RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Keith Sweat「Ridin' Solo」
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87年のデビューからもう23年も経っているのに、今も現役最前線で素晴らしい作品を提供してくれる大ベテラン、Keith Sweatの通算十作目となる『Ridin' Solo』を御紹介。本当にKeith Sweatには頭が下がる思いです、これだけ長い間活躍してしかも良作をコンスタントにドロップし続けるのは凄い事ですよ(勲章)。こういう鉄人がいるからまだまだR&B界も面白い、若い奴らにそう簡単には負けない素敵なおじさまですね。
それでは素晴らしい内容を簡単に御紹介したいと思います……まずはWirlieが製作を担当した「Famous」、Keith Sweatがそのしなやかな歌声をT-Painばりにヴォコーダーでひん曲げてセクシーに仕上げた現代的な一曲。流線形の煌びやかで鮮やかなシンセサイザーも美しいし、Keith Sweatのロボット声の中にもちょっぴりナヨっと柔らかさが残った歌声が耳に残るミッド。The Platinum Brothersが製作を担当した「Full Time Lover」は正統派の官能的なシンセ曲線がなんともエロいアダルトなラブソング、Keith Sweatの羊のように穏やかで伸びやかなヴォーカルと“らばぁ♪らばぁ♪”のリフレインが耳に残り余韻を残しまくる素敵なスロウ(惚)。続く「Test Drive」ではKedar Massenburg繋がりであのJoeとのデュエットが実現、もうR&Bファンにはたまらない組み合わせで御座います(垂涎)。The Platinum Brothers製作のしっとりとでもラグジュアリーな輝きをキラリと放つスロウはオシャレで繊細、そこにKeith Sweat×Joeの二人が甘く艶やかに“君を見ていると試乗したくなるよ♪”なんてジットリした濡れた声で歌うんだから最高に熱いですね(骨抜)。詩こそエロいんですがこの二人だとそれも美しく成立する、酸いも甘いも知る紳士の二人でしか表現できない悩ましさがそこにあります。Angelo Remonなる人物が製作を担当した「Ridin' Solo」はドコドコと太めのビートにクネクネと絡まるシンセメロディがやはりしっとりとソフトで艶やか、Keith Sweatの伸びやかでクリアな歌声がスーッと広がる“そろぉーー♪”フックが病み付き度高い繊細な電子曲。Wirlie Morrisが再び製作のヴォコーダーフック炸裂の揺らめき蜃気楼系(Zapp系)の宇宙スロウ「Genius Girl」、愛する女性をまるで宇宙の神秘とでも言う様に女神扱いした詩も相俟って、ものすごく幻想的で滑らかなサイバースムージーチューンに仕上がっています(素敵)。「Do Wrong Tonight」はSteven RussellとChuckii Bookerが共同で製作を担当(ソングライトとVocal ArrangementsとBackground VocalsにTank、MixedにはHarvey Mason Jr.が参加)、ちょっぴりオリエンタルな弦音がポロロンと鳴るこれまた吐息が漏れる極上のスロウに。再びAngelo Remonが製作の「Hood Sex」は爪弾く一音の弦律が耳に残るベッドソング、カラリと乾いたメロディがどこかクールで涼しげなミッドスロウ、途中のラップっぽいブリッジもナイスなアクセントになっています。最初の入り込みでもう一気にのぼせてしまうオルゴールチューン「It's All About You」はWirlie Morrisが製作、空間的な奥行きを感じさせるシンセトラックは繊細で優美、何度も繰り返す“すべて君のため♪”フックはThe-Dream節ながらもやはり胸に潤々と染み込んでくる美曲(浸透)。「I'm The One You Want」はAdam Ledgisterが製作を担当した爽やかな清涼シンセ曲、颯爽と軽やかでクールなKeith Sweatのヴォーカルに電子鍵盤の連打がよりエッヂを聴かせる疾走感がドライブにピッタリ。Wirlieが製作の「Live In Person」はこれまた電子エフェクト加工をフル駆使した近未来チューン、しかしこれだけヴォコーダーによる曲線加工の似合う歌声もそうない、Keith Sweatの声が元よりメェメェ声だからフィットしています。Adam Ledgisterが再び製作を担当の「It's A Shame」はちょっぴりアコースティックで哀愁漂うミッド、悲しい旋律にKeith Sweatの心底から絞り出す歌声が切ない離婚曲。最後を締め括るのはWirlie Morrisが製作を担当したのんびり南国風味の「Tropical」、ここにきて何故こんな南国風味なのかがちょっと解せない一曲(苦笑)。あと国内盤にはボーナス曲としてWirlie製作のゴスペル風味な神秘曲「I Hurt An Angel」を収録、これがもう素晴らしいんです(感動)。ピアノ演奏を基調とした煌びやかで壮美なメロディは天に召される程に美しく穏やか、そんな優しく包み込む様なメロディに乗せて“僕は天使を傷つけてしまった♪”と失った愛を悔やむ悲しい一曲(涙)。Keith Sweatの感情揺さぶるヴォーカルでもう胸はギューーッと締め付けられるばかりのバラードです。

どっしりと非常に安定した楽曲の仕上がりは流石、完璧に流行のサウンドを意識しながらもきちんとKeith Sweat節に感じるのはやはりベテランの風格の成せる業ですねぇ(頭下)。突出した一曲というのはないけれど、ずっと一枚を通して聴き易いまとまりのある一枚で良いです。ただ最後の「Tropical」だけがちょっと合っていなかった気がするんですが……僕の気のせいかな。という事で僕は美曲「I Hurt An Angel」で幕を閉じる国内盤の購入をお薦めします、最近の若者でもすんなり嵌って聴ける一枚ですよ。

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Jay-Zのベスト盤の収録曲が決定
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一流のMCとして常にシーンの最前線を走り続け、その経営手腕の高さから経済誌“Forbes”の表紙をも度々飾るほど大物経営者となったJay-Z。
そのJay-Zが満を持してのベスト盤『The Hits Collection』のリリースが決定、そこに収録される曲目が決定した模様です。
Jay-Z愛好家である僕としては全盤を蒐集していますので、今更ベスト盤を購入しなくても良いのですが、やはりJay-Zファンとして記念碑的なこの一枚を購入しない訳にはいきません(当然)。
このベスト盤『The Hits Collection』は通常盤とDeluxe盤の二種類の仕様が発売される様で、僕は完全にDeluxe盤狙いで御座います。
何故ならこのDeluxe盤は二枚組となっており、Disc 2には未発表Remixや未発表曲を数曲収録するらしいからです。
やはりたったの数曲でも確認したいですね、これでまたジャケットワークが冴えていたら良かったのですが……

Jay-Z『The Hits Collection』
01. Public Service Announcement (Interlude)
02. Run This Town ft. Rihanna & Kanye West
03. '03 Bonnie & Clyde ft. Beyonce
04. Encore
05. I Just Wanna Love U (Give It 2 Me)
06. Izzo (H.O.V.A.)
07. D.O.A. (Death of Auto-Tune)
08. 99 Problems
09. Empire State Of Mind ft. Alicia Keys
10. Dirt Off Your Shoulder
11. Hard Knock Life (Ghetto Anthem)
12. Show Me What You Got
13. Roc Boys (And The Winner Is...)
14. Big Pimpin’
disc: 2
01. Young Gifted and Black
02. Pump It Up (Freestyle)
03. My President Is Black (remix)
04. Go Hard Remix (Jay-Z, Kanye West & T-Pain)
05. Most Kings ft. Green Lantern


当初の発表通り、初期の頃の楽曲はあまり収録されていませんね。
しかしそれにしてもあの曲この曲と名曲がかなり漏れていると感じられるベスト盤になっていますね。
まぁJay-Zはヒット曲も名曲も多いし、僕は格別に好きだからそう感じるでしょうが(苦笑)。
でも普通に素晴らしい楽曲ばかりで、聴き応え抜群のヒットシングルコレクションになっています(断言)。
これまでのJay-Zの軌跡を知る上でこれは絶対にスルー厳禁ですね。
というかHip Hopの軌跡を知る上でも、このベスト盤は各自一枚購入でお願いします。

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Lil Wayne「500 Degreez」
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そろそろ満を持しての出所が待たれる現役の中の五指に入るMC、Lil Wayneの通算三作目となる『500 Degreez』を御紹介。当初デジタル配信のみで発売された『I Am Not A Human Being』もCD盤として発売され、大方の予想通りBillboardで堂々No.1を獲得するなど、牢獄に入ってもなおその絶大な人気を誇るLil Wayneは凄い。まさかこれほどの人気MCになろうとは、この『500 Degreez』の頃のリスナー達も予想できていなかったのではないでしょうか。このチープでダサいジャケットがB級っぽさ全開で、逆にこの頃のCash Moneyの雰囲気を味わえます。
それでは簡単に内容を御紹介しましょう……まず本作では二曲を除く全曲の制作を、盟友Mannie Freshが担当しています。当時のCash Money軍団の頭脳はMannie Freshでしたからね、そんなMannie Freshの製作曲からズラリと。幕開けを飾るのは「Look At Me」、Mannie Freshらしいジギジギと鳴る金属系の弾き弦にオリエンタルなメロディラインが絡みつく、なんとも摩訶不思議なサウスバンギンチューン。Lil Wayneのチロチロと舌を舐めずるラップは少し大人しく、極めてストイックにビートと共に跳ね回ります。ぶっといベース弦の響きがちょっぴりへヴィーなバウンスを生み出す「Way Of Life」、これはサウスというより西海岸っぽい海風吹かしたサーフィンソウルチューンで、Lil Wayneのソフトに滑らすラップがハイで心地良い一曲。ここでは客演にBig TymersとTQが参加、特にTQであの渋くしゃがれたソウルフルヴォイスを挟む事でより心地良さが濃縮されています。「Gangsta And Pimps」ではBabyが客演参加、Dennis Edwards「Don't Look Any Further」をサンプリングした哀愁たっぷりのソウルフル曲。ソウルフルなんだけれど東海岸のように極端にシビアではなく、南らしい泥臭いファンクが根差していてグッド、だからこそLil Wayneの爬虫類ラップも活き活きと輝くわけです。Mannie Freshが得意のオモチャっぽい可愛さを爆発させてくれた「Lovely」、低く響いて鳴るシンセのべったりした波打ちにをLil Wayneがベロベロ舐め回すラップが最高にぶっ飛んでて嵌る(中毒)。それだけでももう病み付きなのに、フックでは女性ヴォーカルの麗しい歌声&後ろで女性の“らーらー♪”が絶えず聴こえてより舞い上がってしまう面白いキュート曲(小悪魔)。絶えずビコビコとせわしなく鳴り続けるビートにソワソワしてしまう「Gangsta Shit」では、客演にがなりながらもメロディを奏でる意外と器用なPetey Pabloが参加。Lil Wayneの少し上ずった引っくり返りそうなヘロヘロ声も確かに良いけれど、Petey Pabloの叩いて捻り潰す様な豪気溢れるパワフルラップもやはり痛快で最高にホット。ジャラジャラジャラと細かく爪弾き奏でるアコースティックギターのメロディがスパイシーな「Bloodline」は、極めて南国の熱っぽさを帯びたトラックで、Weezyのラップがそれをクールにタイトに仕上げている一曲。Lil Wayneにしては珍しくタフでパワーのあるトラックでクラッシュ系のラップで突進する「Where You At」、途中の“おーーーッ♪”の合いの手も男臭く暑苦しくて良いし、お構いなしに刻々と切り裂く様なフロウを繰り出すWeezyが神懸りな鋭さ。「Worry Me」では途中のWeezyの低くこもった歌う様なフックが耳に残る、電子鍵盤のちょっぴり宇宙空間っぽいサイバーメロディがまたカッコイイ。ビヨンビヨンとうねるトークボックスっぽいノイジーなサイボーグ曲「500 Degreez」、これもアンドロイドっぽい電子曲にWeezyの癖のある粘着質なラップがより強烈な魔法をかける近未来ダーク。これまた宇宙空間をワープするようなシンセサイザー駆使に、しゃがれた灼熱ヴォーカルが乗っかる不思議なメタリック曲「Go Hard」も面白くて中毒起こす。打楽器ビートに乗せてトロピカルなメロディが優しく絡み、Weezyもレイドバックしたソフトなラップを披露する「Young'n Blues」も最高にハイで気持ちが良い(安息)。つんざめく系のスリラーメロディにゴツい繰り返しフックが絡む「F*** You」では再びBig Tymersが参加、ちなみにBig TymersとはBabyとMannie Freshのタッグ名です。光線銃の様なビコビコが飛び交う「For Sheezy」はクールだけどホットなサイバーチューンで、細やかに構築されたビートの合間を縫ってWeezyのレロレロな爬虫類ラップが炸裂する一撃K.O.な必殺曲。Mannnie Freshは以上の楽曲を製作、そのどれもが高水準の出来映えで流石で御座います。それ以外にはJazze Phaが二曲を製作していて、BlaqueとMannie Freshを招いたピーヒャラ笛音が気になる「Believe That」と、BabyにTateezeとCristaleを招いたビコビコ落ち着きの無い電子曲「Get That Dough」がそれ。

Lil Wayneが今ほどにヘロヘロレロレロとはしておらず、爬虫類よりは両生類に近い口撃でよりスマートに聴こえるかなと。とにかくMannie Freshの製作曲が続くので、それに嵌れない場合はひどく退屈してしまうかもしれない一枚。しかしLil Wayneがやはりラップ巧者なのでそれらのビートを上手く料理して、チロチロと舌を出して余裕を見せてくれるので退屈する方は少ないかなと思います。やっぱりLil Wayneの個性は半端ないなぁと実感する一枚、蝕んできますから(病的)。

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Eric Benet「Hurricane」
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D'AngeloやMaxwellと並んで“”New Classic Soul"の旗手として知られる、Eric Benetの通算三作目となる『Hurricane』を御紹介。元奥様はあのHalle Berryという事でも知られるEric Benet、あんな美女を射止めるだけあって彼もまたかなりの男前、そのうえ甘い歌声なんだから向かうところ敵無しですね。そんなEric Benetの男前過ぎる横顔に惹かれて購入したのが本作、というのは冗談でEric Benetはシンガーとしても好きなので。新作『Lost In Time』を間もなくリリースする予定で、それに先駆け発表された「Sometimes I Cry」は、あの獄中のLil Wayneも絶賛しているそう。
それでは気になる内容を御紹介したいと思います……まずはHod DavidとEric Benet共同制作の「Be Myself Again」で幕開け、アコースティックギター掻き鳴らしカントリーテイストな温もりあるテンポで心地良さそうに歌い上げるブルージーな一曲でグッド。続く「Pretty Baby」もギターやオルガンを丸みを帯びた柔らかさで奏でる生音演奏が素敵なスロウ、Eric Benetの幾重にも重ねられたファルセットは極上に甘くて滑らかで美しい、聴いているだけで溜息が漏れてしまう一途な想いを綴ったラヴソング。トラック的にも思い切りニューソウルな仕上がりで、Eric Benetの真骨頂ともいえる一曲に。表題曲でもある「Hurricane」はあのDavid Fosterが製作を担当した哀愁漂う切ないバラード、David Fosterならではの真っ直ぐで汚れのない心揺さぶる情動的なスロウにただただ聴き入ってしまうばかり(溺)。“ハリケーン、それしか痛みを洗い流す方法がない時もある♪”と歌うEric Benetのフックは全てを飲み込み包み込む強さと穏やかさがあり、壮大なメロディに乗せてEric Benetの優しくも芯のあるヴォーカルが溢れ出す人生応援歌になっています(涙)。アコースティックギターをジャキジャキと鋭く爪弾くエッヂの効いた「Where Does The Love Go」はHod David製作、ちょっぴりスパニッシュというかカルメン調なんですが、Eric Benetの気品の香るファルセットがしなやかでほんのり微熱感じさせるタッチなのですんなり聴けるスパイシー曲。「My Player」は僕個人としては注目したい一曲、あのWalter Afanasieffが製作を担当した壮美曲なのだから。ピアノ鍵盤の荘厳で奥行きのある響き、少し冷たくて悲しさが滲んだメロディはドラマチックで流石はWalter Afanasieffという奥行き。Humberto GaticaとDavid Fosterが共同で製作した「Man Enough To Cry」も聴いているだけで涙が零れてしまう美曲、優しく抱き締めるようにEric Benetが“君と一緒に、僕は泣けるだけの男になれたんだ♪”と囁くように歌うラヴバラード。優しくのどかでゆったりと流れるドリーミーなメロディラインはもう優美で繊細で素晴らしい、Eric Benetのスウィートフルな甘いヴォーカルも素敵過ぎる極上スロウ(溺愛)。ちょっぴりドゥーワップな空気もたまらなくカッコ良いRaphael Saadiq調のブルージーソウル曲「I Know」、製作はDrew RamseyとShannon Sandersが共同で担当。Humberto GaticaとDavid Fosterが共同制作の「India」は、タイトル通り広大な大地のような息吹と静かに漲る生命を感じる壮大なスケールのラヴソング、爪弾くギターが爽やかな風を運ぶ清涼曲となっています(好)。続いてもDavid FosterとHumberto Gaticaが共同で製作した「The Last Time」はJazzスタンダード曲、これはもうDavid Fosterの腕がギラリと光り輝く煌びやかで御洒落でスマートなドリーミー曲でもうウットリ(酔)。“これは最後の恋になるよ♪”と謳うEric Benetの伸びやかでメルティーな歌声がまたソフトでカッコイイ、Eric Benetの紳士っぷりを存分に発揮した(とは言っても途中では情熱的に声を張り上げるシーンもある)素敵過ぎて骨抜きにされる芳醇なワインのように美しい夜会曲(絶賛)。続く「In The End」もHumberto GaticaとDavid Fosterが共同で製作、人生における様々な困難もきっと乗り超える事ができると切々と謳った、アコースティックギターの温かなメロディが心を洗ってくれるBabyface調の森林の木漏れ日曲。Eric BenetとMichael CarneyとAndy Duncanが共同制作の「Making Love」も素敵、キリッと際立ったファルセット使いのフックが鮮明で美しいR&Bっぽさを感じるアコースティック曲。Walter Afanasieffが再び製作を担当した「Cracks Of My Broken Heart」は、やはりピアノ鍵盤の繊細で儚げなメロディが胸をぎゅっと締め付けて離さない感動のバラードに(溺愛)。“君の傷ついた心のひび割れから落ちたくないんだ♪”と切に懇願するEric Benetの歌声がたまらなく泣ける、壊れた愛を修復しようと告げる復縁ラブソングに涙です(号泣)。Eric BenetとDemonte Poseyが共同制作の「I Wanna Be Loved」は教会オルガンっぽいこもった響きの鍵盤音が柔らかく長閑な、ゴスペル風味のスローラヴソング。最後を飾るのはやはりWalter Afanasieff製作のクラシカルなピアノ伴奏曲「Still With You」、静かにただただ真っ直ぐ見詰めて愛の告白をするかの様なメロディ&ヴォーカルに胸を打たれ涙が静かに頬を伝う素晴らしいバラードです(賞賛)。Eric Benetの純粋で真っ白なひたむきな歌声を聴いて癒されて下さい、人を愛する事の素敵さを教えてくれます。

素敵でした、僕はこういう作品も好きです(絶賛)。ただ昔からのEric Benetファンからするとちょっと黒さが足りないというか、ソウルアルバムという感じではないので物足らないかもしれません。しかし僕としては大好きなDavid FosterとWalter Afanasieffがガッチリ関与しているという点で、かなり聴き応えのある一枚となりました。それにEric Benetの歌声がそんなくどくなくサラリと洗練されているので、こういった純白曲をすんなり着こなしていたと思います(誉)。是非とも聴いてみて下さい、僕は好きです。

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Nicki Minajの新作『Pink Friday』のジャケット公開
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Nicki Minajの待望のデビューアルバム『Pink Friday』のジャケットが決定した模様。
ピンク色のバックにピンク色のウィッグのNicki Minaj、とまぁここまでは予想範囲内なんですが。
ただNicki Minajがどこか人形っぽい固い表情であったり、脚がなんだかやたら長かったりと、やはりどこかぶっ飛んだ奇抜なジャケットがインパクト大で御座います(流石)。

客演の曲を含めてBillboardチャートののトップ100に7曲同時チャートインするなど勢いを増すNicki Minaj、シングル曲「Your Love」が堂々一位を獲得するなど、勢いそのままにリリースされる『Pink Friday』はかなりの要注目ですね。
リリース日も急遽一日前倒しにし、11月22日となる模様、楽しみですなぁ。

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Common「Finding Forever」
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Chicagoが誇る真面目なインテリ玄人MC、Commonの通算七作目となる『Finding Forever』を御紹介。同郷であるKanye West率いるG.O.O.D.に加入して贈る二作目、今ではKanye West×Commonは鉄板コンビにさえなっていますね。Commonといえば一時期はプロテニスプレイヤーのSerena Williamsとの交際が報じられましたが、結局は破局してしまった様ですね、僕個人としては応援していたのですが。Erykah BaduともうまくはいかなかったCommon、どうも女性運がないような気も……関係ないか(笑)、でも作品はリリースごとにまた復調していますね
それでは気になる内容を御紹介したいと思います……まずはKanye Westが製作の「Start The Show」で文字通りの幕開け、Dorothy Ashby「The Windmills Of Your Mind」をサンプリングした少し歪んだソウルフルかつドリーミーなメロディラインが燻し銀で、これぞCommon×Kanye Westの持つ味わい。「The People」もKanye West製作でGil Scott Heron「We Almost Lost Detroit」をサンプリング。これもオルガンっぽい湿ったこもる鍵盤の響きに、少しフィルターがかった様なシンセがくねくねと絡み曲線を描くソウルフルな一曲で素敵。硬質なドラムスに単調に高いキー鳴り続けるピアノ鍵盤音が中毒性の高い「Drivin' The Wild」はLily Allenが客演という異色の組み合わせ、Kanye West製作でサンプリングにThe New Rotary Connection「Love Has Fallen On Me」を使用。常に高いところをウロウロする様なメロディがどこか民族音楽っぽい癖を生み出しているし、Lily Allenのキュートな控えめヴォーカルもアンニュイな雰囲気を増幅させています。「I Want You」はwill.i.amが製作を担当(Back Vocalでも参加)、サンプリングにはBob James「Feel Like Makin' Love」を使用。極めてwill.i.amらしい過去ソウルと近未来の間を塗るような、懐かしさの中にも先鋭的なサイバークールな感触を感じる一曲で、Commonのまろやかなラップもどこかサイバーにとろけていって不思議な魅力を放っています。「Southside」はKanye West製作で、ここではKanye Westも客演で参加しています。ギュイギュイとハードで尖ったエレキギター弦のつんざめくメロディラインがぶっ飛んでいてカッコイイ、でもそんな中にも温もりとかヒッピーぽいソウル感が満ち溢れていて、やっぱりこれはKanye Westでないと創れない音だなぁと実感。僕的に本作で最も注目すべきだと思うのが「The Game」、製作はKanye WestでSeyfu Yohannes「Tezeta」をサンプリング。ここではあのDJ Premierが神スクラッチを担当、Kanye Westの創るソウルメロディがPrimoの擦りを加える事でより躍動感とエッヂに富んだ一曲に大変身、昔からのCommonファンも涎を垂らして喜び大満足するファンキーな骨太曲でグッド。Kanye West製作でSyreeta Motown「Black Maybe」をサンプリングした「U, Black Maybe」は、最近のKanye Westでは珍しい45回転早回しを活かした一曲。絶えずチチチチチチとビート刻む硬質なドラムスに艶っぽく滑らかなホーンと鍵盤が絡むクラシカルなソウル曲がたまらなく御洒落、KeyboardsにはあのJames Poyserが参加しているんだから尚更素晴らしい。そして全リスナーが待ち望んだのがこの夢の一曲「So Far Gone」、製作は亡き盟友のDilla、客演にはあのD'Angeloが参加という濃過ぎる一曲が実現(狂喜乱舞)。The Isley Brothers「Don't Say Good Night(It's Time For Love)」をサンプリングしたふわふわと柔らかくカラフルかつ繊細な溜息ドリーミーソウル曲にウットリ、音数としては少ないのですがそれでも鼓膜を掴んで離さない悩ましさと艶やかさが美しいのです(溺愛)。そこにD'Angeloの甘くてネットリと官能的なヴォーカルが華やかに広がる、もう骨抜きにされて昇天するのみの一曲に感動。それに負けじとKnaye WestがGeorge Luke「Someday」をサンプリングし、しっとりしなやかに仕上げた「Break My Heart」も思わず溜息漏れる美曲。吐息混じりの歌フックもしっとりと滑らかなラインを創り出しているし、Commonのソフトで奥深い声も変わらずジェントルマンで丁寧で親切でカッコイイです(痺)。「Misunderstand」はDevo Springsteenが製作で、サンプリングにNina Simone「Don't Leave Me Be Misunderstood」を使用した荘厳な美曲。重厚なピアノ鍵盤の響きがCommonのゆったり淡々と紡ぎ出すラッにより壮麗さを倍増させていて、Additional VocalにBilalが参加する事でより渋くブルージーなソウルを表現する事に成功したヴィンテージ曲。最後を飾るのはKanye West製作(KeyboardsにはOmar EdwardsとJaames Poyser、Additioanl VocalにBilal)の「Forever Bigins」、サンプリングにはPaul Simon「50 Ways To Leave Your Love」を使用。これはもう煌びやかでだんだんと陽が昇り一面を燦燦とした温もりある輝きで覆うような希望曲、どこまでも済んだ優しいメロディに涙が零れそうなほど感動してしまう一曲。

本作でも確かにKanye Westはいい仕事していました、ですがやはりここはNo I.D.の楽曲提供がなかったのがすごく残念でした(寂)。ただKanye Westも本作では比較的におとなしい楽曲ばかりで、ちょっと物足らない気もします。しかしCommonの実力だったらあまり派手にやらず、手堅く真面目に粒揃いの楽曲を作る事に専念したのかもしれませんね(憶測)。まぁ、とにかく本作も素敵な仕上がりになっています、Common×Dilla×D'Anngelo「So Far Gone」一曲狙いで購入しても絶対に損はしません。

Category: 男性Hip Hop  Tags: ---

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Kid Cudiの新作『Man on the Moon II: The Legend of Mr. Rager』のジャケット公開
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不思議な宇宙空間を彷徨うMC、Kido Cudiの新作のジャケットがこちら。
素晴らしいっ!これはもう文句無しのジャケットですね、2010年度ジャケット大賞の有力候補です。

まぁジャケット云々は抜きとしても、Kid Cudiの次なる作品『Man on the Moon II: The Legend of Mr. Rager』にはかなり期待しています。下手するとKanye Westの新作よりも僕は凄い一枚になるのではと要注意しています。

前作で魅せてくれたあのドロドロとした感触のサイバーダークな世界に、一緒にまた連れて行って欲しいです。
Kid Cudiの新作『Man on the Moon II: The Legend of Mr. Rager』は、国内盤で11月17日発売予定。

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iPhoneを使っているんで、一応自分の中で主要なアプリは入れて使っているんですが。
そんな中でもほぼ使っていなかったのが、最近は皆がやってる“Twitter”。

一応アカウントは持っているし、他人の呟きは読んでいました。
といってもKanye WestとかSoulja BoyとかRihannaとか、英語ばかりでほぼ意味わからずでしたが(苦笑)。
しかも友人では誰もしていない、Twitterを通じて友人を作ろうという程の外交家でもなく。



でもせっかくだから、僕も自身で呟こうかなと思いまして……




てな訳で“RocBox 2”にて僕のTwitterを貼り付けます。
右隣りのウィジェットにて僕の最新の呟きが表示されています、こういうものの意味も分かっていませんが。
音楽に関する呟きが多くなると思います、私生活では呟く事もないので。

僕のユーザー名は“roc_queen”なんで、読んでいる方でTwitterしている方がいましたら、フォローとやらを宜しくお願いします。
といってもこのフォローだのリツィートとかの意味もよく分かっていません(笑)。
というか、呟いたからってどうなるんだみたいな……やはり若者の感覚についていけません(置去)。

まぁまだ始めたばかりだから、ちょこちょこ呟こうかなって思っている次第です。

Category: 男性Hip Hop  Tags: ---

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Bun B「Trill OG」
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UGKとして活躍しソロとしてもヒットを飛ばし客演も多し、サウスの新たな重鎮として鎮座するBun Bの通算三作目となる『Trill OG』を御紹介。相棒であるPimp Cは残念な事に亡くなってしまいましたが、それでも精力的に活動を続けているBun B、客演も相変わらず忙しく参加しています。本作はあのThe Sourceでも久々のマイク五本を獲得したらしいですね、まぁ今ではこの評価はほぼ無意味かもですが、それでも素晴らしい作品に仕上がっている事には間違いありません。
それでは気になる内容を御紹介してゆきましょう……まずはSteve Below製作の「Chuuch!」で厳かに幕開け、教会オルガンみたいな電子鍵盤の厳かな鳴りに合わせて揺らすBun Bの野太いラップがタフでカッコイイ、客演のJ.Princeの青く高いヴォーカルも良い味出しています。ティロティロと小川のせせらぎの様に流れるシンセメロディがネオンの様に輝く電光曲「Trillionaire」はJ.U.S.T.I.C.E. Leagueが製作をっ担当、客演にはT-Painが久々の登場。光ファイバーっぽい細やかなシンセサイザーの構築トラックとBun Bのタフさの対比が面白い、そこにT-Painのヴォコーダー駆使の揺らめき多重フックがよりサイボーグチックな冷たい輝きを放つ素晴らしい仕上がり。「Just Like That」では腕利きのサグYoung Jeeezyが参戦、Drumma Boy製作のスリリングで不穏なヒリヒリ冷たいトラックが濃霧のように迫る電子トラック。Bun Bが短くドロップする様にラップし、Young Jeezyが焦がす様にジリジリと伸ばしたザギザギ声でラップするのが絶妙に混ざり合う一曲でグッド。「Put It Down」は2010年を代表する売れっ子コンビ、Drake客演×Boi-1da製作の注目曲。Drakeっぽいゆるくマッタリと纏わりつくような仕上がりかと思いきや、Bun Bに合わせた静寂を基調としたクールな一曲になっています。Drakeはいつものごとく歌とラップを混ぜ合わせて披露、しかしここではBun Bに喰われている気がしますねぇ。そして皆が喜ぶであろう曲が「Right Now」、Pimp Cと2Pacという亡きスター二人に加え、現代R&B界の若きスターTrey Songzまでを擁した最強布陣の一曲(豪華)。Steve Below製作のキラキラと煌びやかに華やかなシャンデリアトラックも綺麗だし、そこにBun B×Pimp C×2Pacの最高にイルな擬似マイクリレーを聴けるんだから素敵(感動)。そしてTrey Songzが例の甘美でじっとりと濡れたヴォーカルを絡ませるんだから極上のシルキーさが実現、これだけの鉄人MCの中にあってもTrey Songzのスウィートな魅力がキラキラ輝いています。DJ B-Do製作の「Countin' Money」はYo GottiにGucci Maneという若手実力者を揃えて召集、へヴィーで殺伐とした重厚な一曲に仕上がっています。Big E製作の「Speakeasy」はTwistaとBluesman Ceddy St. Louisが客演参加、ザクザクとカットして繋げたソウルフルなメロディがブルージーで濃厚な味わいを生む土臭い一曲。Bun Bが踏みつける様にラップして回るのに対し、Twistaが例の斬りつける様な神風ラップで場を掻き回し混乱させる感じがたまらない(痛快)。鼓笛隊っぽいコチコチコチコチと太鼓バチ音が連打する軽快アップ「Lights, Cameras, Action」、再びSteve Belowが製作を担当。これは変則的なビートの運び&ごちゃ混ぜメロディが奇抜で面白く病み付きだし、それに合わせてクルクルと色彩を変えるBun Bに驚く程の柔軟さを感じるファンキー&ファニー過ぎる一曲でかなり好き。引き続きSteve Belowが製作を担当した「Show Money」はシンプル過ぎるビートの流れに合わせ、ポンピンして跳ねるBun Bのラップ運びが耳に残る一曲。「Ridin' Slow」はSlim ThugとPlay-N-Skillzが客演参加、製作はPlay-N-Skillzが担当。退廃的なスロウながらも後ろで鳴り続けるガラスの様に繊細なシンセメロディが、脆い幻想感を演出するマイナードリーミーな不思議曲。Bun Bに似て野太くゆっくりと締め上げるSlim Thugのラップは相性抜群、Play-N-Skillzの鼻から抜けるような煙たく燻らすヴォーカルも甘くて素敵ですね。個人的に最もお気に入りなのがあのDJ Premierが製作を担当した鬼黒いドープ曲「Let 'Em Know」ですね、Primo得意の鬼黒く深みのあるソウルメロディのぶつ切りループに、ギュイギュイと擦り上げる声スクラッチがぶつかる燻し銀過ぎる一曲(昇天)。またこういうシックでクラシカルなビートに、Bun Bの飾らない無骨で真っ直ぐな落ち着いたフロウが銃身の様に黒光りしてて最高にクールなんですよ(惚)。そしてもう一曲、僕が聴いた途端に失神したのがNotorious B.I.G.「Juicy」のあの有名な出だしラインを声そのままにベタ使いした「All A Dream」、製作はJ.U.S.T.I.C.E. Leagueで客演にLeToyaが参加。じんわりと広がり浸透してゆく煌びやかでメロウな柔らかシンセサイザーの波に、Bun BとBiggieのフックが共鳴する正にドリーミーでメルティな一曲。またそこにLeToyaの華やかで艶っぽいヴォーカルがカラフルに弾けて彩り豊か、すごくフローラルに仕上がっています(感動)。最後を締め括るのは再びDrake×Boi-1daが関与した「It's Been A Pleasure」、硬質で微細な打ビートに電子鍵盤がトローリと緩やかに伸びるトラックで、ここではDrakeが本領発揮しBun Bと妖しくも器用で巧みなマイクリレーを魅せています。

ド派手な曲は皆無ながらも、やはりサウスのベテランらしいどっしりと落ち着いた貫禄のある一枚に仕上がっていて流石。TupacとBiggieの二人と一枚の中で惹き合わせて擬似共演している点も面白い、そのどちらもが素晴らしい出来上がりなんだから尚の事です(納得)。ただ僕的にはDrakeとの絡みがあまり上手くいっていなかった気がします、そんな面白い化学反応もしていないし、月並みに仕上がりでした(辛口)。ただ聴いておかないと勿体無いのは確か、Bun Bの重みのあるラップを拝聴させて頂きましょう。

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Gucci Mane「The Appeal: Georgia's Most Wanted」
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サウスの有望株と注目される最中に刑務所に投獄、出所して早速仕上げたGucci Maneの通算二作目となる『The Appeal: Georgia's Most Wanted』を御紹介。最近の客演量でいっても半端じゃない数をこなしているGucci Mane、露出度が高かったせいか囚人となっていたブランクをあまり感じさせないままに復帰しましたね。前作『The State vs. Radric Davis』もしっかりとヒットを記録、勢いもそのままに本作をリリースしたのも(かなり短いスパンで)なかなかの策士ぶりで巧いですねぇ。
それでは気になる内容を簡単に御紹介してゆきましょう……まずはあのRodney "Darkchild" Jerkinsが製作を担当した「Little Friend」でのっそりと幕開け、客演にはサウスの王様ことBun Bが参戦。あまりにもRodney Jerkinsっぽくないサウス丸出しのトラックは悪くないんですが、せっかくならDarkchild節を効かせたエッヂーなクールシンセ曲にして欲しかった気も(我侭)。しかしGucci Maneのあの押し潰した様なしゃがれヴォイスと、Bun Bの野太く力強いラップにお似合いなのでまぁいいか。続く「Trap Talk」はBig Koreyが製作を担当、パトカーのサイレン音と不穏でソワソワしたシンセ音を遠くでループさせた怪しい一曲。Zaytoven製作の「Missing」は単調でわかり易い電子鍵盤を連ねて跳ねさすサウスらしい間の抜けたバウンス感が病みつきの一曲、Gucci Maneののっそりと重たく運ぶフロウがグルグルと脳内に侵食してくる中毒曲。Drumma Boy製作でシリアスなピアノ旋律の浮ついたメロディがひんやり冷たいオカルトっぽさ香る「What It's Gonna Be」では、フック付近でのGucci Maneの低めに抑えて早口で捲くし立てるラップ、他にも悪っぽい強さを抑えて静かに囁く様なラップスタイルがカッコ良くキマっているナイスな一曲。「Making Love To The Money」はSchifeとOhZeeが共同で製作、トラック自体はそれほど際立った部分もなく普通のサウストラックのドロドロ感、でもGucci Maneのやさぐれたラップで濃い仕上がりにはなっています。「Gucci Time」はあのSwizz Beatzが製作&客演で参加、いかにもSwizz Beatzらしい細かく刻んでせわしなくループさせる鋼鉄アッパーチューン(興奮)。非常にシンプルながらその尖り具合や跳ね具合は天下一品の凄さ、Gucci Maneののっそり重たいラップを少し軽くしより派手に暴れさせたこのトラックは素晴らしい。そしてここではSwizz Beatzも合いの手フックのみでなくきちんとラップを披露、これがまたかなり味があってイ~イラップしてるんですよ(誉)。Fatboi製作でビコビコと浮ついたチープな電子音の連続にドカドカとビートが交錯する「Party Annimal」、このタイトルからして面白いしGucci Maneののったりとのし歩く様に余裕でかますラップが徐々に鼓膜にこびり付くドラッグチューンでやはり病み付き度は高し。BWheezyなる人物が製作を担当したトローリとまどろんだ点滅シンセが光るドリーミーミッド「Remember When」、客演にはRay Jが参加し程よく甘くまったり広がるスウィートなヴォーカルを披露。ほんわりブライトなスムージーなトラックは甘美でしなやか、その上をGucci Maneがドロドロと流れる様なラップで彩りを加える心地良い一曲でグッド。個人的には本作のハイライトだと思う「Haterade」、製作はあのThe Neptunesで客演にはPharrellとNicki Minajが参加した強力チューン。The Neptunesらしい夜風のように冷たくしっとりとした流麗シンセがしなやかで美しい、そこにPharrellのクールでソフトなファルセットが撫でる様に絡むのがたまらなく官能的だし幻想的(堕)。ふんわりと和やかなブライト感がすごく悩ましくて美しい、The Neptunesのこういう繊細ミッドが僕は大好きです。Gucci Maneのひしゃげたラップもここではしっとり抑えたしんみり繊細なラップ、シックにキメてくれてますよ。そしてNicki Minajもやはり飛び道具なラップで存在感抜群、少しリズムを外した奇天烈なラインでかなり強力な援護射撃を放っています(流石)。再びSwizz Beatzが製作&客演で関与した「It's Alive」、じんわりじわりと浸透する曲線シンセで、悪っぽいGucci Maneをソフトな紳士に仕立てます(変身)。メロディだけでいえば滑らかなドリーミーミッドなんですが、そこにSwizz Beatzらしいコチコチ叩くビートが敷き詰められていて、ソフトな中にも少しタイトさを感じるのがグッド。ぼんやりライトが遠くで点滅するみたいに綺麗なシンセ使いも相俟って、独特な滑走感を生み出しています。「Odog」はWyclef Jeanが製作(Sedeck Jeanと共同)&客演、べコンべコンと叩かれる瓶音ビートにどこかオリエンタルなメロディが妖しく絡みつく一曲で、Wyclef Jeanにしては個性を抑えめの(でもやはり渋味は効いている)ヴォーカルもいい感じでキマっています。続く「Dollar Sign」はJerry "Wonder" Duplessisが製作を担当、ピコピコ×ブイブイな電子音を巧くルーズに編み込んだ気だるさ残るトラックは中毒性高し。しかしそんなドロドロジリジリするトラックの上を、澄ました雰囲気でサラッと滑りのイイ早口ラップで駆け抜けるGucci Maneが憎い。再びZaytoven製作の浮ついたメロディにオカルト趣味のメロディラインも入った「Brand New」、再びDrumm Boy製作でのっそりと重たく引き擦る様なメロディ&ラップが思い切りサウスマナーな「Weirdo」と、Gucci Maneのへヴィーで悪なしゃがれラップが火炎と煙と共に吐き出されます。最後を締め括るのは「Grown Man」で製作は再びJerry "Wonder" DuplessisとJim JonsinとWayne Wilkinsが共同で担当、客演にはなんとあのEstelleが参加しています(意外)。ブイーと微振動しながら包み込む煌びやかなシンセで、次第に明るく輝きだすブライトチューンはとても奥深くてどこか破滅的でありながら希望に満ち溢れている、そんなドラマを感じさせるスケール壮大で明滅的な一曲。Gucci Maneの細かく刻み鋭く刺すようなラップも身軽でより鼓膜を刺激するし、Estelleの伸びやかで艶やかに光り輝く女神ヴォーカルも荘厳で美し過ぎます(羨望)。

前作『The State Vs. Radric Davis』は製作陣&客演陣ともに最強の布陣で、もはや敵無し抜かり無し状態でした。それに比べると本作『The Appeal: Georgia's Most Wanted』は極力Gucci Maneの腕一本(マイク一本)で魅せるべく、よりシンプルでソリッドに創り上げられている気がします。そういう意味では前作みたいなオールスターな派手さななく、むしろ地味にも感じますが、それで余計にGucci Maneのあの悪怪物なのっそり重たいしゃがれラップにフォーカスできる良い一因になっています。思ったよりもピッチを変えたりして一本調子でもなかったから驚き、軽重使い分けたトラック群も良かったと思います。Swizz BeatzとThe Neptunesがやはり良い仕事していました、特に後者のPharrell&Nicki Minaj参加の「Haterade」は要注目ですよ。というかさらりと出た感のあるGucci Maneの本作自体が聴き逃しは勿体無い、面白く仕上がっています。

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Mariah Carey「Mariah Carey」
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7オクターブもの声域を持ち“世界の歌姫”の称号を欲しいままにした、Mariah Careyの記念すべきデビューアルバム『Mariah Carey』を御紹介。Mariah Careyといえば年下の黒人俳優Nick Cannonと結婚、恐らく妊娠しているであろうとの噂で、まぁ私生活も順風満帆。音楽面ではあの大ヒット作『Merry Christmas』の続編を製作中との事、これもかなり楽しみで御座います。本作はそんなMariah Careyのデビュー作という事でかなり若い、そしてまだすごく細くてスレンダーな美女といった感じです。
それでは気になる内容を御紹介しますと……まずはMariah Careyのデビュー曲「Vision Of Love」で幕開け、これがMariah Careyの奥深くも鮮明なヴォーカルがみずみずしく溢れ出す、ソウルと王道ポップの中間をゆくドラマチックな一曲。製作はRhett Lawrenceが担当、“恋の夢を描いていた私に、あなたが現れてそれをくれたの♪”と謳う可愛い詩にMaraiah Careyの深みのあるヴォーカルが堂々と響き渡ります。世界中がひとつになれるはずと歌う人類愛をテーマにしたスケールの大きな「There's Got To Be A Away」はRic Wakeが製作を担当、重そうなテーマながらも明るく弾ける電子音でより明るく心踊り温まるメロディになっていて、途中のゴスペルっぽいアレンジもMariah Careyの力強い歌声により躍動感を与えていて素晴らしい相乗効果を生み出しています。続いてもRic Wakeが製作(ソングライトにNarada Michael Walden)の長く続き冷め切ってしまった愛に終わりを告げる「I Don't Wanna Cry」は涙無くしては聴けない失恋バラード、爪弾くギターが哀愁たっぷりで切なさを余計に掻き立てるちょっぴりラテン調のスロウ、大人の色香が漂っています。またしてもRic Wakeが製作した軽快なディスコ風ナンバー「Someday」は、フックでのMariah Careyの小鳥のさえずりの羽みたいに軽やかで華やかなアップ、こういうちょっぴり黒いフレイバーの香る曲もやはりお似合いですねぇ。Mariah Careyが製作を自身で担当したのがピアノ弾き語りの純正スロウバラード「Vanishing」、“あなたは消えてゆく、どこへともなく、あなたは消えてゆく♪”と伸びやかで熱っぽい声で歌い上げるドラマチックな一曲で、ここもやはりゴスペルっぽい荘厳なアレンジがなされていて、Mariah Careyの澄み切ったパワフルヴォイスが鮮烈に弾ける溜息モノの王道ポップス(惚)。煌びやかな電子鍵盤の音色が連なる軽やかな清涼ソング「All In Your Mind」はBen MarguliesとRic Wakeによる共同制作曲、TOTOっぽい柔らかでドリーミーなサウンドアレンジがキュートで耳に残るポップスロウ。Rhett Lawrenceが製作の「Alone In Love」もほのかにシンセを配したじっとりと濡れる艶やかなスロウ、急に一人にされた女性の悲しい気持ちを綴った失恋ソング。冒頭から激しいギターリフで幕を開けるガッチリロックナンバー「You Need Me」もRhett Lawrenceが製作、Mariah Careyの力強く尖ったヴォーカルが叩きつける様に乗せられたファンキーなナンバー。Rhett Rawrence製作の「Sent From Up Above」はMariah Careyによる多重録音のフックがあまりにクールでカッコイイ、ちょっぴりザラついたサウンドがR&B調な一曲。Ric Wake製作の程よくサイバー感が乗っかるディスコ調のアッパー「Prisoner」は、途中でMariah Careyが途中で聴かせるラップ調の歌い口がまたカッコイイ一曲でグッド。最後を飾るのはあのWalter Afanasieffが製作を担当した美し過ぎる純粋無垢なスロウバラード「Love Takes Time」、Mariah Careyの感情揺さぶるエモーショナルな歌声にただただうっと聴き惚れるばかりの神々しいくらいに眩い美曲。

やはりこの頃のMariah Careyの圧倒的な歌声には感動を覚えるばかり、あの高音はもう人間業ではないですよ(驚異)。今もう一度同じ曲を同じ様にMariah Careyが歌えるかというと……正直無理なんでしょうね、残念です。一時期は低迷していた人気も最近はまた復活、Black Music勢との絡みも抜群に巧くてR&B好きにはたまりません。ここで聴けるのは完全にポップ曲、後期のMariah Careyファンにはきついかもしれませんが、それでもこの歌声は聴いておいて損はありません。

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Lloyd Banks「Rotten Apple」
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N.Y.はQueens出身で50 Cent率いるG-Unitの二番手でもある。Lloyd Banksのお通算二作目となる『Rotten Apple』を御紹介。どうしても人気MCが率いるクルーの一員となると、いかなる凄腕MCも霞みがちになるもの(宿命)。Lloyd Banksもそんな感じがしないではないですが、それでも実力はやはり折り紙つきで一度聴いたら耳にこびりつくあのしゃがれたフロウがなかなかのもの。僕的にLloyd Banksの実力を認めたのは、Busta Rhymes「Touch It(Remix)」での彼の援護射撃を聴いてからかなり好きになりました。前作『Hunger For More』もヒットしましたし、まぁなかなか順当にリリースされた感のある本作で御座います。
それでは気になる内容を簡単に御紹介しますと……まずはボスである50 CentとMobb DeepのProdigyが揃って援護射撃する「Rotten Apple」、Mobb DeepのHavocが製作を担当。いかにもHavocらしい殺伐としていて硬質で冷淡なドラムスとビートが怪しく光る危険曲で、50 Centのあのボケたフロウとフックも相変わらずへヴィーなんですが、それに負けじとジリジリと焦がした様なLloyd Banksのラップが最高に渋い。「Survival」はYoung RJ Riceなる人物が製作、G-Unitらしいデンジャラスでひりひりと恐ろしいメロディを短く切ってループしたギャング丸出しな一曲。Ron Browz製作の「Playboy 2」がまた曇ったピアノ旋律を延々とループさせ、そこに硬質にバチバチ鳴るなんとも硬派でタイトな一曲で痺れる一曲、Lloyd Banksも平静を保ちつつもちょっぴり熱っぽくラップを繰り出す辺りがカッコ良く、聴けば聴くほど病みつきになる中毒性の高い一曲。Triumvirat「I Believe」をサンプリングしたThe 10製作の「The Cake」、客演に50 Centを召還して変わらず煙たくシリアスなラップをぶつけ合います。この二人は最初は似ているなぁと思っていたんですが、こうやってLloyd Banksを意識して聴いていると全く違った味わいを出していて、でも相性は抜群でそこはやはり仲間である事を痛感させられます。続いてはDirty SwiftとBruce WayneのMidi Mafiaが共同で製作を担当した「Make A Move」、ここでもギュルギュル擦られるスクラッチやドカドカと力強くキックするビートが無骨でタフでカッコイイ、Lloyd Banksのちょっとハイトーンでざらついた声質にバッチリ似合った硬派な一曲。あのEminemとDangerous LLCとBang Outが共同で製作した「Hands Up」、まずは50 CentとLloyd Banksがハイでソフトに舐め上げるようなメロディフックをかましていてそれがかなり癖になるんです。トラック自体はやはりEminem色の強いザザザザザザと細かくベースっぽいシンセが鳴り響く不穏ながらアップな一曲で、欲をいえばこれでEminemも参加していたら最強だったと思うEminem仕様な一曲。Ron Browzが製作を担当したキラキラとオシャレにラグジュアリな輝きを放つしっとり夜会系の「Help」、客演には美し過ぎるKeri Hilsonが参加。しっとりとシルキーな肌触りのトラックは上質かつ気品に満ち溢れていて、そこにLloyd Banksのほんのり甘いしゃがれたラップと、Keri Hilsonの艶やかで官能的な繊細ヴォーカルが優しく包み込む美曲で素敵。続く「Addicted」ではあのMusiq Soulchildが参加という事でもう即K.O.です、Daniel JonesとJermaine Mobleyが共同制作。このトラックはけして柔らかで滑らかという訳ではないんですが、ピアノ鍵盤を鳴らしたやはり都会の夜のような冷たさが残るシャレたメロディで、Musiq Soulchildのチョコレート声がほんのりビターなコーティングを施していて素晴らしい(賛辞)。Major製作の「You Know The Deal」では、N.Y.が誇る伝説のMCであるRakimが参加(驚愕)。トラック自体はダークなトーンに抑えた静かにスリリングな王道の作り、Rakimはフックのみの登場ですがそれでも貫禄は充分、そうする事でかえってLloyd Banksのラップが引き立ってよりシャープに聴こえて素晴らしい演出かと。Needlz製作の「Get Clapped」ではレーベル仲間であるMobb Deepが参加、Mobb Deep参加ならここはHavocに製作してもらいたかったというのが本音、結構普通の出来で化学反応は起こっていなかったかなぁ。Lloyd Bnaksの押し潰した様な暗いフックがグルグルと脳内を渦巻く「Stranger」はNick Speedが製作、暗いしG-Unitっぽいギャング風味なんですがどこかソウルフルな香りも残る一曲。PrinceとMachavelliが共同制作の「Change」、ポロポロと鳴る鍵盤音がより殺伐さを増幅させているシンプルながら芯の通った一曲。Eminemが再び製作のみで関与した「NY NY」は同じくG-Unit所属のTony Yayoが参加、これもオカルトっぽさが香るチープなエクソシストメロディがEminem趣味で、やはりEminemの毒々しいラップが欲しくなってしまいます(欲求不満)。本作中の個人的ハイライト曲ともいえるのが「One Night Stand」、あの9th Wonderが製作を担当し客演にはKeon Bryceが参加した極上ソウルフルな一曲。Carolyn Frnklin「As Long As You Are There」をサンプリングした溶けそうな程に熱く濃厚なソウルメロディに合わせて、まったりゆったりとラップするLloyd Banksは50 Centに負けないメロウさを発揮していてバッチリ紳士にキメています(似合)。Keon Bryceの歌声は言わずもがな素晴らしい、より華やかにムーディーに仕上げています(色香)。Dave Morris製作の「Iceman」ではYoung Buck、Scarface、8Ballという南部の猛者が一堂集結、特にScarfaceの登場は驚いたしやはり圧倒的な存在感で燻し銀にギラギラと輝いています(圧巻)。最後を締め括る「Gilmore's」はYoungloadが製作、ちょっぴりサイケで懐かしいディスコフレイヴァなシンセの跳ね方がカッコイイ曲で
僕は好きですよ。

思った以上に素晴らしい出来で、当時かなり聴いていたのを覚えています。製作陣もかなり豪華だし、客演陣も粋な人材ばっかりでかなり熱い一枚に仕上がっています。あの50 Centが援護射撃に加わっても全く喰われていないLloyd Banksが凄い、主役はあくまでLloyd Banksなのが良いんです(賞賛)。最近はKanye Westにも絶賛され、Kanye Westの楽曲にも参加するなどかなり急接近しているのも気になります。N.Y.のカッコ良さを十分にアピールした、クールでスマートは夜の都会を印象付ける一枚で御座います(N.Y.の摩天楼の夜景を眺めるLloyd Banksのジャケットが象徴していますね)。そろそろ発売されるだろう新作『Hunger For More 2』が楽しみですね、その前にまずこの一枚を確認しておくべきです(警告)。

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なんか綺麗じゃないですか。

僕の部屋の窓からふと見えた景色、夕闇と夜の境目があまりに美しくて。
気付いたらiPhoneで撮っている自分がいました。
真ん中にうっすら小さく写っているのが、細く釣り針の様に尖った三日月。
これがまたなんだか幻想的で綺麗だったんですよねぇ。

Category: サントラ  Tags: ---

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今日、ほぼ衝動買いでノートパソコンを購入しました(貧乏)。
いやぁ、デスクトップPC(愛称“BLACK PC”)があるんで、必要ないかもしれませんけど。
ただ音楽データが膨大に入っているし(所有のアルバム全て、18925曲が入っている)、動画もたくさん入っているし、多くのソフトがインストールされているしで、結構動作が遅かったんです。
しかもこの“RocBox 2"を執筆する時にはページを二分割で立ち上げ、そのうえiTunesまで立ち上げて音楽かけながら書いたりすると、もう動かない動かない(苦笑)。
まぁこのデスクトップ自体、もう数年前に購入したものだから、そろそろ買い替え時期なのかもしれませんね。
最近やたらと変なメッセージが出るんですよね、なんとか改善しないといけないんだけどもう面倒で。

で今日、公休日だったんでちょっと家電屋に行ったんですよ。
そこでこの小型のノート型パソコンが3万円であったので……ふんわりとした勢いで購入。
今や3万円でパソコンが買える時代になったんですねぇ(驚)。

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という事でEMOBILEを接続してサクサクとネットしています。
やっぱり余計なソフトが入っていないと、まず電源の立ち上がりからして違う。
スーッと始まりますね、もう気持ちが良いです。

本当にこれはネット接続だけにしか使わないから、これからも無駄は省いて使おうと思います。
ただあまりに小さいノートパソコンなんで、キーボードも小さくて打つのが結構難しい(笑)。
もともとタイピング技術も無いし、今それに慣れるのに必死、そこに慣れない結局使わないまま終わりそうだから。

とにかく、これからはこの小型ノートパソコンから更新頑張りたいと思います。

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Kanye West「The College Dropout Video Anthology」
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今や大物MCとなったKanye Westの初期のプロモクリップを収録したDVD、『The College Dropout Video Anthology』を御紹介。Producerとして主にJay-Zの楽曲や他のアーティストの楽曲も提供し、一躍売れっ子ProducerとなっていたKanye WestがMCで表舞台に登場した時、まさかここまでの大物になろうとは誰が予想できていたでしょうか(皆無)。彼ならではの楽曲サンプリングのセンスがまず素晴らしいし、加えて自分の魅せ方(独自の世界観の構築)が巧い、そういったセルフProduce能力の高さはボスであるJay-Zに比肩しますね。そういった意味でも彼のPVは表現者としてのこだわりが入っているので、確認しなくてはいけません。
それでは簡単に内容を御紹介したいと思います……本作はタイトル通り、Kanye Westの傑作1st『The College Dropout』からのPVを網羅した映像集となっています、多くのヒット曲が生まれましたね。まずはKanye Westの衝撃デビューを飾った「Through The Wire」、自身が交通事故に遭い顔面にワイヤーが入った経験をラップした自虐ソング。ホームビデオで撮ったっぽいチープな作りがまた面白いし、事故後の顔の腫れ上がった写真やJay-Z、Memphis Bleek、Beanie Sigel、Mos Def、Talib Keli、Twistaなどが登場するのも面白い趣向。最後にはサンプリング元であるChaka Khanのポスターを前に、ドヤ顔するKanye Westに思わず笑ってしまいます。続いてはKanye WestのというよりもTwistaのシングルである「Slow Jamz」、皆でしっとりホームパーティー風に踊り明かす感じがレイドバックしていて素敵です。Jamie Foxxのヴォーカルが勿論素晴らしいし、Twistaの神風ラップも相変わらずキレてるし、踊っている女性が超セクシー。自分の元を去り空港に向かう彼女を追いかける「All Falls Down」、このPVではKanye Westは直接カメラ写らず、鏡や窓に映りこんだ姿でしか登場しないのが味噌な作り。最後の女性の泣きそうな顔がすごく可愛くて切ないし、最後の飛行機をプルーフ越しに眺める趣向もなんだかセンチメンタで素敵。あとこのPVの見所はもうひとつ、空港の警備員があのCommonなんですよ(笑)。ざらざらした映像加工があまりにMos Defにお似合いな「Two Words」、この曲は僕の大好きなFreewayも参加しているんで好きな一曲。教会の壇上に立ち熱弁を奮い(出演している女優がダイナマイトボディ)あの奇抜な行進ダンスを披露する「Jesus Walk(Church Version)」、囚人達がハードなお勤めをするシーンと電球が天使の輪に見えるKanye Westが交錯する「Jesus Walk(Chris Milk Version)」はコカインから白い鳩が飛び立つシーンが印象的、最後にはキリストに似た白人と共にストリートに繰り出す「Jesus Walk(Street Version)」の異なった3種類のPVの連続。Kanye Westがどれだけこの一曲に思い入れがあるのかを窺い知れます、いま聴いてもやはりこの曲のインパクトは強烈ですねぇ(吐息)。Kanye Westが意味不明なエアロビインストラクターに扮する「The New Workout Plan(Extended Version)」、途中でLil JonのRemixに転調しあの傘男がラップしています。どれもやはり少し趣向の変わったPVばかりでやはり濃い、Kanye Westのエゴがこの当時から滲み出ていますねぇ~(笑)。
あと本作にはボーナスCDも付属しています、こちらにはなんと7曲が収録されています。とは言ってもきちんとした曲はほんの何曲でガッカリ、中でもKeyshia Coleを客演に招いた「We Don't Care(Reprise)」はただの語りだけだったのでかなり残念(涙)。「Jesus Walk(Remix)」はMaseとCommonを新たに客演に迎えより強力に補強、これがMaseがあのいなたく平坦な鼻声でかなりイイ味出してくれています、Commonに関してはあまりに似合い過ぎて彼のオリジナルの様。そのMaseとJohn Legendを客演に迎えた「It's Alright」、ピアノ鍵盤がオシャレに軽やかに鳴り響くスマートで煌びやかなトラックにJohn Legendのしゃがれ甘いビターなヴォーカルが心地良過ぎます。先程のPV紹介でも出た「New Workout Plan(Remix)」はLil JonがRemixを担当、客演にはそのLil JonとFonzworth Bentが参加。いかにもLil Jonらしいギュイーと捻れたサイバーシンセが派手に鳴るクランクチューンに大変身、これはこれでカッコいいですね。「Heavy Hitters」ではKanye West肝煎りのGLCが参加、Kanye Westらしいストリングスの聴いた舞曲。「Two Words(Cinematic)」「Never Let Me Down(Cinematic)」の二曲はインストながら、新たに敷き直された荘厳で流麗でシリアスなメロディに仕上がっていて、これもKanye Westの創作意欲の高さを痛感するものとなっています。

絶対にお薦めとかそんなではないですが、まぁ面白いですよ。まだこの頃のKanye Westはエゴイスト度が少ない気がします、それでもやはり主張はかなり強いですが(笑)。しかしKanye Westの創作活動には頭が下がる思い、次に出る新作も期待していますよ。

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Kanye Westの新作タイトルと発売日が決定
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なかなか決まらないままでいたKanye Westの新作、『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』にようやく決まった様です。
“リークされても発売する”と豪語した本作、11月22日発売と決定したみたいで、なによりなにより(祝福)。

か~な~り~豪華(粋)な製作陣&ゲスト陣が参加している様なので、やはり楽しみですよねぇ。
MCとしてはそこまで大好きという訳ではないんですがね(笑)、でも前作『808s & Heartbreak』はかなり好きだった。

毎週金曜日に新曲をドロップするというハードな企画“G.O.O.D. Music Fridays”もKanye Westならでは。
一時は中止を先刻しましたが、また再開したみたいで良かった、創作意欲満々で素晴らしい。

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http://kanyewest.com/
上記のサイトでE-Mailアドレスを送信すれば無料でダウンロードが可能、この計らいも太っ腹。
つい最近ドロップされたのが「Christian Dior Denim Flow」、客演にKid Cudi、Pusha T(彼のG.O.O.D.入りは驚きと共に嬉しかった)、Lloyd Banks、John LegendにRyan Leslieのシンガー二人も招いたなんとも豪華で力強い一曲。
これが途中のメロディとビートの崩し方やノイジー加工なんかが最高にカッコ良いんですよ(痺)、またMC陣のカラーが皆まったく違っていてこれが味わい深い。こうやって聴くとLloyd Banksはやはり曲者だなと思います(用心)。

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この“G.O.O.D. Music Friday”の繋がりか、Kanye Westはもう一つの大きなプロジェクトを発案。
それは大ボス、Jay-Zとのコラボアルバム『Watch The Throne』を製作するというもの。
先のNicki Minaj、Rick Ross、Bon Iverと両者が共演した「Monster(Remix)」もそこに収録されるとか。
こちらもかなり気になりますねぇ。

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Cee-Loの新作『The Lady Killer』のジャケット公開
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ソウル界が誇る怪鳥、Cee-Loの新作『The Lady Killer』のジャケットが公開されています。
Cee-Loのトレードマークの大きなサングラスがギラリと輝く、なんとも渋いジャケットに余裕が漲っています(覚悟)。

本作からの先行カット曲「F**k You」が物凄い大評判ですねぇ、確かにカッコイイ一曲で期待が高まるばかり。
そんな気流を察してか、Black Music界では珍しくCee-Loは発売日を繰り上げ、12月7日から11月9日に変更されました(嬉)。
製作陣にはSalaam Remi、Jack Splash、Fraser T.Smithなどが参加予定、とにかく楽しみですねぇ。

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Goodie Mob「World Party」
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グループ名の由来は“Good Die Mostly Over Bullshit(善人ほど良い死に方をしない)”という、Goodie Mobの通算三作目『World Party』を御紹介。Atlanta出身のCee-Lo、 Khujo、T-Mo、Big Gippの四人で構成されるGoodie Mobは、Organized NoizeやOutKastと共にDungeon Familyの一派。この作品の後に中心メンバーともいえるCee-Loが脱退、レーベルもLaFaceからAristaへと転換期前の作品。しかし今はまたGoodie Mobとして活動を再開している様で嬉しい限り。このジャケットがなんだかダサかっこいいんですよねぇ、ファンキーです(笑)。
それでは気になる内容を簡単に御紹介します……まずはOrganized Noizeが製作でLionel Richie「All Night Long」をサンプリングした「World Party」、ちょっぴりカシャンと壊れた響きを湛えた鍵盤音の連なりが無機質に尖ったエッヂさを生み出すトラック、このごちゃ混ぜ感がたまらなく泥臭くファンキーで中毒性高いんですよ。「Chain Swang」はなんとDeric "D-Dot" Angelettieが製作を担当、サンプリングにThree Degrees「Here I Am」を使用したちょっぴりシリアスな一曲。氷雨のように冷たく降りしきるピアノ鍵盤の音粒に、重たいビートがずしりずしりと圧し掛かるヘヴィーなトラックは東海岸っぽい真面目さが素晴らしい。象の鳴き声みたいなファンファン音が派手に飾り付けるOrganized Noizeが製作の踏み鳴らしファンクチューン「Get Rich To This」、客演にBig BoiとBackboneが参加したこの曲ではCee-Loの怪鳥の如きつんざめくフロウが炸裂してて痛快だし、Big Boiが全てを巻き込むハリケーンラップで他を蹴散らしてしまう勢いで素晴らしい援護射撃。Rebert BarnettとThomas Burtonが共同制作した「The Dip」はちょっぴりスリリングなソウルフルメロディにドタバタとビートが疾走感を煽るスピーディーチューン、それだけでなくストリングスを絡める事によってより優雅でしなやかな印象を生み出しているなかなかの好曲。完璧にエイリアンっぽくエフェクト加工されたCee-Loの異次元ヴォーカルフックが先鋭的な「All A's」は、Outkast作品で御馴染みのMr.DJが製作を担当したサイバー曲。ここでの眼を光らせて噛み付くようなCee-Loのガミガミフックは凄く特殊で耳に残る、ウネウネ曲がるシンセラインに細かく無機質にカチカチカチカチ鳴る硬質ビートが最高にタイトでカッコイイ。CyptronとDallas Austinが共同で製作した「What It Ain't(Ghetto Enuff)」が本作のハイライトである事は間違いなし、なんたってあのTLCが客演参加しているんですから(昇天)。CyptronとDallas Austinが手掛けたビヨビヨと波打ち妖しい閃光を放つ宇宙戦争っぽいメロディも激しく面白いし、あまりにメタリックなSFチック曲でこれだけでもお腹一杯。そこにTLCのあのサイボーグっぽい冷たいハーモニーがスーッと滑走し彩るんだから最高ッ、Goodie Mob面々も勿論カッコいいんですが、Left Eyeが登場すると共に急転調するシーンが最も鳥肌モノですね(劇的)。「I.C.U.」はOrganized Noizeが製作でSleepy Brownが客演参加、洞窟の中でこもって響くようなボコボコ音にGoodie Mobの低くて怪しいラップが這い回る一曲。「Rebuilding」はDeric "D-Dot" AngelettieとKanye Westによる共同制作、一時期のKanye WestはDeric "D-Dot" Angelettie率いるCrazy Cat Catalogueの一員だったんですよね(意外)。Grover Washington「Love Song 1700」をサンプリングしたどこか物憂げでレトロなマイナー調のトラックはKanye Westっぽい、こういう哀愁系のメロディもCee-Loの搾り出す様なソウルヴォーカルがあると引き立つんです。Rondal Rucker製作の「Just Do It」もちょっぴり影のあるダークなメロディに、Goodie Mob面々の引き裂くように鋭いラップが突き刺さるスピーディーな一曲。Organized Noize製作のキュイーーーンと軋む電子音の伸びがなんともスペーシーな「Street Corner」はBackboneが客演参加、初期のOutkast作品に通じる電子ファンクな一曲。ザクザクとブツ斬りにするようなエッヂの効いたシンセの連なりがクールに鋭利でクールな「Cutty Buddy」、製作はOrganized Noizeで客演にはSleepy Brownが参加。様々な音色のシンセを妖艶かつ摩訶不思議に紡いだ四次元曲ながら、Goodie MobとSleepy Brownが泥臭くファンキーなためにきちんと重厚感も残ったファンキーな一曲に。本作の隠れ注目曲が最後を飾る「Fie Fie Delish」、なんと製作はあのEasy Mo Beeなんだから驚きの組み合わせ(燻銀)。Was Not Was「Where Did Your Heart Go」を下敷きにしたなんとも骨太でドロ~リ濃厚なファンクソウルチューンに、Goodie Mobの脂乗り切ったギトギトなラップが乱れ撃ちする、ド渋いセンスが黒光りする一曲でグッド。

新作に期待のかかるCee-Lo、今ここでもう一度Goodie Mobに焦点が当たる事は間違い無しです(事前準備)。再結成して本当に良かった、またこの四人揃ったGoodie Mobでの作品を聴きたいです。何かとゴタゴタ前の一枚ではありますが、製作陣もきちんと気心の知れた仲間達なので安心して聴けます。兎にも角にも本作に関しては、あのTLCが参加したハイパースペースチューン「What It Ain't(Ghetto Enuff)」の一曲狙いで購入しても、絶……ッ対に損しませんから(豪語)。