RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
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Wu-Tang Clan「A Better Tommorow」
wubtetor.jpg

90年代にN.Y.はスタテン島から出現したカンフーRap集団、Wu-Tang Clanの通算六作目となる『A Better Tommorow』を御紹介。このアルバムがWu-Tang Clan(以降はWu-Tangと省略表記)にとっての六作目と聴くと、そんなに少なかったかなと首を傾げてしまいますね。それはやはり個々のソロ作が量産されている(しかもどれもが高水準なのだ)からWu-Tangの存在が色褪せないのと、彼らを聴けば即Wu-Tangと繋がるぐらいにWu-Tangの個々それぞれがかなりキャラ立ちしている点も大きいですね。今で言えばOFWGKTAやA$AP MobやTDEの面々が居ますが、僕ら三十路にとってのRapグループと言えばWu-Tang Clan、新しめでもDiplomatsやG-Unitとかになる気がします(老化)。本作は前作『8 Diagrams』からおよそ七年ぶりとかなり久々の作品、一時期はRZAとRaekwonが揉めたりしていたので、こうやってフルメンバーで聴けて嬉しい限り。
それではザックリザクザクと感想を書かせて頂くと・・・・・・まずはRZAとRick Rubinという失禁確実な強力タッグで制作された「Ruckus In B Minor」で渋く幕開け、いかにもWu-Tang印なズバズバと叩きへし折る無骨なメロディに、銃声や怒号が轟き、剣を一閃し振り下ろす様なスクラッチがつんざめく無骨な一曲。RZAが制作した「Felt」はパチパチと火花を散らす様な打ち込み音と、暗く淀んだギター弦の爪弾きが不穏に広がるホラーコアな一曲で、Wu-Tang面々の雷のようなラップがドロドロと遠い暗雲から落ちるように不気味な一曲。「40th Street Black / We Will Fight」はWu-Tang作品で御馴染みのMathematicsが制作を担当(Co制作をRZA)、ブバブバと鳴らす紫煙のようなホーン音の連打と、秘孔を突いて体内を破壊する硬質ビートの連打が合わさったWu-Tangコンボ炸裂な一曲。「Mistaken Identity」はRZA制作のオルガン音が印象的な一曲で、粘着質にビヨーンと伸びるトラックにWu-Tang面々の色彩豊かなラップが乗る事で異様なぎらつきを生み出しています。Johnny Matis「Come To Me」をサンプリングしたRZA制作の「Hold The Heater」は煙が燻るように鳴る弦音が流水の動き、フックや終盤でのズカズカ殴る格闘音がやはりたまらなく気持ち良い(常習者)。RZAが制作し、Co制作にはなにかと愛されるAdrian YoungeがCo制作で関与した血腥い「Crushed Egos」は、やはりAdrian Younge趣味なブルージーで生きたドラムビートが交錯するモノクロトーンの一曲。大ネタThe Sweet Inspirations「You Roam When You Don't Get It At Home」をサンプリングした「Keep Watch」の単調なループ使いはN.Y.仕込みでツボ、こういう規則正しいトラックは武闘派なMC集団であるWu-Tangにとっては演舞しやすいのです(切味抜群)。Tyler DiggsとTatum Mirandaの男女ヴォーカルのフックがじわじわと切なさを滲ませる「Miracle」は4th Discipleが制作を担当(Co制作にRZA)、クラシカルで流麗なトラックに乗せて空を斬り鼓膜を裂くWu-Tangが超絶クールでたまりません。RZA制作のカチカチのホーンを敷き詰めた軽快ファンク風味な「Preacher's Daughter」、同じくRZA制作のODB声のスクラッチと象の鳴き声みたいな音、それから心拍計みたいなピコ音が交錯した暗澹チューン「Pioneer The Frontier」とどれもWu-Tang節は健在。「Necklace」はS. Bougardなる人物が制作を担当、これも重心を低く構えた錆びたメロディとマイクリレーが鎖のように重たく固く結ばれた一曲。中国の山奥で鍛錬するかのように鋭くしなやかで素朴な、RZA制作の「Ron O'Neal」はことごとく地味だけどそれが味わい。しかし、それとは裏腹にHarold Melvin & The Blue Notes「Wake Up Everybody」をネタ使いした、そっと華やかで甘美な「A Better Tomorrow」も創り出せるRZAはやはり引き出しが多いですね(驚)。Martin Luther King, Jr.の演説を散りばめた、無骨なドラム&ホーンで進行する「Never Let Go」もRZA制作。最後を飾る「Wu-Tang Reunion」もRZA制作、O'Jays「Family Reunion」をべったりとサンプリングした甘酸っぱいソウルチューンはチープすれすれで危なっかしい、けれどそこはWu-Tang面々のラップがきっちり帯を締めていますね。

全編ほぼRZAが制作しているんですが、確かに全盛期を過ぎた感は否めません。しかし、それでもやはりRZAでないと練り出せない音っていうのがあるので、それが聴けるだけで嬉しいのも事実。ただ、本作のWu-Tang Clanはどことなく静かでおとなしかったというか、思ったよりガツンとは来なかったかなー(不満)。まあ、でもあのマイクリレーを聴けるだけで充分、聴かずにいるのは損で御座います。


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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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