RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

05 2017
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Mac Miller「GO:OD AM」
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Pittsburgh出身の実力ある白人MC、Mac Millerの通算三作目となる『GO:OD AM』を御紹介。Mac Millerの前二作はインディで驚異的な売上を記録していて、本作が初のメジャーデビューアルバムになるそう。9歳でデビュー・アルバム『Blue Slide Park』を発表し成功させ、続く2nd『Watching Movies With The Sound Off』も素晴らしい仕上がりで御座いました。かの名物企画“XXL Freshmen”にも選出され、この2ndもKanye WestとJ. Coleとの同日発売ながら(しかもインディ)、初登場3位を獲得するなどの成功を収めています。という訳で実力通りに順風満帆に来ているMac Miller、本作も安心して聴けることでしょう。
という訳で話は内容に移ってゆきますと・・・・・・まずはあのTyler, The Creatorが制作を担当した「Doors」で幕開け、いかにもTyler, The Creatorらしいオカルトチックな暗澹トラックでMac Millerが囁きます。JJ Barnes「No Ifs Ands Or Blues」をサンプリング使用した「Brand Name」はID Labsが制作、ぶわっと隠っていた熱が吐き出されるような、艶やかで美しいメロウチューンでMac Millerのシュガーテイストな甘いラップもナイス。同じくID Labsが制作した「Rush Hour」は、吐く息も凍えて白くなりそうな冷たい朝靄の立ちこめるコンクリート街を闊歩するようなトラックの質感と、クールに淡々と吐くMac Millerのラップが鼓膜をすり抜ける一曲。Sounwave制作(Co制作にRicci RieraとAxl Foley)でMoonchild「What Shall We Do」をサンプリングしたジャズっぽい趣味の「Two Matches」では、客演にAb-Soulが参加。ふわふわと甘ったるく鳴る綿飴みたいなサウンドにカツカツ叩くドラムス、そこにメレンゲみたくほんのり甘く溶けるMac Millerのラップと、Ab-Soulのどこかジメっと湿ったラップが絡む一曲。久々に名前を聞くSha Money XLが制作を担当した「100 Grandkids」は、P. Diddy「Bad Boy For Life」と劇中曲「Last Tango In Paris」をダブル使用。どこかEminemっぽい直角折れるメロディがクレイジーで、やはりBad Boyの節を引用しているのが面白い。ネバネバと糸を引くような電子音がMacと鼓膜を絡め取って離さない「Time Flies」、制作はChristian Richが制作という事でやはりどこかファンタジーチック。二拍子で反復し続ける弛んだビートも病み付き度高いですし、そこにLil Bまで客演参加だからなお濃いんです。マッタリトロトロと進行するメープルシロップみたいな甘味スロウ「Weekend」は、FKiにJamil "Digi" Chammas、Charlie Handsomeが共同で制作。Mac Millerのラップも幾重エフェクトが施されエアリーでいて幻想的だし、客演のMiguelがちょっぴりビターでコクのある歌声を足すことで味はいい具合に引き締まっています。「Clubhouse」はRicci Rieraが制作を担当した妖しげな液状チューンで、スクラッチやノイジーな音色がドプンドプンと投げ込まれることで、まるでユラユラと揺れる水面のようなタッチになっているトラックが面白い。サウスっぽい泥濘んだバウンスが横行するロウなトラックがヘビーでカッコ良い「In The Bag」はSEVN Thomasが制作、サンプリングにCypress Hill「Hand On The Pump」を使用。Mac Millerのラップはあくまでナッツのように香ばしくも程よい硬さと甘さでマイペース、あちこちでDomo GenesisやSchoolboy Q、Juicy Jが参加しているみたいです。Dioni「It's Blue A Blue World」を下敷きにした「Break The Law」はDrewbyrd制作で、銀河系を超えて捩れた四次元空間へと迷い込むような妖しいマーブルトラックに、Mac Millerの調子っ外れのようで実は手堅くビートにカチリと音が鳴るほど噛み合ってるラップが素晴らしくイル(ここでのJuicy Jの声はよく聴き取れる)。Frank Dukes制作の「Perfect Circle / God Speed」は、前半はパラパラと砂塵のような鍵盤音とビートが吹き荒ぶ、枯れた大地を踏みしめて歩くような干ばつチューンで、結局はMacの小気味よく吹き出すラップで滑らかに鼓膜へ届くのです。後半はIsaac Hayesみたいなドス黒くて官能的なトラックがうねうねと絡まってくるのが、執拗で快感。Future的なトラップチューンで暴れ回す刺激的なアッパー「When In Rome」なんかは、現行に目配せをするMac Millerの策士ぶりが憎らしい(不敵)。Mac Millerのジャズ趣味が艶やかに爆発しているのが、DJ Dahi制作でFrank Dukes「West」をネタ使いした「ROS」。冒頭のMac Millerのヨレヨレしたパステル系のヴォーカル、少しエコーのかかった音色がユラユラと水草のように揺れる柔らかさと潤いのあるトラックとどれも上質で、これはMac Millerにしか出せない味(鳥肌)。Vinylz制作の「Cut The Check」ではまさかのChief Keefが客演参加、個人的にはChief Keefには継続注目中なので嬉しい組み合わせ。またもやID Labsが制作の「Ascension」は無重力を極めた衛星スロウで、Mac Millerのユルーく舞い上がる宇宙遊泳ラップがなんとも魅力的な一曲でグッド(興奮)。Badboxes、DJ Dahi、ID Labs、Sapの共同制作となる「Jump」でもまだ宇宙遊泳からは還らず、そのまま宇宙基地にドッキングするような浮遊感。良い意味でMac Millerのラップはウールのように白く柔らかで、だからこそこういう電子音もビートも軽量化されたトラックが恐ろしく似合うのです(天晴)。最後はID Labs制作で、客演(とCo制作)でLittle Dragonが参加した「The Festival」で〆。これもLittle Dragonの持つ不思議な幾何学的な電子メロウが星座のように点と点を繋いで拡張する一曲で、Mac Millerのふわふわしたラップが似合います。

最初はあまり面白くないなと思っていたんですが、本作は特に後半の流れが抜群に良くて、だからこそその流れで全てが統一されていたらかなり僕好みだったかも。でも素直にカッコイイし、Mac Millerらしい。うん、Mac Millerのサウンドが詰まった彼らしい一枚で安心、メジャーに変わってもスタイルは変わっておりません。


       



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