RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

10 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

ブログランキング
人気ブログランキングへ にほんブログ村 音楽ブログ HIPHOP・ラップへ
にほんブログ村 音楽ブログ R&B・ソウルへ
Q's Tumblr
http://rocqueen.tumblr.com/
Twitter
ブログ内検索
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
音楽
146位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
洋楽
35位
アクセスランキングを見る>>
訪問者数
現在の閲覧者数
Coming Soon
QRコード
暇潰しに携帯でどうぞ
QR
国カウンター
free counters
Category: 女性R&B  Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

Dawn Richard「Goldenheart」
d162f8d30b7f05b5302091a581e34192.jpeg

Diddy率いるR&Bユニット、Diddy-Dirty Moneyの片割れであるDawn Richardの通算二作目となる『Goldenheart』を御紹介。いやはや、まず何故にDirty MoneyにDiddyがガッツリ関与してしまったのか、別にKalenna Harperとのコンビでも充分だったと思うのですが(悲劇)。でもDIddyが所属しなかったら、彼らの『Last Train To Paris』はあれほど前衛的で豪華な作品にならなかったろうけど。そしてDiddy-Dirty Moneyは解体され、もはや二人もシーンから消滅するかと残念に思っていたんですが、まさかのDawn Richardがソロ作を出しましたね(拍手)。しかもDawn Richardはこれが二作目なんですね、彼女は『Been A While』なるアルバムを出した経緯があるんですね、知らなかったです。しかし本作の配給はAltavoz DistributionとOur Dawnなるレーベル、Bad Boyは彼女を手放したんですね(残念)。
それではまたもや無意味ですが感想を書き連ねて・・・・・・まず本作ではほぼ全曲をAndrew "Druski" ScottなるProducerが制作しておりまして、僕は彼を知らないのでさほど有名な人物でもないのでしょうか。二曲を除いて全てがこのDruski制作、という訳でまずは彼が手掛けた楽曲から触れます。さて、まずはクラシック曲のような高級感と滑らかな手触りが上質なトラック「Intro (In The Hearts Tonight)」でスタート。Dawn Richardの艶っぽくてしなやかスレンダーな歌声がすーっと広がる感触は美しく、まるで冷たい深海へとするする沈んでゆくような、そんなディープで透明なメロディに心奪われる幕開け。ツカツカと叩かれる硬質なドラムビートに、ビロビロと蛇のような細いシンセが這い動くダークソリッドな「Return Of A Queen」。この曲は暗澹として淀んだドロドロシンセの塊なんですが、Dawn Richardの歌声が澄んだエメラルドグリーンなので、ダークさの中にも瑞々しさや潤いが含まれていて意外とすんなり鼓膜に浸透。続く「Goliath (Interlude)」にもするりシームレスに繋がり、脈打つように強く鼓動するシンセに呼応するDawn Richardのクリアで紺碧のヴォーカルが鮮烈にして優美、少し空間を蝕みつつもザクザクと切り拓いてゆく感触。ピアノ鍵盤の優麗でいて少し冷たいメロディが聡明な「Riot」は、途中からブイブイと大きくうねって跳ねる波線シンセと四つ打ちビートを装備するも、やはりDawn Richardのスレンダーな銀のようなヴォーカルが滑る事でどこまでも壮美。「Pretty Wicked Things」はまるで秒針を逆さに巻き戻すような、退廃的で重たいメロディがズルズル引きずられるダークミッドで、音数が少ないだけに余計Dawn Richardの歪なリフレインフックがバチバチと弾ける痛烈な感触。ピコポコと鉱石チックな輝きをきらつかせる電子音に、ベッタリ泥臭いクラップビートが地響き立てる「Northern Lights」も、スッキリ清涼な部分とギトギトとオイリーな部分の継ぎ接ぎが面白くて耳に残るTimbaland風味な一曲。「Frequency」もまるで宇宙交信してるかのような電気信号のヒラヒラした音色が不思議、淡雪みたいにじわっと溶けて消えるようなDawn Richardの美しく繊細なファルセット寸前の囁きヴォーカルが見事。ストリングスとピアノ鍵盤のみでほぼ弾き語りに近い重厚なバラード「Warfaire」、聴かせる魅力はもう充分にアリ。ポロポロと零れ堕ちるピアノ鍵盤の一音一音を、鉛玉みたいなズッシリビートが撃ち抜く「Ode To You」も綺麗な中にタフさがあってカッコイイ。ドリーミーでフローラルなシンセが優雅に華やぐ極上トローリな潤いミッド「86」、懐かしいポップ曲から音の引き算をしたような、スカスカ具合がかえってDawn Richardの清涼な歌声に奔放に駆ける空間を与えていて心地良い。Peter Gabriel「In Your Eyes」をネタ使いし四つ打ちで研磨した「In Your Eyes」も、チープにならない程度に遊び心を効かせつつベタベタダンスポップに仕立てて面白い。壮大なスケールで描く静寂の純真バラード「Break Of Dawn」は彼女の真骨頂、雪原を歩くような眩さと純白無垢な輝きにウットリするばかり。「300」もDawn Richardの天空を舞う鳥のような滑空ヴォーカルが壮麗でナイスですし、最後のClaude Debussy「Clair De Lune」をネタ使いした「Goldenheart」での気品溢れるシルキーな歌声もとってもエレガントで素敵です。とここまでがAndrew "Druski" Scottによる制作曲で、あと他にもありまして。「Cleaux」はDeonte Rogersが制作を担当(Co制作にDruski)しており、バチバチと叩き付ける部族っぽい手拍子に柔らかなシンセが激しく点滅するエレクトロチューンでカッコイイ。あとはあのThe Fisticuffsが制作した、バチンと弾け切れそうなドラムビートと裏腹に氷アイシーなシンセがクールに尖って輝く「Tug Of War」の、Dawn Richardの白い吐息みたいなヴォーカルがイイ。

Brandyが好きな方は結構お気に召すのではないかという印象、ディープではあるけれどけして端麗さが際立つスッキリした後味の清廉系のヴォーカル。これはR&B作品ではないのだけれど、僕は結構好きで何度も聴いている一枚、下手したら音楽通にこそ好評な(?)Solangeの『True』よりも聴いているんです。いろいろと実験的なトラックを使いつつも、R&Bっぽい感触はあちらこちらに見え隠れするアヴァンギャルドな一枚かと。あと最近でいえばLeona Lewis『Glassheart』と対にして聴いて欲しい一枚、サウンド趣向は似ているけれど明暗を分けるような感じ(同じく“Heart”繋がりであるのも含めて)。DIddyと別離してもやっていける、そう確信させてくれたなかなか芯のある一枚で御座いました(美味)。


スポンサーサイト

テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

Comments

Leave a Comment