RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Charlie Wilson「Forever Charlie」
Forever_Charlie.jpg

R&B及びソウル界の叔父貴こと、Charlie Wilsonの通算七作目となる『Forever Charlie』を御紹介。“Uncle Charlie”の愛称で親しまれ、その昔はThe Gap BandのリードヴォーカルだったCharlie Wilson。あのAaron Hallにも影響を与えたシンガーとして知られる超ベテランな訳ですが、ここ数年でもKanye West作品でその歌声を唸らせていたので、最近の若者にも案外馴染みがあるのでしょうね(凄)。いつもどっぷり浸かる程に聴いている訳でもないのですが、やっぱりそれでもCharlie Wilsonのアルバムは買ってしまいますね。てな訳でかく言う僕は、彼のソロデビューアルバム以外は全て所持している次第で御座います。
という訳できっと鉄板な中身を感想にすると・・・・・・まずはEmile GhantousとKeith Hetrickが共同制作した「Somebody Loves You」でなんとも煌びやか且つ華やかに幕開け、電子音のウキウキすつ跳ねにベッタリとした輝きを与えるホーン音、そんなキラキラの中でより一際と閃光を放つCharlie Wilsonのファンキーでいてクリーミーな歌声(興奮)。Gregg Paganiが制作を担当した「Touched By An Angel」は、まるで昔のソウル曲を早回しサンプリングした様な趣で親しみやすいハートウォーミングなミッド。燦々と輝き降り注ぐメロディでもうポカポカ陽気な温かさ、そんな心地良いスウィートソウルにはCharlie Wilsonの厚みのあるヴォーカルがとってもお似合い。メロディ展開だけでいえば昔のモータウン調なんだけれども、ちょっぴりオーロラ使用で光の屈曲が見えるシンセサウンドのコーティングがイマドキ加工で面白い「Goodnight Kisses」はEmile Ghantousが制作を担当。再びGregg Paganiが制作の「Just Like Summertime」では、ベヨンベヨンと大きくうねる電子ファイバーなビートとお洒落な鍵盤音の絡みが最高に眩い強炭酸ファンクチューンで、この中で甘噛みな咆哮で歌声をスプラッシュさせるCharlie Wilsonに往年の熱量を感じますね(鳥肌)。そんな熱感をそのままにShaggyを客演に迎えた「Unforgettable」も常夏トロピカル仕様でグッド、Emile GhantousとSteve Daly、Keith Hetrickが共同制作したこのトラックはBob Marley「Waiting In Vain」をサンプリングしたホンワカ亜熱帯チューン。Gregg PaganiがCarl Carlton「She's A Bad Mama Jama」を下敷きにした「Suger.Honey.Ice.Tea」も、ザックザクと斬れ味抜群な電子音の洪水の中でピチャピチャと飛び跳ねるディスコ回帰なアッパーで、年齢を感じさせずにランニングマンばりのキレのあるバウンスとダンスで聴かせる御大のヴォーカルが最高にホット。生バンド演奏に乗せて、熱帯夜に男女が愛し合うようなウェットでホットなメロディでとろける極上スロウ「My Favorite Part Of You」はGregg Paganiが制作を担当。こういうマッタリと溶け合うトロトロなスロウジャムは、最近はそうそう無いから、真夜中の囁きタイムに重宝しますね(笑)。ただし、Charlie Wilsonの歌声は甘くも健全でハリがあるので、エロエロでなく清潔感がありますね。軽妙に疾走するチャカチャカチューン「Infectious」はEmile Ghantousが制作を担当、もはや相棒化しているSnoop Doggと共にライムミントなさっぱり清涼なトラックで突っ切るのが爽快でグッド。エッヂを効かせて小回り抜群に走り回るスプラッシュなビート、夏の海岸沿いをこれ流してドライブしたらさぞ最高でしょうね。そして本作のハイライトはやはり「Hey Lover」、制作はなんとJimmy Jam & Terry Lewisなんですから(失神)。華やかフローラルなストリングスがふんわりと香るスタンダードでシックな絹目調ミッドで、紳士的でなめらかスムースなCharlie Wilsonの歌声が鼓膜を優雅にエスコートしてくれます(高揚)。同じくJimmy Jam & Terry Lewisが共同制作した「Things You Do」も電子鍵盤音のネオンチックな明滅が鮮やかに流線形を描く、どこかエキゾチックで幻想的なトラックは見事の一言に尽きます(酔)。Gregg Paganiが制作の「Birthday Dress」は一周回って現在流行のディスコブギーなアッパー、しかしCharlie Wilson御大ともなると年季が入っているので迫力が違う、聴き手のハートを容赦なくシェイクしてしまう魔法のダンスナンバー(血圧上昇)。ラストを締め括るのは、なんとも贅沢にJimmy Jam & Terry Lewisが制作の「Me And You Forever」なんですよ(感動)。これがNe-YoとStarGateが台頭して来た頃を彷彿とさせる、雪の結晶ほどに透明で眩いクリアミッドで美しいミッド(涙)。無数のスノウダストが舞うようにキラキラと光り輝く繊細なメロディに、Charlie Wilsonのコクのある芳しいヴォーカルが振動する極上ミッドです(溺愛)。

もう60歳を超え、定年退職してもいい筈のCharlie Wilsonのこの堂々たる一枚。目新しさなんかは要らず、ただただ音のグルーヴに飲まれて、ハートをシェイクすればいい。そういう音楽の楽しさを教える老教師のようなCharlie Wilson、まったく歌声が衰えず(むしろ艶っぽくなっている気が)聴き手をガッカリさせないのが凄いですね。個人的にはやはりJam & Lewis制作曲が三曲もあったのは嬉しい、これだけで相当な価値があります。それこそThe Gap Bandの頃を彷彿とさせるような軽ファンクなトラックもあったりでニヤリ、良いシンガーは死ぬまで良いシンガーなのですね(敬服)。


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Mali Music「Mali Is...」
MALI MUSIC MALI IS cover

2014年R&B界の隠れたシンデレラボーイ、Mali Musicのメジャーデビュー作となる『Mali Is...』を御紹介。元々はゴスペルシンガーとしてインディーズで二枚アルバムを出している程で、あのKirk Franklinとの共演経験があるのだとか。そんな中でだんだんとR&Bへとシフトチェンジしていったらしく、Jennifer Lopez推薦の新人として人気番組“American Idol”にも出演したそう。これは後々にも触れますが、Mali Musicの本作はあのMiguelやJ. Coleを発掘したBystorm Entertainmentと契約して発表されていますね。そしてなんと言っても本作は、2014年グラミー賞において、アルバムが“Best Urban Contemporary Album”に、収録曲の「I Believe」が“Best Gospel PPerformance/Song”にノミネートされましたね。受賞こそ逃しているものの、ダブルでノミネートを受けているだけで凄いことです。とか言っている僕ですが、本作もここ田舎ではどこにも取り扱いが無く、そのまま忘れてて遅ればせながら今年に入って購入した一枚で御座います。
それではザックリ適当な感想をちらほら・・・・・・まずはJerry "Wonda" Duplessisが制作(Co制作にArden "Keyz" Altino)の「No Fun Alone」でスタート。雨が煙るように湿度ある空気が立ち込めるトラックは、Mali Musicの歌声もじっとりと濡れながらも熱気もあってジワジワと鼓膜に張り付いてくるのが癖になる。のびのびとしたドラマチックなサウンドが弧を描いて降りかかる、Jerry "Wonda" Duplessis制作(Co制作はKortney "Mali Music" Pollard)の「Ready Aim」は喩えるならば悠然と広がる天空スロー。なんというか空が落ちてくるという表現が似合う一曲で、大きく風を含んで帆が膨らむようなヴォーカルは雄大そのもの(墜)。同じくerry "Wonda" Duplessis制作(Co制作はKortney "Mali Music" Pollard)の「Beautiful」はそのまま可憐で美しい、思わず溜息がこぼれる程に柔らかで優しい(淡色)。花弁が風に揺られて舞い上がるような、そんな春風のような温かなサウンドが陽を受けて光り輝く流麗ミッド。ただこれだけで終わらず、後半ではアフリカ音楽っぽい掛け合いがこだまして、ほどよい熱感を持ち込んでいてそれがまたグッド。ストリングスや弦音やビートの運びやらと、ド渋くもどこか斬新な感じもする不思議エッジーが唸りを上げる「Heavy Love」はD'Mileが制作を担当。昔のソウル曲のリバイバルっぽいメロディラインながら、ちょっと重ために演奏を沈ませ歪ませる加工がナイスエッジになっているんです(衝撃)。錆びた鉄製のシャキシャキしたサウンドが尖って振動する「Fight For You」、制作は同じくD'Mileが担当。空間を多角的に広げながら閃光を象るスカスカ寸前のトラックはクールですし、後半ではDrakeばりに粘っこく抑揚の効いたラップを聴かせてくれて、やはりMali Musicが一癖ある面白いシンガーだと痛感(曲者)。くぐもったソウルフルなメロディがハートにじんわりと染み込んでくる穏やかなスロウ「WA」は、まさかのAndre Harrisが制作を担当。なかなか拳の効いているMali Musicの燻し銀なヴォーカルも芳醇な香りで素敵で思わずウットリ。思い切りレゲエに振り切ったトラックで灼熱のビーチへと誘い込む、Jerry "Wonda" Duplessisが制作を担当(Co制作にStephen McGregor)した「One」。これはもうJerry Duplessisの十八番なトロ熱トロピカルなレイドバックチューンですし、Mali Musicも難なく乗りこなしてヴォーカルセンスの引き出しの多さを裏付ける飛び道具的な一曲。「Make It To Heaven」はKortney "Mali Music" PollardとJerry "Wonda" Duplessisが共同制作、乾いた音を纏ってグングンと加速する斬れ味鋭いファンクチューンで、ここではBig Seanのお株を奪うようなスウィートなラップで華麗に加速し駆け抜けるのが痛快。白地のトラックに漆黒のビートと鍵盤音がボツボツと滴り落ちるブルージーなソウル曲の「Little Lady」はMali Music自身が制作しており、ここでもMali Musicは埃っぽいラップを駆使しつつ、ボツボツと黒い音を立ててドリップするヴォーカルも乙でとっても美味。荒涼としたラフなビートの漣の上を走る強調文、ほろ苦なメロディが木枯らしのように吹くこの曲はJohn Legendにも匹敵する、炎と水がなぜか共存するような素晴らしいヴォーカルです(鳥肌)。Mali Musicのゴスペル出自を踏まえつつ、まるでJohnny Cashのような深みのある白濁したブルージーさが香り立つ「Johnny & Donna」はMali Music制作。この乾いた心への沁み込む深度で言ったら、ここ数年でも屈指の芸術的なスロウソウルチューン(感涙)。そして最後を締め括るのはMali Music制作の「I Believe」も、焙煎味なビターソウル曲になっていてMali Musicのキャラメル味の歌声を堪能出来ます。

冒頭で触れましたが、なるほどどこかちょっぴり、ちょっとだけMiguelに似た空気感を漂わせている感触。あんかけR&Bというか、トロトロと色彩を微妙に変化させてゆくトラック&ヴォーカルは、酩酊感に近いマーブル模様を呈していて中毒性も高いですね。シンプルそうなジャケットと佇まいからの想像とは違って、けっこうサウンドは雑食性でいろんな要素がゴチャ混ぜになっていて飽きがこないと思います。でもやはりJohn Legend好きにこそウケるでしょうね、John Legendっぽい温もりと、Miguelっぽい擬態性を持ったMali Musicの今後に期待ですね。


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あなたがヒッポホップと恋に落ちたのはいつ?
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この映画を観た事はありますか?
題して『Brown Sugar』、Hip Hop好きならば絶対に知っている一本。
僕もだいぶ昔にレンタルで借りて観て、Hip Hopを題材にしたラブストーリーで虜になったのですが、最近に中古屋でDVDが500円で売られていて、幸運にもゲット出来たので観直した次第です。

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主演はこの二人、Taye DiggsとSanaa Lathanで御座います。
この二人が素直に美男美女なもので、ラヴストーリーとしても上質なものに仕上がっています。
冒頭ではそれこそ、Commonや?uestloveやBlack Thought、Jermaine DupriやTalib Kweliなどの錚々たる面子が、それぞれHip Hopとの出逢いについて話していて、それだけで見応えアリです。

さて、この映画を観ていたら当然、この質問を自分に問いたくなるのです。
劇中で使われる台詞、“あなたがヒップホップと恋に落ちたのはいつ?”と。
という訳で、僕のヒップホップとの出逢いを思い出しまして。



僕の場合は、やはりLauryn Hillになりますね。
僕が中学三年の頃にソロでデビューして、もうあちこちで流れてましたっけ。
ここ日本でも、カセットテープかウォークマンかのCMの曲になっていたり。
アルバム中で最も(唯一かも)ラップしてたのが、この「Lost Ones」でした。
これを聴いた時の衝撃は半端じゃなく、女性に対して“カッコイイ”を痛感したのは、初めての経験だったかもしれませんね。
当時は親に買ってもらったMDウォークマンに、Lauryn Hillのアルバムだけを入れて、学校の行き帰りも休み時間も塾の行き帰りも、夢中で、それこそ擦り切れる程に聴いていました。



その流れで次に聴いたのは、やっぱりThe Fugeesでした。
アルバムは『Score』で決まり、とにかくLauryn Hillが聴きたくて買ったんですが、Wyclef Jeanの創るトラックの渋さに痺れ上がって、これまたとことん深く聴いた一枚で想い出たっぷりです。



ここからは順不同になるかもですが、どんどんRap中毒をひどくさせてくれた楽曲を。
まずはWill Smithの『Willenium』、これも本当に凄く凄く聴いた。
そもそも俳優Will Smithをカッコ良いなーと思っていて、そんな中で2000年にこれがリリースされて。
勿論Hip Hop初心者の僕は、彼がJazzy Jeff & The Fresh Princeでラッパーとしてでデビューしていたのも知らず、ただただWill Smithが副業として始めたのかと当時は思っていました(苦笑)。
このアルバムは軽視されている気がしますが、すごく良く出来ているしカッコイイし、ゲスト陣もK-CiにDru HillにSlick RickにJill Scottにと、やはりツボを押さえた人選でたまりませんでした。



となると勿論、初心者だった僕は遡る訳で、次にJazzy Jeff & The Fresh Princeを聴いて。
Will Smithのそれこそフレッシュでスマートでテクニカルなラップと、Jazzy Jeffの遊び心満載なトラックとの融合に溺れて、やっぱりこれも何度も聴いては踊りまくってました(孤独)。
ただ、それでも元々はR&Bが好きだったから、これ以降はずっとR&Bアルバムばかり買い漁ります。
買い漁ると言っても、親から貰えるお小遣いが月に3000円とかだったから、ひと月に一枚買うかどうか。
そういう意味では一枚のアルバムを飽きる程に聴いていたし、だからこそ当時のアルバムの方が思い入れは強い。この頃の方が、だから純粋に音楽を堪能出来ていたのかもしれませんね(懐古)。



そんな頃に店頭で試聴機に入っていたのが、Nas『Nastradamus』。
僕は田舎に住んでいるし、当時はTower RecordsもHMVも近くに無くて、だから限られたものしか知れなかった訳で。だからNasも知らなければ、“ナストラダムス”というネーミングも超ダサく感じましたね(笑)。
ただ、聴いてみたらすごく格好良くて、これが無ければ興味を失っていたかもという程。





それと同時期に、近くに新たに出来たTSUTAYAでジャケットに惚れ惚れしてレンタルして聴いたのが、Jay-Z『Vol.3 ... Life And Times Of S. Carter』でした。
そう、これが僕の最も愛するJay-Zとの出逢いでした。
しかし、このアルバムを当時聴いたけれど、当初はあまり好きでなかったという(笑)。
それこそ、Nasの方がカッコイイなーと思っていました。
世間では多分、『Blueprint』が発売され特大ヒットになっていたのでしょうが、田舎暮らしでネット速度も遅い当時は、そんな事もつゆ知らずでしたね。
ただ、後々に幻の引退作となる『Black Album』を聴いて、そこからどっぷりハマった訳です、たしか。

だからなんだ?って話を延々綴ってすみません。
結局、何を書きたかったんだか忘れたなー。。。

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Tinasheが『Amethyst』を解禁
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昨年のR&B年間第十位にも選出したのが、Tinasheのデビュー作『Aquarius』
Tinasheはそのデビュー作以前に、数々のMixTapeをドロップし話題になっていました。
その結果メジャー契約を獲得して、その流れを継いだ『Aquarius』を完成させました。
『Aquarius』からは「2 On」が大ヒットし、結果アルバムも売れて高評価を受けましたね。



その「2 On」のライブ映像がこれなんですが、結構激しいんです。
きちんと踊れているし、歌声も結構メリハリ効いていてグッド。
こういうのを観ると、余計にTinahseを応援したくなるのです(下心)。

そんな彼女が、早速と新たな制作に取りかかっていたのです(驚)。
そしてつい先日、待望の新たなMixTape『Amethyst』をドロップしています。
これがもうTinasheの世界観をじっくり堪能出来る7曲が収録されていて、ハイクオリティ。
Tinasheの持つ、儚げで柔らかで流動的で脆く幻想的な世界観は拡大するばかり。
変にヒットメイカーと組んだりせず、信頼出来る制作チームに委ねているのもグッド。
これはダウンロードしないと、勿体無いですよ(警告)。

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ダウンロードはこちらから出来ます。

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Calvin Richardson「I Am Calvin」
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90年代から地道に活躍を続ける孤高のソウルシンガー、Calvin Richardsonの通算六作目となる『I Am Calvin』を御紹介。孤高と書いたのは、なんだかインディなどを渡り歩いて一匹狼なイメージが強いし、客演なんかにも参加しないから(勝手)。ただ、デビュー当初はたしか、K-Ci & JoJoの幼馴染みだとかなんだとかの触れ込みで登場したような(彼のデビュー作にはK-Ciが客演参加もしている)。通算六作目と言っても、内一作はかのBobby Womackをカバーしたものだったので、オリジナルとしては五作目になるでしょうか。本作はあのEric Benetが設立したレーベル“Jordan House”に移籍しての第一弾、昨年リリースだったのですが、入手するのが遅くて今頃の感想記事になってしまいました。
それではザックリ稚拙ながら感想を書きます・・・・・・まずはDeMonte Poseyが制作をした、荘厳でクラシカルな圧巻のスロウ「Before This Moment Leaves」で幕開け、Calvin Richardsonの優しくも力強いヴォーカルが押し寄せる一曲。続く「We Gon' Love Tonite」も同じくDeMonte Poseyが制作を担当、これは90年代を彷彿とさせるスウィートだけど酸味もあるフルーティなとろけるミッド、いやもっと言えばMarvin Gayeっぽいコーラスの重ね方やフィーリングに満ちていますね。果汁滴るほどに瑞々しくてフレッシュな歌声に、もう胸がキュンキュンすること間違い無し(死語)。「Hearsay」はDeMonte PoseyとEric Benetが共同制作、シーンシーンと微振動して響くハイハットの軽妙なリズムに淡く跳ねるシンセと、いかにもEric Benet好みな清涼でミネラル成分たっぷりな爽やかテイストのソウル曲。同じくEric BenetとDeMonte Poseyが共同制作した、温もりたっぷりな王道ピアノソウルチューン「Unreasonable」もやはりEric Benetらしいスムースな一曲で、Calvin Richardsonのちょっぴり渋味もある歌声がジワジワと染みてくる素晴らしい作り(明朗)。またまたDeMonte PoseyとEric Benetが共同制作の「Dark Side Love」は、ホーンやドラムスがバチバチ鳴る滑らかで刺激的なブルース曲で渋カッコイイ。往年のソウル曲の晴れやかなフィーリングを持ち込んだ、小春日和を散歩するような柔らかなリズムとメロディに揺れる「Slow Job」(これは何故だかクレジットに記載一切無し)。それこそ今すぐにでもサンプリング使用されそうな純正ソウルでスイスイとハートに浸透するし、Calvin Richardsonのビタースウィートな歌声が鮮やかに響くのもグッド。「I'll Take Care Of You」はJonathan "Joy Rych" Richmondが制作を担当、こういうダークな渋味の聴いたブルースソウル曲もグッ引き締まって良いけれど、ちょっと流れが分断されてしまっている気も。僕的に一番のお気に入りは、またもやDeMonte PoseyとEric Benetがl共同制作した「What Would I Do」。軽妙な弦のリフとパチパチと弾くビートに、ちょっぴりサイバーで冷たいメロディが滑るクールな一曲で、ファルセット駆使しながら滑走するCalvin Richardsonがセクシーでたまりません(痺)。「More Than A Picture」はJonathan "Joy Rych" Richmondが制作、これがまたピアノ鍵盤の華やかで鮮麗な音色に金色ホーンが悩ましく絡む官能的ソウルチューンで、熱を孕んだCalvin Richardsonのヴォーカルがドクドクと流れるのが刺激的でいて切なげ(溺愛)。しっとりとウェットで甘美な極上スロウジャム「All This Love」は、El DeBargeの名曲を完全カバーしていて、メチャ甘党な本家とは違ってちょっぴりビターな味わいのCalvin Richardson版もまた素敵です。最後を締め括るのはDeMonte PoseyとEric Benetが共同制作した「Home In A Minute」、女性ヴォーカル(Tammy TownsendとLisa Jordan)も交えてやんわり2ステップ調な煌びやかでお洒落なトラックでゆっくりスウィングする心地良さにウットリ。

生粋のソウルシンガーなのはBobby Womackを丸々カバーした事でも証明済み、本作でもその燻し銀なソウル愛を惜しげもなく披露してくれています(感動)。でも本当にまったく力みのない爽快な楽曲が大半を占めていて、やはりそこは親玉であるEric Benetの持ち味が散りばめられている気がしますね(ネオソウルという感じではなく)。正統派R&Bでも正統派ソウルでも難なく乗りこなすCalvin Richardson、次回作はまたキレのあるR&B盤(それこそ『2:35 P.M.』みたいな)を作って欲しいなー。


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Kimbra「Golden Echo」
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New Zealand出身でオーストラリアを拠点に活躍するシンガー、Kimbraの通算ニ作目となる『Golden Echo』を御紹介。Kimbraといえばやはり、あのGotyeの特大ヒット曲「Somebody That I Used To Know」の客演で一気に世界的に知名度を得た印象ですが、どうなんでしょう(僕はちなみに先述曲で知った、そしてそれが収録されたGotye『Making Mirrors』も気に入って聴いていた)。その曲でのKimbraの特殊な歌声もすごく気に入っていたんですが、そんあ勢いのままに昨年リリースされたのが本作。黒音楽以外はあまり買わない僕ですが、買ってしまっていました。
それではちゃちゃっと簡単に感想を書きますと・・・・・・Rich Costeyが制作した「Teen Heat」でゆっくりと幕開け、ネオンが瞬くようにビカビカとチープな電子音がフラッシュし、その中でプラスチックのような質感のKimbraのコケティッシュな歌声が夢見心地に響きます。同じくRich CosteyとKimbra、Major Dudesが共同制作した「90s Music」は、金切り音に近い電子音とシューティングスターの様に鋭く速い電子音が交錯する一曲で、アンドロイドチックに甲高い歌声のKimbraがMichael Jackson、Mariah Carey、NirvanaにAaliyah、R. KellyにMary J. Bleige、そしてTLC(そして加えてLeft Eye)にシャウトアウトしているのも興味深い。Keefus CianciaとKimbraが共同制作したエレキテルなエキゾチックナンバー「Carolina」は、飛行機雲のようになだらかに美しく伸びるKimbraのヴォーカルが心地良い。Rich CosteyにJohn Hill、Al Shux(Co制作にはM-Phazes)と名立たる製作陣が共作した「Goldmine」は、チタチタと打つ硬質なビートと次元をも捩じ曲げるようなトリップ電子音の絡みが妙味で、Kimbraの無機質で乾いたヴォーカルも中毒性を増させます。jamiroquai的なスペイシーでダンサブルな曲調に思わずウキウキしてしまう「Miracle」もRich CosteyとKimbraの共同制作、金属音のようにカチリと鼓膜に当たってくるKimbraの歌声は特徴的。KimbraとSurahn Sidhuが共同制作した「Rescue Him」は、ドロドロとした電子音の輝きがギャラクティカルな雰囲気を醸し出すネオソウル的な一曲で、キュートで柔らかな粘度の高いヴォーカルを垂れるKimbraにErykah Baduを感じたりもして。ザックザックと軽妙なギターリフとパチパチ弾ける電子鍵盤のメロディが最高にエキセントリックな、Rich CosteyとKimbraが共同制作(Co制作にM-Phazes)の「Madhouse」なんかは結構Princeっぽいタッチで、鮮烈で原色系の電子トラックがギザギザしていて格好良いんです(痺)。KimbraとTaylor Gravesが共同制作した「Everlovin' Ya」では、僕の大好きなBilalが客演参加しております(興奮)。宇宙空間を彷徨うスペースシップのように、メタリックでサイバーな歪曲電子チューンは怪しくも艶やかでやはりPrince趣味が散在しているエキセントリックポップ。Kimbraのぶりっ子な歌声も良いんですが、ここではやはりBilalのにゅるにゅると繰り出すスライム状のヴォーカルが炸裂しまくりで主役級の活躍ですね。Kimbraが単独で制作した「As You Are」は静寂のピアノバラードで凛として乙、ただヴォーカルには真空エフェクトが施されていて鼓膜をスパッと切るようなエッヂのある感触アリ。Keefus CianciaとKimbraが共同制作の「Love In High Places」は、オリエンテッドなメロディに古ぼけたシンセを怪しく明滅させた、電気仕掛けの中華あんかけポップといった印象で面白い(意味不明)。Rich CosteyとKimbraが共同制作(Co制作にDave TozerとSurahn Sidhu)の「Nobody But You」も、昔のディスコチューンを高音で融解して、新たにKimbra仕様の鋳型に流し込んで仕上げた様な温故知新なナイスポップでたまりません(踊)。最後を締め括るのはKimbraとFagan Wilcoxが共同制作した「Waltz To The Grave」、電飾を美しく繊細に繋ぎ合わせたレトロソウル回帰な一曲で、マーブル模様に渦を巻くネットリした感触が面白い。ここではKimbraの生身のヴォーカルがエコーしてきて、じわじわとハートに沁み込んでくるのが分かります(酩酊)。

なんだかよくわかりませんが、とってもアヴァンギャルドでありながらレトロ、という先鋭的ポップの連続で素敵。昨年度は年間Top5[その他部門]を開催しなかったのですが、聴いた回数やお気に入り具合でいうと、Top3に入ることは確実です。Bilalが参加した事からもわかるように、大雑把に言ってしまうとPrince的なゴテゴテごった煮趣味で、やはりPrince崇拝者の僕には向いていた一枚なんですよね(笑)。


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K. Michelle「Anybody Wanna Buy A Heart?」
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かのR. Kellyにも見初められた超実力派女性シンガー、K. Michelleの通算ニ作目となる『Anybody Wanna Buy a Heart?』を御紹介。R. Kellyが太鼓判をおしたものでかなり注目を浴びながらも、レーベル閉鎖やらなんやらでタイミングが合わず、ずっとやきもきさせられていたのがこのK. Michelle。しかしようやくリリースされた前作でありでデビュー作である『Rebellious Soul』も売れて、キッチリこの二作目を届けることに成功しております。K. Michelleといえばあの爆弾のようなボディですね、それをこのシルエットのみで堪能させるこのジャケットは秀逸と言っていいでしょう(下心)。
それではザックリとですが感想を書かせてもらって・・・・・・まずはJesse "Carparal" Wilsonが制作した王道の怒濤ソウルがパワフルに展開される「Judge Me」で黒く幕開け、K. Michelleが初っ端からフルスロットルでぶつかってくるので聴き手は失神寸前。Shea Taylorが制作(Co制作にRonnie "Lil Ronnie" JacksonとB.A.M.)の「Love 'Em All」を聴くと80年代ポップを思い出す(何故)、広々とした空間を感じるエアリアルなトラックだからこそ、優雅に時に荒ぶり巻き込むK. Michelleのヴォーカルがダイレクトに伝わって来てグッド。「Going Under」は@OakwoodとGOOOOOOOO!!!Music、@Flippa123が共同制作していて、水の中にだいぶして紺碧色のバブルが弾けるような爽快な電子音の波が気持ち良いスッキリミッド。こういうトラックを背景にしたら、K. Michelleの力のある歌声も強炭酸な味わいで抜け感が凄い。再びRonnie "Lil Ronnie" JacksonとB.A.M.が共同制作した「Cry」は、K. Michelleの圧倒的でエモーショナルな歌声を堪能出来る珠玉のバラード。ゆっくりじっくりと熱の放出と吸収を繰り返しながら色味を変えてゆく、夕間暮れのような切なさと寂しさが滲む一曲。「How Do You Know?」はシンガーとしても要注目なTimothy Bloomが制作の凛としたピアノバラード(ほんの少し歌声も聴こえますね)、清廉な音色でさらさらと流れる清いピアノ鍵盤のメロディに、青空から降り注ぐ燦々とした陽光のように煌びやかなK. Michelleの伸びやかなヴォーカルが素敵。「Hard To Do」はSoundzが制作を担当、硬質なビートと蛇行する電子音で構築されながらも、どこかブルージーで影のあるメロディラインが哀愁たっぷりなヴォーカルを引き立てる絶妙なバランスのミッド。美メロ請負人と化しているEric Hudsonが制作を務めた、キラキラと眩いダイアモンドカットな流麗ミッド「Maybe I Should Call」はやはり鉄板で綺麗、K. Michelleのハリのある弾力たっぷりなヴォーカルが突き抜けるリフレイン仕様なフックもナイス。@OakwoodとGOOOOOOOO!!!Music、@Flippa123が共同制作の「Something About The Night」は、弦リフがサクサクと軽妙に鳴る波状メロディが微ファンキーで面白くて痛快。「Miss You, Goodbye」はJ.U.S.T.I.C.E. Leagueが制作で、New Editionの濡れ名曲「Can You Stand The Rain」をべったりサンプリング。原曲の持つ潤いや水跳ね感をそのままに、K. Michelleの溢れ出すようなディープな歌声が聴き手のハートを決壊させる艶麗ミッド。Jesse "Carparal" Wilsonが制作の純真無垢なピアノバラード「Build A Man Intro」と、レトロソウルな趣の「Build A Man」は一曲繋ぎ。@OakwoodとGOOOOOOOO!!!Music、@Flippa123が共同制作の「Drake Would Love Me」は、近くで鳴るピアノ鍵盤よりも、時折遠くで聴こえるエレキギターが感情を揺さぶる佳曲で、大地に吹き降りる雄大な風のようにドラマチックで壮大な一曲です(抱擁)。最後はRonnie "Lil Ronnie" JacksonとなんとJerry "Wonda" Duplessisが共同制作した純朴ミッド「God I Get It」で締め、これがやはりJerry "Wonda" Duplessisの裁量かオーガニックで自然由来なサウンド展開で温かさに満ちていて、K. Michelleの飾らない生命力に溢れたヴォーカルが活き活きと伝わって来ます。

冒頭でジャケットに触れた訳ですが、本作の内容もK. Michelleの剥き出しでまっさらな、一糸纏わぬヴォーカルで正面から向き合った力作で素晴らしい。本当にこの生まれたままの姿同様、トラックも良い意味でまったく凝ってなく、シンプルにメロディラインを執っていて、素朴なR&Bの旨味を引き出す事に成功しております。これも金欠の関係で年末にバタバタと買ったんですよねー、年間Top10にきっと影響していたであろうナイスな一枚で御座います。


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Keyshia Cole「Point Of No Return [Deluxe Edition]」
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そのパワフルでエモーショナルで時に痛々しいヴォーカルから、次世代のMary J. Bligeと賞された(?)Keyshia Coleの通算六作目となる『Point Of No Return』を御紹介。実力がありながらも作品リリースは順調にいかない、なんてシンガーも多い中、Keyshia Coleは安定してリリースを重ねているので、きっと本国での人気も高いのでしょう。ただ僕の中でKeyshia Coleの難点は、毎度とジャケットがどうも気に喰わないっていうのがあるんですが、今回のこのジャケットはとってもお気に入り。横から見たら、Keyshia Coleの胸の大きさが余計に目立ちますね(下心)。
それではちょっくら感想を書いてみようかと・・・・・・まずはチクタクと秒針が進むように、ゆっくり刻々と打つメロディが心に波紋を作り出す「Intro (Last Tango)」で幕開け、制作はTim "Tha Arkitek" KellyとSeige Monstracityが担当。Antwan "Amadeus" ThompsonにBoogie Wizzard、そしてTroy Taylorが共同制作した「Heat Of Passion」へ。ブーンブーンと低く鳴り響く地響きのようなビートに、ひらひらと軽やかに舞う花弁のようなピアノ鍵盤という軽重のコントラストが、まるで真夜中から朝を迎えるような不思議な感覚にさせる一曲。R. Kelly自身ももう忘れかけているような名曲「Baby, Baby, Baby, Baby, Baby...」をベッタリとサンプリングした、静寂の中で熱を持って蠢くような艶やかな官能スロウジャム「N.L.U.」はS1とMPhazesが共同で制作。Keyshia Coleもここでは声を張り上げるのを避け、じんわりじわりと愛撫するようなウェットなヴォーカルを展開していて昇天確実。そして2 Chainzが客演参加し、あのもっさりとしたラップで余計に粘液性を高めることに成功していてナイス。水を打つようなモイストなビートが艶麗な空間に響き渡る「Next Time (Won't Give My Heart Away)」、制作はAntwan "Amadeus" Thompsonが担当。宵の明星のように青白く済んだ輝きが美しく、微熱混じりなヴォーカルがジワジワと鼓膜に浸透してきます。皆に愛されるアイコンで最近よくタイトルに使われる「Rick James」、制作はFirstbornと@WILLIEDONUTが担当。宇宙戦艦に乗って冷たい銀河をゆっくりと昂進するような、力強く緩慢なトラックに、途中で転調してダートで電撃のような痙攣ビートにJuicy Jが降臨して怪しくダークなラップを乗せるのがズルい。パスパスと乾いた打楽器ビートが妙味な「Do That For (B.A.B.)」、制作はまさかの懐かし(その昔にAshanti曲を制作していた)なChink Santanaという事で僕は大喜び。電子鍵盤の音色やコーラスの挿れ方が絶妙に鮮やかでポップで、懐かしいフレイヴァーも感じる軽快なミッド。放電シンセに雁字搦めにされながら膨張し破裂を繰り返す、攻撃的で毒々しいトラックが最高にクールな「New Nu」は、脂が乗り切っているMike Will Made-Itが制作(Co制作にMarz)という事で納得のカッコ良さ。ほんのちょっとレゲエな風味を効かせた冒頭が印象的な「She」、制作は売れっ子のDijon "DJ Mustard" McFarlaneとPrintz Boardが共同で制作。濃霧のように聴き手の鼓膜を冷たく暈す電子音が侵食してくる感触と、Keyshia Coleのヴォーカルをそのままバウンスさせた屈曲メロディが非常に面白い。中国の秘境の如く、高山のような澄んだ冷たく薄い空気が漂う明鏡止水チューン「Believer」も美しい。制作はStarGateが担当(ソングライトにEster Dean)、こういう中華風なR&B(アジアンな味)ってまた最近に隆盛している気がして嬉しい限り。まるで全盛期のJodeciのような、90年代R&Bな空気感が充満していてたまらないのが、Jon Jon TraxxとNo Creditが共同制作し、WaleとAugust Alsinaが客演参加した「On Demand」。そう感じさせるのは背景で艶っぽくじっとり湿り気を帯びて響くAugust Alsinaのヴォーカルによるものでしょう。そこに気怠くクールなラップを差し込むWaleまで絡むことで、とても強力で熱く仰け反るような快感を味わえる、濃密スロウジャムに仕上がっております(悶絶)。電子音の隙間から漏れる光芒がとても眩くて綺麗な「Love Letter」、制作は再びMike Will Made-Itが担当(Co制作にMarz)。ここでは熱波で歪む蜃気楼に近いFutureの幻覚フロウが絶品アクセントになっていて抜群の仕上がりで、豊かな曲線を描くKeyshia Coleのふくよかで女性的なヴォーカルも極めてセクシーでたまりません(出血)。Patrick "Guiterboy" Hayesなる人物が制作した「Party Ain't A Party」も90年代回帰したような極上スロウで、ここではセクシーで男性ホルモンたっぷりなGavyn Rhoneなる男性シンガーと濃厚で切ないデュエットをしていて、このGavyn Rhoneがあまりにもファルセットが色気と切なさ混じって巧く、素晴らしい仕事をしているのです(鳥肌)。最後を締め括るのは同じくPatrick "Guiterboy" Hayesが制作した、それこそアコースティックギターの音色が澄んで清涼で綺麗な「Remember (Part 2)」。Keyshia Coleが本当に歌唱力抜群なので、こういう透明感のあるまっさらな純朴スロウでも、美しく堂々と歌い上げていて素晴らしいんです(感涙)。

これは昨年に出されたアルバムなんですが、なかなか在庫が無くて年末にやっとこさ入手出来たんですよね(疲)。だからあまり14年に聴き込めなくてランキングにも入らなかったんですが、Top10に入れても良かったかもと思えるぐらい、とってもKeyshia Coleの良さが詰まった秀逸な一枚になっております(褒)。とにかくこの作品に集まったトラック群が秀逸でハイセンス、Keyshia Coleもヴォーカルを自在に強弱つけて操っていて、ここら辺の匙加減が絶妙なためにいろんな表情を魅せてくれていて、奥が深い味わいになっております。


テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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03/09のツイートまとめ
roc_queen

雨降りの朝だから、これを聴いてる。#nowplaying What Would I Do - Calvin Richardson http://t.co/vpKWmGe7Vw
03-09 07:47

Jodeciが出るまで、Sisqoで繋ぐ。てか、やっぱりSisqoの火を吹くようなヴォーカルいいなぁー。#nowplaying Victim Feat. Dru Hill - Sisqó http://t.co/L0UBA6X5I4
03-09 12:24

なんでだろう、Musiq Soulchildには、そんな本格的にラップとかして欲しくなかったなぁ。
03-09 15:51

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03/05のツイートまとめ
roc_queen

花粉症と仕事のストレスで苛々絶頂、だから爆音で聴きながら帰ってる。#nowplaying Teach Me Feat. Kiesza - Joey Bada$$ http://t.co/X6fe9hJBzg
03-05 23:28

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03/04のツイートまとめ
roc_queen

おおおおおおお!Ginuwine & K-Ci perform http://t.co/hLGZivLU1z
03-04 08:06

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03/03のツイートまとめ
roc_queen

いや、僕はこれもとても気に入って聴いているんですよー。#nowplaying Wow - Prince & 3RDEYEGIRL http://t.co/y9eW4Ye6wo
03-03 22:02

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Full Force「With Love From Our Friends」
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裏方業でも数々の偉業を成し遂げたファンクコーラスバンド、Full Forceの通算十作目となる『With Love From Our Friends』を御紹介。元々はUTFOの名曲「Roxane Roxane」のプロデュースで登場し、Lisa Lisa &Culy Jamをヒットさせた事で第一線のグループとなったそう。そうです、僕はそんな頃のFull Forceは知る由もなく(三十路です)、僕が彼らを知ったのはBackstreet Boysの名曲「All I Have To Give」と'N Sync「I Just Wanna Be with You」辺りからですね、この2グループは青春真っ只中で聴いていましたから。そんな幅広く楽曲提供しているFull Forceが、デビュー30周年を記念して久々の新作を届けてくれたのが本作で御座います。タイトルの通り、Full Forceと縁のある豪華なゲスト陣が華を添えているのです。
それでは気になる内容にちょこちょこ触れますと・・・・・・一応述べておきますが、全曲の制作をFull Forceが担当しているのは当然です。まずはガッツリとゴスペルライクな鮮明で明朗なトラックで華々しく幕を開ける「I Feel Good, I Look Good, I'm God Good」、ここではあのFaith Evansがクワイヤを従えて登場し、Sheila Eがドラムを叩くという異色にして素晴らしい共演。Faith Evans特有の悲しく濡れた声はなりを潜め、ただただ屈託なく突き抜けるヴォーカルが響き渡る、清涼なミッドで心がすぐさま洗われます(浄化)。「Your Love」ではShaniceとRaphael Saadiqが共演という90年代好きにはたまらない合体、春風のように柔らかく澄んだアコースティックギターの音色がほろりほろりと僕の鼓膜を彼方へと運んでしまう心地良さ(春眠)。相変わらず可愛くて和やかな歌声のShaniceも良いし、青臭くて甘酸っぱさのあるRaphael Saadiqもやっぱり良いんです。続いてはTisha Campbell-Martinが参加した泣きのバラード「All Cried Out」、王道も王道な珠玉の美バラードで聴いているうちに自然と涙が零れそうなほど、無垢で純真で滲みるんです。Vivica FoxにCheryl Pepsii Riley、そしてMeli'sa Morganと懐かしい顔ぶれが歌声を繋ぐ「Thank You Leaving For Me」も、ひらひらと降るような鍵盤音に女性のしなやかでしっとりと濡れたヴォーカルが艶っぽく響く、エレガントでラグジュアリな一曲でグッド。「Let It Flow」ではTHE少年といった感じだったTevin Campbellと女優としても活躍するNaturi Naughton(元3LW)がデュエット、軽やかで陽光のようにポカポカと温かなメロディに乗せて、キュートで爽やかな二人のヴォーカルの掛け合いがキラキラと眩しくてナイス化学反応です。僕的に本作のハイライトとなったのが、Backstreet Boysの絶品カバー「All I Have To Give」、Lil G(Silk)にSlim(112)にSteve Russell(Troop)にRL(Next)と90年代に活躍した男性ヴォーカルグループの選抜メンバーが共演です(悶絶)。これがもうとにかく濃い、すべての旨味がギュッと濃縮された絶品すぎるコラボで、それぞれがその類い稀な歌声を発揮していて美しく溶け合っているんです(卒倒)。CeCe PenistonとFreedom Williamsが共演した「A Night That We Will Never Forget」ではまさかのゴリゴリな四つ打ちEDMを展開していて驚き(飛道具)、まったく違和感無い辺りはディスコっぽいテイストも残っているからでしょうか(懐)。優美で煌びやかなピアノ鍵盤で弾き語る透明感抜群の麗しきスロウ「Most Definitely」では、美人四人組のAllureが客演参加。ゆるやかに清らかに流れる小川のせせらぎのように、乾いたハートに潤いと安らぎを与えてくれる一曲で素晴らしい。Regina BelleにHoward Hewettと超ベテランが揃い踏みの「From These」は、二人の芳醇でタフなヴォーカルが鮮やかに弾ける中で、Full Forceの面々の朗らかで眩いコーラスが華を添える素敵なコントラスト(照射)。再びTisha Campbell-Martinが客演した純白のピアノバラード「The Way I Believe In You」も純度が高いのでグングンとハートに浸透する、こういうゴスペルライクな楽曲をFull Forceが得意にしていたとは。Big Daddy Kaneが参加しているだけで凄いスポークンワード曲「Do U Believe In Heaven?」や、UTHOとRoxanne Shanteがまさかの対峙をした「Roxanne Roxanne (The New Chapter)」といった反則技まで繰り出すんだからもう驚きます。そして一番のボム曲はForce MD'sとのグループ融合が実現した重厚すぎる「I Can't Thank You Enough」ですね(鳥肌)、まさか生きている間にこんなコラボが聴けるなんて(感涙)。重厚と書きましたがそれはコーラスの持つ温かな厚みの事で、トラックは澄んだ青空のように美しく光りに満ち溢れた清涼ミッドで、両者のミントのように爽やかでスッキリと透明感のあるハーモニーがさらさらと流れる神懸った一曲です。Motown The Musicalの面々(?)とRaymond Luke, Jr.とで歌うカワイイ賛美歌「I Wish I Had A Girl Live You」、Smantha FoxとFlavor Flavと飛び跳ねて弾けるEDMなアッパー「Dance, Dance, Throw Ur Hands Up In The Air Air」と、最後までとにかく明るくてキラキラ感満載。

いやーーーーー、とにかく豪華です(笑)、やはりここまでベテランになるとコネクションが凄いのですね。彼らを知らなくてもガンガン楽しめる面子と楽曲、本当に一枚でこれだけ楽しめるんですからお買い得だと思います(濃厚)。R&B好きならば絶対にスルーするのは勿体無い一枚、惜しむらくはなんとかBackstreet Boysと'N Syncをこの中で共演させて欲しかったけれど(我侭)。でも懐かしいグループから手練が結集した「All I Have To Givee」と、Force合体となった「I Can't Thank You Enough」の二曲を聴けるだけで、この作品は価値があると言えます。まったく古臭くなくフレッシュな音を届けてくれたFull Forceのおじさま達、アッパレで御座います(敬服)。


テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽