RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

08 2017
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Big Boi「Vicious Lies and Dangerous Rumors [Deluxe Edition]」
BigBoi-ViciousLies-And-Dangerous-Rumors1.jpg

Atlantaから飛び出し世界規模の人気を誇るデュオOutKastの片割れ、Big Boiの早くもソロ二作目となる『Vicious Lies and Dangerous Rumors』を御紹介。どちらかといえばAndre 3000の方がクリエイティブで、色々仕掛けそうな気もしていたんですが、やはり彼は自由気ままにあくまでマイペースな芸術家肌。それに引き換えBig BoiはPurple Ribbon Labelを設立したり、アパレル関係にちょっと顔を出したり(それはAndre 3000もだったけど)、レーベルコンピを出したりと、完全なるビジネス家肌ですね。前作もかなり好評だった訳ですが、それからおよそ二年ほどでまた新作をドロップ。このカラフルな塗料を飛び散らしたペイントジャケットがナイス、やっぱりBig Boiもセンス抜群なんですよね(圧巻)。
それではザックリした感想を恥ずかしげもなく書きます・・・・・・まずは盟友であるSleepy Brownが客演参加した「The Thickets」、制作はCy FyreでサンプリングネタにJodeci「Interlude (553-Nasty)」を使うという大胆不敵で素晴らしい妙案。トロトローっと緩やかに流れ落ちる滑らかで煌びやかなウォーターフォール系のシンセメロディがクリアで綺麗、その上をピッチを緩急鋭くつけて走るBig Boiがやはり神懸かり、Sleepy Brownのバターみたいに香り高くて甘いマッタリ声もたまらなく良い。「Apple Of My Eye」はOutKast時代からの旧友であるMr. DJが制作を担当(Co制作にJake Troth)、ここではグリグリとビートがぶつかるレトロで埃っぽいロック風のアッパーが飛び出す面白さ。全編に渡ってBig Boiの声にはノイズ加工を施して、トラックに乗せて軽快にスウィングしながら突進するブルージーでファンキーなクール曲(懐古主義)。制作&客演をポップデュオのPhantogramが担当した「Objectum Sexuality」は、ビカビカと闇を切り裂き発射する光線銃みたいなシンセが妖しくて魅惑たっぷりなサイバーメロウで、昔からのOutKastファンならばこのSF趣味がきっと好みの筈。しかしこの曲はビカビカな電子鍵盤音だけでなく、途中でスルスルと滑るストリングスを挟んだりしてどこかスマートな印象、それもこれもPhantogramの澄んで華やかなヴォーカルが挿入されている賜物かも。T.I.とLudacrisという同郷ATLの猛者が集ったアグレッシヴなアッパー「In The A」は、ShowdownとDJ Aries、BlackOwendが共同制作。これはもう分かり易くてブリブリな鋼鉄ビートがばうんばうんとバウンスして跳ね回る暴走チューンで、その上をむさ苦しくて荒くれ者な剛腕な三人がブンブンとラップを振り回すんだから一瞬で気絶しますね(笑)。Sharif Wilsonが制作(Co制作にBig BoiとChris Carmouche)を担当した「She Hates Me」にはなんとKid Cudiが客演参加、まるで光が洩れるような神秘的なシンセのジワジワとして光芒と、暈したような打ビートが蠢く流麗なトラックは極めて幻想的で美しい。Big Boiの柔らかなフロウも心地良いのですが、やはりKid Cudiのドロッとしながらもなんだかピュアなナイトメアなヴォーカルが癖になるんです(魔法)。Chris CarmoucheとJeron Worldが共同制作した「CPU」は再びPhantogramが客演参加、静寂の中で一筋の光がグラフィカルに波線を描くような近未来的なサウンドはBig Boiの十八番。しかしそんな無機質な電気仕掛けの中でも、PhantogramのSarah Barthelの艶やかで透き通った歌声が輝くから、どこか活き活きとして瑞々しい印象を受けます。Chris CarmoucheとBig Boiが共同制作した「Thom Pettie」では、Killer MikeとLittle Dragonが揃って参加という異色のコンボが実現。デジタライズなビカビカ電子音が交錯する中で、Yukimi Naganoの細くてエロチックな歌声が蜃気楼みたいに揺らめく合体技。Big BoiとKiller Mikeはフロウ繰りが昔から似ていて、相性もピッタリでこのビコボコ凸凹なトラック上を滑走します。The Flushが制作を担当した「Mama Told Me」ではKelly Rowlandが客演で参加、ちょっぴり80年代ポップを思わせるキラキラとしててキュートな電子メロディが華美、Kelly Rowlandの艶っぽく潤いたっぷりなフルーティ声も素敵です。またもやのPhantogramに加え、A$AP Rockyまで参加した「Lines」は同胞であるOrganized Noizeが制作を担当(Co制作にはChris CarmoucheとBig Boi)という嬉しい再会。まるで星屑を満天に散りばめた夜空をクルクルと展開しながら見つめている様な、ヒンヤリ感と仄かな眩さと幻想感が入り混じるスムージーでダークな一曲。初っ端のA$AP RockyのフロウがBig Boiに似ていてビックリ、途中で鍵盤音がどんどん加速しながらSarah Barthelの歌声も光を強めるトランス感触もグッド。John Hillが制作を担当した「Shoes For Running」は、B.o.B.とWavvesが参加したエレクトロロックチューン。当然Wavvesの底抜けにフレッシュで明るい歌フックも、B.o.B.のなんだかモッサリした土臭いフロウも良いんだけれど、やはりBig Boiの超高速でスピンする神業ラップが凄まじ過ぎて驚く(唖然)。MoucheとScarが揃って客演参加している「Raspberries」はArthur McArthurが制作、これまたポワンポワンとシャボンっぽいオルガンの音色が無数に浮かぶような不思議なメロディに乗せて、Big BoiがまるでAndre 3000が憑依したようにマッタリとねちっこく歌うというトリッキーチューン、でも意外と悪くなくてグイグイ惹き込まれるのも事実。Chris Carmoucheが制作した「Tremendous Damage」ではBoskoが客演で参加、これもピアノ鍵盤を軸にしたとってもブルージーで慕情たっぷりな哀愁スロウで、Big Boiは歌や高音で霞んだラップなどを巧く織り交ぜて色彩豊かに仕上げています。Boskoの淡くて滲んだ歌声もなかなか綺麗で乙、このモノクロ調のスロウにピッタリお似合い。ポロポロと爪弾くアコースティックギターがふわふわと聴き手をゆっくり昇天させて夢想の彼方へと導く「Descending」、制作はAndy "Andramadon" Slagle、Gary Fly、Cris Carmoucheの三者共同のよう。Little Dragonも伴って雲上のピンクの靄がかった世界をマッタリと遊泳するような柔らかさ、Big Boiも歌ってしまっているしどことなーくAndre 3000「Prototype」を思わせるトリップ具合(恍惚)。とここまでが本編の内容で、豪華盤にはあと3曲のボーナストラックが追加収録されておりまして。まずはJai Paulが制作した「Higher Res」、客演にはJai PaulとLittle Dragonが参加。これまたザクザクとブツ切りなシンセを駆使した鮮烈サイバー曲で、まるでホログラムみたいにぶれながら形を膨張する三者三様のヴォーカルが見事な浸食っぷり。UGKとBig K.R.I.T.というあまりに雄臭い面子が集結したギラギラ南部チューン「Gossip」 、Organized Noize制作のバキバキへし折るようなビート上で全員が暴れ回っております(痛快)。最後を締め括るのはTheophilus LondonとThe Luceという異色だけど才能溢れる若手を召還した「She Said OK」、Chris Carmouche制作の汗で濡れるようになだらか官能的でドリーミーな曲線メロディが美しく、そのうえを香り豊かな芳醇ヴォーカルがネットリ絡み合う場面がたまらない(溜息)。

Big Boiぐらいのキャリアの他ベテランがこういうサウンドを取り入れ過ぎると、ちょっと流行に迎合し過ぎだと嫌われる傾向にあるかもしれません(新しいサウンドを取り込むのは必要な事なんですが)。でもBig BoiはOutKast時代からこういうサウンドを泳いだ達人だから違和感なし、異論もなし。しかもこの傾向は前作よりもより濃くなっていて、より貪欲に近未来ポップなスタイルを進化させております。Big BoiだからギリギリOKって気もしますね、楽しく聴く事が出来ました。さあBig Boiのソロ二作品を聴いてAndre 3000はどう感じているか、Andre 3000のソロ作品もそろそろ聴きたいところだが。


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