RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Tinashe「Aquarius」
TINASHE-AQUARIUS-Hovedbilde.jpg

LA出身の弱冠21歳の新星R&Bシンガー、Tinasheの記念すべきデビューアルバム『Aquarius』を御紹介。赤ちゃんモデルを務めていた経緯もあるという事で、本当にとっても可愛い容姿でガンガン人気が急上昇しているTinashe。その昔はThe Stunnersなるガールズグループにも所属していたらしいのですが、結局はメジャーデビュー出来ずに頓挫。その後にミックステープ『In Case We Die』を発表し話題を集め、その結果としてメジャーレーベルであるRCAとの契約を勝ち取ったシンデレラガールでもあります。ちなみにタイトルである“Aquarius”は“水瓶座”という意味で、Tinashe自身が2月6日生まれの水瓶座(アメリカでもそうだよね?)ですね。
それでは恥ずかしながら感想を書かせて頂くと・・・・・・まずはRitz Raylolds制作の表題曲「Aquarius」でしっとりと湿度たっぷりにスタート、冷気のようにヒンヤリと漂うメロディとTinasheの果汁をボタボタと滴らせるウェットなヴォーカルが鼓膜を濡らす加湿ソウル。DJ DahiとBlood Diamondsが共同制作した「Bet」では、その勢力をジワジワ拡大しているDevonte Hynesが客演参加。冬の海のように青白く激しい波を立たせるクリアブルーのメロディがゾワゾワ来るし、声を張り上げてつんざめくTinasheの飛沫のようなヴォーカルも鮮烈に突き刺さる、波が防波堤に当たって砕けるような粉砕シンセも見事。トロトロと粘性の高いポーションチックな電子音が溢れて垂れる「Cold Sweat」 は、雪女のようなTinasheの冷却ヴォーカルで、じんわりかいた汗もすぐと氷晶化してしまう。でも終盤ではブリザードの様に荒ぶるTinasheのヴォーカルも聴けたりして、やはりなかなか侮れない。そんな零下の世界の中にいつつも、まさかのDijon "DJ Mustard" McFarlaneとRedwin、DJ Marley Watersが共同で制作という、意表を突く「2 On」ではSchoolboy Qが客演で参加。もうむしろ変わり映えしないともいえるDJ Mustardの単調なビート&煽り使いをも凍結させてしまうTinasheの空気感が凄い、凍結した事でよりチクチクと棘立ったトラックに昇華されています。Janet Jackson「Funny How Time Flies」の冒頭&メロディを引用した反則スロウ「How Many Times」はJasper Cameronが制作、原曲の持つミストチックなふわふわウェット感を残しつつも、より輪郭を際立たせた完熟メロウでフルーティで美味。ダウンビートにしつつもフェザータッチでふわり舞い上がる軽量さもナイスで、その中で客演のFutureがバフンバフンと空気を含んで弾き出す波動砲のようなラップもジワジワ聴いてきます(地味)。Orange Crush「Action」をサンプリングした「Pretend」はDetailとThe Orderが共同制作、客演にはHip Hop界の若きファッションリーダーA$AP Rockyが参加。寒空の下で凍った空気が、だんだんと太陽の熱でほぐれてゆくような溶解メロウ。純白で眩いポップ寄りなアプローチも、A$AP Rockyのラップが煙たく燻ることでグッとドープになっております(研磨)。「All Hands On Deck」はStarGateとCashmere Catが共同制作した一曲で、一聴するとDJ Mustard作かと思わせるチープな凸凹ビートながら、どこかCrunkっぽい抜け感やピーヒャラ笛音を鳴らしたりとやはり手の込んだ作り。ボワボワと波紋を広げながら大気圏をジワジワ突破する「Far Side Of The Moon」は、Osinachi Nwaneriなる人物が制作を担当。コズミックでアヴァンギャルドな発破エレクトロチューンに乗せて(このトラックのアフロチックなビート構築が素晴らしい)、Tinasheの超合金コーティングされたツルツルしたヴォーカルが空を裂くのがたまらなく鮮烈でクール。「Feel Like Vegas」としつつも、僕にはどこか中華風な艶美を感じるトラックはStarGateが制作というのが意外。ゆったりと動き揺らめき移ろうモヤモヤした朝靄的なシンセがセクシーで、その流水の動きはまるで太極拳のような趣。しかもこの曲では、柔かくしなやかなTinasheの気功を放つヴォーカルと共に、バックではRoscoe Dashが煽るという奇天烈な援護射撃も繰り出していてグッド。Mike Will Made-Itが制作(Co制作にA+)の「Thug Cry」は鮮やかでキレのあるターコイズブルーな珊瑚ミッドでとってもスウィミー、端麗で潤いたっぷりなTinasheのヴォーカル(そして後半のラップシンギング)が艶っぽくて刺激的。本作で最も素晴らしいのが、Ritz Reynoldsが制作した波間の静寂にも似た極上スロウ「Bated Breath」。紺碧の海の中、水底から水面を見上げて光が反射して波の端が金や銀に輝く混ざったような、そんなマーブル模様がゆっくり漂うダイビングスロウ(潜水)。水を強くかいて泳いだ時に、抵抗を受けた指先がはらはらと揺れるような、そんな幻想的で流麗なTinasheのヴォーカルが魅惑的。最後はMichaelなる人物が制作の「Wildfire」で青白い炎を放つ淡白なシンセチューンでとても鋭利、鋭くてチクチク刺さるTinasheのヴォーカルがまるで薄氷のようで綺麗で危なげ。

期待を裏切らないTinasheの確立した世界観が望める、デビュー作なのにしっかりと高品質なアルバムで驚き。成る程、どことなくAaliyahを彷彿とさせる薄く透けたヴォーカルなのですが、それよりも僕はJanet Jackson的な匂いを感じたり(Interludeが多く配されている辺りもね)。Ciaraなんかもこのラインを狙っているんだろうけど(邪推)なかなか上手くいかないのを、Tinasheはすっかり自分の手中に収めていますね。あとはこういうサウンドを好きになれるかどうか、そういう意味では既に突出した個性の持ち主といえるTinasheは凄い。そして可愛過ぎる(無関係)。現段階では無敵状態のRihannaを止める事が出来るのは、もうTinasheしかいないかもしれません(救世主)。


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