RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

08 2017
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Justin Timberlake「The 20/20 Experience [Deluxe Edition]」
Justin-Timberlake-The-20_20-Experience-Deluxe-Version-2013.jpg

今や立派なハリウッド俳優の仲間入りを果たした感のある、Justin Timberlakeのソロ通算三作目『The 20/20 Experience [Deluxe Edition]』を御紹介。ソロ、とか書くのはもう止めた方が良いというのも重々分かっているのですが、やはり'N Sync時代から彼を追い続けている熱狂的ファンとしては、ソロと明記したくもなるのです(許可)。全世界で絶賛の嵐だった前作『FutureSex/LoveSounds』からおよそ七年ぶり、七年間の沈黙ですよ、それは新作発売の報で全世界が沸き立つ訳ですよ(そうは言っても、あそこまでの熱狂になるとは予想だにしなかった)。その七年間に映画俳優として数本の主役もこなしつつも、Rihannaに楽曲提供したりあちこちで客演したりと、一応は音楽活動も少しずつやっていたんですが、だからこそずっと待ち焦がれていたんです。余談ですが本作の題名は、米国でいう標準視力“20/20 vision(20フィート離れた1/3インチ径の文字を識別できる視力、日本での“視力1.0”相当)”から来ているらしく、Justin Timberlake(以降JTと省略表記)が本作の仕上がりを友人に聴かせたところ“まるで目に見えるような音楽”と形容されたところが発想の源らしいです(ジャケットに写る機械は視力検査のもの)。
それではザックリと感想書くので批判は勘弁してください(陳謝)・・・・・・まずは本編の全曲を手掛けるのは、Timbaland、JT、Jerome "J-Roc" Harmonの三人。そしてもう一人、ソングライトに関与している重要人物がJames Fauntleroyで、彼のここでの功績が大きい事も先述しておきます。さあ、まずは「Pusher Love Girl」で幕開け、冒頭の滑らかでしとやかなストリングスは潤いたっぷりに輝く訳ですが、その音の雫から突然とベチョベチョと泥濘が出現し湿ったビートが凝縮され放出される変態っぷり。しかしそんな中でもジェントルなJTの繊細で美しいファルセットは綺麗に滑降、結果として田舎臭くも華やかなソウルチューンに仕上がっています。後半ではザクザクにチョップした電子ビートが鋭利に鼓膜を刻んでくる、意識はここで完全覚醒。「Suit & Tie」は本作の先行シングル、客演には御存知の帝王Jay-Zが堂々の参加。冒頭でガッツリとドロドロ加工したスクリュー仕様はトレンドを押さえた部分で後付けな気もしますね、しかしその後に続く部分は煌びやかなホーンにピアノ鍵盤にハープにと豪華絢爛にしてラグジュアリーなお洒落ソウルが展開。それもその筈サンプリングにSly, Slick & Wicked「Sho' Nuff」が使用されていて、まるで爪先でクルクルと滑るように旋回するJTの晶玉のような艶やかなファルセットにうっとり墜ちる(溺)。しかしJay-Zが登場し女性の漆黒のドレスをするりと脱がすようにラップした後は、一気に音の引き算が始まって幾分かトーンダウンしヴォーカルにピンスポットを当て、まるで大きな満月が地上に墜ちてきたかのようなインパクト(引力)を感じる造りも面白い。ちょっと聴きにはインド民謡みたいな音を散りばめている「Don't Hold The Wall」、ジメジメとした湿地で蒸せ返るような熱気を帯びたビートを軸に、裸足でベタベタとリズムを踏んで蹴るようなネイティヴなエナジーが爆発したダンスチューン。ここではTimbalandが久々に涼しげな虫の音を転がすという自然回帰を披露、密生林の奥地で繰り広げるような生きたビートの交錯が最高にホット。Justin Timberlakeの無重力空間を浮遊するような、甘美で本能的でちょっぴり神経質なファルセットが鼓膜を撫でる極上のラヴソング「Strawberry Bubblegum」も最強。塵ひとつない壮大な宇宙空間にポツンと愛し合う二人だけいるような(虚無感の中にいてはじめて存在がくっきりと輪郭を成すような)、静寂という硝子でできた美しい細工品のよう。“君しか見えない”という使い古された言葉を“視野狭窄”としてぶつける、なんともJustin Timberlakeらしい病的な愛情表現が際立ち溢れ返る(褒言葉)「Tunnel Vision」のトリップ感たるや、聴いているうちにどんどんと狭く細い電子音世界に吸い込まれるような、ブラックホール体験をしているうちに歪みのマーブルの中に囚われてしまう、シリアスで目まぐるしい鋭利なラヴソング(刺)。やはりここでのTimbalandの口音ベチャクチャの応酬は圧巻で変態ビートの暴君である事を歴然と証明していますね、狭い空間にグイグイ吸い込まれている筈で、視界もどんどん狭められている筈なのに、眼前では驚くほど景観がビュンビュンと過ぎ去り、鮮やかな色味がバシバシと拡大するという不思議な体感。前作から顕著なPrince趣味が滲んでは洩れ出ている極上バラード「Spaceship Coupe」、抱擁し絡みついた時の遠のく意識と無重力に浮かぶ宇宙船の異質な蠢きがリンクするような、ネットリと濃密で官能的でいて、ちょっとした息苦しさ(胸がキュッと静かに詰まる)が歓びに転ずるような水素でできたドリーミーなバラード(目暈)。JTの出自を思わせるような良い意味で泥臭く粘り気のあるソウルフルな生演奏が鼓膜にファンクをこびり付ける「That Girl」も、一瞬この作品では浮くかなと思いつつもしっかり安定して流れを汲んでいる不思議(笑)。Michael Jackson「Wanna Be Startin' Somethin'」と「Workin' Day And Night」を意識せずには聴けなかった「Let The Groove Get In」は、亜熱帯ビートに塗れてジャングルビートのゲリラ豪雨の中でリズム踏み続ける最強のダンスチューン。ビチャビチャカラフルなメロディが弾け飛び散るような本編も好きなんだけれど、後半でトラディショナルな泥臭い音がだんだんと洗練され、メタリックでシャープな電子音に変形し颯爽と駆け抜けるトランスフォームがたまらなく格好良いではないか(絶叫)。ギアチェンジするようにファルセットで歌声を挿れて加速するJTの感触と言い、後半で僕はEW&Fの面影(グルーヴ)なんかも感じてしまったのですが。モノクロで仕上げた仰々しく劇的なクラップミッド「Mirrors」は、アーバンポップの系譜を継ぎつつもやはり一線を画すドラマチックでアーシーなスロウ。美麗な極光が射すからこそすべては白黒と化し色を失う、けれどそこにはただただ意識を鮮やかに吹き飛ばすほどの眩さが踊っていて心地良い(包容)。最後を飾るのは静寂のバラード「Blue Ocean Floor」、現在から過去へと逆回し再生の映像を観ているような、大海がするすると萎んで小さな泉へと帰化するような、そんな不思議な景色を青く澄んだ音色で紡ぐような退廃的なドリーミーさが滲む。ゆっくりと静かな海の底へスルスルと沈んで、その深く暗い奥底から、水面に映り洩れる小さな光芒をそっと見つめるような、そんな冷たくも美しく淡いメロディが胸にじんわりと沁み渡る。なんの加工もなくゆらゆらと青波に揺らめき消えるJTの繊細で悩ましいインソムニア的ファルセットも、どこか病的な美しさを纏っていて、涙に溺れて窒息するような滲んだ温もりが鼓膜を伝います。
とここまでが本編の内容で、国内盤(豪華盤)には加えてあと二曲が追加収録されておりまして。まずはバグパイプっぽい音色がブビーと垂れ流されたダートなミッド「Dress On」、制作はRob KnoxとJustin Timberlakeの共同制作。柔らかく甘いしっとりと上品な部分もありながら、どこか悪魔的でダークでソリッドな部分が男性の理性で隠せない衝動的な欲情にリンクしてズシンズシンと響きます。ここではTimbalandがラップで参加していて、なかなか良い味出しております。完全にTimbaland趣味と思わせておいて、まさかのRob KnoxとJustin Timberlakeが共同制作した「Body Count」は、フックでのJTのチクタクと細かく刻む歌唱があまりに鋭利で鼓膜をズタズタにしてくれる圧巻の疾走チューン。ここで感じるのはJTの変幻自在のヴォーカルワーク、様々な表情の歌声を緻密に重ねコラージュした造りが素晴らしくまるでアートです(昇華)。しかしどちらの曲も素晴らしい出来映えながら、完全に流れとしては不要になっているのは残念。明らかに「Blue Ocean Floor」で本編は閉じて良かったですね。だからこそボーナス曲扱いなのは分かっているんですが、これなら二枚組仕様にすべきだったかも(我侭)。

ハッキリ言ってあんなに皆がこぞって絶賛していたし、もうここで書くまいかと思いましたが、僕はれっきとしたJustin Timberlakeフリークなのでやはり書きました(無心)。ここで絶賛する必要もありませんが、確実に音楽を数ミリ前進さえた前衛的な一枚だと思います(賛辞)。どう形容しましょうか、James Fauntleroyが織った滑らかで上質な生地を使い、それをゴテゴテだけれど幻想的な刺繍をTimbalandとJerome "J-Roc" Harmonが施し、それを華麗に着こなし完璧なまでのドレスアップをしたJustin Timberlakeが主宰する夜会に、僕ら聴き手が時間も忘れて夜通しと踊り明かしたような気持ちにさせてくれる、夢の様な一枚です(意味不明)。ただ本作を聴いていて感じるのが録音時期のチグハグ感、明らかに最近録ったとかでないような(つまり『FutureSex/LoveSounds』の流れを色濃く汲んだような)サウンドも散見されて、それを今風に手を入れて焼き直したようの感じるんだけど、違うのだろうか(全くもって物言いではなく、そんな気がしたという囈言)。本作の続編となる『The 20/20 Experience: 2 of 2』(仮題かもしれない)も9月のリリースという話ですし、2013年はJsutin Timberlake一色で終わりそうかも(狂喜乱舞)。ヴィンテージを取り入れつつも前衛的でクラシカル、独自にスタイリッシュソウルなる範疇を造型した素晴らしい一枚、確かに僕の視野が広がりました(敬服)。


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