RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

08 2017
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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DMX「Undisputed」
dmx-undisputed-cover.jpeg

Swizz Beatzと共に90年代のHip Hop黄金期を盛り上げた猛犬、DMXの通算七作目となる『Undisputed』を御紹介。古くはLL Cool Jの楽曲に参加し人気を拡大、Def Jamと契約してからはJay-Z、Ja Ruleらと共に当時のHip Hop界を牽引し続けた玄人。そのハードなスタイルでSwizz Beatzと共にRuff Rhydersを結成、栄華を極めたのですが、徐々に失速。それもこれもDMXの交通違反や自動車窃盗、違法薬物の常用や動物虐待といったトラブル続きが問題だった様な気がしますね(Swizz Beatzは御存知の通り、また復活し今もシーン最前線で活躍)。一度は宗教に目覚めたりして改心するかと思われましたが(そのおかげでJa Ruleとは和解できたのかも)、やはりその後もトラブル続きで懲役していた気が。なので僕は半ばもう復活は諦めていたのですが、こうしてまさかの復帰作を聴けようとは(驚)。ちなみにDMXとは“Dark Man X”の略称だった筈、これだとちょっとダサイ気がします(笑)。
それでは気になる内容を御紹介したいと思います・・・・・・まずはDMXのガウーーとした歌う様なフロウが煙り立つElite制作の「Intro: Lookin Without Seein」で幕開け、コッチの準備はこれでオーケイ。そして盟友Swizz Beatzが制作を担当した「What They Don't Know」で火蓋を切る、やはりこの二人のタッグには狂喜乱舞してしまいますね(無条件)。Swizz Beatzらしい野太く火を吹くホーンのベッタリした音色が、スカスカなトラックを引き裂くバンギンチューン。こういうシンプルで単純無骨なトラックでこそDMXの咆哮ラップが際立つ、とにかくファンキーで厳ついアッパーで痺れてしまいます(腰抜)。そして続く「Cold World」は、これまたDMXの初期作品から支える盟友Dame GreaseとSnazが共同制作。女性シンガーAdreena Millsを客演に迎えた湿っぽく濡れたソウルフルスロウで、こういう淡くてしとやかな泣き節のトラックでもDMXのゴチゴチなラップが格好良く響くのだから不思議。埃っぽいソウルメロディの中でキラキラ光を受けて輝くAdreena Millsのヴォーカルもグッド、シンプルなだけに味わい深い一曲。本作からの先行カット曲となったのがJ.R. Rotemが制作を担当した「I Don't Dance」、客演にはBad Boyとの契約も話題の期待のホープMachine Gun Kellyが参加。ブーイーブーイーと冷たくシリアスに響く真っ赤なパトランプみたいなシンセの浮つきメロディがクールで、その中をつんざめく凶弾みたいに鋭く殺傷力の高いDMXのラップが最高にホット。しかしそのDMXにも負けない男気溢れる前のめりなラップのMGKもナイス、こういう電気ビリビリ系のスリリングなトラックに二人ともお似合いです。Darius "Deezle" Harrisonが制作を担当し、女性シンガーDani Stevensonが客演参加した「Sucka For Love」が僕的にはお気に入り。それこそ90年代のR&BとHip Hopの絶妙なマッチングを彷彿とさせるスムージーで滑らかな清涼メロウで、途中の少し歪んだ電子音のポコポコとうねる音使いもナイスな隠し味、このサクサクとしたアコースティックギター弦のエッヂとトロピカル風味の打楽器ビートがたまらない(垂涎)。その上をスルリと滑走しドライビンするDMXの軽妙なフロウは無論カッコイイし、Dani Stevensonのちょっと喘ぎ声に近いまろやかなヴォーカルも適度に色っぽくて良い。「I Get Scared」は再びDame Greaseが制作、ピアノやストリングス等を多用したクラシカルでドラマチックな一曲。威風堂々と優雅に荒ぶるDMXのガナリ声ラップと、感情豊かに突き進む女性シンガーAdreena Millsのヴォーカルも御見事。濃霧のように朧げでダークな電子音が闇に蠢くダウナーチューン「Slippin Again」はBirdなる人物が制作、こういうちょっと大袈裟にオカルトなトラックはDMXの十八番かな。再びBirdがEddie Kendricks「Loving You The Second Time Around」をモロにド渋にサンプリングしたソウルフルな「I'm Back」はHip Hopの真髄といった無骨さ、ひたすらヴォーカルとホーンをループさせたファンクの塊トラックに、DMXの銃弾のように突っ切り撃ち抜くラップがやはり格好良くて痺れる(牙)。僕のツボを突きまくって失神してしまったのが、Dame GreaseがFreddie Jackson「Have You Ever Loved Somebody」をネタ使いした甘酸っぱいソウルメロウ「Have You Eva」、Notorious B.I.G.「Juicy」に通ずる柑橘系のフレッシュで果汁の迸る、大胆でキャッチーなサンプリング技に一撃K.O.です(手上)。またこういう歌う様な曲もDMXはさらりとこないしてメロディアスにやってしまう、夏の夜のドライブでカーステレオから大音量で流したい一曲(溺愛)。ブピブピとサイレン音みたいな電子音がグルグルと旋回する鉄板アッパー「Get Your Money Up」は、絶対にSwizz Beatzだと思っていたらまさかのSnaggs制作曲だと(驚)。Earth, Wind & Fire「Keep Your Head To The Sky」をネタ使いした荘厳スロウ「Head Up」はTronzillaによる制作、EW&Fっぽいダイナミックでフューチャリスティックな電子クラシカル曲。硬質なドラムスビートで剣林弾雨の中を全速力で駆け抜ける「Frankenstein」はKannon "Cavir" Crossが制作、このビートだけで捨て身で飛び込む戦術は、獰猛でタフで狂犬なDMXでないと切り抜ける事がおよそ不可能ですね(凶暴)。「Ya'll Don't Really Know」は再びまさかのSwizz Beatzが制作、これはもう完璧にRuff Rhyders節な電子鍵盤を重たく引きずった鋼鉄アッパーで、(良い意味で)あの全盛期のボツ曲なのではと疑ってしまう程。「I Got Your Money」では懐かしの女性MCのKashmeer(あのKashmirだよね?)が参加、Kannon "Cavir" Cross制作のピアノ旋律の洒落込んだ旋律が舞い踊るしなやかなシルキーチューン。Dame GreaseとSnazが共同制作し、Barry White「I'm Gonna Love You Just A Little」をサンプリングした美麗で気品香るドレッシーなソウルチューン「No Love」。華を添えるAdreena Millsの艶やかで鮮やかなルージュみたいなヴォーカルも素敵で、DMXの噛み締め飲み込むようなライムが力強く胸を叩くミッド。最後を締め括るのはPat Gallo制作のザクザクバキバキな電子スクラップアッパー「Already」、これも昔ながらのファンが泣いて喜ぶ咆哮咆哮咆哮で連打の電撃チューンでたまりません(感傷気味)。

あれれ、既報の豪華ゲスト陣(Busta RhymesやTyrese、The Notorious B.I.G.)は結局参加していませんね(愕然)。ちょっと期待していたんですが、まあ予算的に難しい話だったのかな。でもDMX節は健在で安心しました、全く丸くなっておらず相変わらずの強行突破ぶりでしたね(獰猛)。下手すれば90年代にやっていた事の完全な焼き直しで目新しさはゼロ、なんですがこういうDMXが聴きたかったのだから、往年のファンは喜んでいる筈(個人的見解)。デビュー作から五作連続で首位獲得という前人未到の記録を作ったDMXですが、本作の初週セールスは悪くチャート順位も十位圏外という散々な結果に。でもその売り上げの一部を9.11犠牲者へと寄付するとか言っていましたし(DMXはN.Y.のYonkers出身)、なによりセールスは関係なしに復帰作を聴けた事が嬉しいです(感動)。


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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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