RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Lion Babe「Begin」
Lion-Babe-–-Begin

ヴォーカルのJillian HerveyとProducerのLucas Goodman(別名Astro Raw)で結成されたデュオ、Lion Babeの記念すべきデビューアルバム『Begin』を御紹介。2012年に発表されたシングル「Treat Me Like Fire」で一躍脚光を浴び、Pharrell WilliamsやQ-Tip、DJ Premierなどからもオファーが来るなど業界内でも早くから話題になっていましたね。特にヴォーカルのJillian Herveyの母があの女優でありシンガーの(そしてミスアメリカにも輝いた)Vanessa Williams(という事はつまり、父親は有名な音楽マネージャーRamon Hervey II)なんですから余計に話題になりましたっけ。という訳でR&Bファンの間ではすでに期待されていた彼らのデビュー盤、このモノクロでライオンのように格好で地を這うJillian Herveyがクール。
それでは気になっちゃう内容を拙いながらに書くと・・・・・・まずはJoel CompassとAstro Rawが共同制作した「Whole」でスタート、ガシャガシャと鎖を引き摺るような金属的なぶつかり音が空間をジグザグに開いてゆき、異様な亜空間を創り出し聴き手を飲み込みます(魅惑)。歪に感じさせつつも、フックでのなだらかで吐息に似たメロディのしなだれ方が妙に生々しくて、Jillian Herveyのちょっぴり気怠く垂れるヴォーカルもなんだか淫美。Astro Raw制作の「Jump Hi」ではNina Simone「Mr. Bojangeles」を小粋にブツ切りループし、客演にChildish Gambinoを呼ぶという攻めっぷり(痺)。なんだか乱反射的なサイバーチューンに思わせて、意外にも燻し銀なソウルに熱帯林的な熱さを加味している点が面白く、Jillian Herveyのしなやかで芯のあるヴォーカルとChildish Gambinoのアグレッシブなラップが衝突するのも格好良い。Pharrell Williamsが制作(Add制作にAstro Raw)した「Wonder Woman」なんかは彼らしい良い意味でチープなトラックで、淡白な電気信号のようなシンセが作る空白がソリッドで、Jillian Herveyの獣チックな四足歩行的なユラユラした動きのヴォーカルが悩ましい。Astro RawにJoel Campass、Linden Jayが共同制作した「Impossible」も、暈けた瞬きを見せるネオンみたいな電子音が流星のようにすり抜けるアッパー。そんな中でJillian Herveyの無機質寸前なアンドロイドみたいなヴォーカルが鋭く美しい、ディスコダンスチックな一曲でレトロでいて斬新でカッコイイ(発狂)。彗星のようなシンセとビートが滑空するサイバーでアッパーな「Stressed Out」はAstro Rawが制作を担当、Jillian Herveyの少しトロミのある歌声が夜霧で霞んだ星空のように転回します。「Satisfy My Love」もAstro Rawが制作を担当しており、彼らしいヒンヤリと冷たい静寂を纏った星雲のようなトラックがミステリアスで、パチパチとほんのりと微かな閃光をちらつかせるJillian Herveyの静電気のようなヴォーカルが美しい。Astro RawとRobin Hannibalが共同制作した(Co制作にItai Shapira)ダンサブルなディスコ調の「Where Do We Go」も、トラック的にはビカビカの電子音をフラッシュさせる王道なものだけれど、Jillian Herveyのちょっぴりヨレたなだらかな曲線ヴォーカルが、すごくスベスベとしていて滑らかを増幅させます。Astro RawとJoel Campassが共同制作の「On The Rocks」は粗目砂糖のように粒々とした感触の固形メロウで、パーカッションやホーンやハイハットなど様々な楽器が交錯するのが鼓膜にスプラッシュして刺激的。あのAl ShuxとAstro Rawが共同制作した「Hold On」の漂わせる浮遊感がとっても特殊で、コロコロとした粒立った部族的なビートが振動に乗せて流動するのが面白く、虚空に響き墜ちる野生動物の啼き声のようなJillian Herveyのヴォーカルもなんだか神秘的。Lion Babe流のErykah Badu的ネオソウルのアップデート曲であろう「Jungle Lady」は、Astro Rawが制作を担当(Co制作をPaul Proteus)。色鮮やかな電子音を液体にして溢れさせ、そんなタプタプした音海の中を戯れるように妖しく泳ぐJillian Herveyの歌声が幻想的でグッド(溺)。Astro Raw制作の「Got Body」は朗らかな鍵盤音とビートをボムボムと弾ませた、レトロでセピア色したミッドチューン。Andrew WyattとAstro Rawが共同制作した「Everyday Life」はヒラヒラと旋回し散るようなストリングスが儚げで、少し影のあるトラックにJillian Herveyの少し獣っぽいヴォーカルがしなやかでクール。Eunice Collins「At The Hotel」をサンプリングした「Treat Me Like Fire」はAstro Rawが制作、熱を帯びてぼやけるようなメロディと乾いたハンドクラップがジリジリと鼓膜に焼き付いて、そこにオアシスのように冷たく潤んだJillian Herveyの歌声が沁み込んで来てクールダウンするのが心地良い。最後はAstro Raw制作の深層水的な透明度で美しいミネラルソウル「Little Dreamer」、これもやはりJillian Herveyの掴みどころの無い海月のようなヴォーカルが妖艶で美しい一曲、とにかく全編を通してJillian Herveyのヴォーカルに翻弄され続ける一枚です(耽溺)。

本当に不思議な一枚でかなり前衛的なR&Bアルバム、素直に鼓膜にビリビリと刺激が来て、それでいて心地良い。なんだかそっと触れてパチンとささやかな刺激を弾けさせるような、静電気ソウルとでも形容したいサウンドにウットリ(泳)。Jillian HerveyのヴォーカルからErykah Baduの雰囲気は勿論のこと、あとはJanelle Monae的な感触も受けましたね。英米のProducerが混じって制作に関与している辺りも、この独特な異空間を造り上げる要因になっているのかもしれません。久しぶりにネオソウルっぽい音楽を聴いた印象、凄く新鮮で心地良い体験でした。










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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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