RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

08 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

ブログランキング
人気ブログランキングへ にほんブログ村 音楽ブログ HIPHOP・ラップへ
にほんブログ村 音楽ブログ R&B・ソウルへ
Q's Tumblr
http://rocqueen.tumblr.com/
Twitter
ブログ内検索
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
音楽
125位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
洋楽
33位
アクセスランキングを見る>>
訪問者数
現在の閲覧者数
Coming Soon
QRコード
暇潰しに携帯でどうぞ
QR
国カウンター
free counters
Category: 男性R&B  Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

Prince「For You」
Prince-For-You.jpg

唯一無二の天才、にしてちょっぴり変態な鬼才、Princeの記念すべき処女作『For You』を御紹介。R&B好きでなくとも、また音楽好きでなくとも絶対に名前は知っているであろうPrince。ここ日本では“殿下”と呼ばれ愛されるPrince、僕もPrinceのことを結構愛しているがゆえに、みんなと同じく殿下と呼ぶのは嫌で、呼びません(笑)。そんなPrinceの処女作『For You』について、ちょっとした前置きを。本作はPrinceがまだ15歳の時に友人宅でデモテープとしてすでに録音されていたというのが驚き、そして17歳の時にはこのデモテープを持って単身ニューヨークに渡り、レコード会社に売り込んでいたんだそう。そして彼はワーナーブラザーズとの契約を勝ち取ります、その時の契約条件が凄い。条件には“本盤のレコーディングもすべてPrince一人でプレイする”、“自分以外のプロデューサーの介入は認めない”、“すべての制作はPrinceがコントロールする”、“契約金は100万ドル以上”という、およそ新人とは(しかも20歳前の青年とは)思えない自信。そしてこの破格の条件を、かのワーナーに飲み込ませたというだけでも、Princeの才能たるやを証明した作品な訳です。
それでは作品の素晴らしさに反比例して稚拙な感想ですがひとつ・・・・・・まずはPrinceのひとりゴスペル劇(とでも書こう)でしっとりと神聖に幕を開ける「For You」からして神懸かり、これほどに綺麗で澄んだファルセットを出せるかと驚かされるPrinceの繊細さが爆発した一曲。楽器無しでPrince自身の声だけでこの厚みと壮麗さ、一気に閃光を放って聴き手は目暈を起こして飲み込まれる静かなるビッグバン(鳥肌)。電子鍵盤のビュイビュイと尖って広がる感触がなんともネットリと心地良い、アメーバみたいなエレクトロファンク「In Love」も素晴らしい。どことなくEW&F的なスペイシーさとクールネス(Princeが全編を通してファルセットで滑る辺りも)、そして華やかで柔らかなソフト電子音がとってもまろやかなグルーヴを紡ぎ出すフワフワな一曲。カラフルな電子音がベチャッと飛沫をあげてメロディを描く「Soft And Wet」は本作からのシングルカット曲、キャンディみたく甘くて弾けるこのポップさはやはり痛快そのもの。なんだけどPrinceがじっとりと舐め上げるようなファルセットと、ネットリ吐息をビートに織り交ぜる事で、どこか蜜みたくトローリした甘味も残している感じも素晴らしい。アコースティックギターをほろほろと爪弾き零すフォークスロウ「Crazy You」の純朴なサウンドは罠、そんな爽やかなメロディの後ろでキューンと宇宙を流れる小隕石みたいなシンセの鳴りも、ズバリ的確で味のあるアクセント(痺)。電子鍵盤のゆるやかなメロディの跳ねに乗せて、軽快にサクサクと突き進むPrinceの華美なファルセットが気持ち良いディスコチューン「Just As Long As We're Together」は、中盤以降でファルセットを止め地声で歌うその落差がとってもセクシー(衝撃)。晴れた空の下で小鳥がさえずるように、Princeが囁きかけるような裏声でハートをきゅっと締めつける透明感溢れるバラード「Baby」の清らかさはたまらない(浸透)。聴いているうちに気付けばもう雲の上、柔らかな雲を触りながらゴロンと寝転がってそのまま抱かれるような夢心地。「My Love Is Forever」は晴れやかで心躍る様なメロディが率直にキュート、思わずステップを踏みたくなる様な角砂糖ミッドでほんのり甘くて素敵ですね。ちょっぴりドロッとしたギターを爪弾き鳴らす深海バラード「So Blue」はとても深淵で目の醒めるような蒼さ、聴いてるだけで波に飲まれてスーッと深海へと沈んでゆく心地、だけどそれは鮮烈さと清冽さだけが胸を打つ心地良い感触で(漂流)。最後を締め括るのはとっても骨太でファンクの効いたアップ「I'm Yours」、このぶっとく激しい衝突メロディ上でファルセットで悶えるような叫び声を上げるPrinceの悩ましさといったらエグイ、本作でも随一の超絶テクニカルなギタープレイを堪能できる点も書き記しておきます(感動)。

とにかく褒め讃えたんですが、実は本作はセールスがあまり振るわなかったそう(謎)。結果、Princeはこの時の赤字を補填する為に、その後は少しキャッチーな形にしたとかしないとか(逸話)。世間的には“まだ天才が自分をまとめきれず溢れ返っている”なんて評もあるようですが、僕なんかはとっても凛として柔らかくナイーヴで、そういう意味でなんだか繊細で深くて大好きな一枚なんです(溺愛)。普通ならばPrince入門としてはやはり『Purple Rain』なんでしょうが、僕としては入門編はこの『For You』だと思います。それほどPrince独特の灰汁みたいなのもまだ薄いですしね(笑)、しかし本盤はなかなか見つからないというのも伝えておきます。ただ熱心に中古屋を漁り続ければ、ぽろっと発見出来たりしますよ(浪漫)。


スポンサーサイト

テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

Comments

Leave a Comment