RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
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血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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BADBADNOTGOOD & Ghostface Killah「Sour Soul」
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BADBADNOTGOODとGhostface Killahのコラボアルバム、『Sour Soul』を御紹介。まずBADBADNOTGOOD(以降はBBNGと省略)はMatthew A. Tavares、Chester Hansen、Alexander Sowinskiの三人でカナダはトロントで結成されたジャズトリオ。彼ら自身がHip Hopファンであった事からOdd Futureの面々やDanny Brownのプロデュースなどを経て、デビュー前ながらRZAやBootsy Collinsにも注目されていたという期待の新星。という訳で、そんなジャズバンドのコラボ相手として、Wu-Tang ClanのソウルマンことGhostface Killahが選ばれたのは当然の経緯ではありますね(納得)。僕はジャズとかはよくわからないので(というか音楽全般に知識は無いけれども)、やはりGhostface Killah寄りで本作の購入を決意しました。
それではザックリと適当に感想を書きますね・・・・・・すべての楽曲はBBNGの面々が制作&演奏しております、これはもう言わずもがなか(笑)。聴き手の景色を一気にモノクロへと転調させてしまう「Mono」、途端にN.Y.の路地裏にポツンと佇むような寂寞感を覚えますね。ストリングスやベース、ドラムスがゆったりとまろやかな流れの中で縺れる「Sour Soul」では、霧雨が煙る中で静かに滑るGhostface Killahが、咽び泣くのに近い情感溢れるラップがじわじわと蒸発するように熱を放出するのがたまりません(鳥肌)。空間に美しく空虚な空白を落としながらペリペリと捲れるように進行する「Six Degrees」では、Danny Brownが故故Ol' Dirty Bastardを憑依させたような奇天烈なラップで舞うのが面白く、ぽつねんとしたビートが終いには集合体となってぶつかって来るウイルス的な一曲。メランコリックに酸っぱく喘ぐ弦音がドラマチックな「Gunshowers」では、これまた通好みのするElzhiが客演で参加。グニャグニャと変形しながら聴き手をドス黒い渦に巻き込む催眠的なループに、Ghostface Killahのハンマーのように殴る打撲ラップとElzhiの刃物のように鋭利なラップが交互に襲いかかります(二重構造)。昔のソウルバラードを思わせる湯気で曇ったような柔らかな輪郭のメロディがたまらない「Stark's Reality」では、Ghostface Killahは登場せずBBNGの演奏のみながらまったく飽きさせません。スローモーションでじわりじわりと花弁が綻ぶような、そんなエモーショナルでフローラルなトラックにうっとりする「Tone's Rap」も素晴らしく、Ghostface Killahの溜めの効いた熱放射の凄まじいシャボン玉のようなソウルフルラップが鼓膜を灼き尽くします。Ghostface Killahの火薬たっぷり蓄えて発破するキャノン砲ラップが、燻し銀なトラックを焼け野原と化す「Mind Playing Tricks」も最高にクール。やはりGhostface Killahはこういう豪快に振りかぶる怪力ラップが似合ってて、大振りなのに中国拳法よろしく聴き手の急所を的確に突いてきます(秘技)。焼け野原に漂う黒煙のようなトラックの中で、ゆらゆらと亡霊のように朧げに揺らめく煙幕チューン「Street Knowledge」もキレキレ。ここでは客演参加のTreeがプスプスと黒い灰のような焼失ラップを燻らせるのが素晴らしく、その後にGhostface Killahがまたまら火を吹くというコントラストが面白い。「Ray Gun」ではなんとDoomが客演参加、ヅタヅタヅタと機関銃よろしく連打される癇癪ドラムスに柔らかく滑らかなソウルメロディ、その中で切れ味鋭く突っ切る両者のダークなラップがやはり最高にイル。はらりはらりと散り舞う鍵盤音の中で流麗に漂う「Nuggets Of Wisdom」も、ほろ苦い微糖メロウにGhostface Killahの情感溢れて泣けてしまうラップがじんわりと滲んで広がる「Food」も素晴らしい。エンディングを飾るのはBBNGによるインスト「Experience」で、ストリングスやホーンの効いたラグジュアリーなこの曲はまるで映画のエンドロールさながら。

やはり主役はあくまでBADBADNOTGOODであって、彼らの演奏を楽しむべき一枚になっています。全体的に暗いトーンで統一されているので、こういう背景ならばGhostface Killahも良いけれど、もしかしたらRaekwonの方が似合っていた様な気がしないでもありません(混迷)。JazzとRapの融合というと、僕なんかはやはり一番にGuruの“Jazzmazz”諸作が思い浮かぶ訳ですが(それかA Tribe Called Quest)、それとはまったく別物の趣。どちらかというとThe Rootsの近年の傑作『Undun』にこそ、感触は近いものがあると思います。本作はそういう意味ではJazzの配分がかなり多めなので、やはりその路線が好きな方からすると斬新で良いのかもしれませんね。ただこれ、聴き込んでいくうちに、どんどん味わい深くなっております(現在進行形)。


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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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