RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Michael Jackson「Xscape」
Michael-Jackson-XSCAPE-Deluxe.jpg

まさかまたこの御仁の新作の感想を書く時が来ようとは、今は亡きMichael Jacksonの没後第二弾作品『Xscape』を御紹介。没後に制作された前作『Michael』があまりに多くの問題を孕みながらのリリースだっただけに、ファン達もどこか興醒めしながら聴いた印象がある、生前のMichael Jacksonのヴォーカルにトラックを合わせるこの企画。しかし、水面下ではあれからまた制作に取りかかっていたらしく、今回その指揮を執っていたのはかのAntonio "LA" Reid。そして、アルバムのExecutive Producerに任命されたのが、今また脂が乗っている(と言われている)Timbalandという事で、Michael Jacksonの凄さに直接触れていなかった若い世代にも、絶対に注目されるであろう一枚で御座いますね(かく言う私はというと、中学生時分にR&Bを聴くようになり、初めてリアルタイムでリリースされ手にしたのが、Michael Jackson最期の作品となる『Invincible』なのです)。
もう言わずもがなの作品なのでサクッと書きます・・・・・・John McClain制作のガッツリAORサウンドでまろやかドリーミーに流麗に舞う、Michael Jackson(以降はMJと省略表記)のフローラルなヴォーカルに胸が踊る「Love Never Felt So Good」でスタート。「Off The Wall」期にも通じる爽快で軽妙なディスコソウル調のトラックで、まるで微笑みかけるようにシルキーで柔らかなMJのヴォーカルに思わずホッコリ。クラシカルで丁寧な生楽器演奏もグッドで、なんだかそのまま時間を逆戻ししたような感覚になる一曲。バウンバウンと歪んだ電子音が漏れて鳴るダートな「Chicago」、制作はTimbalandが担当(Co制作にJerome "Jroc" Harmon)。原曲の持つエキゾチックな佇まいは完全に消えて、Timbalandらしいダークホール的な誘因力を持つ陰エナジーが漲った低温ミッドに仕上がっております。同じくTimbaland制作(Co制作にJerome "Jroc" Harmon)の「Loving You」もAORサウンド全開なメロディラインに、彼ららしい溜めの効いたキックとファイバーチックな電子繊維で着飾ったトラックに昇華されていて、ある意味で棘のある美しさが出ています。しかしMJの優美で穏やかな歌声がじんわりとハートに沁みる甘い一曲で、彼がなんだか天国でステップを踏んでるのが見えてきますね(涙)。パッと聴いただけで名曲「Leave Me Alone」を思い出さずにいられないエレファント鍵盤が恰好良い「A Place With No Name」は、なんとStarGateの二人が制作を担当。終始ロウに決めたMJの歌声の鮮烈で鮮麗なシャープな歌声に鼓膜はヒリヒリ、まろやかに起伏する電子音と裏腹にバキバキと蹴るビートの対称さが面白い一曲。「Smooth Criminal」や「Blood On The Dance Floor」にも通ずる、痛々しくて刺激的で傷跡の残る詩がいかにもMJらしい(しかしこの曲は彼が書いてはいない、というのが味噌)「Slave To The Rhythm」はTimbalandが制作。何故これを世に出さなかったのか分からない程に、MJのバキバキに踊って蹴倒す猛々しいヴォーカルが聴き手を砂塵のように吹き飛ばす、圧倒的な有刺アッパーでもはや核弾頭なみの脅威。べべべべべべベンと微振動しながら鳴る電子音の鳴りが天昇感を煽る「Do You Know Where Your Children Are」、終盤でこだまするMJの“ひいひーーーーい♪”やらギターカッティングやらが、『Bad』時期の強い名残りを思わせる一曲かと。『Invincible』収録の「2,000 Wats」でMJが聴かせた驚く程に低いヴォーカル、その片鱗を感じる低めの(いつもの中性的でない)MJのヴォーカルが録音された「Blue Gangsta」もTimbalandが制作を担当。月明かりの中で影を纏って鋭く舞い、時に膨張し破裂するMJの変幻自在過ぎるヴォーカルにただただ打ちのめされる細身なギャングスタチューン(畏敬)。Rodney "Darkchild" Jerkinsが制作した「Xscape」での、怪物チックに喰って暴れ回るMJのヴォーカルにも後ずさりせざるを得ない。タフで横暴な様でありながらも、実は極めて繊細で的確にメロディを突いて軽やかに突破してしまっているんですね(鳥肌)。絢爛なメロディのめまぐるしい展開にも引けを取らないMJの華麗な動き、Rodney Jerkinsらしいエッヂの効いた研ぎ澄まされた鋭利なビートもグッと来ますね。
国内盤および豪華盤には、これらに加えて元となったオリジナルも全て収録されているから嬉しい限り。Cory Rooneyが制作していた「Chicago (Original Version)」なんかは、「Stranger In Moscow」に通ずる異国情緒というかオリエンテッドなトラックが哀愁たっぷりで、ボワンボワンと靄のかかった音色でこれはこれで良かった気がする程に良い。もうヨレヨレに縒れて鳴る感じが昔のカセットテープを思わせて懐かしい「Loving You (Original Version)」は、アップデート後とそんな変わりませんがこのヨレ感がたまらない(諄)。Dr. Freezeが制作したアコースティックギター弦を爪弾く滑らかな「A Place With No Name (Original Version)」もカッコ良いし、MJ自身が制作した「Do You Know Where Your Children Are (Original Version)」もなんら違和感なくてデモ音源の域を出てる気がします。あとRodney Jerkins自身が新たにアップデートさせていた「Xscape (Original Version)」なんかは、旨味のあるミニマムなギザギザシンセ曲でどう考えても僕はこちらの方が好みだったり(笑)。

本作はなにも違和感なく、純粋にMichael Jacksonの生前の歌声を楽しめますね。トラックとの融合もなんの無理もありませんし、なんだかこうやって普通にMichael Jacksonが録音していたと言われても不思議じゃない気がします。あとは、Michael Jacksonの歌声を聴きながら、“これは一体いつ頃に録音された曲なんだろう”と考えると、また余計に楽しさ倍増です(暇人)。このレベルの音源がまだまだ残っていると言われているので(Rodney Jerkins談)、この続編も期待できるかもしれませんね。


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