RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

02 2015
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Jennifer Hudosn「Jhud」
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人生の頂点もどん底も味わったパワフルな上級シンガー、Jennifer Hudsonの通算三作目となる『Jhud』を御紹介。映画『ドリームガールズ』でアカデミー賞を受賞、デビューアルバムも売れてグラミー賞を受賞。順風満帆に思われました最中、家族を射殺されるという痛ましい事件にも遭遇したJennifer Hudson。しかし、その後も歌手としての活動を再開し、その素晴らしい歌声を聴かせてくれています(励)。自身の名を冠した本作、スリムになった体型も維持しつつ、ショートカットもお似合いで御座います。
それでは気になる内容をつついてゆくと・・・・・・まずはNineteen85なる人物が制作した四つ打ち眩い「Dangerous」で滑らかにスタート、本当に流星のようにスルスルと滑るメロディと低めのビートのみのシンプルな作りなだけに、Jennifer Hudsonの濃厚なヴォーカル心地良く響くスペイシーな一曲。Terry Hunter制作の「It's Your World」ではR. Kellyが客演参加、ザクザクと軽快に突き進むディスコブギーなアッパーは程よい疾走感でグッド。バチバチと火花を散らす系のヴォーカルなJennifer Hudsonに対し、クリーミーで芳醇なヴォーカルで並走するR. Kellyはやはり格好良いですね。今また全盛期なPharrell Williamsが制作したベース弦のグルーヴがファンキーな「He Ain't Going Nowhere」では、これまた勢いたっぷりなIggy Azaleaが客演参加。それこそDuft Punkと一緒にやった時のようなサイケデリックなファンクを全開にした軽快アッパーで、これまたメガトンチックなJennifer Hudsonの歌声と対比し、サクサクと小気味のいいIggy Azaleaのファンシーなラップがナイス。「Walk It Out」はTimblanadとJerome "J-Roc" Harmonが共同制作、客演にはTimbalandが参加。これはブイブイと捻り出す様な天然ガスみたいな電子音の鳴りと、柔らかく溶け合うミルキーなメロディが素敵なコンビネーション。やっぱりTimbalandが参加すると灰汁みたいなのが出てコク仕上がりになる、Jennifer Hudsonの重量感はTimbalandと相性が良いですし。再びPharrell Williamsが制作した「I Can't Describe (The Way I Feel)」ではT.I.が客演参加、これはいかにもPharrellらしいフェザータッチな電子音が煌めくライトなミッドで、フェミニンで甘美なメロウミッドにT.I.の伊達男なラップがお似合い。Kye GibbonにMatthew Robson-Scott、そしてあのAndrea Martinが制作したディスコ風味全開のアッパー「I Still Love You」、客演にはGorgon Cityが参加。これなんか聴くとデビュー前に出演した映画『ドリームガールズ』を思い出させる、パワフルでレトロ感満載のゴーゴーなダンストラックで痛快。またもやPharrell Williamsが制作を担当した「Just That Of Girl」もその軽妙さが抜群に気持ち良く、スウィートなメロディの上でスプラッシュする潤いたっぷりなJennifer Hudsonのヴォーカルが素敵。Jerry "Wonda" DuplessisとあのMali Musicが共同制作した「Bring Back The Music」は、ピアノ鍵盤のほろほろと溶けるメロディが甘美で儚げなミッドで、力は抑えめに優しくそっと歌うヴォーカルが心地良い。同じくJerry "Wonda" DuplessisとあのMali Musicが共同制作の「Say It」はブルージーでスモーキーで燻し銀、こういうゴリゴリと押しの強い楽曲が巧い。Mali MusicとJennifer Hudsonが共同制作したゴスペル的なエンディング「Moan」は極上スロウ、透き通るような淡いメロディにキメ細やかなJennifer Hudsonの歌声で、天にも昇りそうな慈しみに溢れた一曲。

Jennifer Hudsonがここまでディスコタッチなアップ曲で網羅するとは意外、と思いつつもオールドスクールな歌声の持ち主だから納得もしたり(優柔不断)。曲数も少なく楽曲の系統もかなり統一されているので、コンパクトで聴き易さ抜群の一枚に纏まっています。


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Category: 男性R&B  Tags: ---

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Robin Thicke「Paula」
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現代のブルーアイドソウルの担い手、Robin Thickeの通算七作目となる『Paula』を御紹介。いま思えばPharrell復活(何度目だろう)の狼煙だった「Blurred Line」の大ヒットも記憶に新しいRobin Thicke、しかしあれからもう二年経とうとしているのだからビックリ。そんな絶好調の中で、高校時代からの付き合いで結婚して仲睦まじかったPaula Pattonとの離婚が勃発してもう驚き。そんな愛妻への未練からか、タイトルも彼女の名前を冠したものになりました。
それでは内容はどのようなものになっているのか・・・・・・まず本作の制作をRobin ThickeとPro Jayの鉄板タッグでのみ行っている点は特記しましょうか、最近は外部Producerも招いていたので久々な気がします。スパニッシュギターの音色がピリ辛に鳴り響く「You're My Fantasy」では、木枯らしに凍えそうなRobin Thickeの線の細いヴォーカルがメランコリックに響いて切ない。ポワンポワンと所在無さげに漂うギターの柔らかな音色が心地良い「Get Her Back」、ジワジワとぼやけた色彩を染み渡らせる淡いメロディも綺麗で儚く、聴いていて寂しさが込み上げる一曲。ピアノ伴奏に乗せてふわふわと歌い上げるメレンゲバラード「Still Madly Crazy」は、Robin Thickeの最軽量なヴォーカルが深々とハートに降り積もる感触が素晴らしい。クワイヤを従えて威風堂々と突き進む、ゴスペル的な重厚チューン「Lock The Door」はどこかJohn Legendっぽい出涸らしっぽい歌い回しが渋くてグッド。乾いたパーカッションのビートが熱感を高めるヒリヒリしたミッド「Whatever I Want」、ファンキーにスウィングしている強烈なアッパー「Living In New York City」。ベッタリとした甘蜜ホーンがRobin Thickeの色気あるヴォーカルに絡む「Love Can Grow Back」、黒く淀んだブルージーな音色で吠える「Black Tar Cloud」。ピコポコと電子音が上擦る安っぽいスペイシーさがなんだか嫌な「Too Little Too Late」、とにかくツイストしてダンスしながらはしゃぐしか手が無い「Tippy Toes」。女性のコーラスも入って爽やかさが増すアップルミントな清涼ミッド「The Opposite Of Me」、古き良きアメリカなノリが軽快なシナトラチューン「Time Of Your Life」。最後を締め括るのは、冷え切ったピアノ鍵盤の細く棘のあるメロディがチクチクと痛い感傷バラード「Forever Love」。真冬の朝の吐息が澄んで凍るような、そんな脆さと痛さが滲む澄んだ一曲でこれはとても好き。

オールドソウル回帰が度を超していて、僕はあまりハマれなかったというのが本音。もっと内省的なアルバムになるかと思ったけれど、意外とアッパーな曲も多くて驚き。やはり最高傑作である『The Evolution Of Robin Thicke』は超えられなかったというのが実状。本作ではRobin Thicke得意の甘い繊細なファルセットは鳴りを潜め、低く太い男性的なヴォーカルが多かった気もします。しかし、スタンダードなトラックが並んでいるので(だからか、どこかMichael Bubleなノリ)ハマれば抜け出せないこと必至、だから評価は二分される気がします。Paula Pattonとなぜ離婚になってしまったのかは知りませんが、残念ですね。


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「Osmosis Jones Music From The Motion Picture」
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BrandyやChris Rock、Laurence Fishburneなどブラック系の俳優が声優を務めたアニメ映画、その同名サントラ盤『Osmosis Jones Music From The Motion Picture』を御紹介。例の漏れずこの映画は知らないし、観たことも勿論ありません(笑)。ただこういうブラック系の映画のサントラ盤は、何度も言いますが要チェック、下手なコンピレーション盤買うよりもナイスな選曲になっておりますから。本作の発売元はAtlantic Records、という訳でその人脈を活かしたアーティスト陣がこぞって楽曲提供しております。
それではそのナイスな選曲を御紹介・・・・・・まずはNelly率いる田舎集団、St. Lunaticsの「Summer In The City」で華やかにスタート。制作は御馴染みのJason "Jay E" Eppersonで、彼らしいピョンと陽気に且つエッヂーに跳ねる電子音ビートが爽快で、そんな強炭酸なトラック上でSt. Lunaticsの面々の爽やかなラップが弾けまくるアッパー。続いてはDramaなる男性MCの「Big Ball」で、制作はJazze Phaということで間違い無し。Mystikal系なガナリ立てるフロウスタイルに、それを鎮めるようにビコビコと明滅しながら流れ落ちるウォーターフォールな電子トラックがクール。Solangeのデビュー曲となった「Solo Star」も収録、Talib Kareemが制作した弦のザクザクした波が迫り来るアッパーはやはり渋くてグルーヴ感も強く、Solangeの力強く肝の据わったヴォーカルもガツンと鼓膜に来ます。Mike Cityが制作し、Brandyが歌うという最強な組み合わせの「Open」もやはり素晴らしい。Mike Cityならではのスムースでシルキーな口溶けの流麗な滑らかトラックに、Brandyの透明感溢れる深層水のごときヴォーカルが幾重にもなって鼓膜に浸透してくるウォータリーな好ミッド(溺愛)。2ステップの貴公子と賞されたCraig Davidが、それこそ十八番の2ステップ調で挑む「Fill Me In (Part 2)」はMark Hill制作。Craig Davidの澄んだ歌声がサラサラと滑ってゆくのはやはり壮麗で魅力的、こういう糖度の高いフルーティでスピード感もあるR&Bチューンも最近はめっきり少なくなったからグッド。続いてはR. Kellyのゴスペル趣味が遺憾なく発揮された清涼スロウジャム「I Believe」、90年代のR. Kellyはこういうゴスペルチックな白潤スロウの傑作を量産していて引き出しの多さを痛感するし、やっぱりこういうサウンドも良いからもう一度自身でやって欲しいなとも思うんですが(夢)。「Turn It Out」ではベテランのDe La Soulが登場、いかにもDe La Soulらしいファニーでキャラメルチックな甘さがテカテカと輝く一曲でキュート。と思ったら途端にTrick DaddyとSlip N' Slide Expressの面々が登場してゴツゴツとした感触が鼓膜を刺激する「Take It To Da House」に流れ込む、Righteous制作でJames Brown「The Boss」とKC and The Sunshine Band「Boogie Shoes」をダブルネタ使いしたファンキーでユニークなトラックが陽気でナイス、程よいホーンの鳴りと耳に残るフックでちょうどいいスピード感なパワーチューン。Mr. Leslie Brathwaite(Darkchild一派)による「Just In Case」はNivea嬢が登場、相変わらずコケティッシュとエロティックを掛け合わせた艶っぽいヴォーカルで可憐、ジャキジャキに磨き上げ研がれたメタリックなトラックも鋭利でクール。Keith Thomasが制作でDebelah Morganが登場したメラコリックなミッド「Why Did You Have To Be」はToni Braxtonに引けを取らない情感の深さで、Debelah Morganのアルト寸前な落ち着いた芳醇ヴォーカルが香り立っていて素晴らしい(震)。再びMike Cityが制作した「Don't Be Mad」では、まさかのSunshine Andersonが登場。バツンバツンと蹴り込むビートがタフで格好良いHip Hopソウルなトラックに、ド渋くてビターなSunshine Andersonのヴォーカルが舞うエレガントな一曲(鳥肌)。「Here We Go Again」はオーガニックグループNappy Rootsが登場、James "Groove" Chambers制作のダートで泥臭いボコバコ凹凸ビートに、Nappy Roots面々のこれまたぬかるむ様に絡み合うマイクリレーが濃厚でグッド。派手な女性MCのMs. Toiがキレキレで華麗に斬りかかる「Love Me Or Leave Me」はDon "One Eyes" Saundersが制作を担当、スーッと朝霜のように冷たく滑らかなトラックが透明感あって美しい。Ezekiel Lewis(彼はあのソングライトチーム、The Clutchの一員なのだ)が登場する「Rider Like Me」はFuryが制作を担当、ヴァイオリンのスルスルと奏でる音色が艶麗で、その中でスムーズ且つセクシーに響くEzekiel Lewisのヴォーカルが最高に心地良くて昇天寸前になります。最後はMike Bradford制作でUncle Krackerが登場する「Break Out」で幕切れ、まあこれはそんなにいいかな(笑)。

ハッキリ言って既出が多いのは難点ではありますが、それでもこれだけのメンバーの楽曲が一気に聴けちゃうのはやはり旨味以外なにも無いですね(得)。終盤に登場するEzekiel Lewisなる男性シンガーは凄く良い、彼がアルバム出しているならば是非とも聴きたいと思いました。


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Theophilus London「Vibes」
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過去と未来を綺麗に繋ぎ合わせる男、Theophilus Londonの通算ニ作目となる『Vibes』を御紹介。デビュー作となる前作『Theophilus London「Timez Are Weird These Day』も素晴らしかったTheophilus London、この本作も僕は年間の第八位に選出したほどでした。そのファッションセンスもよく取り沙汰されるTheophilus Londonはアルバムジャケットも凝っており、前作ではLeon Ware『Leon Ware (邦題:『夜の恋人たち』)を模したものでした(これは本作の内容に帰結する)。今回はあの写真家でありデザイナーのKarl Lagerfeldが、写真とアートディレクションを務めたことでも話題となっていますね。
それではザックリと感想を書き連ねていきますと・・・・・・まず本作の大きなトピックはExecutive Producer、あのKanye Westが務めているという事で、G.O.O.D.所属でもないのにそんな寵愛を受けるTheophilus London(以降はTLと省略)に驚き。水泡バブルな電子音が丸く弾ける「Water Me」では、TLが敬愛するLeon Wareが客演参加、制作もそのLeon WareとAdam Pavaoが共同で担当。Leon Wareらしいエロチックにウォータリーなメロディがこだまするミッドで、TLのヴォーカルも湿り気を帯びてジュクジュクと鼓膜に振動を与えるのがグッド。Adam PavaoとTLが共同制作した「Neu Law」ではJohn Maus「The Law」をサンプリングに使用、漂流者ライクな(?)TLらしいサイケデリックでミステリアスなトラックは開放感たっぷり、聴いているうちに眩い銀河を超えてブラックホールへと吸い込まれるような強力な誘引力を持つ一曲。引き続きAdam PavaoとTLが共同制作した「Take And Look」はMartin Dupont「Take A Look」を引用(いやカバーなのか)、原曲の持つ濁流電子音をそのままにヌメヌメとした輝きを放つ深海魚チューンで、TLのヴォーカルがボワボワと膨張して鯨雲のようにすべてを飲み込みます。そしてかの皇帝Kanye Westが客演参加した(!)「Can't Stop」は、Club Cheval/Brodinskiが制作し、Co制作にはあの88 Keysという強力な布陣の一曲。しなやかに静かに鳴る指スナップに、ザクザクと記憶が呼び戻されるような逆再生のようなフックが、なんだか毒々しく回って鼓膜を蝕む荘厳スロウ。ここではかなりKanye Westが自身の持ち味を爆発させていて主役泣かせ、しかしこのMartin Dupont「You Can't Stop My Love」を甘くメルティにサンプリングした流麗なトラックと、少し低めマイナー気味でバツバツと撃ち込むようなTLのラップも燻し銀ですっごく出汁が効いています。Cid RimとAdam Pavaoが共同制作した熱帯湿地なビートが混濁する「Get Me Right」は、その油塗れなギトギト感とTLの滑って衝突するような融合がクールですし、途中でビカビカと閃光を放ちながら空間を切り裂く電子鍵盤の尖った音色もナイスアクセント。またもやAdam Pavaoが制作を担当したエレクトロダンスチューン「Heartbreaker」はまるで70年代な古めかした打ち込み音の連続が心地良く、そんなレトロさをかえって反り立たせてバク転してしまうTLの離れ技的なフロウが最高にホットでイケています(死語)。「Do Girls」はCid Rimが制作を担当、ゆったりドロドロと垂れ落ちる果汁チックな電子音の連なりに、灰汁のあるTLのラップが深々と響く一曲。再びClub Cheval/Brodinskiが制作した躍動感溢れる民族音楽ライクな「Tribe」では、彼の盟友とも言えるJesse Boykins IIIが客演参加。これも電子音をふんだんに散りばめているんですが、なんだか体液が飛び散り迸り熱波が押し寄せる、なんとも不思議な生身な熱感サイケアッパーで、TLとJBIIIの息ピッタリな弾けっぷりが清冽でたまりません(昇天)。Adam Pavaoが制作の「Smoke (Interlude)」では女性シンガーのSokoが客演参加、煙といっても紫煙というか、なんだか霧に近い潤いを含んだミステリアスな霞スロウ。そんな霞を纏ったまま艶麗に踊り出す「Smoke Dancehall」はPierre Baigorryが制作を担当、完全にレゲエ軸なトラックながらもモイスト加工技術が素晴らしく新感覚な耳触り、こういうダンスホール仕様なヴォーカルも難なくやってのけるTLの引き出しの多さにも驚き(器用)。再びPierre Baigorryが制作を担当した「Need Somebody」では、またまた老師Leon Wareが客演参加。とびきりポップで鮮やかなトラックはちょっとゲンナリではありますが、まあそういうのも御愛嬌ということで。最後を飾るのはなぜかボーナス曲扱いらしい、Ma$e「What You Want」使いの激甘メロウ「Figure It Out」で、制作はかのLeon Wareという事でこの糖度は納得かと。しかもこの曲ではDevonte HynesとあのThe Force MD's(!)が客演参加という垂涎な共演。彼らの持つすべての甘味と旨味がぎゅっと濃縮して発酵したような、甘味の中にもほのかな酸味が味わえる素晴らしいソウルチューンです(骨抜)。

純粋にラップアルバムかと言われると判断が難しいですが、それでもキッチリとHip Hopしていると思われる意欲作。Theophilus Londonの本作は、実は昨年のランキングでも堂々の第八位に選出した程の僕のお気に入りなんですが、昨年中には記事に書けずに今に至った訳でして、そういう意味ではもっと聴き込めて感想も(僕なりには)分厚くなりました。しかし、音楽批評でも僕の近辺でもそこまで評判にはなっておらず、全くもって不思議なぐらい(困惑)。すっごいカッコ良いと思うんだけどな、音楽を楽しんでいる感触が愉快痛快な一枚です(戯)。


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