RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Earth, Wind & Fire「The Promise」
ewf-promise.jpg

1971年のデビューからずっと活躍し続ける大所帯バンド、Earth, Wind & Fireの通算十八作目となる『The Promise』を御紹介。Earth, Wind & Fire(以降はEWFと省略表記)はMaurice Whiteを中心に結成されたバンドで、もう言わずもがなな名作を沢山残している大ベテラン。最近は新譜を紹介するだけでも手一杯な本ブログで、急にEWFを取り上げるのは他でもない、その中心人物であるMaurice Whiteが2月3日に亡くなったからです。僕が今こうしてR&Bやソウルを聴くのは、幼い頃から母親がEWFを大音量で流していたのも理由の一つで、だからこそ個人的にも凄く好きなグループで、レコードも数枚持っています。Maurice White自身、パーキンソン病を患ってからグループを脱退(休養)していて、それでも活動を続けているので(最新作は13年『Now, Then & Forever』)その点グループは存続するのでしょうが。全盛期の頃のアルバムも沢山持っているんですが、ここでは敢えてMaurice Whiteが後期も素晴らしかった事を伝えるため、03年発売の本作を御紹介。ちなみにアートワークは、日本人であるMorito Suzuki氏が起用されております。
それでは内容について触れてゆきますと・・・・・・まずはMaurice Whiteとその弟のWayne Vaughnが共同制作した「All In The Way」でスタート。いかにもEWFな壮麗で酸味のあるホーングルーヴが炸裂するミッド。やはりMaurice Whiteのまろやかクリーミーでいて刺激的なヴォーカルがグッドですし、ちょっぴりサイケな風味の残るバンド演奏もクールでカッコイイ。Gregory Curtisが制作した「Betcha'」はPhilip Baileyがリードヴォーカルを務め、その繊細な絹目調のファルセットで艶っぽく聴かせるしっとりミッド。電子鍵盤のポワンポワンとシャボン玉のように膨らんでは消える音色が、しっとりと潤った感触を生むし、よじれる様に悶えるPhilip Baileyのファルセットで聴き手もゾクゾクしてしまいます(痙攣)。Maurice WhiteとGregory Curtisが共同制作した「Why?」は、まるで珈琲に垂らしたミルクがマーブル模様を描くようなホーンの音色にウットリ、バンド特有の奥行きある広々空間ソウルで聴き手はマッタリ遊泳しちゃいます。EWFにしては珍しくギター弦の爪弾きがウッディな温もりを与えているミッド「Wonderland」では、Angie Stoneが客演で参加。このオーガニックな響きの中で揺れる木漏れ陽のようなAngie Stoneとのコーラスが素晴らしく、両者の魅力が存分に発揮され融合したネオソウルな一曲です(鳥肌)。「Where Do We Go From Here?」はMaurice Whiteが制作、EWFらしい宇宙空間的な衛星ソウルバラードでやっぱり唯一無二、宇宙なんて水の存在しない空間なのになぜかウェットな感触があるのが不思議です。本作で異彩を放つ要注意曲が「Hold Me」で、なんと制作をあのTim & Bobが担当しているのです(狂喜)。ここはTim & Bobらしい木枯らしみたいな淡く乾いた空気を含んだアコースティックな弦メロウが炸裂で、Philip BaileyとMaurice Whiteのツインヴォーカルにもばっちりハマっていて違和感無し、聴いているだけで心が浄化されるビタースウィートな一曲。Maurice WhiteとGregory Curtisが共同制作した「Never」ではセクシーなホーンが艶めく、Jazzやボサノヴァを混ぜ込んだアップチューンでリズミカル(踊)。「All About Love」はMaurice WhiteとWayne Vaughnが共同制作、少しヒリヒリとするようなアルコール度数高めのスロウで、ゆったりとエレガント且つ刺激的に響くのがイイ。EWFにしか繰り出せない軽薄さが鋭利なグルーヴを生む、アルミニウム製のファンク「Soul」はMaurice WhiteとCarlos Riosが共同制作。まるで満天の星空が転回するプラネタリウム的なロマンスソウル「Suppose You Like Me」では、 Pino PalladinoにJames Poyser、それからAhmir "Questlove" Thompsonが制作に関与しているから凄い。宇宙を横断する銀河が蠢きうねった輝きを膨張させるような壮大なスロウ「She Wants」もセクシーですし、「Let Me Love You」での甘くしとやかな蜜味囁きハーモニーも彼らならではのトリップグルーヴでたまりませんね(骨抜)。スクラッチやクイーンと捻って放つ弦音、そして乾いた針的なビートが格好良いHip Hopマナーな「So Lucky」がMaurice WhiteとPhilip Baileyの共同制作で驚き、いま聴いても凄くクールでお洒落ですし、オジサン達がこんな曲をバンドでやっている事に敬服です。最後を飾るのはドス黒いファンクを大爆発させたバンド前面繰り出しの「Dirty」、これは78年『I Am』でのセッションを基に再構築されたそう。

デビュー作から30年以上の時を経ての本作も、結局は良い意味で変わらぬEWF節が炸裂、もうどこを切っても同じな金太郎飴状態です。Maurice Whiteは亡くなってしまったけれど、こうしてEarth, Wind & Fireの素晴らしい楽曲を僕らの中で生き続けます。昔のアルバムも勿論良いですが、ここら辺りのEWFをこの機に聴き直すのもお薦めですよ(太鼓判)。Maurice Whiteの御冥福を、心より御祈り致します。


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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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