RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Raury「All We Need」
rauryallweneed.jpg

“XXL Freshmen Class”の2015年版にも選出されていたSSW、Rauryのメジャーデビューアルバム『All We Need』を御紹介。弱冠18歳にしてメジャーのコロンビアとの契約を獲得したRaury、そのメジャー契約前にはKanye Westからもお声がかかるも断ったとか(噂)。英BBC放送の期待の新人選出企画“Sound of 2015”でも4位に選ばれたRaury、デビュー作となる(MixTapeだと僕は思っていた)『Indigo Child』も各方面で好評だったので、こうして無事にメジャーアルバムを聴けて嬉しい限りです。
という訳で気になってしまう内容に触れてゆくと・・・・・・まるで荒野に吹き抜ける乾風のようなサラサラとしたギターの爪弾きに、ドラマチックで壮麗なストリングスの紡ぎ、そこにRauryの高原に生きる草食動物のような優しく淡いヴォーカルが柔和に響くのが面白い「All We Need」でスタート。RauryとMalayが共同制作し、Adiaが客演したこの曲で、もう一気にRauryの遊牧世界へと引き込まれます。カルメンのように激しく掻き鳴らすアコースティックギターとポカスカ叩き回すパーカッションとが、エキゾチックでスパイシーホットな「Revolution」はMalayが制作を担当。躍動感のある部族的トラックに乗って、Rauryのラップ混じりのインディゴブルーなヴォーカルがバチバチと弾き出されるのが、鼓膜や秘孔を突いて心地よい刺激になります(快楽)。ドス黒いベースの黒波とボツボツと撃たれる無機質ビートが、まるで宇宙で小惑星を回避しながら飛ぶ小さな宇宙船のようなドリーミーさを生み出す「Forbidden Knowledge」もMalay制作。どこかジャズっぽいグルーヴとサイケデリックなタッチの融合は、まるでATCQとOutkastを足して割ったような感触といえてクール。Rauryの無線を通して聴くようなフィルターのかかったヴォーカルやラップシンギングも滑らかでカッコイイし、そこに銀河を彷徨うキャデラック乗りのBig K.R.I.T.を客演に呼ぶんだから、それはもう壮絶クールに決まってます(昇天)。ぼんやりと雲上に漂うような、標高2000メートル超えの山岳を歩くような感覚の幻想スロウ「Woodcrest Manor II」はMalay制作。多重になったRauryのインディゴブルーな淡いヴォーカルが、少し酸素が薄いようなフワフワと儚げな感触で脳内を静かに蝕んでゆくのが心地良い。ピアノ鍵盤をひらひらと舞わせたジャズ嗜好ながらも、光ファイバーを複雑に絡めた電子基盤チックな電光トリップソウル「CPU」もMalayが制作。そんな機械的なエフェクトを埋め込みながらも、なんだか凍える寒空が落ちてきそうなそんなノスタルジアも漂って切ないトラックが秀逸。多重エフェクトを駆使した残光のように朧げなRauryのヴォーカルが響き、終盤には客演のRZAがボソボソと渋いラップを降らせるのがまたカッコイイ。アコースティックギターを火の粉を散らすようにパチパチと爪弾く「Devil's Whisper」は、Jacknife Leeが制作を担当。密林の奥地で大火を焚いて悪魔祓いを行うような熾烈な熱と光が踊るトラックで、祈祷するように直線的なRauryのラップ混じりのヴォーカルも面白い。Andre 3000「Prototype」を彷彿とさせるアコースティックギターを爪弾き零すドリーミースロウ「Peace Prevail」はDJ Khalilが制作、陽光に温められ、風に運ばれゆっくりと動く綿雲のようなRauryのとろけたヴォーカル&ラップも心地良い、極めてボヘミアンな感覚の柔和なソウル。「Crystal Express」はなんとDanger Mouseが制作を担当、モダンソウルなトラックながらRauryの多重録音したヴォーカルの質感が、そんなトラックごと結晶化させて華奢で美しく仕上げているのがナイス。Malayが制作したギター弾き語りの「Love Is Not A Four Letter Word」はRauryのリーディング曲、ここでもAndre 3000「Prototype」に通ずる薄日みたいな浮遊感があって心地良い。渓谷に深く積もった雪が勇壮に滑り堕ち、流氷となって深い谷を作るような、そんな光景がまざまざと映し出される美しきフィヨルドソウル「Her」はTake A Daytripなる人物が制作を担当。静かでいて壮大な透明感溢れる美しいトラックも素晴らしいし、薄氷のように繊細で薄らいだ光を揺らすRauryの多重ヴォーカルもばっちりマッチングしています(浸透)。Key!を客演に迎えた「Trap Tears」はMalayが制作を担当、それこそ現行のトラップミュージックとブルースを混ぜ合わせたようなトラックも印象的。再びJacknife Leeが制作を担当した「Mama」は生粋もボヘミアンバラードで、Rauryの昼下がりの太陽のようなポカポカ暖かなヴォーカルが優しく染み渡ります。そんな陽光をそのままに引き継ぎ、微睡んだ午睡のようなメロディを優しく紡ぐ「Kingdom Come」はRauryとOm'Mas Keithが共同制作、音程もヨレヨレで下手の一歩手前なRauryだからこそのダメージ感が良い風合いのインディゴ染めスロー。最後は先行シングルにもなっていた、Tom Morelloが客演で参加した奔放なミッド「Friends」で〆。RauryとMalayが共同制作したこのトラックもやはり麦わらで編んだようなナチュラルでオーガニックなミッドで、晴れ間の広がった野原で草の匂いをいっぱい吸い込んで転がるような感覚が心地良いのです。

確かにこれがR&Bやソウルなのかと言われれば疑問ですし、歌なのかラップなのかと問われても難しい作品。基本的には前作『Indigo Blue』を踏襲しつつも、少しサウンドの幅は拡張しています。全体に灌木メロウが漂う淡く優美なナチュラルなグラノーラアルバムで、インディゴブルーソウルという特殊なスタイルを確立しています。他とは一線を画しているし、これから色んなアーティストと絡んで、もっとその世界観が広がるのも期待です。ちなみに、僕の大好きなプロデューサーであるMalayが多数関与しているのも高得点でした。





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