RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
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趣味:古典的推理小説読書
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The Roots「Undun」
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Hip Hop界では稀である実力派大所帯バンド、The Rootsの通算十作目となる『Undun』を御紹介。このThe Roots、作品毎に様々なゲストを迎え、しかもその面々がかなり定番で参加するのでどこまでが正式メンバーなのかいつも分からなくなります。クレジットを見ると現段階はどうやら、グループの頭脳であるAhmir "?uestlove" Thompson(Drums)、Tarik "Black Thought" Trotter(Vocals)、Kirk "Captain Kirk" Douglas(Guitar)、Kamal Gray(Keyboards)、James Poyser(Keyboards)、Frank "Frankie Knuckles" Walker(Percussion)、Damon "Tuba Gooding Jr." Bryson、Mark Kelley(Bass)の八名構成となっている模様。最近は?uestloveが外部仕事も増えていて、もはや音楽業界のきっての最重要バンドともいえるThe Roots、そんなThe Rootsの記念すべき10枚目は、彼らにとって(意外にも)初のコンセプトアルバム。Redford Stephensなる(架空の)青年の25年という短い生涯を綴ったという一枚、このジャケットの中央で宙返りしているのは、もしやRedford Stephensの少年時代を切り取ったものなのか、気になるところ。
それでは簡単に順序をそのまま紹介しますね・・・・・・まずはAngryと?uestloveの共同制作「Dun」で静かに幕開け、いつだってそう、何かの始まりは静寂を破ることからなのだろう。そしてそのままに「Sleep」へと流れ込む、Hot Sugerと?uestloveの共同制作。これはまるで白昼夢のよう、纏わりつく様な、魘されるような仄暗いメロディが微睡み、モノクロ調から次第にゆるやかに色彩を強めてゆきます。Khari Mateenと?uestlove、Ray Angryが共同制作した「Make My」では、Dice RawとBig K.R.I.T.が客演参加。ここではふっとカラダが軽くなる様な、ハイでドリーミーなメロディがふわふわと流れる、まるで天国に誘われる様に煌びやかで朗らかなサウンドに救われる。続くBrent "Ritz" Reynoldsと?uestloveが共同制作の「One Time」では、PhonteとDice Rawという盟友が参加。遠い記憶を想い出し辿る様な儚さと朧げ、ザクザクとフラッシュバックにも似たピアノ鍵盤の硬質で冷たい伴奏が、米噛を強く殴打するハードでざらついた流麗曲。DJ Rogers「Where There's A Will(There's A Way)」を激渋にサウンプリングした「Kool On」は?uestloveが単独制作、客演にはGreg PornとTruck Northが参加。ギラギラと眩しくてリッチ且つ華やかで、しなる様なベース弦の紡ぎ出す絢爛で艶やかなメロディ&グルーヴが最高にホット。三人のマイクリレーも本当に素晴らしく、人生という物語に於いてあっという間に、息吐く間に過ぎ去りゆく栄光と幸福の瞬間を見事に描いています(儚)。続く「The OtherSide」は?uestlove、James Poyser、Richard Nicholsの三人が共同制作で、客演にはBilal OliverとGreg Pornが参加。ヒリヒリする程に冷たく尖ったピアノ鍵盤の甲高い音、それを切り裂くハードボイルドなドラムスのビート、静寂をよそに喧騒の続く人生を描いているかの様。そういった哀愁や焦燥、苦悩を影のある美しさで歌い上げるBilalのまろやかで芳醇なヴォーカルにただただ魅了されるばかり(恍惚)。またまたGreg Pornが客演参加した「Stomp」はSean C & LVが制作を担当、エレキギターのひねくれて歪んだメロディが暗く重たく退廃的、その暗闇みたいなメロディ上をMC二人が目をギラギラ光らせ、此方を睨みつけながらライム銃弾をぶっ放します(撃抜)。Dice Raw客演の「Lighthouse」はRick Friedrichと?uestloveが共同制作、眩い程に真っ白にブライトアップされたクリアなメロディがドリーミーに舞い上がる光景が美しい、そんな中でも活き活きと闊歩する様な?uestloveのドラムスがなんだか胸を掴む、清流溢れる水面にも似た輝きが綺麗なメロウチューン。Khari Mateenと?uestloveが制作した「I Remember」は、とにかくLarry Goldの奏でるCelloの音色が印象的で、その壮麗で艶やかな音色を聴いていると、もう二度とは目覚める事の出来ない様な、昏睡し記憶の亡びる感覚を覚える。しかし散る間際というか、消え去る前の最後の瞬きはあまりにも綺麗で、そんな悪魔的ともいえる美しさが全ての熱を奪い、その熱で美しさが煌々と燃えて尽きてゆく様なものを感じたり。オルガンの曇って柔らかなメロディがそして哀しく暗澹とした気持ちにさせる「Tip The Scale」は、?uestloveとRay Angry、Richard NicholsにKhari Mateenが共同で制作。ゆっくりと燃え尽きて灰になるような、そんな儚さと優美さが滲むスモーキーで穏やかなソウルフルなスロウにグッとくる(涙)。そしてここからはインストゥルメンタル曲が四曲、この構成もとても素晴らしいと僕は思います。静かで穏やかな、見守る様なピアノ旋律が美しい「Redford(For Yia-Yia & Pappou」は、シンガーソングライターSufjan Stevensが制作し、その透き通る様な歌声を重ねます。一瞬だけ輝いてそのまま暗転するストリングスが哀しい「Possibility(2nd Movement)」、DD Jacksonが制作に関与した激しい銃撃戦か揉み合いを想起させる烈火の様なドラムス乱打が鮮烈な「Will To Power(3rd Movement)」、すべてが終わり永遠の安息を掴んだ「Finality(4th Movement)」では安堵さえ覚えた僕が居ました(吐息)。壮大なサントラ盤を聴いた様な感覚、ひとつの交響楽団の好演を見終えた様な臨場感と圧倒感と説得力と満足感。表現が下手ですが、そんな印象で一人の男の生涯は幕を閉じるのです。

ひとつの小さな墓碑の前、ひっそりと佇む八人の男達。黒く冷たい雨が傘を叩く、雨の音以外に何も聴こえてはこない、その音は次第とメロディになり、景色はモノクロ、濡れた土の臭いが辺りを包む。雨で濡れた手は凍りつき、身を斬る様な寒さにたまらず、かじかんで上手く動かない手で黒いコートの襟を立てる。コートのポケット、左には雨よりも冷たい銃、男達はポケットに手を突っ込む。左でなく、右のだ。ポケットからは一輪の白いユリの花、墓碑の前にそっと静かに、手向ける、頬を伝うものが雨なのか涙なのか分からない、きっとどちらもだろう。雨が少し弱まった気がするのは、気のせいだろうか.........意味が全く分かりませんが、聴き終えた時に、真っ先にそんな光景が浮かんだので。下手な三文映画を二時間近くも観るぐらいならば、そんなのは観ずに、この一枚を、Redford Stephensの生涯を聴く方が断然と濃密な時間を過ごせます。僕はこのアルバムを車での移動時間に初めて聴きました。夜に運転していて目的地には10分程で着いたのですが(その時まだ『Undun』は途中だった)、最後まで聴きたくて、僕は結局そのまま走り続けました。元々、短めの曲にメッセージを込め連ねるThe Rootsの作風に、とっても合っていたと思います。一枚を通して聴くべき、漆黒に輝く重厚にして壮大な交響曲です(称讃)。僕にとってThe Roots史上、最高の一枚だったと思います(明言)。


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Comments

いつもrootsはいい仕事してますね~
推奨される本文を読んで、早く欲しくなってきました
どうも新譜を買うのが遅くなりがちで・・
ezeeさん、コメント有り難う御座います!
The Roots、やはりカッコイイですね(惚)。彼らでしか創れない音感って有りますよね、痺れました。
本作『Undun』、僕が薦めている倍は良い筈です(筆力不足)。是非、ezeeさんの感想もお待ちしております★

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