RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

07 2017
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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T.I.「Paperwork [Deluxe Edition]」
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Atlantaから一気にスターダムを駆け上り一時は王座を掴みかけた伊達男、T.I.の通算九作目となる『Paperwork』を御紹介。それこそJay Z(当時はJay-Z)に“次はお前だ”とまで言わしめ、サウスのJay-Zだなんて異名をとっていた(本人がこれを喜んでいたかは別として)のがこのT.I.。実力は折り紙付き(他MCのゴーストライトをしていた過去も)、そのうえ端正なルックスという事でもう最強状態だった訳で。しかし銃火器所持で収監され一気に失速、その間に同じサウスサイド出身のRick RossやYoung Jeezyなんかもスターになって、なんだか霞んでしまった感もありますね(残念)。しかし、とっても不細工な妻Tinyを大切にしていたり(不思議)、自殺しようとしてる男を助けたり、事故った人を助けたりと男前な伝説を連発。しまいにはWBC王者のFloyd Mayweather, Jrと妻を巡って対峙するという、なんとも無謀な事までしています(危険)。その際、Floyd Mayweather, JrがT.I.に“俺にナメた真似するな、俺がなにで飯を食っているか知っているだろ?”と問うと、“お前の仕事場はリング、俺はストリートだ”と答えたとか(鳥肌)。そのうえ自身のレーベルにIggy Azaleaを引き入れ、彼女に対する批判にも真っ向からかばったり、Snoop DoggがそのIggy Azaleaを攻撃すると電話一本入れて終止符を打つなど、本当に男前な逸話が出るわ出るわ。
とまあ、音楽に関係の無い話はこれでやめましょうね・・・・・・まずは本作を語る上で重要なのが、Executive ProducerをPharrell Williamsが担当している点でしょうか。T.I.が好きなワードであろう「King」をタイトルしたオープニングはLaMar "MYGUYMARS" EdwardsとMike & Keysが制作を担当、Gareth Dunlop「Lay It Down」を早回ししたソウルフル沸き立つトラックは僕の大好物。45回転特有のキュイーンと絞め上げるザクザクした鮫肌ループと、T.I.のすべてを切り刻む巧みなラップが見事にマッチ。Pharrell Williamsが制作した、いかにもなミニマルベコボコなビート骨組みだけで進行する「G' Shit」。ファンクを敢えて薄っぺらくチープにしたジャングルモーションなトラックで、なんともいなせなT.I.の鋭利なラップと、客演参加のWatchtheduckのガナる様なJB風フックとYoung Jeezyのスモーキーなラップがナイス。London On Da Trackが制作した「About The Money」ではYoung Thugが客演参加、T.I.独特のしゃくり上げる様なヒクヒクするラップに、Young Thugの下手で狂ったフックが谺するカオスな一曲。Tommy "TBhits" BrownとDarnst "D'Mile" Emile IIが共同制作した「New National Anthem」では、こういう漂白系の流麗なポップトラックで御用達のSkylar Greyが客演参加。どこか民謡的な放牧感溢れるメロディにザックザックと彫り込む鉱石ビートが心地良く、T.I.のすべてを掘削するような力強いラップも、Skylar Greyのスッキリと鮮やかな歌フックもマッチング。Pharrell Williamsが制作&客演した「Oh Yeah」は、荘厳なコーラスを背景に乱打パーカッシヴな破裂トラックがクール。こういう尖ったビートの立った粗い厳ついトラックはT.I.のエッヂーさが際立つし、Pharrellのスペイシーなシルバー色の歌フックもサイケでイイ。Sham "Sak Pase" JosephとLasanna "Ace" Harrisが共同制作した「Private Show」はUGK「Let Me See It」をサンプリング、まろやかな色彩で艶っぽく揺れる天鵞絨チューンには神懸かりにセクシーなT.I.のスマートなラップがお似合い(失神寸前)。客演にはChris Brown参加で余計に色艶がぐっと増していて、骨の髄までトロトロにされてしまいます。売れっ子Dijon "DJ Mustard" McFarlaneが制作の「No Mediocre」ではIggy Azaleaが客演参加、こうやって聴くとDJ MustardのビートってDJ Toomp(T.I.の元盟友)の作る単調に上下する滑落ビートで発破をするという感触が似ている。だからこそT.I.の器用なブレス遣いが矢継ぎ早感を生み出して、そのままスリップに直結してて聴き易い(中毒)。KenoeとThe Beat Bullyが共同制作した「Jet Fuel」はそれこそ往年のT.I.スタイルが爆発、バフバフとあちこちで吹き上がるマグマビートに、ダラダラと(しかし斬れ味抜群に)鼓膜に流し込まれるT.I.のラップが熱々でたまらない。客演参加のBoosie Badazzの甲高くて軽装な斬り込み的なラップも好感を持てます。これまたPharrellらしい、スカスカと抜けたキュートでイルなブルース「Paperwork」も面白い。鼻にかかった甘ったるく下手なファレルセットはバッチリだけど、T.I.にこれが向いているかは疑問。女性シンガーVictoria Monetの色香の漂う艶っぽくグラマラスなヴォーカルが華を添える「Stay」は最高の一言、制作は再びTommy "TBhits" Brownが担当。こういう綺麗な夜景を思わせるツヤツヤした滑らかメロウなソウルフルトラックには、シルキーで紳士なT.I.のきめ細やかなラップがキラキラと光って美しく映えるのです(極上)。T.I.の右腕ともいえる(いや彼がT.I.をここまで押し上げた)DJ Toompが制作を担当した「About My Issue」にもVictoria Monetは客演参加、彼女と共に若手注目株(だった)Nipsey Hussleも参加しておりますね。Lamont Dozier「Shine」をネタ使いした芳醇で燻し銀なソウル回帰なトラックはやっぱりエレガントで流石の腕前、だからこそT.I.もVictoria Monetもスマートでお洒落に絡み合えてとってもセクシー倍増ですし、高速スピットするNipsey Hustleも旨味があって目立ってます。LaMar "MYGUYMARS" Edwards制作で、まさかのUsherが客演参加した「At Ya' Own Risk」はドロっと粘度の高いぬかるみビートが特徴のナイトメアミッド。悪魔めいて忍び寄るUsherの歌フックも良いし、腐敗臭を漂わすようにジットリと纏わりつくT.I.の低温なラップもイルでカッコ良い。再びDJ Toompが制作したジャキジャキとメタリックな金属ビートが軸のアッパー「On Doe, On Phil」では、自身のレーベルへ引き抜いたTrae The Truthが貫禄たっぷりでシリアスなラップでグサグサと鼓膜を刺す援護射撃をかまします(必中)。Pharrell制作の「Light Em Up (RIP Doe B)」では、そのPharrellとWatchtheduckが客演参加。ブパーブパーと漏れ出るホーン音と煙幕みたく重くのしかかるメロディ、なんともゴシックでモノクロで渋いんです。最後を飾るのはGodz of AnalogとC. "Tricky" StewartとTerius "The-Dream" Nashが共同制作し、そのThe-Dreamが客演参加したポップ風味の強い澄んだアッパー「Let Your Heart Go (Break My Soul)」。どこまでも爽やかでクリアなトラックに乗ってT.I.がグングン上昇するグライダーチューンで、鳥が啼くように可憐なThe-Dreamのナヨった歌フックも良い味出しています(笑)。
とここまでが本編の内容で、豪華盤には追加して3曲収録されております。まずはSham "Sak Pase" JosephとLasanna "Ace" Harrisが共同制作した「Sugar Cane」、星雲のようにキラキラと優しく瞬くブライトなトラックが綺麗で、滑らかでクリーミーに鼓膜へ浸透するT.I.のラップと相俟って美味。「I Don't Know」はKenoeが制作、セピア調のいなたく煙たいトラックがド渋くて滲みますね。JazzfeezyとSteve Samsonが共同制作した「You Can Tell How I Walk」ではRick Rossが参加、バフンバフンと空気を含んだ重厚なビートと共に怪しく揺れる二人の相性はなかなかグッド。

うん、T.I.の端麗なキレが存分に発揮されたナイスな一枚で御座います。旬は過ぎたかもしれませんが、やっぱり魅力たっぷりでセクシーなT.I.には負けてしまいますね。これまでみたくパンチのある必殺チューンは何処にも無いし、Pharrellが監修した旨味もよく分かりませんが、良かったです。でもね。やっぱりDJ Toompと組み続けた方が良いと思うんですよねー(執拗)。


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