RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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thisisit-dvdbuy.jpg

御無沙汰しております、管理人のQueenで御座います。

なんだかここ最近は継続的に更新していたんですが、近頃ちょっとだけ更新空いてました。
なぜかというと最近はiPhoneを弄って遊ぶのに必死で、それに伴って“Facebook”や“Evernote”や“SugarSync”なんかを新しく使い始めて、もうなんだか毎日夜遅くまで一人でパソコンとiPhoneで遊んでます(孤独)。

あと最近はまた推理小説を読み始めて、それがまたすごく面白くて良い具合に時間が潰れてて、なかなか音楽記事を書く気になりません(苦笑)。音楽は聴いているんだけど、もうほとんど流し聴き状態、しばらくは音楽記事を休もうかと思っています。

そんな中で久々の音楽ネタがコレ、今日1/26に先行発売されたMichael JacksonのDVD『This Is It』!
僕はタワレコで予約していましたので、ずっと楽しみにしてたので、今朝起きて洗濯と食器の洗い物を済ましてから直行しました(急)。僕が購入したのはTOWER RECORDS限定仕様のDVD、特典映像がボーナス特典として付いていたので(あと限定の黒ジャケット仕様)こちらを選びました。

まだサラッと流しながらしか観ていないけれど、またじっくりと鑑賞したいと思います(惚)。

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久保田利伸「THE BADDEST」
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僕が日本人で唯一R&Bシンガーとして聴愛する久保田利伸、彼の初期の黄金の軌跡を集めたベスト盤『THE BADDEST』を御紹介。今ではR&BもSoulもHip Hopも日本の音楽シーンを揺るぎないものにしていますが、その開祖といえるのはやはり久保田利伸ただ一人なのではないでしょうか(断言)。そんな久保田利伸の素晴らしい楽曲をコンパイルしたのがこの“BADDEST"シリーズ、その第一作目が本作で御座います。このジャケットも格好良いですよねぇ、久保田利伸がもう黒人にしか見えないですよ。久保田利伸(以降は久保田と省略、呼び捨てにして御免なさい)ファンではないけれど本作は持っているという方、この日本にはかなり多いのではないでしょうか。
それでは本作の収録内容を御紹介したいと思います……先に言っておきますが、これはもう最強のベスト盤、本作には彼の代表曲がギッシリ詰まっています。まず幕開けを飾るのは「TIMEシャワーに射たれて」、冒頭のゴスペルライクな久保田のアカペラでもう一気に昇天。と思えばベース弦とビートが炸裂する疾走チューンに合わせて、久保田がファンキーなラップを英語っぽいノリでガッツリぶちかます最高に盛り上がる一曲。そして彼の代表曲「流星のサドル」が早くも登場、細かく鳴る電子音メロディに眩いほどの久保田のエネルギッシュな歌声が弾けて輝くこの曲、R&Bしながらもそのポップでキャッチーなメロディが最高に熱いッ!“夜を越えていくのさ、流星のサドルで♪”ってのがまた最高、こんなフレーズは絶対に思いつかない(独創的)。「Oh, What A Night!」は電子鍵盤っぽい流麗なメロディが甘酸っぱいPrince風味の懐かしいポップチューン、その響きの似ている“Oh What A Night”と“終わらない”をきっと掛けているのであろう、久保田の言葉遊びの妙を感じる晴れやかな一曲。そして20世紀を代表するバラードといっても過言ではない、屈指の泣きバラード「Missing」も収録。この曲は本当に素晴らしい、久保田の澄んだ泣きそうな歌声に強く胸をギュッと締め付けられる、涙無くしては聴けない刹那曲。詩の内容を見るとこの曲はきっと不倫の恋を歌っているのではないかと思います、叶わないと分かっている恋ほど辛いものはない……。多くのアーティストがカバーしている様なので、久保田の曲とは知らないでも、この曲は知っている若い方も多いと思います。そして僕のお気に入りなのがドラマチックでスリリングなメロディ展開が最高にクールな「You Were Mine」、この曲はR&Bというよりは王道J-Popな作りがまた良くて、それでも久保田の歌声が弾けてファンキーで熱くて、そんな久保田が“思い出の中に君を、このまま閉じ込められない♪”とシャウト気味に力強く歌うフックがすごく身に沁みるスピーディーな一曲。低く鳴る電子音が冷たくガラスの様な世界観を構築する「一途な夜、無傷な朝」、弾ける様なエレクトロポップで陽気にステップを踏んで心も踊る「GODDES ~新しい女神~」、ジャマイカンな打楽器ビートに電子楽器がカラフルにじゃれ合い久保田のターザンヴォイスが唸るPrince風味な「PSYCHIC BEAT」、すごく懐かしいメロディに疾走感溢れる久保田のスーパーカーみたいな歌声が駆け抜ける「Olympicは火の車」、完璧にファンキーなHop Hopビートでお祭り気分に盛り上がる「TAWAWAヒットパレード」と、ヒット曲の目白押し。最近好きで聴いているのは突き抜ける様に晴れやかなアカペラで始まる「永遠の翼」、雄大な自然を感じる空気感たっぷりのサンシャイン曲に久保田の元気一杯な自由奔放な歌声が気持ち良過ぎる一曲。あとは最後を締め括る「Cry On Your Smile」も好き、静寂の中にも情熱がキラリ光るスローバラードで、久保田の真っ直ぐなフックがすごく胸に突き刺さる一曲。とても89年に日本で発売(編纂)されたベスト盤とは思えないぐらい、黒さを湛えた先進的な楽曲ばかりで御座います。

ねぇこれが日本人が歌っている曲なの?ってぐらいの歌唱力と表現力、素晴らしいシンガーで御座います(鳥肌)。この一枚あれば、とりあえず久保田利伸の魅力にはベッタリ触れられると思います、つまり久保田利伸の入門編といえる一枚で、初心者には持って来いな一枚かと思います(推薦)。これを聴いてから、是非ともそのまま他のオリジナル盤を聴いて頂きたいですね。久保田利伸がいなかったら、R&Bが大好きな僕はいなかったです。そしていつも家の中で久保田利伸をガンガン掛けて夕飯を作っていた母がいなくては、やはり今のBlack Music好きな僕はいなかったでしょう、ありがとう久保田さん、そしてお母さん(感謝)。

Category: 音楽全般  Tags: ---

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久保田利伸がMichael Jacksonへオマージュ
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日本が世界に誇るR&Bシンガー、久保田利伸、僕も大……ッ好きなシンガーの一人です(国宝級)。
そんな久保田利伸が来たる1月27日に、およそ二年ぶりとなる新曲「Tomorrow Waltz」をドロップするそうです(拍手)。僕はもうずっとシングルは購入などしていないのですが、このシングルは購入しようかなと思っています。勿論、表題曲の「Tomorrow Waltz」も素晴らしいんですが、真の狙いはというと……

カップリングされている「STAR LIGHT」。
ちなみに以前にMichael Jacksonの記事でも書きましたが、「Thriller」は元々「Star Light」という曲名で作られていたんですから、もうこれは完璧に狙っています(久保田サイドでは知らなかったそうですが)。

なぜかというと、この曲は久保田利伸があの亡きMichael Jacksonへのオマージュ曲なんです(涙)。
久保田利伸はMichael Jacksonに対し“彼がいなかったら、R&Bはここまで世界に普及はしなかったであろうし、私はここにいない”と哀悼の意を本曲の冒頭でも述べていて、これがもうグッと来るんですよ(胸痛)。なんですが曲の方はそんな湿っぽさはゼロ、久保田利伸らしいファンキーなダンスチューンでもう痛快で御座います(興奮)。もう久保田利伸が思いっ切りMichael Jacksonばりのファルセットで極上のグルーヴを生み出すエレクトロな爽やかサマーアンセム、この夏な感じはどこかMichael Jacksonの「Don't Stop 'Til You Get Enough」っぽいディスコ風味の効いたメロディ。アフロヘアで陽気に踊る久保田利伸も最高にファンキーでカッコイイ(惚)、PVが最高にイカしてますね。

しかもこのシングルの発売日は、Michael Jacksonの映画DVD『This Is It』と同日なんだから、これも狙っていたんじゃないかなぁ、いや悪い意味ではなく良い意味でです(奇跡)。とにかく聴いてみてください、最高にカッコイイんですから(絶賛)。



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Raphael Saadiq「Raphael Saadiq As Ray Ray」
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Tony!Toni!Tone!やLucy Pearlなどの最高グループを経てProducerとしても活躍する、Raphael Saadiqの通算二作目となる『Raphael Saadiq As Ray Ray』を御紹介。このアルバムタイトルは、Raphael Saadiqの本名であるCharlie Ray Wigginsから取ったもので、彼の母親がRaphael Saadiqを呼ぶ時の愛称なんだとか。とにかく僕はRaphael Saadiqの作り出す味わい深いソウル曲が大好き(興奮)、あのしっとりと柔らかなミルキーな歌声も大好きで、Tony!Toni!Tone!の作品もLucy Pearlの作品も、いまだに繰り返し聴いています(特に後者)。映画『Uptown Suturday Night』をイメージしたというこのジャケットも極めてオシャレ、素敵で御座います。
それでは気になる内容を御紹介したいなと思います……一応最初に述べておきますと、全曲の製作をRaphael Saadiqが担当しております(天才)。まずは幕開けを飾る「Ray Ray Theme」はRaphael Saadiq主宰のレーベル“Pookie Entertainment”所属の女性シンガー、Joiが客演で参加(Kelvin Wootenと共同製作)。ビヨビヨとしなって跳ねるシンセビートが面白い泥臭いトラックがなんだかファンキー、Raphael Saadiqが途中でヴォーカルにエフェクト掛けて歌声伸ばす感じはOutKastのAndre 3000ぽかったり。ここでのJoiのあのハイトーンで攻める尖ったファンキー声が最高に痺れる。黒人アーティストShuggie Otisの名を拝借した「I Know Shuggie Otis」はエレキギターが唸りを上げてメロディを自在に曲げるソウルフルでロックな一曲、Raphael Saadiqのファルセットで漂う様なヴォーカルも最高にカッコイイ一曲。ビチビチと弾けるビートに笛音や鍵盤音がクールに滑って鳴る「This One」(Michael Angeloと共同制作)、Raphael Saadiqがボソボソと独り言の様に“この人が俺のお気に入りかもしれない♪”とシンプルに繰り返すフックがまたなんともクールなファンクを生み出していてグッド。「Chic Like You」(Michael Angeloと共同製作)では男性MCのAllie Babaを客演に起用、どことなく西海岸なG-Funkトラックに絡むAllie Babaのラップがなかなかスマートで乙で御座います。ドカドカと地べたを鳴らす骨太なビートにカラフル鮮やかな電子音がからむファッショナブルな「Live Without You」(Co製作にJake & The Phatman)は、まるでThe Neptunesみたいな華やかメロディにRaphael Saadiqらしいソウルを混ぜ込んだ極上のオシャレ曲(最高)。丸々したホーンも鳴る華やかで煌びやかなメロディも最高にキュートだし、“君無しでは生きていけない♪”と素直に歌っちゃうRaphael Saadiqの甘い歌声もすごく素敵なラヴソング(惚直)。スクラッチぽい音が後ろで終始ザクザク鳴る「Detroit Girl」((Michael Angeloと共同製作))も、クールながらも滑らかな優しいメロディも横たわる懐かしさ香るファンクメロウが最高にホット。本作の注目曲と言えるのはやはり、あのBabyfaceをデュエット相手に選んだ「Not A Game」(Kelvin Wootenと共同制作)でしょうね(断言)。ビヨンビヨンと跳ねるビートと流麗なストリングス、そして“ゲームはもう止そう♪”と離れてゆく彼女を諭す詩がすごく印象的な失恋目前の崖っぷち曲。ここで感じるのはRaphael SaadiqとBabyfaceの歌声が似ている事、どちらも高くて柔らかなミルキー声で僕の好きな歌声が見事に溶け合っていて素晴らしい(美味)。特に途中のBabyfaceの多重録音での歌フックは最高、こんなに素敵な組み合わせならもう何曲かやってほしかった(熱望)。僕のもうひとつの注目曲はやはり「Rifle Love」(Kelvin Wootenと共同制作)、だってTony!Toni!Tone!(厳密に言えば実兄のDwayne Wiggins)とLucy Pearl(厳密に言えばDawn Robinson)が揃って参加しているんだから(豪華)。乾いたアコギが紡ぐメロディにポワポワとドリーミーなシンセが絡むメロディが最高にまろやか、“君は俺のハートを撃ち抜いたんだ♪”と歌いながらバンッバンッ鳴る銃声がまた洒落てて素敵、Dawn Robinsonの歌声も相変わらず綺麗です(惚)。流れる様な煌びやかなストリングスがしとやかで美しい都会の夜曲「Chic」はTeedra Mosesと濃厚デュエット、ピアノ鍵盤の音も静かに繊細に響くクラシカルな装いで、Teedra Mosesの艶やかで美しい歌声に思わずウットリと溶けてしまう素敵なメロウ曲。続く「I Want You Back」(Co製作でJake & The Phatman)もTeedra Mosesがガッツリ参加、太く響くベース弦に絶えず鳴るカチャカチャ音がエッヂを効かすHip Hop風味の一曲。「I Love Her」(Co製作にJake & The Phatman)も流麗なストリングスが御洒落を演出するアーバンな一曲で、Raphael Saadiqのゆっくり間を取った歌い方と伸びやかなフックがすごく気持ち良くさせてくれるラヴソング。パーカッシヴなビートに爪弾くギター弦がフォーキーながらもファンキーなグルーヴも併せ持つ「Grown Folks」(Co製作にJake & The Phatman)、ここではRaphael Saadiqが終始ファルセットでハイに歌うのがかなりツボ。Raphael Saadiqが爪弾くギターが優しく響くマッタリフォーク「Save Us」、この独特な感覚もRaphael Saadiqならではの新曲。そして国内盤にはこれらに加えて、まるで劇中曲のように重たくもブルージーでドラマチックなRaphael Saadiqの語り曲「Desperately」を収録、これもなかなか燻し銀で僕は好き。

最初から最後までもう完璧な珠玉のソウルフルな一枚、といっても本作ではエレクトロファンクみたいな要素もあったりして、そこはこれまでのRaphael Saadiqとはちょっと一味違ったかも(稀少)。作詞作曲から楽器演奏までこなすマルチプレイヤーのRaphael Saadiq、そのうえ時代を自由に行き来して懐かしさ溢れる極上のソウル曲を作れるんだから、この方はやはり天才だと思います(絶賛)。本作も当然の事ながらかなりお薦め、最近のR&Bばかり聴く方でも比較的聴き易いソウルな一枚だと思います。過去と現代のソウルを繋ぐ貴重な存在、Raphael Saadiqの才能に触れてください(国宝級)。

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Flo Rida「R.O.O.T.S.」
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その名の通りFlorida州出身のメロディアス野郎、Flo Ridaの通算二作目となる『R.O.O.T.S.』を御紹介。そのガタイの良さとイカツイ風貌からは想像もつかないぐらいに、メロディに乗せたライトなラップを聴かせるギャップの激しいFlo Rida。前作『Mail On Sunday』は新人としてはかなりの大ヒット、特に「Low」はあの頃ず……っと彼方此方でかかっていましたよねぇ、耳にタコな程に。
そんなFlo Ridaの次なる作品の内容は……まずは幕開けを飾る「Finally Here」はMark "Sounwave" SpearsとChristopher "Spitfiya" Lanierの共同制作、ゆったりと南部っぽい泥臭いメロディアスなトラックにFlo Ridaが軽々と乗っかる一曲。民族的なポカポカ打楽器音に歪んだ電子音がブィーーーと鳴る「Jump」はMike CarenとOligeeの共同制作(Co製作はTravis Barker)、ちょっぴり部族的なメロディに合わせて妖しげにフラットに響くNelly Furtadoのクネクネ歌声が凄く雰囲気を盛り上げています。Flo Ridaが完璧にサイボーグ化して光線を発射するフックがサイケでイカしてる「Gotta Get It(Dancer)」もMike CarenとOligeeが共同制作、最近らしい完璧エレクトロなテクノチューンなんですが、Flo Ridaのライトで器用に疾走させるラップが加速して凄くお似合いで驚き。「Shone」はJim JonsinとAndre Harris & Vidal Davisが共同で製作(Rico Loveも関与)、電気ショック受けながらガガガガガガとぎこちなく光るメロディに、Flo Ridaの超早口のラップが滑る軽やかな一曲。フックではあのPleasure Pが歌声を披露、相変わらずの甘く溶ける歌声で悩ましく歌い上げています。ここ日本でもシングルヒットした「Right Round」はあの懐メロ、Dead Or Alive「You Spin Me Round(Like a Record)」のキャッチーなグルグルフックをそのままに、イマドキなエレクトロポップに華やかにライトアップした一曲で、製作は売れっ子Dr.LukeとKool Kojakが担当。この耳にこびり付く様な呪文っぽい言い回しのラップもかなり中毒性高くて、トラックもさることながらFlo Ridaのノリの良さに踊らされてしまいます(卑怯)。そしてここで綺麗でハリのある力強い歌声で華を添えるのがポップ女性シンガーKesha、今となっては2010年の最重要新人の一人、それも納得ながうらいに結構歌が上手いんで耳に残るんです。同じく一発でヤラレタのが「Be On You」、StarGate製作であのNe-Yoが客演参加(Co製作も担当)したキラキラとスムージーなメロウチューン(惚)。琴線に触れる滑らかでしっとりと柔らかいシルキーなメロディに、Ne-Yoの甘酸っぱい青リンゴな歌声が爽やかにスッキリと響く素敵な一曲で、Flo Ridaも相変わらずの流麗フロウで邪魔する事なく寄り添います(器用)。「Mind On My Money」はEric Hudsonが製作を担当、R&B畑なEric Hudsonなだけあってメロディ主体の電子曲で、フックでのFlo Ridaのエフェクト使った歌声もイイ感じ。ジャカジャカなエレキギターの弦音が懐かしくもカッコ良いグルーヴを生み出しているテクノ曲「Available」はwill.i.am製作、サンプリングにはThe S.O.S. Band「Take Your Time(Do It Right)」を使用。これはwill.i.amらしいポップな遊び心が光るトラックで近未来的ながらもどこかオールディーズな香り、客演のAkonはちょっと印象が薄い気がするから、will.i.amが登場した方が良かったかも。Dr.LukeとBenny Blancoが共同製作の「Touch Me」では、再びKeshaが登場し艶やかなエロいろボ声を香しく披露していて素敵、Dr.Lukeの作る近未来的なサイケサウンドもかなりイカしています。DJ Montay製作の“だんだぶでぃだぶだん♪”なフックが面白くて印象深い「Sugar」、ここも滑走するFlo Ridaのラップが痛快で聴き易いし、Wynterなる女性シンガーの凛とした歌声も綺麗で耳名残りが良いんです。最後を締め括るのは最近名前をよく聞くThe Inkredibles製作の「Rewind」、のどかな青空を感じさせる空気感のある壮大なメロディが気持ち良くて、そこに絡むWyclef Jeanの歌声がかなり素敵なスパイスになっています。

とにかくキャッチー、聴き易いしノリが良い、本当に見かけによらず器用な方だなぁと感心させられます。ゴリゴリなトラックでなくメロディアスな方が似合っているし、それはFlo Rida自身がきちんと認識していて良かったです。良い意味ではキャッチー、だけれど下手すると癖が無さ過ぎてあっさり味過ぎるのが難点かも(辛口)。“これはFlo Ridaでないと出せない味だ!”という楽曲が見つからなかった気がします、シングルヒットした「Right Round」も一撃必殺とまではいかなかった(惜)。ただこういう歌う様なラップをするMCは個人的には大好きなので、これからもFlo Ridaには頑張って欲しいです(応援)。良かったんですよ、是非聴いてみてください。

Category: 男性R&B  Tags: ---

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Usher「Wy Way」
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もはや大人の男性へと成長しネクストレヴェルに達したMichael Jacksonの遺志を継ぐ者、Usherの通算二作目となる『My Way』を御紹介。今では結婚もして息子も設けて、そのうえ離婚問題で揉めているUsherも当時は弱冠18歳。ジャケットを見てもまだ青い感じが残ってて、この青年が後に押しも押されぬスーパースターの座につこうとは……まぁ通な人達は予感していたんでしょうねぇ、それぐらい当時からUsherの類稀なる才能は開花しています。
それでは気になる内容を御紹介したいと思います……まずはシングルとして大ヒットしたUsherの初期の代表曲「You Make Me Wanna」、製作はUsherの相棒といえるJermaine Dupriが担当。乾いたアコギの爪弾きメロディにドカドカとキックするビート、このスカスカでシンプルなビートが病みつきになるトラックでグッド。クールな響きのトラックに、Usherの甘くて悩ましいまろやかな歌声で“君が僕をそんな気持ちにするのさ♪”と口説くのが女性にはきっとたまらない。同じくJermaine Dupri製作(Co製作にManuel Seal)の「Just Like Me」では“Queen Of Bitch”ことLil' Kimが参加、ダークに怪しいドロっとしたビートに、Lil' Kimの危険なお姉様なキワどいラップがクールに放たれる一曲。「Nice & Slow」はJermaine Dupri製作(Co製作はManuel Seal、ソングライトにはJagged EdgeのBrian Caseyも参加)、しっとりと色香漂う艶っぽいメロディにじっとりと濡れる極上スロー(深溺)。ここでのUsherのセクシーで囁くような歌声は完璧にドリーミーで昇天モノの威力、途中で挟むUsherのラップもなかなかキマっていて抜け目無しでグッド。一聴してすぐにBabyfaceの製作だとわかる純粋スロー「Slow Jam」は、あの歌姫Monicaとの極上デュエット曲。“僕と彼女の為にスロウジャムを掛けてくれよ♪”と愛する人と手を取り踊るラヴバラード、日本にはこういう風習がないのが悲しいなぁ(羨)。UsherとMonicaの清らかでピュアな歌声がピッタリとくっついて離れない素敵なデュエット、聴いているだけで恋に落ちる感覚を味わえる素敵な一曲。Jermaine Dupri製作(Co製作にManuel Seal)の「My Way」は、漆黒の空間にピコピコと無機質な電子音が飛ぶスペーシーな機械曲。引き続きJermaine Dupri製作(Co製作をManuel Seal、Back VocalにはTrey Lorenzが参加)の「Come Back」は重たいピアノ鍵盤を短くループさせたHip Hopっぽいノリの一曲。途中で挟まるJermaine Dupriのネッチョリと鼻声のラップも御愛嬌、僕はそんな嫌いではないですが。幾重にも織られたUsherのロボ声っぽいフックがなんとも夢見心地でトロ~リ溶ける「I Will」はTeddy Rileyが製作、こういう甘美でキラキラと輝くスローにはとことん弱い僕、爽やかな歌声で“君の中を覗き込んであげるよ♪”と歌うUsherも良いですが、最後のトークボックスでの幕切れがすごく煌びやかでスムージーでたまらない(失神寸前)。Babyfaceが製作し、Background VocalでBabyfaceとShaniceの歌声が鮮明に聴こえるメイクラヴ曲「Bedtime」も詩の内容の割に綺麗で爽やか。これはもうUsherとBabyfaceとShaniceのデュエット曲ともいえる程に、三者の歌声が見事に融け合ったスローバラード(惚)。「One Day You'll Be Mine」はJermaine DupriがThe Isely Brothers「Footsteps In The Darks」をサンプリング、これが懐かしさ漂う清きソウルマナーを踏襲した、ちょっぴり埃っぽいスムージーチューンで、Usherの温もりのある歌声がじんわり響く素敵なソウル曲となっています(最高)。そして最後にオマケ的な長尺版の「You Make Me Wanna...(Extended Version)」、国内盤のみのボーナス曲として、ライヴ音源を収録した「Nice & Slow(Live Mix)」とJermaine Dupriがノリノリでカチカチ鳴らす「My Way(Remix With JD)」が収録されています。

今から十年以上も前の作品なのに全く色褪せないし、Usherの歌声が今と全然と言っていい程に変わっていない(驚)。これが18歳の男の子が出す歌声なのかっていうぐらい、色気たっぷりで驚きます。やはりUsherはUsher、もうこの頃から貫禄は漂っています。当時のTimbaland全盛期を思わせるJermaine Dupriの音作りも合わせて、今聴いても新鮮に楽しめる素敵なR&B盤で御座います、流石はUsher Raymondですね。

Category: 女性R&B  Tags: ---

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Joss Stone「Color Me Feel」
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英国出身の白人ながら素晴らしい喉を持つ生粋のソウルシンガー、Joss Stoneの通算四作目『Color Me Feel』を御紹介。別に人種差別的な発言ではなく、本当に黒人シンガーの作品ばかりを聴く僕にとって、Joss Stoneを最初に購入した時は勇気の要る事でした(大袈裟)。白人なうえにUKソウルとなると僕は完全に敬遠してしまいがち、しかし世間の評判が凄かったので購入したのを覚えています。するとJoss Stoneのソウルフルな歌声に聞き惚れてしまって、それからは作品が出るごとに普通に購入しています(素直)。本作は一風変わったジャケットですねぇ、いやまぁ前作も変わったジャケットでしたが。
それでは気になる内容を簡単に御紹介……ベベベベベンなベース弦で始まり温もりたっぷりのカントリー調(?)で始まる「Free Me」はJoss StoneとConner ReevesとJonathan ShortenとKenya Bakerによる製作、これはちょっぴりカントリーっぽい軽いノリに少し驚かされる一曲ながら、Joss Stoneの唸る喉は堪能できるんで安心。悲しくひび割れた細いピアノ旋律に硬質なドラムスが絡むブルージーな失恋曲「Could Have Been You」はJoss StoneとConner ReevesとJonathan Shortenによる製作、この曲に漂う寂寞感とか哀愁とか切なさというのが凄くソウルフルで渋いッ、Joss Stoneの“隣りにいるのはあなただったかもしれないのにね、ああ♪”と未来を探りながらもどこか落胆する詩&歌声に胸をギュッと締め付けられる一曲(涙)。同じく三人で共同制作した「Parallel Lines」ではギターにJeff Beck、コンゴでSheila E.が参加した豪華な一曲。これもソウルフルながらどこかロックもしていて違った味わいで素晴らしい仕上がり、でもJoss Stoneのしゃがれたハスキーヴォイスで曇った懐かしいソウルテイストも呈していて素敵な化学反応を起こしています。ヒューマンビートボックスのチキチキしたビートにこれまたブルージーな弦楽器が泣くように寄り添う力強いラヴソング「Lady」も三人で製作、バーボンみたいにまったりとアダルトに酔いが回る悩ましい一曲。続いてはピアノ伴奏に合わせてJoss Stoneが吐息混じりに優しく歌い上げる「4 And 20」、こういうオールディーズなスローをまだ若いJoss Stoneが見事に体現する辺りが物凄い才能だと思います(逸材)。そして僕個人の注目曲があのRaphael Saadiq(Joss Stoneとの恋人説も以前アリ)が製作&客演した「Big Ol' Game」ですねぇ、やはりRaphael Saadiqの創るソウルマナーを心得た懐かしいソウル味のトラックが大好き(惚)。ここでもRaphael Saadiqらしいまろやかでハートウォーミングなソウル曲が炸裂(心温)、Joss Stoneとの相性も抜群にRaphael Saadiqのあのナヨ高い歌声が気持ち良く響き渡ります。“あなたのチームのエースになりたいの♪あなたの最愛の彼女にしてよ♪”と清らかに歌い上げる二人がなんとも微笑ましい(幸福)、懐かしい響きながらもそれが新鮮に感じるRaphael Saadiqの魔法曲。そして世間の注目曲はやはりあのNasを客演に招いた「Governmentalist」でしょうね、製作はJoss Stone、Hayley Carline、Neville Malcolm、Conner Reeves、Jonathan Shortenが担当。ドス黒いファンクを纏ったブルージーな弦弾くトラックは最高に渋くてタフ、そんなメロディと“命を粗末にする政府への抗議”曲という内容を合わせて考えても、これはNasでないと絶対にこれほど引き締まらない。僕が好きなのはベースにピアノにホーンがカラフルに鳴るメロディがとても懐かしい、どことなくEW&FなキラメキファンキーなCandi Statonのカバー「You Got The Love」ですね(溺愛)。Anthony B. StephensとArnecia Michelle Harrisによるこの曲の持つエネルギーと華やかさがすごく好き、ゴスペル風のクワイヤも加わってさらに加速する歌声も爽快の一言、本当にキラキラと眩しいぐらいに輝かしい一曲。あと話題曲といえばあのDavid SanbornのAlto Saxophoneをfeat.した「I Believe It to My Soul」、これはあのRay Charlesの同名曲のカバーなんだから痺れ上がります、この組み合わせに全く動じずに力強く粘り強い歌声で引っ張るJoss Stoneがお見事(誉)。「Stalemate」はBen's BrotherのJamie Hartmanとの共同制作&デュエット曲、Jamie Hartmanの弾くアコギも優しく甘く高い歌声もすごく素敵で、どちらもJoss Stoneとの相性も抜群な静寂系のロック風味チューンでグッド(化学反応)。最後を飾るのはピアノ弾き語りの流麗な「Girlfriend On Demand」はJoss StoneとDan Mackenzieの共同制作、けして想いの届かない女性の恋を歌った切な過ぎる悲しいラヴバラード(涙)。“私の手を取るつもりがないなら、どうして私の彼氏だなんて名乗れるの♪”と訴えかける様に泣き声で歌うJoss Stoneが(詩の中の女性が)可哀想過ぎる(涙)、“私の手を取って、頼んでいるのはそれだけよ♪”と切々と力強く声を張り上げ歌うJoss Stoneの歌ヂカラにただただ感動するばかり……この曲の持つドラマを見事に演じきっています(名曲)。そして国内盤にはボーナス曲として晴れやかなメロディに心も躍る「I Get High」、更にそこに隠しトラックとしてJoss Stoneが彼女が率いるバンドのthe vibes in the roomが演奏するライヴ曲「Mr. Wankerman」も収録されています。

う~ん相変わらずの極上ソウル曲のオンパレード、見事にJoss Stoneが本物のギラつくソウルを堪能させてくれました(最高)。僕の大好きなRaphael Saadiqが一曲のみ関与という事で、少し物足りない気分で購入したんですが、蓋を開ければ物凄くグッドミュージックが詰まっていて感動してしまいました(鳥肌)。最近のR&Bも良いんだけど、こういう本格的なJazzっぽいソウルも良いですよねぇ~、Joss Stoneの見事に唸るソウルエンジンな喉には賛辞を贈りたいと思います(拍手)。すごく良い一枚でした、是非とも皆様も聴いてみて下さい(薦)。

Category: 音楽DVD  Tags: ---

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Beyonce「I Am...Yours : An Intimate Performance At Wynn Las Vegas」
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今世紀を代表する歌姫、Beyonceがアメリカ・ツアーの最終公演地であるLas Vegasでのライヴの模様を収めた2CD+DVD『I Am...Yours : An Intimate Performance At Wynn Las Vegas』を御紹介。毎度ながらBeyonceはアルバム毎にライヴDVDを発売してくれるので、かなり期待して待っていました(想定内)。しかし本作はちょっぴり趣向が違い、観客数わずか1500人という小さな会場で行われた、まるでUnpluggedさながらのライヴ映像という事で、購入前からかなり期待していました。
それでは内容を簡単に御紹介したいと思いますが……先述した通り本作はライヴの模様を収録したDVDと、ライヴの音源をそのまま録音したCD2枚で構成されています(豪華)、ですからDVDの方にのみ触れたいと思います。本作はアコースティックライヴっという事で、いつもの印象とは全く違う高貴でしなやかなライヴとなっています、三部構成で“Act One: Intimate...”“Intermission”“Act Two: Storytelling”となっています。まずは“Act One: Intimate...”は「Hello」で幕開け、Beyonceはなんと客席側の入り口から観客と握手をしながら歌って登場するというサプライズ。“あなたのハローの一言で恋におちた♪”と真っ直ぐ情熱的に歌うBeyonceの伸びやかなフックが好き、観客一人ひとりの目を見ながら歌うBeyonceに恋におちます。Beyonceの低音が深々と響くところが好きな「Halo」、降り注ぐ様なレーザー照明が綺麗で、静かながらも熱っぽくてエモーショナルなBeyonceの歌声が素敵。「Irreplaceable」では会場一体となって左に指を振って大合唱、ここでの女性達の力強い声援は男性には脅威(笑)、Beyonceが多くの世の女性達の気持ちを歌って励ましている事を実感する一曲。ライヴならではなのが「Sweet Dreams」、“詩が素敵だから……”とあのアップ曲をピアノ一本のアコースティックVer.で聴ける嬉しさ(興奮)、こうやって聴くと本当にこの曲の持つ色気や艶を倍増して肌で感じる事が出来て、素敵なアレンジ。そのまま流れ込むBeyonceお気に入りの激情曲「Dangerously In Love」、そしてそのままAnita Bakerの名曲をカバーして歌う「Sweet Love」もライヴならではの企画。マイクスタンド一本で静かになだらかに歌う「If I Were A Boy」、ここでのBeyonceのパワフルで爆発的な歌声は凄まじくて、ただただ圧倒されるばかり。羽ばたくような振り付けがBeyonce流儀で面白い「Scared Of Lonely」、ここら辺になるとガッツリ開いたたわわな胸元が気になるばかり(興奮)。星空のような照明がキラキラと幻想的で美しく見惚れてしまう「Satellites」、この曲はこうやってヴィジュアル効果を加えて聴くとより奥行きが出て素敵に聴こえます(発揮)。「Resentment」ではステージと客席の間の階段に腰掛けて歌う演出で、観客はBeyonceをより身近で体感しています。“さぁ、お楽しみの時間よ!”と囁き始まる“Intermission”では憧れのElla Fitzgeraldに習って豪快にスウィングする「Deja Vu Jazz Medley」を披露、あの奇天烈なダンスもバッチリ踊ってくれるので御安心を。そしてBeyonceはラインストーンが散りばめられたバックリ胸元が開いたセクシーな黒のレオタードで登場(興奮)、この悩ましい容姿を拝めるだけで本作を購入した甲斐があったというものです(下心)。そしてここからの“Act Two: Storytelling”が面白くてBeyonceが歌手を目指し、オーディションを受け、Destiny's Childが華々しく活躍し、自身がソロに転向するまでのエピソードを紹介しながらメドレーを披露してくれるのです。貴重な話は聴けるし、彼女の思い入れを垣間見る事が出来るし、Destiny's Childのヒット曲も聴けるという素晴らしい企画ですね(絶賛)。9歳の時に初めて覚えたというJackson 5をカバーした「I Wanna Be Where You Are」、97年の初シングル「No, No, No, Part 1」「No, No, No, Part 2」、男性ダンサーも絡めてビカビカに踊り狂う「Bug A Boo」、椅子を持ってきてエロく踊る「Bills, Bills, Bills」、メンバー脱退&加入を挟んだ「Say My Name」、もう皆で跳ねてバウンスするしかない「Jumpin', Jumpin'」、“自立した女の何が悪い?”と気持ちを爆発させた特大ヒット「Independent Women, Part 1」、“女性の曲線美を称賛する曲を書きたくなって”書いた(その後Beyonceのこの造語は辞書に載る単語となった)「Bootylicious」、世間の批評の言葉をそのまま引用したという「Survivor」、映画出演の経緯を語る「Work It Out」、Jay-Zとの出会いをさらっとウットリ話す「'03 Bonnie & Clyde」、当時のレコード会社の信じられない忠告とBeyonceの皮肉が面白い「Crazy in Love」、曲のアレンジが加わって違う味わいの「Naughty Girl」と、思う存分にBeyonceのこれまでの歩みを感じながらヒットパレードを楽しむ事が出来るわけです(幸運)。照明アクションとカメラワークが絶妙過ぎて卒倒しそうな程に盛り上がってしまう「Get Me Bodied」は、やはりライヴ映えする鉄板のテンションMAX曲で最高に熱い、皆で踊ったらどれだけ楽しいだろうなぁ(羨)。そしてエンディングにしてハイライトと言えるダンスチューン「Single Ladies(Put A Ring On It)」が登場、PV同様に揃いの衣装のダンサーを従えて三人で、腰を振り、髪を振り乱し、ステップを踏み、縦横無尽に踊り倒すそのパワフルさ(失神)。皆で左手の平と甲をヒラヒラさせるあの指輪アクションも素晴らしい、こういうのがBeyonceは巧いんですよね(心掴)。
とここまでが本編の内容で、あとは特典として舞台裏やライヴ開催に至るまでを追った“What Happens In Vegas...”も収録されています。こちらではBeyonceの曲に対する想いや構想、驚くほどの完璧主義者ぶりを知る事が出来ます。楽器演奏からダンサー、セットや照明など全てを自身で細部まで確認し指示を出すBeyonce、やはりトップを走り続けるにはこれぐらいの完璧主義&理想主義でないと無理、一切の手抜きをしません。あと途中でチラリとJay-Zが登場します(というより映ります)、それを探すのも面白いかもしれませんね(笑)。

う~ん、小規模な会場とはいえ素晴らしい演出で見事なライヴで御座いました(御馳走様)。今思えば『I Am...Sasha Fierce』(特にDisc 1)は生のアコースティックライヴでこそ、その魅力が十二分に発揮される楽曲群ばかりだったので、このUnpluggedスタイルでのライヴはアルバム作成時からBeyonceの構想にあったのでしょうね。こういう楽曲だからこそ滲み出るBeyonceの魅力&歌唱力というものがそこにありました、Beyonceは“聴かせるシンガー”なんだという事を再認識する事が出来る一枚で御座います。しかもこれがCDで聴けるんだから嬉しい、やっぱりこういうのを聴いたり観たりすると、MTVの企画“MTV Unplugged”に復活して欲しいなぁという事ですね(熱望)。

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Teddy Pendergrassが逝去
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R&B/Soul音楽を牽引した偉大なるシンガー、Teddy Pendergrassが2010年1月13に亡くなりました。
享年59歳、まだまだ若い、早過ぎる死にも思えます(涙)。

その深くて優しい歌声は無限に広がり、聴き手を柔らかく包み込む、とにかく素晴らしい歌声の持ち主でした。
僕は彼の全盛期も、そして彼のキャリアもよくは知りませんが、Teddy Pendergrassのレコードを二枚だけ持っていて、たまに深い味わいのソウル音楽を聴きたい時に、部屋でレコードを掛けてしっとりと甘い時間を過ごしていました。

だからTeddy Pendergrassをよくは知らないとしても、この訃報は悲しかったです(心痛)。
今も僕の部屋ではTeddy Pendergrassのレコードが回っています、本当に素敵な歌声で、惚れ直してしまっているところです(溺愛)。Teddy Pendergrassのレコードを掛けながら(というより古きソウル音楽のレコードを掛けながら)大好きな本格推理小説を読むのが大好きな僕、今もEllery Queen『Calendar Of Crime』を読んでいます。

これからもTeddy Pendergrassの歌声は僕の中で生き続けます、ご冥福をお祈り致します。。。

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Leona Lewis「Echo」
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英国はLondon出身で英米共に成功を収めたLeona Lewisの通算二作目となる『Echo』を御紹介。オーディション番組“The X Factor"を勝ち抜いただけの素敵な歌声で、なんだかんだで僕もなかなか好きだったのが前作『Spirit』。けして黒くはないんですけど、最近はこういう毛色のR&Bもかなり多いので慣れてきましたね、ポップ音楽が嫌いな訳でもないですし。なかなか順調なスパンで届けられた本作も僕はすんなり購入、綺麗なのかイマイチ微妙な気がするLeona Lewisなのに、今回のジャケットはちょっと頂けないなぁ(惜)。
まぁ肝心なのは内容なんだからそこで勝負ですね……まずは盟友Ryan Tedderが製作を担当した「Happy」、柔らかなピアノ旋律に力強いビートが鼓動する朝焼けのように眩しく輝くスローで、Leona Lewisの清く高らかな歌声で身体中に光が差し込みます。「I Got You」はArnthorが製作(Max Martinがソングライトに参加)した、これまた一筋の紺碧の光がスーッと照らす輝かしいミッド。別れを前にした女性が“いいから言って、さよならと、私は大丈夫♪”と告げ“逃げ場が無くなったら、どんな時でも私がいるわ♪”と優しく包み込む女神が歌う曲(涙)、無償の愛というのはこれほどまでに深いものなのかと考えさせられる懐の広い一曲で、Leona Lewisのクリアで神々しい歌声が心を浄化します(癒)。ちょっぴりエレクトロな流線形のメロディを加えながらも、深く澄んだ深海のような美しい王道バラードに仕上がっている「Can't Breathe」はUriel "Frenchie" KadouchとVienが共同制作(Co製作にはHarvey Mason, Jr.)、“あなたがいないと息も出来ない♪”と光の様に突き抜けるようなファルセットで歌い上げるこの曲もLeona Lewisならではの澄んだ仕上がり。「Brave」はJulian BunettaとAndrew Framptonが共同制作、どこか温かな気候の民族曲のようにリズミカルにゆっくりと舞う一曲。完璧にテクノトリッキーで攻め込んだ近未来ダンスチューン「Outta My Head」はMax MartinとShellbackの共同制作、Leona Lewisとエレクトロに違和感を覚えるかと思いきや、Leona Lewisのクリアなミネラルウォーター声をみずみずしく弾けさせた素敵なアップ曲で、やはりMax Martinの巧さを痛感する一曲(一流)。ひっそりと静かに話しかける様に歌う「My Hands」はArnthorが製作、“この手が私を引き止める、やり直させてくれないの♪”と彼との思い出を引きずる失恋の切なさを込めた、天空へと何度も繰り返し響き渡る“まぁーいはぁーんず♪”に心がギュッと締め付けられる悲しくも美しいバラード(涙)。ほんのちょっぴりだけロック志向な「Love Letter」も爽やか、意味深な詩の内容も面白い一曲。暗く打ちひしがれたピアノ旋律に心が少し凍てつく失恋曲「Broken」はJohn Shanks製作、Leona Lewisの痛々しい歌声に胸打たれる一曲。アコギのメロディにエレキギターが絡んで一気にカラフルに加速する「Naked」、Kristian LundinとShellbackの共同制作。「Stop Crying Your Heart Out」はSteve Robson製作(ソングライトにはあのOasisのNoel Gallagherが参加)、これも全く黒くないけれどLeona Lewisならアリかなと。そして僕的な注目曲はやはり「Don't Let Me Down」、なぜならJustin TimberlakeとJames Fauntleroyで構成されるThe Y's が手掛けているから(Co製作にはMike Elizondo)。極めてJustin Timberlakeらしいヒリヒリと冷たくプラスチック質なメロディに変則的なクラップビート、そして艶やかに絡みつく綺麗なストリングス、しかも全編に渡ってJustin Timberlakeの歌声もしっかり混ざっていてそこがまたシリアスでドラマチックさを助長していて良かった(賛辞)。音楽通が注目するならRyan Tedder率いるOneRepublicが参加した「Lost Then Found」、製作は勿論Ryan Tedderが担当。両者の相性は思った以上に良くて、僕的には一粒で二度美味しいな共演で結構良かったです(またこの曲には隠しトラックとして「Stone Hearts & Hand Grenades」も収録)。とここまでが本編の内容、国内盤にはこれらに加えて四曲のボーナス曲が収録されています。オルガン調の温もりあるメロディに乾いたドラムスが叩かれるRyan Tedder製作の「You Don't Care」、英国的な上品で詩的な空間が広がるJohn Shanks製作の「Let It Rain」、色鮮やかなカラフル電子音が跳ねるオールディーズポップなJeff Bhasker製作の「Fly Here Now」、最後はおまけ的なRemixモノの「Happy(Jason Nevins Remix Edit)」

相変わらず清純で純白のメロディばかりでやはりR&Bではないかな、ただLeona Lewisの汚れなき清純な歌声には凄く似合っていて嫌味じゃないのが素敵ですね。Ryan Tedderとの相性がとにかく抜群で、両者の共演もすごくしっくり来ていた気がします(そういう意味ではOneRepublicに興味が沸いてきます)。あと少しで冬も終わりますが、今日みたいな雪の日に聴くとすごくお似合いだと思います(薦)。もうこれだけやったのだから、次回作では完璧なまでのUS Soul/R&B曲に挑戦して欲しいですねぇ(期待)、Leona Lewisの今後に期待しましょう。

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Christina Aguirelaが最新作
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その圧倒的な歌唱力と色気で世界を股にかけ魅了するChristina Aguirela、彼女が新作『Light & Darkness』を完成させたそうです(狂喜乱舞)。
注目作『Light & Darkness』では未来を意識したハイパーチューンばかりになっている模様で、参加しているのがGoldfrapp、M.I.A.、Santigold、Ladytron、Sia、Linda Perry等々で、共同ProducerとしてはあのC. "Tricky" Stewartの名前が挙がっています。参加アーティストは僕の知らない面々が多いのでそこは未知数ですが、C. "Tricky" Stewartが関与してくれるのはかなり期待してしまいますねぇ~(興奮)。
前作『Back To Basics』ではあの黄金Producer兼DJのDJ Premierがその手腕を揮い、なかなかオールディーズでファンキーでソウルフルでジャジーなトラックをぶつけてくれました(渋)。また『Stripped』は全世界で大ヒット、あのScott Storchが素晴らしいサウンドプロダクションで彼女を鉄壁フォロー、名曲「Fighter」「Beautiful」「Voice Within」を輩出しましたね。特に凄かったのはあの「Dirty」、これは凄まじい威力だった、Christina Aguirelaはこの曲で見事に脱皮し大人の女性へと変貌しましたね(大成功)。
次回作『Light & Darkness』もかなり期待できますねぇ(手汗)、早く発売されないかなぁ。

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Mary J. Blige「Stronger With Each Tear」
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もはや誰にも出しえない貫禄が漂う無敵の女王様、Mary J. Bligeの通算九作目となる『Stronger With Each Tear』を御紹介。これだけのキャリアを誇りながらも全く攻めの姿勢を崩さずに、短期間でコンスタントに作品をドロップし続けるMary J. Blige(以降はMJBと省略表記)がやはり凄い、しかもどれもきちんと最高水準なのだから。本作ではモヒカン調なショートヘアを披露、より強くたくましく見えますね。余談ながらアルバムの中身ジャケットワークでは、どれもMJBが力強く上を見上げた写真ばかりが使われています、これぞMJBの芯の強さ。
それでは肝心の内容に話を移しましょう……まずはThe Runners製作(Co製作をAkon)の「Tonight」、ドドドドと鳴るビートに不思議にこだまする声が印象的なミステリアスな一曲。そして本作からの先行シングルだったのがRodney "Darkchild" Jerkins製作であのDrakeを客演に起用した「The One」、波打ちうねり押し寄せるデジタルなビートがクールにヴィヴィットでカッコイイ一曲。オートチューンをちょっぴり使ったMJBの歌声、ずっと後ろで鳴り続けるMJBの一音、このダークなノリは流石はRodney Jerkinsな作りで僕は好きだし、これまでのMJBに有った様で無かった一曲かなと。援護射撃のDrakeの蛙声での滑らかに疾走するラップもなかなか決まっていて、やはり中毒性の高い一曲に仕上がっていますよ。「Said And Done」は電子音使いの秀才、Ryan Leslieが製作したクールでスベスベしたシンセチューン。“あなたを愛している♪”その事が大切なんだと、力強く真っ直ぐに歌い上げるMJBに胸を打たれるし、やはりRyan Leslieの電子音を器用に捻ってカラフルに彩る技に惚れ惚れしてしまいます(一流)。Streotypes製作(ソングライト&Co製作にNe-Yo)の「Good Love」は、往年のMJB愛好家にもウケそうな、晴れやかでいて爽やかに突き抜ける絶好のファンクメロウチューン。コーラスアレンジなんかもNe-Yoらしくてとても甘酸っぱく颯爽と駆け抜ける一曲で、これまた客演参加のT.I.がヒラリと舞うようなスマートなラップで狙い撃ちしてくれる素晴らしい客演ぶり(巧者)。続く「I Feel Good」はStargate製作(Co製作にNe-Yo)のピアノ旋律にクラップ音を散りばめたヒンヤリと滑らかなスムージー曲、ただそれだけでなくフンワリと心地良く広がってゆくトラックも綺麗でなんだか眩い一曲。キュンキュンと甘く高いシンセが絡んだ綺麗に煌めくラグジュアリーなミッド曲「I Am」もStarGateが製作を担当(ソングライト&Background VocalでJohnta Austinが参加)、スッキリと爽やかでいて甘美な胸キュンのメロディに“あなたをこんなに愛せるのは私だけ♪”とMJBが可愛く歌う微笑ましいラヴソング(惚)。Supa Dupas製作(Ron Fairも関与)の「Each Tear」は最近多い黒くない純白系の光輝く華やかな一曲、“一粒の涙ごとに学ぶ事ができる♪”と真摯に澄んだ歌声で歌うMJBに思わずウルウルと感動して胸を打たれるメッセージ曲。冒頭のトークボックスっぽい変化声で一気に耳を奪われる「I Love U(Yes I Du)」はPolow Da Donが製作を担当、Billy Paul「Let The Dollar Circulate」をサンプリング使用した一曲。その効果でどこか懐かしく埃っぽいソウルフルな味わいのメロディが愛着沸くし、そこに艶やかでとろける様な電子音をじっとり絡ませる事で、より楽曲に色香が漂い熟した魅力がグンッと濃縮されていて凄くグッド(賛辞)。爪弾くギターにヒリヒリと悲しげなピアノ旋律メロディがそっと寄り添う「Hood Love」はBryan-Michael Coxが製作を担当(ソングライトにJohnta Austin)、MJBの芯の強いドラマチックな歌声に全く互角に張り合うTrey Songzの渋くも甘い泣き声も、短い見せ場ながら上手く絡んでいます。単調に跳ねる可愛いピアノメロディに乗せて、キッチンを戦場にひとりの男を取り合う女同士のケンカを題材にした詩が面白い「Kitchen」、製作は御馴染みC. "Tricky" Stewart×Terius "The-Dream" Nashが担当という事で納得の出来映え。子供っぽくキュートなノリが親しみやすくて楽しい、黒くはないけれど異色曲でなかなか好きです(笑)。「In The Morning」はD'mile製作(Ron Fair関与)のマッタリ伸びやかなスロー、MJBの歌チカラを思う存分に堪能できるのはやはりこういうスロー。最後を締め括るのは映画『Precious』サントラに使用された「I Can See In Color」、製作は僕の大好きなRaphael Saadiqが担当。Raphael Saadiqにしか絶対に描けないそのディープでドロリと黒いソウルが凝縮されたドラマチックなバラード、そこに熱く激しく静かに美しいMJBの感情揺さぶる歌声が響き渡る、これぞ本格ソウルと痛感させられる生々しい生命の鼓動を感じるドラマチックなソウル曲(心沁)。

以上全12曲という異例のコンパクトさ、最近のMJBはかなり大容量の作品が多かったのでこれは意外でした(驚)。でもMJBにはこれだけの曲数があれば充分、今回も僕をウットリするぐらいに大満足させてくれました(感謝)。むしろ一枚の作品と考えた時には、これぐらいの曲数の方が聴き易いし小回りが効いて良いのかもしれませんね。少ないながらもきちんとツボを押さえた選曲で、様々な空気のトラックが聴けて良かったです。今回もMary J. Bligeの腹の底から沸々と湧き上がり、そして一気に爆発するような歌声に聴き入るばかりで御座いました(貫禄)。

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無類のiPod好きである僕、ついにiPhoneを購入してしまいました。
ちなみに左から僕の所有するiPod Touch(8GB)、iPhone(32GB)、iPod Classic(80GB)の三台で御座います。
いや、本当にこんな物を三台も持ってどうするんだ?って話ですよねぇ(苦笑)。

でも昔から使ってた僕は容量の大きいiPod Classicを使って、そうこうしている内にiPod TouchとiPhoneが登場、僕はずっと前からiPhoneが欲しかったけれど、どうも流行に乗っかっている様な気がして買わないままでいました、その代わりに遊び感覚でiPod Touchを購入していました。

僕はずっとSoftbankユーザーでして、昨年末にやっと二年間の機種代を払い終わりました(長)。
それでもう携帯もずっと同じでさすがにちょっと飽きたので新しい機種を物色、それはもうiPod好きの僕なんだからiPhoneを選んでしまうに決まってます(笑)。まぁ音楽も聴けるから今までの携帯&iPodを一台で済ます事が出来るんだから、一石二鳥かなとも思いまして。

まぁ写真も撮れるし動画も撮れる、そのうえ音楽も聴けるんだから良いか。
ちょっとメール打ったりするのが大変ですが、そのうち慣れるでしょうね、今日から二年間iPhoneを使います。

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Jeremih「Jeremih」
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あのL.A.Reidが惚れ込みDef Jamより送り出した、Chicago出身の新人シンガーソングライターJeremihのデビューアルバム『Jeremih』を御紹介。R&B愛好家の間ではデビュー前からなにかと話題で、本作が発売された頃には“待望の”といった感じだったのがJeremih、僕も根気強く国内盤を待っていました。彼は自身でProduceも行い、BaseにSaxにKeyboardにDrumなどもこなすマルチな才能を持った21歳、これは話題になりますよね。
それでは期待の内容に触れていきますと……まず本作の収録曲すべてがJeremihとMick Schltzによる共同制作(ProducerとしてはMick Schltzがクレジット)、Mick SchltzはJeremihの盟友的存在の様です。冒頭からギュイギュイなデジタルノイジーなトラックでジリジリと迫り来る「That Body」、ユラユラと怪しげに揺らめくデジタル音にJeremihのセックスアピールたっぷりな甘高い歌声が絡む、ちょっぴり南国テイストも感じる一曲。そして早くも先行シングルとして大ヒットした「Birthday Sex」が登場、水の底で聴いている様な潤いたっぷりでこもった響きのある流麗なメロディに、エフェクトがかったJeremihの甘くとろける歌声が舐める様に絡みつくアダルトな一曲。そんな歪んだ歌声でえぐってくるあの“あーあーあーあーあーあーあーあー♪”はやはりベッタリと耳に残る面白さ、“誕生日にセックスを♪”というなんともエロい詩も御愛嬌でR.Kellyマナーを感じる一曲。“別れなくてもいいだろ、どうせヨリを戻すんだから♪”と羨ましい程に自信満々に宣言する「Break Up to Make Up」も、爽やかな電子音が壮大に広がって、そこに舌を鳴らすような細やかなタカタカ音が絡む、極めて現代的なセンスが光る一曲で聴き易い。サイバーな四つ打ちビートで超クールに疾走する「Runway」もなかなかエッヂーで良い、歌声を器用に使い分けて時にフラットに歌ったりする辺りも技巧派、トランス感覚満載の一曲。雨音ピチョンを効果的に使った静寂×変則なクールでロボット的な「Raindrops」は、エッチの時の二人の喘ぎ声を雨粒に喩えるというエロさが憎い。その掛け合いを“おぅ♪あぁ♪”でリフレインさせる辺りも巧い使い方だし、途中でJeremihが滑らかで流暢なラップを披露していてこれも変化つけてて器用だなぁと感心しました。かと思えば温もりたっぷりなオルガン調のソウルスロー曲「Starting All Over」で直球勝負してくる度胸が面白い、ここでは真っ直ぐな愛をJeremihが持ち前のミルキーな甘酸っぱい歌声で優しく歌っていてキュートでグッド。完璧サウスマナーな抜けた泥ビートがなかなか面白いバウンスを生んでいる「Imma Star(Everywhere We Are)」、これでYoung JeezyとかLil Wayneなんかを起用できたらもっと引き締まったかも。ドンドドドドドンな太鼓ビートにピュイーンなシンセが飛び交い交錯する近未来的な「Jumpin」も面白い、途中でスクリューを挟んだり、合いの手掛け声が入ったり、指パッチンを軽く聴かせたり、最後までJeremihの歌声が多重録音で機械的な厚みを持っていて(最後は“はっはっはっ”と吐息で終わる)、聴いていて飽きない面白さ。かと思えばまた“もう一度、僕の素敵な人に逢えるなら♪”と切ない失恋心を歌う「My Sunshine」を放り込んでくる(笑)、繊細で寂しげなピアノ旋律に絶えずビーーーーとシンセが伸びる作りは現代的、何度も繰り返すJeremihのフックも柔らかくてすごく優しくて耳馴染みが良いんです。ピーヒャラ鳴らす「My Ride」なんかもMC混ぜると面白かったかな、基本的に僕はR&Bではこういうビートはそんなに好きじゃないので(辛口)。Timbalandばりに口音で小刻みなビートを紡ぎ出して軽やかに駆け抜けるスピードチューン「Buh Bye」も巧い、完璧にビート化して融合している“ば・ば・ば・ばい♪ば・ば・ば・ばい♪”フックも更にトラックを加速さえているし、それでいて短いこの言葉の中でもJeremihが切なさや迷い(恋人にさよならを告げるべきか迷う男の心情を謳った詩)を綺麗に表現していて、かなり病みつき度の高い一曲です(賛辞)。とここまでが本作の内容で、国内盤にはおまけとして「Birthday Sex(Up-Tempo)」が収録されています。

思った以上に良く出来た一枚で感心しました、自作自演でここまでやってのけているのは大した才能で御座います(天晴)。Mick Schltzの手掛けるトラックも最近の流行を上手く飲み込みながら消化しているし、Jeremihの書く詩もなかなか捻りが効いていて面白い、全体を通してかなりライトな仕上がりで聴き易かったですねぇ。どことなくThe-Dreamみたいな印象を受けましたが、あのドロリとした独特の世界観や言葉遊びなんかで言えば、やはりThe-Dreamの方が数段上手かなと思いました。でもこれからが凄く楽しみな期待の若手、次作にさらなる期待を込めたいと思います。

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Alicia Keys「The Element Of Freedom [Deluxe Edition]」
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素晴らしい才能と美貌で世界を魅了し虜にする本格派シンガーソングライター、Alicia Keysの通算四作目となる『The Element Of Freedom [Deluxe Edition]』を御紹介。R&B/Soulの世界には多くの歌姫が存在しますが、Alicia Keysはその中でも別格の輝きを放っていますね、誰も彼女の世界感を真似する事は出来ません(唯一無二)。Alicia Keysのちょっぴりハスキーながらも艶やかで奥深い歌声も、細い指で力強く優しく奏でるピアノ伴奏も、そしてその整った顔とスレンダーなスタイルも、どれをとっても大好きで御座います(崇)。本作のジャケットもなかなか素敵、夏っぽいというか、颯爽と清廉な印象を感じて素敵です。
そんな期待の本作も素晴らしい仕上がりで御座います……幕開けを飾るのは“愛は盲目だから♪”と影のあるメロディで深々と歌い上げる静寂曲「Love Is Blind」、製作はJeff BhaskerとAlicia Keys。ちょっぴりドロリと暗くゆったりと底を流れるようなトラックで、この感触はKid Cudiの楽曲とちょっと似ていますね。先行シングルの「Doesn't Mean Anything」は盟友Kerry "Krucial" BrothersとAlicia Keysの共同制作。煌びやかで透き通ったピアノの旋律に、柔らかくて微弱げなAlicia Keysの歌声が切なく響く失恋曲で、涙が頬をツーと流れてゆく様な細いメロディがなんとも胸を締め付ける(涙)。Jeff Bhasker製作の「Try Sleeping With A Broken Heart」も“今夜あなたなしで乗り越えるの♪”と一人の夜を歌う失恋曲。ドカドカと力強く鳴るビートに軽やかな電子音が漂うミッドで、Alicia Keysの溜息のような静かな歌声が寂しさを増幅させる悲しい一曲。この曲の持つ静寂は好き、フックではAlicia Keysが大きく伸びやかに歌声を張り上げていて、その対比も素晴らしい。Alicia KeysとJeff Bhaskerの共同制作(Swizz Beatzもクレジット)の「Wait Til You See My Smile」はイマドキなエレクトロ風味も混ざった純白系統のクロスオーヴァー曲、Alicia Keysのファルセットで伸ばすフックでより曲に広大さが生まれていて無限さを肌で感じます。Alicia Keysが単独で手掛けたピアノ弾き語り曲「That's How Strong My Love Is」は泣きたくなる程に真っ直ぐなラヴソング、キラキラと輝く綺麗なピアノ鍵盤にAlicia Keysの全てを包み込むような、優しく微笑む様な歌声が愛情に満ち溢れていて胸に響きます(刹那)、これぞAlicia Keysといった珠玉の一曲。「Un-thinkable(I'm Ready)」はAlicia KeysとKerry "Krucial" BrothersとNoah "40" Shebibによる共同制作、ここではBackground VocalにDrakeが参加しています。流麗ながらどこか仄かに暗く冷たい曲調からは彼への不安な想いが滲み出ていて、どことなく危険でシリアスな雰囲気が漂っています。そんな冷たい曲調にDrakeのガラスの様な脆い歌声が後ろでそっと響いていて、かなり良いスパイスになっています。「Love Is My Disease」はKerry "Krucial" Brothersが製作(Co製作にToby Gad)を担当したブルージーな一曲、ポロポロと鳴るギターが寂しげでAlicia Keysの今にも泣きそうな歌声とマッチ。「Like The Sea」はAlicia KeysとJeff Bhaskerによる共同制作、悲しみに暮れたピアノ旋律に、黒と青を混ぜたような凍えるぐらいに冷たい深海シンセが覆い、徐々に沈んでゆく気持ちになる愛の終焉を歌った一曲。本作の目玉曲で飛び道具な一曲なのが、Alicia Keysの恋人Swizz Beatzが製作し、あのBeyonceが客演参加した「Put It In A Love Song」ですね(この曲名と内容、Beyonce「Single Ladies(Put A Ring On It)」と似ている気がします)。いかにもSwizz Beatzらしいシンプルにドカドカ鳴らしてハンドクラップを散りばめたバウンス曲、Alicia KeysとBeyonceの相性はそんな悪くはないけれど、Alicia KeysとSwizz Beatzの相性は……ちょっと微妙な気も。Alicia KeysとKerry "Krucial" Brothersが共同制作の「This Bed」は気持ち良いぐらいに明るくポップなエレクトロ曲、Alicia Keysもいつもの力強い歌声は抑え目に、“このベッドはあなたがいないと寂し過ぎる♪”と裏声で可愛く歌い上げるキュートな女の子曲。Alicia KeysとKerry "Krucial" Brothersが製作の「Distance And Time」もとにかくブルージーで穏やかで温もりのあるスロー曲で、Alicia Keysの安らかな歌声が深々と響きます。大地の様におおらかで壮大な魅力を感じる一曲で、最近はこういうけして黒くないスローが多いですね。続く「How It Feels To Fly」もAlicia KeysとKerry "Krucial" Brothersが製作、この曲も黒さは無いけれどふわふわと神秘的な輝きに満ちた優美なスローで癒される。Jay-Zとの共演でロングヒットした「Empire State Of Mind」の続編「Empire State Of Mind (Part II) Broken Down」、静かで優美なピアノ旋律を奏で、あのフックはそのままに新たにN.Y.の情景を謳った詩を加えたもの。徐々に熱を帯び色彩豊かに変調する趣向はなかなか盛り上がるものの、原曲は超えられなかったし、Jay-Zをやはり招いて欲しかったなぁ(我侭)。とここまでが本編、Deluxe Editionにはこれに加えて四曲のボーナス曲が収録されています。これまでのAlicia Keysにはなかったようなキュートな吐息声がだんだんと高鳴ってゆく「Through It All」はAlicia KeysとKerry "Krucial" Brothersが製作(ボーナス曲は全て彼らが製作)、硬質なドラムスにちょっぴりドリーミーで華やかなメロディも愛くるしい一曲。Linda Perryがソングライトで参加した「Pray For Forgiveness」、その艶やかで真っ黒なソウルがキラリと光る「Stolen Moments」は本作でも指折りの僕のお気に入り、爪弾くアコギにマッタリと爽やかな南国風味がちょっぴり効いた「Heaven's Door」も楽園ぽくてのんびり素敵です。
Deluxe Editionにはこれにもう一枚DVDが付属していまして、これも僕は楽しみでDeluxe Editionの発売を待ちました。小さなレコーディングスタジオみたいな場所で、女神の様に美しい黒髪のAlicia Keysがピアノを弾き語り歌うという、ちょっぴりUnpluggedっぽいノリでの「Doesn't Mean Anything」「Empire State of Mind (Part II) Broken Down」「Try Sleeping With A Broken Heart」「No One」(!)の演奏が楽しめます。ちょっぴり大胆に胸の開いたドレスがセクシーで、どうしても胸元に目が行ってしまいます(阿呆)。あとは「Doesn't Mean Anything」のPVも収録、Alicia Keysが物凄く綺麗だからずっと見惚れながら聴き入る事が出来ます(惚)。

本作も素晴らしい仕上がりで安心しました、ちょっぴりエレクトロ&純白なテイストを取り入れつつも、Alicia Keysの持ち味は全く消される事もなく自然体なソウル曲で彩られていました。そしてなにより本作はポジティヴな愛の歌ばかりで、それもまた本作の華やかさを増幅させていたと思います、これもSwizz Beatzとの恋愛のおかげですかねぇ(僕的にSwizz BeatzとAlicia Keysの交際は……ん~~~)。白さこそ感じはしますが凄く煌びやかで優美で愛に満ちてて、すごく心温まる素敵な一枚だったと思います(賞賛)、もっと聴き込むともっと好きになってしまうかもです。個人的にすごく好きなのは「Try Sleeping With A Broken Heart」、かなり部屋でリピートして聴いています(溺愛)。

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Shakira「She Wolf」
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ラテン音楽界にとどまらず世界で活躍するColumbia生まれの色気爆発の歌姫、Shakiraの通算六作目となる『She Wolf』を御紹介。ハッキリ言いまして僕はラテン音楽が好きという訳ではないので、実際はShakiraは守備範囲外なんですよねぇ(笑)。ただね、Shakiraって凄く美人だしナイスボディだしダンスがセクシーで凄く良い、観ているとかなり興奮します(鼻血)。Shakiraの喉の奥から出すあの独特な歌声もたまに嵌る、素敵なアーティストなんで本作も購入してしまいました。
それでは気になる内容を御紹介したいなと思います……まず本作を紹介する上で書くべきは、あのShakiraまでもが流行のエレクトロに染まりました(驚)、あと当然ながら全曲の製作にShakiraは関与しています。そしてProducerとしてあのThe Neptunes(名義はThe Neptunesだが、Pharrell Williamsが主役の様)が初の楽曲提供をしているという事で、The Neptunes好きの僕としてはこれも購入に至った大きな理由。そんなThe Neptunesによる製作曲から御紹介、本作では最多の四曲を担当しています。まずは波打つように押し寄せるピコピコ電子音に乗ってShakiraの歌声が疾走するダンサブルで軽快な「Did It Again」、軽やかな電子音の後ろで鋭いドラムスが終始チキチキ鳴っている辺りがThe Neptunesらしい巧の技。スピード感抜群の鋭いビートもかなりエッヂ効いてて爽快だし、ShakiraがThe-Dreamばりに繰り返す“えー♪えー♪えー♪えー♪”もかなりスパイシーで僕は好き。太く低いベース弦から始まり打楽器ビート全開で思わずノッてしまう僕がいるラテン爆発の「Long Time」も良い、この熱っぽい香りがスパイシーだしShakiraの挑発するようにクールな歌声がたまらなくセクシー。もう冒頭からThe Neptunesの仕事だと分かる歪んだ低音シンセがうねってバウンスする「Why Wait」、完璧に電子音駆使のトラックながらもやはりどこかラテン風味でスパイシーなメロディも転がり込んで来る辺りが絶妙な塩梅でグッド。「Good Stuff」はラテンだしレゲエだしカルメンだし、みたいな世界の音楽がゴチャゴチャ混ざった不思議なダンスチューン、エキゾチックなメロディにShakiraがクネクネと妖艶に歌声を絡ませるノリノリの一曲。とここまでがThe Neptunes製作曲、次に本作で三曲を手掛けたJohn Hill(Santigoldの曲を製作したProducer)の製作曲を御紹介。まずは完璧に懐かしさ漂うキラめくディスコチューン「She Wolf」、どこかファンタスティックでベタベタなエレクトロ感覚が逆にポップで可愛い一曲。Shakiraのヴォーカルもいつになく弱くてソフトで攻めているのがちょっと珍しい、途中でShakiraが狼になって“あぅぅぅ~♪”と可愛く吠えるのが個人的に好きな部分だったり(惚)。John Hillは「Men In This Town」でもその黄金のディスコ趣味を開花、ここではShakiraもベッタリした歌声を披露していたりとよりエレクトロポップ化、詩に“マット・デイモンはタイプじゃないわ♪”と出てくるのが僕は印象的で(笑)。弾ける様に鳴るハンドクラップに乾いたギターが跳ねる様に飛ばすキュートなロック曲「Mon Amour」、快晴の空の下を車の窓全開にして風を感じ走りながら聴いたら、最高に気持ち良さそうな真っ直ぐ痛快な一曲。そういう意味ではAmanda GhostとLukas BurtonとFuture Cutが共同制作の「Gypsy」も爽やかで晴れ晴れとした一曲で、陽光の様な温かさに包まれたポカポカ曲でかなり好き。自由の気持ち良さを肌で感じるほのぼのとした舞曲に、Shakiraの踊るようにじゃれる歌声がこれまた気持ち良く響き渡る素敵な一曲。しかしこれらの楽曲を差し置いても注目の一曲は、あのWyclef Jeanと再びタッグを組んだ(Wyclef JeanとJerry Duplessis共同製作&Wyclef Jean客演)「Spy」でしょうね(断言)。どこかあの映画『Shaft』を彷彿とさせるようなBlack Movie的なメロディが懐かしくもスリリングで渋カッコイイ(惚)、やはりWyclef Jeanのメロディ感覚は研ぎ澄まされているし、Shakiraとの相性も抜群だと再認識させられる一曲。これら以外にはSpanish Versionとして「Lo Hecho Está Hecho」「Años Luz」「Loba」の三曲が収録されていまして、これはこれでまたやはり一味違った味わいで御座います。あと国内盤にはボーナス曲として「She Wolf(Calvin Harris Remix)」を収録、これもエレクトロ趣味を思う存分にぶっ飛びながら楽しめる好Remixとなっていてなかなかの味わいでグッド。

Shakira×エレクトロという事でかなり期待していたんですが、そこまでぶっ飛んではいなくて、ちょっと大人しかったかなという印象(惜)。The Neptunesももうここまで来たら、いつものピコピコ宇宙船ビートを提供したら面白かったんじゃないかなと思います。John Hillはなかなか良い仕事していました、でも本作はあまりに収録曲数が少なかった気がします(空腹)。国内盤にせめてボーナス扱いでTimbaland製作&Lil Wayne客演の「Give It Up To Me」を収録して欲しかった(号泣)、この曲はかなりカッコ良かったから大好きです。あとKid Cudiが客演した「Did It Again(Remix)」もあるので、それも収録して欲しかった(号泣)。軽い気持ちで聴くと楽しめる一枚かと思います、Shakiraが綺麗でセクシーだからもう許します、もっとR&B化してくれたら嬉しいですね。

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Soulja Boy Tell 'Em「iSouljaBoyTellem」
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弱冠17歳にしてあの独特なスーパーマンの振り付けで一躍スターとなったネットの申し子MC、Soulja Boy Tell 'Emの通算二作目となる『iSouljaBoyTellem』を御紹介。自身でProduceするその能力の高さを買われ、ファッションアイコンみたいな側面も持つ次世代型MCが彼、サングラスに名前を書いたあの格好もウケてましたね。一方でIce-TやSnoop Doggから激しく非難されたり(後にSnoop Doggは謝罪)、それをKanye Westが擁護したりと、なにかと話題になりました。そんなSoulja Boy Tell 'Em(以降はSoulja Boyと省略)が約一年ぶりにドロップした本作、かなり早いスパンかなと思います。
それでは気になる内容を御紹介したいなと思います……初っ端から歯切れの良い唾吐くように切ってラップする「I'm Bout Tha Stax(Intro)」はChristopher "Drumma Boy" Gholsonが製作、浮ついた電子音に吐き捨てる様なフロウが耳に残る。前回大ヒットさせた「Crank That(Soulja Boy)」をモロに継承したキュートなダンスチューン「Bird Walk」はSoulja Boy製作、あの“ゆーーーん♪”の掛け声も健在で、チープで捻りの無い電子音の連続に単調に乗っかる極めてSoulja Boy節な一曲も、そこまでのパンチ力は無い(残念)。Natural DisasterとTop Catが共同制作の完璧なサウスチューン「Turn My Swag On」は、終始Soulja Boyが甲高い声でぬぼーッと声を伸ばして歌い上げる異色曲で、全く嵌れない自分がいました(苦笑)。Soulja Boy製作で低い鍵盤音とゆっくり鳴らすドカドカビートでタイトル連呼する「Gucci Bandana」、客演には大人気のGucci ManeとShawty Loが参加し、Gucci Maneがしゃがれた声で“ぐちぃ♪”を何度も繰り出します。Zaytoven製作の「Eazy」ではLil Jon譲りなクランク調のピュンピュン曲で、やはり何度も繰り返すフックを披露。可愛くポップな電子音がピコピコと跳ねる様に流れるカラフルスムージーな「Kiss Me Thru The Phone」はかなり良い感じで好き、製作はJim Jonsin(Co製作をMr.Collipark)という事でなんだか納得。女の子ウケしそうなキュートで煌びやかなメロディも良いし、客演にあのSammieが参加して胸キュンな甘ぁ~い歌声でとろけさせてくれるんだから最高に素敵。Soulja Boy製作でガチャガチャと止まらぬ疾走感でガンガン突き進む喧騒曲「Booty Got Swag(Donk Part 2)」もなかなかの突破力で、Soulja Boyの繰り返し上から重ねる録音方法が功を奏しグルグル脳内を回る中毒曲。「Rubber Bands」は再びChristopher "Drumma Boy" Gholsonが製作、う~んまぁ普通の出来ですな。Soulja Boy製作でタイトルを男臭くふざけた感じで唸ってフックする「Hey You There」は、Ying Yang Twins発案のあの囁きラップを拝借するも一曲としての破壊力は無いし、Ying Yang Twins「Wait(Whisper Song)」の足元にも及ばないから残念。「Yamaha Mama」は売れっ子Polow Da Donが製作、キラキラ輝くピアノ旋律にチチチチチチとビートが細かく絡む流麗で甘美なエレクトロチューンで素晴らしい。客演にはSean Kingstonが参加し、これまた可愛い甘高~い歌声で華やかな彩りを添えていてグッド、Soulja Boyも軽やかに流していてなかなかスマート。Mr.Hanky製作の「Shoppin' Spree」では再登場のGucci ManeとYo Gottiが参戦、がしかしそんなに盛り上がらない、Young Jeezyの方が良かったかも。John Boy製作で自身の名前を冠したオルガン伴奏曲「Soulja Boy Tell 'Em」はのどか、ただやはり面白さは無い気がする(辛口)。DJ GB製作でShow Stoppasが客演の「Whoop Rico」では、ゴチャゴチャとうるさいビートの中でSoulja Boyが早口ラップで掻い潜りながら脱出を試みる一曲。ダークロック調ながらどこかエレクトロな印象も残る「I Pray(Outro)」はChristopher "Drumma Boy" Gholson製作、トラックはなかなかながらもSoulja Boyがあまりに淡々と一本調子なラップなので味わいが損なわれている気も(辛口)。

う~ん、ちょっと期待していたんだけど外れたかなぁ(苦笑)。彼のProduce能力は買っている訳で、前作よりも進化しているかなと思ったんですが、そこまでは感じなかったというのが正直な感想。Sammieを擁した「Kiss Me Thru The Phone」とSean Kingstonを擁した「Yamaha Mama」は良かったけれど、それ以外はちょっとつまらなかったかなぁ(困惑)。Soulja Boyはあまりにラップが一本調子で変化が無い、だからこそそれに合ったバウンシーな電子チューンじゃないといけないから難しい、それが今回は微妙だったかなぁ。客演や楽曲提供などでもうちょっと経験積むと、もっと大きく化けるかもなぁ~。

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Mariah Carey「Memoirs Of An Imperfect Angel」
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1990年のデビュー以来、常に最前線を走り続ける世紀の歌姫、Mariah Careyの通算十二作目となる『Memoirs Of An Imperfect Angel』を御紹介。最近は完璧に音楽面で復活を遂げすっかりまた安定した仕事っぷりのMariah Carey、最近では俳優のNick Cannonと結婚しプライベートも充実しているMariah Carey、良かったですね。そんなMariah Careyが好調さをキープしたまま放った本作、セクシーだけど可愛い(?)三連チャンMariah Careyのジャケットが結構好きです。あと中身のジャケットも良くて、Mariah Careyが過去の自分のジャケットワークを真似て撮り直しています、この趣向も好きです。
それでは気になる内容をさらりと紹介しますと……まず本作で述べておくべきは製作陣、大半の楽曲をTerius "The-Dream" Nash×C. "Tricky" Stewartの現代の最強タッグが担当しているんです、これが果たして功を奏すのかどうか。そんなTerius "The-Dream" Nash×C. "Tricky" Stewartの製作曲から、順に紹介したいと思います、ほぼ全てになりますが。まずはピコピコと鳴る電子音もどこか寂しげで物悲しい「Betcha Gon' Know(The Prologue)」で幕開け、Mariah Careyの呟く様な歌声がスーッと静かに広がりしぼむ悲しい失恋曲。Eminemの口撃に応酬した面白さ抜群の一曲「Obsessed」は、詩の内容は興味深いながらもトラックは普通、ちょっぴり声加工したMariah Careyの“あ・ああああ・ああああ♪”のフックが耳には残るけれど。キラキラと流れる煌めき鍵盤音に爪弾くアコギが優しく撫でる(バックでは赤ん坊みたいな声が始終鳴り続ける)失恋曲「H.A.T.E.U.」、ここでは“あなたを嫌いになりたくて仕方ないの♪”となんとも切ない恋心に終わりを待つ失恋曲で、Mariah Careyが最高音キーで壊れそうな歌声をヒラヒラと降らせていて、この脆く危なげな歌声がすごく切ないし胸を締め付けるんです(涙)。スクリュー声でドロリと始まる「Ribbon」も始まれば結局はゆったりマッタリなスウィートラヴソングで、スクリュー声に絡まりながらMariah Careyの澄んだハイトーンヴォイスが艶やかに悩ましく響く素敵なスロー曲。ピアノ鍵盤にハンドクラップとドカドカビートが響く「Inseparable」、弱々しいピアノ旋律がすごく綺麗で、ここでもThe-Dream直伝のリフレインフックが優しく脳内に響くミッドチューン。真っ直ぐな愛を捧げた自分を裏切っていた男の演技(嘘)に“あなたにスタンディングオベーション♪”と冷ややかに歌う「Standing O」なんかはThe-Dreamのソングライトの才覚を痛感、ちょっぴりオートチューン使いながら揺らめく“おーおーおーおーおー♪”も凄く耳に残る恨み一杯の病的な一曲。軽快で華やかな鍵盤の音色で彩られる「Up Out My Face」、小気味の良いリズムに合わせて歯切れ良くダメ男に別れを突きつけるリフレイン曲は後味爽やかな女性らしい別離曲。ハンドクラップしながらキラキラと輝く粉が舞い散るゾッコン曲「More Than Just Friends」も可愛いさ満点、この単調にタンタンタンタンと鳴るリズムが気持ち良くてすごくノれる。爪弾き鳴らすサッパリと爽やかなギター弦に、ウットリと悩ましいMariah Careyの艶声が滑る様に響く「The Impossible」は、Teddy Rileyばりにゆらめくトークボックス使いが最高に官能的で絶妙でグッド。ここまでがTerius "The-Dream" Nash×C. "Tricky" Stewartによる製作曲、ここからはそれ以外のProducerの曲を御紹介。Mariah Careyの囁く様な優しい透明声がしっとり滑らかに響く「Candy Bling」はTerius "The-Dream" NashとLos Da Mystroが製作したキラキラ美チューンで、これはカチッと鳴るスナッピンがものすごくスパイスになってて気持ち良い。シャンペンを注ぐような音でオシャレに始まる「It's A Wrap」はHeatmyzerとC. "Tricky" StewartとJames "Big Jim" Wrgihtが製作、Love Unlimited Orchestra「I Belong To You」をサンプリングした古き良きソウルマナーも感じる極上の夜曲。またまたC. "Tricky" StewartとJames "Big Jim" Wrgihtが製作したピアノ弾き語りっぽい純白の神々しい輝きを纏った美スロー「Angels Cry」は素晴らしい、王道のバラードなだけにMariah Careyらしさが凄く光っていて、“私達が別れを告げた時、天使達の泣く声を心の中で聞いたの♪”と切ない歌声で突き抜ける様に高らかに歌い上げる場面は圧巻(涙)。こういう真っ直ぐなメロディをMariah Careyには歌って欲しい、すごく綺麗で心の曇天も晴れやかになります(癒)。最後を飾るC. "Tricky" StewartとJames "Big Jim" Wrgiht製作の「I Want To Know What Love Is」も実にMariah Careyらしい王道のラヴソングで素敵(Foreignerのカバーですが)、ちょっぴりゴスペルっぽいアレンジで煌びやかで華々しくて清廉、そんな流麗かつドラマチックなメロディにMariah Careyの壮大で伸びやかな歌声が気持ち良く響き渡るスケールのデカいスローで惚れ惚れ。

愛を綴った本作もやはり素敵でしたねぇ(溜息)、なんだかんだ言ってMariah Careyの歌声が好きな自分がいます。Terius "The-Dream" Nash×C. "Tricky" Stewartの黄金タッグもやはり素晴らしい手腕を発揮していて、Mariah Careyとの相性も良かったと思います。確かに全編を通してこの二人を起用しているから統一感はありましたが、昔からMariah Careyの楽曲に触れている人としては、もっと正統派な純白スローが多くても良かったのではないかなとも思います(我侭)。うん、でも素敵な一枚でしたね、Mariah Careyのブリブリ可愛いケドとても上手い歌声に痺れました。