RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
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血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Kem「Promise To Love [Deluxe Edition]」
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コアなファンを獲得していると思いきや広範囲に囲っている強者、Kemの通算四作目となる『Promise To Love』を御紹介。その昔はホームレスで薬物中毒だったというKem、全米ではもうかなりの人気者なのに、ここ日本ではあまり作品が流通していない(様に思う、実際このアルバムもAmazonで買った)気がするんですが。2012年にクリスマス盤をリリースしているものの、オリジナルアルバムとしてはおよそ4年ぶりとなる本作。本作もMotown Recordsからのリリースという事で、もはやMotownの看板シンガーな域にまで達している感がありますね(どうもNe-YoにMotown臭がしない)。僕は本作以外は中古屋で巡り会って買い、あとは三作目のみ持っていないというリーチな状況で御座います(余談)。
はい、ではでは感想を書かせて頂きますね・・・・・・まず本作の制作はすべてKem自身が行っており、所々でCo制作としてRex RideoutとDemetrius "Krayon" Naborsの両者が関与しておりますね。エコーのかかったポワンポワンな泡サボンなメルティスロウ「Saving My Love For You」でもうK.O.寸前です、それこそ蒸気のようにほんわかした温かさでハートを濡らしてスベスベにしてしまうKemの高保湿ソウルが全開で、聴いている内にブクブクと溺れてしまうのです(溺愛)。そのままの流れでスタンダードなソウル骨組みのトラックに和やかにライドする「Promise To Love」、メープル味なKemのヴォーカルがフワフワと春風のようにフローラルなトラックに乗って包み込む小春日和ソウルといった趣かな。まさかのSnoop Doggを客演に迎えた「Downtown」は小さな花の蕾のような電子鍵盤音がポンポンと弾けて開花するメロディが極上スウィートでグッドですし、そんなトラック同様に鼻先をくすぐるようにソフトなラップで優麗さを倍増させているSnoop Doggの春眠フロウがやはり素晴らしい(完敗)。指スナップと鍵盤音、アコースティックギターで聴かせるオーソドックスな柔和バラード「Beautiful World」も最高の仕上がり。光が漏れてくるような透けてみえる無垢なメロディはどこかゴスペル風味でスピリチュアル、Kemの少し癖のある飴玉っぽいペッタリした甘いヴォーカルによくお似合い(褒言葉)。Sadeなんかを思わせるパーカッシヴなんだけど、それが空間に響く事で静寂を際立たせているJazzyミッド「Do What You Gotta Do」も極上。それこそ往年のクワイエットストームを復刻したような、真夜中の静けさの中で漏れ聴こえる吐息のように甘美で官能的なしとやかなメロディと、Kemの消え入る寸前のサテン生地なファルセットヴォーカルが艶かしいナイススロウジャム。ベースとホーンとが小気味良く呼応してオシャレにステップ踏んで疾走する「Say Something Real」も、Kemらしい薄くくゆる細い煙のような囁くヴォーカルとタフに唸るヴォーカルのシフトチェンジが、どことなーくPrinceを思わせる器用さで面白い。「My Favorite」では御大Ronald Isleyを客演に迎えて、それこそKemもIsleyマナーな歌唱法でメロディを運ぶ辺りがとっても器用。ちょっぴりビターでほんのり甘いブラウニーソウルで、どこか密着した感触のある音作り(ヴォーカルもなんだか至近距離だ)がとてもセクシーさを増幅させていて、二人のシルキーな歌声が摩擦係数ゼロでスルスルと滑らかに重なり合うのがまたとっても気持ち良いんです(悶絶)。そのIsley Brothersっぽいサウンドを踏襲しているのが「It's You」で、ワウワウ鳴る弦音の張った曲線的なグルーヴとKemの煙雨のようにしっとりと湿ったヴォーカルが見事に絡まる一曲。これまたSade的というかクワイエットストームな感触のスマートでオシャレな艶美ミッド「The Soft Side Of Love」も最高、そっと外気が温まり始めた時のような、朝靄っぽい清廉とした色香が漂う美しいミストっぷりが見事。Kemのしなやかで張りのあるヴォーカルが堪能出来る、ミッドナイトな静寂とセクシャルな感じとが混ざり合ったMarvin Gaye的なスロウ「Nobody」も上品で素敵。アコースティックギター一本で弾き語るナチュラルで瑞々しい「Pray For Me」、乾いた土壌に雨水がグングンと浸透してゆくような潤いを感じます。とここまでが本編の内容で、豪華盤にはボーナス曲が二曲収録されておりまして。まずはこれまたバンド演奏がオシャレなしっとりグルーヴの「Moments」、Kemのシルキーな歌声が活きる独壇場なトラック。最後はKemがプッシュしているらしい、L'Reneeなる女性シンガーの歌う「Don't Say Goodbye」なんかも収録されていて驚き。制作はD. DoRohnで王道な壮大系R&Bチューンでとっても奥行きがあって、Jennifer Hudson的な強靭なヴォーカルで歌い上げるL'Reneeは威風堂々で新人らしからぬ実力、Kemとは正反対過ぎてそこが興味深かったり(笑)。

うーーーーん美味、ソウルの持つ様式美をすべて兼ね備えた優等生な一枚で御座います(屈服)。やっぱりKemというのも唯一無二の独特な歌声の持ち主で、系統的にはKeith Sweatっぽい羊声と言いますか、そういう意味ではとっても柔和で温かなウールソウルという表現をしたいですね(意味不明)。Kemという名前もあってか、雨が煙るような細やかミストっぽいウェッティーなヴォーカルが癖になる、サウンドもバッチリお似合いですし。とにかくジワジワと沁みる、これから冬本番になるのできっと大活躍するであろう珠玉の一枚で御座います(確信)。


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