RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Earl Sweatshirt「Doris」
Earl-Sweatshirt-Doris2.jpg

ハイパークレイジー芸術家集団OFWGKTAが送り出す新たな刺客、Earl Sweatshirtの記念すべきデビューアルバム『Doris』を御紹介。OFWGKTAの中でも最年少となる19歳のMC、一時期は消息不明みたいな扱いされていた気のするEarl Sweatshirt(記憶曖昧)。法律関係の大学教授をしている(らしい)母親の意向で、どこかの学校に行っていたとかいうオチだった気がするけれど(Tyler, the Creatorとこの母親の折り合いが悪いなんて噂も)、本当に僕はあまり覚えていません(無責任)。でもカムバックしてからは自身のレーベルを設立し、Frank OceanやMac MillerやTyler, the Creatorなどの作品に客演して知名度をガンガン拡大。そして満を持してのデビューアルバム、本当にOFWGKTAって層が厚いなと痛感するばかり(笑)。
それではザックリとまたもや無知に感想だけをつらつら・・・・・・皆様御存知かもしれませんが、本稿中に何度も出てくるrandomblackdudeとは、Earl Sweatshirtの別名で御座います、つまり彼が結構な曲を制作している訳です。まずはMichael "Uzi" Uzowuruが制作を担当した「Pre」では、SK La' Flareが客演参加。どろーっと重たく垂れ流れるおどろおどろしいトラックに、ネッチリと粘性の高いEarl Sweatshirtの邪鬼ラップがしんみり滲みます。Vince Staplesが客演参加した「Burgundy」は、なんとThe Neptunesが(Pharrell単独ではないのだ!)が制作を担当。たった二分の短いトラックながら、The Neptunesらしい美しく煌びやかな惑星探査シンセがめくるめくプラネタリウムチックな一曲でなかなかスペイシー。Samiyanが制作を担当した「20 Wave Caps」では、これまた同じく若手注目株のDomo Genesisが客演参加。ゴシックホラーなオルガン鍵盤っぽいシンセがブアーブアーと蠢く腐敗チューンが味噌、その中でまったりと悪魔的な柔らかさでジワジワ蔓延するEarl SweatshirtとDomo Genesisのラップがたまらなく毒。randomblackdudeとFrank Oceanが共同制作し、そのFrank Oceanが客演でも参加した「Sunday」は、調子っ外れな電子鍵盤の揺らめく音色に、ゴソゴソと蠢く打ビートが面白い闇夜チューン。Frank Oceanはここでは歌わずにラップ(というよりポエトリーディングか)で参加していて、それがまた闇夜に細く射し込む月光のような妖しい光を纏っていてグッドだったり。randomblackdudeとMatt Martiansが共同制作した「Hive」は、Vince StaplesとCasey Veggiesが揃って客演参加。これまた闇夜に浮かぶ暗雲がゆっくりと移ろう様な妖しさ満点、こういうBPM落としまくった蔓延系の電子音を使わせたらこのクルー程に巧い奴らはいないんじゃなかろうか(現時点)。硬質ドラムスとピアノ鍵盤をボロボロと崩しながら零した穴空きトラックが面白い「Chum」は、絶対にThe Neptunes製だと思いきやrandomblackdudeとChristian Richが共同制作、でも最後のファンカデリックな光線の縺れるアウトロにはChad Hugoが関与していたり。ボスであるTyler, the Creatorが制作&客演したサイコパス×Wu-Tang Clanなダークスロウ「Sasquatch」は完全にTylerが喰ってしまっている感、似て非なるをここで実証しております。Christina Rich制作で鼻声のVince Staplesが客演の「Centurion」は、Can「Soup」とDavid Axelrod「A Divine Image」の二曲をネタ使いし二部構成、おどろおどろしいスリラー調のトラック上ですーっと浮かび上がるEarl Sweatshirtのラップはイル。バシバシと打ち放つビートと氷結シンセの掛け合わせがクールな「Uncle Al」、そしてMac Millerが客演参加した「Guild」はrandomblackdudeが制作を担当。特に後者はエフェクトかけたゾンビ風の被膜ヴォーカルが病み付きで、これにハマってしまうと中々抜け出せない事必至。RZAが制作&客演で参加し、サンプリングネタにLennie Hibbert「Rose Len」を使用した「Molasses」は完璧RZA趣味で痛快。アジアン風で埃っぽい曇りメロディの中で、墨汁みたいに幽玄として線の細いラップが魅力アリ。再びTyler, the Creatorが制作&客演で参加した「Whoa」、なんというか臓器みたいな生温かい電子音のヌメるトラックが耳にこびり付きますね(目眩)。あのBADBADNOTGOODが制作している「Hoarse」はやはり際立っていて、濃霧に濡れたように冷たい弦音がグニャグニャ変形しながら意識に浸透してくるインソムニアな毒曲。Christian RichがThe Magictones「I've Changed」をサンプリングしたちょっぴりメロウな「Knight」はDomo Genesisが客演、トラックがとっても麗しく滑らかで、悪魔的ではあるけれどスウィートさが残っています。

Earl SweatshirtがJay Z『MCHG』をして、“あまり好きじゃない”と評していたっけ。それはJay Zの魅力は認めた上で、『MCHG』でのスタイルは好きでないと語っていて、それは僕も激しく同感したのを覚えています。では本作はどうだったか、うん、確かにEarl Sweatshirtならではのスタイルが濃厚に滲み出ていて良いんだけど、そのスタイルはそんな僕は好きでもなかったかも(現時点)。本作は同じく現代を代表するクルーA$AP Mobのメンバー、A$AP Fergのデビュー盤と同日発売ってのが話題になりましたが、僕はA$AP FERGの方が楽しめたかな(世間様ではEarl Sweatshirt勝ちっぽいが)。ただ、サウンド面ではかなり先進的で洗練されていて、そういう意味で今の若者がドハマりしちゃうのも納得、これから先がますます楽しみな一人で御座います。


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