RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

05 2017
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Kool Keith「Feature Magnetic」
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88年のデビューから今なお現役で作品を大量に創作する奇人、Kool Keithの通算二十二作目(?)となる『Feature Magnetic』を御紹介。88年デビューというのはKool Keithが所属した(というより彼がフロントマンだった?)Ultramagnetic MCsでのデビュー年、グループ活動とは別にソロ名義でも活躍するKool Keithは、他にも“ポルノホラー”なるジャンルを創出したDr. Octagonをはじめ、Dr. Dooom、Black Elvisなど様々なキャラクター(オルターエゴ?)を使い分け作品を量産しています。そんなKool Keithが通が唸りそうなベテランMCばかりを迎えて新作をドロップ、このダイナマイトなジャケットがインパクト大で購入してしまいました(笑)。
という訳でそれほど知っていることもないので本題に・・・・・・まずは元々のホラー趣味を覗かせる「Stratocaster」で幕開け、制作はNumber One Producerが担当。オンボロみたくカラカラと不調子に音色を零す鍵盤音トラックが木製チックな味わいで、じわじわ忍び寄るように不穏で冷たいKool Keithと客演のGodfather Donのラップが肝。本国の同名ロボアニメから発想を得た(?)「MC Voltron」もNumber One Producerが制作を担当。やはりダークでスカスカなあばら屋的なトラックがスースーと寒々しく、その中で強靭かつ電撃みたいな輪郭で響くKool KeithとCraig Gの両者のラップがカッコイイ。ほぼほぼNumber One Producerの制作曲なので、それらからこのまま触れていきます。「Super Hero」ではまさかのMF Doomとの扮装オルターエゴ共演が実現。まるでブクブク湧くように、終始寒々しく鳴る電子音が炭酸マグネシウムみたくシュワシュワと溶けゆくのが鼓膜にヒリヒリ響くし、両者の黒灰のようなラップがそこに溶け滲み広がるのがグッド。B.A.R.S Murre & Dirt Nastyを客演に迎えた「World Wide Lamper」は、ピコポコとしたチープに飛び交う電子音をパチンと叩くようなハエ叩きビートとの交錯が面白い。いかにも熟練が得意としそうなブレイクビーツのみで突き刺す無機質フラットな「Bragging Rights」はPsyco Lesが客演、そんな炭焼きするようなトラックの上で踊る両者のラップはまるで炎のようにチロチロとホット。ジェル状の電子音が海月みたく浮かんでは沈むのがクールな「Girl Grab」もとにかく真っ直ぐ叩く感触で、声の調子を変えることで深度を自在にするKool Keithと、拳固でぶん殴るように強烈なNecroの共演が素敵。ここ最近と復活気味な西海岸風味(G Funk調)の「Bonneville」はMac Mallが客演参加、まるで夜風のようにウェットで冷たいトラックが颯爽と抜ける感じが心地よくて、やはり三十路以上の愛好家にはたまらないゆるさ。Ol Man 88zとFuturewaveが共同制作の「Tired」は、さっきとは打って変わって90年代の東海岸的な哀愁サンプリングメロウで、客演のEd O.G.と共になんとも燻し銀で美しい渋さを醸し出していて飲み込まれます(痺)。「Cold Freezer」はNumber One Producer制作でBumpy Knuclesが客演参加、これはそのまま霜が降りそうなほどに零下なトラックがチクチクと痛いエッヂー曲。AtmosphereのShugが客演参加した「Peer Pressure」もNumber One Producerが制作、このヒリヒリ感がカッコイイ。あのSadat Xが客演参加している木枯らし系のメロウチューン「Life」はGizが制作、Sadat Xの乾いて嗄れたラップがやはり最高に格好良くて、このトラックの妙味を倍増させていること必至。ビチビチチンチンと金属の刃が触れ合うようなトラックが神経質なほどに尖っている「Writers」はNumber One Producer制作、客演がRas Kassということでより鋭利に鼓膜をえぐってくるのがもう気持ちいい領域。最後はボーナス曲扱いのNumber One Producer制作の「Cheesecake」なんですが、これが唯一の単独曲でKool Keithのラップがどれだけ角が立ってタフでカッコイイのかが分かる一曲で、こういうブツブツとしたアバタービートの面白さをも痛感。

ハッキリ言って僕はこの世代ではないので(ラップ愛好歴が浅い)、もっとKool Keithに触れてきた世代ならば垂涎モノの一枚なんだと思います。それでもしっかりと一本芯の通った骨太な一枚で聴き応えアリ、若い方にも聴いて頂きたい一枚。






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