RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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11/28のツイートまとめ
roc_queen

ポケモン買おうかなぁー……
11-28 15:19

フォトセット: Grace Jones化しているLuke James。 http://t.co/bdt8Tu63O1 http://t.co/oxO2b15ITD
11-28 19:05

フォトセット: bvsedjesus: yourackdisciprine: Byriana Noelle - Playboy fuck http://t.co/PUH4ZgTFZt
11-28 21:00

画像: 僕も出来る事ならば、Luke Jamesみたいな髪型と髭を持ちたい。つまり、憧れのWolf Jamesスタイルである。... http://t.co/I19dYGzE4o
11-28 21:02

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Stalley「Ohio」
stalley_ohio_cover_clean_final.jpg

タイトル通りにオハイオ州出身の若手実力派、Stalleyの記念すべきデビューアルバム『Ohio』を御紹介。バスケット選手として大学に入学する程の実力だったにも関わらず、怪我でバスケットを断念してラッパーを志したという肉体派なStalley。その後、ミックステープで出した『Lincoln Way Night (Intelligent Trunk Music)』なる作品が世間に認められ(The NeptunesのChad Hugoとも共演している)、Rick Ross率いるMMGとの契約を勝ち取りました。出るか出るかとずっと待たれていたStalleyの作品がそのMMGからようやく到着、そういう意味ではMMGの二番手であるMeek Millが刑務所に収監されたことが、このStalleyにとっては好機だったのかもしれません(無関係かな)。
前置きが長くなるのが僕の悪い癖ですね・・・・・・本作ではほぼ全編にわたって、Stalleyの盟友であるRashad Thomasが制作で大幅に関与していてこれは嬉しい限り。という訳でそのRashad Thomasの制作曲から触れると、二分弱のオープニング曲「Welcome To O.H.I.O.」がまずそう。雲がだんだんと切れ目を見せて、曇天が色を移ろわせて晴天へと変化するようなメロディアスな幕開けで、Stalleyの闊歩するような堂々としたラップも心地良い。MC Hammer「Gold Go」をサンプリングした「Jackin' Chevys」なんかは、淡白にパチパチと細かな火花を散らせるクラッカー的な打ビートに“おーおおーおおーお♪”と裏鳴りする掛け声、途中でキュイーンと変形しながらひねり上げるとぐろシンセとトラックがチープで最高にホット。サックサクと突き進むStalleyのラップも軽快にスウィングしてて、こういうジャックされ易そうなトラックは嫌いじゃないです(大所帯でのRemix希望)。ぼうーんぼうーんと重たく深く響く、祇園精舎の鐘の声的な厚みの低温ビートが聴き手を中毒させる「Problems」も現行の流行を捉えた一曲。ただRashad Thomasのトラックメイクは移ろいが随所に散りばめられていて、この曲でも軸となるビートが微妙に変化してアラビアンな音色や練り出すような変形を魅せて面白い。Wale「Teach Me How」をサンプリングした「Boomin'」は砂金をまぶした様なキラキラ感が華麗で煌びやか、そんなメロディラインにドシンと踏み潰すようなビートが投下される事で、不思議なメルヘンさを創出していているドリーミーな歪曲チューン。Ty Dolla $ignを客演に迎えた(最近のTy Dolla $ignの助演っぷりは、どこかNate Doggを思わせる)「Always Into Something」は、ペリペリと剥がすようなベースの浮ついた音色とバブバブと吹き出すホーンのビートが西海岸なノリでナイス、こういう透かしたエアリーなメロディで空を裂きズシンと響くStalleyのラップは美味なり。気泡が弾けるように鳴るビートとグニャグニャとアメーバ状に浸食するカラフルな電子音が綺麗な「3:30PM」も面白く(特に終盤での粘液スロウモーション化が最高)、Stalleyの緩急も上下左右も自由自在に滑空するスライダー気味のラップも劇的にクール。Rashad Thomasが制作&客演で参加したサザンソウル風味な「Chevelle」は、紫がかったオーロラが夜空にぼんやりと瞬くような甘美なゼラチン質メロウチューンでとっても素晴らしい(絶賛)。流星のように鋭くスラリと輝くStalleyの滞空性のあるフロウも、そっと静かに煌めくキラ星のようなRashadのスウィートな歌フックも素敵過ぎます(骨抜)。〆曲となるJackie Jackson「Is It Him Or Me」とODESZA「If There's Time」をネタ使いした「Navajo Rugs」では、まさかのDe La Soulが客演で参加。エコーが生み出すギャラクティカルな空間、奥行きと、サイケデリックで機械的なメロディが融合したトラックは、まるで月面着陸したかのような浮遊感と幻想的な感触が素晴らしく、これはDe La Soulの面々を迎えたのも納得のスペイシーな一曲。とここまでがRashad Thomasの制作曲で、他のProducerが制作したのも数曲ありまして。David D.A. Domanが制作し、若手実力派のNipsey Hussleが客演参加した「What It Be Like」は真夜中に冷たい濃霧に包まれ、寒気を感じながら月光に刺されるような冷淡メロウなトラックがカッコ良い(痺)。こういうメロディアス且つドラマチックな流線形ソウルフルトラックでもStalleyはラフにスマートに、Nipsey Hussleはハスキーに立ち回っていて聴き応え抜群。Noelが制作した「One More Shot」では、Rick RossとAugust Alsinaという強力布陣がサポート。鍾乳洞系の暗澹とヌメヌメジトジト感のある多湿トラックに、三者三様の旨味が滲み出たナイスごった煮。Jeffrey "Black Diamond" Kirklandが制作したトロトロ系の潜水スロウ「System On Loud」の妖しさも抜群にイルで、オーバードーズした様な酩酊した泥シンセとStalleyのガスっぽく揺れる気体フロウがたまりません。同じくJeffrey "Black Diamond" Kirkland制作で、Junior Mance「I Believe To My Soul」をサンプリングした激渋ソウルフルな「Free」も格好良くて、どんなトラックでもStalleyが飲み込める事をきちんと立証している煙たいモノクロトーンな一曲。

Stalleyもスマートに小気味良く滑走するフロウでさらっと駆け抜けてナイスですし、なによりRashad Thomasの作るトラックが僕にはツボ。ハッキリ言ってこのRashad Thomasの方が、DJ Mustardよりも優れていると感じてしまうのは僕だけ(笑)?メロディ展開のある曲が好みだというStalley、つまり僕と好みが合うかもしれません、いや僕はループ曲も好きだけど(笑)。地元を冠したアルバムを出すってのも90年代を愛する僕には嬉しい演出、聴かずに2014年を終えるのは絶対に損です。


テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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11/27のツイートまとめ
roc_queen

Luke JamesとJessie J付き合ってるって、知らなんだ……#nowplaying Hit Em Hard Feat. Bobby Shmurda, Skeme & Freddie Gibbs - The Game http://t.co/IRgezaHtr1
11-27 00:18

Category: 女性R&B  Tags: ---

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Tinashe「Aquarius」
TINASHE-AQUARIUS-Hovedbilde.jpg

LA出身の弱冠21歳の新星R&Bシンガー、Tinasheの記念すべきデビューアルバム『Aquarius』を御紹介。赤ちゃんモデルを務めていた経緯もあるという事で、本当にとっても可愛い容姿でガンガン人気が急上昇しているTinashe。その昔はThe Stunnersなるガールズグループにも所属していたらしいのですが、結局はメジャーデビュー出来ずに頓挫。その後にミックステープ『In Case We Die』を発表し話題を集め、その結果としてメジャーレーベルであるRCAとの契約を勝ち取ったシンデレラガールでもあります。ちなみにタイトルである“Aquarius”は“水瓶座”という意味で、Tinashe自身が2月6日生まれの水瓶座(アメリカでもそうだよね?)ですね。
それでは恥ずかしながら感想を書かせて頂くと・・・・・・まずはRitz Raylolds制作の表題曲「Aquarius」でしっとりと湿度たっぷりにスタート、冷気のようにヒンヤリと漂うメロディとTinasheの果汁をボタボタと滴らせるウェットなヴォーカルが鼓膜を濡らす加湿ソウル。DJ DahiとBlood Diamondsが共同制作した「Bet」では、その勢力をジワジワ拡大しているDevonte Hynesが客演参加。冬の海のように青白く激しい波を立たせるクリアブルーのメロディがゾワゾワ来るし、声を張り上げてつんざめくTinasheの飛沫のようなヴォーカルも鮮烈に突き刺さる、波が防波堤に当たって砕けるような粉砕シンセも見事。トロトロと粘性の高いポーションチックな電子音が溢れて垂れる「Cold Sweat」 は、雪女のようなTinasheの冷却ヴォーカルで、じんわりかいた汗もすぐと氷晶化してしまう。でも終盤ではブリザードの様に荒ぶるTinasheのヴォーカルも聴けたりして、やはりなかなか侮れない。そんな零下の世界の中にいつつも、まさかのDijon "DJ Mustard" McFarlaneとRedwin、DJ Marley Watersが共同で制作という、意表を突く「2 On」ではSchoolboy Qが客演で参加。もうむしろ変わり映えしないともいえるDJ Mustardの単調なビート&煽り使いをも凍結させてしまうTinasheの空気感が凄い、凍結した事でよりチクチクと棘立ったトラックに昇華されています。Janet Jackson「Funny How Time Flies」の冒頭&メロディを引用した反則スロウ「How Many Times」はJasper Cameronが制作、原曲の持つミストチックなふわふわウェット感を残しつつも、より輪郭を際立たせた完熟メロウでフルーティで美味。ダウンビートにしつつもフェザータッチでふわり舞い上がる軽量さもナイスで、その中で客演のFutureがバフンバフンと空気を含んで弾き出す波動砲のようなラップもジワジワ聴いてきます(地味)。Orange Crush「Action」をサンプリングした「Pretend」はDetailとThe Orderが共同制作、客演にはHip Hop界の若きファッションリーダーA$AP Rockyが参加。寒空の下で凍った空気が、だんだんと太陽の熱でほぐれてゆくような溶解メロウ。純白で眩いポップ寄りなアプローチも、A$AP Rockyのラップが煙たく燻ることでグッとドープになっております(研磨)。「All Hands On Deck」はStarGateとCashmere Catが共同制作した一曲で、一聴するとDJ Mustard作かと思わせるチープな凸凹ビートながら、どこかCrunkっぽい抜け感やピーヒャラ笛音を鳴らしたりとやはり手の込んだ作り。ボワボワと波紋を広げながら大気圏をジワジワ突破する「Far Side Of The Moon」は、Osinachi Nwaneriなる人物が制作を担当。コズミックでアヴァンギャルドな発破エレクトロチューンに乗せて(このトラックのアフロチックなビート構築が素晴らしい)、Tinasheの超合金コーティングされたツルツルしたヴォーカルが空を裂くのがたまらなく鮮烈でクール。「Feel Like Vegas」としつつも、僕にはどこか中華風な艶美を感じるトラックはStarGateが制作というのが意外。ゆったりと動き揺らめき移ろうモヤモヤした朝靄的なシンセがセクシーで、その流水の動きはまるで太極拳のような趣。しかもこの曲では、柔かくしなやかなTinasheの気功を放つヴォーカルと共に、バックではRoscoe Dashが煽るという奇天烈な援護射撃も繰り出していてグッド。Mike Will Made-Itが制作(Co制作にA+)の「Thug Cry」は鮮やかでキレのあるターコイズブルーな珊瑚ミッドでとってもスウィミー、端麗で潤いたっぷりなTinasheのヴォーカル(そして後半のラップシンギング)が艶っぽくて刺激的。本作で最も素晴らしいのが、Ritz Reynoldsが制作した波間の静寂にも似た極上スロウ「Bated Breath」。紺碧の海の中、水底から水面を見上げて光が反射して波の端が金や銀に輝く混ざったような、そんなマーブル模様がゆっくり漂うダイビングスロウ(潜水)。水を強くかいて泳いだ時に、抵抗を受けた指先がはらはらと揺れるような、そんな幻想的で流麗なTinasheのヴォーカルが魅惑的。最後はMichaelなる人物が制作の「Wildfire」で青白い炎を放つ淡白なシンセチューンでとても鋭利、鋭くてチクチク刺さるTinasheのヴォーカルがまるで薄氷のようで綺麗で危なげ。

期待を裏切らないTinasheの確立した世界観が望める、デビュー作なのにしっかりと高品質なアルバムで驚き。成る程、どことなくAaliyahを彷彿とさせる薄く透けたヴォーカルなのですが、それよりも僕はJanet Jackson的な匂いを感じたり(Interludeが多く配されている辺りもね)。Ciaraなんかもこのラインを狙っているんだろうけど(邪推)なかなか上手くいかないのを、Tinasheはすっかり自分の手中に収めていますね。あとはこういうサウンドを好きになれるかどうか、そういう意味では既に突出した個性の持ち主といえるTinasheは凄い。そして可愛過ぎる(無関係)。現段階では無敵状態のRihannaを止める事が出来るのは、もうTinasheしかいないかもしれません(救世主)。


テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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11/24のツイートまとめ
roc_queen

弟に頼んで調達してもらった三枚。まずはこれ、一作目が結局ヤバかったからね。#nowplaying Lac Lac Feat. A$AP Ferg - Big K.R.I.T. http://t.co/d3PY6Unmgk
11-24 12:28

二枚目はこれ、彼も一作目が結構ヤバかったので。#nowplaying Water Me Feat. Leon Ware - Theophilus London http://t.co/ztnSa55OPQ
11-24 12:29

最後の三枚目がこれ、顎髭だけでFreewayとぶつけられる。#nowplaying Problems - Stalley http://t.co/6zuyASz0K3
11-24 12:33

今年の自分の中の重要盤は、もう買い終えた気がする。
11-24 15:31

あー、12月頭のJ. Cole待ちがあった。
11-24 15:34

画像: ちらりと魅せるNicole Scherzinger。 http://t.co/CRMDrnyksI http://t.co/Xm0xPZ2XqJ
11-24 23:32

画像: なんだか黒は似合わない気がするNicole Scherzinger。 http://t.co/CRMDrnyksI http://t.co/SakXdZCUau
11-24 23:34

Category: 女性R&B  Tags: ---

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Nicole Scherzinger「Big Fat Lie」
photo-nicole-scherzinger-devoile-la-pochette-de-son-album-big-fat-lie-5419697e09346.jpg

最強美女集団のThe Pussycat Dollでフロントマンを務めたシンガー、Nicole Scherzingerの通算ニ作目となる『Big Fat Lie』を御紹介。PCDに居た頃はずば抜けた人気を誇っていたNicole Scherzinger(以降はNicoleと省略表記)ですが、PCDを抜けた途端になぜか人気が翳った気がしますね(残念)。こんなに美人なのにどこか幸薄そうな感も漂うNicoleが僕は好きです、関係ないか(笑)。前作『Killer Love』も結局ひっそりと発表されていた訳ですが、本作もなんだか知らない間にそーっと店頭に置かれていて購入、まあ店頭に並んでいただけでも良い方か。なんだか写真からロゴからどれもピンボケしたような感じで気に入らない、Nicoleが美人でナイスバディなんだからそこをもっと強調すべきなのに(愚痴)。
でも肝心なのは中身なんで忘れましょうね・・・・・・本作は多くの楽曲をC. "Tricky" StewartとTerius "The-Dream" Nashの黄金タッグが制作、全面監修となっておりまして、まずはそんな彼らの制作曲から触れます。スチールドラムの様に乾いたビートがバイーンバイーンと空間で真空を作って迫る「Your Love」がスタート曲、電光石火のように鋭く明るく瞬くシンセの中で、Nicoleのちょっと低めのエキゾチックなヴォーカルが“とぅとぅとぅっとぅるー♪”のフックと共に耳に残ります。ダボダボでビカビカな電子鍵盤の雷鳴がクールに尖る「Electric Blue」はT.I.が客演参加、青白い光りを放つ様なNicoleの幽玄なヴォーカルがカッチリしたメロディの中で生々しくのたうつのが異様にセクシーで、T.I.のザックザックと突っ込むクールなラップもやはり切れ味抜群でナイス。反り立つ刃の様なエレクトロビートが鼓膜を突き刺す、ウヨウヨ系の徘徊チューン「Heartbreaker」も、Nicoleのぷは〜と吐き出すような冷気的ヴォーカルがジワジワ効く毒曲。EDMなんだけれどどこか放牧的なエスニックチューンに仕上がっているのが面白い「God Of War」、四つ打ちビートながらやはり背景で鳴るスパイシーな声ループが辛味になっているShakira的「Girl With A Diamond」とやはり一癖ある。パッと聴いた途端にDJ Mustardっぽいなと勘繰ってしまった「First Time」も、よくよく聴けば骨組みはLil Jon定義のクランク味でなかなか美味で何度も鼓膜で噛んで味わってしまいます(堪能)。ベロンベロンなホーン的シンセが遠くから放物線を描いて飛んでくる「Bang」なんか、対空線エレクトロって感じでなかなか面白い。表題曲となる「Big Fat Life」ではBiggie「Things Done Changed」的な乾いたドラムビートが発破するのが肝、そんなゴツゴツ切り立ったビートの谷間に流れる粘液チックなメロディと、艶やかで華やかなNicoleのヴォーカルが見事に融合していて素敵。とここまでがC. "Tricky" StewartとTerius "The-Dream" Nashが共同制作した楽曲たち、彼ら以外がトラックメイクした曲も数曲ありまして。まずは彼ら二人にLos Da Mystroが関与した「On The Rocks」は、眩いぐらいにスカッと晴れ渡った奔放なメロディに、伸び伸びとリラックスしたNicoleのヴォーカルが心地良い。本作の最後を締め括る凛としたピアノバラード「Run」はFelix Snowなる人物が制作していて、その名のままにまるで淡雪がふわふわと天高くから降ってくるような、そんな繊細で儚げで柔らかな純朴なメロディが素晴らしい。そしてこうやって聴くNicoleのヴォーカルは、手のひらに落ちてふわっと溶け消える雪の結晶みたいに透き通っていて美しいんです(溜息)。でも本作中で最も好きなのは、やっぱりC. "Tricky" StewartとTerius "The-Dream" Nashが制作した「Just A Girl」で、クレジットが無いけれど一緒に歌っているのはThe-Dreamなのかちょっと微妙(困惑)。ただこの曲のヒラヒラした感触というか、どこか毒っ気もある甘美なパフュームチューンで、聴いている内にちょっとした酩酊感を味わえる酎ハイ曲でグッド。

正直に言って、洗練されていて結構カッコイイ一枚に仕上がっていて驚き。前作もエレクトロ要素が強いアルバムだったんですが、本作はやはりC. "Tricky" StewartとThe-Dreamの黄金コンビがほぼ全面的に関わったおかげで、より統一感があるスマートな一枚になってて好き。ただ飛び抜けた面白い曲も無ければ、Nicoleもそんな聴かせるタイプのシンガーではないので、そこら辺が評価を二分してしまうかもしれません。でもNicoleの歌声って、聴けばすぐと彼女と分かるぐらい特徴はあるので、なんだかんだで楽しめる一枚かと思います。あと、やはり数曲はガチガチのアッパーも入れて良かったかも。


テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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11/23のツイートまとめ
roc_queen

画像: So So Defの復権は有り得るか? http://t.co/hpEyKD0Ol0 http://t.co/zlsU7EzzaA
11-23 14:02

マジでこの一枚が飛び込んで来た感じ。どうすべきかメチャ迷う。#nowplaying Maybe Feat. Pusha T & Yo Gotti - Teyana Taylor http://t.co/EehXpKT5OM
11-23 15:52

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11/22のツイートまとめ
roc_queen

嫁ちゃんに誕生日プレゼントで買ってもらった、自分では買わなかったかも。#nowplaying Broken Hearted Girl Feat. Fabolous - Teyana Taylor http://t.co/hrmHxLBoOe
11-22 00:46

ただそんなテンションで買ったんだけど、なかなかこのアルバム良いかもって思ってる。#nowplaying Put Your Love On - Teyana Taylor http://t.co/lyEPy4dfno
11-22 00:47

こういう隅っこもつついてくるし。#nowplaying Put Your Love On - Teyana Taylor http://t.co/FuqEIuSGYN
11-22 00:47

今日はこれを掘ったよ、NJSの名盤。280円なーり。 http://t.co/xIPQCohCMm
11-22 20:34

なかなか入手出来なかったアルバムを、都会に住む弟にお遣い頼んだ。 ♪On Your Own - Nick Lachey #nowplaying
11-22 20:37

♪On Your Own - Nick Lachey #nowplaying
11-22 20:38

在庫はアリになってたけれど、明日の弟の帰省に間に合うか。 ♪Seventeen - Nicole Wray #nowplaying
11-22 20:42

弟から任務完了のメールが!でかした! ♪Walking - Nneka #nowplaying
11-22 21:55

Waleの不遇感ってのは、確かにある。
11-22 23:11

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Goapele「Strong As Glass」
popmag000162-strongasglass.jpg

R&B界の中でも一際異彩な魅力を放つ麗しきシンガー、Goapeleの通算五作目となる『Strong As Glass』を御紹介。インディでの活動ながら、その深みのある官能的なサウンドとヴォーカルで通なR&B愛好家たちから絶大な支持を得るGoapele。そんなGoapeleは本作で、かのEric Benet主宰のレーベルJordan Houseと契約したのも話題になりました(Calvin RichardsonもJordan Houseと契約をした)。胸元から肩口までを露にしたジャケットは素敵ながら、どうも坊主にして大きな帽子を被ったGoapeleはオカマにしか見えなくて辛い。ちなみにGoapeleといえば、前作『Break Of Dawn』を僕はいたく気に入っており、その年の年間ベストでも堂々の一位に選出しておりました。
それでは四方山話はこの辺で止めておいて本題に・・・・・・まず本作を語る上で欠かせないのがExecutive ProducerにKeith Harris(will.i.amと共に楽曲制作している人物)が就いている点、この組み合わせが結構突飛で面白いんです。スタートを切る表題曲「Strong As Glass」からそのKeith Harrisが制作を担当、ダイアモンドダストのようにキメ細やかなピアノ鍵盤音が舞い、そんな雪面の反射光に閃いてスーッと射し込むGoapeleのヴォーカルが美しくて思わず溜息。同じくKeith Harrisが制作を担当し(ソングライトにはEstelle Swarayが関与)、あのSnoop Doggを客演に招くという異常事態となった(笑)「Hey Boy」は先行曲として話題になりました。Goapeleらしからぬレトロなグルーヴで滑走するディスコタッチなアッパーで、ミラーボールみたくギラギラと輝くギャラクティカルなシンセ点滅チューンに、フックをリフレインさせて聴き手を踊らせるGoapeleの清涼感溢れるヴォーカルが瑞々しい。最近はこういうディスコブギーなメロディに乗り続けているSnoop Doggだからお手の物、思った以上に抜群の相性で安心しました。Andre Bowmanが制作の「Insanity」はスケスケな電子音がまるで美しいレース刺繍のように繊細で、優しく深く呼吸するようなGoapeleの淀みのない歌声がすーっと沁み込んでくる甘美スロウ。湿度たっぷりウェッティーなシンセが艶かしく響く「Perfect」はTrakmatikが制作を担当、潤いを含んだGoapeleの歌声がピッタリと鼓膜に張り付くのが心地良く、程よくじんわりとアンビエントでとろみのついたメロディと民族的な打ビートが巧い。「What In The World」はEric Benetとのコンビで知られるDeMonte Poseyが制作を担当、彼らしいとても無垢で純真でさらさらとした精白なピアノバラードで、Goapeleの澄み切った深層水のようなヴォーカルが枯渇したハートをグングン潤します。Keith Harrisがブヨブヨと膨張するような電子音を放出させるエレクトリックな光芒ミッド「My Love」では、Eric Benetとの有りそうで無かった共演が実現。蛍光色抜群なメロディがとっても眩くて綺麗ですし、GoapeleとEric Benetの甘くシフォンのように絡まり合うデュエットもとっても美しくてナイスの一言。続いてもKeith Harrisが制作した夕間暮れみたくしんみりと熱いレゲエテイストのメロディ、継ぎ接ぎでピアノ鍵盤を繋いだ「Powerful」も、ちょっぴり歪ませてループするメガホンヴォーカルなGoapeleのエフェクトなんかがとても新鮮。再びDeMonte Poseyが制作を担当した透明感の溢れる柔らかなピアノバラード「Some Call It Love」も素敵で、真っ青な空に白雲がゆっくりと流れて消えるような、そんな清涼感と壮大さが胸を打つ一曲です。なかなかGoapeleの諸作の系譜をなぞったミステリアスなアンビエントミッド「Last Days」はCornelio "Corn" Austinが制作を担当、洞門の中で滴る雫の音色がゆっくりと振幅して広がるような、じんわりと漏れ出る潤いがたまらないGoapeleならではの湧泉ソウルといった感じ(遊泳)。最後を締めるのはKeith Harris制作の「Truth Is」で、デジタライズされた微振動含むメロディがエッヂーで先鋭的。そんなピュンピュンとした尖った光線の中で艶かしく曲線的に揺れる、生温かなGoapeleのヴォーカルがセクシーでたまりません(溶)。

これまでのGoapeleサウンドとは一線を画す一枚になっていますね、でもきちんとGoapeleワールドにはなっているからグッド。僕の中でGoapeleは音階のシームレスな流麗でムーディな音に浸るイメージなんですが、本作では結構アップテンポや硬質な音もちらほらあって、そういう音とGoapeleの水面に広がる波紋のように静かで深いヴォーカルの融合も聴き所のひとつです。


テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

Category: 音楽全般  Tags: ---

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11/20のツイートまとめ
roc_queen

なぜにこんなオカマみたいになったの?#nowplaying Last Days - Goapele http://t.co/mI6UAQGHuw
11-20 00:30

Category: 音楽全般  Tags: ---

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11/18のツイートまとめ
roc_queen

#nowplaying My Love Feat. Eric Benet - Goapele http://t.co/28mNZcPqfd
11-18 12:27

Category: グループR&B  Tags: ---

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Jagged Edge「JE Heartbreak II」
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Jermaine Dupri率いるSo So Defの看板グループだった鉄壁コーラスグループ、Jagged Edgeの通算八作目となる『JE Heartbreak II』を御紹介。112やDru Hill、Blackstreet、Boyz II Men、Jodeciらと共にR&Bグループ群雄割拠の時代を切り抜けたJagged Edge(以降はJEと省略表記)は、Brian CaseyとBrandon Caseyの双子と、Kyle Norman、Richard Wingoの四人で構成されています。前作は老舗であるSlip-N-SlideからのリリースだったJEですが、本作では古巣であるSo So Defからのリリースとなっております(狂喜乱舞)。
興奮し過ぎなので落ち着いて感想をポツポツ・・・・・・本作のExecutive ProducerはやはりJermaine Dupriが担当していて、このクレジット見ただけで僕は鳥肌が立ちました(妄信)。まずはアコースティックのキリキリと奏でられる弦律が胸をキュッと締めつける、フォーキーで侘しさが漂うスロウ「Future」でスタート。Brian CaseyとBrandon Casey兄弟が制作(Co制作はBryan-Michael Cox)したJE節な壮麗で凛とした透明なサウンドが波打ち、JE独特なエナメルチックなツヤ光りするシックなハーモニーが響く一曲。Jermaine DupriとBryan-Michael Coxの黄金タッグが制作した、ブアブアしたシンセが妖しく刺々しく明滅する「Familiar」は正に黄金期のSo So Defを彷彿とさせる、ちょっぴりヌケ感のあるサイケデリックな電工ミッド。Bryan-Michael CoxとBrian CaseyとBrandon Casey兄弟が三つ巴で制作した、雲一つなくスッキリした晴天のような澄んだメロウ「Familiar」も素晴らしい(涙)。洗いざらしのような眩いぐらいの真っ白なメロディにJEのビタースウィートでダークモカみたいなハーモニー、鍵盤の魔術師であるBryan-Michael Coxらしい一曲。Jermaine DupriとBryan-Michael Coxが共同制作した「Things I Do For You」は、リフレインして追いかけるハーモニーと電子音が、スーッスーッと静かに波が引く夕まぐれの海辺のようなマッタリ感と涼しさを生み出す好ミッド。またまたBryan-Michael CoxとBrian CaseyとBrandon Casey兄弟が共同制作した「Love Come Down」は、優雅で和漢生薬テイストな弦音がドリーミーに響く靄のかかったナイスミッドで、フックの背景で鳴る“うーうーううーうー♪”のエナメル質なハミングにこそJEの魅力がギュッと濃縮されていると考えます(研究)。これまたBryan-Michael Coxがその鍵盤捌きを存分に聴かせてくれている純白清廉なスロウ「It's Been You」は、潤いたっぷりで枯れ果てたハートにグングンと浸透する深層水のように清らかさで、潤んだJEのハーモニーがまるで雨上がりに空に架かる虹のように眩く鮮やかなのがグッド(感動)。Jermaine DupriとBryan-Michael Coxが共同制作したメタリックでマシーンチックなメロディが稼動する「Wanna Be (Romeo)」の、ツヤ消ししたマッドなJDのハーモニーがザクザクと鼓膜に振動を与えてカッコイイ。Shirley Brown「I Need You Tonight」を下敷きにループをかけた「Getting Over You」もJDらしい仕上がりのエッヂのあるヴィンテージソウル風味で、芳醇にして辛口でキレのある感覚がクールでイイ。ボクンボクンとエコー気味にこもって弾くビートが、桃源郷のようにまろやかクリーミーな感触を生む「Ready」はBrian CaseyとBrandon Casey兄弟とBryan-Michael Coxが共同制作。霞がかったフルーティなんだけど練乳かけたようなトローリと甘いミッドで、そんな中で聴こえるテナー基調のJDのハーモニーとの調合がまたたまりません(美味)。同じくBryan-Michael CoxとBrian CaseyとBrandon Casey兄弟が共同制作の「Make It Clear」は鉱山で鉱石が光をうけて瞬く様な、そんな繊細で儚げな光の洩れのような電子音がミステリアスで綺麗な壮麗ミッド。「No Half Steppin'」はP.A. Smoothなる人物が突如として制作を担当、白昼夢のような微睡みの中でゆっくりと開花する睡蓮のような幻想的な美しさ、JEのたおやかな高級エナメル質なハーモニーがたまらなく綺麗でウットリ(溜息)。〆を飾るのはやはりBrian CaseyとBrandon Casey兄弟が制作(Co制作にP.A. Smooth)の「Posters (We Stay On One)」、ちょっぴりスクリューかかったヴォーカルも載せて重厚感を出しつつも、銀河系統な遊泳感のあるギャラクティカルなシンセを散りばめたツヤツヤチューンでクール。

涙無しには聴けなかったというのは、僕だけでしょうか(恥)。そうです、僕のJagged Edgeが完全に帰還しました、そして『J.E. Heartbreak』の続編として銘打つに恥じない傑作で御座います。いや、勿論前作はもっと切なくて甘酸っぱいバラードが多かったけれど、それを差し引いてもやっぱりJermaine DupriとBryan-Michael Coxが完全にJEをバックアップした事はとっても喜ばしい、二人もまたJEの正式メンバーなのだから(感涙)。だから四年の沈黙を破った『The Remedy』が本来ならば復帰作なんでしょうが(解散も休止もしてなかったんですが)、この『JE Heartbreak II』を以てしてJEがまた戻って来たと強く感じる事が出来ました。R&Bの、ハーモニーの天国がここにある、ありがとうJagged Edge(崇拝)。


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11/15のツイートまとめ
roc_queen

画像: なんだか知らないが、この写真の三人の破壊力たるや。 http://t.co/cumVIiPIjV
11-15 00:12

画像: 年間ベストを熟考する中で、これが一番の鬼門だったりする。 http://t.co/YlZsQYW6KL http://t.co/LSyk2hxRF8
11-15 00:15

画像: 早口ラップは凄いが、ヘッドフォンの使い方はてんで分からないTwista。 http://t.co/QKh7jLZRwC http://t.co/b1IjmS4Q3S
11-15 21:53

画像: この二人の不釣り合いは、世界七不思議に数えていいと思う。 http://t.co/PhDvapTtom http://t.co/4PwkQ7fX35
11-15 21:57

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Twista「The Dark Horse」
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一秒間に11.2音節を発声してギネスブックにも載った早口最速MC、Twistaの通算九作目となる『The Dark Horse』を御紹介。ここ最近も犯罪多発都市としての側面を見せつつ、多くの才能あふれる若手を輩出しているChi-Townことシカゴ。そのシカゴ出身のMCと言われて僕が真っ先に思い浮かぶのは、やはりCommonとこのTwistaで御座います。その類い稀なガトリングラップで客演も多くこなし、同郷であるKanye Westのバックアップで「Slow Jamz」を大ヒットさせてようやくスターの仲間入りした苦労者でもあります。しかし、その後もコンスタントに作品をリリースし続けていて、彼の創作意欲とコアな人気を実証してくれていますね。かく言う僕もTwistaはかなりのお気に入りMCの一人で、デビュー作と二作目以外は現段階ですべて購入しコレクションしている次第で御座います。
それでは感想をサックリサクサクと書いていきますと・・・・・・まずはTwista作品では御馴染みのThe Legendary Traxterが制作したダークでソリッドな尖りシンセが鼓膜に刺さる「The Dark Horse」でスタート、客演にはTymeなる男性シンガーが参加。このデジタライズされた暗黒世界なテイストに、Kanye West『Yeezus』的な雰囲気を感じるのは僕だけ?ピコポコと間隔を空けて点滅する妖しいシンセ、それを火薬にしてバツバツと撃ち放たれるTwsitaの無数の鋲ラップが痛快。同じくThe Legendary Traxsterが制作した「I Am Such A Mobsta」はユラユラと蜃気楼のように揺れるメロディがアラビアン風味で、Twistaの高速連射が的確に撃ち抜いてくる一曲。P. Flawzが制作した「Devil's Angel」も『Yeezus』的な荘厳で漆黒な牙城トラックでイル、濃霧の中で轟く雷鳴のようなフラッシュ感のあるトラックも最高に尖っててクールだけど、血の気多く前のめりでバチバチと火花散らして銃弾を飛ばすTwistaのラップがやはりカッコ良い。煮えたぎる様な煮沸ビートで鬼気迫る「Beast」はDJ Tight Mikeが制作を担当、ここでは緩急をうまーく付けて、聴き手を混濁したトラックの中へ引きずり込む野獣なTwistaラップがナイス。同じくDJ Tight Mikeが制作した「Getting Paper」ではDra Dayなる女性シンガーが客演参加、シャイタウンらしいしっとりとウェットでお洒落な甘美メロウはTwsitaの十八番ですね。静寂をシーツにしてゴロゴロと寝転がり戯れるようなTwistaの散弾するラップはスウィートですし、Dra Dayのなかなかソウルフルでエレガントな深みのあるヴォーカルも華やかで素晴らしい。The Legendary Traxterが制作の「It's Yours」では女性シンガーのTia Londonが客演参加、エコー気味に遠くで曇った音色を明滅させるミルキーなトラックにも、不思議とTwistaの撥水使用なラップが潤いを弾く感触がたまらなく快感なんですよ(溶)。しかしそこにTia Londonのミストのような柔らかなヴォーカルが絡む事で、絶妙な湿度を演出していて鼓膜に沁み込むのです(浸透)。Don Juanなる男性シンガー(?)のFuture模倣なフックがヘロヘロと毒ガスチックに漂うドロンと重ための「One More Joog」はLo Key制作、そんな粘液チックな沈んだトラックはよそにスパスパと真空状態を作って斬れるTwistaのラップが面白く刺さります。Xcelが制作した「Crisis」ではHip Hop界の新たな億万長者Tech N9neが客演参加、ビリビリと放電と充電しっ放しの電撃チューンも刺激たっぷりでもう痺れる痺れる(痙攣)。そんなビリビリトラック上で両者互角のノンブレスでアンストッパブルな無差別まきびしラップが四方八方に散らばり、聴き手は足の踏み場も無くなってのたうち回るしかないという始末。CozmoとMaxwell Smartが共同制作した「Burnin」は、Wiz Khalifaと彼率いるTaylor Gangの仲間であるBernerが客演参加。銀河か星雲のようにキラキラと瞬く流麗なシャイニーチューンに、Twistaの高速連射ラップが複雑な星座のように次々と連なり明度をガンガンと上げてゆくのが美しい。ゆるーくたるーくフックを吹かすWiz Khalifaはいつも通りで、僕的にはBernerのちょっと腑抜けた軟体なラップが結構クセがあってお気に入り(注意)。Lo Key制作でDJ Victoriouzが客演した「Want My Love」は、夜風のようにしっとりと濡れた哀愁あるメロウでとってもスムーズ。絹のようなメロディを、バツバツと高性能ミシンのような針ラップで美しく滑らかに縫製するTwista、もはや芸術の域に達しております(陶酔)。またもやThe Legendary Traxterが制作の「Nothing Like Me」もミッドナイト系のヒンヤリと冷たい優麗な一曲で、客演の男性シンガーGritzの多重エフェクトのかかった甘ったるい歌フックがまろやかさを強調しててグッド。マシンガン的なビートの連打がバツンバツンと鼓膜を撃つ「Me And You」もThe Legendary Traxster制作曲で、Just Blaze的な45回転でギュルギュルと引っ掻き回す燻し銀なトラックが、Twistaの容赦無しですべてを風塵のように抹殺するガトリング砲ラップで乱射されるのに最適で、痛快過ぎてたまりません(昇天)。最後を締め括る「6 Rings」はTrebo Beatzが制作したサウス風味なギトギトオイリーなダウンチューン、やはりこうも変幻自在にピッチを(そして音階を)変えられると単調淡白な鉄鋼トラックも旨味が増幅しますよね。

いや、このタイトルが示す通り、正に“ダークホース”な素晴らしい仕上がりで御座います(的確)。というか、Twista自体がどこか穴馬的なMCではあるので(褒言葉)、そういう風潮もひっくるめてTwistaがこう題したのならばまさに作戦通りだと思います。ピッチを最速から緩めまで変幻自在に操りつつ、種々雑多なトラックと客演を配して色合いも考えていたり、とっても巧い出来映えだったかと思います。聴き終えた時には鼓膜は蜂の巣状態で跡形も無し、それを快感と感じられるかどうか。


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Jay ZとNasではどちらが優れているか?
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僕にとっては永遠のテーマ、Jay Z対Nas。
この二人のどちらが優れたラッパーか、N.Y.の王者は果たしてどちらか。
この両極が存在しなかったら、僕は今もまだこれほどRapが好きじゃなかったかもしれません。
そう、きっと30代以上のRap好きならば、この話題だけでも軽く一時間は論議できるんじゃないかと思います。
だから今回の記事、“何をいまさら......”と飽きれる人もいるでしょうし、それ以前に“Jay ZとNasに因縁あるの?”なんていう若者も大勢いるのかもしれませんね(恐怖)。
そういう方は、もうここで読み止めて下さって結構です(笑)。

僕がこの記事を書いたのは、COMPLEXで面白い特集が組まれていたので。
その名も“Nas/Jay ZがJay Z/Nasより優れている10の理由”なるもの。
これが動画で紹介されていて、とっても面白かったので此処に貼ります。

まず、NasがJay Zより優れている10の理由。



そして、Jay ZがNasより優れている10の理由。



なるほど、思わずニヤニヤしながら観てしまいますね。
Nasに関してはやはり、Jay Zのどのアルバムよりも『Illmatic』が優れている、という理由が挙げられているのが面白かった。この点に関しては、当のJay Zも半ば認めているいますしね(詳細はJay-Z「Takeover」のラインを参照されたし)。
あとはNasはJay Zみたく異業種コラボしないというのも理由に挙っていて、これはNasらしい擁護を受けているなとも思ったり。Nasは良い意味でスタイルを崩さず、悪い意味では型に嵌った見方をされ続けているというか。いや、それがむしろNasの神格化を形成していっているので、良いのですが。
Jay Zに関してはやはりセールス面やビジネス面が取り沙汰されていたり、Nasよりも強力なクルーを持っているとされていました。しかし、Beanie SigelもMemphis BleekもFreewayも分散しているだろうから、まあそういうラッパーをバックアップした功績が認められたのでしょう。
あとは双方の「State Of Mind」の比較、皮肉があって面白かった。しかし、この曲は双方ともに相反するものの絶大な評価を受けているから、それこそNasとJay Zの魅力を凝縮した見方かもしれませんね。

今ではこんな高次元なビーフも無いですね、あの頃が懐かしい。
Jay ZとNasも和解して共演したりもしていますし、時代って変わるのですね。

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Hit-Boyは引退するのか
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Jay ZやKanye West、Kid Cudi、Mariah Carey、John Legend、Rihanna、Kelly RowlandにBeyonceと、R&BからHip Hopまで多方面にサウンドを提供しているHit-Boy。
そのHit-Boyが音楽業を引退するなんてニュースが飛び込んで来ましたね。

ラッパーの引退宣言はよく聞きますが、Producerの引退宣言はあまり無い気がしますね。
どちらかといえば、引退するというよりは、ピークを過ぎて自然にフェードアウトゆくのが自然の摂理。
ただHit-Bpyはその公式にも当てはまらず、まだまだこれからも斬新なサウンドを提供できそうな気がする。
だからこそ、今回の引退宣言の真意がよく分からないというか。





うーん、スタジオ作業はとっても楽しそう。
あとHit-Boyは自身でラップもしていて、特に彼のミックステープ『HITstory』はなかなか粒揃いな傑作でした。
だからこそ第二のKanye Westというか、Ryan Leslieみたく、自身の作品をそのうちに発表してくれるものと期待していたのですが。しかもJay Z率いるRoc Nation所属(の筈)、実現可能なのに。
特にこの曲が格好良くて、好き。


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11/12のツイートまとめ
roc_queen

ほぇー、Bring Em Out無しか。XXLで、自身でヒットしたと思う曲 5つを聞かれたT.I.は"Rubber Band Man" "Whatever You Like" "Swagga Like Us" "Live Your Life" "No Mediocre"
11-12 17:05

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11/10のツイートまとめ
roc_queen

画像: この肉感がいいんだよ。 http://t.co/2gJaiwHTgi
11-10 19:46

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T.I.「Paperwork [Deluxe Edition]」
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Atlantaから一気にスターダムを駆け上り一時は王座を掴みかけた伊達男、T.I.の通算九作目となる『Paperwork』を御紹介。それこそJay Z(当時はJay-Z)に“次はお前だ”とまで言わしめ、サウスのJay-Zだなんて異名をとっていた(本人がこれを喜んでいたかは別として)のがこのT.I.。実力は折り紙付き(他MCのゴーストライトをしていた過去も)、そのうえ端正なルックスという事でもう最強状態だった訳で。しかし銃火器所持で収監され一気に失速、その間に同じサウスサイド出身のRick RossやYoung Jeezyなんかもスターになって、なんだか霞んでしまった感もありますね(残念)。しかし、とっても不細工な妻Tinyを大切にしていたり(不思議)、自殺しようとしてる男を助けたり、事故った人を助けたりと男前な伝説を連発。しまいにはWBC王者のFloyd Mayweather, Jrと妻を巡って対峙するという、なんとも無謀な事までしています(危険)。その際、Floyd Mayweather, JrがT.I.に“俺にナメた真似するな、俺がなにで飯を食っているか知っているだろ?”と問うと、“お前の仕事場はリング、俺はストリートだ”と答えたとか(鳥肌)。そのうえ自身のレーベルにIggy Azaleaを引き入れ、彼女に対する批判にも真っ向からかばったり、Snoop DoggがそのIggy Azaleaを攻撃すると電話一本入れて終止符を打つなど、本当に男前な逸話が出るわ出るわ。
とまあ、音楽に関係の無い話はこれでやめましょうね・・・・・・まずは本作を語る上で重要なのが、Executive ProducerをPharrell Williamsが担当している点でしょうか。T.I.が好きなワードであろう「King」をタイトルしたオープニングはLaMar "MYGUYMARS" EdwardsとMike & Keysが制作を担当、Gareth Dunlop「Lay It Down」を早回ししたソウルフル沸き立つトラックは僕の大好物。45回転特有のキュイーンと絞め上げるザクザクした鮫肌ループと、T.I.のすべてを切り刻む巧みなラップが見事にマッチ。Pharrell Williamsが制作した、いかにもなミニマルベコボコなビート骨組みだけで進行する「G' Shit」。ファンクを敢えて薄っぺらくチープにしたジャングルモーションなトラックで、なんともいなせなT.I.の鋭利なラップと、客演参加のWatchtheduckのガナる様なJB風フックとYoung Jeezyのスモーキーなラップがナイス。London On Da Trackが制作した「About The Money」ではYoung Thugが客演参加、T.I.独特のしゃくり上げる様なヒクヒクするラップに、Young Thugの下手で狂ったフックが谺するカオスな一曲。Tommy "TBhits" BrownとDarnst "D'Mile" Emile IIが共同制作した「New National Anthem」では、こういう漂白系の流麗なポップトラックで御用達のSkylar Greyが客演参加。どこか民謡的な放牧感溢れるメロディにザックザックと彫り込む鉱石ビートが心地良く、T.I.のすべてを掘削するような力強いラップも、Skylar Greyのスッキリと鮮やかな歌フックもマッチング。Pharrell Williamsが制作&客演した「Oh Yeah」は、荘厳なコーラスを背景に乱打パーカッシヴな破裂トラックがクール。こういう尖ったビートの立った粗い厳ついトラックはT.I.のエッヂーさが際立つし、Pharrellのスペイシーなシルバー色の歌フックもサイケでイイ。Sham "Sak Pase" JosephとLasanna "Ace" Harrisが共同制作した「Private Show」はUGK「Let Me See It」をサンプリング、まろやかな色彩で艶っぽく揺れる天鵞絨チューンには神懸かりにセクシーなT.I.のスマートなラップがお似合い(失神寸前)。客演にはChris Brown参加で余計に色艶がぐっと増していて、骨の髄までトロトロにされてしまいます。売れっ子Dijon "DJ Mustard" McFarlaneが制作の「No Mediocre」ではIggy Azaleaが客演参加、こうやって聴くとDJ MustardのビートってDJ Toomp(T.I.の元盟友)の作る単調に上下する滑落ビートで発破をするという感触が似ている。だからこそT.I.の器用なブレス遣いが矢継ぎ早感を生み出して、そのままスリップに直結してて聴き易い(中毒)。KenoeとThe Beat Bullyが共同制作した「Jet Fuel」はそれこそ往年のT.I.スタイルが爆発、バフバフとあちこちで吹き上がるマグマビートに、ダラダラと(しかし斬れ味抜群に)鼓膜に流し込まれるT.I.のラップが熱々でたまらない。客演参加のBoosie Badazzの甲高くて軽装な斬り込み的なラップも好感を持てます。これまたPharrellらしい、スカスカと抜けたキュートでイルなブルース「Paperwork」も面白い。鼻にかかった甘ったるく下手なファレルセットはバッチリだけど、T.I.にこれが向いているかは疑問。女性シンガーVictoria Monetの色香の漂う艶っぽくグラマラスなヴォーカルが華を添える「Stay」は最高の一言、制作は再びTommy "TBhits" Brownが担当。こういう綺麗な夜景を思わせるツヤツヤした滑らかメロウなソウルフルトラックには、シルキーで紳士なT.I.のきめ細やかなラップがキラキラと光って美しく映えるのです(極上)。T.I.の右腕ともいえる(いや彼がT.I.をここまで押し上げた)DJ Toompが制作を担当した「About My Issue」にもVictoria Monetは客演参加、彼女と共に若手注目株(だった)Nipsey Hussleも参加しておりますね。Lamont Dozier「Shine」をネタ使いした芳醇で燻し銀なソウル回帰なトラックはやっぱりエレガントで流石の腕前、だからこそT.I.もVictoria Monetもスマートでお洒落に絡み合えてとってもセクシー倍増ですし、高速スピットするNipsey Hustleも旨味があって目立ってます。LaMar "MYGUYMARS" Edwards制作で、まさかのUsherが客演参加した「At Ya' Own Risk」はドロっと粘度の高いぬかるみビートが特徴のナイトメアミッド。悪魔めいて忍び寄るUsherの歌フックも良いし、腐敗臭を漂わすようにジットリと纏わりつくT.I.の低温なラップもイルでカッコ良い。再びDJ Toompが制作したジャキジャキとメタリックな金属ビートが軸のアッパー「On Doe, On Phil」では、自身のレーベルへ引き抜いたTrae The Truthが貫禄たっぷりでシリアスなラップでグサグサと鼓膜を刺す援護射撃をかまします(必中)。Pharrell制作の「Light Em Up (RIP Doe B)」では、そのPharrellとWatchtheduckが客演参加。ブパーブパーと漏れ出るホーン音と煙幕みたく重くのしかかるメロディ、なんともゴシックでモノクロで渋いんです。最後を飾るのはGodz of AnalogとC. "Tricky" StewartとTerius "The-Dream" Nashが共同制作し、そのThe-Dreamが客演参加したポップ風味の強い澄んだアッパー「Let Your Heart Go (Break My Soul)」。どこまでも爽やかでクリアなトラックに乗ってT.I.がグングン上昇するグライダーチューンで、鳥が啼くように可憐なThe-Dreamのナヨった歌フックも良い味出しています(笑)。
とここまでが本編の内容で、豪華盤には追加して3曲収録されております。まずはSham "Sak Pase" JosephとLasanna "Ace" Harrisが共同制作した「Sugar Cane」、星雲のようにキラキラと優しく瞬くブライトなトラックが綺麗で、滑らかでクリーミーに鼓膜へ浸透するT.I.のラップと相俟って美味。「I Don't Know」はKenoeが制作、セピア調のいなたく煙たいトラックがド渋くて滲みますね。JazzfeezyとSteve Samsonが共同制作した「You Can Tell How I Walk」ではRick Rossが参加、バフンバフンと空気を含んだ重厚なビートと共に怪しく揺れる二人の相性はなかなかグッド。

うん、T.I.の端麗なキレが存分に発揮されたナイスな一枚で御座います。旬は過ぎたかもしれませんが、やっぱり魅力たっぷりでセクシーなT.I.には負けてしまいますね。これまでみたくパンチのある必殺チューンは何処にも無いし、Pharrellが監修した旨味もよく分かりませんが、良かったです。でもね。やっぱりDJ Toompと組み続けた方が良いと思うんですよねー(執拗)。


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11/09のツイートまとめ
roc_queen

フォトセット: Nasがチームを率いられない理由。 val-vega: THE FIRM BIZ http://t.co/x76hyT1s4H
11-09 00:15

画像: Jhene Aikoも頑張って欲しいけれど、やはり三十路の僕はAmerieを待っているのだ。 http://t.co/K6T23TqLvD http://t.co/C1iybq5BHY
11-09 00:18

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11/08のツイートまとめ
roc_queen

Kanyeって、Lord Finesseと似てるね。 http://t.co/iqbSe5OIp7
11-08 00:12

このDVD観てるけど、Dipset前面押し出してる割に、結局はRocAFella面子の一枚。だから俺的には嬉しい。 http://t.co/18XzH1SuCf
11-08 00:17

これは500円で手に入れた。てか、Peediがもっと活躍出来るはずなのに。 http://t.co/9tdWXDOubd
11-08 00:18

iPhone5のケーブル、すぐやられ過ぎよ。
11-08 00:26

細くなってない? http://t.co/qUsHJL2qmX
11-08 11:32

吉田羊さんとか天海祐希さんとか、ああいう大人な女性が格好良くて好きだなー。
11-08 20:48

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Luke James「Luke James [Deluxe Edition]」
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R&Bフリークの間では熱望され続けていた、Luke Jamesの待望のデビューアルバム『Luke James』を御紹介。その昔はLuke & Qというデュオでも活動していた(彼らのアルバムは結局お蔵入りに......)Luke James、その後もソングライトでChris Brown(僕の大好きな曲「Crawl」がそれ!)やBritney Spears(「Kill The Lights」)、Keri Hilsonなどに楽曲提供し、裏方としての実力もアリ。Beyonceは自身のツアーの前座に彼を抜擢したり、同じく自身のMV「Run The World (Girls)」にも出演させたりと、かなり贔屓している様ですね。という訳で下地は完璧に整った状態でのデビュー、僕も心待ちにしておりました(密)。なのでジャケット的には通常盤の方が好きなのですが(大抵がそう)、豪華盤の方を買った次第です。本作は後期(いや中期というべきかもしれない)Timbalandの右腕としても活躍したヒットメイカー、Danjaが設立したレーベル“N.A.R.S (New Age Rock Star) Records”からのデビュー、その昔Luke JamesはThe Underdogsのレーベルと契約していたそうな。
さーて僕が聴いて感じたことを書きますと・・・・・・まずはDanjaが制作を担当した恍惚メロウチューン「Love XYZ」で華やかにスタート、これがもう亜熱帯な湿度と熱気を帯びたなんとも壮大な銃弾シンセが最高。やはりDanjaだけあってボウンボウンと跳ね上がる躍動感のあるビートが活き活きしていて、その目まぐるしさの中で閃光を放ち切り裂くLuke Jamesのヴォーカルがスッキリテイストでグッド。Philip "Hardwork" ConstableとDominic Gordonが共同制作のチルウェイブ風のとろみミッド「Dancing In The Dark」は、雪解け水のようにヒンヤリとして澄み切ったシンセが淡々と流れ、そんなトラック中を潜り戯れるLuke Jamesのヴォーカルがシャープで綺麗なフィヨルドミッド。Luke James自身が制作した「Don't Do It (Interlude)」はヒューマンビートボックスを敷き詰めた、なんだか生身で毒々しいグルーヴは鼓膜を突いてくるベタベタな手触りのインタールードでやはり侮れない。Philip "Hardwork" ConstableとDominic Gordonが共同制作した「Trouble」はとても内省的で繊細なナーバスメロウな一曲で、冬の朝に吸い込む銀色の空気のように冷たく棘のある、どこか逆行し円転するようなメロディが余計に病みつく(墜)。いかにもDanjaらしい砲弾のように重たく厳ついビートが降ってくる「The Run」も面白く、フックでは途端にビートが止み、流麗だけどマイナー調でもの悲しげなメロディがひらひら。そんな中だからこそ急に氷点下を創り出すLuke Jamesのファルセットが鮮麗になり、鼓膜にも霜がおりてやられてしまいます(策士)。吐く息もすぐに白く凍ってしまいそうなLuke Jamesの凍結ファルセットが美しい、Philip "Hardwork" Constableが制作の「Glass House」も非常に美味で、一面に広がる清らかな雪景色のような幽玄な空気感が聴き手をゆっくり支配してしまう氷霜スロウ。日に透かされて輝くLuke Jamesの無垢で清廉としたヴォーカルが、ピアノ鍵盤と共に鼓膜をキレイに漂白してくれる優麗なバラード「Exit Wounds」はDanjaが制作を担当。引き続きDanjaが制作したハープまで飛び出すアカペラコーラス風の「TimeX (Interlude)」もやはり一癖アリで、ゴスペルとブルースにチルウェイブをひとつまみ混ぜたようなサウンドが新鮮。Dominic Gordon制作の「Options」ではRick Rossが客演参加、キラキラと結晶化されたシンセが眩く吹雪く氷結ミッド。悪天候になったみたく途中でビートを乱舞させ荒ぶる転調もドラマチックでカッコ良いし、Rick Rossの毛皮チックなリッチなラップまでを凍らせてしまうフローズンミッド。「Insane / Bombin' Out (Interlude)」はDanjaが制作を担当、こういう二部構成ってすごく意味があるのでしょう。前半は朝霜のように薄らいだ純白のシンセがスーッと漂う繊細なスロウで、そんな霜ついたトラックを溶かすような温かな陽光のようなLuke Jamesのヴォーカルが華麗。後半はそんなLuke Jamesの陽光ヴォーカルが雪解けと春の到来を告げ、雪に埋もれていた草木がふわりと蕾をつけるのです(嘆美)。グラミー候補にまでなりLuke Jamesを一躍時の人にした「I Want You」はKadis & Seanが制作を担当(Add制作にDanja)、序盤ではそれこそ正統なゴスペル風味の荘厳曲かと思わせておき、次第に複雑にメロディやビートが絡んで絢爛になったかと思いきや、最後はスマートに後光を射して終わらすという天上絵巻ソウルで凄いんです(圧巻)。そんな抑揚ある展開のなかで光の粒子がジワジワと集合し、終にはすべてを突き抜くLuke Jamesの光の波動砲のような直線ヴォーカルが瞬く間に聴き手を昇天させるのです(果)。こんなにも胸がすく壮大なソウル曲って最近なかった気がする、それほどの濾過作用を持った白虹的ソウル。最後はPhilip "Hardwork" ConstableとDominic Gordonが共同制作のエレクトロでまろやかな粘液的ソウルミッド「Expose」、こういう現行サウンドもさらっと厭味無く取り込めているのが上手で憎い、でも薄味でなくキッチリと芳醇さも保っているんですよ(焙煎)。
とここまでが本編の内容で、豪華盤にはさらに3曲のボーナス曲が追加されております。まずはあのSalaam RemiとNe-Yoが共同で制作した(!)「Make Love To Me」、これはもう完璧にNe-Yoな甘酸っぱくてフルーティな柑橘ソウルでSalaam Remiっぽい影や暈かしはないものの、本編には無いサウンドと風合いでやはり面白くバッチリ浸透します。「Options (Wolfjames Version)」はRick Rossを抜いたかなというぐらいで、特に書く事はないかな(薄)。そしてラストがなかなかの飛び道具で、Sam Smithの特大ヒット曲「Stay With Me」を大胆にカバーしております(驚愕)。本家はかなりシックに凛としてシンプルな独奏バラードな訳ですが、Luke Jamesはヴォーカルの膜を幾つか被せて生々しくて艶っぽいソウルバラードに仕立てていて、また違った濃縮された味わいを放つコク深い一曲となっております(濃縮)。

色んな音楽要素を鮮やかにソウルとマッチングさせた音作りがとても凄いし、その方面のサウンドかと思わせながらも、どれも二層三層での加工がされているので結局はその奥行きの中で聴き手が絡まって逃れられないという面白さ(賛辞)。でも結局はLuke Jamesの真っ直ぐでソウルフルな歌声でキレイにコーティングされていて、とことん美味という極上の一枚で御座います。


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11/07のツイートまとめ
roc_queen

フォトセット: ギリギリIggy Azaleaの詰め合わせ、深夜限定。 http://t.co/r8RLLLNEsB http://t.co/UFvZigRpDY
11-07 00:27

フォトセット: Erykah Badu三連結、こういうお姉様が欲しい(切望)。 http://t.co/J4gi9EDs75 http://t.co/tryyWEQmkA
11-07 00:31

たまーに聴きたくなる彼。 ♪If U Was Me - Speech #nowplaying
11-07 00:41

これ買おうか悩むー! http://t.co/vK3OqYLnbd
11-07 16:49

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11/06のツイートまとめ
roc_queen

Jay ZがNasより優れている10の理由、基準は普通なんだけど、映像と音のツギハギでとっても面白く感じる。 http://t.co/K7cBzaPLNX
11-06 12:47

特に「Takeover」>「Ether」は直接過ぎて燃えた。 http://t.co/K7cBzaPLNX
11-06 12:48

NasがKelisと離婚してなければ、1ポイント違ってたかも……いや、それでも負けるか…… http://t.co/K7cBzaPLNX
11-06 12:49

確かにJay Z率いるRocクルーはなかなか手強い布陣だった、けれどNasは孤高だから良い、みたいな部分もあるしね。 http://t.co/K7cBzaPLNX
11-06 12:50

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11/05のツイートまとめ
roc_queen

たまーに、無性に聴きたくなるのが彼女。#nowplaying You Don't Care About Me - Shakira http://t.co/MhbYxaTA0N
11-05 15:47

ちょっと暖かかったので。#nowplaying Beautiful Feat. Bobby Brown - Damian ''Jr. Gong'' Marley http://t.co/kpbUuzfDO8
11-05 17:16

フォトセット: Alicia Keys、こういうカラフル絢爛な花はイメージと違う。 http://t.co/UWy2iWsy2Z http://t.co/9OjLbhQ0Us
11-05 21:24

画像: ハミングだけで成立させる事が出来るAlicia Keys、彼女の音楽嗜好の幅広さは、ボディブローの様に後からジワジワ来る。... http://t.co/N25XubmyNK
11-05 21:25

フォトセット: やはりAlicia Keysは深紅や黒、シックで硬い色の方が似合う。 http://t.co/UWy2iWsy2Z http://t.co/BdE3qW38Lm
11-05 21:27

フォトセット: Solangeは結構、音楽が一歩先を行っている、ので僕がついていけない。 http://t.co/XK3KuR6sP8 http://t.co/9zXCW5JRTV
11-05 21:31

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11/04のツイートまとめ
roc_queen

ブログ更新、R&Bコレクターならば触手が動くであろうサントラ盤。「Glory Road Original Soundtrack」 http://t.co/HtOi1HP6Ax
11-04 22:50

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「Glory Road Original Soundtrack」
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数々の映画やドラマを手掛けヒットさせている敏腕ジェリー・ブラッカイマーが手掛けたスポーツ映画のサントラ盤、『Glory Road Original Soundtrack』を御紹介。毎度の事で僕はこれを観ておりませんが(阿呆)、ここ日本でもDVD化はされているみたいなので、どこかで中古を見かけたら買いたいなと思っております。映画は実話を基に、1960年代のバスケット業界を描いた感動モノ。当時は黒人プレイヤーは出場機会がほとんど無かったらしいのですが、そんな中で街中でバスケットに興じる黒人の若者をチームに入れて、周囲の批判を浴びながらも上昇してゆく熱血コーチとチームを描いているみたいです(興味津々)。
それではこれはザックリした紹介になりますので書きますと・・・・・・まず本映画のスコアを手掛けたのがTrevor Rabinという人物で、彼はYesなるバンドにも在籍するSSWでありギタリストなんだとか。彼の事は知りませんし、じゃあ何で本作を購入したかというと、Alicia Keysの新曲が2曲も収録されているからです(断言)。いや、もっと言えば3曲なんですがその説明は後ほど行いますね(前置)。まずはAlicia Keysと相棒Kerry "KRUCIAL" Brothersが制作した、Curtis Mayfieldのカバー「People Get Ready」で御座います、Alicia KeysがCurtis Mayfieldをカバーしているってだけでもう買いで御座います(当然)。しかもデュエットの相手にはあのLyfe Jenningsというなんとも渋い顔合わせ、R&B好き(いや、それよりはソウル好きか)ならば絶対に興奮を禁じ得ないですよね。その期待を裏切らない仕上がりで、まず原曲の持つ柔らかさ(Curtis Mayfieldの持つクリーミーさ)をそのままに、より深みがあって艶麗なトラックメイクがしてあって、現代に生きる僕らにも程よくレトロな感触で入ってくる。そんなメロウなトラック上でAlicia Keysのたおやかで艶やかなヴォーカルと、Lyfe Jenningsのハスキーで憂いと哀愁を帯びたブランデー色のヴォーカルの溶け合いがもう絶妙で御座います(酔)。続いてはAlicia KeysとTrevor Rabinが共同制作した「I Will Make The Darkness Light」もAlicia Keys単独の新曲、歌うでもなくサラサラと夕潮のような滑らかで鮮やかな、静かな揺れで流れるメロディとヴォーカルが極上モノ。どちらかというとR&Bやソウルといった枠組みに嵌められたくないであろうAlicia Keysの、上手くJazzyさも基盤に組み込んだしっとりした壮麗バラード。結局はAlicia Keysが歌えばディープなソウル曲になっているんですが、とにかく真夜中に灯るキャンドルのようにまったりとムーディで繊細な一曲に陶酔です。あとは本作の〆を飾る「Glory Road」がTRevor RabinとAlicia Keysでクレジットされているんですが、これはTrevor RabinのインストにAlicia Keysがハミングのみで参加したもの。ただこれがとっても良くて、ストリングスのみでゆっくりじっくりと進行する前半部分と、アフリカ音楽の様に躍動的で壮大な中盤部分、キラキラとした音色がスローモーションで煌びやか且つ勇壮に幕を閉じる終盤部分ととっても素晴らしい。そんな中にハミングのみながら、とっても深くて奔放に翻るAlicia Keysのナチュラルな歌声がぴったりマッチしています(不可欠)。とまあAlicia Keysのこの3曲だけ目当てに購入しても充分なのですが、他にも既出ではありますが往年の素晴らしい楽曲も収録されています。Marvin Gayeのセクシーだけれど張りがあってしなやかなヴォーカルでスウィングしてしまう「Ain't That Peculiar」、ド派手なホーンとパーカッションで鮮烈に弾けるStevie Wonderの「Uptight (Everything's Alright)」、Martha & the Vandellasの名曲でやはりダンシングしてしまう「Dancing In The Street」、ここ日本でもCMで使われていたりあちこちでカバーもされているThe Isley Brothersの「Shake It Up Baby (Twist And Shout)」、とってもブルージーで思わずしんみり滲みて泣けてしまうOtis Redding「I've Been Loving You Too Long (To Stop Now)」など、盛り沢山で御座います。

絶対にマストだ、なんて言いませんがAlicia Keys好きならば押さえておいて損は無い一枚。こういう曲がオリジナルアルバムに収録されていないのは残念だけれど、その分こういうサントラ盤って価値がぐーんと上がるから、それはそれでコレクター的には嬉しい限り。新品で買うまではないけれど、中古屋で見つけたら即購入しましょう。


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11/03のツイートまとめ
roc_queen

WOW HD、しくったわぁー。
11-03 01:04

すみません、オーダーキャンセルのメールしたら英語で返って来て、わからなくて。。。もしよかったら、意味をお願いします。。。
11-03 10:24

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Kem「Promise To Love [Deluxe Edition]」
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コアなファンを獲得していると思いきや広範囲に囲っている強者、Kemの通算四作目となる『Promise To Love』を御紹介。その昔はホームレスで薬物中毒だったというKem、全米ではもうかなりの人気者なのに、ここ日本ではあまり作品が流通していない(様に思う、実際このアルバムもAmazonで買った)気がするんですが。2012年にクリスマス盤をリリースしているものの、オリジナルアルバムとしてはおよそ4年ぶりとなる本作。本作もMotown Recordsからのリリースという事で、もはやMotownの看板シンガーな域にまで達している感がありますね(どうもNe-YoにMotown臭がしない)。僕は本作以外は中古屋で巡り会って買い、あとは三作目のみ持っていないというリーチな状況で御座います(余談)。
はい、ではでは感想を書かせて頂きますね・・・・・・まず本作の制作はすべてKem自身が行っており、所々でCo制作としてRex RideoutとDemetrius "Krayon" Naborsの両者が関与しておりますね。エコーのかかったポワンポワンな泡サボンなメルティスロウ「Saving My Love For You」でもうK.O.寸前です、それこそ蒸気のようにほんわかした温かさでハートを濡らしてスベスベにしてしまうKemの高保湿ソウルが全開で、聴いている内にブクブクと溺れてしまうのです(溺愛)。そのままの流れでスタンダードなソウル骨組みのトラックに和やかにライドする「Promise To Love」、メープル味なKemのヴォーカルがフワフワと春風のようにフローラルなトラックに乗って包み込む小春日和ソウルといった趣かな。まさかのSnoop Doggを客演に迎えた「Downtown」は小さな花の蕾のような電子鍵盤音がポンポンと弾けて開花するメロディが極上スウィートでグッドですし、そんなトラック同様に鼻先をくすぐるようにソフトなラップで優麗さを倍増させているSnoop Doggの春眠フロウがやはり素晴らしい(完敗)。指スナップと鍵盤音、アコースティックギターで聴かせるオーソドックスな柔和バラード「Beautiful World」も最高の仕上がり。光が漏れてくるような透けてみえる無垢なメロディはどこかゴスペル風味でスピリチュアル、Kemの少し癖のある飴玉っぽいペッタリした甘いヴォーカルによくお似合い(褒言葉)。Sadeなんかを思わせるパーカッシヴなんだけど、それが空間に響く事で静寂を際立たせているJazzyミッド「Do What You Gotta Do」も極上。それこそ往年のクワイエットストームを復刻したような、真夜中の静けさの中で漏れ聴こえる吐息のように甘美で官能的なしとやかなメロディと、Kemの消え入る寸前のサテン生地なファルセットヴォーカルが艶かしいナイススロウジャム。ベースとホーンとが小気味良く呼応してオシャレにステップ踏んで疾走する「Say Something Real」も、Kemらしい薄くくゆる細い煙のような囁くヴォーカルとタフに唸るヴォーカルのシフトチェンジが、どことなーくPrinceを思わせる器用さで面白い。「My Favorite」では御大Ronald Isleyを客演に迎えて、それこそKemもIsleyマナーな歌唱法でメロディを運ぶ辺りがとっても器用。ちょっぴりビターでほんのり甘いブラウニーソウルで、どこか密着した感触のある音作り(ヴォーカルもなんだか至近距離だ)がとてもセクシーさを増幅させていて、二人のシルキーな歌声が摩擦係数ゼロでスルスルと滑らかに重なり合うのがまたとっても気持ち良いんです(悶絶)。そのIsley Brothersっぽいサウンドを踏襲しているのが「It's You」で、ワウワウ鳴る弦音の張った曲線的なグルーヴとKemの煙雨のようにしっとりと湿ったヴォーカルが見事に絡まる一曲。これまたSade的というかクワイエットストームな感触のスマートでオシャレな艶美ミッド「The Soft Side Of Love」も最高、そっと外気が温まり始めた時のような、朝靄っぽい清廉とした色香が漂う美しいミストっぷりが見事。Kemのしなやかで張りのあるヴォーカルが堪能出来る、ミッドナイトな静寂とセクシャルな感じとが混ざり合ったMarvin Gaye的なスロウ「Nobody」も上品で素敵。アコースティックギター一本で弾き語るナチュラルで瑞々しい「Pray For Me」、乾いた土壌に雨水がグングンと浸透してゆくような潤いを感じます。とここまでが本編の内容で、豪華盤にはボーナス曲が二曲収録されておりまして。まずはこれまたバンド演奏がオシャレなしっとりグルーヴの「Moments」、Kemのシルキーな歌声が活きる独壇場なトラック。最後はKemがプッシュしているらしい、L'Reneeなる女性シンガーの歌う「Don't Say Goodbye」なんかも収録されていて驚き。制作はD. DoRohnで王道な壮大系R&Bチューンでとっても奥行きがあって、Jennifer Hudson的な強靭なヴォーカルで歌い上げるL'Reneeは威風堂々で新人らしからぬ実力、Kemとは正反対過ぎてそこが興味深かったり(笑)。

うーーーーん美味、ソウルの持つ様式美をすべて兼ね備えた優等生な一枚で御座います(屈服)。やっぱりKemというのも唯一無二の独特な歌声の持ち主で、系統的にはKeith Sweatっぽい羊声と言いますか、そういう意味ではとっても柔和で温かなウールソウルという表現をしたいですね(意味不明)。Kemという名前もあってか、雨が煙るような細やかミストっぽいウェッティーなヴォーカルが癖になる、サウンドもバッチリお似合いですし。とにかくジワジワと沁みる、これから冬本番になるのできっと大活躍するであろう珠玉の一枚で御座います(確信)。


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11/02のツイートまとめ
roc_queen

Rihannaが忍者タートルズに。 http://t.co/YCs8GBIrJE
11-02 08:05

WOW HDで頼んだ奴ら、本当に届くのかな。キャンセルしようかなぁ。
11-02 12:32

みんなGoapeleもJEも手に入ってるじゃんか。
11-02 12:32

Kelisをどーするよ、って話になってる。#nowplaying Cobbler - Kelis http://t.co/B063U5f3Ny
11-02 12:53