RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

06 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

ブログランキング
人気ブログランキングへ にほんブログ村 音楽ブログ HIPHOP・ラップへ
にほんブログ村 音楽ブログ R&B・ソウルへ
Q's Tumblr
http://rocqueen.tumblr.com/
Twitter
ブログ内検索
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
音楽
85位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
洋楽
22位
アクセスランキングを見る>>
訪問者数
現在の閲覧者数
Coming Soon
QRコード
暇潰しに携帯でどうぞ
QR
国カウンター
free counters
Category: 男性R&B  Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

Mack Wilds「New York A Love Story」
mack-wilds-new-york-lp-lead.jpg

あのSalaam Remiが自信を持って送り出す新人シンガー、Mack Wildsの記念すべきデビューアルバム『New York A Love Story』を御紹介。Mack Wildsはあの米人気TVドラマ『新ビバリーヒルズ青春白書』なんかにも出演しているTristan Wildsなんです。そして、そんなMack Wildsをバックアップするのが御存知、Salaam Remi。古くはThe FugeesやNas、最近ではAmy WinehouseやJazmine SullivanやMiguelなどを手掛ける、言わずと知れた鉄腕Producerの一人。そのSalaam Remiが新たに設立したレーベル“RemiFa Music”(このレーベルは“Louder Than Life Group”の中の一部門であり、もう一つは“Flying Buddha Records”)から、期待の新人としてデビューを飾ったのがこのMack Wildsという訳です。
それでは簡単な感想をチョロチョロと書いて・・・・・・まずはそのSalaam Remiが制作を担当した、The Lafayette「Hihache」をべったりサンプリングした重厚なクラシカルR&Bチューン「Wild Things」でスタート。それこそAmy Winehouseを彷彿とさせるヘヴィーで華麗なストリングスを敷き詰めた迫力ある流麗曲で、ちょっぴりヘナチョコでラップ気味なMack Wildsのヴォーカルがそっと乗っかる感じ。それをバクっと飲み込むような怪物テイストな歪みエフェクトのかかった、Method Manのラップが飛び交うスリルたっぷりな客演がグッド。超の付くド定番ネタ曲のThe Moments「What's My Name」を下敷きにしたゾクゾクさせるミッド「My Crib」は、Salaam RemiとあのB!nk(ここではBink表記)が共同制作という事で納得。あのスルスルスルスルと解けて絡むような艶麗なストリングスに、Mack Wildsの良い意味で青臭くて柔らかなヴォーカルがナヨっとしなだれる一曲。Mobb Deep「The Learning (Burn)」を下敷きにし、しかもHavocとSalaam Remiが共同制作で再構築をかけた「Henny」は骨太。ベンベンベンベンと不気味に尻上がりに跳ねるアジアンな弦音と硬質なキックは不穏そのもの、トークボックスの鳴りもアクセントにしつつ、前のめりながら涼しげなヴォーカルで滑走するMack Wilds。Salaam RemiとNe-Yoが共同制作で、サンプリングにEric B. & Rakim「Eric B. Is President」をネタ使いというヘンテコ組み合わせな「Own It」はシングル曲。ドロドロと粘着質なビートを駆使するも、途中々々の爽やかな転調と甘酸っぱいMack Wildsの繰り返しフックで、とっても不思議なほろ苦いマーブルな味わいになっている一曲。「MaGic!!!」はSalaam RemiとRico Loveが共同制作、これもビヨヨヨーーーーンと異空間へ捩じ曲げるトリッピーなシンセが一癖アリ、ズッタタタと変則的に打ち込むビートが二癖アリ、の中でとっても幻想的かつ毒々しく蠢き揺らめくMack Wildsの甘酸っぱいヴォーカルで三癖揃う一曲。「Keepin It Real」ではまさかのDJ PremierとSalaam Remiが共同制作(!)、いかにもPrimoな骨太で漆黒でギラギラしたベース弦の唸りとキックビートが厳ついミッド、その中でふわふわと浮かび上がる煙のようなMack Wildsの柔らく艶っぽいファルセットがもう病みつき(溺)。Salaam Remiと、いま要注目となっているJames Fauntleroyが共同制作した「U Can Cry To Me」はもう豪華。客演にはなんとRaekwonとDougie Fresh(いや、Doug E. Freshと言いたい)が、揃って参加しているのだから。Rare Earth「Come With Your Lady」をサンプリングした薄くシャアがかった霧雨のような冷たさが滲む壮麗ミッドで、Mack Wildsのミストな歌声がじわじわと鼓膜を浸食するミステリアスな魅力の一曲。「Don't Turn Me Down」は再びSalaam RemiとRico Loveの共同制作、Bob James「Nautilus」を下敷きにトロトロふわふわな電子音を閃かせ、Mack Wildsの繊細な純白のレース生地のような中性的なファルセットが洩れるドリーミーな一曲。「The Sober Up」では、James PoyserとSalaam Remiという懐かし過ぎる黄金タッグが実現(感涙)、フワフワとピンクの靄がかかったシンセが共鳴するアンビエントな朦朧チューンで、その中をやんわりと囁くようなMack Wildsの歌&ラップが漂う感触はDrakeの影響を色濃く感じます。「A New York Love Stroy」はSalaam Remiの単独制作、これは音数を削ぎ落としてストリングスを滴り落とす官能的な湿潤スロウで、途中で女性の囁き声を挿入しつつMack Wildsの濃厚チョコレートみたいなビターな歌声が香るセクシーチューン(実験的)。「Art Of Fallin」はなんとPete Rockが制作を担当、まるでモノクロ映画のワンシーンを切り取ったような可憐さとお洒落さが滲む、フローラルで甘美な一曲でとっても粋です(痺)。「Remember The Time」はそう、あのMichael Jacksonの名曲を大胆不敵にもカバーしてしまった意欲曲。というのも制作にはHavocとSalaam Remiという事で、柔らかなハープ弦の音色を軸に、ゴニャゴニャとトークボックスで音色を足した、不思議と生温かなサイバー仕様になっていて聴き応えアリ。しかもMack Wildsのアンニュイで甘い声がバッチリとハマっていて、無理なく滑らかなカバーに仕上がっていて面白い。最後を締め括るのは、またもやPete Rockが制作を担当した「Duck Sauce」なんだから恐ろしい(笑)。これがPete Rockらしい多少凶暴でゴツゴツしたサンプリングジャングルなアッパーで、鼻にかけたネチっこいラップで畳み掛けるMack Wildsもなかなか美味い。

Salaam Remiがガッツリ関与、そして客演の面子を見ても分かる通り、かなり90年代なR&Bを復刻させた燻し銀な一枚です(懐)。なだけに青くて甘酸っぱいMack Wildsにこの音を渡して、果たして良かったのかどうかちょっぴり疑問が残るのも事実かな(困惑)。いや、Mack Wildsもけして悪い歌声でないし、ソフトなハイトーンヴォイスで聴き易いので良いのですが、他のシンガーがやったらどうだったかと妄想してしまうんですよ(失礼)。まあ、これだけの面子が揃うとどうしても、若手に勿体無いと思ってしまうのかも。ただし、このアルバムはかーなーりー格好良いと思います、あまり話題になっていないのが本当に勿体無いと思います(苦言)。若い子なんかがこれを聴いて、それから90年代のR&Bに興味を持ってくれたら幸い。文句タラタラっぽいけれどMack Wildsの歌声も好き、まだまだ化けられる予感、サウンドもトラックも古めかしくも新鮮、2013年で最も過小評価されている一枚ではないでしょうか(危険)。


スポンサーサイト

テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

Comments

Leave a Comment