RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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The Internet「Feel Good」
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Tyler, the Creator率いるOFWGKTAの構成員ながら、そことは離れて自由に活動するデュオ、The Internetの通算ニ作目となる『Feel Good』を御紹介。御存知、The Internetは女性シンガーのSyd The Kidとプロデューサーの(彼はイラストレーターでもある、実に多才)Matt Martiansで構成されるバンド。勿論、Odd Future属という肩書きも大きなトピックではありましたが、それよりも彼らの特異でエモーショナルな感覚が冴え渡ったデビュー作『Purple Naked』のその完成度の高さが、R&B愛好家のあいだでの彼らの人気を確実なものとしました。それから約二年のスパンを挟んでドロップされたのが本作『Feel Good』、当初はデジタル配信のみという事でやきもきしていたのですが、やっとの事でこちらもフィジカルで販売されました(祝福)。
それではこちらの中身について感じたままに・・・・・・まず、まったりゆらゆらと、まるで水面に輝きが揺れるように流水の動きを魅せるとろーりミッド「Tellem (Intro)」。制作はMatthew Martin、Patrick Paige II、Christopher Allan Smith、そしてTay Walkerが共同で制作。SadeやErykah Baduに引けを取らない(は言い過ぎか?)Syd The Kidの柔らかくアンニュイで曇ったヴォーカルが魅惑いっぱい、パシパシと小気味良く叩かれるドラムスが水を打つみたいで心地良い。マレーシア出身のSSWのYunaを客演に起用した「Sunset」、制作はPatrick Paige IIが担当。夕涼みにも似たすーっと透明感のある涼しさが漂うトラックは正に夢見心地。ちょっぴり淀みのある(褒言葉)Syd The Kidのヴォーカルとは対照的に、真水のようにサラサラと純度の高いYunaのヴォーカルの絡み合いが気持ち良い、ちょっぴりボサノヴァ風味な一曲かな。振動を含んでバウンスするシンセサイザーの跳ねがチープにSFチックで気持ち良い「Dont'cha」、制作はMatthew MartinにSyd Bennett、Mike Einziger、Patrick haige II。そしてトピックはこの曲には、The Neptunesの片割れであるChad Hugoも制作に関与しております(喜)。これでもかってぐらいにSyd The Kidの優しくほんわか囁くフェザータッチな歌声がするりと抜けてゆく、その感触がくすぐったくもジワジワ鼓膜を引きずってゆくグルーヴィチューン。男性シンガーTay Walkerとの極上の絡みが聴ける官能的なスロウジャム「You Don't Even Know」なんかはネオソウルな位置付け、制作はMatthew Martin、Patrick Paige II、Christopher Allan Smithが共同で。Syd The Kidの案外可愛過ぎる(毒気少々)なヴォーカルを、Tay Walkerの逞しくセクシーなヴォーカルがカラメル色でコーティングしてしまう骨抜きスロウですね(悶絶)。Matthew MartinとTerence Brownの共同制作で、8分にも及ぶ2曲繋ぎの「Pupil / The Patience」。前半を颯爽と駆け抜ける不規則Jazzyな転調チューン、後半をAndre 3000を薄めて上品にしたようなピンク靄のかかった昇天グルーヴィなインストでl構築しております(技巧派)。Syd The Kidの甘く切なげな歌声がプカプカと浮かび上がる「Red Balloon」、制作はSteven Brunerが担当。ふんわりとシャアのかかったサテン生地のソウルチューンで、Syd The Kidの甘ったるいヴォーカルと相俟ってその滑らかな耳触りにウットリ(堕落)。Matthew Martin、Patrick Paige II、Christopher Allan Smith、Tay Walkerが共同制作の「Cloud Of Our Own」は、汗をかいたカクテルグラスのようにじっとり濡れてセクシーなメロウトラックが最高に美しくて可憐。再びTay Walkerが客演参加した「Runnin'」はMatthew Martinが単独制作、ぼんやりと響く低温なSyd The Kidのヴォーカルを急き立て、軽やかに疾走するTay Walkerのウッディな歌声が流麗で美しいです。スモーキーでいながらも潤いを含んで膨張もする粘液ミッド「Matt's Apartment」もMatthew Martinが単独制作、この狭い密室的な空気感の漂うアーシーなトラックは微睡み加減が絶妙で飲み込まれる(虜)。Syd Bennett制作の「Shadow Dance」のホロホロと角砂糖が溶けてゆくような、そんな甘美マーブルな極上スロウなトラックに、優しく幻影のように薄く閃くSyd The Kidの低温なヴォーカルがジワジワ効いてきます(堕落)。Matthew Martin制作の「Wanders Of The Mind」ではMac Millerが客演参加、キラキラ煌めきながら深海へと落ちてゆくようなアクアリウムソウル曲で、Jazzの心得もあるMac Milerが小粋なヴォーカルを曇らせ重ねるナイスな一曲。Patrick Paige IIとChristopher Allan Smithが共同制作の「Partners In Crime Part Two」の、めくるめくドラムスや鍵盤音の混沌感がたまらなく漆黒グルーヴィでカッコ良い。最後を飾るのは、あのJesse Boykins IIIが客演参加した至極の一曲「Higher Times」、制作はSyd Bennett、Matthew Martin、Patrick Paige II、Christopher Allan Smith、Tay Walkerと総動員。ここではJBIIIの喘ぎ声のように生温かくも艶やかなトロトロな歌声が始終聴き手の鼓膜を愛撫しまくり、そして途中でスロウダウンしてダラダラドロドロと白昼夢なトラックへと流れ込む。その場面転換は愛撫、密接、昇天、目醒めへの時間経過そのままな濃密でエモーショナルな一曲。

それでこそ今も多くの若手実力派集団がしのぎを削っている訳ですが、その層の厚さでいえばOFWGKTAの右に出るグループは居ないのかもしれません。このThe Internet然り、Frank OseanやEarl Sweatshirtなど色物過ぎる濃い芸術家集団といった感じで目が離せない。本作のThe Internetもやはりドープでイル、なかなかこういうR&Bグループもいませんね。これでもっとSyd The Kidが美しかったら......なんて言ってはいけませんね(禁忌)。


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