RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

06 2009
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Pleasure P「Introduction Of Marcus Cooper」
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兄弟グループPretty Rickyのシンガー担当だったPleasure Pが脱退、ソロ転向しての記念すべきデビューアルバム『Introduction Of Marcus Cooper』を御紹介。Pretty Rickyがすごく好きって訳ではなかったんですが、しかしこのPleasure Pにはかなり注目していた僕、ソロで作品を出してくれたら切に願っておりました(叶)。Pretty Ricky脱退は悲しかったけれど、まぁでもソロシンガーとして活動してくれるんなら良かった。本作のタイトルはPleasure Pの本名で“Marcus Cooperの告白”、ジャケットも渋くてこれは期待できそうです。
それでは内容を御紹介致しましょう……まずは幕開けを飾る彼ならではのセクシー野獣曲「I'm A Beast」で幕開け、流石は元Pretty Ricky、いきなりのエロ路線です。R.Kellyばりのセックスアピールを醸し出しながらも、Adonisが製作したトラックがキラリとシンセ音が光り響き渡る爽やか路線で、Pleasure Pの甘酸っぱい系の歌声にばっちりフィット。客演参加のYung Jocも良い感じ、彼は客演ではなかなか良い仕事しています。“二番目の男”というタイトルからしてぶっ飛んでいる「Boyfriend #2」はあのRico Loveが製作を担当、本命じゃないという意味の二番目の男かと思えば切ないんですが、詞の内容は過激でいわゆるセックスフレンド的な意味で驚き(笑)。でも良いんですよね、トラックも良いしPleasure Pの歌声も良い。Don Vito製作の「Tender Roni(Handcuffin)」も、ピアノ鍵盤のメロディにねっとりとPleasure Pの歌声が乗るエロ全開の一曲。「Under」はなんとあのTankが製作を担当、ファルセットを駆使した妖艶で悩ましいPleasure Pの歌声はかなりセクシー、メロディの持つ深遠さに思わずどこまでも沈んでゆくような感覚に陥る大人な美曲。「Let Me」では再びRico Loveが製作を担当、ゆったり鳴る太鼓音と緩やかなメロディが絡み合い、なんとも官能的な世界観を表現したセクシーな一曲。「Gotta Have You」は再びTankが製作を担当、別れた彼女を取り戻したいと願う一曲で、ピアノ旋律にビカビカと電子音が交錯する電子トラックも素敵だし、フックでの繰り返し(あと幾重にも重ねたボーカルワーク)も耳に残る作りでグッド。「Did You Wrong」はRyan "Myagi" Evans製作、真っ直ぐと綺麗なメロディは希望に満ち溢れていて輝いているし、二人で困難を乗り越えようと歌うPleasure Pの熱い歌声にも痺れます(素直)。コンピュータチックなトラックにちょっぴりゆらめくPleasure Pの歌声が綺麗な「Your Love」はJack Rabbit SlimとRico Loveの共同制作、Back Vocalを務める女性シンガーAsa-Alicia Cooperも可憐な歌声でとっても素敵。Cheryl Lynn「Encore」を下敷きにしたトラックが素晴らしい、良い出来です。RudyとあのStatic Majorが製作(Sean Garrettがソングライティング)を担当したスムージーなシンセチューン「Fire Lovin」も、Pleasure Pの甘酸っぱい高音ボイスがふわふわ気持ち良く浮遊するコスモチックな一曲で、聴いていてとっても心地が良い(遊泳)。ポカポカポコポコな電子音がキュートな静寂曲「Birtyday Suit」はThe Movementが製作を担当、Pleasure Pの歌声がボコーダーエフェクトとか使わなくても、元々自然とロボットっぽい声なのか、この曲はとにかく可愛いしエロい。The Co-Stars製作(Sean Garrettがソングライティング)を担当した「Illusion」、指スナッピンに爪弾くギター弦の音が切なくて哀愁いっぱいの曲で、“君を見かけたと思ったのに、君はどこにも見当たらなかった”と歌う詞も胸に染みます。最後を締め括る「Dream In The Air」もThe Co-Stars製作曲、空気をいっぱいに含んだ壮大で清々しく美しいトラックで、Pleasure Pの伸びやかで高らかに歌い上げる様が本当に気持ち良さそう(昇天)。この曲を聴いていると、Pleasure Pはやはりなかなか巧者なんだなと痛感します(貫禄)。国内盤にはこれらに加えて人気MCのFlo Ridaをfeat.したボーナストラック、「Boyfriend #2(The Council Remix)」も収録されていますのでFlo Rida好きは要チェックです。

はっきり言って想像以上の出来でした、これでも僕は当初より結構期待していたので、かなりの高得点アルバムだったという事で御座います。まず僕はこういう甘くて高くて線の細い歌声の男性シンガーが好みなので、すぐに嵌りました。しかし脇を固めるProducer陣も結構な強者揃いですし、Pleasure Pも素晴らしい歌心の持ち主で感心。Pretty Ricky好きは勿論、男性R&B好きも必ず購入すべき一枚になっています、良かったです(太鼓判)。

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Michael Jackson「HIStory:Past, Present and Future, Book I」
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“20~21世紀最高のアーティスト”として皆から愛されたMichael Jacksonの『HIStory』を御紹介。このアルバム『HIStory』はベスト盤であるDisc 1と、新曲15曲を収録したDisc 2の二枚組アルバムとなっているんです(豪華)。これまでに発表されたMichael Jacksonのメガヒット曲を網羅したベスト盤と一緒に、新曲も楽しめる、一粒で二度美味しいなこのアルバムはかなりお薦めです。このジャケットに写っている銅像、これ以上の物が今後建てられるかもしれませんね(冥福)。
それでは内容について触れますと……まずはDisc 1から御紹介、なのですがもうベスト盤なのでざっくりと曲目だけを御紹介したいと思います。Michael Jackson(以降はMJと表記)の神業ダンス“ムーンウォーク”が炸裂するのも記憶にしっかりと残っている「Billie Jean」、MJのハイトーンヴォイスが陽気に跳ねる気分上々な「The Way You Make Me Feel」、ガンガンRockなエレキギターサウンドにMJのサンシャインヴォイスが眩しい人種差別を吹き飛ばす「Black Or White」、スムーズなディスコダンスチューンに心躍る甘ぁ~い「Rock With You」、涙が溢れて止まらないエモーショナルな失恋曲「She's Out Of My Life」、これぞポップミュージックな作りとMJの爆発的なボーカルで一瞬にして打ちのめされる「Bad」、神秘的で優しいメロディに癒されるSiedah Garrettとのデュエット曲「I Just Can't Stop Loving You」、そのSiedah GarrettとGlen Ballardが共同で書き下ろした一人の男の成長への希望を歌い上げたメッセージソング「Man In The Mirror」、知らない人は絶対に誰もいないスリラーホラーなラヴソング「Thriller」、激しいビートに合わせてMJの歌声が体を突き抜けて激しい衝動を感じる「Beat It」、Paul McCartneyと一人の女性を取り合う物語が優しいメロディと好対照な「The Girl Is Mine」、Teddy RileyらしいNJSなトラックがクールな格好良さの「Remember The Time」、パーカッションが鳴り響くビートともに舞い上がるMJのファルセットヴォーカルに気持ちよくなる「Don't Stop 'Til Get Enough」、今聴いてもそのデジタルチックな作りが巧妙でMJの器用さを感じる「Wanna Be Startin' Somethin'」、MJ自身が作詞作曲を手掛けた人類愛がテーマの純白スロウ「Heal The World」、どれもが一度は耳にした事のある名曲ばかりで、これだけの名曲を生み出したMichael Jackson(そしてやはり多くの楽曲を提供したQuincy Jones)は凄いと思う(驚異)。
そして続くのがDisc 2でして、こちらは完全に全てが新曲という事でかなり重要。幕開けを飾る「Scream」からして要注目曲、なんと妹であるJanet Jacksonと初共演、そして製作を手掛けたのはこれまたMJとは初顔合わせとなるJimmy Jam & Terry Lewisが担当(驚愕)。Janet Jackson×Jam & Lewisの黄金方程式にMJが乗っかり、これがもう最ッ高にクールなデジタルダンスチューンで、MJの叫び声に近い歌声とJanet Jacksonの柔らかな艶っぽい歌声が、対比を成しながらも見事な融合を遂げています(兄妹)。世間やマスコミに向けられた“プレッシャーをかけないでくれ♪”と歌う詞も印象的で、MJとJanetというポップアイコンならではの切実なメッセージ。MJ自身が製作した打ちつけるビートのみで進んでゆく「They Don't Care About Us」、MJの怒りに満ちた烈火のような歌声が凄まじい迫力で、硬質なビートがそれを更に強固にしています。再びMJ製作の「Stranger In Moscow」は、MJが得意とする社会的メッセージソング。「This Time Around」はDallas Austinが製作したエッヂの効いた電子曲、この曲でもMJはどこか痛烈で攻撃的なボーカルを披露していて、MJの心情を全て吐き出し吐露するソングライティング技術に圧倒させられます。しかもこの曲ではNotorious B.I.G.のラップがfeat.されていてそれもまた大きな魅力、MJはその後の『Invincible』でもBiggieのラップをfeat.しているので、よほどお気に入りだったのでしょうね(推測)。MJとDavid Fosterが共同で製作した「Earth Song」は、世界規模での平和を願った一曲で、どこか悲しみに暮れたメロディが胸を打つ一曲。「Money」もMJ自身が製作を担当、硬派なHip Hop調のビートでは低く囁く声で、転調して滑らかなメロディでは優しい歌声を聴かせる技巧派な一曲。「Come Together」はThe Beatlesのカバー、MJが歌うとまた違った味わいでカッコイイ。映画『Free Willy 2』のテーマ曲「Childhood」はMJとDavid Fosterの共同制作、繊細なクリアなMJの歌声が響き渡る純白スロウで、MJのシンガーとしての底力を感じる一曲。ジャカジャカなビートにMJの激しいラップにも近い歌声が炸裂する「Tabloid Junkie」は、MJとJam & Lewisとの共同制作。その後に続く鮮烈なビート上で暴れる「2 Bad」と静と動が共存する不思議なメッセージソング「History」も、MJとJam & Lewisとの共同制作曲。最後を締め括る「Smile」はDavid Foster製作曲、星空のように淡くも眩しいぐらいに輝く優美なトラックがDavid Fosterならではで聴いていてウットリしてしまいます。しかし本作で最も要注意なのがこの曲、あのR.Kellyが製作した「You Are Not Alone」、R.Kellyが書いた詞はいつものエロさを完全封印し、恋人を失った孤独を優しく歌い上げる情緒溢れる失恋バラードを完成(涙)。恋人を失った孤独が、どこか孤高の天才としてどこか影のあったMichael Jacksonとリンクして、すごく物寂しい気持ちになってしまいますよねぇ。本当に綺麗なバラードで、この二人の相性はすごく良いなと感動してしまいます。

注目曲はJanet Jacksonとの「Scream」と、R.Kelly製作の「You Are Not Alone」で決まり。この二曲目当てで購入するのも有りですし、その上きちんとヒット曲を網羅したベスト盤まで付いているんだから、Michael Jacksonを堪能できる二枚組となっている筈です。こうやって聴いていると、ダンスだけでなく、本当に歌の巧い人だったんだなぁと痛感します、ありがとう“King Of Pop”。

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Michael Jackson「Off The Wall」
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“King Of Pop”こと世界最高のエンターテイナーMichael Jacksonの通算五作目『Off The Wall』を御紹介。まずこのダンスシューズの写ったジャケットが最高に熱いですよねぇ(溜息)、これぞ皆の印象にあるMichael Jacksonだと思います(視覚効果)。でも多分これは後発のSpecial Edition用のジャケットかも、まぁそこは御愛想です。まず最初に言っておくと、僕個人としてはモンスターアルバム『Thriller』よりもこの『Off The Wall』の方が好きかなぁって気がしてます。このアルバムもMichael Jacksonの才能がぎゅ~っと濃縮されていて、なおかつ黒い一枚となっております(宝物)。
それでは今なお燦然と輝く芸術作品とも呼べる一枚を御紹介……最初に断っておきますが、全曲のProduceをQuincy Jonesが担当しています(周知)。まずはMichael Jackson(以降はMJと省略表記)の“ふぉーーーぅ♪”の合図で始まる軽快ダンスチューン「Don't Stop 'til You Get Enough」で幕開け、この曲でMJは完璧なまでの全ファルセット駆使の歌唱法を披露。考えれば裏声で歌っていたのはEarth, Wind & Fireもそうでしたが、それでもやはりMJの印象を強めた感のある一曲。スムージーな電子音にMJの伸びやかな歌声がリラックスしていて心地良い「Rock With You」、女の子を口説く甘いダンスチューンでMJの中性的な高音ボイスが素晴らしい、朝に聴いても夜に聴いてもフィットするスウィートソング。MJが息使いを巧く作用させて疾走感を加速させる事に成功している「Workin' Day and Night」、このガチャガチャ感とMJの鋭く小刻みなファルセットが僕の胸の鼓動を高鳴らせ早くするんです(最高)。この曲は本作中でも僕はかなり好きな一曲で、MJの隠れ名曲だと思います。これぞ王道なダンスディスコチューン「Get on the Floor」も聴いているうちに自然と体が動き出す、MJの力強い歌声にもハッとさせられます。Rod Tempertonが書き下ろした「Off The Wall」も完全なディスコチューン、この曲はフックに入る前の煌びやかな電子音への転調が素晴らしく、MJのわざと細かくカッとしたファルセットフックも耳に残る。The BeatlesのPaul McCartneyがソングライティングしたキュートで爽やかな「Girlfriend」が、これだけディスコチックな一枚の中では際立って異色な一曲になっていますが、MJが心底楽しんで歌っているのを聴いていると思わず微笑んでしまいます。宇宙空間を遊泳している様なフワフワした感じがあまりに心地良くも美しい「I Can't Help It」も好きだなぁ(惚)、ソングライティングはあのStevie Wonderが担当。メロディーは優しくて純粋な感じだけれど、どこか官能的にも感じる美しさが漂っていて、MJのスマートで紳士な一面が光るナイスミッドでグッド。Carole Bayer SagerとDavid Fosterが書き下ろした「It's The Falling In Love」、キラリと輝きながらもどこか切ないメロディも素敵だし、繰り返されるフックとMJの“くらい♪くらい♪くらい♪”が甘酸っぱくも切なくて、思わず胸をキュンと締め付けられます。最後を飾るRod Tempertonが作詞の「Burn This Disco Out」は、もうとにかくノリノリ御機嫌でステップ踏んで踊るしかないダンスチューン。とどれもが素晴らしい曲なかりなんですが、僕が好きなのは珠玉の泣けるバラード「She's Out Of My Life」、この曲の邦題は「あの娘が消えた」です。Tom Bahlerが書いた別れた恋人を想い失望する詞もすごく感情移入できる内容で、ドラマチックで、あるで映画のラストシーンを観ているような感覚になる。そしてこの曲では本当にMJのヴォーカリストとしての魅力が最大限発揮されていて、曲の最後の方ではもうMJが泣きそうな声で消え入るような声で歌っているのがすごく切ない(涙)。失恋を経験した事のある人なら誰が聴いても、きっと涙を流さずにはいられない珠玉の失恋バラードがこの曲です(美曲)。

最高にカッコイイ、全ての音楽要素を吸収し昇華したPop音楽を追及し完成させたのが『Thriller』以降なら、この『Off The Wall』は彼のBlack Musicへの愛情と才能が爆発した最後の一枚なのかもしれません(憶測)。とにかく最高のディスコチューンが満載の一枚に感服してしまいます、Michael Jackson×Quincy Jonesの相性の良さも抜群で、後世に語り継がれる珠玉の楽曲の数々を是非聴いて頂きたい。Michael Jacksonが遠い世界に旅立った今こそ、もう一度聴き惚れたい最高のR&Bアルバムです(遺産)。

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追悼 Michael Jackson
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今朝起きて、何の気なしにネットを開いたら……

僕らの敬愛する“King Of Pop”、Michael Jacksonが死去したとの報道が(涙)。
L.A.の病院に搬送されましたが、すでに呼吸をしておらず、救急蘇生を行ったが間に合わず。
享年50歳でした、若過ぎます。
カムバックツアーを行う事を発表したばかりだったのに、体が悪かったんですね、ここ日本ではそんな報道されていないみたいですが、きっと米国では物凄い騒ぎになっているでしょうね。それに米Music界にもきっと衝撃が走っているでしょうね、そしてR&B/Soul/Hip Hop業界には言うまでもない激震でしょうね(確実)。
あの誰をも真似できない高音ヴォイスと裏返った“ふぉーーっ”の掛け声、抜群のリズム感によって繰り出される奇抜なダンステクニック、誰もが知っている名曲の数々……私生活ではゴシップ塗れではあったけれど、それでもその音楽の才能は誰もが絶賛し絶大な人気を誇り続けました(輝)。

僕も大好きだったシンガーMichael Jackson、御冥福をお祈り致します。

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哀悼の意を込めて。
僕のCD棚にあるMichael Jacksonのアルバムをすべて並べてみて。
僕が持っているのは『Off The Wall』、『Thriller[25th Anniversary Edition]』、『Bad』、『Dangerous』、『Blood On The Dance Floor[History In The Mix]』、『Invincible』、それからベスト盤である『History』、『The Essential Michael Jackson』の計八枚、結構持っていましたね(驚)。
僕の好きなMichael Jackson曲をBEST 10形式でここに発表します。

Michael Jackson's Songs BEST 10
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第十位 「Black Or White」
アルバム『Dangerous』収録。僕はこの曲でMichael Jackson(以降MJと省略)が本当に“音楽の申し子”だと痛感した覚えがります。MJ自身が製作したこの曲はもう完全にRockテイストで、普段の僕なら拒否反応を起こしそうなんですが、この曲はMJのハジけた格好良さが見事に出た、まさに“King Of Pop”な仕上がり。RockしながらもきちんとHip Hopっぽい要素も混じっていて、聴いてて気分爽快晴れやかになる事間違いなしの一曲。

第九位 「Workin' Day And Night」
アルバム『Off The Wall』収録。この曲もMJにしか出せないあの奇声にも近いブレスを多用し、それを楽曲の要素として作用させた疾走ディスコチューン(一撃必殺)。この曲が収録されたアルバム『Off The Wall』は大好きな一枚なんですが、中でもこの曲は車の中で何度も繰り返して聴いてしまう隠れ名曲。生楽器演奏のバンドチックなトラックも迫力があるし、MJの歌声もすごく跳ねてて聴いててついつい足をバタバタさせて踊ってしまいます。

第八位 「Rock With You」
アルバム『Off The Wall』収録。表題曲である「Off The Wall」とどちらを選ぼうかちょっと迷いましたが、結局はこの曲に決めました。Rod Temperton製作のこの曲はMJ曲の中では意外に珍しい(?)すんなりスムーズなR&B曲。キラキラと輝くほんわかしたダンスチューンが優しくて、MJの歌声も艶っぽくも可愛くもあったりでスマート。MJの曲ってアップかスローか結構極端に作られている気がしますが、そんな中この曲は程よく中間のミッドで好きです。

第七位 「P.Y.T.(Pretty Young Thing)」
アルバム『Thriller』収録。この曲はとにかく可愛くポップ、まるでキャンディーみたいなトラックとMJの裏声駆使した歌声ですぐにハイテンションになってしまう魔法曲。特にこの曲はあのフック部分が最高、“PYT!”とか“TLC!”は思わず一緒に口ずさんでしまう、最後の辺りで出る早回し声も尾を引く可愛さで、本当に細部に至るまでよく作り込まれた秀逸曲。製作はQuincy Jones、素晴らしいの一言に尽きます。

第六位 「Butterflies」
アルバム『Invincible』収録。Andre Harris製作のこの曲は絶対にMJの新境地を開いたと僕は思います、ここで聴かせる滑らかで温かなトラックとMJのボーカルは、彼が芸術性を兼ね備えた一人のシンガーである事を証明しています。ゆったりと身体をリラックスさせてMJの歌声にどっぷりと酔い痴れ溺れる、そんな事ができるMJ屈指の素晴らしいスロウ曲で御座います。

第五位 「She's Out Of My Life」
アルバム『Off The Wall』収録。この曲もまたMJの歌声に溺れてしまう、涙を流さずには聴けない失恋バラード(胸痛)。最後の方のMJが今にも泣き崩れそうな震える歌声で、微細く消え行く感じがまたたまらなく切なくて……繊細で美しいこの曲もMJの魅力を語る上では絶対に外せない、重要な一曲だと思います(至宝)。製作はQuincy Jonesです、素晴らしい。

第四位 「Beat It」
アルバム『Thriller』収録。この曲はもうMJのあの叩きつける様な力強い歌声と、ガンガンRockな頑強トラックが素晴らしい一曲。黒人系R&BシンガーでここまでRockなトラックを難なく(違和感なく)歌いこなせるのは、絶対にMJだけだろうと思います。映画『ウェストサイドストーリー』風の喧嘩ミュージカルなPVも凄く印象的で、とにかく強烈なインパクトとカッコ良さを与えた刺激的な一曲ですね。

第三位 「Thriller」
アルバム『Thriller』収録。もはやMJの代名詞ともいえる、文字通りモンスター(怪物)な名曲。この曲をMichael JacksonのNo.1曲に挙げる方は圧倒的に多いと思いますし、僕もかなり迷いましたが、熟考の結果(それに僕は天邪鬼なので)第三位という結果になりました。MJがゾンビになってしまうという構想、ホラー映画さながらのおどろおどろしいPV、MJじゃないと格好良いとは思えない奇抜で斬新なダンスと、どれを取っても天下一品。しかし何よりこの曲の魅力はRod Tempertonが書き下ろしたその詞の面白さ、“僕ならどんな怖い幽霊よりも、君をゾクゾクさせる事ができるよ♪”と歌うその発想が素晴らしい、こういう口説き文句はそう浮かんでこない、最高傑作で御座います。

第二位 「You Rock My World」
アルバム『Invincible』収録。恐らくこの曲を第二位に選抜する方はそういないのではないでしょうか(変人)。でも僕はこの曲が物凄く大好きで、MJが常に時代の最先端にいて進化し続けている事を歴然として示した秀逸曲だと思います(断言)。Rodney Jerkinsが製作したひんやりとクールなダンストラックで、MJのファルセット気味のエッヂの効いた歌声フックがあまりに鋭く、聴いている者の胸を貫きます。この曲のPVもダンスシーンたっぷりでカッコイイので、是非ともチェックして頂きたいです(激薦)。MJの弾ける“ゆーろッくまーーいッわーーぁッ♪”のシャウトに、思わず悶絶してしまう近代R&Bの名曲です(殿堂)。

第一位 「Billie Jean」
アルバム『Thriller』収録。この堂々第一位は皆様が納得の栄冠だと思います、この曲はもうずば抜けた格好良さを誇っています(王座)。この曲を聴いて僕は初めて“Michael Jacksonはなんてカッコイイんだ!”と痛感したのを、今でも鮮明にハッキリと覚えています(思出)。それぐらいこの曲を聴いた時は衝撃でした、痺れたのを覚えています。硬質なドラムビートとシンプルな電子音と連続、MJの鋭いファルセットとあの独特の呼吸、その呼吸(ブレス)がさらにビートを加速させ彼ならではのグルーヴを生み出しているのだから不思議。Michael Jacksonが書き下ろしたその衝撃的な詞の内容も見事で、一度聴いたら脳裏に灼き付くインパクト。中期から後期のMJは良い意味でも悪い意味でも音楽的に黒よりも白く中性化してゆくので、そういう意味でもこの曲の持つ黒い魂がギラギラと輝きを放つグルーヴ感がたまらない一曲(世界遺産)。


う~ん、いま見返してもまだあんな曲やこんな曲を入れてもというのがあるんですが(Teddy Riley曲が一曲も入らなかったのが自分でも意外、R.Kelly製作の「You Are Not Alone」も迷った)、今の僕の中のランキングはこれです(難題)。しかしどの曲もすべてが光り輝いていて、思えば順位を付けること自体があまりに失礼で恐れ多い事なのかもしれませんね(敬服)。Michael Jacksonはこの世から去ってしまったけれども、彼の遺した素晴らしい音楽は、これからも未来永劫ずっと皆の胸に輝き続けます。

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Teena Marie「La Donna」
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Blue Eyed Soul界では大御所のTeena MarieのCash Money Records移籍第一弾アルバム『La Donna』を御紹介。Teena Marieといえばヒット曲「Ooh La La」が有名で、The Fugeesが「Fu-Gee-La」で下敷きにしていましたねぇ。僕も「Ooh La La」しか知らなかったこのTeena Marie、本作はあのBabyことThe Birdman主宰のCash Money Recordsからの配給という事で、ふんわり購入しました。
それでは簡単に内容を御紹介しましょう……本作ではTeena Marieが全曲の制作に関与、昔から彼女のソングライティング能力が高いのも人気の理由の様です。まずは注目曲から御紹介、つまりBlack Music系統のアーティストが参加している曲から。まずはなんといってもあのGerald Levertとの濃厚デュエット曲「A Rose By Any Other Mine」ですね、これがまたまったりスイーツな仕上がりで聴いてて気持ちがスッキリ晴れやかになります。Teena Marieの突き抜けるような高音と、Gerald Levertの全てを包み込んでしまう熱い歌声の絡み合いが最高に痺れるバラード(失神寸前)。この曲目当てで購入しましたが、その価値はありました。キラキラ光りながらもどこかアジアチックなメロディが妖しい「Off The Chain」ではBabyことThe Birdmanが参加、別にBaby嫌いではないですが、せっかくなら曲者なLil WayneかJuvenileに客演させたらよかったのに(惜)。「The Mackin' Game」ではこれまたベテランのMC Lyteが参加、どこかインド民謡っぽいトラックにMC Lyteの太いラップがガツンと乗っかります。あとはInterludeっぽい短い「Revelations 3:8 Introduction」ではCommonが参加、せっかくなら一曲がっつりfeat.すればよかったのにぃ(残念)。他にはDeDe O'Nealなる白人女性シンガーとのデュエット、これもまたどちらも素晴らしい歌ヂカラを持っていて素敵なハーモニーで天晴れ。子供達の歌声にキュイキュイ鳴るHip Hop仕様なトラックがカッコイイ「I Got You」はRick Jamesが客演参加、彼は彼女のデビューを後押しした人物でもあるらしいです。Alia Roseが参加した「High Yellow Girl」も、どこかオーガニックな仕上がりがBlackな感じでドロっとしたアダルトな格好良さを演出。Teena Marie単独曲もすこぶる良い曲ばかりで、女版Anthony Hamiltonとも言えそうなほど真っ黒で渋い「I'm Still In Love」も、ちょっぴりシンセサイザー使ったThe Neptunesっぽいエッヂ曲「Honey Call」も、トークボックスを駆使した蜃気楼曲「Makavelli Never Lied」も、ホーン鳴る怪しいJazzy風味の「Hit Me Where I Live」も、最後を飾る壮大なしっとりバラード「I'm On Fire」も、どれもがR&B/Soulな空気を多分に含んだ素晴らしい楽曲に仕上がっています(賞賛)。

ここまで真っ黒な曲ばかりだとは思わず、かなり驚きました。下手にポップな楽曲が皆無、Teena Marieのちょっぴり青臭いボーカルも鼻につかない程度で、聴いててすんなり入ることが出来ました。なんといってもGerald Levertとの「A Rose By Any Other Mine」が素晴らしい、Gerald Levertに負けない存在感できちんと対峙していたTeena Marieが凄い、そんでもってやっぱりGerald Levertの歌声が素敵過ぎて泣けます(涙)。

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Toni Braxton「Toni Braxton」
Toni Braxton-tonicov

その低音ヴォイスがたまらなく魅力的なToni Braxtonの記念すべきデビューアルバム『Toni Braxton』を御紹介。容姿も歌声もカッコイイですよねぇ、僕は彼女が結構好きです。今の長い髪もセクシーで素敵ですが、このショートカットヘアも似合ってて可愛いですね(若)。L.A. ReidとBabyface主宰のLaEace Inc.からのデビューという事で、それはもう期待してよろしいです。
それでは内容を御紹介しましょうかね……まずはL.A. ReidとBabyface、それにDaryl Simmonsが製作した「Another Sad Love Song」、懐かしい香りのするR&Bでまさに90年代、大人の雰囲気たっぷりにToni Braxtonが歌い上げます。続く曲も三人で製作のソフトバラード「Breathe Again」、キラキラした輝きを散りばめた幸せ溢れる一曲は綺麗過ぎて溜息が漏れるばかり、“もう二度と抱き締めてもらえないのなら、もう二度と息をすることはないでしょう♪”なんていうちょっぴり怖い(?)詞の内容もどこか共感できてしまう(笑)失恋バラード。BabyfaceとL.A. ReidのLaFaceタッグが製作の「Seven Whole Days」は、優しい吐息混じりのブレスを上手く多用した切ない一曲。「Love Affair」はTim & Ted(TedとはTeddy Bishopの事)が共同制作、正しく恋愛事件な内容の詞にも御注目。「Candlelight」はL.A. Reid×Babyface×Daryl Simmons製作曲、タイトルも手伝ってかどこかクリスマスっぽいあったかさが心地良い愛の灯火曲にホンワカします。「Spending My Time With You」はBo & McArthur製作の元気曲、軽快に跳ねる明るいR&Bトラックが懐かしくて、聴いててちょっと恥ずかしくなるぐらい(笑)。「Love Shoulda Brought You Home」はL.A. Reid×Babyface×Daryl Simmons製作曲、“愛があればあなたは昨晩帰ってきたはずよ♪”と男を責める待つ女性側の曲で、Toni Braxtonの真っ直ぐと伸びる力強い歌声に勇気付けられる女性も多いはずの一曲。Vassal Benford製作の「I Belong To You」も90年代当時ならではの懐かしいR&B曲で、当時聴いてなかった僕でも昔を思い出してしまう曲。冒頭の溜息混じりのハーモニーからして骨抜きにされる美しさの「Haw Many Ways」はVincent Herbert製作曲、その美しさに昇天すること間違いなしの曲。「You Mean The World To Me」はL.A. Reid×Babyface×Daryl Simmons製作曲、ここまで来るとそろそろ途中でBabyfaceの柔和な歌声がコーラスとして挟まっても良かったんじゃないかと思ってしまう(強欲)。最後を飾るErnesto Phillips製作の「Best Friend」は、愛の終わりを告げるピアノ主軸のほぼToni Braxtonの歌声な一曲で、儚くも切ないToni Braxtonの歌声に思わず涙が零れそうになる秀逸バラード(胸打)。

この頃はまだそれほどToni Braxtonの低音ヴォイスが際立っていません(あと官能的な感じも際立っていません)が、とにかくLaFaceグループによる美曲の嵐となっています。Toni Braxton好きにも、90年代R&Bに触れたい方にも、Babyface好きの貴方にもお薦めしたい一枚、歌の上手い女性とはこういう人を言うのです(断言)。

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Before Dark「Daydreamin'」
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Mia、Arike、Jeni G.の三人で構成される女性ボーカルグループBefore Darkのデビューアルバム『Daydreamin'』を御紹介。女性で三人組という事で、ふと思い出すのはTLCかDestiny's Child、この二組があまりに大き過ぎて、その後なかなか女性グループが誕生しないのが現状。このBefore Darkも2000年発表の本作の後は、なにもリリースしておりません。
それでは内容の方はどうなっているかというと……これがなかなか強力なProducer陣が揃っていて、侮れない一枚になっています。まずは「How Could You」、製作はあのKevin "Shekspere" Briggs、ソングライティングは彼とKandiが担当。Shekspereらしい超高速チキチキビートが鋭くて、聴いてて痛快。Marc Kinchen製作の「Monica」では、あのLil' MoがVocal Produceで参加。“もにかもにかもにか♪”と繰り返すフックがなんとも印象的で、いかにもこの頃のR&Bトラックって感じが良い。「As Far They Know」は再びKevin "Shekspere" Briggs×Kandiが製作を担当、これもまたエッヂの効いたジャキジャキなトラックがクールで先進的でカッコイイ、いかにもShekspereな一曲。続く「Baby」もKevin "Shekspere" Briggs製作、ここではゆったりと空間を感じるミッドナンバーを提供、同音程で鳴り続けるシンセ音が曲の無機質感を増長させています。「Always On My Mind」はDarryl "Big Baby" McClaryとMike "Suga" Allenの共同制作、ほどよくクールで透き通ったナイススローでこれもまた彼女達のハーモニーを堪能できる先鋭的なバラード。「It's All About You」は今も売れっ子のChris "Tricky" Stewartが製作を担当した真っ直ぐと美しいバラード、優しく包み込む様な歌声にうっとりしながら夢見心地にさせられるナイススローに感動。「Come Correct」は個人的には大好きな製作チーム、Troy TaylorとCharles Farrarから成るThe Charactersが製作を担当。これもRodney Jerkinsが使いそうな尖った電子音と、Jermaine Dupriが取りそうな間、Timbalandっぽい低音ボイスの合いの手と、流行のR&Bテイストを上手く取り入れたクールなトラックで、Before Darkの良い意味で無機質でソリッドな歌声が映える一曲に。Greg Curtis製作の「Tough Love」なんかもDestiny's Childっぽい音の運びでカッコ良さは抜群、こういうエッヂの効いた電子曲に早口歌唱は当時のR&B業界では主流だったなぁと思い出す(懐古)。引き続きGreg Curtisが製作を担当した「Daydream」もパーカッションを基調に静かに流れるメロディが綺麗な女性らしい柔らかトラックで、Before Darkの高めの歌声が空を舞う一曲でイイ感じ。「She」はDerrick B. Edmondson製作、この曲はとにかく途中で聴こえてくる男の吐息とかが悩ましく妖しさ満点の一曲。Roderick "Majesty" Wiggins製作のまったりスロー「Push N Shove」はVocal ProductionにLil' Moが再び参加、これはもうフックでの官能的な連呼がなんともエロくてとろけてしまいます。最後を締め括るのはC. "Tricky" Stewart製作のHip Hop風味曲「Back Around」、歌うでもなくラップするでもなくな喋り風フックも耳に残るし、隙間の空いた電子音の跳ね方なんかも癖になる感じで、流石にトリッキーだなと感じました。

そんな歌は上手くないかなと思います、そこがちょっと難点かな(辛口)。でもそういうプラスチック系な歌声だからこそ、電子的なトラックが準備されてあって、それは彼女達に合っていて良かったかなと。TLCでいうところのT-Bozの這う低音ボイス&破茶滅茶キュートなLeft Eyeのラップにも、Destiny's ChildでいうところのBeyonceの圧倒的歌声にも匹敵するものがなく、やはりちょっと物足らなく感じる気がしました。でもKevin "Shekspere" Briggsの音が楽しめるという意味では大きいから、買っても全然損はないですよ(安心)。

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K-Ci & JoJo「Love Always」
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Jodeciに所属していたボーカル担当兄弟、Cedric "K-Ci" HaileyとJoel "JoJo" Haileyから成るK-Ci & JoJoの記念すべきデビューアルバム『Love Always』を御紹介。いやぁ~この灼熱ボーカルはこの二人にしか出せない、いつ聴いても胸がカッと熱くなります、僕は大好きです。でまた兄弟だからより鉄壁な極上ハーモニーを生み出す事が出来るんです、素晴らしい。
それでは内容について触れますと……まずはLaney Stewart製作の灼熱ラヴバラード「Last Night's Letter」で予想通りの幕開け(感動)、愛しい彼女にあえて手紙で愛を告白する詞が可愛かったりして、女心をくすぐる事間違いなし。Derrick GarrettとJeff Redd共同制作の「Baby Come Back」では、The Jackson 5の「Whatever You Got I Want」を涼しげにサンプリング。トラック自体はひんやりとクールなジャキジャキ系なんですが、K-CiとJoJoの歌声で一気に沸点迎えています。「Just For Your Love」はGenald Parker製作のしっとり懺悔曲、K-Ci主導のトラックで聴いていてじんわり染み入って来ます。ちょっぴり明るくポワワンな感じが気持ちをホッとさせる「Now And Forever」はBradley製作、“永遠の愛を誓うよ♪”と繰り返し歌うハピネス曲で、こういう真っ直ぐ過ぎる程に真っ直ぐなラヴソングは聴いていて気持ちよくて大好きです。爪弾くギター旋律がカラリと乾いた印象を与える「Don't Rush(Take Love Slowly)」は、Rory BannettとJoJo Haileyによる共同制作。Gerald BallergeauとVictor Marritt共同制作の「You Bring Me Up」は、完全真っ黒なHip Hopファンクチューン、こういうゴツイ感じのノリも二人の熱い歌声(あと途中の“おーうおー♪おーうおー♪”もイイ!)がバッチリ決まってて痛快なチューン。「Still Waiting」はお待ちかね、本家本元であるDeVanteが製作で登場(DeVateは冒頭で語りも担当)、K-CiとJoJoの息の合った掛け合いが素晴らしい一曲で、二人の歌声を完璧に分けた状態で堪能できる一曲で、二人を良く知ったDeVanteならではの仕上がりでグッド。曲名もそのままな「Love Ballad」は、Mtumeが製作を担当した官能スローで、最近はこういうバラード聴かないから逆に新鮮に感じたりする王道曲。始まりのハーモニーからして胸をギュッと掴まれるアコースティックな美曲「How Many Times(Will You Let Him Break Your Heart)」は、Jorge "G.Man" CoranteとEmanuel Officerによる共同制作。この曲の温もり具合はもしかしてと思ったら、やはりKanney "Babyface" Edmondsがソングライティングで参加してました(的中)。最後を飾る「All My Life」はもはやまるでオーケストラ、ピアノの儚くも切ない旋律に胸打たれ、二人の優しく(!)甘い歌声に思わずウットリと溺れてしまうラヴバラード(溺愛)。なお国内盤にはこれらに加え、Jon-John製作のアコースティックな流麗リラックス曲「How Could You」が収録されています。

いやぁ素晴らしかった、二人の熱い歌声がほとばしる素敵なラヴアルバムとなっていました(賞賛)。しかしここまで新進気鋭のProducerばかり起用するのも凄い、二人がどれだけ歌ヂカラに自信があったかが窺い知れますよねぇ(天晴)。本物の、極上のR&Bに触れたい貴方には是非お薦めしたい、とにかく熱い一枚で御座います。

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Craig David「The Story Goes...」
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英国生まれのR&BシンガーCraig Davidの通算三作目となる『The Story Goes...』を御紹介。わざわざUKと書きましたがUSでも大きな成功を収めている数少ないR&Bシンガーが彼、僕のUKへの扉を開いてくれたのもCraig Davidだと言って過言ではありませんし(Sealもその一人かな)。もはや貫禄さえ感じられるジャケットも素敵ですねぇ、内容もさぞかし素敵なんだろうと勝手に想像してしまいます。
それでは内容について簡単に触れますと……まずはやはりCraig David作品では欠かせない盟友Producer、Mark Hill製作曲から触れてゆきたいなと思います、Mark Hillは本作最多の七曲を手掛けています。まずは幕開けを飾る「All The Way」、どこか懐かしいディスコチックなトラックが爽やかな疾走曲で、Craig Davidの透明な歌声がスーっと伸びていきます。続いては最近のStarGateっぽい感じとBabyfaceを掛け合わせたようなギタートラック「Don't Love You No More(I'm Sorry)」、良い意味でこの曲は英国チックなライトテイストなR&B曲。爪弾くギターが綺麗で青空系のトラックは本当に爽やか、彼女に“もう私、あなたのことなんて愛していないの♪”と告げられる男の失恋を歌った詞は切ない(涙)。これまた別々の道を歩んでゆく二人を歌う「Separate Ways」も、同じく爪弾くギタートラックなんですがどこか異国情緒溢れるエスニック曲で、フックでのファルセットが妖しく美しい。「Johnny」はいじめられている子供の本音を歌った悲しい社会メッセージソング、内容を抜きにして語るとこれは非常にUSチックな音作りで僕はすんなり聴き易い。Craig Davidの淀みのない透き通った歌声に心洗われる「Do You Believe In Love」も本当に綺麗、Craig Davidの高音って静かに胸の中で広がってゆく透明度です。最後を締め括る「Let Her Go」、国内盤にのみ収録のLyracisなる男性MC参加のボーナストラック「All The Way(H-Money Mix)」もMark Hill製作、本当に素晴らしいProducerで相性抜群で御座います。他にはRick NowelsとCraig Davidの共同制作曲が三曲あって、官能的ながらも突き抜けるような爽やかさとファルセットが気持ち良い「Hypnotic」、アコースティックなサウンドに温かくも哀しい歌声が響くバラード「One Last Dance」、突然のドッカドカなダンスチューンに驚かされる(でもカッコイイ)「Just Chillin'」らがそれ。ギターを弾き語る息呑む美しさの「Unbelievable」はMark Taylor製作、もうこれは耳を澄まして風を感じながら聴いて頂きたい(清涼)。あと僕が注目したのは、あのThe Underdgosも本作で二曲を提供している点。The Underdogsらしいしっとり濡れ濡れな大人曲「Take 'Em Off」、これはもう完全にR.Kellyっぽさを感じるセクシー曲で、フック最後辺りでの高音の抜けなんかは最高に色っぽくてR.Kelly節、さらりと歌いこなすCraig Davidも流石の格好良さ。The Underdogsはもう一曲「My Love Don't Stop」も製作を担当、友達から恋人への一線を越えたい気持ちを歌った切ない一曲で、これまた情感溢れるナイスミッドで思わずウットリしてしまいます(溺愛)。

いやはや、やはり高得点を叩き出した一枚となりました、Craig Davidの圧勝です。The Underdogsに二曲のみ手伝ってもらって、あとはMark Hillと自分なりのR&Bを体現いている辺りがまたカッコイイですよねぇ。これからもその清涼感と透明感の溢れる歌声を聴かせて、彼なりのR&Bを創って頂きたいですね(期待)。

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「Dr.Dolittle 2」
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Eddie Murphy主演の人気映画の続編のサントラ盤『Dr.Dolittle 2』を御紹介。僕も前作は観たんですがこの続編は観ていません(汗)、僕はEddie Murphyは結構好きなんで観ても良いんですがねぇ。こういう黒人俳優が出演している映画のサントラはかなり秀逸な出来栄え&豪華なゲスト陣が魅力、一枚持っているとかなり聴き回しが効くからお薦めですね。
それでは簡単に内容に触れておきますと……まずはWyclef JeanとJerry "Wonder" Duplessisが共同制作したThe Product G&B(Wyclef Jeanも参加)の「Click Click」、常夏っぽいギターリフ曲に“どぅーあーどぅーあーどぅわっわー♪”の掛け声が痛快、こういう軽快なリズムで突っ走れられると弱い僕。「Do U Wanna Roll(Dolittle Theme)」ではNext所属のR.L.とSnoop Dogg、それからLil' Kimが参加、Battlecat製作の完全ウェッサイなお調子者トラックにトークボックス使いがファニー過ぎる。R.L.のまったり歌声もSnoop Doggのゆるゆるラップも、Lil' Kimの唾吐く男顔負けラップも良いですね。Steve Estiverne製作の「Tameeka」ではMarioとFabolousがタッグを結成、爪弾くギターに絡むMairoの歌声がまだ青い、Fabolousの鼻声な二枚目ラップはこの時から健在で超カッコイイです(痺)。「Absolutely Not」は美人で歌の上手いDeborah Coxが登場、ちょっぴりスパニッシュで刺激的なアッパーがすこぶる良い、また新作出さないかなぁ~Deborah Cox(待望)。爽やかなギターサウンドに心が晴れやかになる「We Fit Together」は、白人黒人混成の男性五人組O-Townが登場、うん爽やかさ満杯ですごく好感持てます。「Two Step」はAlicia Keysとの共演経験もあるJimmy Cozierが登場、Soulshock & Karlinコンビ製作の疾走感抜群のラテン風味のこの曲は既出曲なんですが、やっぱり素晴らしいですね、超お気に入りです。そのAlicia Keysが登場するのが「Rear View Mirror」、製作は勿論Alicia KeysにKrucial Keysの面々(Fred Jerkinsも関与)。まだ若々しいAlicia Keysの歌声が可愛い、でもきちんと情感こもったドラマチックソングになってます。そしてたまらないのがあのLuther Vandrossの「If I Was The One」、製作はDamon ThomasとHervey Mason, Jr.から成るThe Underdogsです(歓喜)。The Underdogsらしい正当派なバラードにLuther Vandrossの柔らかシルキーな天使の歌声が乗り、汚い心がみるみる綺麗に洗われてゆきます(浄化作用)。「Makin' Me Feel」もAngie Stoneの既出曲、製作はあのRaphael Saadiqが担当。Raphael Saadiqらしい温かな生音にちょっぴり宇宙的な電子音が散らばったナイスミッド、Angie Stoneの深みのあるソウルフルな歌声も優しくて好き。「Life Is Good」は本作中では異色曲でLFOなるロックバンドが主演、しかし客演にあのM.O.P.が適度に暴れてくれているので充分格好良いんですよ。「Lookin' For Love」では前出のR.L.がNextで参加、共演は映画にも出ているLil' Zane。Walter "Little Walt" Millsap III製作のフレッシュでエッヂの効いたR&Bが最高、Nextのハーモニーも充分堪能できます。最後を飾るのはMedeirosなる男性シンガーコンビ(?)の「If I Knew」、製作はGen RubinとGiulianoなる人物達。歌い手も作り手も双方僕は知らないのですが、しかし素晴らしい一曲なんです(涙)。ギター弾き語りの温かアコースティックソングでBabyfaceの心地良さ、二人の掛け合いも美しくて文句無し(絶賛)。しかし僕個人としての注目曲はやはり、あのBusta Rhymesの同名曲の続編「What It Is(Part II)」、ここではBusta Rhymes率いるFlipmode Squadが勢揃い(勿論オリジナル同様、Kelisフックも健在)。The Neptunes製作のトラックもSlick Rick「Children's Story」を使っていじってあるのが良い、Flipmode Squadも皆がカッコ良くてキマッてるので好きです(特にSpliff Starが好き)。

既出曲多いんですが、それでもこれ一枚で充分楽しめると思います。これだけの一流アーティスト達の楽曲を一度に楽しめるってのは贅沢ですよねぇ、特にLuther Vandross×The Underdogsは僕的に痺れるタッグでした。興味のある方はどうぞ、聴いてみて下さいね。

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Rick Ross「Deeper Than Rap」
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Miamiを代表し、今やYoung Jeezyと共にDef Jamの看板MCとなりつつあるRick Rossの通算三作目となる『Deeper Than Rap』を御紹介。ギャングスタならぬ元看守だったという経歴が明らかになった髭男ことRick Ross、人気に陰りが見えるのではと心配しましたが……要らぬ心配だった様ですね(笑)。あまりサウス物は苦手だった僕も最近はだいぶ慣れてきて、特にこのRick Rossは好きなMCの一人となっています。
それでは内容を簡単に御紹介しましょう……まずは心臓の鼓動から幕を開ける「Mafia Music」はThe Inkredibles、ピューッと風吹き抜ける荒涼トラックにゆったりと韻を踏むRick Rossの貫禄。前作でJay-Zを招いて披露された「Maybach Music」(これも本当に最高の出来だった)の続編「Maybach Music 2」、製作はJ.U.S.T.I.C.E. Leagueが担当で、客演にT-PainにKanye WestにLil Wayneと豪華すぎる布陣を用意。Dexter Wansel「Time Is The Teacher」を下敷きにした美しく煌びやかな夜会系のメロディに、T-Painのメカチックに重ねられたハイな歌声が華を添えてて更にグッとメロディアスになってます。Kanye Westもシンプルにラップし、Lil Wayneもこういうメロディ物に適した程よくヘロヘロを抑えたラップをかまします、Rick Rossも全く負けておらず、しかし今回の勝者は完全にT-Painかと。続いてもJ.U.S.T.I.C.E. LeagueがAngela Bofill「Gotta Make It Up To You」を下敷きに「Magnificent」を製作、流麗なディープトラックにドカドカ鳴るキック、そこに太くも滑らかな喉を鳴らすRick Rossの軽やかなラップが凄まじく良い。そしてこの曲ではJohnLegendが客演参加していて、またJohn Legendのあの曇ったボーカルが幾重にも電子加工されていて……う~んグッドです(惚)。Magazeenなる人物参加の「Yacht Club」も映画チックなトラックで、まるでサントラを聴いている様に場面が流れる一曲。再びThe Inkredibles製作の「Usual Suspects」ではNasが参加、これまた哀愁漂うシリアスで繊細なトラック運びで、こういう静寂流れるトラックにはNasの真面目ラップが凄く似合うから、とっても格好良い仕上がりです。しかもこの曲でもうひとつ素晴らしいのはK.C.なる男性シンガーによる歌声、エフェクト加工された甘い歌声がいっそう曲の魅力を倍増させています(断言)。「All I Really Want」ではThe-Dreamが参加、制作は珍しくC. "Tricky" Stewart単独で担当。キラキラ輝く電子音の連続と共に駆け抜けるRick Rossの巨躯、本当にRick Rossは見かけ以上に身軽です。The-Dreamの前に出過ぎずにきちんと個性を発揮している姿も素晴らしい、歌声がミルフィーユ状態のフックのスピード感&リフレインも素晴らしい。「Rich Off Cocaine」はJ.U.S.T.I.C.E. LeagueがWillie Hutch「Color Her Sunshine」をサンプリング、煌びやかに美しく夢見心地な流麗トラックはもう文句無しの出来上がり、しかも歌声を添えるのはAvery Stormで、彼のあの甘酸っぱく鼻にかかった歌声がなんとも輝いてて素敵。「Lay Back」はThe Runners製作でRobin Thicke参加、Robin Thickeのあの細く官能的なファルセットを堪能できなかったのが少し残念。Bigg D製作の「Murda Mami」ではあのFoxy Brownが参戦、Rick Ross以上の貫禄で唾吐くFoxy Brownがもう途轍もなくカッコイイ(痺)、これはもうFoxy Brownに喰われてしまっても仕方ないです(健闘)。The Inkredibles製作の「Gunplay」ではGunplayなる男性MCと掛け合い、うんなかなかでしたよ。The Runnersが再び製作を担当した「Bossy Lady」ではレーベルメイトのNe-Yoが参加、これまた甘酸っぱくキラキラ輝く電子音をまぶしたダイアモンドトラックで、Ne-Yoの歌声は勿論お似合いなんですが、Rick Rossもすんなりさらりと紳士的に乗りこなすから驚き。「Face」はDrumma Boy製作で同郷のTrinaが参加、相性ピッタリですね。「Valley Of Death」はDJ ToompとKevin "Khao" Catesが製作、Barry White「I'm So Blue And You Are」を下敷きにしたドラマチックな45回転っぽいトラックは極上モノ、こういうソウルフル物に僕は本当に弱いんです(好物)。最後を締め括るのはThe Runners製作で、危険な香り漂う暗黒街トラック「In Cold Blood」、これなら50 Centとも充分に対峙できる迫力でRick Rossならではの重量感を感じます(緊迫)。

う~~~ん良かった(唸)、Rick Rossは作品を重ねるごとに腕を確実に上げています。これだけのキャラクターと声を持ってすれば、ゴリゴリの重量級メガトラックで押しても良さそうなところを、敢えて真っ黒でソウルフルで流麗なトラックに巨躯を委ねるあたり、本当に巧者だという印象を受けます。そして前作『Trilla』でもそうでしたが、本作でもそういう煌びやかなソウルフル曲を提供したJ.U.S.T.I.C.E. Leagueの腕前たるや、天晴れで御座います(完敗)。こういうソウルフルなHip Hopが大好きです、Rick Ross×J.U.S.T.I.C.E. Leagueに今後も期待しています、御馳走様でした。

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Tyga「No Introduction」
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LA出身の19歳、新世代MCのTygaのデビューアルバム『No Introduction』を御紹介。TygaというMC名は彼の母親が、Tiger Woods好きで彼を“Little Tiger”と呼んでいたのが由来だそう。そんなTygaはあのFall Out BoyやGym Class Heroes、そしてあのLil Wayneまでが太鼓判を押している新人で、もうこれだけで充分期待しちゃいますよね。
それでは内容の方を簡単に御紹介しましょう……まずは幕開けを飾るHip HopとRockが巧く融合した「Diamond Life」、製作はS*A*M & Sluggoのコンビ。何かしらサンプリングを使ってそうなんですが皆無、客演にPatty Crashが参加、こういう雰囲気はどこかMos Defを彷彿とさせる気がします。S*A*M & Sluggoが続いても製作のシングル曲「Coconut Juice」、サウスっぽいゆるいノリと東海岸っぽい殺伐としたトラックも面白いし、Tygaの高くゆるくRaggaeチックなフロウ回しも耳に残る、途中の“えいえいえいえい♪”の脱力掛け声も良い(笑)。ここではGym Class HeroesよりTravis MacCoyが客演参加、これはまぁ正統派なHip Hop曲かなと。「Supersize Me」はFall Out BoyのPatrick Stumpが製作を担当、ドカドカと鳴るビートにビュイーンとシンセ音が絡むトリップ曲。そのPatrick Stumpが製作&客演している「Don't Regret It Now」なんかはかなり異色、Patrick Stumpの清々しい歌声が挿入される事で爽快感がグーンと増しているし、Tygaのライトで軟弱なフロウ(良い意味で)がすごく活きています。Stress製作で本作で唯一真っ黒な曲「Pillow Talkin'」、明るくも可愛いピアノ伴奏に合わせてメロディアスな奏でられるTygaのラップは聴いてて心地良い。がしかしここで良い仕事してるのはAdditional Vocalsを務める男性シンガーWil Guiceですね、渋くてすごく良い歌声してます(注目)。再びS*A*M & Sluggo共同制作の「AIM」、フックなんかはもうちょっとしたRock曲で“えいむえいむえいむ♪”は一緒に口ずさんでしまう。「First Timers」はこれまた異色、Pop畑よりEvan Big Evilを製作に迎えています。Slick Rick「Teenage Love」を下敷きにした爪弾くギターが爽快なトラックに、完全に高らか歌っているんですが聴いてて気持ち良いからOKです。再びStressが製作をした「Summertime」ではWill Smithと同じくあのフレーズを借用、ゆったりまろやかな夜会系のトラックにTygaのスムージーなラップが涼しいです。Evan Big Evil製作の「Press 7」なんかもRockっぽい、客演参加しているAlex Deleonの歌声が尚更そう感じさせます。そういう意味ではRock畑にいるPatrick Stumpが製作の「Woww」が、近未来シンセ駆使のクラブ向けトラックで、彼の引き出しの多さを感じさせますよね。Tygaの細いラップがピッタリ嵌ってて聴き易い、トラックの割りに鋭さはないんですが。「2 AM」はStress製作の疾走煌びやかチューン、キラキラ輝きながら駆け抜けるTygaのゆるやかラップが素敵なこの曲は、夜中に車を走らせながら聴きたいですね(惚)。最後を飾る「Est.(80's Baby)」はPatrick Stumpが製作、これも良い具合に電子チックな光線Rockで高品質、これにもPatrick Stumpが歌声を重ねたらもっと最強なものになってたかも(惜)。国内盤にはこれらに加えてもう三曲が収録されていて、そのうちの一曲が要注目。それはLil Wayneが参加したClayton Haraba製作の「I Am」、はっきり言ってLil Wayne登場ですぐに喰われてしまってますが(当然)。あとはダークなトラックと多重に重ねられたボーカルワークが耳にこびり付くEminemっぽい「Horrrifyn Man」、単調なピアノループとバス音がなんともHip Hopの基本な聴かせる「Magical Flow」を収録。

うん、完全に次世代型MCといった感じ、これからこういうMCが増える気がします。頭の固い僕としては、ゴリゴリにソウルフルサンプリングを使用した真っ黒Hip Hopが好きなので、ちょっと物足らない印象を受けました。悪くないし聴き易いんですが、こういうトラックを手段のひとつとして使ってもらった方が、僕は嬉しいかもしれません。Gym Class Heroesが好きだというそこの貴方、貴方ならきっとTygaに嵌るかと思います。

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Lady Gaga「The Fame」
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Popミュージック界に突如として出現した新星、Lady Gagaの記念すべきデビューアルバム『The Fame』を御紹介。その金髪(銀髪)ロングなストレートヘア、奇抜な衣装、歌詞、ダンスとどれをも自身で手掛ける新世代のポップアイコンが彼女Lady Gaga、ここ日本でも最近よく取り沙汰されていますよね。Akon主宰のレーベルKonLive所属の美女、それがLady Gagaです。
それでは内容について簡単に触れますと……まず何よりもゲスト陣はほとんど皆無、こういう大型新人の場合は色んな人が製作&ゲストで彩る事が多いのですが、Lady Gagaは独力で勝負に挑んでいます、潔いですね(天晴)。まずは幕開けを飾る「Just Dance」、タイトル通りのダンスチューンでギラギラ輝くクラブバンガー。近未来的なこのトラックはRedOne製作、Lady Gagaのけして下手でもない無機質にちょっぴり感情絡めた歌声(ところどころChristina Aguileraを感じる)もクールに決まってる。客演参加のColby O'Donisの流行のエフェクトかけた歌声も雰囲気を盛り上げているし、遠くの方から聞こえるAkonの“おーおっおっおー♪”も良い味出していますよね。RedOne製作曲から触れてゆくと他には、ビュイビュイ鋭い電子音がTimbaland趣味っぽい「LoveGame」、ここでの抑揚の無い呪文のようなプラスチック歌フックが癖になりやすい。本作からのシングルとなった「Poker Face」なんかもTimbalandっぽいダークでポップな電子曲で、冒頭の“まままま♪”なる声もTimbalandっぽいけれど、RedOneなんですよね。これまた歪んだ電子ビートにLady Gagaの拳の効いた歌声が唸りを上げる「Money Honey」、ちょっぴりロックテイストを取り入れた80年代ポップっぽい「Boys Boys Boys」、歌声にエフェクトを掛けてゆらめくLady Gagaに物語性の高い詞にピアノ旋律がドラマチックな「Paper Gangsta」とここまでがRedOne製作曲。続いてはLady Gagaの名付け親Rob Fusariの製作曲を御紹介、ちなみにLady GagaはQueenの名曲「Radio Gaga」が由来だそう。サビに入っての夢見心地なメロディ展開が美しくも癖になる「Paparazzi」、硬質でシンプルなドラムビートにガンガン乗っかる「Beautiful, Dirty, Rich」、本作中では異色のフォーキーさが香る恋人との別れをしっとり歌った叙情的な「Brown Eyes」、国内盤のボーナストラック三曲もRob Fusari製作で、完全なダンスディスコチューンに思わず乗らされる「Disco Heaven」、真摯に力強く伸びやかにLady Gagaが歌い上げるフォークロック「Again Again」、スネアの響きに懐かしい電子音が時々絡む「Retro Dance Freak」とどれもLady Gagaの個性を生かす出来栄え。他にはロボット声から始まるPerfumeっぽい(笑)「I Like It Rough」、明るくハワイアンブルーなシンセ音に思わず気持ちが晴れやかになるキュートポップ「Eh, Eh(Nothing Else I Can Say)」、Lady Gagaのボコーダー声が炸裂して、加えて器用に立ち回る人気MCのFlo Ridaがライトなラップをかます「Starstruck」などが、Martin Kierszendaumによる製作曲で御座います。

Soul/R&B好きな僕としてはそこまでお気に入りって訳でもないですが、それでもポップミュージックとしてなかなか素敵なんだろうなというのは聴いていて感じました。思いの外Lady Gagaが歌下手じゃなかったのもナイスで御座いました、こうやってCDで聴くよりパフォーマンスも一緒に楽しむべきアーティストなんでしょうね。確固としたLady Gagaの世界観というのは誇示できていた気がします、流行真っ只中ながらも彼女の色になってました。ポップ音楽って意味ではSantgold(現Santigold)の方がぶっ飛んでいたかなと思います、Madonnaとか好きな方は楽しめるんではないかな。

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Lionel Richie「Just Go」
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R&B/Soul界の大御所Lionel Richieの通算十一作目となる『Just Go』を御紹介。前作『Coming Home』がすこぶる素晴らしい仕上がりで、誰もがLionel Richieの帰還を大喜びした感がありましたよね、僕も大好きな一枚でした(絶賛)。そんな前作からおよそ三年ぶりに新作が到着、お金無いんですがこれはすぐに購入を決めました。このシンプルなジャケットも素敵、CD盤コレクターとしてはこれも嬉しい事ですね。
それではないようについて少し触れたいなと思います……まずは幕開けを飾る「Forever」からして僕はすぐとヤラレました(卒倒)、製作は前作でもその相性の良さを魅せつけたStarGateが担当。StarGate御得意の甘酸っぱい清涼なメロディに、Lionel Richieの渋くも澄んだ歌声がスーッと広がってゆく美しい失恋バラード(涙)。こういう良い意味で白いメロディにLionel Richieはすんなり乗っかりますね、“えばぁー♪えばぁー♪”を繰り返し歌うフックラインは耳に残るし、その部分の“別れた後も、あなたはいつまでも僕の心に居続ける、いつまでも、いつまでも、いつまでも♪”なんて詞も泣けてくる(涙)。StarGateは他にもハンドクラップを散りばめた彼ららしい甘酸っぱいメロディ物「Through My Eyes」も製作、これがまた突然自分の元を去った彼女を嘆く失恋ソングで、胸にグサッと突き刺さりますよ。「I'm In Love」はStarGate製作×Ne-Yoソングライティングのもはや鉄板ソング、美しいピアノ旋律にブレスを多用したLionel Richieの歌声が胸詰まる美しさで素晴らしいの一言に尽きます(昇天)。恋する素晴らしさを歌ったこの曲、聴いているだけで幸せでいっぱいな気持ちになります、流石はNe-Yoな節回しですんなり心に染み入りますよ(溺愛)。StarGateはピアノ弾き語りに近い「Think Of You」も製作、これがピアノ伴奏にキラキラした音を降りまぶした煌びやかトラックで“ずっと君を想ってる♪”と繰り返し歌う詞も真っ直ぐで素敵です(痺)。最後にStarGateは爪弾くギターのカラリとしたサウンドが心地良い「Pastime」を製作、この曲ではJohnta Austinがソングライティングを担当しているのも魅力。とここまでがStaGate製作曲という事で、本作では最多の五曲を提供しています。「Just Go」はAliaune "Akon" Thiamが製作を担当した南の島ソング、夕陽が沈む海を眺めながら聴いたらきっと素敵、フックでちょっぴり登場するAkonも良い味出してます。Akonは続く「Nothing Left To Give」も製作、これまた南国打楽器のリズムに思わず体が動き出すAkonにしか出せない味付けの一曲。「Forever And A Day」はC. "Tricky" Stewart×Terius "The-Dream" Nashの製作曲、ふわふわと電子音が漂う浮遊系トラックに“でい♪でい♪でい♪”を繰り返す歌い回しが耳に残る(特許)。でもLionel Richieが歌うと、その繰り返しも一言一言が感情的で素敵。「I'm Not Okay」もC. "Tricky" Stewart×Terius "The-Dream" Nashの製作曲、これまた繰り返すフックに切ないメロディがあっという間に聴き手の心を浸水させる一曲。「Good Morning」はC. "Tricky" StewartとJBとCorron、それからCo製作でThe-Dreamが参加。やっぱりメロディセンスがずば抜けて良くて、何か他とは一線を画している感じがします、程よくポップエッセンスを入れている辺りも良いのかな。C. "Tricky" StewartとSean K.とThe-Dreamが製作した「Into You Deep」も、音数少なく凛としたメロディと、Lionel Richieの透明感のある歌声が心にだんだんと沁みてくる癒し系の曲調で、C. "Tricky" Stewart×Terius "The-Dream" Nashの腕の良さを感じさせられる一曲。彼らは最後に「Somewhere In London」も製作していて、ここではシンセサイザーをビュンビュンさせてダンスチューンギリギリなトラックを提供、でも巧く美メロも残していて憎い(笑)。Trijnt Oosterhuisなる女性シンガーとのデュエット「Face In The Crowd」はJohn EwbankとNando Ewegの共同制作曲、これは昔ながらのLionel Richie節な白くポップで美しい壮大なトラックで文句無し。しかしやはり特筆すべきは最後を締め括る「Eternity」ですね、製作をあのDavid Fosterが担当しているのですから。とにかく美しいです、Lionel Richieの歌声に思う存分浸れる一曲で御座います。

いやはや本作も本当に素晴らしい仕上がりでした、御馳走様です(天晴)。今のR&Bも素晴らしいんです、そんな今を時めくProducer陣が集いながらもどこか違うソウルを感じる、それがLionel Richieの偉大なる貫禄だろうと思います(感動)。これは絶対に聴かなきゃ損ですよ、2009年の重要な一枚、併せて前作『Coming Home』も聴いてみて下さい(薦)。

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Busta Rhymes「Back On My B.S.」
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New YorkはBrooklyn出身の暴れん坊、Busta Rhymesの通算八作目となる『Back On My B.S.』を御紹介。僕は叫んで暴れて壊しまくるMCって結構好きなんですが、Busta Rhymesもその一人、他にはLudacrisとかM.O.P.とかPetey Pabloだとかも好き。客演なんかも順調にしながらやっとこさ出た新作、最近は一人暮らしで本当にお金無いからCD購入が難しいのですが、本作はすんなり購入してしまいました(決打)。様々な表情のBusta Rhymesが楽しめるジャケットも結構好きです、ドレッドよりも坊主頭の方がカッコイイですよね。
それでは内容についてふんわり触れますと……まずは幕開けを飾る「Wheel Of Fortune」は盟友DJ Scratchが製作を担当、冒頭ではクラシック曲「Mona Lisa」を使い途中からは硬質なドラムパターンにBusta Rhymes(以降はBustaと省略)のがなるラップが暴れます。「Give Em What They Askin For」はRon Browz製作の煽り曲、この煽りとシンプルなビートのループがSwizz Beatzっぽくも感じたんですが気のせいでした。「Respect My Conglomerate」はHip Hop愛好家なら騒がずにいられない、Lil WayneとJadakissが援護射撃に回った最強曲。Focus...製作の上がって下がってする暗黒電子的なトラックも中毒性高くてグッドだし、そこに剛力Busta×ヘロヘロWeezy×ひゃっはーJadakissという濃過ぎるマイクリレーが痺れる。「Shoot For The Moon」は売れっ子Danjaが製作を担当、しかしいつも程の電子バウンスはなく至って控えめ、Bustaもそれに合わせてか囁くようなラップを駆使していて少し物足らない印象を受けました(辛口)。そんな物足りなさを払拭するのがT-Painが久々に客演で登場の「Hustler's Anthem '09」、製作はTy Fyffeが担当。ちょっぴりRaggaeチックなスカったトラックにBustaの切れのあるラップと、T-Painのちょっと間の抜けた伸びやかな歌声が良いスパイスになった結構ストレートな一曲。Bustaとは何度も手合わせのあるThe Neptunesは「Kill Dem」を製作、彼ららしい行進マーチングトラックに乗っかりBustaがファニーに堂々行進、フックを担当する女性シンガーToshとPharrellがもう少しパンチのあるラインを作れればもっと面白くなってたのに(惜)。再びRon Browz製作で彼自身が客演でも参加しボコーダー声を披露する「Arab Money」、アラビアン×インディアン×シンセサイザーといった感じで、これはBusta Rhymes節って感じが凄くする、けれどきちんと新鮮さはあって良かった。「I'm a Go and Get My...」は再びDJ Scratchが製作を担当、客演にMike Eppsが参加。ぶっ壊れた電子ビートとふざけた掛け合いがなんともBusta Rhymesっぽい面白さがあってでも渋い黒光りもある、個人的には結構お気に入りな実験曲です(意外)。Ron Browzが再びオートチューンをバッチリ駆使して味のある歌フックをかます「We Want In」では、Busta率いるFlipmode SquadよりSpliff StarとShow Moneyが参戦。Spliff Starの甘高いラップが好きで僕は昔から彼を要注目してまして、彼のソロが出ればきっと購入するんですがねぇ。Needlz製作のちょっぴり黒魔術っぽい「We Miss You」ではJelly RollとDeMarcoが客演、またまたオートチューンを使ってましてこれがモロにT-Pain風味(苦笑)。続いてもJelly Roll参加&制作の「Suger」はかなり良い、Jelly Rollの甘ったるい歌声とまったりユラユラなトラックがメルティでグッド、Bustaの抑えた低音ラップも耳に残る魔法曲。AkonとT.I.という間違いない人選が憎い「Don't Believe Em」は、意外にもAkonでなくCool & Dre製作曲で僕は好き。このトラックは完全にBusta Rhymesが参加したT.I.「Hurt」と良い意味で兄弟曲、二人の旋風ラップも素敵で痺れますが、それを和ませるAkonの爽やか歌声がやはり突出したスパイスとして機能しています(流石)。Mr.Poter製作の「Decision」は豪華過ぎる共演、Jamie FoxxにMary J. Blige、CommonにJohn Legendが参加しています(失神)。ピアノ鍵盤の滑らかなメロディにチキチキ静かに鳴るビート、Bustaの語数の多い聴かせるラップ(Busta Rhymesが魅せるこのラップスタイルは他の誰にも出来ない刻み方で好き)とCommonのインテリなラップが素晴らしくマッチしています。その上、シンガー陣が順番にワンコーラスずつ歌い回していって、最後には皆で歌声を重ねるんだから贅沢この上ないです。最後を飾るのはJelly Roll製作の近未来デジタルチューン「World Go Round」、客演には新世代シンガーEstelleという事でツボ押さえてます。分かり易いクラブチューンで下手すればチープな感も否めないんですが、そこはBustaが元気一杯に暴れて楽しそうなんで良しとしますし、Estelleの涼しげな歌声がまた魅力的でグッドなんですよ。

うん、Busta Rhymes好きな僕としてはまぁ楽しめた一枚でした。がしかし、キラーボム的な一曲が見つからなかったというのも本音、少しゲストが多過ぎたかなと感じました(惜)。でもどのゲストも素晴らしいので文句は言いません、良かったんですよ。もっとBusta Rhymesのぶっ飛んだゴリゴリ男気トラックが欲しかったかなぁ、Swizz Beatzなんかが提供してたらもっと暴れていただろうに(残念)。でもやっぱりBusta Rhymesはカッコイイから好きです。