RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Anthony Hamilton「Back To Love」
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苦労人という印象も強かったが、もはや超メジャーなソウルシンガーとなったAnthony Hamiltonの通算五作目となる『Back To Love』を御紹介。本当にJermaine Dupriに引き揚げて貰うまで、かなりの下積み時代を過ごしたという(あのD'Angeloのバックを務めていたりしたのだそう)Anthony Hamilton。しかしその実力は瞬く間に愛好家に称讃を受け、そのまま順調にリリースを重ねており、もはや業界内においてもかなり安定したリリース量を誇っていると言えますね(安心)。僕もなんだかんだでデビュー盤(インディーズなのだろうか?)『XTC』以外のスタジオ作品は全て所持している次第です(未発表曲を集めたコンピ盤二枚は未所持)。この柔らかな光に包まれたAnthony Hamiltonの横顔が凛としていてカッコイイですね、ジャケットは重要ですよ(執拗)。
それでは簡単になりますが内容を紹介・・・・・・まずはSalaam Remiが制作を担当した「Back To Love」で幕開け、ほんのりと柔らかなホーンの音色とファルセットを器用に操るAnthony Hamiltonの歌声が優しく抱擁し合う、なんとも優雅でセクシーなスロウでたまりません(失神)。なんというか、シルクのドレスをすーっと脱ぎ捨てる様な艶やかさが香っていて、それがどこか寂しげで、幻影となって脳裏にちらついているかの様な感覚を味わえます。「Writing On The Wall」は玄人受け間違い無しのMike Cityが制作を担当、ボロロンと爪弾き奏でるストリングスがライトながらもグッとくるグルーヴを紡ぐミッド。まったりと濃厚なブラック珈琲みたいなコクのあるAnthony Hamiltonの歌声がグッド、聴いているだけで荒涼としたアリゾナ辺りの土地を車でひた走っている気分になるトリップ感(妄想)。本作からの先行カット曲となり話題になったのが「Woo」、あのBabyfaceとAntonio Dixonが共同制作したのも味噌ですね(当然)。とにかくオールソウルを見事に体現したスリリングで刺激的なミッド、これだけ燻し銀にセクシーさを爆発させるシンガー&トラックもそうそう無いでしょう(国宝級)。Anthony Hamiltonの少し枯れたヴォーカルが見事で、真っ黒いグルーヴをビンビンに感じながら一緒に“うーうーうーうー♪”と思わず身を捩ってしまうクールな一曲(挑発的)。続く「Play For Me」もBabyfaceとAntonio Dixonが共同で制作、どことなくゴスペルっぽい澄んだ純度の高いメロディが美しくも淡い色彩。ゆっくりと時間を巻き戻し浸るようなメロディと、すがる様にきつく想い出を抱き締め懇願するAnthony Hamiltonのヴォーカルがたまらず愛しい、思わず涙が零れそうになる別離曲です(胸打)。ここではBack Vocalに参加しているBabyfaceの歌声がはっきりと聴こえてそれもグッド、デュエットまでしていない辺りが憎い演出ですね。Jairus "J. Mo" Mozeeが制作を担当した「Best Of Me」もレトロな香り漂うオールドソウルマナーを踏襲した煌びやかなミッドチューンで、優しくふんわりと包み込む様なAnthony Hamiltonの濃密ビターなんだけれど透明感溢れる歌声が優しく温かいラヴソングに(感動)。「Never Let Go」はJerry "Wonda" Duplessisが制作(Co制作にArden "Keyz" AltinoとAkene "The Champ" Dunkley)を担当、本作の唯一のゲストとなるKeri Hilsonが客演参加しております(意外)。キラキラと眩い電子音を散りばめたマッタリスムージーなデュエットで、Anthony Hamiltomのほっくりする様な温もりたっぷりな歌声と、Keri Hilsonの瑞々しく麗しい歌声の絡みはなかなか良いです(驚)。またもやBabyfaceとAntonio Dixonが共同制作した「Mad」は、ザクザクと切る様に鳴るアコースティックギターの爪弾きと、ドカドカと無骨に鳴るビートがぶつかるブルージー且つファンキーな一曲(魂揺)。「I'll Wait (To Fall In Love)」はThe Avila Brothersが制作を担当、ゆっくり繊細なピアノ旋律に、幾重にも織られたAnthony Hamiltonのミルキーでビターなハーモニーフックが心地良いドリーミーなスロウ(溺)。 「Sucka For You」はKelvin Wootenが制作を担当、これもバキバキとへし折る様なメロディに乗せてAnthony Hamiltonの咆哮気味のヴォーカルが唸る骨太なファンキーチューンでグッド。再びKelvin Wootenが制作の「Baby Girl」は渋い、じっくり焙煎されたトラックと歌声が絶妙にマッチしたダークながら光明射す一曲。Andreao "Fanatic" Heardが制作(Co制作をMike Anzel)の「Who's Loving You」は、緩やかにスルスルと融けてゆくピアノ鍵盤の音色が美しく、どこまでも透明で澄んだ神々しいメロディに心洗われる純白スロウでしんみり。こうやって聴いてゆくと、Anthony Hamiltonのヴォーカルほどエコー(残響)の似合う声質もないのではと思う程、少し後光が差して(幾重にも織られて)ぼやけた輪郭のフックは最高に美しい(溜息)。暈けたオルガン鍵盤の音色を奏でる慈しみ深い「Life Has A Way」はあのJames Poyserが制作、ブルージーで埃っぽいサウンドが彼にはピッタリお似合い。「Broken Man」はAndre Harrisが単独で制作(Back VocalにはあのRyan Toby!)、今にも蒸発して消えそうな水滴みたいな微かな潤いを含んだAnthony Hamiltonの歌声が涙っぽくて、胸を苦しく締めつける失恋曲(傷心)。ズカズカとキックするビートがズキズキ痛む程の真っ直ぐな愛にリンクして鼓動する「I'm Ready」、The Lion's Share制作の重厚にして繊細でドラマチックなトラックが滑らかに輝くタフなラヴソング(真摯)。引き続きThe Lion's Shareが制作の「Fair In Love」も、ほろほろと零れるアコースティックなメロディがマッタリとしたチョコレートソングでたまらない甘美さ(溺愛)。またもやKelvin Wootenが制作した「More Than Enough」もファンクの中にもスウィートで柔らかな感触が残る、ウール仕様のアッパーといった趣でAnthony Hamiltonならではの味わい。bradleyCdavisとAnthony Hamilton、Bruce Irvineが共同制作し、S.O.Stereoが客演参加した「Anthem Of Making Of Love」はまたちょっと違った系統で興味深い。流麗なストリングスを敷き詰めながら、どこかダークで淀んだメロディが妖しい光を纏って揺らめく、アンビエント寸前のソウルといった感じで次第に浸食し蝕まれますね(虜)。

Anthony Hamiltonを以てしてよく使われる“トラディショナル(伝統的)”なソウルという言葉、毎度ながら本当によく理解出来ますね。Cee-Lo Greenが発表した『Lady Killer』を聴いた時に僕がふと感じたのが、実はAnthony Hamiltonが温め、研ぎ続けたサウンドでした。別にCee-Loが真似をしたとかそういう意味ではなく、Anthony Hamiltonみたいなヴィンテージソウルを表現し愛し続けたシンガーが居たから、こういう70〜80年代ソウルのリバイバル流行の土壌になっていたかなと。とにかく皆が口を揃えて傑作だというのも頷ける最高品質、といってもAnthony Hamiltonの諸作品と比べたらなんの変哲も無いのですが(褒言葉)。こういう音楽があるから、いまだにあの頃の熱を失わないまま、ずっと音楽を愛して聴いているんだなと実感しました(賛辞)。発売してすぐに購入し、今頃このブログで書いたのですが、ずっと聴き続けているお気に入りです。


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