RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
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Apollo Brown & Ras Kass「Blasphemy」
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Apollo BrownとRas Kassが初のタッグを組んだ企画盤、『Blasphemy』を御紹介。LA出身で西海岸の実力者として名を馳せているRas Kass、メジャーレーベルからの不発や逮捕など自身の不運が重なり、そのスキルは認められながらも日の目を見ないままな気のするRas Kass。そんな彼を相棒に選んだのは、デトロイト出身でアンダーグラウンドでの活躍でその手腕を絶賛されているProducerのApollo Brown。O.C.やGuilty Simpson、はたまたGhostface Killahのリミックスを手掛けるなど。実力のある古参MCとの仕事を得意とするApollo Brownですので、長いキャリアの持ち主であるRas Kassに白羽の矢が立ったのも自然の流れかもしれませんね。
それではザックリではありますが感想をつらつらと・・・・・・全曲の制作は当然Apollo Brownな訳でして、やはり一人のProducerが全編を束ねた時の統一感というのは強力。まずは90年代に流行した45回転早回し業が光る「How To Kill God」からしてもうガツンとやられる、つんざめく様なキュンキュンの声ネタループに発破するかのような激しいホーンがぶつかって来て、エグイと言えるぐらいに鋭利なRas Kassのラップも相俟って軽い脳しんとうを起こした状態に。Pharoahe MonchとRakka Iriscienceが揃って客演した「48 Laws Pt. 1」もソウルネタ爆発、寄せては引くストリングスの優雅で影のあるメロディに乗せて、三者三様の乾いた哀愁たっぷりなラップが吹き抜けるのが鼓膜をさらってゆきます(慕情)。バフンバフンと空気を含んだRas Kassのラップがあちこちに投下されるシリアスな「Please Don't Let Me」、ピアノ鍵盤の細く尖った音色がチクチクと鼓膜に刺さる冷徹な一曲。プツプツとレコードの様な音で始まる「Strawberry」もスウィートではあるのですが、そこはApollo Brownだから一筋縄ではいかず、ボコボコボコボコボコボコと連打(殴打)するビートやブバーと垂れ流すホーンなどを用い、熟れ切ってドローリと果汁を滴らせるようなドリップトラックに仕上げていて美味い。「Giraffe Pussy」ではRoyce Da 5'9,とXzibit、Bishop Lamontとキャラの立った骨太なMCが集結。キュイーンと上空を突き抜け滑空するキャノン砲のような電子音と、ダツダッツと重たく硬く打ち込むドラムスがハードでカッコ良い。4 Raxが客演参加した激甘メロウな45回転早回しの継ぎ接ぎレトロチューン「Roses」は艶麗で、ツルツルとしてすべやかなストリングスの優雅な舞いの中で、フローラルに香り立つRas Kassのラップとミルキーに溶け合う4 Raxのヴォーカルがナイス。キュルキュルと転げ落ちるようなオルガン音が暗澹としたドラマチックさを生み出す「Deliver Us From Evil」も、ボツボツと落ちる雨粒のようにどこか憂いと潤いを帯びたRas Kassのラップと好相性で胸にグングンと沁み込んできます。女性シンガーのLarinaの淡くキュートな歌声がシャボンのようにふわり香り舞う「Too Much A Good Thing」も、ゆらゆらと揺れる水面のように輝きを移ろわせる幻想的なトラックが素晴らしい。ホーンを鎖のように繋げた重厚感溢れるタフな一曲「Animal Sacrifice」も、誰にも破れない鋼鉄のトラックでRas Kassの茨のように刺々しいラップがチクチク鼓膜に当たるのが刺激的。キラキラと眩い音色が散るのが綺麗な「Humble Pi」なんか、やはりApollo Brownの音パズルのはめ込みの巧さを痛感させられるドリーミーなミッドでひんやりスムージーでグッド。ドゥルドゥルなスクラッチ音が火薬たっぷりに爆破する「48 Laws Pt. 1」も骨組みは使い古されたもの、なんですがApollo Brownの渋いソウルエッセンスが凝縮されていて、もうギラギラと美しい澱が溜まってゆくのが分かるド渋い砂鉄のような一曲。インクの滲みがだんだんと広がってゆくような、そんなぼやけた色彩の音色が無数の波紋を創り出す「Francine」も妖艶でナイス。Slaine、Sick Jacken、それからSean Priceとタフで男臭いマイクリレーをかます「Drink Irish」もゴツゴツしたトラックが妙に心地良い。最後を締め括るのは優雅に進行する「Bon Voyage」、やはりApollo Brownはストリングスの紡ぎ方が非常に巧く繊細にして大胆、じんわりと濡れたRas Kassの陰影のあるラップもやはり味わい深い(余韻)。

Ras Kassのちょっぴり濁ったネッチリと捻り出す粘着質なラップも猛々しくカッコ良いし、骨太ビートとソウルエッセンスのパッチワークとなったAppllo Brown手製のトラックも秀逸過ぎて鳥肌モノ。やはり90年代のラップミュージックにどっぷり浸かっていた自分としては、こういうシンプルで正統派な音には素直に屈服してしまいます。ジャケットも物凄く格好良いし、もっとここ日本でも(いやむしろ日本でこそ)取り沙汰されて欲しい一枚、非常に美味で御座います(堪能)。


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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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