RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
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    黒音楽に浸る

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J. Cole「2014 Forest Hills Drive」
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意外にもドイツのハンブルグ生まれ、Jay Zにもその才能を認められた優等生、J. Coleの通算三作目となる『2014 Forest Hills Drive』を御紹介。数々の名作ミックステープを経てJay Z率いるRoc Nationと契約、2011年に発表された待望のデビューアルバム『Cole Wolrd: The Sideline Story』、そして誰もがぶつかる二作目のジレンマにも見事に打ち勝った意欲作(Kanye Westとの同日発売に踏み切ったのだから)『Born Sinner』と、若手ながら多くのRap愛好家を唸らせて来たJ. Cole。そんな『Born Sinner』からほぼ一年という短い間隔で、突如として昨年末リリースされたのが本作『2014 Forest Hills Drive』で御座います(仕事人)。国内盤が15年にリリースという報もあったので待っていたのですが、結局は待てずに昨年末に購入した次第で御座います(しかし選考期間外だった為ランキング考慮なし、ちなみに1stは2012年の年間ランキング、2ndは2013年の年間ランキングに堂々の連続ランクイン)。本作のタイトルは、J. Coleの住んでいた通りの名前ということで、やはりパーソナルな一枚になっているのでしょう(推測)。
とまあ僕のJ. Cole好きはこのぐらいで止しましょう、感想は公平に・・・・・・まずはJ. Coleがじんわりと涙を滲ませるように切なく歌う「Intro」でしとやかに幕開け、J. Cole制作のこのイントロで鼓膜はバッチリ湿ってどんなJ. Coleサウンドも残らず捉える準備は万端に。J. Cole制作でHi-Fi Set「Sky Restaurant」をサンプリングした「January 28th」は、ネタ素材を巧く活かした柔らかく甘い蜜の香りのするトラックで、魅惑の花園をふわふわと漂うようなJ. Coleのエアリーでフローラルなラップが聴き手の意識をぼーっと朦朧させます(夢見心地)。Family Circle「Mariya」とThe Honeydrippers「Impeach President」をネタ使いした、甘美ソウルフルだけれどざらついたビートが吹き荒ぶ「Wet Dreams」もJ. Coleが制作。メロディラインこそスウィートだけれどトラックに空気感はまるでビター、静かに感傷的にラップを吐露するJ. Coleのラップも混じる様子は、まるで排気ガスの立ちこめるNYの雑踏のような空気感が漂います(憧憬)。美しい清流のようなストリングスで始まる映画音楽の如き「03' Adolescene」は、William "Willie B" Brownが制作を担当。Sonia Rosa「Here's That Rainy Day」をサンプリングしたこの流麗なトラックは、まるで蝶の鱗粉みたいにキメ細やかで煌びやかだし、J. Coleの微熱を孕んだエモーショナルなラップが波紋のようにハートに広がるのが痛切です(酔)。大きな魔物がゴクゴク飲み下すような極太ビートに浸食される暗澹アッパー「A Tale Of 2 Citiez」はAnderson "Vinylz" Hernandezが制作を担当、このトラックはそれこそ現行のトレンドを吸収したものだけれど、それをリリカルで真面目なJ. Coleが咀嚼することで、余計にシンプルに削がれ鋭利になり空白を活かしたダークさが増すのです(増幅)。J.Cole製作でAguaturbia「Heartbreaker」をサンプリングに用いた「Fire Squad」は、どこか90年代初頭のMobb Deepっぽい殺伐さと暗さが漂うシリアスな一曲。レゲエな風味の乾いた音使いも最高で、今にも暴発する危険性を含んだサウンドに、アドレナリンがじわじわ上昇するJ. Coleの青い炎のようなラップも最高にクール。「St. Tropez」もJ. Coleが制作で、サンプリングにはEsther Phillips「That's Alright Me」やStanley Turrentine「Sister Sanctified」などを絶妙にブレンド使用。なんだか甘美なソウルメロウをモヤモヤと鈍色に気化したようなサウンド、そこに絡まるJ. Coleの気怠くトロミの効いたフロウ。飴細工のような金色のホーンがネットリとコーティングするこの生温かなソウルテイスト、どことなく僕はN.E.R.D.(けしてThe Neptunesではない)の感触を覚えたりしました。「G.O.M.D.」もJ. Cole制作ながら、どこか昔のTimbalandっぽい(Bubba Sparxxxを手掛けていた頃の)南部の泥臭さと、エキゾチックな民族音楽を調合したトラック。そこにLil JonでなくThe Eastside Boyzの「Get Low」でのフックを引用するあざとさ(飛道具)。そして奇天烈なのに規則正しく計算された暴れビートを打ちまくる、終盤のギザギザしたザク切りビートでの追い込みが凄い(鳥肌)。「No Role Modelz」はDarius "Phonix Beats" Barnesが制作で、サンプリングにはProject Pat「Don't Save Her」のフックを敷き、ドロッと粘液化したスロウなトラック上でJ. Coleがスピードのあるラップで切り抜ける対比が面白い。J. Cole製作の「Hello」ではCo制作に@popwanselと@jproofが関与、ピアノ鍵盤のほろほろと崩れる音色とパチパチと火花を散らし疾走する小刻みビート。そこにヘロヘロと軟弱に絡むJ. Coleの歌フックと、しかしラップの途端にマッハ高速で駆け抜けるラップをしたりと、どことなくOutKastっぽい緩急があってこれもまた乙です。Fillipo trecca「La Morte Dell Erminia」とRalph Vargas and Carlos Bess「CB#5」をダブルサンプリングした「Apparently」も、まろやかクリーミーな生演奏トラックに弾丸のように必殺命中なJ. Coleの矢継ぎ早なラップが鋭く、可憐だけれど毒を持つ野花のような仕上がり。ピアノ鍵盤やストリングスのシフォンのように柔らかな音色が、なだらかな曲線美を描く「Love Yourz」はRamon "!llmind" Ibanga Jr.が制作を担当。木漏れ日や春風のようにふかふかしたメロウチューンに、J. Coleの糖度高めのスウィートなラップが吹き抜ける淡いミッド(恍惚)。最後を飾るのはJ. Cole制作の14分半にも及ぶ「Note To Self」で、斜陽のような鋭さと影がちらつくメロディに、ほつれる様なJ. Coleのラップと語りが交錯する一曲で、これは国内盤にて歌詞対訳を読まないと分からない(損)。

とにかく、トラックメイクの広がりの進化は激しく、格段に鋭く緻密かつ大胆なっている。所々で色んなProducerの名前を挙げてトラックの雰囲気を語りましたが、それはそれだけJ. Coleが様々なテイストの音を吸収し具現化できる優れたトラックメイカーだと言いたいだけ(口下手)。こうやって聴くと二作目である『Born Sinner』はかなり気張って創っていたんだなと、そう感じるぐらいに本作はリラックスして創られている感じがします。


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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

Comments

私もJ Cole好きです。
私のブログにも出るくらい一線で活躍するラッパーの中でダントツに好きです!!

Kendrick Lamar(個人的に鬼才のイメージ)と比較されてちょっと損している印象がありますが,スキルは勿論のこと若手のロールモデルに成り得る地に足の付いたしっかりしたキャラも魅力だと思っています。

コメント失礼しました。
かにこさん、コメントありがとうございます!
普段、このブログにはコメントなど頂けないので、気付かずに返信が遅くなりまして、申し訳ないです。。。

僕はかにこさんみたく、英語もアメリカの事も全く分からないので、本当にフィーリングでしか分からないのですが、とにかくJ. Coleが大好きで御座います。
やはり英語の分かる方には、Kendrick Lamarは鬼才なのですね、僕はまだ彼の新作を買っておりません(苦笑)。
なかなかJ. Coleで盛り上がれる方が居ないので、とっても嬉しいですし、これから色々と教えて頂けると、より嬉しいです!

そして、ブログを拝見させて頂きました!
やはり奥が深い、僕のブログが本当に阿呆みたいです(恥)。
これからも、ブログ読みに行かせて頂きます!
なので、リンク貼らせて頂きました、すみません。。。

長々とすみません、また良かったら遊びに来て下さい★
とんでもない
とても丁寧に解説していらして勉強になります。ヘビロテで伺って過去記事拝見させていただいております!!

リンク嬉しいです!こちらこそよろしくお願いします!

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