RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

04 2017
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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「Hidden Figures: The Album」
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Taraji P. Henson、Octavia Spencer、Janelle Monaeが主演した同名映画のサントラ盤、『Hidden Figures: The Album』を御紹介。映画『Hidden Figures』は人類初の月面着陸を成功させた1969年のアポロ11号計画をはじめとし、米ソの宇宙開発競争に沸く当時のNASAで、数学者として貢献した3人のアフリカン・アメリカン女性の史実を基に描いた映画だそう。この映画の制作にはあのPharrell Williamsが関与したことと、SSWのJanelle Monaeが主演していることでも、音楽好きの間では話題になっていましたね。しかし本作は映画の内容も彼女達の演技も素晴らしく、映画通をも唸らせる一本としてかなりの高評価をあちこちで得ているみたいです。
その映画は観ていないのですがサントラ聴いた感想でも・・・・・・まず本作はずっと無敵売れっ子状態のPhatrrell Williamsが全曲のProduceを担当しているという事で、Pharrell Williamsのこの映画に賭ける意気込みが伝わってきます。まずはそのPharrell Williamsが歌う「Runnin'」(Vocal ArrangementにKirk Franklin関与)で幕開け、チッタチッタと叩くドラムスとハンドクラップ、反り返る様に鳴る鍵盤音が芳醇なソウルチューンの中で、Pharrell Williamsの影が踊る様な線の細いヴォーカルが幾重にも弧を描きながら落ちてゆく感触がナイス(螺旋)。ベリベリと剥がすように唸る弦音が振動を増幅させながら疾走し、そこに金属ホーンの音色がザクザクとブッ刺さる「Crave」は、こういうザクザクに棘立ったトラックだからこそ、Pharrell Williamsのアルミニウムのように柔らかくも金属的に輝くファルセットが活きます。「Surrender」はLalah HathawayとPharrell Williamsの共演曲で、タツタツタツと叩く炭酸みたいに弾けるドラムスが爽快感を演出し、その中でフルーティだけど重たい甘味をキレコクたっぷりに味わせてくれるLalah Hathawayと、柑橘系の果汁の役割を果たすPharrell Williamsの相性が抜群に美味しい。ドゥーワップとは言わないかもだけれど、ゴクゴクと飲み下すようなビートがジューシーさを感じさせる瑞々しいファンクチューン「Mirage」はMary J. Bligeが登場、骨太でタフながらもエレガントなヴォーカルで艶やかにバキ折るMJBが最高です(痺)。いかにもPharrellらしいサウンドの骨組みだけで継ぎ接ぎし、その隙間から覗く火花のようなPharrellのファルセットヴォーカルを愉しむ展開ファンク「Able」。Alicia KeysとPharrellの共演となる「Apple」は、ゴム玉のように硬く歪み跳ねるビートと指スナップで進行しつつ、Alicia Keysと共にフローラルな鍵盤音が舞い散るのが美しい。映画にも出演しているJanelle Monaeが登場し夢見心地な甘美なヴォーカルを漂わせる「Isn't This The World」は、いかにもJanelle Monaeらしいパステルで描いた絵本のように淡く優しい音色の展開で、ふわふわと宙に舞い上がってしまいそうな綿飴ソウル曲でグッド。本作のPharrellソロ曲の中で僕が最も好きなのは、クリスタル製のメリーゴーランドみたいな煌びやかな音色がクルクルとドリーミーに廻る「Crystal Clear」で、Pharrellのガラス細工のように繊細なファルセットにもお似合い。バチンバチンと引き千切り裂けるようにホーンやドラムスが四方八方へ飛び散る「Jalapeno」は最高にクレイジーでカッコイイ、Janelle MonaeとPharrellの共演曲でこういうシンプルにホットスパイシーなトラックは刺激的で痛快でグッド。最後を締め括るのはレジェンドKim BurrellとPharrellが共演した、Pharrell解釈の乾いて極彩色なゴスペルチューン「I See A Victory」で、聴いていて心がウキウキ踊り明け透けに多幸感を味わえるのは「Happy」と同じ方程式かなと。

こういう王道なソウルやゴスペルっぽい曲を線細く創り上げられるのは、確かにPharrell Williamsの凄いところ。なんだけどやはり物足らなさが半端じゃない、彼にはやはりChad Hugoが必要不可欠だと思うのは僕だけですか(疑問)。それこそこういう系統でも、Beyonceの「Work It Out」とかはグリグリに捻れていてエッヂーだったし、ああいうのこそPharrell、というかThe Neptunesにしかやれないファンクソウルだと思うんだけれどなー(惜)。しかし参加面子はやはり豪華ですし、映画同様に要チェックなのかなとは思いました。







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The Game「1992」
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またもや最盛期を迎えているLAのタフガイ、The Gameの通算八作目となる『1992』を御紹介。G-Unitとの決別でとんだトラブル野郎かと思いきや、その後はあまりいざこざもなくコンスタントに豪華なゲストを招いて作品をドロップしているThe Game。2015年には傑作と誉れ高いデビューアルバム『The Documentary』の続編となる、『The Documentary 2』と『The Documentary 2.5』を立て続けにリリースするという力技も魅せてくれました(凄)。それだけでも凄いのに、The Gameは止まる事を知らずに翌06年にもこの『1992』をリリースしました。このジャケットの感じはやはり、当時のDeath Row Records的なグラフィティを意識したものなのでしょうか。
という訳で脱線してしまう前に本題に・・・・・・まずはBongoとThe Chemists Createが共同制作し、サンプリングにMarvin Gaye「Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)」を使用した燻し銀な「Savage Lifestyle」で幕開け。前半部分はネタ元の持つ艶やかでスモーキーな雰囲気の中で、The Gameの紫煙のような熱を帯びたラップが燻り、後半部分ではDigable Planets「Black Ego」のドラムビートを鉄骨のように組み込み、タフで骨太なラップを飛ばすという切り替え部分が憎い。「True Colors / It's On」も再びBongoが制作を担当、Ice T「Colors」にBloods & Crips「Piru Love」、Mystikal「Here I Go」と複雑なネタ使いを披露。キュルキュルとキメ細かに擦り捲る音色がまるでドリルのように、鉄鋼じみたトラックを削り穴開け、そこに鉛玉のようなThe Gameのハードなラップがぶつかり跳ねるのが痛快。JP Did This 1が制作した「Bompton」はThe D.O.C.「It's Funky Enough」をサンプリングに使用、なのでいかにもなオールドスクール的なロックカットなループを延々回し、その中でThe Gameが厳つくてゴツゴツしたラップを転がす大味な感触がイイ。これまたLA西海岸なフルーティテイストがたまらなくツボな「F**k Orange Juice」はGameとBrian Summerの共同制作で、Grandmaster Flash and the Furious Five「The Massage」を大ネタ使い(堂々)。やっぱり三十路オーバーな僕としては、こういう果肉たっぷりに絞ったような甘酸っぱい音色は耳を奪われるし、The Gameのビチビチと跳ねるような砂利っぽいラップもこういう風合いにバッチリとフィットで好き。「The Juice」はThe Chemist Createが制作を担当した哀愁メロウなミッドで、黒く滲むようなトラックに少し射影の効いたThe Gameのラップと、客演のLorine Chiaの艶やかに濡れたヴォーカルもナイス。同じくThe Chemist Createが制作した「Young Niggas」は、枯葉の落ちるように散るピアノ鍵盤の音色が物悲しく、そこに木枯らしのように乾いて鳴るThe Gameのラップが渋い。W.L.P.W.Rが制作した「The Soundtrack」ではClams Casino「I'm God」をサンプリング、ネタ元の持つ冷たく鋭利な感触がThe Gameのラップと共に結晶化され、歪で鋭利な輝きを冷たく放ち、そこに少しErykah BaduめいたLorine Chiaのねっとりと絡まるヴォーカルも素敵。Bongo制作の「I Grew Up Wu-Tang」では、そのWu-Tang Clan屈指の名曲「C.R.E.A.M.」をネタ使い。それこそ黒いファンクにクリームを混ぜたようなほろ苦なメロウチューンで、The Gameの極めて焙煎された苦味のあるラップの味が引き立ちます。またもやBongoが制作した「However Do You Want It」では、Soul II Soul「Back to Life (However Do You Want Me)」をサンプリング使用、こういうセンチメンタルなネタ使いながら、トリップ感のあるピッチの糸引く感触が面白く、単語単語が砂金のように粒立ったThe Gameのラップがキラキラ輝きます(眩)。なんとあのCool & Dreが制作を担当した「Baby You」ではJason Deruloが客演参加、サンプリングにはThe Dells「You Can Depend on Me」を使用。まるで星空をそのまま液体に溶かしたようにキラキラと甘いトラックも抜群に反則ですし、そこにThe Gameのダイヤ原石のような硬いラップと、Jason Deruloのこれでもかというぐらいフルーティで甘酸っぱいヴォーカルがもう最高です。「What Your Life Like」はPhonixが制作した鉱物チックな硬い輝きが瞬く、鉱山掘削系のトラックでだからこそThe Gameの礫のようなラップとも相性が抜群。最後はTycoonが制作した「92 Bars」で90年代のJust Blazeを思わせるような、ビリビリと直線系の電撃シンセが交錯するエッヂーな一曲。本作はここまでなんですがアルバムにはもう一枚、ボーナスディスクが付属されていまして。それにはなんとJremihを客演に招いた話題曲「All Eyez」が収録されています。この曲はあのScott Storchが制作をしていて、ほどよくトロピカルで爽やかな音色が走るスカイブルーチューンで、熱っぽい風を受けて駆けるThe Gameと、柑橘系の果汁を滴らせるJeremihのヴォーカルがナイスアクセントでおまけ扱いが不思議です。

特にこれという突出したトラックこそ無いけれど、最近のThe Gameはそれほど客演に頼らず、淡々とラップを繰り出すのが渋くてカッコイイので許せます(痺)。もともとラップとフロウ(というか声質)は抜群だけれど、フックとかがイマイチな感は否めないThe Game、でもその無骨さがスッと三十路には入ってきます(笑)。






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