RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Take 6「Beautiful World」
take6-bw.jpg

Alvin Chea、Cedric Dent、Joey Kibble、Mark Kibble、Claude McKnight、David Thomasの六人から構成されるアカペラコーラスグループ、Take6が贈るカバー&リメイク楽曲を集めたアルバム『Beautiful World』を御紹介。圧倒的なコーラスワークで世界を魅了し続けるTake 6、彼らが20世紀を代表する素敵な楽曲をカバーして歌うという夢みたいな一枚で御座います(御馳走)。このセピア調のジャケットがまた素敵じゃないですか、すごく期待が高まりますよねぇ。
それでは気になる内容について書いておきます……まず特筆すべきは本作の全曲製作を務めたProducer、これがなんとあの大御所Marcus Millerなんで御座います(拍手)。Marcus MillerといえばあのLuther Vandrossと多くの名曲を生み出した人物、これならもう安心で御座います。まずはドゥーワップ的なノリがなんともアカペラの極意な「Takin' It To The Streets」はMichael McDonaldのカバー、もうほぼ楽器の音は聴こえなくてTake 6のハーモニーだけで極上のグルーヴを生み出しています。ただ途中でDavid Sanbornのサックスが炸裂してて、それがまた躍動感を生み出しています(最高)。そのイントロからしっとりと柔らかなメロディに溶けてしまう美曲「People Get Ready」はCurtis Mayfieldのカバー、繊細で高らかクリーミーなファルセットがどんどんと熱を帯び包み込む、最高にウォーミーな一曲にウットリ(恍惚)。乾いたギターをビンビンと爪弾くフォーキーでタイトなブルース調の「Grandma's Hands」はBill Withersのカバー、Hip Hopっぽいアプローチで少し斜に構えたようなハーモニーが悪カッコイイし、途中で挟まるトランペットがまた渋くてたまらない。「Love's In Need Of Love Today」は王道Stevie Wonderのカバー、ちょっぴりJazzyでライトなタッチの明るく輝くメロディで胸が躍るし、Take 6のキラキラと輝く優しくスムーズなハーモニーが気持ち良く響き渡ります(愛)。「Beautiful World」はDonald Faganの同名曲を詞やメロディにTake 6がアレンジを加えたリメイク曲、ちょっぴりファンキーな演奏にスナッピンを被せ、そこにTake 6の幾重にも織られた美し過ぎるクールなハーモニーが冴える、エッヂの効いた一曲。ミステリアスなメロディにTake 6のコーラスが深々と染み込んでゆく「Don't Give Up」はPeter Gabrielのカバー、ただ途中から雲が消えて晴れ間が差すようにメロディが綺麗に明るくなって、その転調具合にハンドクラップとTake 6の高らかな歌声がハイに響いて、完璧にゴスペル曲になるのが痛快で好き。「Wade in the Water」はRamsey Lewisのカバー、これもTake 6のハーモニーにゴクリ飲み込まれて跳ねちゃうし、最後のMichael Stewartのトランペットが最高に渋い。「Someday We'll All Be Free」はDonny Hathawayのカバーで、そこに愛娘のLala Hathawayをゲストに迎えるという嬉しいコンボ技(興奮)。キラキラと眩しくも自由にゆっくりと駆け回るようなメロディは最高に心地良いし、Lala Hathawayの温もりと艶やかさを感じる綺麗な歌声もすごく透ってて素直に美しい(惚)。「Everlasting」はMarcus Millerによるインスト曲、これも聴き逃し厳禁でインストといえどその楽器の中にはTake 6のハーモニーも入ってます。「Fragile」はあのStingのカバー、ちょっぴり悲しげで影のある風吹きすさぶようなメロディセンスはStingならでは。ギター旋律も寂しげな、非暴力を唱えるメッセージソング。「Peace In The Valley」はThomas Dorseyのカバー、もうこれは王道中の王道なアカペラナンバーでどっぷりと聴き惚れるより無い一曲。最後を飾る「Lovely Day」は再びBill Withersのカバー、輝かしく温かな希望に満ちた明るくハッピーな一曲で、Take 6の舞い上がるようなハーモニーと共に気持ちも踊る名曲中の名曲で素敵。国内盤にはこれらに加えて、新たにラップパートも加えたちょっぴりガチャガチャな「Takin' It To The Streets(Remix)」
をボーナス曲として収録しています。

こういう形で古き良き音楽に出逢えるのは嬉しい限りですね、しかもそのプレゼンターがTake 6、もう最高の組み合わせで御座います(幸福)。知らない曲が多かったけれど、とてもTake 6の歌力のおかげで充分に楽しめました。たまにこういうアカペラ曲を聴きたくなる時ありますよね、そんな時はTake 6がうってつけで御座います。個人的にお気に入りはLala Hathawayと共演した「Someday We'll All Be Free」、この一曲狙いで購入しても損はしませんよ。

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Category: サントラ  Tags: ---

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「Coach Carter: Original Soundtrack」
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Samuel L. Jackson主演の青春バスケ映画のサントラ盤『Coach Carter: Original Soundtrack』を御紹介。Samuel L. Jackson好きなのでこの映画観ました、そんな特に面白いという訳ではなかったですが(辛口)、でもやっぱりSamuel L. Jacksonが格好良かったですね。あと映画にはAshantiも出演、可愛かったですねぇ(笑)。そんな映画のサントラ盤、これもかなり豪華な面子が参加していまして、侮るのは禁物なんで御座います。
それでは内容を簡単に御紹介致しますと……まずは要注目の新進気鋭のMC、Red Cafeが渋く火を吹く「All Night Long」で勢いよくスタート。Kwame製作のトコトコトン鳴る太鼓音が躍動感煽るトラックと、Swizz Beatzみたいな“おーるなーいろーん♪”フックは病みつき度高し、Red Cafeもかなり味があってカッコイイ(痺)。カンカカカンカンな金属音使いがThe Neptunesっぽくも実はNeedlz製作の「No Need For Conversation」、Fabolousが弟Mike Shoreyを引き連れて登場。軽快にビュインビュインとうねるシンセ音に、Fabolousの鼻声ふんふんフロウは最高にマッチしててナイスな仕上がりです。「Professional」はChingyがG.I.B.を引き連れ登場、盟友The Trak Starz製作のトタンをドカドカ叩くビートにピーヒャラっぽい抜けた電子音、Chingyの訛り爆発のユルいフロウと好対照でグッド。The GameとLil Scrappyという南部の新たなスターがタッグを組んだマッチョな「Southside」、とにかく男臭くてゴツイこれぞギャングスタな不穏トラック。アクティブキュートなCiaraがセクシーな歌声で挑発する「Roll Wit' You」、製作はFrenchなる人物が担当。「Wouldn't You Like To Ride」は今や大物のKanye West、Common、Malik Yusef、JVがマイクリレー、製作は勿論Kanye Westが担当。最近はしなくなった得意の45回転早回しでThe Checkmates「Pretty Balloons」をサンプリング、相変わらず良い味出してて懐かしさ一杯のソウルフル曲に仕上がっています。Twistaの早口ラップにFaith Evansの輝かしい希望に満ちた歌フックが光る「Hope」はシングルヒット、製作はTwistaの右腕Toxicが担当、彼もいつも素敵なトラックを作っていて好きなProducerです。「Your Love(Is The Greatest Drug I've Ever Known)」はシンガーソングライターのVan Huntが登場(製作は勿論Van Hunt自身)、フォーキーソウルが渋く輝く溜息モノのナイスなミッドを展開していてスウィート(惚)。呪文に近い早回し声のブツ切りに中近東っぽいメロディがクネクネの「This One」はJukebox製作、登場はまだ十代の女性MCのAk'Sentでなかなか歯切れの良い鋭いラップを放ってます。Needlez製作のバンギンアジアンビートにCzarNokなるゴツイMCがラップをかます「Beauty Queen」も素直にカッコイイ、このメロディも昔のSwizz Beatzをちょっと思い出させてイイ感じ。ベテランMack 10がDa Hoodを従えて低く構えてぶちかます「Balla」、製作はYoung Treで連呼する“ぼぉーら♪”フックが耳に残る西海岸なユルさも香る一曲。Nelly率いるSt.Lunaticsがマイクを回す(柑橘系の爽やか歌フックはAvery Storm)「Time」、御馴染みJason "Jay E" Epperson製作の軽く跳ねる軽快なビートが涼しげでスッキリ。「What Love Can Do」は元Destiny's ChildのLeToyaが登場、The Corna Boyz製作のジャキジャキ系のエッヂの効いたソリッドトラックがイカしてます。最後を締め括るのは若手有望株No.1のTrey Songzで「About Da Game」、製作は御存知ベテランのTroy Taylorが担当(最高)。ハンドクラップにザワザワ引っ張る電子音が痺れる程にクールな流麗メロディ、軽いバウンスも絶妙に効いていて、そこに絡むTrey Songzの甘酸っぱく撫でる吐息のような歌声がもう失神するぐらいカッコイイんです(惚)。

ベテランというよりは若者寄りで作られた一枚、それでも面子の豪華さは文句無しで注目曲(注目株)ばかり。たったの一枚でこれだけの演者を同時に楽しめるってもう最高、贅沢の極みで御座います(満腹)。これでも充分なんですが、出演していたAshantiの曲も一曲ぐらい収録されているともっと良かったです、映画と併せてお楽しみ下さい。

Category: 女性R&B  Tags: ---

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Leona Lewis「Spirit」
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英国のオーディション番組“the X Factor”で見事優勝を果たしデビューしたLeona Lewisのデビューアルバム『Spirit』を御紹介。その歌声だけでなく美貌や人柄も人気を評した様で、ここで日本でも連日エアプレイされていて、大ヒットしていましたよねぇ。そんな彼女のデビューアルバムは米国でも堂々の第一位を獲得し大成功、今や世界が知る歌姫となっています。
そんな本作の内容を今更ですがここで紹介しますと……まずは全世界で大ヒットを記録した透明感溢れるヒーリング曲「Bleeding Love」でスーッと幕開け、製作は御存知Ryan Tedderが担当。このどこまでも澄んでいて無垢で綺麗なメロディがもうLeona Lewisにピッタリ、R&Bではないけれどこの味わいが素晴らしい出来映え。“私は流すの、愛という名の血を♪”と真摯に歌い上げるLeona Lewisにただただ胸を打たれるばかり(感動)、ちょっとした傷なら癒えてゆきますよ。続く「Whatever It Takes」はNovelとDallas Austin(!?)が共同制作のライトなエレクトロ調曲、これもLeona Lewisの清楚で伸びやかな歌声が広がる素敵な流麗曲で、シンセの華やかさはきっとDallas Austinの仕業。自分の過ちで傍を離れていった恋人を想い、その悲しみを歌う失恋曲「Homeless」はSteve Mac製作。ここでの感情&悲哀が込み上げるLeona Lewisのドラマチックな歌声は実力発揮していて素晴らしい、弱々しいストリングスも相俟って耳をガッチリ掴まれて離れません(涙)。売れっ子J.R. Rotemが製作を担当のピアノ鍵盤をしっとり鳴らす「Better In Time」は、フックでのファルセット交えたLeona Lewisの歌声が清廉で美しい、失恋から立ち直ろうとする女性の力強さを歌った希望に満ちた輝く一曲(溜息)。ピアノ鍵盤の柔らかなメロディに煌めくリズムが散らばった木漏れ日の様な「Yesterday」、製作はThe Runawaysが担当。これも透明感抜群の純白曲でLeona Lewisの凛とした歌声が気持ち良く響き渡ります、“過去は奪えない♪”と歌う詞が切なくて身に沁みる失恋曲。ここで急にHip Hop調のダークなビートに転調するのが「Take A Bow」、製作はThe RunawaysとWayne WilkinsとRyan Tedderが共同で担当。ちょっぴりRihannaっぽい漆黒トラックでLeona Lewisがちょっぴり激情っぽく歌う、自分を裏切った男に別離を叩きつける骨太な一曲(恐)。Dr. Lucas製作(ソングライティングにMax Martin参加)の「I Will Be」、煌びやかで純潔を捧げるひたむきなラヴバラードで、黒さは皆無ですがLeona Lewisの真っ直ぐ過ぎるくらい真っ直ぐな歌声にはピッタリ似合う。爪弾くギターの音色と甘酸っぱいメロディラインですぐソレと分かるStarGate製作(ソングライトでJohnta Austinが参加)「Angel」は完璧なNe-Yo節、“あなたは天使♪”と繰り返すフックも心地良く耳の中でこだまする爽やかな一曲。ピアノ弾き語りともいえるシンプルクラシックな「Here I Am」は、あのWalter Afanasieffが製作という事で納得。“私がいるわ♪”と優しく囁きかけるように歌うLeona Lewisに一瞬で抱かれ包み込まれます(温)、雪降る街中をあるきながらこんな壮美曲を聴いたら沁みる(涙)、愛に満ち溢れた素敵なスローバラードにうっとり。「I'm You」はEric Hudson製作(ソングライトをNe-Yoが担当)、ダメダメな男を勇気づけ励ます献身的な愛を歌った一曲で、女性がいないとこの世界は成り立たないと痛感させられる一曲(感謝)。「The Best You Never Had」はBilly SteinbergとJosh Alexanderが共同制作、これは上がっては下がるフックメロディがとても面白くて難しい、そこに絡んでくる煌びやかで淡いエレクトロ音がまたクールで巧い一曲。「The First Time Ever I Saw Your Face」はWayne Wilkins、Sam Watters、The Runawaysが共同で製作。打ち込み無しの生音のみの荘厳で壮大な一曲で、ものすごく詩的で叙情的、Seal作品を思わせる(つまり英国産R&Bの魅力を思わせる)ドラマチックな一曲。最後を〆括るのはSteve Mac製作のあまりに寛大で底なしの安心感に包まれるラヴバラード「Footprints In The Sand」、“きっと見つかるよ、砂の上に僕の足跡が♪”という台詞がクサイけれど素敵過ぎる(痺)、高らかに突き抜けるような歌声を聴かせるLeona Lewisが素晴らしい(絶賛)。とここまでが本編で、国内盤には更にボーナス曲が三曲追加収録されていまして。まずはSteve Mac製作の愛の奇跡を歌った眩しいほどの輝きが詰まったドリーミー×壮美な「A Moment Like This」、Salaam Remi製作のJazzyな雰囲気プンプンな感じがAlicia Keysっぽい「Forgiveness」、同じくSalaam Remi製作でこれはもう完璧にAlicia Keys風味のダークなピアノループ曲(Leona Lewisの歌い方もちょっと似てる)「You Bring Me Down」と、これまた雰囲気の違う味わい深い通な楽曲が入ってます。

確かに黒さは殆ど皆無で、完璧なポップフィールドアルバムだと思いますが、それで充分にLeona Lewisの魅力は伝わったと僕は思います。純白&純潔なバラードではその容姿に負けない美しさ輝く歌声がガッチリと聴き手のハートを掴み、汚れちまったハートの柔らかな部分を綺麗に浄化してくれます(癒)。Beyonceの『I Am... Sasha Fierce』のDisc 1はこんな感じだったですね、R&Bの純白化(Pop寄りアプローチ)はどんどん増えるかも。とても綺麗で結構好きな一枚でした、これからもLeona Lewisに期待してしまいます。


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Rihannaの新曲が解禁
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11月23日に4thアルバム『Rated R』をドロップするRihanna、そんな新作からの新曲「Russian Roulette」が公式サイトで試聴解禁となっています。製作はレーベルメイトであるシンガーソングライターNe-Yoがソングライトを、そしてChuck HarmonyがProduceを担当しています。RihannaとNe-Yoの相性はもう抜群なので全く以って心配無しですね(鉄板)。




ダークで底辺を緩やかに流れるようなミッドナンバーで、Rihannaのクールで棘のある歌声にとっても似合っていて、これは『Retad R』への期待が高まりますねぇ。このジャケットもクールビューティーでカッコイイ(Rihannaは最近、眼帯にはまってるのかな)、奇抜な髪型もRihannaのトレードマークと化してますね、しっかしナイスバディで御座います(興奮)。

新作『Rated R』にはC. "Tricky" Stewart×Terius "The-Dream" Nashの強力タッグ、StarGate、Justin Timberlake(!)、Chase & Statusなどの製作陣が参加予定。僕的に楽しみなのはやはりJusti Timberlakeの製作曲、前作『Good Girl Gone Bad』収録の「Rehab」(Timbaland製作×Justin Timberlakeソングライト)はかなり素晴らしい仕上がりだったので、是非ともこの曲を超えるJustin Timberlakeらしい一曲を期待しています。

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「Training Day The Soundtrack」
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アカデミー俳優のDenzel WashingtonとEthan Hawkeが主演を務めた映画のサントラ盤『Training Day The Soundtrack』を御紹介。Denzel Washingtonは凄く格好良いから好きな俳優の一人なんですが、この映画はまだ観た事が無いんです(恥)。以前から観たい観たいと思いながら観れていない、早いところDVDを入手して観たいなと思います。そんな映画のサントラ盤、例に漏れず黒人アーティストが集結しているので購入しました。
それではどんな楽曲が収録されているかというと……まずはKrumbsnatchaとM.O.P.が共演した「W.O.L.V.E.S」で幕開け、不穏でざらついたビートはNottz製作で、これがなかなかシリアスで冷ややかでカッコイイんです。Krumbsnatchaは知らないので正直M.O.P.だけで良かったですが(Krumbsnatchaも良い声してますが)、しかしM.O.P.のあの灼熱吠えるラップ聴けるだけで燃えます。「Bounce, Rock, Golden State」はXzibitにRas KassにSaafirがマイクを回すゴツゴツした男曲、製作は西の大御所であるBattlecatが担当。せっかくXzibt使ったんだからもっとエッヂの効いたバキバキ系のトラックにしてほしかったけれど、まぁちょっぴりビュワビュワしたスペーシーなトラックはなかなかの出来。「Put It On Me」は西海岸の重鎮、Dr.DreとDJ QuikとMimiなる女性シンガーが共演(豪華)。Dr.Dreらしい不穏&隙間グルーヴを活かしたシンプルなトラックに、二人のユラユラ揺れるラップとMimiのセクシーな歌声が絡みつきます。Nellyの「#1」は既出曲、Nellyのゆるやかに流すように歌うフックが絶妙な味付けでやっぱりイイ。「Fuck You」では通が愛して止まないPharoahe Monchが製作&登場、エレキギターの弦音をギュイギュイ鳴らすのみのシンプルでタイトなファンキー曲で、Pharoahe Monchの抑揚の効いたフック&流麗なラップがたまらなくカッコイイ一曲(痺)。刑務所暮らししている(ハズ)のC-MurderとTrick Daddyが男臭くぶつかる「F*** Tha Police」使いのシンプル基本的なブレイクがカッコイイ「Watch The Police」、製作はXLが担当。Jadakiss×Styles P×Sheek Louchから成るThe Loxがマイクを回す「Dirty Riders」はDJ Shock製作、時折擦り音がつんざめく地味なメロディのトラックがまた燻し銀な彼らにはお似合い、こういう101なトラックが一番Hip Hopの真髄を感じるから好きです。NapalmなるMCが勢いよく吠える「Crooked Cop」はRockwilder製作のビコビコうねるロボット曲、Rockwilder製作だからという訳ではないですが、このNapalmはRedmanに声が似てます、良い味出していて骨太感が結構好きな一曲でお気に入り。本作の要注目曲が「American Dream」、P.DiddyがBig Azz Ko、Kain、Mark Curry、Black RobのBad Boy Familyを引き連れ参戦。製作は勿論Sean "P.Diddy" CombsとMario "Yellow Man" Winansで、サンプリングにDavid Bowie「This Is Not America」を使い、フックにはDavid Bowie本人を召還するというBad Boyらしい大ネタアプローチ(流石)。シンセ音が波打ちべコベコとビートを打ちつける摩訶不思議な魅力に包まれた一曲。僕的にお気に入りなのはThe ClipseとPharrellが共演した「Guns N' Roses」、The Neptunesが得意の一音&一指使いで鳴らすシンプルデジタルビートがクールでエグイ、The Clipseとの相性も相変わらず抜群で最高に冴えています。「The Squeze」は大御所Gang Starrが登場、DJ Premier製作のダークループ&鬼スクラッチが光る埃っぽいトラックに、Guruの落ち着いた聴かせるラップが撃ち放たれる渋過ぎる一曲。Nelly周辺で動くKing JakobとProfessorがライトなバウンスで聴き手を揺らす「Let Us Go」はJason "Jay E" Epperson製作(Exective ProducedにNelly)、ほんのりカリブチックなメロディに鋼鉄ビートが敷かれ、二人の好対照なラップが交互してナイスな味わいでグッド。他にもベテランCypress HillとKokaneが共演した「Greed」や、Roscoeが軽やかに舞って刺す「Training Day(In My Hood)」などが収録されています。

そんな目玉曲は無いので、絶対に購入という事はないです(辛口)。まぁブラックムービー好きな方ならこの映画は観た方が良い筈、僕もいつか観たいと思います(笑)。もっと目玉な一曲があれば違ったんですが、皆どれも普通で地味な仕上がりだったので、そこがちょっと寂しかったかなと思います。

Category: 音楽その他  Tags: ---

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Quincy Jones「Q's Jock Joint」
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アメリカ音楽界の大御所Producer、Quincy Jonesが総指揮したアルバム『Q's Jock Joint』を御紹介。Quincy Jonesといえば言わずと知れたMichael Jacksonと数々の名曲を生み出したProducer、彼がいなければ『Off The Wall』も『Thriller』も『Bad』も絶対に誕生しなかった、今こうして“King Of Pop”と称されるMichael Jacksonももしかしたらいなかったかも。それぐらいに偉大なProducerのQuincy Jones、彼はMichael Jacksonだけにとどまらず、古くはSarah Vaughan、Miles DavisといったJazz曲の編曲や、あのFrank SinatraのProduceなども手掛けているらしいです(凄腕)。そんなQuincy Jonesが製作した楽曲に、豪華ゲスト陣が参加したのがこの作品なのです。
それでは気になる内容をここにちょっと書きたいと思いますが……本当に豪華な顔触れ、そのラインナップだけでQuincy Jonesの偉大さを感じる事が出来ます。勿論、全曲の製作をQuincy Jonesが担当、思う存分Quincy Jinesの才能に溺れる事が出来る訳です。まず幕開けを飾る「Jook Joint Intro」、この後出てくるメンバーなんかが入れ替わり立ち代わりで話しているんですが、楽曲参加していないLL Cool JやSarah Vaughn、Miles DavisやKid Capriなんかもたった一言で参加していまして(汗)。そのまま流れ込む「Let the Good Times Roll」は天才Ray CharlesにStevie Wonder、U2のBonoが共演という凄まじさ。完璧にホーンを散らし鳴らしたJazzyで濃厚ソウルフルなムード満点のトラックに、Ray Charlesの渋くしゃがれた黒い声とStevie Wonderの甘く撫でる歌声が絡み合う極上のソウル曲。「Cool Joe, Mean Joe(Killer Joe)」はJazzと電子音が巧く融合した様なインスト曲、参加はTone LocとQueen Latifahの掛け合いにNancy Wilsonの清涼な歌声、あとKeyboardでHerbie Hancockが参加しています。「You Put A Move On My Heart」(詞曲にはあのRod Tempertonも関与)はQuincy Jonesの秘蔵っ子としてデビューした美女Tamiaのソロ曲、Tamiaの綺麗で透明感のある歌声がスーッと響き渡る滑らかなラヴソングで、聴いているだけでウットリと癒されてゆくのが分かります。「Rock With You」は御存知Michael Jacksonの代表曲の一つ、ここでは新たにベースが効いた新たなアプローチでトラックを敷き直し、歌姫Brandyが歌い上げHeavy Dがラップで援護射撃をかましてます(最高)。原曲自体がMichael Jacksonの澄み切った清涼な歌声が売りだったのもあり、ここでのBrandyの可愛くクリアな歌声は抜群にハマッてて素敵(興奮)、Heavy Dの太く歯切れの良いラップも良い味出していますよ。悩ましいホーンで一気に溶けてしまうムーディースロウ「Moody's Mood For Love」、ここではBrian McKnightにTake 6と歌上手が勢揃い、そこに女性シンガーRachelle Ferrellも華やかな歌声を添える贅沢過ぎる美曲。とにかくこの組み合わせではもう骨抜き、大好きなBrian McKnightの紳士な歌声とTake 6のハーモニーで瞬殺されます(胸射抜)。一時期ここ日本でも話題になったStompの面々がガチャガチャビートを紡ぎ出し、そこにエレクトロファンク調のメロディが流れる「Stomp」は、CoolioにMelle Mel、Yo-YoといったMC陣がマイクを回し、Chaka Khanが歌声を時折張り上げる一曲。Funkmaster FlexとRay Charlesの掛け合いによる「Jook Joint Reprise」を挟んで、Jerry Heyによるしっとりと滑らかで優しいトランペットの音色が響き渡るJazzyな「Do Nothin' Til You Hear From Me」へ。これはDuke Ellingtonの同名曲の再演で、Phil Collinsが甘くも美しく熱っぽい歌声を披露してくれています(素敵)。George Johnsonの同名曲「Is It Love That We're Missin'」では、Gloria EstefanとWarren Wiebeが清らかで透き通ったデュエットを披露。べコベコな跳ねる鋭いビートにファンキーなステップを踏むトークボックス使いの「Stuff Like That」は、Charlie WilsonにRay CharlesにBrandyにChaka Khanと実力者揃いの合体(痺)、とにかく70年代ソウルの粋なグルーヴが冴えた一曲で各々のソロが皆素晴らしい。徐々に明るくなる夜明けの様なToots Thielemansのハープの音色がたまらなく情感溢れる「At The End Of The Day(Grace)」では、Barry Whiteの深く色濃い優しい熊声が……聴けない(泣)、どうやらハミングのみの様です。国内盤には最後にもう一曲、For Realなる女性四人組コーラスグループによる「In The Pocket」も収録、これがまた素晴らしい出来映えで聴き逃せません。とこれらが全曲かと思わせてそうじゃない、僕のお気に入り(要注目)の二曲を敢えて最後に回しました。まずその一曲は「Heaven's Girl」、なんとQuncy JonesとR.Kellyも共同制作で、歌うのはR.KellyにRonald IsleyにAaron HallにCharlie Wilson(あとNaomi Campbell)という旨味凝縮シンガー達の熱演なんだから凄い(鳥肌)。じっとり濡れるコク深い愛情をたっぷりと歌い上げる極上バラードで、そこに絡む四人の歌声は相性抜群で物凄い相乗効果で、もう聴いているうちに一気に昇天して果ててしまいます(天召)。もう一曲はRod Tempertonが大きく関与した「Slow Jams」、ここではSWVとBabyface、Barry Whiteに男性四人コーラスのPortraitが豪華共演(興奮)。のっけからBabyfaceが力強く喉を奮わせて声張り上げるからたまらない(鼻血)、溜息漏れ続けのこれまた濃厚ラヴバラードで、誰かを愛して抱き締めないと気が済まなくなる一曲(悶絶)。

Quincy Jonesを思う存分堪能できる素敵な一枚、豪華なゲスト陣も皆が気合入っていてもう凄いの一言です(拍手)。惜しむらくはやはりMichael Jacksonの参加が無かった点(涙)、一曲でいいからそんな曲があればもう文句無しに最高の一枚となっていました(強欲)。ただ最後の二曲「Heaven's Girl」「Slow Jams」狙いで購入しても充分に元が取れる一枚(あとBrandyが歌う「Rock With You」も)、いやというかこれは全曲通して聴いて凄く素敵な一枚で御座います。

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Michael Jackson「Blood On The Dance Floor: HIStory in the Mix」
Blood On The Dance Floor_ HIStory In The Mix

Michael Jacksonのベスト盤『HIStory:Past, Present and Future, Book I』からのRemix曲と新曲までをも収録したRemix盤、『Blood On The Dance Floor: HIStory in the Mix』を御紹介。このアルバムタイトルからしてカッコイイ(痺)、完璧に絵で描かれたジャケットは『Dangerous』からの流れでしょうか。Remix盤といえば聞こえが悪いかもしれませんが(いや、Michael Jacksonともなればそんな事もないか)、しかし先述の通り本作でしか聴けない楽曲も収録されていますので、やはり所持しておく事は必至かと思われます。
それでは気になる内容を御紹介したいと思います……まずは幕開けを飾る「Blood On The Dance Floor」、製作をMichael Jackson(以降はMJと省略)とTeddy Rileyが共同で担当。バチンバチンと激しく叩きつけるビートにMJの囁くような歌声がスリリングでヒリヒリ、フックではそれこそ鋭く高いファルセット気味の歌声で聴き手を一気にハイにする、完璧なまでのダンスナンバー(踊)。バキバキな荒っぽいエレキ瓦礫音にMJのシャウトが噛みつき回す「Morphine」はMJ製曲、途中で悲しげなピアノメロディに転調する辺りがトリッキーで僕は好き。コーラスにAndrae Crouchを迎えてますがもう存在感は皆無、MJの激しい咆哮がこだまします。カラフルな電子ポップ具合がどこかPrince調のファンキーさで華やかな「Superfly Sisters」もMJ製作曲(ArrangedにBryan Lorenが参加)、単調ながらもMJの跳ねた軽快なリズミカル唱法に得意の“ひーーっ♪”がナイスアクセントでグッド。ビリビリと電流が流れる様なシンセサイザーに時折スーッと爽やかなMJのファルセットが流れ込むクールな「Ghost」、製作はMichael JacksonとTeddy Rileyが担当。タイトルからしてもどこか名曲「Thriller」の続編的な印象で、エッヂの効いた電子音の後ろでちょっぴりオカルトなメロディが流れる面白い魅力の詰まった一曲。MJとのJimmy Jam & Terry Lewisが共同制作した「Is It Scary」、滑らかで流麗で壮大な疾走系トラックにMJのブレス(息遣い)をビートとしてサンプリングした、Jam & Lewisらしい美しさとMJらしいスピード感が見事に融合した一曲。とここまでが新曲群で、ここからは『HIStory』収録曲のRemixが登場しまして。クラブRemixみたいな曲もあるんですが、先に注目のRemixから触れますと。妹Janet Jacksonとのデュエット曲として注目された「Scream Louder(Flyte Tyme Remix)」はJimmy Jam & Terry LewisがRemixを担当、Sly & The Family Stone「Thank You(Falletin Me Be Mice Elf Again)」を下敷きにした楽器映えしたキャッチーファンキーなリメイクで、凄くしっくり来ていてこれはこれで良い。「2 Bad(Refugee Camp Mix)」は御存知Wyclef JeanがRemixを担当、隠しエッセンスにMJの名曲「Beat It」を混ぜ込んだり、スクラッチをFunkmaster Flexが担当してたり、ラップでFugeesのPrasが参加してたりと、かなり面白い組み合わせの一曲。Wyclef Jean持ち味のRagge風味のメロディアレンジと、あの独特なギターリフが絶妙に効いたトラックで、MJのフックが見事に映える一曲。これら以外は僕が無知なので知らないけれど、しかしかなり有名なRemix玄人がRemixしているみたいで、London出身のTerry Farley & Pete Hellerがすっきり爽やかに風通しよくリメイクした「Money(Fire Island Radio Edit)」、ハウスミュージックの大御所らしいTodd Terryがリメイクした完璧四つ打ちで原型はとどめていない「Stranger in Moscow(Tee's In-House Club Mix)」、MJのボーカルを切って継ぎ接ぎしてそこにハモンドオルガンの音色がグルーヴを生み出すDavid Moralesがリメイクの「This Time Around(D.M. Radio Mix)」、深遠なデジタル世界にどんどん惹き込まれる不思議な魅力の「Earth Song(Hani's Club Experience)」はHaniなる人物がリメイク、原曲の美曲さに煌びやかで華やかなエッセンスを振りかけたハッピーな「You Are Not Alone(Classic Club Mix)」はFrankie Knucklesがリメイク、N.Y.の才人として名高い(らしい)Tony Moranがリメイクしたトリップ感抜群の「HIStory(Tony Moran's HIStory Lesson)」と、きっと知っている人が聞いたら涎の垂れる面子が勢揃い。

後半のRemixは僕みたいな素人ではちょっと楽しむ程度になるけれど、それでもやはりMichael Jacksonのヴォーカルを堪能できるのは嬉しい事。新曲群に関してはここでしか聴けない楽曲ばかりだから必見、「Blood On The Dance Floor」も近日発売のほぼベスト盤な『This Is It』には収録されていませんし、持っていて絶対に損はありませんよ。

Category: 音楽全般  Tags: ---

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Michael Jacksonのふたつの「This Is It」
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天国へと旅立った後も、なにかと話題騒然な“King Of Pop”、Michael Jackson。
そんなMichael Jacksonが直前まで行っていた“This Is It”ツアーの幻のリハーサル映像が映画となって、10月28日より全世界同時公開(しかも二週間限定)されますね。
僕の部屋の近くにある大型ショッピングモールでも上映されるみたいで、お金に余裕があれば観に行きたいとは思っているんですが(涙)。観に行けなかったとしても、絶対にDVD化して欲しい、その時は絶対に購入致します。


そしてもうひとつ、Michael Jacksonの新曲「This Is It」も封切りになりましたね(歓喜)。

Music by Singersroom.com | More on Michael Jackson
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現地時間の12日午前0時、マイケル・ジャクソンの新曲「This Is It」が公開された。28日に全世界同時公開となるドキュメンタリー映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のタイトルトラックだ。新曲とうたわれたこの曲をどこかで聴いたことがあるような気がするのは、あなただけではない。発表されるやいなや、すぐに数々の疑問が浮上した。

その疑問の1つは、1950年代にティーン・アイドルとして活躍したポール・アンカ(68)からのものだった。多くのファンと同様、アンカも「This Is It」が、ラテンR&Bシンガー、サファイアが1991年に発表したシングルと酷似していると考えたのだ。同曲にはアンカとマイケル・ジャクソンがソングライターとしてクレジットされている。「This Is It」のリリースについて聞いていなかったというアンカは、ジャクソン財団を告訴すると脅迫したと米「ニューヨーク・タイムズ」紙は報じている。

しかしこの問題は、財団がアンカの功績を認め、「This Is It」の出版利益の50パーセントを与えることに同意したため、迅速に解決。舞台裏で繰り広げられていた長い戦いは幕を閉じた。

同紙によると、アンカとマイケルは元の楽曲を共同で執筆し、1983年にカリフォルニア州のアンカのスタジオにてレコーディングしたとのこと。当初はアンカのデュエット・アルバム『Walk a Fine Line』に収録される予定だった。だが、アンカいわく、『Thriller』をリリースしてスーパースターになったマイケルがテープを持ち出したという。当初「I Never Heard」と題されていた同曲を巡って、アンカがマイケルを告訴すると脅迫する事態に陥った。

12日に発表された声明文の中で、ジャクソン財団は「マイケルがツアーにつけた名前と歌詞の内容が合っていたため、この曲が選ばれました。我々はマイケルが歌うこの曲を初公開できて感激しており、かつてないほどの数のファンが反応してくれています。この曲は伝説的なポール・アンカが共同執筆しました」と述べている。

マスターのテープを所持し、著作権の書類には両者の名が記載されているため、アンカは同曲が自分の名前なしに発表されたと知って、行動に出る以外なかったという。「全く同じ曲です。ただタイトルを変えただけです」と彼は語った。アンカは同曲をプエルトリコ出身のシンガー、サファイアに提供。1990年にレコーディングが行われ、シングルとしてリリースされていた。

芸能ゴシップサイト「TMZ」によると、アンカはジャクソン財団のレコード・エグゼクティブ、ジョン・マクレイン氏から、「どうりで良い曲なわけだ。マイケル・ジャクソンが書けるような曲ではない」と言われたと語ったとのこと。「This Is It」はピアノがベースの曲で、マクレイン氏がマイケルのヴォーカルにジャクソン兄弟のバックコーラスを追加して完成した。

マクレイン氏は映画のために50曲をソニー・ミュージックに提供し、「This Is It」が最も良かったとアンカに伝えたとされている。「この曲は他と違うと思っていたが、ようやくなぜだかわかった」と語ったとのこと。

騒動にもかかわらず、アンカは苦い気持ちを抱いていない。「"正直な間違いなら、問題ない"と伝えたんだ。こういうこともあるよ」と語っている。

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という事ですが、良い曲ですよねぇ。
この新曲「This Is It」は映画のサントラ盤『This Is It』(こちらも国内盤は10月28日発売)に収録されています。映画で流れる順番に収録されたこれまでのヒット曲も完全網羅、強力ベスト盤になっているので、Michael Jacksonのベスト盤を一枚持っていないという方には持って来いですよ(薦)。

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『This Is It』収録予定曲
1 Wanna Be Startin' Somethin' [Album Version] (06:03)
2 Jam [Album Version] (05:39)
3 They Don't Care About Us [Album Version] (04:44)
4 Human Nature [Album Version] (04:05)
5 Smooth Criminal [Radio Edit] (04:11)
6 Way You Make Me Feel [Album Version] (04:58)
7 Shake Your Body (Down To The Ground) [Single Version] (03:45)
8 I Just Can't Stop Loving You [Album Version] (04:12)
9 Thriller [Album Version] (05:58)
10 Beat It [Single Version] (04:18)
11 Black Or White [Album Version] (04:16)
12 Earth Song [Album Version] (06:46)
13 Billie Jean [Single Version] (04:53)
14 Man In The Mirror [Album Version] (05:19)
15 This Is It [Album Version] (03:36)
16 This Is It [Orchestra Version] (04:54)

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Hottest MCs In The Game 2009
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最新作『The Blueprint 3』がPlatinum間近で絶好調のJay-Z。
最近MTVの企画で発表された毎年恒例の“Hottest MCs In The Game 2009(2009年度最もホットなMC)”、Jay-Zが見事に堂々のNo.1を獲得しました(祝福)。まぁ納得&当然の結果ですよねぇ、Jay-Z以外には考えられないです。
そこでJay-Zも喜びのコメントを寄せていますので、ここに掲載します……

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「MTV、今回は俺を認めてくれてありがとう。それがどの年であれ、"ホット"になろうと日々奮闘しているわけではないが、認識してくれたことには感謝している」

「俺のゴールは史上最高と認められることだ。"この世に存在する最高のラッパー"という称号は、俺が今は亡き同僚(ビギーとトゥパック)のために創った。十分な猶予期間を置いてきたと思っている。それに、もし自分のゴールが確実に最高な存在ではないのなら、それは自尊していないということだ。だからこそ、俺は限界まで自分を追い詰め続ける。敬礼」

「補足:カニエ的な時間をくれ…エミネムは?!?! もし彼の落選をきちんと説明しなければ、このリストの信憑性に害を与えることになるだろう」

「この瞬間にも、彼は今年リリースされたラップ・アルバムの中で最高のセールス記録と、シーンを魅了する今年最高のヴァースを誇っている(テイラー・スウィフトにマイクを返そう…ちなみに誰も傷つけてはいない。前もって謝罪するよ)」

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ちなみに全ランキングはこちらのようになっていまして……

“Hottest MCs In The Game 2009”
第一位 Jay-Z
第二位 Lil Wayne
第三位 Drake
第四位 Kanye West
第五位 Rick Ross
第六位 Gucci Mane
第七位 Young Jeezy
第八位 Fabolous
第九位 50 Cent
第十位 Raekwon


常にトップを走り続けるJay-Zは、現存するMCでは確実にNo.1だと思います。
ランキングを見れば一目瞭然、今までランクインしなかった若手や、ここ最近のずっと活躍し続けている中堅(といっても若手寄り)がランクイン、そんな中でJay-Zは毎年絶対にランクインしている(毎年何らかの作品をドロップしている証拠)んですから凄い。これからも“King Of Hip Hop”として、ガンガンHip Hop界に刺激を与えて欲しいです。

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Mary J. Blige「Reflections(A Retrospective)」
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誰もが認める“Queen Of Hip Hop/Soul”ことMary J. Blige、彼女のデビュー作『What's The 411?』から『The Breakthrough』までの軌跡を辿ったベスト盤『Reflections(A Retrospective)』を御紹介。僕はあまり安易にベスト盤を購入するのは好きでないのでなかなか購入しませんし、Mary J. Blige(以降はMJBと省略)は好きなシンガーですから全作品を持ってはいるんで必要もないのかもしれませんが、結局やはり好きだからこそ購入してしまっていました(笑)。この凛としたジャケットも好きですし、なんとこのベスト盤には新曲が4曲も収録されていますからね、やはり買いです。
それでは気になる内容を御紹介したいと思います……まずは新曲となる楽曲群から御紹介、やはりMJBだからここは押えておかないと。まずはMJBが自分のこれまでの人生を振り返り歌うドラマチックな「Reflections(I Remember)」はBryan-Michael Cox製作(Johnta Austinがソングライト)、ドカドカ鳴るビートにMJBの力強い歌声が胸に響く一曲。続いてもBryan-Michael Coxが鍵盤の貴公子らしく、ひらひらと鳴るピアノ旋律で繊細に聴かせる「We Ride(I See The Future)」、さらさらと流れるようなメロディにMJBの熱っぽい歌声が絡む、フックでの繰り返す“うぃーらいど♪うぃーらいど♪”も耳に残る一曲。Eric Hudson製作(Sean Garrettがソングライト)の「You Know」は良い意味で古臭いソウルフルで躍動感溢れる一曲で、ここでもMJBがファルセット気味に軽快に歌うフックが気持ちよくて耳に残ります。そして本作の注目曲がJohn Legendとデュエットした「King & Queen」、製作はAVenue(Co製作はJohn Legend)でサンプリングにStevie Wonder「Visions」を使用した大人の色香としとやかさ漂う一曲。MJBの魂こもった熱い歌声を、John Legendのあの曇った優しい歌声がふんわり包み込む素敵なデュエットで、この二人でないと紡ぎ出せない味わいで、オールドソウルなレコードを掛けているかの様な一曲にウットリ。ここからはベスト盤でいう本編、MJBがこれまで発表した名曲の数々で御座います。まずはそのパフォーマンスも鮮烈に印象に残っているJam & Lewis製作の「No More Drama」、“悲劇の女王”とも呼ばれたMJBらしい、傷だらけで、それでも勇敢に立ち向かう劇的な曲で、やはり聴いていると沸々と力が沸いてくる一曲。これもその中毒性の高いダークなループビートが病みつきのフロア曲「Family Affair」、Dr.DreらしいそのトラックとMJBのキレのあるドカドカな歌声が素晴らしい化学反応です。“MJBといえばこの曲!”と叫ぶ人も多いであろうMJBの代名詞な名曲「Real Love」、Mark MoralesとMark C. RooneyがAudio Two「Top Billin」を拝借したこの柑橘系のスウィート爽やかなトラックが、当時まだキュートさの残るMJBの歌声に絶妙にマッチ。新進気鋭のProducerであるJ.U.S.T.I.C.E. Leagueとガッチリ融合した「No One Will Do」は、The O'Jays「I Swear I Love No One But You」を早回ししたトラックが、昔のBad Boyと組んでいた頃を思い出させましたね。そして近年のMJBの名曲ともいえる「Be Without You」はBryan-Michael Cox製作(ソングライトにJohnta Austin)、悲しげなピアノ旋律に乗せて“あなた無しではいられないの♪”と泣き声で繰り返し歌う(叫ぶ)MJBに胸をギュッと掴まれるんですよ(刹那)。Chucky Thompson製作の完璧ソウルマナー踏襲のレトロソウル「I'm Going Down」、Kenneth "Babyface" Edmonds製作のしっとりと濡れた泣きの失恋美曲「Not Gon Cry」(個人的には好きな一曲)、情感溢れる極上スロウ「My Life」を新たに録り直した「My Life '06」、Sean "Puffy" CombsとPokeがCurtis Mayfield「You're To Good To Me」を下敷きに共同制作した「Be Happy」と、どれも外すことが出来ない名曲ばかり。このベスト盤はMJB自身の曲だけでなく、彼女が客演した曲も収録されているから面白くて。誰かに恋して胸を撃ち抜かれ“911にダイアルしてくれ♪”と歌うナイス着想の「911」はWyclef Jeanと合体、アコギ主導の哀愁漂うこの曲好きなんだよなぁ。Method Manと一緒に腰低く煙たく構える「I'll Be There for You/You're All I Need to Get By(Razor Sharp Mix)」、George Michaelとの爽やかなデュエット曲「As」も収録されています。あとは既出曲を録り直したものもあって、オリジナルではU2のBonoと歌っていたのを抜きにした単独版の「One」、あまり変化を感じないもう殆どそのままな気もする50 Centの声もそのままの「MJB Da MVP」なども収録されています。

これだけでは語れないですね、MJBは、そういう意味でこのベスト盤は不完全だと言えます(断言)。特に僕が思うのは、あのガンガン掛かっていた名曲「Love @ 1st Sight」と、4th『Mary』からの曲がピックアップされていないのが腑に落ちない(『Mary』は確かに地味だけれど、結構名曲があって好きな一枚なのだ)。でも気軽にMary J. Bligeに触れられる一枚ではあります、新曲も収録されていますし、持っていて損はありませんよ。

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Akon「Freedom」
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Senegal出身のシンガーでMichael Jacksonにも楽曲提供しているヒットメイカー、Akonの通算三作目となる『Freedom』を御紹介。Akonが登場した時はこれほどの大物になろうとは予想だにしませんでしたが、今じゃすっかり大物Producerで御座います。とは言っても最近は門下生(?)のT-PainがR&B/Hip Hop界で大暴れ、少しAkonの影が薄くなっているのも事実ですが(辛口)。この青空と海を背景にビシッとスーツでキメているAkon、カッコイイですねぇ(合格)。
それでは気になる内容を簡単にですが御紹介しましょうねぇ……まず最初に一応書きますと、Aliaune "Akon" Thiamが全曲の製作に携わっておりますので。フックでの“なぁ~なぁ~なぁ~なぁ~♪”に思わず乗せられる「Right Now (Na Na Na)」、ちょっぴり悲しげなエレクトロ調のトラックに仲直りソングで、ディスコチックなノリ。続く「Beautiful」ではAkon主宰のKonvict Muzikのレーベルメイト、 Colby O'DonisとKardinal Offishallが客演参加。これまた爽快で突き抜ける様な爽やかエレクトロで、Akonのあの独特なハイヴォイスに負けない Colby O'Donisの甘い歌声と混ざり合い、Kardinal OffishallのRaggaeチックな暴れラップが引っ掻き回します。恋愛の後悔を切なく歌った「Keep You Much Longer」も完璧エレクトロ、爽快でビコビコ鳴らしながらシンセサイザーが振動する朝焼けっぽい一曲。と思ったらまたまたカラフルな電子音がビビビビビとなりながらジワジワと広がり彩を変えてゆく「Troublemaker」、客演参加の女性シンガーSweet Rushがなかなか美しく清廉な歌声していて要注目かと。エレクトーンっぽいカラフルな響きがフワフワと降ってくる優しメロウな「I'm So Paid」(Co製作にDetail)はYoung JeezyとLil Wayneが援護射撃、Young Jeezyのジリジリ焦がしゃがれたラップとLil Wayneのヘロへロで舐め回すようなラップが物凄い濃いスパイス、この二人の曲者のおかげで美味くなっています(助演男優賞)。「Holla Holla」では一番弟子のT-Painが共同製作&客演で参戦、Akonの早口でさらりとスムーズに歌い回す感じが素敵ですが、やはりT-Painのオートチューン駆使したロボットヴォイスでの“はぁらはぁら♪”に存在喰われてます。「Against The Grain」(RedOneが共同制作)はRay Lavenderが客演参加、一人の女性に虜になり溺れてゆく様を表現したドロドロしたエレクトロチューンが悩ましくて、同じエレクトロでもこの感じは好きです。“僕は君と一緒に居るから♪”と繰り返す綴る「Be With You」なんかも切ないメロディが良いから、いっそエレクトロ趣味を外したら面白かったかも(提案)。「Sunny Day」(RedOne共同製作)はWyclef Jeanが客演参加、これはWyclef Jean「Sweetest Girl(Dollar Bill)」での客演御返なんでしょうが、確実にWyclef Jean軸の時の方がAkonを巧く使っていましたね(完敗)。爪弾くギターの音色が優しく頬を撫でる風になる「Birthmark」はAkonらしくて素敵(惚)、済んだ海辺の夕陽が沈む水平線を思い描いてしまう、なんとも純粋で綺麗でピュアなラヴソング(溺愛)。クラシックピアノをポロポロと弾くシリアスなエッセンスも魅力的な愛の応援歌「Over The Edge」も素晴らしい、繊細で儚く美しいメロディに乗せて歌う力強い詩がカッコイイ、フックでのデジタル加工も鼻につかないナイスなスパイスになってます(誉)。アフリカの壮大な草原を彷彿とさせるおおらかでだだっ広い大地ソング「Freedom」、この開放感って気持ち良過ぎ、Akonのあの鼻にかかったハイヴォイスでの伸びやかな歌声にスーッとします(爽快)。

かなりエレクトロ化してしまっていて、発売当時でももうエレクトロが蔓延していて飽きていた時期だったんであまり聴いていませんでしたが、今聴き返してもやはりエレクトロし過ぎな気が(だいぶ経っているのに、今でもエレクトロ調な楽曲ばかりがドロップされているのが現状という事)。しかしやはりそのルーツの影響もあってか、独特の存在感を放っているので(特に最後の「Birthmark」「Over The Edge」「Freedom」の連続コンボは良かった、Akonの持ち味が出てました)、これからも頑張って欲しいシンガーですね。

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Marques Houston「Mr. Hosuton」
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キッズグループIMxでデビューし、今や大人の男性へと成長した色気たっぷりのMarques Houstonの通算四作目となる『Mr. Houston』を御紹介。そうですね、もうミスターで御座いますよ、Marques Houstonは現在28歳で御座います。ソロになってからも順調に作品をドロップしてくれて、Marques Houston(以降はMHと省略)好きの僕的には嬉しい限り。歌って踊れるシンガーって良いでよね、高く甘い歌声も素敵、このサングラスの宣伝広告みたいなジャケットも素敵です。
それでは気になる内容を御紹介致しましょうかぁ……まずはあのJim Jonesを客演に迎えたキラキラと輝くオシャレな「I Love Her」で幕開け、製作はJoaquin Bynumが担当。遠慮無しにオートチューンを使ったMHの甲高い歌声が滑らかに響き渡り、数ある女性から“一人は選べない♪”と嘆くなんともプレイボーイなMH流儀の一曲。Jim Jonesのしゃがれたラップも良い味出しててグッド、個人的にはJuelz Santana好きですが。Detail製作のまったり煌びやかなセクシー曲「Body」、ファルセットでひらひら舞うMHも官能的で素敵ですし、フックでのあのリフレイン具合も脳内にいつまでも緩やかに響き続けるナイスな作り。オートチューン使って隙間たっぷりの歌い方で宇宙的な不思議な感触を生み出す「How I Do」はNoel "Detail" Fisherが製作。漏れる吐息のようなピアノ鍵盤の音が悩ましく、そこによがるような電子音が絡みまくる極上のベッドソング(色気)。完璧にT-Pian節なオートチューン×追いかけ唱法で迫ってくる「Express Lane」はちょっとやり過ぎかなぁ(苦笑)、まるで日本の雅楽の電気版って感じで、プァーーと鮮やかに鳴り広がるNoel "Detail" Fisher製作のエレクトロチューンはなかなか良いけれど。Alex Canterallが製作の“君という病気にかかっているみたいだよ♪”と甘く歌う「Case Of You」はすごく良い、軽やかながらもセクシーで甘酸っぱいフックのメロディと歌声シンフォニーが胸に深々と響く刹那曲でMHの歌声が活きています。Detail製作の「Stranger」はまったりとちょっぴりブルージーなメロディに、完璧エフェクトのかかったMHの青リンゴ声がエロく絡みつく恋人賛歌。Christpher Jerkins製作(Co製作をLes ButlerとDoc Clarke)の「Say My Name」は電子曲から離れていてとても落ち着く(安堵)、煌めきながら静かに響くキラキラ音にMHのファルセットが優しく広がるシンプル・イズ・ベストを痛感するナイスミッド(惚)。爪弾くアコギに指スナップ、それからピアノ鍵盤が爽やかな風を吹き込む素朴なラヴレターソング「Letter」はMarques Houston自らが製作を担当、MHが優しく囁きかけるよう繊細なファルセットで丁寧に歌い上げていて、聴いているだけで気持ちが洗われ清々しくなります(浄化)。続いてもMarques Houston製作でギターを掻き鳴らしたスパイシーな「Sexy Young Girl」は、異国情緒漂いながらもやはりファルセット駆使でガンガンダンスチューンに仕上げなかったのが紳士的。「Date」はあのOmarionがNaruto's Melody'sなる変名で製作(驚)、静寂デジタルなトラックにMHがここでもオートチューン憑依で宇宙人っぽく歌っています。「Beautiful Woman」はMarques Hoston製作、終始ファルセットでたおやかに歌い上げるMHに思わずウットリしながらも、この雰囲気はRobin Thickeに似ているなとも思ってしまったり(笑)。ここからは一応ボーナストラック扱い、しかしここからの流れがまたなかなか面白いんですよ。まずはDetail製作の南国風味の青空ギター曲が心地良い「Sunset」、これはもう夕陽の沈む浜辺を裸足で歩きながら、恋人に囁くように“だって君は僕の夕焼けだから♪”なんて甘い言葉を言ってみたい(笑)、最後の小声の“せっせっせっせっせっ♪”が良い味出してます。続いてもDetail製作の浮遊感溢れる振動エレクトロ「Resturaunt」、Detail製作で真っ直ぐガツンなHip Hop風味曲の「Excited」とDetailがとにかく大活躍。最後を締め括る「Tonight」はB. HowardとThe Merchantが共同制作、これはハンドクラップ鳴らしながらキュートなシンセサイザーがクネクネ飛び交う懐かしいポップ風味曲、軽快でカラフルなメロディにMHの甘酸っぱい歌声が鮮やかなダンスチューン。

うん、相変わらずMarques Houstonのファルセットはセクシーで綺麗でした(好)。しかしここまでオートチューン使ってエレクトロにしなくても良かったんじゃないかなと思います、もうだいぶ聴き手は飽きてきているのも事実ですし(苦言)。それならよっぽどMarques Houston自身が作った直球&王道なスムースR&B曲の方が好感持てました、Detailの仕事っぷりが悪かったとは言いませんが。もっと純粋にアダルトな渋い楽曲で半分を占めて欲しかったというのが本音、まぁ時勢を象徴している一枚で、Marques Houstonらしさは半減してたかも(辛口)。でもMarques Houstonの歌声が素敵です、辛口でしたがきちんとした一枚には仕上がっていますよ(当然)。

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Jazmine Sullivan「Fearless」
Jazmine Sullivan album cover

Phillyから新たに誕生した21歳の若き女性シンガー、Jazmine Sullivanのデビューアルバム『Fearless』を御紹介。あのStevie Wonderも“これほど説得力のある歌い方の出来るシンガーはいない”と太鼓判を押したという逸材、2008年の大型新人と呼ばれ、“2009 BET Centric Award”を獲得し、09年度のGrammyでも五部門ノミネートされるなど、大活躍で御座います。僕はずっと国内盤を待っていて、そうこうしていたらこんなに遅くの入手になっちゃいました(涙)。
それでは気になる内容を簡単に御紹介致しますと……まずは幕開けを飾る「Bust Your Windows」、製作はあのSalaam Remi(現在の表記はSALAAMREMI.com)という事で興奮します。Salaam Remi「Bad Man Waltz」を下敷きにしたJazzyな装いのワルツなメロディに、Soulja Boy「Crank Dat Soulja Boy」のビートを放り込む荒技な一曲。続いてはシングルヒットしたMissy "Misdemeanor" Elliott製作(Co製作をLamb)の「Need U Bad」、Nicholas Taylor「Higher Meditation Riddim Version」とTapper Zukie「Papa Big Shirt」を下敷きにした、まったりとくすぐったいRaggae風味のトラックがモロに(そしてその歌唱スタイルもモロに)Lauryn Hillを彷彿とさせてグッド(懐)。しかしLauryn Hillを恋しくさせながらも、Jazmine Sullivanの力強くも滑らかでコクのある歌声がピッタリ嵌っていて素敵です(感動)。途中で懐かしソウルフルなピアノ旋律に転調させて聴かせる“あなたが必要なの♪”フックも素晴らしい、Missy Elliottの恐るべき手腕が見事発揮されたナイスな一曲。Ivan "Orthodox" BariasとCarvin "Runsum" Hagginsが製作した「My Foolish Heart」もまたどこか懐かしいフィーリングで、いかにもPhillyらしい泥臭いゆったりファンキーな一曲で、これもどこかLauryn Hillを思い出します。“ライオンもトラもクマも怖くない、だけどあなたを愛することだけは怖いの♪”と歌う「Lions, Tigers & Bears」はSalaam Remi製作曲、Salaam Remi「Shila's Playground」を下敷きにした森の中を歩く様などこか御伽噺チックなメロディがほんわかしてて素敵。イントロの語りでなぜかNotorious B.I.G.を思い出した「Call Me Guilty」もSalaam Remi製作、硬質なドラムビートが飛び散る仄暗くスリリングなメロディ展開に“有罪犯だって呼んでもらって結構よ♪”と啖呵を切る姿は、まるで悲劇を歌ったMary J. Bligeの様な力強さ(鳥肌)。Fisticuffs製作の「One Night Stand」も、レトロポップにファニーにおどけて歌うJazmine Sullivanが味があってイイ。しっとりと切なく鳴り響くピアノ鍵盤の旋律が綺麗な「After The Hurricane」はStarGateが製作を担当、悲しみと冷静さの間に立つ女性の気持ちを上手~~く表現したJazmine Sullivanの悲しみの溢れ出す叙情的な歌声にグサっと胸をやられます。Daft Punk「Veridis Quo」をサンプリングしたちょっぴりデジタルチックな「Dream Big」はMissy Elliott製作(Co製作をLamb)、最近のエレクトロ趣向ほどにエレクトロしていないのが巧い、Jazmine Sullivanの歌声に合わせたシックでクールなデジタル感触がグッド。Salaam Remi製作のドラムスにエレキギターのぽろんと鳴る音が絡まるほろ苦いメロウ「Live A Lie」も絶妙、Jazzyながらもエッヂが効いていて、それでいてまろやかソウルフル、素晴らしいですね。Dirty Harry製作でThe Art Of Noise「Beat Box」とStevie Wonder「I Was Made To Love Her」をサンプリングした「Fear」は、聴き覚えのある懐かしいドリーミーなメロディ、抑えたトーンで語りかけるように歌う部分とバックコーラスの重ね方がAlicia Keysっぽいアプローチの一曲。“恐れない人間なんていない♪”と歌うメッセージソングで、この曲を聴いているとJazmine Sullivanの歌声にどっぷりと溺れてしまいます。最後を締め括るのはAnthony Bell製作(Co製作をJazmine Sullivan)のピアノ伴奏のみでアカペラに近いゴスペル風味のラヴソング「In Love With Another Man」、“あなたは素敵な男性だけど、私は他に愛している人がいるの♪”と複雑な恋愛を歌った一曲で、ただただJazmine Sullivanの感情揺さぶる素晴らしい歌声に聴き惚れるばかりです(溺愛)。そして国内盤にはこれらに加えて、70年代ソウルっぽいノリが可愛くてポップなJack Splash製作の「Switch!」、若き次期王様のT.I.がまったりとレイドバックしたラップで“オマエが死ぬほど必要なんだぜ♪”とキメてくれる「Need U Bad Remix」の二曲を収録しており、これも聴き逃すには勿体無い佳曲となっています。

う~ん素晴らしいです、御馳走様で御座いました(満腹)。歌声的に(雰囲気)はAlicia Keys×Mary J. Blige÷2って感じ、でもその双方とも違う歌声&魅力できちんと確立されたシンガーだなと感服致しました。最近はどれを聴いてもエレクトロでちょっと飽き飽きしていたので、この懐かしい古き良きSoul/R&Bなメロディに乗っかったJazmine Sullivanに感動しましたよ。Alicia Keys(考えればJazmine SullivanはAlicia Keysと同じJ Records所属)や、Joss Stoneなんかが好きな方も聴いてもらい一枚です、なかなか良かったですよ(誉)。

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Jordin Sparks「Battlefield」
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米オーディション番組“American Idol”の第6代目勝者、Jordin Sparksの通算二作目となる『Battlefield』を御紹介。彼女が優勝したのは弱冠17歳の時、史上最年少での優勝という事で、それだけでもうお墨付きで御座います(圧巻)。そんなJordin Sparksも本作で遂に19歳、十代最後の作品となります。このJordin Sparksの顔がアップになったジャケットが素敵ですね、一目惚れしちゃいましたよ。
それでは内容を簡単に御紹介しますと……ライトなロックテイストにほんのちょっぴりエレクトロを振り塗した「Walking On Snow」で軽やかに幕開け、製作はLucas Seconが担当。UK Rockっぽいサッパリした後味がなんとも心地良い一曲で、Jordin Sparksの顔に似合わずな(良い意味で)キュートな歌声が活きる一曲。「Battlefield」はRyan Tedder、Louis Biancaniello、Sam Watters、Wayne Wilkinsから成るThe Runawaysが製作を担当、ピアノ旋律のループに壮大なメロディが色彩豊かに熱っぽく展開されるドラマチックな一曲。その上でJordin Sparksが“どうして愛はいつも戦場みたいに感じるの♪”と力強く投げかける、彼女のキャラに合ったラヴソング。「Don't Let it Go To Your Head」はThe Underdogsの片割れHarvey Mason, Jr.が製作を担当、意中の男性にベタ惚れながらも“いい気にならないで♪”と歌うツンデレな詩の内容が可愛い。Harvey Mason, Jr.が手掛けたトラックも程よく純白が混じったミッドR&Bで良い感じ、Jordin Sparksの淀みのない真っ直ぐでクリアな歌声がどこまでも響き渡る一曲でグッド(浸透)。エレクトロダンスな一曲「S.O.S.(Let the Music Play)」はCutfather、Pilfinger、David Kopatzの三人が共同制作、Shannon「Let The Music Play」をサンプリングしたイケイケパーティーなチューンはまるでRihanna仕様。再びLucas Seconが製作を担当した「It Takes More」は、別れを通じて強くなった女性が元彼にキッパリとノーを突きつける内容の曲。これが力強く張り裂けそうなJordin Sparksのちょっぴり切ない歌声が胸に響く、物悲しげながらも前向きでドラマチックなトラック。「Watch You Go」はDr.LukeにBenny BlancoにAmmoが三人で共同製作(ソングライティングにはあのT-Painが参加)、ペコペコとビートを鳴らしながらクールな流線エレクトロを紡ぎ出すトラックで、サラリとしているようでなかなか癖のある一曲。Scott Cutler製作の「No Parade」はピアノ旋律を基調とした静寂系のスローイントロから、徐々に感情高まり熱っぽく溢れ出す繊細なメロディが印象的。一瞬にして壊れ消え去った愛を歌った、切なく悲しい詩も儚くて、メロディに乗せて泣き叫ぶような、そして最後には消え入るようなJordin Sparksの歌声がまた感動的で泣ける(号泣)。「Let It Rain」はToby Gadが製作したロックスレスレの激情ナンバー、教会オルガンっぽい音の鳴りが荘厳さを強めています。引き続きToby Gadが製作を担当した「Emergency(911)」は完璧にLady Gagaっぽい味付けのデジタルサイコ系、こういうノリは僕はあまり好きでないので御遠慮願いたい(汗)。アコースティックギターを静かに爪弾く哀愁漂う「Was I The Only One」はSam Mizell製作、吸い込まれるようにしんみり静かなミッドでこれがもうギュッと胸を締め付ける、ほんのりとほろ苦い失恋曲で素敵(涙)。“恋をしていたのは私だけだったの?♪”と泣きそうな声で訴えるJordin Sparksの切な過ぎる歌声にただただ悲しくなる、スーッと風に吹かれて消えるようなメロディもまた叙情的で繊細で素敵です(沈)。「Faith」はToby Gadが製作、囁くようなJordin Sparksの歌声が前面に押し出された輝かしいゴスペルライクな一曲(純潔)。Jordin Sparksがすべてを優しく包み込んで癒してくれる白魔法曲「The Cure」はClaude KellyとLos Da Mystroが製作を担当、失恋した意中の男性に“私が元通りにしてあげる♪”と歌う健気なラヴソング。国内盤にはこれらに加えて前作『Jordin Sparks』より「Tatto」「One Step At A Time」の二曲(こういう策はあまり講じて欲しくない)と、愛するほどに自分が傷ついてしまう女性の悲痛な気持ちを歌ったToby Gad製作の悲しいラヴソング「Landmines」を収録しています。

パーツパーツ毎がしっかりしたそのお顔と、ちょっぴり大きな体(でもこれが凄く魅力的)からは想像つかない高音で可愛い女の子な歌声が素敵なJordin Sparks。本作はポップ寄りの楽曲も多くて、そういう黒過ぎないJordin Sparksの真っ直ぐな歌声が活きた一枚だったと思います。この作風はまるでBeyonceの『I Am… Sasha Fierce』のBeyonce側面(Disc 1)の様、白さが目立った一枚だと思います。これからこういう楽曲がR&B界にも多くなるかもしれませんね、でもなかこれはこれでなかなか良かったですよ。

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「The Fighting Temptations Soundtrack」
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Cuba Gooding, Jr.とBeyonceが主演を務めた映画のサントラ盤『The Fighting Temptations Soundtrack』を御紹介。この映画、観たくて仕方ないんですが観ていないまま(涙)。最近でこそ女優としての仕事を順調にこなしているBeyonceですが、この作品は彼女にとって二作目ぐらいになるんじゃないでしょうか。こういうブラック系の映画のサントラは絶対に外せないッ!そこでしか聴けない楽曲&意外な組み合わせが楽しめるんですからね。
それでは簡単に内容を御紹介しますと……まずはBeyonceとMissy Elliott、MC LyteにFreeと女性四人が元気一杯に弾ける「Fighting Temptation」で幕開け、Missy Elliott製作でサンプリングにWalter Murphy「I Like Funky Music」を使用。Missy Elliott「Work It」っぽい上がって捻れる変てこ音にファンキーなホーンが散る華やかな一曲で、冒頭&フックで聴こえるBeyonceの煌びやかな美声が清涼感抜群で素敵(惚)。そこにマイクを回すMissyもMC LyteもFreeもバッチリ跳ねてくれて、ガールズな仕上がりが可愛い一曲。「I Know」はDestiny's Childの楽曲、製作はBeyonce KnowlesとSoul Diggazが共同で担当。乾いたーギターがアクセントになった荒涼としてトラックに、Destiny's Childの美しくも寂しげなハーモニーが奏でられるアダルトな香りの渋い一曲。The O'JaysのEddie Levert(!)とAngie Stoneが共演した(Aditional VocalにMelba Moore、Montell Jordan参加)「Rain Down」、Rex Rideout製作のべコベコと跳ねるエッヂの効いたナチュラルビートにクワイヤが力強く絡む現代風ゴスペル曲。Angie Stoneの深みのある歌声とEddie Levertのガラガラ鳴らす喉が渋い、なんとも濃厚な一曲で大満足。続いてはT-BoneとZaneのMC二人にMontell Jordanがファルセットでフックを担当する「To Da River」、BusterとShavoni製作の本作唯一のHip Hop曲。Ann NesbyがShirley Ceasarをカバーした「I'm Getting Ready」は完璧なゴスペル曲、教会で歌っているかの様なオルガンメロディにAnn Nesbyのパワフルな歌声が響き渡るオーソドックスな一曲。引き続きAnn NesbyがShirley Ceasarの曲を歌う「The Stone」ですが、ここではShirley Ceasar御本人と共演。手拍子と共にステップ踏んで教会の壇上で踊りながら歌うようなこの軽快さと力強さ、聴いてて気持ちがスカーッとするし気持ちよくて踊りたくなります(陽気)。Jimmy Jam & Terry Lewisが手を加えたDonna Summerのカバー「Heaven Knows」、歌うのはFaith Evansなんだから間違いない。ピコピコデジタル音が颯爽と駆け抜けるディスコ調のトラックがゴキゲンだし、Faith Evansの艶やかな歌声も高らかに響いてきて素敵です。Beyonce KnowlesとDamon Elliottが共同制作のPeggy Leeカバー「Fever」は、指パッチン鳴らしながら妖しく歌い上げるメロウJazzyな一曲がBeyonceのキュートでセクシーな歌声でより熱っぽく仕上がっています(惚)。そして本作の裏ハイライトともいえるのがBeyonceとあのBilal(!)が共演を果たした「Everything I Do」、しかも製作はあのJimmy JamとTerry Lewisなんだから痺れます(失神寸前)。キラキラと輝きながらもまったりと溶け合うスムージーなメロウチューンが素敵で、その美しさだけでもう骨抜きにされます(倒)。そこに絡むBeyonceとBilalの吐息(溜息)混じりの優しく囁くような歌声(途中のアドリブも素晴らしい)が凛と心に響きます(惚)、特にBilalのあのハイファルセットで身を捩って喘いでしまいますよ(嘆息)。刻むリズムとハーモニカ一本で聴かせるアカペラ風味の「Loves Me Like A Rock」は、O'JaysによるPaul Simonのカバー、味があって良いですねぇ。Loretha JonesとBeyonce製作の王道ゴスペルナンバー「Swing Low, Sweet Chariot」、Beyonceの堂々としたパワフルな歌声に鳥肌立ちっぱなしでスタンディングオベイション(拍手)、Beyonceが実力のあるソウルシンガーなんだと痛感します(立派)。BeyonceとThe O'JaysのWalter Williams, Sir.がデュエットする(Additional VocalにAngie StoneとEddie Levert)「He Still Loves Me」、クワイヤを従えて天高く歌声が昇る輝かしい一曲で素敵、製作はまたまたJimmy JamとTerry Lewisの黄金タッグ。軽やかなピアノのメロディに乗せてBeyonceとAngie StoneとMelba Mooreの歌声が跳ねて疾走する晴れやかな「Time To Go Home」もJimmy JamとTerry Lewis製作、このコンビは本当に素敵な楽曲ばかりを提供します(感謝)。Beyonceの妹Solangeのソロ曲「Don't Fight The Feeling」(Papa Reu客演)、このインドチックなデジタル曲が本作に必要だったかはちょっと疑問。最後を締め括るのはSean "P.Diddy" CombsとMario "Yellow Man" Winansが共同制作(Co製作をStevie J.)の「Summertime」はP.Diddyも客演参加、まったりと滑らかな極上サマーチューンで思わずウットリ(惚)、やはりBad Boyはこういうキャッチー曲に強い(十八番)。常夏の青空の下、海沿いを走りながら陽光浴びて聴きたい夏必須の一曲、Beyonceの柔らかな歌声も素敵です(溺愛)。

豪華な面子を見ても分かる通り、とにかく歌心満開のナイスな一枚となっています。Beyonce×Bilalの「Everything I Do」(僕的にはLauryn Hill×D'Angeloの「Nothing Even Matters」にも匹敵)が収録されているだけでも絶対に聴き逃せない一枚(断言)、あとBeyonceの「Fighting Temptation」「Summertime」もここでしか聴けませんからね。あとこの頃のBeyonceのヴォーカル風味も今は聴けません、この頃の可愛い歌い方も好きだったんだけどなぁ~(惚)。

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Jay-Z「Hustlers Poster Child Part 2(Mixtape)」
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先日『The Blueprint 3』を発売したばかりのJay-ZのMixtape、『Hustlers Poster Child Part 2』を御紹介。Mixtape物はたま~に落として聴くぐらいで、ここで紹介するのは本来ならば意に反するのですが(苦渋)。ではなぜ紹介するのかというと……皆様『The Blueprint 3』は聴いてますか、僕は通勤&帰途にの車中はガンガン掛けてます(最近のお気に入りは「Reminder」)。そこで残念だったのが「Jockin' Jay-Z」や「Brooklyn Go Hard」が収録されなかった事、国内盤にもしかしたら収録されるかと期待しましたが、やはりされず終いでした(悔)。そこで紹介したいのが本作、その二曲がキッチリ収録されてますし、他にも未発表曲が収録されています。
簡単に内容を御紹介しますと……まずは当初は『The Blueprint 3』からの先行シングルっぽい扱いだった「Jockin' Jay-Z」、製作はKanye WestでサンプリングにRun DMC「Dumb Girl」を使用したバキバキなナンバー(暴)。ブザーみたいな音が警報みたく連続で鳴るトラックが渋くも鋭く、Jay-Zのラップも相変わらずの切れ味でイイ、Kanye Westによる“じょっきんじぇいじー♪じょっきんじぇいじー♪”もぶっ飛んでて好き。なんで収録されなかったんだろう、地味だけど結構好きなのに。そして映画『Notorious』サントラ盤に収録の「Brooklyn Go Hard」、製作はKanye WestでサンプリングにSantogold「Shove It」を使用。まんまSantgoldのラインを拝借しループし、そこに硬質なドラムスをぶつけた荒削りなトラックがまたなんとも渋くてグッド。Santgoldの癖あるヴォーカルも巧く処理されて映えているし、Jay-Zの変則的なフロウも面白くて耳に残る。DJ KhaledがKanye WestとT-Painを迎えたオリジナルにJay-Zが参加したRemix「Go Hard(Remix)」、「後に出されたD.O.A.(Death Of Autotune)」を考えるとこの共演もまた面白く感じますね。Young Jaazyの同名曲のビートにそのままJay-Zが乗っかる「Put On(Remix)」、Young Jeezyよりも全然スムーズなJay-Zのソフトなサウスっぽいノリのフロウが面白い。Uncle Murdaと共にJay-Zがヤンチャに暴れる「He Asked For It」(The Neptunes製作?)はFat Joe攻撃曲、Uncle Murdaもなかなかイイ味出していて要注目のMCかなと。「Can't Cheat Death」「Welcome To The 70's」「Damn」はなんとあのDJ Premierが製作を担当、いかにもPrimoなエッヂの効いた激渋ファンキーなトラックがビョンビョン跳ねるトラックに、Jay-Zの流れる様なラップがバッチリ似合ってます。これが公式リリースされないのが惜しい、本当に残念で御座います(涙)。Swizz Beatzが製作の「You're Welcome」は女王Mary J. BligeとSwizz Beatzが客演参加、粉雪のように優しく降るキラキラ輝く電子音にまったり間を取るハンドクラップ、この繊細で美しいトラックが溜息モノです。Jay-Zのラップはさることながら、Mary J. Bligeの優しく細い可憐な歌声がしんみり心に沁みる素敵なスローチューン。そのまま素敵なメロウチューン「Maybe」へ、製作はSean C & LVで御座います。なんともソウルフルでメロウな極上とろけるチューンが凄まじく滑らかでセクシー、ここで歌フックを担当しているのが誰か分からないのが酷、知っている方教えて下さい。DeShawn Stevensonなるバスケ選手をDissした笛ピューピュー曲「Blow The Whistle」、安っぽいLil Jon製作みたいなチープクランク風味が小馬鹿にしている感を演出。映画『Notorious』サントラ盤に収録予定だった「BK Anthem」はMC Lyteが客演(途中でBusta Rhymesっぽい声も聴こえます)、なかなか良いんですがねぇ。「Early This Morning」はJust Blaze製作曲、Just Blazeらしい早回し声が炸裂する電子鍵盤曲にJay-Zが王様フロウを撃ち放つ相性抜群の一曲。最後を飾るのはBarack Obamaへの応援メッセージソング「History」、製作はKanye WestでTony Williamsのドラムス使い(?)のまったりとしたクロスオーヴァーな感覚の一曲。その他にも既出曲が収録されていますが、そこは省略させて頂きます(了承)。

まぁMixtapeという事でノリで攻めたクオリティの曲も多いですが、Jay-Zに興味ある方なら楽しめる内容なんじゃないかなと思います。ネット上を歩いていればあちこちに落ちてますので、無料でダウンロード可能です。気になる方はどうぞ。