RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Trey Songz「Trigga」
Trey-Songz-Trigga-2014-1200x1200.png

現R&Bシーンの中で最もセクシーだと断言出来る若き色男シンガー、Trey Songzの通算六作目となる『Trigga』を御紹介。かのTroy Taylorに認められた事で華々しくデビュー(デビュー作にはかのAretha Franklinまでが参加していた)、しかしそこまで大きなヒットにまでは至らなかった記憶があります。ただ、Trey Songzが只者でない事は鼓膜でビンビン感じておりまして、そのままTrey Songzは『Trey Day』『Ready』『Passion Pain & Pleasure』、そして『Chapter V』と次々と素晴らしい力作を発表し続けています。R. Kelly直系の艶っぽく張り上げるヴォーカルも魅力の一つですが、Chris BrownやJustin Bieberらがゴシップ塗れの中で、それほどゴシップが無いのもTrey Songzの強みの一つかと(一時期、Toni Braxtonとの交際疑惑こそあったが)。
それでは気になっちゃう内容について触れさせてください・・・・・・まずはDundealなる人物が制作した「Cake」でふんわりスウィートにスタート、それこそほわほわにホイップされた甘美なシンセの煌めきの中で、シナモンのように少し癖のあるTrey Songzのヴォーカルがマッタリと絡み付くとろとろミッド。Soundzが制作した「Foreign」はギラギラと油膜を張って輝く重厚なシンセの閃きに、直角カクカクに折れるTrey Songzの無機質なヴォーカルが面白い。Teena Marie「Ooh La La La」をサンプリングして、もっと粘度を高めてマーブル模様にした泥酔系ミッド「Nana」は今を時めくDijon "DJ Mustard" McFarlaneが制作を担当。DJ Mustard印のエイッエイッの煽りとボウンッボウンッとバウンドするゴム製ビートが軸のスッカスカトラック。その隙間を埋めるように、縫ってうねるTrey Songzのベタベタなフックが中毒性高く危険。The Notorious B.I.G.「Fuck You Tonight」をどうやら下敷きにしているらしい「Touchin, Lovin」はThe Featherstonesが制作を担当、カリブチックな音色が鮮やかに明滅するフラッシュチューンに、甘酸っぱくてコクのあるTrey Songzの歌声が流星のように飛び交います。ここでは客演にNicki Minajが参加していて、ノンブレスでザクザクと斬りかかる小悪魔ラップがなかなかエッヂ効かせててグッド。Dernst "D'Mile" Emile IIが制作した「Disrespectful」ではMila Jが客演参加、夏の夜のような独特の涼しさや星の眩い瞬き、虫のさざめきのような音色アクセントが、幻想的でかつヒリヒリとした熱帯夜的なロマンスを醸し出すダークミッド。咽ぶようなTrey Songzの曇りヴォーカルと、どこか刺々しく危なっかしいMila Jの艶やかなヴォーカルの掛け合いが綺麗。再びThe Featherstonesが制作を担当した「Dead Wrong」ではTy Dolla $ignが客演参加、微振動するストリングスがタラタラと垂れ落ちる粘液チックな淫美なミッド。Trey Songzのまろやかクリーミーな歌声に対比して、ちょっとしゃがれた乾いたTy Dolla $ignのフロウがクールで格好良い。「All We Do」はJohn "$K" McGeeが制作しており、淀んだ空気感を含むミッドナイト系のトラックで、妖しく密着いて絡まるTrey Songzの飴細工のような甘く練られたヴォーカルに酩酊気味。「Foreign (Remix)」ではJustin Bieberが客演参加、Justin Bieberが絡んだ事で一層だけハイトーンにこそなれど、特にこのRemixの必要性は感じられない(辛口)。Mike Will Made-Itが制作(Co制作にA+)した「Late Night」ではJuicy Jが参加、パイプオルガンみたいな鍵盤音が不気味にズルズル引き摺り流れるホラーチックな一曲で、Juicy Jがあの低音のゾンビチックなラップをかます事で重厚感も増しています。すべての悪事を携帯のせいに転嫁するダメ男チューン「SmartPhones」はBryan "Composer" NelsonとAlvin Isaacsが制作(Co制作にTroy Taylor!)、やはりこういう懺悔曲がTrey Songzの咽ぶようなソウル震(ソウルフルと読む)なヴォーカルにピッタリ。途中でのエレキギターへの転調で身が捩れ悶えるような気持ちになるし、D'AngeloやMaxwellばりに悩ましく昇天するTrey Songzの奔放なファルセットも極上で美味。Avalなる人物が制作した「Yes, No, Maybe」の音のスカスカ感と金属的な硬さが、サイケデリックでいて曲線的な不可思議空間を創出していて鼓膜が放り出されて遊泳します。Christopher "C4" UmanaとUforo "Bongo the Drum Gahd" Ebongが共同制作(Co制作にTrey Songz)した「Y.A.S.」は“You Ain't Shit(アンタ最低)”の略、バチンとひっぱたいた音が乾いた空間に響く様なビートと、どこか時間を逆転させるような残響トラックがシリアスでヒリヒリと危険な香り。後半ではR. Kellyっぽいゴシックなオペラ風味も加わって、より貪欲で闇をも飲み込むような濁流トラックへと変貌します。「Chang Your Mind」はDa Internzが制作を担当、これはクラシックなソウルを彷彿とさせるクリアなミネラルたっぷりな爽やかミッドで、柔らかくしなやかなファルセットを翻すヴォーカルに乗って舞い上がります。
とここまでが本編の内容で、豪華盤(および国内盤)は加えて4曲のボーナス曲が追加されておりまして。まずは育ての親であるTroy TaylorとB.A.M.が共同で制作した、これぞTrey Songzマナーな極上ミッド「What's Best For You」が最高。キラキラと舞う粉雪のように、きめ細かな輝きの鍵盤音とメロディが溜息モノの美しさですし、Trey Songzの半泣きともとれる潤んではらはらと散るヴォーカルも綺麗で相性抜群。Da Internzが再び制作した「Love Around The World」は、それこそグルグルと目まぐるしく旋回するエレクトロな万華鏡トラックでメタリックなアッパーといった感じ。またもやTroy Taylorが制作を担当したアジアンな弦音でスタートするオリエンテッドな「I Know (Can't Get Back)」、ハートブレイクへの後悔(執拗)をリフレインするフックとシンクロさせてズルズルと深みへ引き込む、深海ような冷たさと仄暗さが漂うミッド。浴室エコーとピチャピチャ音の融合にチタチタチタチタ鳴る小刻みビートが、なんとも官能的で美しい真摯で紳士な極上ミッド「Mr. Steal Your Girl」はSquat Beatsが制作。どこまでもウェットに優しく愛撫するTrey Songzのソウル震なヴォーカルがたまらない、思わず痙攣せずには聴けない甘美で切ない一曲で〆ます。

驚いたのが、師匠ともいえるTroy Taylorがほぼ無関与だった点(腰抜)。彼との化学反応を毎度と楽しんでいる僕としては残念でしたが、Trey Songzがキッチリ歌えているので充足感はバッチリで安心しました。ただ、やはりエロさの中にもどこか喪失感があったりするTrey Songzが好きなだけに、ちょっとこれまでの作品より下品さが際立っている気がして、そこは減点かも(困)。そういう意味では後半のボーナス曲群がやたらしっくり来たし、Troy Taylorの登板が少なかったのも難点だったかもしれません(個人的見解)。とか言いつつ、やっぱりリピート率が高いのがTrey Songz、さて年度末のランキングには入るだろうか。


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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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