RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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SiR「Seven Sundays」
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そのソングライト能力も高く評価されているSSW、SiRの記念すべきデビューアルバム『Seven Sundays』を御紹介。Sirは今年だけでもTyreseの最新作『Black Rose』にソングライトで関与しているし、Jill Scottの最新作『Woman』にもソングライト関与しているのが、SiRことSir Darryl Farris。ちなみに彼の家族も凄くて、母親はMichael Jacksonのバックコーラスも務めたことのあるJackie Gouche、叔父はPrinceやChaka Khanのバンドで演奏していた大御所ベーシストのAndrew Gouche、兄のD-Smoke(Daniel Farris)はJaheim「Never」やGinuwine「Frozen」、Joe「Why Just Be Friends」などを制作&関与しているのだとか(血筋)。という訳でサラブレッドなSiRですが、本作も元々は2014年に無料公開されたもので、当時は9曲入りだったものに新曲5曲を追加してフィジカルリリースされたのです(待望)。と書きましたが、僕も本作を購入した後ですべてを知りました(苦笑)。
とまあ浅はかな予習の知識はこのへんで止して・・・・・・まずは水面に映したような澄んで揺らめく瑞々しいサウンドと、SiRの清流のような白いヴォーカルが鼓膜へと流れ込む「Love You」で幕開け、制作はKnxwledgeが担当。続く「In The Sky」もKnxwledgeが制作しており、客演にはFat Ronが参加。大気圏をすーっと飛んで通過突破するようなエアリーなトラックに、滑らかでどこか抜けるように柔らかなSiRのヴォーカルが鼓膜を浮かせます。まるで立ちこめるようなアコースティック弦音を爪弾き、そこに空気を含んだハンドクラップがパスパスと打たれる「You Ain't Ready」はTiffany Goucheが制作を担当。脱力して淡色系のパステルみたいなヴォーカルでトラックを塗り固めるSiRの歌声、ラップに近いような歌い回しも極めて現代的で、客演参加のD Smokeのラップもいなたくて素敵です。DK The Punisherが制作を担当した「The Real」はタプタプとなみなみ注がれる電子音の中に、ローションチックなトロトロしたSiRのヴォーカルが渦巻いて溶け込んでゆく不思議なメロウ。「Right By You」はJ. LBSが制作を担当しており、コチコチにタイトなビートとは裏腹に、SiRのヴォーカはどこまでも液状化が進みビートごとプクプクと沈めてゆくのが面白く、まるで水中を泳ぐような感触が艶かしい。同じくJ. LBSが制作した「Jay Z」は、対訳が無いのでJay Zをどういう意図で歌っているのか分からないのが辛いのですが、やはりサウンド的にはクリアな水槽に閉じ込めたように、SiRのヴォーカルがひらひらと遊泳するのを鑑賞するような感覚で綺麗。「NBN」もJ. LBSが制作を担当、水中の中で反射しながら屈折もするような、複雑なシンセとビートの交錯がミステリアスでスタイリッシュなクールミッド。Chris DaveとThe Drumbedzが共同制作した「Liberation」では、いま最も注目を集めるSSWのAnderson .Paakが客演参加。チャプチャプユラユラと波打つシンセの波紋とヴォーカルの波形の波状攻撃に揺られ、聴き手も船酔いに似た感覚に陥るのが中毒性の高さに直結する潜水ミッド。「Falling」はAlvin Isaacs IIが制作を担当したどこかJazzyな一曲で、SiRの水素のように軽くて鮮やかなヴォーカルが心地良くて、サウンドもアプローチもディープなのに、爪先だけを水で遊ばせ浅瀬でくつろぐような軽妙さもある一曲でグッド(意味不明)。柔らかくしなる精巧な竹細工みたいなバンブービートがボムボムと鳴り響く「Can We Still」はIman Omariが制作を担当、ブクブクと空気を吐きながら澄んだ水底へ沈没してゆくような、潤いと密閉感の共存に聴き手の意識は次第に薄まり遠のくのが快感だったり(危険)。そのまま微かな光が射し込む水底に倒れ、揺れて変形する水面を見つめるような不思議な感触に陥るダイビングソウル「The Perfect Remedy」は、本作で唯一SiR自身が単独で制作を担当した一曲。またもやJ. LBSが制作を担当した「Crashing Down」も気体のように所在なく触れることの出来ない世界観が、靄のようにじんわりと広がって浸食してゆくガス的スロウ。「The Bullet And The Gun」はKnxwledgeが制作を担当しており、どこか夕暮れのじんわりと熱い陽射しを思わせるメロディに、透明という色を存分に発揮したSiRにしか表現できない気化ソウルで面白い。最後はDK The Punisherが制作を担当した空気を震わせて幻影を生み出す蜃気楼スロウ「He Deserves Your Love」で、SiRの水素ヴォーカルがエアリーに触れてくる重量約0.09gのソウルバラードで心地良いです。

近未来エネルギーで動く、それこそ水素ソウルとでも形容しましょうか。空気中の酸素に触れたら、途端に水に変わるような(科学的な矛盾は指摘なしでお願いします)、そんなエアリーさとウォータリーさが共存した一枚でございます。ふわふわとした脱力感やこのトロミ、最近のR&Bにありがちな(悪口ではありません)オルタナティヴな感触とはちょっと違う気がします(難)。他のシンガーよりもふんわりと水深も浅めというか、だからこそ少し透き通った感触もあって、僕みたいな三十路でもグングンと浸透してくるグッドミュージック。ルックス的にはかなりもっさりしていそうですが、歌声自体はとってもミネラル豊富なクリアな印象で素敵です。Stevie WonderやPrinceなんかとも通じているというSiR(真偽は定かではありません)、彼の動向は裏方も含めてかなり気になっております(中毒)。




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