RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Mary J. Blige「The London Sessions」
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誰もが平伏す現代のソウルの女王、Mary J. Bligeの通算十一作目となる『The London Sessions』を御紹介。今年はすでに映画のサントラとなる『Think Like A Man Too』を既にリリースしているMary J. Blige(以降はMJBと省略表記)が、早くも今年二作目を切って落としたのが驚きです。しかもその作品が英国はロンドンで生み出されたというのも驚き、これだけのベテラン(そして超現役)がいまだに挑戦を恐れないのが凄いですよね(感服)。ただ、もうこの流れは予見出来た部分もありますね、Sam Smith「Stay With Me」への参加でかなりの手応えをMJB自身も感じていた筈。あともう一曲に関しては、本作にも収録されているのでそちらで触れるとして。ちなみに私、こういうモノクロのジャケットには滅法弱いのであります(弱点)。
それでは四方山話はこれにて終了しまして・・・・・・まずはEg WhiteとRodney "Darkchild" Jerkinsが共同制作(ソングライト&Back VocalにSam Smith)した、ロンドン特有のしとしとと長く降る雨とその湿度を漂わせたモノクロ調のヴィンテージソウル調な「Therapy」でシックにスタート。濃厚にして気品溢れるこの生バンドとセッションしたトラックは、生々しい熱を放出して引っ張るMJBのヴォーカルに勿論フィット。Rodney JerkinsとSam Romansが共同制作したピアノソウル「Doubt」は、どこまでも壮大に広がる銀世界のように眩くて透明なサウンドがハートを綺麗に浄化してくれるし、そんな銀世界でかじかんだ鼓膜をMJBの温かく深いヴォーカルが抱擁してあたためてくれるのが気持ち良い(安堵)。すべてを飲み込んでしまうMJBの慈しみ深いヴォーカルにただただ胸を強く打たれるばかりの「Not Loving You」、Jimmy NapesとStephen Fitzmauriceが共同制作したこのピアノバラードは凛として清廉で、無垢なだけに激しく聴き手に突き刺さる深い一曲。アコースティックギターの音色が細く、絹糸のようにしなやかに鳴るしんみり滲みるバラード「When You're Gone」はRodney Jerkinsが制作。ほろほろとコーヒーカップの中へ溶けてゆく角砂糖のような、そんなほのかに甘くほろ苦いテイストが鼓膜内に広がる極上スロウ。Disclosureが制作を担当した(ソングライトにSam Smith)「Right Now」は、濃霧の中で一筋の光を求め、もがくように駆け抜けるような不安定なスピード感が中毒性高い。光が屈折する様なモワモワしたシンセと、ツタツタと疾走するビート、MJBの飴色なヴォーカルの融合が心地良い艶美ミッド。「My Loving」はRodney Jerkinsが制作を担当(Co制作にMarc Kinchen)、LEDのように眩くて明度抜群なシンセサイザーのめくるめく波間の中では、すべてがその真っ白な光芒で徹底除菌されてしまう四つ打ちの照射アッパーで痛快にして爽快なんです(昇天)。Craze & Hoaxが制作を担当した「Long Hard Look」は、ぴちょんぴちょんと滴るようなモイストなシンセの響きが、そのままMJBのヴォーカルと共振して潤いを溢れさせる、ツヤツヤでエレガントな電子ソウルでやはり秀逸。「Nobody But You」はMJ Coleが制作を担当しており、プラズマのような鋭利な電子音が小さな火花を散らしながら、激しく美しく交錯する閃光のようなダンスチューンで、バウンバウンと電子音の膨らみをサーフするMJBの高貴で滑らかなヴォーカルが妖艶でこれまた素晴らしい。ピアノ鍵盤とホーンの小気味良い音色がグルーヴを作る「Pick Me Up」はNaughty Boyが制作を担当(CO制作をShakavelli)、完全なる四つ打ちながらも生演奏を敷き詰めたグルーヴィなトラックは、それこそHip Hop Soulを標榜していた頃のMJBを彷彿とさせるバクバクなビート感を伴っていて(後半ではよりサイケでいてエレメンタルなダーク転調も遂げていて)クール。そして本作制作のキッカケとなったであろう重要曲が、Disclosureと驚きの合体を成し遂げた「Follow」ですね、制作は勿論Disclosureです。メタリックで流線形の電磁波サウンドに果たして肉体派なMJBが合うのか甚だ疑問だったのですが、恐ろしくマッチングしていて驚き。MJBのコクのあるビターなヴォーカルが電子回線と化し聴き手にまで通電し、体を勝手にダンスさせてしまう鼓膜プラグ化計画に成功しております(神懸)。Jimmy NapesとStephen Fitzmauriceが共同制作した優美なピアノバラード「Worth My Time」がこのアップテンポな流れを分断しているのは残念だけど(とはいっても終幕だから良いのだが)、それでもやはりクラシカルなバラードでMJBの真骨頂を堪能できる美曲。

僕はもともと英ソウルも英ロックも好きなので(特にロックに関しては英物ばかり好き)、英ソウル&英ダンスとMary J. Bligeの融合は、正に“鴨がネギを背負ってやって来た”といえる旨味抜群な作品で御座います。ある意味キッチリとトレンドに便乗した筈なのに、革新的なことをしたと思わせる圧倒感、そして革新的であるにも関わらずもはや王道と思わせる圧倒感、やはりMary J. Bligeの貫禄がすべてを突き抜ける珠玉の一枚で御座います。


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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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