RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

05 2017
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Troy Ave「Major Without A Deal」
troyave.jpg

New YorkはBrooklyn出身の期待の若手MC、Troy Aveの通算ニ作目となる『Major Without A Deal』を御紹介。Troy Aveといえば、彼も若手の登竜門“2014 XXL Freshmen Class”の出身者。という事で多くのMixTapeをリリースしている猛者で、New York出身という事で僕も静かに注目していたMCの一人。しかし本作、発売初週に僅か5000枚(デジタル)しか売れなかった、とかで逆に話題になっていた気がします(英語の記事だから、完全に僕が読み違えているかもですが)。
という訳で前知識はそんな無いので早速感想に・・・・・・まずは、けたたましく破裂音に近いホーンが炸裂する、闘魂揺さぶるリングイン曲「Quater Million」で幕開け。Ted Smooth制作のバリバリとした荒いトラックに、Troy Aveのナヨッとした軟弱なラップと、客演参加のCam'ronの野太くて睨みの効いた無骨なラップがしなやかに絡むのが最高。90年代の東海岸サウンドを彷彿とさせる、硬くてざらついたアスファルトのようなトラックが殺伐としていてクールな「I'm Bout It」、制作はYankeeが担当。Troy Aveのラップは甘くて軟弱ながらこうして聴いていると、だんだんと中毒性を増す絶妙な糖度。しかも途中から客演のFat Joeが出て来て、よりハードコアが増し、刺すような刺激が増殖してよりクールになります。前半長々とAveがただただ下手な歌を披露する「Young King」はちょっと意味不明(誰得?)。制作はYankeeとTroy Aveが共同、後半には単純な煌めきループに乗せて淡々とラップ乗せて加速。同じくYankeeとTroy Aveが共同制作の「Real One / Real Nigga」は、前半はザクザクとした金属的な冷たさのトラックに、ビートがドカドカと落とされるスクラップチューン。後半は鍵盤音が黒煙のようにモクモクと充満するダウナー。Jay-Zの大ヒット曲「Hard Knock Life (Ghetto Anthem)」や「Anything」、それからCam'ron「Oh Boy」に倣った、キュートで朗らかスウィングな「Doo Doo」、制作はTha Biznessという事で納得の出来映え。こういう子供っぽい遊び心の効いたトラックは最近無いから新鮮だし、元より青いAveの声質にも違和感なくフィット。ヒリヒリと不穏なゴーストチューン「Bang Bang」もTroy AveとYankeeが共同制作、50 Centが参加するハズも結局は入っていないのが癪でならない( 憤慨)。バシバシと叩く熾烈なビートと鋼鉄めいた固いトラックがカッコいい「A Bronx Tale」、これなんかも90年代東海岸のトラックという感じで殺伐感が痺れる、と思ったら制作はレジェンドとも言えるKid Capriという事で敬礼ですね。Lil Twin Contrabanを客演に招いた壮麗なミッド「Love You / How I'm On It」、Rubirosa制作のソウルフルで風船チックな膨らみを見せるトラックに、Aveのトロンとしたゼラチン質なラップが柔らかく絡むのがドリーミーにしてクリーミー。金色のホーンの音色が飴細工のように器用に変形しながら絡む極めてJazzyな一曲「Fake Butt Busta」、制作はRubirosaが担当でこういう渋めのトラックも潜ませるのが憎い演出。キラキラと鱗粉のような煌めきを魅せるピアノ鍵盤の音色が美しいメロウ「Do Betta」、この流麗なメロディに乗るTroy Aveのもっさりしたラップも面白いけれど、やはり客演参加のTy Dolla $ignの黒糖のようにしっとりと落ち着いた渋味と甘味が混じったヴォーカルが素晴らしいです(美味)。シリアスで曇天のような静寂系のトラック「Finagle The Bagel」はYankee製作、客演にはYoung Litoが参加。Aveのラップが甘ったるいだけに、Litoの出涸らしみたいに渋いラップが対比していて面白い。「Gimme That」はYaiquab Of Quablabが製作、客演にはA$AP FergとYoung Litoが揃って参加。ジリジリと焦がすような灼熱系のトラックに、なかなか強烈なキャラ立ちの三者がマイクを回すのが面白い一曲。FabolousにJadakissとNew Yorkの古参が揃い踏みの「Do Me No Favors」はChase N Chaseが制作、これはもうNew Yorkの空気を存分に吸い込む以外にありませんね(痺)。 濃霧のようにジンワリと鼓膜を霞ませながら包み込む煙幕的スロウチューン「Anytime」、制作はJohn Scinoが担当。Troy Aveの(良い意味で)腑抜けたゼラチン質なラップに、これまたスモーキーで怪しく立ち込めるSnoopのラップがイルで良いんです。レジ台がキャシャーンと鳴る音がアクセントの「Taste Of Revenge」、Chase N Chase制作で鍵盤音がホロホロと鳴るメロディもラグジュアリでナイス。「All About The Money」はRoofeo & Yankeeが制作、鍵盤音が静かに散るような静寂チューンに、リッチなJeezyとRick Rossが客演参加することでゴージャスで重厚に仕上がっていますね。最後はもはや反則技な気がするChase N Chase制作の「Your Style (Remix)」で〆、Puff DaddyとMa$e、そしてT.I.が客演参加、Puff Daddyを召還してのRemixってだけで箔が付きますもんね(鳥肌)。Chase N Chaseも分かっていて、ジューシーに甘酸っぱくネタ使いしたアッパーを用意、それに乗せてライトでキレのある面々がマイクリレーするんだから気持ち良さは抜群です(爽快)。

という訳で、全体的に90年代の東海岸サウンドを意識した温故知新な一枚。だからこそ三十路の僕は聴き易い、というか最近はこういうNY王権復古みたいなサウンドの流れがトレンドなのかもしれませんが。だから僕みたく、NYに肩入れしている方は楽しさ倍増だと思います。若手のクセして関わるゲスト陣も東のベテランばかり、あとはTroy Aveのナヨナヨした軟弱なゼラチン質フロウを好きになれるかどうか。






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