アリなトラック、下手にアッパー歌わせるよりもこういうメロウ系統歌わせた方が、Sammieの青臭い歌声にはマッチしていてグッド。しかしこのトラックは今出しても充分にヒットを狙える作り、最近ではなかなか聴けないトラック、という事はそれだけDallas Austinが一線から外れているという事ですね(残念)。「Can't Let Go」ではN'ToonよりLloydがゲスト参加、そうです最近では客演引っ張りダコなあのLloyd青年です。やっぱり歌が上手い奴は子供の頃から上手い、ちょっと前のJ-POPでもありそうなキャッチーで程よいスピード感のトラックは分かり易くて好き。朝陽差し込む清涼感抜群な「Stuff Like This」なんかも美しくて大好き、こういう柑橘系の美メロを書くのはBabyfaceでなくてDallas Austinでしたよね、彼の作るメロウでも大好きだったのに……なぜ彼は消えてしまったんでしょうか(涙)。これまた電子音を跳ねさせた切なくも可愛い胸キュントラックで攻める「If I Can」も秀逸、TLCみたいなガールズグループの使った技法をそのまま応用、それがこんなに上手くいっているのも子供の歌声だからこそ(策略)。しかしSammieもキッチリ歌い上げていてほとほと驚く(笑)、日本にいるそこらのシンガーよりよっぽど上手いです(圧勝)。コンピュータゲームの様な音が飛び交う子供なりのアッパー「Fell For Her」も面白い、それも13歳のSammieが歌う事を大前提に、無理に背伸びさせずに作られていて天晴れ。その他にもRicciano Lumpkinsが製作を担当したギター音が切な過ぎる本格スロー「Hero」、Ricciano Lumpkinsが弾けたシンセの構成で近未来的な音を作った(TLC『Fanmail』的アプローチ)「Catching Feelings」も、Debra Killings製作の哀愁漂うスローバラード「Count」も、Bbayface顔負けの爽やかギターフレーズに合わせてSammieの青臭い歌声が堪能できるRicciano Lumpkins製作の「Friend Like You」も、Indiana Joan製作の心洗われる美しい魔法曲「Do It For You」と、どれもまったくもって油断出来ない秀逸なトラックばかりが提供されています。そんな中で何より光っていたと感じたのが「Crazy Things I Do」、製作を担当しているのはC. "Tricky" Stewartで御座います(拍手)。キラキラ煌き輝くメロウ系トラックも勿論素晴らしいんですが、この曲の場合フックが巧い。幾重にも重ねたSammieの甘い歌声、少しリズムを崩した歌い回し、どれもが僕の感性を揺さぶって離さない中毒性高いミッドスロー(好物)。

どのトラックも本当に素晴らしい出来で抜かりはありません、それだけこのSammieに力を注いでいたんですね。しかしSammieも13歳とは思えない歌唱力&表現力で本当にビックリさせられる、今もまだシンガーとして活躍しているSammieにこのアルバムをもう一度歌わせても充分イケるんではないでしょうか。Jackson 5の「ABC」なんかもすんなり聴けるなんて方にはお薦め、この頃のDallas Austinは輝いていたのになぁ……(復活希望)。

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Method Man「Tical 2000:Judgement Day」
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Wu-tang Clan一の目立ちたがり屋(?)で人気者Method Manの通算二作目となる『Tical 2000:Judgement Day』を御紹介。ジャケットのMethod Manがちょっと気味が悪いんですが、それでもMethod ManはMethod Man、購入しない訳にはいかないんで所持していますよ。相変わらずゲスト陣の多さ(しかも身内が多い)のは愛嬌、Interludeも含めて全28曲というボリュームも激しいですよねぇ。
そんなこんなの本作をつらつらと触れてゆきますと……まずはWu-Tang Clanの頭脳であるRZAが製作を担当した超ダークな「Perfect World」で幕開け、互いをよく知っているだけにMethod Manが水を得た魚状態、煙たいラップが怪しくてカッコ良いっす。LB Da Life BringaがMighty Clouds「Bright Tomorrow」をサンプリングして製作した「Cradle Rock」では、TLCより今は亡きLeft Eyeがゲスト参加。完全にオールドスクールな本格Hip HopトラックにLeft Eyeのラップが乗っかるのは新鮮で、彼女のキュートさは見られないながらもアクセントになっています。True Master製作で御馴染みStreetlifeが援護射撃に回る「Dangerous Grounds」もタイトに硬くてカッコイイし、同じくTrue Master製作でStreetlifeとCappadonnaが援軍の「Sweet Love」も埃っぽい黒いトラックがレコードの様な深みを持つドープな一曲。再びRZAが製作を担当した「Retro Godfather」なんかも超渋くて痺れあがる、Montana「Warp Factor II」をサンプリングした生音っぽいトラックにMethod Manのしゃがれた男っぽいラップが映える(鳥肌)。「Spazzola」ではWu-Tang ClanのInspectah Deckがシンプルなピアノフレーズを繰り返すトラックを提供、其処に絡むのはそのInspectah DeckをはじめRaekwon、Masta KillaといったWu-Tang Clan仲間にStreetlifeにKiller Sin。せっかくならWu-Tang Clanのオリジナルメンバーでのマイクリレーを聴きたかったけれど、まぁカッコイイから良いか。「Step By Step」はあの頃の空気感を知り尽くしているErick Sermonが製作を担当、Tupac「I Get Around」をネタ使いした王道Hip Hopトラックに余裕綽綽のラップでスムーズにキメるMethod Manは正に神憑り、こういうひたすら黒い真面目なHip Hopを聴くと“最近のHip Hopシーンには何かが足りない”と感じたりも。「Play IV Keeps」はこれまたN.Y. Hip Hop黄金期を共に創り上げたMobb DeepのHavocが製作を担当、しかもここではそのMobb Deepが援護射撃かましてて、この共演が僕の血を煮えたぎらせる熱い出来映えなんですよ、やっぱMobb Deepも最高(痛感)。「Elements」は再びInspectah DeckがDee Dee Warwick「Everybody Gotta Believe In Somebody」を下敷きに製作、まさかこれほどInspectah Deckが曲を作れようとは(驚)。ここでは僕はよく知らないStarとPoliteなるMCが参加、Method Manに似た男臭い声質でしっくりきてます。「Big Dogs」では相性抜群の相棒Redmanがゲスト参加、Erick Sermon製作の浮つくビートに仲良く絡み合う二人が愛くるしい(笑)。そして本作の重要曲(僕はこの一曲狙いで本作を購入)がD'Angelo参加の「Break Ups 2 Make Ups」、PokeとToneのTrack MastersにQuranで製作されたギターエッセンス光るブルージー曲に、D'Angeloのソウルに満ち溢れた極上ファルセットが聴き手を包み込む一曲(最高)。この二人の相性が良かったのが結構意外だったりもする、それだけMethod Manも上手く変化をつけられる一流MCだという事ですよねぇ。最後を飾るMethod Man製作の「Judgement Day」も良いですね~、ばたばたと喧騒の中を疾走する感じが聴いていて気持ち良い。

うん、兎にも角にも本作はD'Angelo参加の「Break Ups 2 Make Ups」の為だけに購入して良いでしょう(断言)。Method Manのラップは好きですが、ちょっと身内の客演が多過ぎるかなというのが欠点(これはMethod Manに限らず、Wu-Tang Clan全員に言える事だけど)。仲間を大切にしているという事だから、素敵な事なんですけどね、皆それぞれ上手いし。

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L.L. Cool J「Phenomenon」
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“Mr. Def Jam”ことL.L. Cool Jの通算七作目となる『Phenomenon』を御紹介。皆も好きでしょうし僕も結構好きなのがL.L. Cool Jで御座いまして、このアルバムでもう七作目という事で、そのベテランぶりにも驚かされますよねぇ(感嘆)。ジャケットもかなりおとなしく収録曲も全10曲とかなりコンパクト、果たしてL.L. Cool Jは聴かせてくれるんでしょうか。
内容が少し心配になりましたか?……しかし案ずる事なかれ、そこは大物L.L. Cool J(以降L.L.と表記)です、全くもって抜かりは御座いません(鉄板)。まずはSean "Puffy" CombsにRon LawrenceとMystery Systemが製作を担当した「Phenomenon」で幕開け、Creative Source「Who Is He And What Is He To You」使いのジャカジャカとクールなトラックに、L.L.の囁く様なラップが乗っかる涼しげな一曲でカッコ良さは抜群。Track MastersことPoke & Toneが製作を担当した「Candy」はAlexander O'Neal「Sunshine」使い、ここではゲストにあのNew EditionよりRalph TresvantとRicky Bellが参加。この曲がもうL.L.らしいR&B流儀の極上メロウでもう俺の腰はガクガク(恍惚)、またRalph TresvantとRicky Bellの甘く美しい切ない歌声が最上級の心地良さで溺れまくり。こういうメロウ曲こそがL.L.の最大の魅力だ、そう感じている矢先に流れ込む「Starsky & Hutch」はL.E.S.製作のアッパー曲。Peter Brown「Dance With Me」使いのトラックでL.L.と一緒に飛び跳ねるのはBusta Rhymes、こういう男っぽい曲を聴くとL.L.の筋肉質な側面も魅力的だと痛感しますね。てかここではやはりBusta Rhymesの元気一杯の暴れっぷりに乗せられますね、僕はBusta Rhymes好きなんで。そのBusta Rhymesの“はっはっはっは♪”声をリフレインさせながら滑り込む「Another Dollar」はPoke & Toneが再び製作、ナイスなエッジで聴き応えアリ。引き続きPoke & Toneの二人が製作を担当するSteve Arrington「Nobody Can Be You」使いの疾走爽やかR&B曲「Nobody Can Freak You」も絶好調、ここではあのKeith Sweatと女性MCのLeshaunが参加。やはりKeith Sweatのあの羊のような柔らか歌声が凄まじく胸を掴む、この甘酸っぱい感触はモロに僕好みですから(感謝)。「Hot, Hot, Hot」は再びSean "Puffy" CombsにRon LawrenceとMystery Systemの三つ巴が製作、Tom Tom Club「Pleasure Of Love」使いのポップでキャッチーなトラックは正にBad Boy産でやはり嫌いになれないんですよね(好)。Erick Sermon製作の「4, 3, 2, 1」は本作話題の一曲、The Beastie Boys「(You Gotta)Fight For Your Right To Party」使いのタイトなトラックにRedman、Method Man、Cannibus、DMXと濃~い精鋭が勢揃いした鉄板曲。この曲がキッカケでL.L.とCannibusにBeefが勃発、結果的にCannibusが第一線から消えてしまいました。まぁでもそんなのは抜きにしても、このスターMC達が一気にマイクリレーをしている時点で卒倒間違い無しの格好良さ(崇)、あなたはどのMCが好きでしょうか。大ネタ定番曲のOrange Krush「Action」ベタ使いの「Wanna Get Paid」はDaven "Prestige" Vanderpool製作、The Lost Boyzが援護射撃に回った事でより男臭く勢いのあるギラギラ熱い一曲に仕上がっています。Poke & Tone製作のGeorge Michael「Father Figure」使いのゴスペル風トラック「Father」も良い、父親賛歌ってのも珍しいけれど良いもんですね。そして最後を飾る「Don't Be Late, Don't Come Too Soon」は実力あるTamiaが参加、その艶やかで優しく包み込む歌声で魅了してくれます。製作はStevie J. Jordanが担当、Norman Connors「You Are My Starship」の美しさをそのまま奏でたトラックはなんとも素晴らしくて、胸にジーンと染み入る愛に満ち溢れたトラックで、もう泣けてくる(涙)。

うん、流石はL.L.といった仕上がりで僕は大満足、とにかく全く無駄が無くてスッキリ聴けるのが良いです(太鼓判)。L.L.の柔と剛を上手~く織り交ぜた一枚で、これは全10曲で本当にうまく纏まっています。ちょっと近くの海までドライブなんて時の片道(行き)にちょうどすっぽり収まる長さ、是非車に積んで聴いて下さい。

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Erick Sermon「React」
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Hip Hop黄金期から活躍し続けるProducer、Erick Sermonの通算五作目となる『React』を御紹介。僕はHip Hop愛好歴がまだ浅いため、Erick SermonというとProducerの印象がかなり強いんですが、Erick SemonはParrish SmithとのデュオEPMDや、RedmanとKeith MurrayとのDef SquadなどでMCとしても活躍していますね。最近でこそそんな名前はクレジットされませんが(しかし時たまはやはり見かける)、重要なProducerである事は間違いありません。
そんなこんなの内容紹介なんですが……驚く程に客演ゲストが少ないんです、ほとんど全楽曲にゲストが配置されているかと思いきや、むしろソロ曲の方が多くてビックリしました。まずはErick Sermon自身による製作曲を紹介します、まずは「Here I Iz」で幕開け、かなりくぐもった音に硬質なビートがぶつかる男気溢れるトラックで痺れます。The Notorius B.I.G.「Friend Of Mine」と同ネタをバッチリ使った「Party Right」はトラック勝ち、ぶっ飛んだようなドロドロビートが癖になって仕方が無い一曲。Al Green「Love & Hapiness」とRun DMC「King Of Rock」を使った「Love Iz」もソウルにスクラッチが絡むメッチャ快感なトラックでネタ物好きにはたまらない、Al Greenに代わって歌声を披露しているGregry Howardもエエ声してますがな(惚)。一聴すると完全にDr.DreかEminemが製作かと思える暗黒ホラー曲「Go Wit Me」もErick SermonとAndre Ramseurによる共同製作、Erick Sermonのガッチリしたラップがタイトに引き締まってて格好良いっす。「Tell Me」ではMC LyteにRah Diggaと実力派の女性MC二人を援護射撃に用意、Erick Sermonも勿論カッコイイんですが(結構意外)、またMC LyteとRah Digga(特にRah Digga)の男顔負けの唾吐くラップがメッチャクッチャ格好良いんで失神寸前、この組み合わせは大成功ですね。誰だかクレジットが無いので分かりませんが、絶対にこの女性シンガーの歌フックはこの曲の魅力を120%アップさせているのは確実な「Hip Hop Radio」、この女性シンガーの歌声には目を見張るものがありますよ。最後を締め括るのはちょっぴりキュートでキャッチーなメロディのOdyssey「Inside Out」使いの「Don't Give Up」、Lyricなる女性シンガー(グループ?)の清涼感抜群の歌フックも功を奏して、R&Bライクな僕好みのトラックが出来上がっています。とここまでがErick Sermonによる製作曲、他の製作陣も良い仕事してますんで御安心を。まずは僕の大好きなJust Blazeが製作を担当した「We Don't Care」、The Neptunesを打ち負かす程の電子音が跳ねてドスンと落ちる暴発トラックがErick Sermonの男っぽいラップにフィット、Freeなる女性シンガーの歌フックもバッチリ。Just Blazeはもう一曲「React」を提供、ここではインド民謡のようなトラックにフックを用いてエキゾチックな魅力を濃縮。そしてこの曲ではDef SquadのRedmanがゲスト参加、パッと聴きではErick SermonとRedmanのラップ(声質)が似てて途中で混乱したりも(笑)。でも双方ともに一歩も譲らぬ進軍っぷりで、興奮します。無機質な音が交錯する「To Tha Girlz」はMegahertz製作、センス抜群でカッコイイとしか言い様のない仕上がり。「Hold Up Dub」はこれまたベテランのRick Rockが製作を担当、The Beastie Boys「No Sleep 'Til Brooklyn」やPublic Enemy「Shut Em Down」などの大ネタを使ったトラックも面白くカッチョ良い。そしてこの曲ではDef SquadのKeith Murrayが参加、彼もまたラップ(声質)がほんのちょっぴり似てて、感覚の似ている三人が集まっているのがDef Squadなんだなと思ったり。そしてKaos製作(Co製作はErick Sermon)の「S.O.D.」はSy ScottにIcarusにRed Cafeが参加、Red Cafeといえば現在はAkon主宰のKonvict Musicと契約している要注目MCの一人ですよね。

正直そんな期待して購入した訳ではなかったんですが、これがなかなかErick Sermonのラップも悪くなくて聴いててすんなり面白いと思いました。たまにはこういう脂ギッシュな男のHip Hopも良いですよねぇ、あと個人的にはJust Blazeの仕事っぷりも良くて、そこも高得点の要因ですね。聴いて損はないと思います、旬のトレンドサウンドが上手く取り入れられた一枚で御座います。

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The Tony Rich Project「Words」
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LaFace Records所属のシンガーソングライターTony Richのデビューアルバム『Words』を御紹介。Tony Richといえば他アーティストに沢山の楽曲を提供している事で御馴染み、僕も最初はそうでした。しかしTony Richは自身も優れたシンガーで、あのD'AngeloやMaxwellと並び、New Classic Soulを牽引した人物なのです。
そんなこんなで内容はいかがかと言いますと……まず触れておかなければならないのが、本作はTony Richが作詞、作曲、編曲、楽器演奏とすべてを自身の手で行っています。その為にアルバムの持つ統一感が素晴らしく、すっきりと聴き易い印象です。しかも、このTony Richの歌の上手さったら凄い、僕の好きなちょっとナヨった甘く高い声で、一気に惚れ込んでしまいました。幕開けの「Hey Blue」の春風を背中に受けて舞い上がるかのようなキラキラサウンド、これこそ正に僕の愛するNew Classic Soulの魅力が詰まった一曲。こういうサウンドはどちらかといえばMaxwellっぽいアプローチ、Tony Richの黒砂糖のような甘声も素敵。少し入るアコースティックギターといい曲展開といい、Tony Richのその歌声といい、どこかBabyfaceを彷彿とさせる「Nobody Knows」も綺麗。ちょっぴり乾いた音が胸に染み入る「Like A Woman」も、ゆったりグルーヴに酔わされる「Grass is Green」も、哀愁たっぷりに歌い上げるフォーキーな「Ghost」も、非の打ち所の無い美しさでもう完敗。パーカッションが小気味よく鳴るHip Hopテイストも感じる「Billy Goat」、一聴するとどろっとしたブルージーサウンドながらもTony Richの甘い歌声でまろやかになる「Under Her Spell」、幾重にも重ねられたフックが颯爽としてしていて聴いていてスッキリする「Little Ones」、これはBabyfaceが作って歌っているのではと感じてしまう程にBabyfaceが憑依しているギター曲「Missin' You」とどれもが心の琴線に触れる美曲ばかりでウットリします、汚れた心が浄化されてゆくのを感じます(真実)。本作で最も好きなのは、「Missin' You」と迷うけれどやはり「Leavin」ですね、輝き煌く柔らかなトラックはやはりBabyfaceと似ているんですが、歌唱力ではTony Richに軍配が上がるかなと。Babyfaceと比べるのは失礼なのでしょうが、Tony RichはBabyfaceをもう少しフォーキーにしたサウンドを展開、しかしバラードはそんなに黒くなく、どちらかというとポップで聴き易い感じ、でも鼻につかないナイスバラードばかりです。僕はこういう素直に美しいと思えるバラードがたまらなく好きです、音楽ですから、聴いて癒されるっていうのがやはり大前提かなと。

上手く称賛できていませんが、本当に素晴らしい一枚で感服いたしました。夜寝る時に聴いても良し、朝の目覚めに聴いても良し、晴れの日の散歩中に聴くのも良し、どんなシーンにもすんなりスムーズに心地よく聴ける一枚で御座います。New Classic Soulというのは本当に素晴らしいですよね、こういうソウルが引き継がれているのが嬉しいですね。

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Sam Salter「It's On Tonight」
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L.A.出身の男性シンガーSam Salterのデビューアルバム『It's On Tonight』を御紹介。ド素人の僕はハッキリ言いますと、このSam Salterなるシンガーを全く知りませんでした(無知)。しかしあのLaFace Recordsからの作品になっていたのと、Exective ProducerにBabyfaceの名前がクレジットされていたので即購入しました(単純)。ジャケットの方もなかなか良くて良い感じ、これは期待出来るかなと。
でその期待の結果はと言いますと……見事に大当たり、これがどこまでも甘美なソウルアルバムで御座いまして。まず何より嬉しい驚きだったのが製作陣、最多の6曲を手掛けるのがあのChristopher "Tricky" StewartとSean "Sep" Hallのコンビなんですから、これはもう間違いないですよね(断言)。まずはその6曲から触れますよ、ポワワンな音使いにホーンが鳴るアダルトな「Your Face」、はいもう失神しました。Sam Salterがまた顔の割りに清涼感のある甘くシルキーな歌声で驚き、しっとりバラードの貴公子に新たに認定です。ちょっぴり音に遊びがあって(空間があって)、それがまた心地良い「After 12, Before 6」も素敵、恋人と絶対に夜聴くべき。少しエッジの効いたビートがカッコイイ「It's On Tonight」も良い、現代的過ぎず適度に懐かしい香りのするトラック。オルゴールの様な音から入り込む優しい輝きの「Give Me My Baby」も切なく甘く美しくのバラード三原則を軽々とクリア、本当にSam Salterの歌声ってどこまでも澄んでいて美しいんですよ(溜息)。「Show You That I Care」(ソングライティングをTony Richが担当)はもう天使が舞い降りる極上キラキラメロウ(溶)、けして歌声を張り上げずに切なく身悶えする歌声で胸を締めつけるSam Salterの歌いっぷりにただただ感動。Bob James & Earl Klugh「Kari」を絶妙サンプリングした「Thinkin' & Trippin'」なんかも最高、合いの手なんかからもちょっぴり風味が違うスロウなんですが、それでもきっちりとバラードに仕上がっている辺りが凄い。とここまでがChristopher "Tricky" StewartとSean "Sep" Hallの最高の仕事(絶賛)、しかしそれ以外の曲もどれもSam Salterの味わいをより深くする佳曲ばかり。次に多い5曲の製作を手掛けたのがLenny Stewart、彼もまた美しいバラードばかりを提供していてナイスなんです。どこかBabyfaceっぽさも感じるギターエッセンスも入った「There You Are」、悩ましい音にどっぷり浸かって聴ける「I Love You Both」、これぞ王道といった真っ直ぐと心に染み入る癒しの天国バラード「On My Heart」とどれも素晴らしい。しかし最も気に入ってるのがあのRobin Thickeがソングライティングを担当している「Everytime A Car Drives By」かな、Robin Thicke関与という事ですこし聴き易い(黒っぽさが抜けた)バラード、しかしフックでのSam Salterの重ねられた歌声なんかも美しいし最高に心地が良い(褒)。あとはBradleyなる人物が手掛けたアコースティックギター光るブルージーな「Coulda' Been Me」も雰囲気違ってて良い、晴れた日の公園で遊んだ帰りに聴くと良いかも(狭)。最後には「After 12, Before 6(Ghetto Fabulous Remix)」が収録されていてこれがまたナイスアッパーでカッコイイ、製作見たらなんとあのKevin "She'kspere" Briggsが担当(ラップでShe'kspereとTricy(!?)が参加)、本当に良い曲作ってたんですけどねぇ(回想)。

凄く良かったですねぇ、なによりも僕の好きな声質でそこが大きかった。甘美な歌声(少し細めで高め)の好きな方には絶対にお薦め、聴いてウットリして頂きたいです、どこまでも深く溺れてください。恋人とのデートでも大活躍できる、バラード集で御座います。

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Deborah Cox「One Wish」
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あのClive Davisに見出されArista RecordsよりデビューしたDeborah Coxの通算二作目となる『One Wish』を御紹介。この90年代の女性シンガーってのはかなりの豊作で、このDeborah Coxもまた例に漏れず素晴らしい女性シンガーの一人ですよねぇ(惚)。しかも容姿端麗で素敵、今なお活躍しているってのも嬉しい事ですね。このアルバムもなんかジャケットが良くて惹かれて購入したのを覚えています、中身も勿論素晴らしい仕上がりなんですけどね。
そんなこんなで内容の方を御紹介……流石はClive Davis発掘の大型新人だけあって、かなり豪華な製作陣が脇を固めており、抜かり無しの一枚に仕上がっています。まずはシリアスにドラマチックに幕を開ける「September」、オープニングからかなりHip Hopライクなトラックでの登場で驚いたんですが、製作はBad Boy所属のSteven "Stivie J." Jordanという事で納得。「It's Over Now」はKay GeeとAlonzo Jacksonによる共同制作曲、これまた良い具合にスムージーでキラったトラックが美しくてグッド。そして皆が名曲というのがAnthony "Shep" Crawford製作(ArrangeにMontell Jordanが参加)の「Nobody's Supposed to Be Here」、Deborah Coxの爽快で伸びやかな歌声が思う存分楽しめるゴスペルライクな曲で、癒し度がかなり高いです。しかし僕のお薦めはやはりNextのR.L.との濃厚デュエット曲「We Can't Be Friends」で決まり、Anthony "Shep" CrawfordとProfessor Funkの共同制作(ArrangeとBack VocalでまたもMontell Jordan参加)の煌びやかで切ないトラックはそれだけで極上。そこにまた切なく絡むR.L.とDeborah Coxの涙腺直撃のしっとり歌唱に失神します、こういうデュエット聴くとたまらなく人恋しくなりますよねぇ。どちらも歌唱力が半端なくて、聴き手はただただ落ちてゆくばかり(惚)。Daryl Simmons(ソングライティングはDiane Warren)が御得意の爽やかギターをポロロンと爪弾く「Couldn't We」も甘酸っぱくて好き、分かり易すぎるギターメロディも僕は大好きです。カラリとサウンドでクールながらも優しげな「One Wish」はDJ Quikが製作を担当、程よくHip Hop要素も取り入れたR&Bトラックで丁度良いスパイス、流石の仕上がりで御座います。アダルトな音で少しく艶っぽく歌い上げる「I Won't Give Up」、製作はLascelles Stephensが担当。「Just When I Think I'm Over You」はRodney Jerkins製作曲、彼らしいエッジの効いたギター音を取り入れたトラックもカッコイイ。再びSteven "Stivie J." Jordanが製作を担当した「Love Is On The Way」もどこか現代R&Bっぽい、サンプリングにMichael Jackson「Rock With You」を使用しています。「I Never Knew」は再びRodney Jerkinsが製作を担当、今度はピアノ音を基調とした哀愁バラードで胸を締め付けます。最後を飾る「One Day You Will」はDavid Foster製作(ソングライティングをDiane Warrenが担当)の間違いない天国系バラード、その真っ直ぐな美しさはDavid Fosterならではの聴き易さで、誰の耳にも(胸にも)スーっと染み入る癒しの一曲です。

曲の黒さでいくとかなり薄いかもしれませんが、より聴き易くて美しいバラードの詰め合わせになっており、女性のハート鷲掴みは確実の一枚で御座います。なによりもDeborah Coxのとても優しく、時に力強い女神のような歌声にただただ感動するばかりです(崇)。どこか緑いっぱいの公園なんかに出掛ける時、是非車でかけて頂きたい一枚で御座います。

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U.N.V.「Universal Nubian Voices」
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John PoweとShawn Poweの兄弟にJohn ClayとDemetrius Peeteの四人から構成されるグループ、U.N.V.の通算二作目となる『Universal Nubian Voices』を御紹介。アルバムタイトルにもなっていますが、U.N.V.っていうのは“Universal Nubian Voices”の略なんですね。もうジャケットからして“僕達かなり歌えます”なオーラが全開で、気づけばスルリと購入してしまっていた一枚で御座います。
それでは早速と内容に触れますと……まず断っておきたいのが、僕はこのアルバムを輸入盤で所持しているので、歌詞が分からないです(涙)。そんなこんなで歌の内容はまったくもって分からないんですが、それでも十分に聴き惚れる事が可能な素敵な一枚に仕上がっています。まずはド素人の僕でも一度は聴いた事のある結婚式ソング「So In Love With You」、結婚式入場曲のような“たんたんたたん♪”な音が後ろで微かに聴こえるキラキラ美し過ぎる一曲。製作はDavid Fosterという事で納得の仕上がり、四人の温かみのあるコーラスワークにどこまでも溶かされる甘美曲。始まりはかなりポップでカラフルに感じるもすぐにしっとりバラードに転調する「All I Have」、製作はMichael J. Powellが担当しています。Somethin' For The PeopleとMeachieによる共同制作のピアノ鍵盤曲「How Can You Walk Away」の美しさも半端じゃありません、どこまでも澄んだ重なる歌声にただただ心を洗われるばかり。「What's It Like」はバラード男爵ことBrian McKnightが製作を担当、勿論文句無しのしっとりバラードなんですが、王道というまで王道でない現代っぽいアレンジも光る一曲。再びSomethin' For The PeopleとMeachieによる共同制作の「You Are the Sunshine」も美しい、朝陽差し込む煌びやかなトラックであたたかくも優しい(抱擁)。ちょっぴり王道を離れてミッドなナンバーで攻める「Peach Cobbler」はMichael "Angelo" SaulsberryとPhillip Johnsonによる製作曲、ちょっぴり妖しげ夜チックな歌声加工に惹かれます(先鋭)。再びBrian McKnight製作(ソングライティングになんとRobin Thicke)の「First Time」も素敵、こういうイマドキ(といっても90年代)なR&Bにもしなやかにハーモニーを乗せるU.N.V.の面々に拍手。Shawn Powe製作(John Poweがソングライティング)のアップ曲「Make Up Your Mind」なんかもカッコイイ、フックでの高揚感たっぷりのコーラスもグッド。またまたBrian McKnight製作のキラキラ曲「One More Try」は眩しいくらいに美しい、どこまでも透き通る囁きハーモニーに骨抜きにされます、涙が溢れて止まりません。Tyrone Blatcher製作の「Bone」もいいね、ゆったりグルーヴが心地良い。最後の「So in Love With You(R&B Remix)」もまた違ったフレーヴァーが楽しめて、おまけにちょうど良いです。

本当に美しくて素敵で、落ち着いて聴ける一枚。最近のHip HopやR&Bを聴くのに疲れた貴方、うってつけで御座います。これで僕が国内盤を所持していれば歌詞も分かるのに(残念)、てか国内盤ってあるのかな。あの頃のグッドR&Bが此処にはあります、是非お聴きになって下さい。

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Nivea「Complicated」
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Niveaの通算二作目となる『Complicated』を御紹介。いま現在となって本作を語る上で欠かせないのが製作陣、当時Niveaが結婚していた旦那様が今を時めくあのTerius "The Dream" Nashなのはもう皆様御存知ですよね(遅)。そのTerius "The Dream" Nashが大幅関与しているのも大きなトピック、まさか彼がここまでの大物になろうとは誰も予想しなかったですよねぇ(苦笑)。
それでは内容に早速と触れますと……まずは雷鳴轟く雨音トラックで幕開けの「Complicated」からTerius "The Dream" Nash(以降The-Dream)製作曲、確かにNiveaって個性は無いけれど歌はきちんと上手いのでこういうしっとりバラードもしっくりくる(拍手)。“愛って必ずしも、複雑って訳ではないのね♪”と歌うその詞も美しい、どこまでも繊細に広がるNiveaの歌声に癒されます。続くシングル曲「Okay」はお祭り男Lil Jonが製作を担当、Lil Jonと一緒にYoungBloodzも参加しています。かなりライトなCrunkトラックでキュートなNiveaに合わせた可愛さ、もうちょっとガッツリ攻めても良かったんじゃないかなと思うほど物足らない(惜)。「Parking Lot」聴いてすぐソレと分かるJermaine Dupri製作曲(Bryan-Michael Coxが製作関与、ソングライティングにはJohnta Austin)、いかにもJermaine Dupriな雰囲気の刹那系メロディなんですがやはり好き、この曲ならJermaine Dupriのねっちょり鼻声ラップが乗っかっても良かったなぁ(残念)。「I Can't Mess With You」はThe Platinum Brothersが大ネタThe Stylistics「You Are Everything」をべったり使用、想像通りの切なさ込み上げるキラキラトラックは反則技ながら好きですし、客演参加のThe-Dream(この頃は表記が“TheDREAM”)のキャラの無いラップも初々しい。パッと聴いて絶対にThe-Dream製作だと感じた「Breathe(Let It Go)」はDeputyなる人物の製作、しかしソングライティングしたThe-Dreamのあのリフレイン技を垣間見れる一曲。バキバキと尖った音でカッコよく攻める「Quickie」はThe Platinum Brothers製作、女性MCのRasheedaによる援護射撃もキマッてて最高にクール。爪弾くギターにビヨンビヨンと電子音がうねる「Indian Dance」はThe-Dream製作曲、ここではNiveaのボーカルの弱さにガッカリ、もっと妖艶に歌えたら魅力アップなのに~。ほんのちょっぴりボコーダー使いっぽい声も聴こえる「No More」はThe Platinum Brothers製作、フックでの“のも~のも~のも~のも~♪”の繰り返し技は完全にThe-Dream開発ですね。R.Kellyが十八番のカルメン調のギターで舞い踊る「Gangsta Girl」ではR.Kellyも歌声を貸与、なんですが面白みには欠けるかなぁと、R.Kellyっぽく声を裏返しながら歌うNiveaはなかなか見ものですが。The-Dreamが製作担当した「Okay Remix(Red-Cup Version)」は完全に原曲の型を崩して、しかも数十倍と魅力をアップさせる事に成功していてグッド。ここでもまたThe-Dreamの初々しい歌声(ラップ)が添えてあって、その片鱗を見る事が出来ます。The Plutinum Brothers製作の「So Far」もしっとりキラリと美しく僕好み、“あなたは近くにいるようで、遠くにいる”と切々と歌う詞の内容もグッと来る。最後を飾る「It's All Good」は今聞けば完全にThe-Dream節満開のエレクトロポップで痺れる、Niveaの可愛くて繊細な歌声にもキッチリと嵌ってて聴き易いです。国内盤の最後にはボーナストラックとしてP.I.M.P.製作の「My Fault(Ghetto Apology)」を収録、これはThe Isley Brothers「For The Love Of You」を下敷きにしためちゃキュートな電子曲でかなり素敵、しかもRonald Isleyの声をモロそのまま使ってますからね。

これでこの二人が別れていなかったら万々歳なんですけどね、別れている時点でちょっと悲しくなりますよねぇ。The-Dreamの作る楽曲はどれもカラフルでなかなかの仕上がりで、結構良い線いっていると思います(流石)。がしかしNiveaの歌声がやはりキャラ立ってないんですよね~、すっごい歌も上手いし声も可愛くて好きなんだけどなぁ。爆発的な一曲に出会わないとこれから大変そう、是非とも頑張ってほしい女性シンガーの一人です。

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Craig David「Slicker Than Your Average」
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英国が生んだ本格派R&BシンガーCraig Davidの通算二作目となる『Slicker Than Your Average』を御紹介。いや、別に他にも英国出身のR&Bシンガーは居ますし、皆がきちんとした実力を持っているんです。が僕的にはUKソウルってのはどうもあっさり風味でポップ風味が強いイメージなんですが、このCraig DavidはかなりUSソウルに近い感覚を持っている気がしたんです。だからUKソウルで初めて購入したのがこの一枚、ですから結構思い入れも深かったり。
それでは内容にふんわりと触れますと……まずはアルバムタイトルにもなっている生音感たっぷりのトラックにCraig Davidのファルセットが乗っかる「Slicker Than Your Average」で幕開け、製作はMarshallとTrellの二人が担当。途中で挟まるTrellのラップもなかなかで超ノリノリ、滑り出し最高です。続いては本作からのシングル曲で「What's Your Flava?」で製作はMarshallとTrellの二人、この曲に僕はヤラレました(卒倒)。カラフルでエレクトロなダンストラックがなんともクールで奇抜で脳天直撃、宇宙人みたくエフェクトがかったフックも癖になる刺激トラック。続いてもMarshallとTrellが製作を担当したスポーツカー激走曲「Fast Cars」、これも歪んだ音がギュイギュイと異次元へと連れてゆくハイセンスなトラック、これを器用に乗り回すCraig Davidの歌唱力にも驚きです。しかし続く「Hidden Agenda」ではそんなノリは忘れて南国天国へとひらりと飛んでく爽快ナンバーで攻撃(不意)、製作はMark Hill、しかし詞の内容は女性に浮気する彼を警告するという内容で驚き。Craig Davidの早口歌唱が飛び出す「Eenie Meenie」は再びMarshallとTrellの共同製作、僕でも知っている“イニミニマニモ♪”なる呪文が飛び出します。切ないピアノ旋律が胸を締めつけるMark Hill製作(Soulshock & Bikerも製作に関与)のしっとり極上バラード「You Don't Miss Your Water('Til The Well Runs Dry)」なんか最高の仕上がり(感涙)、“井戸の水が枯れるまで、水の大切さはわからない”と切々の歌い上げるCraig Davidの深みのある歌声にただただ溺れるばかり(感動)。「Rise & Fall」はSoulshock & Karlinの名タッグが製作を担当、ここではあのStingの名曲「Shape Of My Heart」を綺麗にサンプリング。原曲の哀愁漂う雰囲気はそのままになんとStingとのデュエットを実現(驚)、スターの抱える苦悩を謳った詞もなぜか共感してしまう説得力。ちょっぴりアジアンテイストな弦の音でオリエンタルな気分にさせられる「Personal」はMarshallとTrellの共同製作、こういうスローも僕ら日本人は耳馴染みがあって聴き易い。Mark Hill製作の電子音が疾走するリズミカルな「Hands Up In The Air」も素晴らしいR&B曲だし、Soulshock & Karlin製作(ソングライティングにJimmy Cozierが参加)のあまりにキャッチーで踊ってしまう2ステップ曲「2 Steps Back」もズルイぐらいに僕の感性のど真ん中。これまたUSソウルっぽいスパニッシュギターを敷き詰めたハンドクラップ曲「Spanish」もナイス、製作はMarshalなる人物。続いてもギターの爪弾きが最高に切ないMark Hill製作の「What's Changed」も素晴らしい、フックを歌う女性シンガーKatie Holmesの歌声も清涼感抜群で大好きですよ。個人的にはThe Beatlesっぽい空気を感じるフォーキーなCraig DavidとFraser T Smith.共同製作の「World Filled With Love」もどこまでも澄んでいて心地良い、こういうあっさりポップな味付け曲もイケます。最後もCraig DavidとFraser T Smith.共同製作で美しいバラード「Four Times A Lady」で幕切れ、しっとりとキラキラ輝くバラードで完全に僕好み、涙腺直撃の刹那曲ですっごい恋しい気分になってしまいます(感情)。

素晴らしい一枚ですね、傑作といって良いでしょう(絶賛)。Craig Davidのおかげで“UKソウルもそう悪くないな”と思えました、というよりCraig Davidは限りなくUSソウルに近い感覚で作品を作り上げています、その歌唱力も抜群で表現力も豊か、これでダンスも踊れたら最強だったでしょう(恐)。とにかくどの曲もハズレ無しのどっぷり浸れる一枚、やっぱりR&Bって素晴らしいですね。

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Seal「Seal Ⅱ」
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英国が誇るソウルシンガーSealの通算二作目となる『Seal Ⅱ』を御紹介。僕はハッキリ言ってUSソウルは好んで聴いても、UKソウルって全くもって興味無かったです(断言)。なんというかUKソウルってのはUSソウルに比べるとかなりあっさり味で、なんか黒度でいうと物足らない、ですからこのSealも名前は知っていても完全に流してました。しかしこのジャケットの持つ不思議な魅力と、Grammy三部門受賞アルバムってのを知っていたので、気付いたら購入していたんです。
で聴いた感想なんですが……なんでもっと早く出逢っていなかったんだろうと後悔しました(涙)。なんというか静寂に包まれた情熱があまりに綺麗で、これはきっとSealにしか出せないと思いました。まず書いておきますが、本作は全楽曲をTrevor Hornが製作(ソングライティングはSealが担当)しておりまして、Seal曰く“僕のヴィジョンを共有できるのは彼しかいない”のだそう。あとこのアルバムでGuiterにあのJeff Beckも参加しておりまして、これも大きなトピックの一つでしょう。まずはSealの力強いボーカルがうねる「Bring It On」で幕開け、この曲ですぐに僕はどっぷり溺れました、なんだろうこの感触。真っ直ぐの道をひたむきに進むメッセージソング「Prayer For The Dying」も一言で言えば美しい、“凛”とした美しさが其処にはあって、聴いていると不思議と心の奥が沸々と熱くなるのを感じます。奏でるギターが憂いを帯びている「Dreaming In Metaphors」、途中から優しく光溢れるトラックも聴きドコロ。新鮮な空気を思いっきり吸い込んだような気分にしてくれる夜明け曲「Don't Cry」もひたすら美しい、どこか内省的な様でそれでいて希望に満ちている様にも感じる、そんな詞に思わず聴き入ってしまいます。ヒュルリと鳴る笛の音に寄り添うようにギターが鳴る「Fast Changes」なんかはもうSoul Musicではないですね、破局を予期している二人を描いた詞なんですが、その別れさえポジティヴなのかネガティヴなのか分からなくなる。この曲の魅力は最後での転調部分、まるで雰囲気が変わって季節が一気に流れたかのよう。まるで古い物語を読み解いているような感覚に陥る「Kiss From A Rose」も素晴らしい、詞の内容はまたどこか抽象的でいまだに掴めている様で掴めていないけど、心の奥深くに響き渡ってゆくんですよねぇ。Sealの熱を帯びた力強い歌声と、清涼感たっぷりのファルセットの交錯具合ももはや芸術的、これはひとつの物語。これまた爽やかな風吹き込む「People Asking Why」も素敵、黒魂はほとんど微塵も感じないポップさ溢れるトラックも許せちゃいます。そんなポップさがまだまだ続く「Newborn Friend」、深遠な世界に導かれる静寂の「If I Could」はJoni Mitchellとのデュエット曲、乾いた大地が透き通る水をぐんぐん吸収する様な感触を覚える「I'm Alive」と、どれもSealの世界観が静かに躍動する素晴らしい楽曲ばかり(心酔)。最後には優しく流れるピアノ演奏のみの珠玉再編「Dreaming In Metaphors(Piano Ver.)」も収録、これがまたシックで良いんですよねぇ~(溜息)。

まるで一冊の詩集を読んでいるような、そんな素敵な一枚でとってもお気に入りで御座います。結局素敵とばかり言うだけで、なにも説明は出来ませんが、たまにはこんな抽象的なソウルに浸るのもいいもんだなぁと感じました。木漏れ日の中でウトウトしながら聴けたら最高、そんな一枚に感謝で御座います。

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Urban Mystic「Ghetto Revelations」
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まだ弱冠19歳という若き男性シンガーUrban Mysticのデビューアルバム『Ghetto Revelations』を御紹介。このジャケットからして厳ついオッサンのHip Hopアルバムかと思いきや、そんな若者のR&Bアルバムだとは、当時驚きましたよね(笑)。しかも19歳にありそうなスムーズで甘い歌声かと思いきや、まるでK-Ciの様な男っぽい骨太な灼熱ボイスなんだから二度驚き。
そんな驚きの連続な内容をふわりと……まずはあのKay Gee製作のまったりスロウ「Long Ways」で幕開け、これがまた泥臭くて真っ黒なトラックでUrban Mysticの灼熱ボイスにより熱を帯びさせてグッド、Kay Gee流石の仕事っぷりで御座います。そのKay Geeが引き続き製作の「Where Were You」もめっちゃソウルフルで素敵、George Duke「Capricorn」使いのトラックはちょっぴり角砂糖多めの珈琲のようにほろ苦い感じでたまらなく美味。The Marxmen製作の「Givin' It Up」も熱っぽい古きソウルを彷彿とさせるトラックで良い、Urban Mysticの灼熱ボイスで火照らされるんですがクールなんですよねぇ(感心)。あの名人El DeBargeが製作担当のレイドバックした(ちょっぴり南国風味の)トラックが一息吐かせてくれる「Mystic's Spot」、う~ん良い。続くThe Beat Boyz製作のCurtis Mayfield「Never Stop Loving Me」使いの早回し曲「Satisfy」なんか、完璧に僕の胸ど真ん中を撃ち抜くキラキラキラーチューンで文句無し、ここでのUrban Mysticの微熱程度の歌いっぷりもツボ、途中で挟む女性MC(詳細不明)の涼しげラップも絶妙なエッセンス。Jer-ZとClayなるSo So Def所属の製作チームが製作の「F*ck Song」もしっとり美しいバラードで言う事無し、こういうまどろむスロウ曲もしっかり甘く切なく歌い上げるUrban Mysticの実力には脱帽。“わっわっわ♪”なる音に耳を奪われる完全Hip Hopトラックに身を任せる「Watch Out」はRedd製作、ここではUrban MysticがNellyみたく早口メロディアスなラップ歌唱を披露、途中で入るTLCっぽい宇宙交信声もナイスなスパイスです。Act 1「Friends Or Lovers」使いのシリアスさ混じるアナログ曲「Ahh Yeah」はJer-ZとClayのコンビが製作、彼らなかなか良い仕事しますねぇ~(警戒)。The MarxmenがWillie Hucth「Brother's Gonna Work It Out」をサンプリングした大人な清涼感漂う「In Da Ghetto」も、懐かしさに思わず咽び泣きそうになる程、古き良きソウルがぎっしり詰まった良~い曲なんですよ(染)。Reginald Flowers製作のエッジの効いたミッド曲「Woman Gotta Have It」も素晴らしい、独特のグルーヴで叩きつけるビートに合わせて思わず頭でリズム取ってしまう。The Beat BoyzがCharles Earland「Shining Bright」をサンプリングした可愛くも爽やかな「Hit Me」なんかもツボ、Urban Mysticの灼熱ボイスを中和してくれていて絶妙なバランス、海に出掛ける時に聴きたいですね。「Gotta Get U Home」The Marxmen製作の現行R&Bトラック、まるでレコード聴いてた気分だったからいきなり現代に戻ります(帰還)。Urban Mysticの歌声に導かれぐいぐいとバウンスしてしまう「Shopping Spree」(Redd製作)も、男性R&B定番の哀愁漂う母親賛歌「Mama」(B.WilliamsとRedd製作)も、最後まで完璧な仕上がりで幕を閉じます。

このアルバムは素晴らしいですね、黒いソウルがギラギラと眩しいぐらいに輝いています。系統的には細く甘い高音ボイスの男性R&Bシンガーが好きな僕ですが、K-Ci & JoJoやJahiemも好きですし、このUrban Mysticの灼熱ボイスも断然アリで御座います(御馳走)。こういうR&Bもないとすまらないですよね、伝統芸能を大切にしなくては。