RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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How To Dress Well「Total Loss」
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デビュー作『Love Remains』がPitchforkをはじめとする各音楽メディアで絶賛さえた、How To Dress Wellの通算二作目となる『Total Loss』を御紹介。How To Dress WellはN.Y.はBrooklyn、はたまたドイツのケルンやオーストラリアのメルボルンなどを拠点に活動する、Tom Krell(白人男性)によるソロプロジェクトの名前だそう。音楽のジャンル的にはグローファイ/チルウェイヴといったカテゴライズされているみたいだけれど、僕は詳しくないし、今や音楽がボーダーレスだからハッキリ言って定義も不明(笑)。
それでは無知な僕のザックリした感想をつらり・・・・・・まずは本作の製作陣に注目、全曲がTom KrellとRodaidh McDonaldの共同制作となっています。このRodaidh McDonaldは、The xxのProducerとしても知られる人物、といっても僕はよくは知りません(阿呆)。まず幕開けを飾るのは「When I Was In Trouble」 、Tom Krellのなんだか弱々しくて打ち拉がれた様な歌声がしんしんと降る一曲。重たくどんよりとして雨雲を切り裂き、天空から一筋の陽光が射し込むような、明暗が絶妙に溶け合った神秘的なコントラストの静寂曲。そのまま光は煙るような雨へと変わり、聴き手の鼓膜を冷たく包み込みまた夜更けへとトリップしてしまう「Cold Nites」。ゆっくりと白い吐息みたいに薄く儚げにぼやけるTom Krellのファルセットは、毒々しくも美しくもあり。壮大な空を自由に飛び回る小鳥のさえずりが遠くで聴こえ、それを破るように水へ飛び込む音でスタートする「Say My Name Or Say Whatever」も神秘的。ひらひらと天空から舞い降りる花弁みたいな芳しいメロディ、残響混じりにどこか遠くで誰かが囁いているようなTom Krellの優しくもシニカルな歌声が浸透してくる。ブツブツと途切れるノイズと指スナップ、息継ぎがグルグルと絡み合って独特なビートを紡ぐ「Running Back」、ここでのTom Krellの歌声はとても冷たく鋭利で静けさの中にも青白い炎が燃えているの見えて来る。そのまま指スナップを効かせてスウィングするゴスペルアカペラ風味な「& It Was U」、この余計な音を削ぎ落としたトラックが中毒性高くて困る。どこまでも美しく聡明で滑らかなストリングスが光芒となってすべてを眩く包み込む「World I Need You, Won't Be Without You (Poem)」、これはインストゥルメンタル曲なんだけれど何度も聴いてしまう一曲で、読書の時なんかはこの一曲だけをリピートしてたりします。「Struggle」ではかなり遠くの異次元から聴こえるような朧げなヴォーカルがじわじわ浸食、途中からはテクノっぽい電子トリップ部分もあって面白い一曲。ピチョンピチョンと地面に落ちて弾ける水滴みたいな、キラキラした電子音の瞬きが鮮やかな「How Many?」も、Tom Krellのどこまでも澄み切ったヴォーカルが胸を洗う一曲。じんわりやんわりと色彩を変える壮麗なストリングスが、まるでだんだんと白んでくる夜明け前の大空のコントラストと重なる「Talking To You」、対話式の詩もとても独特で自分を見つめ直させてくれるのです(閉篭)。太陽が真っ逆さまに堕ちて来たような、鮮烈な電子音の熱放出がインパクト大な「Set It Right」は、どことなくアフリカ音楽的な圧倒的なスケールを感じる一曲。水平線の向こうにトロトロと堕ちてゆくオレンジ色の太陽、まるで蒼い海原が太陽をそっと飲み込むような、不思議で茫然とさせられる美しき旋律の「Ocean Floor For Everything」で幕を閉じるこの作品は芸術そのもの。しかし、本作にはダウンロードボーナス曲がありまして、特典シール裏面にあるサイトアドレスにてコードを入力すると、三曲ダウンロードする事が可能なのです(国内盤のみかもしれません)。それもかなり貴重で、まずは音をなるべく排除してTom Krellの淡く繊細なハミングを重ねた「Set It Right (Acapella)」。霧雨みたいな冷たいアコースティックギターの弾き語り「Blue Crystal Fire」は、Robbie Bashoの同名曲のカバーで、Tom Krellのブルージーな歌い口に浸るばかり。そして大目玉なのはやはり「Again」ですよね、あのJanet Jacksonの名曲をカバーしたもの(失神)。原曲もやはり静寂の中でJanet Jacksonのウィスパー声がしんみり響く名曲だった訳で、これをTom Krellが選んでカバーするのは当然の流れかと。でもこれが完璧にHow To Dress Well流に仕上がっていて、静かで脆くてどこか薄氷みたいな危うさも滲んでいるとうか、だからこそより幻想的で霞がかったモダンなテイストに仕上がっています(賛美)。

僕は音楽に詳しくないので、こういった音楽がどんなジャンルにカテゴライズされるか、全く分かりません。でも僕はこの作品をほぼR&Bだと捉えて聴いているし、How To Dress Wellに対してもR&Bシンガーといった感覚で捉えていたりして。それぐらいにR&Bライクな作品、だからこそ僕も聴き易いんだと思います。ちなみにド素人の僕でも、超メジャーなチルウェイヴ系統のアルバムはちょこちょこと合間見つけては聴いてみたのですが、どれも同じに聴こえてしまい嵌れなかった(苦笑)。でもHow To Dress Wellは違った、最初はR&Bだと思って聴いていたほど。まあ、当人もR&Bの影響をかなり受けていると公言しているらしいし、How To Dress Wellを“Tom Krell”のR&Bソロプロジェクトと紹介している記事もあるので、当然か(笑)。真っ暗闇な深夜を潜り抜け、輝かしい朝陽が射し込む時間帯に、起きているか寝ているかわからないような、微睡んだ気持ちで聴き入りたい一枚。美術館R&Bとでも言いましょうか、それこそ美術館をこのアルバムを聴きながら堪能したくなってしまうんです(近日予定)。


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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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