RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Fun.「Some Nights」
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Nate Ruess、Andrew Dost、Jack Antonoffの三人により結成されたN.Y.出身のポップロックバンド、Fun.の通算二作目となる『Something Nights』を御紹介。普段から黒音楽ばかりしか聴かない偏屈な僕は、このFun.の存在を全く知りませんでした(無知)。そんな僕がFun.を知ったのは、本作に客演参加しているJanelle Monae経由にて。Nate Ruessはヴォーカル、Jeff Antonoffはギターとトランペット、Andrew Dostはピアノにギターにドラムスにベースとほぼ全部の楽器演奏をこなすというマルチプレイヤーだそう。このFun.『Something Nights』を送り出したのが、Fal Out BoyやParamoreやGym Class Heroesなどを輩出し、かなり勢いのある老舗レーベルである“Fueled by Ramen”。
それではざっと僕の拙い感想をつらつら・・・・・・まず本作を紐解く上で全曲に制作に携わっているのが、Kid Cudi作品なんかで御馴染みのJeff BhaskerとEmile Haynie(当然Fun.の面々は全曲の制作に関与)。これはちょっと驚きであると同時に、Kid Cudi作品のファンである僕にとっては“渡りに船”状態。まずはJeff Bhasker制作曲から触れて、幕開けを飾る「Some Nights (Intro)」がそれ。オペラっぽい歌声とディズニー映画のワンシーンを切り取った様な音の継ぎ接ぎ感、そしてなんだかワクワクする様なストリングス展開で一気にFun.の世界に融け込んでしまいます(旅立)。そしてその流れをそのまま汲んで「Some Nights」、鼓舞し奮い立たせる様な、砂煙立ちそうなアフリカンなビートに、Nate Ruessのなんだか羊っぽいホワホワしながらもパワフルなヴォーカルが眩い光を溢れさせながら飛んでゆくアップ曲。本作からのシングル曲となった「We Are Young」では歌姫Janelle Monaeが参加、この曲は静かにだけど小刻みなドラムスに乗っかりズカズカ進むかと思いきや、フックに差し掛かればキラキラとダイアモンドダストみたく舞い上がるピアノ鍵盤の流麗なメロディに、ゆっくりとメリーゴーランドみたいにファンタジックに色彩を滲ませ広がってゆくヴォーカルと、とってもドリーミーで華やかなミッドチューンに仕上がっていて不思議な魅力。そこにJanelle Monaeのキュートでドーリー(お人形さんっぽい)な歌声も重なり、すごく童話チックなんだけどそれでいてアダルトでエレガントな空気感も漂う一曲に。アコースティックギターと乾いた爪弾き音に、雄大な高原で聴こえそうなオルガンっぽい音色が柔らかく全てを包み込む「Carry On」。Nate Ruessのワッと吠えて伸びる歌声はとっても癖がありながら、どこまでも真っ直ぐに純粋で聴く者の心にグングン浸透して、気付けば心底から楽しく温かい気持ちになれてしまいます(魔法)。全員で肩を組み揺れながら、フックの“きゃりおーおーおーおーおん♪”を大合唱したくなるエネルギーに満ちた一曲。ビリビリと電光石火の様に走る電子音と、バキバキに暴れ回るエレキギターの弦音で一気に意識が覚醒するロックチューン「It Gets Better」も、なかなか激しいビートで攻めているんだけど極めて大味なメロディですんなり乗れてしまうし、少しノイジーなエフェクトを効かせたNate Ruessの歌声がポップなもんだから和んでしまいます。途中からのほんのり曇ったフォーキーなメロディ展開とふんわり裏返るファルセットに、どこかThe Beatlesっぽさが匂う「Why Am I The One」もとにかく感傷的で美しい。きっと何十年前に聴いたとしても懐かしかったろうし、この先何十年後に聴いても同じく懐かしいと微笑みが零れそうな、そんなエモーショナルなスロウでグッド。なんだか昔のロック曲をサンプリングした様なキャッチーさと、思わず空を見上げたくなる様な陽気さが見事に融合した「All Alone」もイイ。まだ僕が小さかった頃に、親に手を取られ晴天の遊園地に出かけた時の感触を想い出しました(不思議)。真夜中の冷たく神秘的な夜空にすーっと花火が舞い、あたりを優しく照らすようなホッとする綺麗さが滲む「Stars」。全体的に電子音が使われていて一昔前のポップチューンみたいなチープさが素敵、ブリキのオモチャみたいなレトロ可愛いが炸裂しております(馴染)。とここまでがJeff Bhaskerによる制作曲、という事で全11曲中8曲と大半をJeff Bhaskerが手掛けた事に。あとはEmile Haynieの制作曲、これもとっても良いんですよ。まずは冒頭のピアノ鍵盤の輝かしく眩しい音色、それから生命的なエナジー漲る力強い打ビートで光芒の中に吸い込まれてしまう「All Alright」。滑らかで上品なストリングスを伴いながら、Nate Ruessの素直で純度の高いヴォーカルがゆっくりじんわりと、虹を架ける様に鮮明に光り輝くドリーミーなミッド。間を空けながらブオンブオンと振り回す様な、まるでサーカスっぽい派手で晴れやかなメロディが壮大な「One Foot」は遊び心満載。ここでの曲調やNate Ruessの歌声はどこかQueenを彷彿とさせますね、どうしてだろう、元々歌声も似ているかもしれませんね。本作のエンディングを飾る「Out On The Town」もビートやシンセや鍵盤音が眩くて鮮やかでキラキラしていて、雄大な風が大地を吹き渡る様な爽快感とのどかで豊満な魅力を発揮してくれていますよ(躍動)。

最近は晴れた日の運転中にはこのアルバムを流しています、とっても気に入っているのです(大切)。キャッチーさの中にも新鮮味があって、すごくゴチャゴチャといろんな音が詰まっているのですが、それが楽しいオモチャ箱みたいな魅力になっている作品(童心)。なんと言いますか、いろんなパステルでカラフルに描かれた飛び出す絵本を楽しんだ感触があります、子供の頃のワクワクやドキドキみたいなものを(あの日見つめた空や緑や匂いや手触りを)蘇らせてくれる、そんな素敵なアルバム写真みたいな楽曲ばかり(微笑)。国内盤が出たら絶対に買い直します、まだ聴いていない方(そんな人はいないか、かなり売れている様で全米チャートでも第三位獲得らしいです)は是非ともお薦めします。


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