RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Niia「I」
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ジャズを基調としたヴォーカルとピアノ演奏で魅せるSSW、Niiaの記念すべきデビューアルバム『I』を御紹介。LAを拠点に活動しているというNiia、僕は彼女のことは全く知らないつもりでいました。しかし、彼女との出逢いはWyclef Jean「Sweetest Girl」での客演だと後に判明、浅はかだった僕は(今も浅はかなのだが)Niiaの名前も歌声もまったく覚えていないという始末でした(懺悔)。New Yorkのオフブロードウェイで話題を集めているパフォーマンス“Sleep No More”なるものにも出演し注目は集めていたらしいNiia、何も知らない僕は美しいジャケットとRobin Hannibalが制作に関与ということで購入を決意。 Robin Hannibalと言えば、RhyeQuadronなどの活動でも知られる敏腕Producerで、やはり彼のプロダクションともなれば聴かずにはいられないのです。
それではお粗末で申し訳ないのですが感想を書いてみたいと思います・・・・・・まず本作の全曲の制作を手掛けるのはRobin Hannibal、そしてソングライトは全てNiia Bertino本人という二人で手製の一枚となっていて素晴らしい。やんわりとした飴細工のような音色が甘く伸びて花園を作り上げる「Prelude」、もうこの1分半の始まりでNiiaの彫刻のように滑らかに彫りの深いヴォーカルに胸を打たれます。そんなNiiaのふっと吐息を吹きかけるような甘美で線の細いヴォーカルが、聴き手の鼓膜を優しく絡め取って縛る「Hurt You First」も素晴らしい(溜息)。Robin Hannibalが織りなすシフォンのように薄く透けて柔らかな音色、そこから見え隠れするNiiaのスーッと伸びた白いヴォーカルが、水を蹴る爪先のように艶やかにして清冽。しとしとと降る長雨のように聴き手の鼓膜を濡らす「Sideline」、サンプリングにはChristine McVie「And That's Saying A Lot」とAl Green「I'm Glad You're Mine」を使用。雨に濡れたアスファルトのようにブルージーに色を暗くするメロディに、Niiaのヴォーカルは時に激しく呼応し、まるで空を仰いで雨粒を飲むような躍動感ある場面を思わせる濡れたモノクローム。Edwin Birdsong「Rapper Dapper Snapper」を下敷きにした「Nobody」では弾け跳ねる弦音の上を、まるで踊るようにして散る花吹雪のようにNiiaのヴォーカルがひらひらと落ちてゆくのが印象的。本作で最も好きなのが「Last Night In Los Feliz」で、夜明け前の空のようにうっすらと薄幸が微熱と共に滲んでゆくトラックに、Niiaの微睡みにも似た柔らかく曲線を描き揺らぐヴォーカルがなんとも幻想的で美しい(儚)。Robin HannibalのSade趣味が垣間見えるような「Girl Like Me」も中盤では、彼らしい電気的な断線ブレイクダウンが挿入されて聴き手のじんわり汗ばんだ熱を逃して巧いし、NiiaのヴォーカルはSadeほどに陰影を持たなくて、むしろ音色に対する反射光のように艶やかなプリズムを生んでいてとても綺麗。細く絡まり弾ける弦音がまるで夜空と朝焼けを結ぶ光の線のように綺麗な「Day & Night」、まるで朝露のようにキラキラと澄んだ輝きを放つNiiaのヴォーカルがなんとも麗しい。夜の雨のようにしとしとと静かにそぼ降る音色が潤んで消えるスロウジャム「Constantly Dissatisfied」、そんな潤いを含んだメロディの中を悠々と泳ぐNiiaの曲線ヴォーカルがまたしなやか繊細でグッド。遠くへ吹き渡る風のように壮大なメロディがそよぐ「California」も、美しい大理石の彫刻のような滑らかで透き通った光と流線を纏うNiiaのヴォーカルが映えます。秋になり葉が落ちるようにメロディが悲しげに散る「All I Need」、胸を震えて締め付けるNiiaの歌声は秋風のように、乾いて色を奪い、寂しげで、誰かをきゅっと抱きしめたい気持ちにさせる美曲です。1分半のインスト曲である「Mulholland」もやはり絶対に必要な一曲で、ここでこれまでを振り返り、光や影や匂いや色が断片的に蘇り褪せてゆくのが心地良いのです。最後はボーナス曲的な位置付けかと思われますが、新たにJazmine Sullivanを客演に迎えた「Sideline」が再び登場。Niiaの白く細い歌声とJazmine Sullivanの黒くふくよかな歌声が綺麗に混ざり、カフェオレのようにほろ苦な旨味を出していて素晴らしい化学反応を起こしています。

Robin Hannibalらしいまるで大理石で造られたギリシャ彫刻のような壮麗さ、完璧なまでの美しさでそこにNiiaの麗しく端正なヴォーカルが滑らかに響くのだから最高の一言に尽きます。Robin Hannibalが関与するとどうしてもSadeが引き合いに出るのですが、NiiaはSadeとはまた違う、ウィスパーな中にも力強さや筋のある隆起がそのヴォーカルにきちんとあって、そういう意味でも白く逞しい女神の彫刻を思わせる一枚だったなと感じたり。






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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽