RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

09 2017
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Chris Brown「X [Deluxe Edition]」
chris-brown-x-deluxe-edition-cover.jpg

現R&B界の“神童”と“悪童”のダブルネームを欲しいままにする、Chris Brownの通算六作目となる『X』を御紹介。デビュー当時はネクストMichael Jacksonとまで謳われたChris Brownですが、Rihannaとの一件でズレが生じ続けている模様。その後も改心したかと思いきや、暴力沙汰も多々あり結局は一時は刑務所に収監されるなどもしてもうゴシップ街道驀進中(これに関してはChris Brownがゴシップサイト編集長を名指しで"悪魔”と非難していましたっけ)。当初の予定からはおよそ二年ほど遅れてのリリースとなっているので、彼の熱心なファンは相当待ちくたびれた事と思います。
それではどんな内容で仕上がっているという話を・・・・・・まずは表題曲となる「X」をDiploが制作しており(ソングライトには相棒Amber "Sevyn" Streeter関与)、Usher「Climax」で試行済みの濃霧のようにひんやりと冷たく漂いすべてを遮断するコールドメロウ部分に、更に昇華させビーンビーーンっと電子音をバウンドさせるというEDM部分を挿入し強化。四つ打ちビートにDaft Punk風のサイケでフューチャリスティックな電工グルーヴを敷いて疾走する「Add Me In」はDanjaが制作を担当、かなり硬めに作られたアッパービートの上で自由奔放に舞い散るChris Brownの閃光のようなヴォーカルが痛快で、これまたどこかJamiroquaiを思い出させたり。意外にもJay-Z「Money Ain't Thang」をサンプリング使用しているという「Loyal」はNicMacなる人物の制作で(てっきりDJ Mustardかと)、Lil WayneとTygaという鉄板な布陣で挑んでヒットを記録。散らかすように鳴るネオン色のボール形シンセのポップ感、空間の奥行きを感じるスペイシーなトラック、その中で(良い意味で)抜け抜けと有機ガス的なヴォーカルとラップが交錯するユルさ。Count Justiceが制作を担当(ソングライトにEric Bellingerが関与)した「New Flame」ではUsherとRick Rossという鉄板布陣を投入、なんだかTOTOっぽいスチールドラムっぽいエコー気味のポワンポワン電子音がキュートで、三者三様の魅力が伸び伸びと絡まった一曲。R. Kelly「Sex Me」とChanging Faces「Stroke You Up」(勿論R. Kellyの手による曲)をダブルネタ使いした、Mel & Mus制作の「Songs On 12 Play」はTrey Songzとの共演。いやらしくスパンキングするように、弾け飛ぶ汗の飛沫のような打ビートが刺激的で官能的。あとはトロトロと崩れ落ちるような粘性高めの流麗音の瞬きに、Chris BrownとTrey Songz(現段階では90年代版R. Kellyの良き後継者)のフレッシュで色香が破裂する掛け合いがグッド。所々にR. Kellyの名曲の数々のフレーズを散りばめている辺りも、僕みたいな三十路にはニンマリだったり。Ambiance & Soundzによる「101 (Interlude)」幻影チックなトラックで意識朦朧としたところで、御大R. Kellyが客演した「Drown In It」が遂に登場。Dennis-Manuel Peters、Daniel Coriglie、Mario Bakovic、そしてR. Kellyと大所帯で制作されたこの曲は、真っ暗な深海にスッと一筋の光が射すような幻想感溢れるアクアリウムスロウで美しい。ここではもう客演の筈のR. Kellyがあのオペラ風味なパルファムヴォーカルで、ソウルフルに香って来てChris Brownが霞んでしまっています。再びNicNacが制作の「Came To Do」では御無沙汰なAkonが客演参加、トラックはやはりDJ Mustardの二番煎じ感がありますが、Akonが唯一無二なあのサンタンヴォーカルで曲まるごと灼いていて旨味倍増。「Stereotype」は再びDanjaが制作を担当、Danjaらしい溜めの効いたボム的シンセを投下するフラッシュミッドでカッコ良い。「Time For Love」はJean BaptisteとFree School
が共同制作、Chris Brownらしい蒼々としたミストラルなアッパーで鼓膜をしっとりと癒してくれる爽涼なミント曲。1分ちょっとながら独特な雰囲気を醸し出す「Lady In A Glass Dress (Interlude)」はDarhyl "Hey DJ" Camper Jr.が制作、そのまま流れ込む「Autumn Leaves」はあのB.A.M.が制作を担当。トロトロとアンビエント全開な繭フィルターのかかった艶麗なメロディが墜ちるトラックは、Chris Brownのミネラルたっぷりに潤った透明ヴォーカルが活きる好相性。しかもここではKendrick Lamarが客演参加、静寂の中でテレパシー交信するようなあのヒソヒソしたラップが鼓膜を浸食するのがまたエグイ(中毒)。Glass Johnなる人物が制作の「Do Better」ではなんとBrandyが客演参加、オリエンテッドで壮麗なメロディと共に柔らかく戯れて吹き抜ける二人の澄んで透明なヴォーカルが心地良い(鳥肌)。「See You Around」はAnonymousが制作を担当しており、ポップを巧く咀嚼消化できるChris Brownにバッチリお似合いな、爽やかなナチュラルミッドで心が洗われます(浄化作用)。「Don't Be Gone Too Long」はJean BaptisteにFree School、Babydaddyが共同制作、EDMっぽくありながらも躍動感溢れる土着的、かつ民族的なビートで煽るオーガニックな作りが美味いんですよね。Razihelが制作した「Body Shots」はスターダストみたいな電子音がヒュンヒュンと鼓膜をかすめて、サイバーチックなエフェクトのかかったChris Brownのヴォーカルもバキバキに飛び交うアッパー。Jhene Aikoが客演参加したヒンヤリ系の夜会ミッド「Drunk Texting」はちょっぴり物足らない、どちらも濃厚ではないので、ひらひらとすり抜けてゆく感触を楽しめるかどうか(瀬戸際)。
とここまでが本編の内容で、ここからは豪華盤のみ収録のボーナス曲です。まずはTra Beatsが制作した「Lost In Ya Love」は、フワフワと浮遊感のある金箔シンセの煌めきに照らされた、Chris Brownのひっくり返る寸前の青臭いヴォーカルが気持ち良く転がる一曲。ポカスカと空気を含んだ電子音がまるで信号的に連なるへっぽこアッパー「Love More」はFreshm3nが制作、客演のNicki Minajも得意そうなスカスカチューンなので無邪気に跳ねております。好敵手Drakeよりも早くAaliyahを客演に迎えた「Don't Think They Know」はMel & Mus制作、こういう形でAaliyahを使うのが正当かどうかは置いておいて、Aaliyahが好みそうな空間にポツンと水滴が滴るような感触&奥行きが綺麗なミッド。最後は随分以前に解禁され、R&B愛好家の中ではとても好評だった「Fine China」を収録。Rocstar & PK制作の滑らかストリングスと硬質ビートの効いたダンサブルなこの曲は、やはりMichael Jacksonを完全に憑依させたイタコ曲なので、悔しいけれど気分が高揚するソリッドな一曲。

流石はChris Brownだけあって、これだけ多くの楽曲を収録しながら高水準且つ実験的な先鋭トラックを網羅(しかも売れっ子ばかりでないのが凄い)した、分厚い一枚となっております。Chris Brownの場合はその超絶なダンステクニックも手伝って余計に楽曲の格好良さがグーンとうなぎ昇りするので、これからまたパフォーマンスやMVが切って落とされる度に、このアルバムの評価も上がる事でしょう。あとは聴き手がR&Bにどんなものを求めているかが分岐点、僕はまた王道に戻りつつあるので年末にどんな評価となるのか。このままKarruche Tranを大切にして、おとなしく音楽活動に集中してくれたら良いのですが(不安)。


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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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